渡月橋

渡月橋
photo by @dai45photo
橋長155mあり幅は11m、車道は2車線で、端の方に歩道があるため歩いて渡ることができます。この橋の始まりは承和年間、834年~848年だと伝わっています。僧である道昌が架橋しました。渡月橋という名前がついたのは、亀山上皇が「くまなき月の渡るに似る」と詠んだからです。これは橋の上に見える、空を少しずつ移動するように動く月を眺めたときの気持ちからの言葉だといわれています。渡月橋の見どころは、欄干です。この部分は木製で出来ていることから遠くから見てもレトロな雰囲気があり、京都の景色とマッチしていてSNS映えも抜群です。とくにおすすめの時期は春と秋、この時期は渡月橋の後ろに見える山々に桜が咲き乱れ、あるいは紅葉していて桂川と嵐山と渡月橋というとても美しい光景を目にすることができます。また、初冬の花灯路というライトアップイベントもおすすめ、仄かに灯された橋がこの世のものとは思えないほどに幻想的です。

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渡月橋の基本情報


【 住所 】京都府京都市西京区嵐山中尾下町54−3 周辺
【アクセス】京福電鉄嵐山駅から徒歩3分、阪急嵐山駅から徒歩9分


四季折々、時間帯でも顔が変わる渡月橋を楽しみつくそう!

京都の観光名所といえばお寺や神社をイメージしがちですが、その中でも寺社仏閣ではなく長年人気スポットとして名高いのが嵐山です。

嵐山にもお寺はもちろんありますが、自然を味わえるところが他の観光名所との違いでしょう。

そんな嵐山といえば渡月橋が有名ですね。今回はそんな渡月橋の魅力をご紹介いたします。

渡月橋ってなに?基本情報

渡月橋は嵐山エリアの中心にかかっている橋です。

よく京都のイメージで出てくる、おわん型の山をバックに木の橋がかかっている、あの橋が渡月橋です。

渡月橋の名前は亀山上皇という昔の方が橋の上を移動する月の姿をみて、名付けたといわれています。

橋の外観は木でできていますが、実際はコンクリートで舗装されている橋で、観光バスやタクシーなどが多く走っています。

周辺には公園や旅館、料亭、お土産屋さん、観光地である天龍寺などがあり、年中通じて人が賑わっている場所です。

渡月橋は嵐山の景観となっているので、特に利用時間などはなく、夜中へいってももちろん橋を見ることができます。

渡月橋への行き方は乗る場所に応じて鉄道を選ぼう!

渡月橋への行き方は交通公共機関が複数あります。

鉄道はJR、阪急、京福電鉄(嵐電)が通っていますし、市バスや京都バスも、もちろん走っています。

昨今の観光客の増加により京都市内全域で交通量が増えたため、バスでのアクセスはあまりお勧めできません。

渡月橋のある嵐山は京都市内でも北西に位置し、京都駅や繫華街のある河原町から離れた場所にあるため、バスの移動だけでかなりの時間を取られてしまう可能性が高いからです。

