東京国立近代美術館

東京国立近代美術館
photo by @miyuki.wedding_cafe
明治時代後半から現代にかけて、近現代美術作品を約9000点収蔵されていて度々個性的な展覧会が催されています。また、フィルムセンターを有し、収蔵数は日本有数として映画ファンにも親しまれています。

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東京国立近代美術館の基本情報


【 住所 】東京都千代田区北の丸公園3−1
【アクセス】東京メトロ東西線「竹橋駅」 1b出口より徒歩3分
【営業時間】10:00-17:00(金曜日・土曜日は10:00-20:00) 休館日:月曜日(祝休日は開館し翌平日休館)、展示替期間、年末年始
【 料金 】一般500円 大学生250円

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ミュージアムショップやレストランも充実!東京国立近代美術館

日本各地に美術館はありますが、その中でも最大級の規模を誇るのが東京国立近代美術館。

明治の後半以降に作られた近現代美術の殿堂として、日本だけでなく世界から大きな注目を集めている場所です。

収蔵品の数は一万点を超え、絵画や彫刻だけでなく、版画や写真などの分野でも豊富な展示を誇っています。

その中には原田直次郎の「騎龍観音」や萬鉄五郎「裸体美人」、横山大観の「生々流転」といった美術ファンなら一度はこの目で見たいと思う重要文化財なども含まれています。

近現代美術に興味のある人だけでなく、アート初心者でも楽しめる美術の殿堂、それが東京国立近代美術館です。

東京国立近代美術館へのアクセス

東京国立近代美術館へのアクセスの最寄りは東京メトロ東西線の竹橋駅、または東京メトロ東西線・半蔵門線九段下駅が最寄りです。

距離だけでいうと竹橋のほうが近くになりますが、九段下を利用した場合には北の丸公園を通るため、四季折々の植物を楽しむこともできます。

途中には日本武道館や科学技術館など、東京を代表するスポットもあり、東京観光の一環に組み込むなら九段下駅を利用するとよいでしょう。

東京国立近代美術館の外観とギフトショップ

さて、東京国立近代美術館は四階建ての建物です。

設計は谷口吉郎が担当、大きな屋根と柱、梁の形は日本のモダニズム建築の代表とも言われています。

また多くな屋外彫刻はイサム・ノグチの作品。

ピロティに設置されたベンチからは、緑の美しい前庭とともに、この彫刻作品を鑑賞することができます。

また1階にはミュージアムショップがあります。

こちらでは展覧会のカタログや目録、ガイドブックなどとともに、オリジナルグッズが人気を集めています。

特に東京国立近代美術館のミュージアムショップはそれだけを目的に訪れる人も多く、単に美術館併設のショップの枠を超えて、多くの人気商品を生み出しています。

定番は「絵画織」のブックカバー。

群馬県特産の桐生織の伝統工芸士が独自に開発した技法で、ブックカバーの行面に様々な絵画が織り込まれています。

また、絵画モチーフのペンも人気商品のひとつ。

持ち手の部分に所蔵の作品をモチーフにしたイラストが描かれています。

竹内栖鳳「海幸」、小茂田青樹「虫魚画巻」、古賀春江「海」など、近現代のアート好きにはたまらない一品です。

森正洋のデザイン陶磁器も隠れたヒット商品。

日常で使いやすい器をテーマにデザインされた陶磁器は機能的でシンプルですが、目立たない部分には工夫があふれ、さすがの一流デザインであることを感じさせます。

そのほか、伝統工芸である「注染」に鏑木清方「明治風俗十二ヶ月」の着物の柄をあしらった手ぬぐいや、これからアートの知識を深めたいという人にぴったりな「国立美術館アートカード」など、日本人だけでなく海外からの観光客にも大人気のグッズが勢ぞろいしています。

館内の展示

さていよいよ美術館の中に入りましょう。

1階は企画展のギャラリーです。

1,300平米という広いギャラリーでは、毎回異なるテーマで国内外の美術作品を展示する企画展が年に4~5回のペースで開催、マティス、クレー、ゴッホ、ゴーギャンなどモダンアートの巨匠、横山大観、東山魁夷、藤田嗣治ら日本人の有名作家といったビッグネームの大規模な古典をはじめ、個性的な作品が並ぶ現代美術展、時代や社会の時流を反映したテーマ展など、多岐にわたる展示が行われています。

なお、企画展ギャラリーへの入場には企画展のチケットが必要なので注意してください。

2階から4階までは、所蔵品のギャラリーです。

1万点を超えるコレクションから選ばれた作品が並ぶ、日本最大の所蔵品ギャラリーです。

4階の展示室から12の展示室が続き、日本の20世紀初頭から現在に至る作品が並んでいます。

また、海外作品も約200点展示、年に何回かの入れ替えがあり、特集展示やキュレーターによるトークといったイベントも行われ、来るたびに新しい発見があることでしょう。

さらに東京国立近代美術館の所蔵品ギャラリーの特徴のひとつに、写真撮影が可能ということがあげられます。

もちろん営利目的での利用、フラッシュ・三脚などの使用などの制限もありますが、ルールを守れば誰でも申請や手続きなく撮影が行われる場所はめったになく、美術やアートが開かれたものであるべきだという東京国立近代美術館の志を感じることができます。

所蔵品ギャラリーは4階からスタート、明治の終わりから昭和のはじめ、戦後から昭和の中頃まで、昭和の終わりから今日までといった時代に沿った展示物とともに、写真や映像、日本画、テーマから見る小企画といった様々なジャンルの展示もあって見ごたえバツグンです。

また3階には「建物を思う部屋」という展示があり、こちらでは東京国立近代美術館が増改築される以前の、誕生当時の空間をしのぶことができます。

また4階には「眺めのよい部屋」と名付けられたスペースがあります。

こちらは美術館の最上階に位置し、都心の真ん中を一望できる展望休憩室。

大きな窓が設置され、皇居の豊かな自然と、丸の内の巨大なオフィスビル群、そして東京の空を眺めることができます。

ここは東京の中でも知られざる絶景のスポットとしても知られていて、特に日の落ちるのが早い冬の夕暮れや、夜20時まで開館されている金曜の夜には、他では味わえない風景を堪能することができます。

レストラン「ラー・エ・ミクニ」

東京国立近代美術館の大きな目玉のひとつがレストラン「ラー・エ・ミクニ」。

フレンチの三國清三氏がプロデュースしたレストランで、ここでは「芸術と料理」をテーマにしたフレンチとイタリアンの融合が楽しめます。


ランチには「ピッコロ」「グランデ」の2つのコースがあり、どちらでも本格的な、またほかにはないメニューを堪能することができます。

ディナーには2種類のコースのほか、記念日や大切な時間のためのアニバーサリーコースも用意され、きっと特別な演出で思い出に残る時間を楽しめるはずです。

また、皇居の四季の自然を楽しめるテラス席もあり、東京のど真ん中だとは思えないきれいな空気と静寂が経験できる貴重な場所になっています。

東京国立近代美術館の分館

さらにここで終わらないのが東京国立近代美術館です。

東京国立近代美術館には分館としてフィルムセンター、工芸館の2館があります。

工芸館は大日本帝国陸軍の近衛師団司令部庁舎を改修した建物で、こちらは本館から徒歩圏の距離にあります。

染織や陶磁器、ガラス、漆工、木竹工など、工芸や工業デザイン作品を中心に3,300点を収蔵しています。

常設展だけではなく、個性的な企画展も行われ、工芸に興味のある人には欠かせないスポットです。

こちらの作品の中には非常に希少なものも含まれ、また鑑賞しやすいような配慮が各所になされている美術館です。

一方、映画好きには見逃せないのは「フィルムセンター」。

こちらは、日本で唯一の国立の映画に関する施設です。

戦前のコレクターが個人的に収集したフィルムなどの映画コレクション「みそのコレクション」を中心として、ポスター、スチール写真、脚本など、映画関係の重要な資料が数多く収蔵されています。

それら貴重な作品の上映や講演会、シンポジウムもしばしば行われているので、映画好きの人はぜひチェックしておくといいでしょう。

場所は京橋と少し離れていますが、ぜひ足を延ばしていただきたい場所です。

日本の近現代アートを語る上で欠かせない東京国立近代美術館。普段とは違う東京に触れたくなったときには訪ねるのにぴったりの場所です。

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