鉄道であれば渋滞もなく、スムーズに渡月橋までたどり着くことができますし、乗る場所に応じてどの鉄道を使うかを選択できればとても便利です。

JRであれば京都駅から直通で、嵯峨嵐山駅まで10分程度で到着できます。

阪急は大阪方面から来られる方は利用すると良いです。

桂で乗り換えればすぐに嵐山へ到着できますし、駅からは渡月橋がすぐです。

京福電鉄(嵐電)は右京区を中心に走るワンマン電車ですが、繫華街である四条大宮もあるので市街地からアクセスするには便利です。

京福電鉄は観光列車といった雰囲気があるので、京都らしさを移動中も味わいたい方にはおすすめです。

渡月橋の楽しみ方は周辺の散策

渡月橋は橋なので、寺社仏閣のように用意されたものを眺めたり、説明を聞いたりするものではありません。

逆に言えば渡月橋周辺では、自分たちで楽しみ方を作っていける点が魅力でもあります。

ベタにお土産屋さんをまわったり、人力車に乗ってみるのも良いでしょう。

一方で渡月橋の周辺には色々な散策スポットがあります。

渡月橋から少し川沿いを上流の方へのぼっていくと、亀山公園があります。

この公園は小高い丘にある公園で観光地のような感じはしませんが、春は桜が秋は紅葉がキレイな場所です。

少し山の斜面を登るため、あまり人が多くなく落ち着いて散策することができるのも1つの魅力です。

公園の山を登りきると渡月橋から見える桂川とは全く異なる川の絶景を望むことができます。

ここは亀山公園に行った際には必ず写真を撮るべきスポットですね。

また、亀山公園からほど近い距離に竹林があるのも良い散策スポットです。

規模の大きい竹林なのでゆっくり歩いて回るだけで自然に癒されますし、良い運動になります。

夏は竹林が風に吹かれてさらさらと涼しげな音を鳴らしてくれるので、涼しげな時間を提供してくれます。

12月になると渡月橋含めて期間限定でライトアップされる次期があるのですが、その時はこの竹林もライトアップされます。

長く伸びた竹林がライトアップされることでさらに高く感じることができますし、その数の多さに圧倒されるのでこのタイミングを狙って訪れることもお勧めです。

渡月橋のすぐそばにある公園は川の中州に作られています。

この場所は渡月橋の魅力を最大限に味わうことができる公園で、間近で眺めることもできますし広いスペースがあるため記念写真なんかも撮りやすい場所となっています。

公園内にはベンチがいくつもあるので屋台で買った食べ物を食べながらゆったりと渡月橋を眺めるのもよいですし、桜の時期には立派なしだれ桜が咲き誇るので、お花見なんかをするのも良いでしょう。

これは通な楽しみ方ですが、ライトアップされていない夜の渡月橋は別格です。

全体像は暗くて見ることができないのですが、橋の歩道と車道の間を示す指示灯が柔らかい光を放っています。

この光は赤、青、黄色、緑、といったように色を変えながら点滅するため、優しく包み込んでくれるような雰囲気を醸し出してくれます。

夜なので周辺には人がほとんどいないため、そんな渡月橋を川のせせらぎを聞きながら中州の公園で眺めるのが贅沢な渡月橋の楽しみ方です。

近くに旅館もありますので、宿泊した際は是非とも味わってみてくださいね。

渡月橋を楽しむために知っておきたいこと

何度も言いますが、渡月橋は年中賑わっている京都随一の観光地です。

人が多いのは仕方ないことですが、散策する場所や時期を選べば大好きになる癒しのスポットとなります。

場所は先ほどご紹介した亀山公園や中州が広々としていてオススメですし、お土産屋さんなどが立ち並ぶエリアも夕方や早朝などを狙っていくと人も少ないため余裕をもって楽しむことができます。

また、渡月橋は散策してこと魅力を十分に感じることができます。

季節に応じて表情はもちろん変わりますので、シーズンごとに散策することをお勧めします。

渡月橋エリアは歩こうと思えば、たくさん散策できる場所があるので動きやすい服装で行った方が良いです。

亀山公園にしても、竹林にしても坂を上ることがありますし、ちょっとしたハイキング気分でリュックサックや履きなれたスニーカーで散策をするようにしましょう。

散策をして疲れる方も多いと思いますが、そんな足を癒すにとても良い場所があります。

それは京福電鉄の駅前にある足湯です。こんなところに足湯が!と驚いてしまうくらい、駅改札内のホームに足湯が存在します。

周辺はもちろん線路があるのですが京福電鉄の車両をほっこり眺めたり、併設されているカフェでお茶を頼んだりとゆったりした時間を過ごすことができます。

利用料は一人200円でオリジナルタオルがついてきます。

タオルを持参しなくても入ることができるので、散策で一休みしたい際は利用しない手はないです。

渡月橋といえば紅葉のシーズンに行くことをイメージしがちですが、私は冬をお勧めします。

先ほどお伝えしたライトアップのイベントが花灯路というもので、12月に開催されます。

渡月橋はもちろん、竹林や周辺の散策スポットもライトアップされるため、普段の嵐山とは全く異なる雰囲気を味わうことができます。

12月の京都なので冷え込みますが、その中で飲む甘酒がこの上なく美味しいのです。

ライトアップされた自然に荘厳な空気を感じつつ、甘酒で温まってほっこり散策する楽しみ方は友人や恋人とも過ごしてほしい楽しみ方です。

季節や時間によって顔が変わる渡月橋はいつでも楽しい

寺社仏閣だけでなく、自然を散策して楽しむ京都を望むのであれば、渡月橋は外せません。

冬もお勧めしましたが、春は桜、夏は新緑、秋は紅葉と季節に応じて味わい方が変わるのがこのエリアの魅力です。

また朝の爽やかな日差しを浴びる渡月橋もあれば、夜の優しい雰囲気を醸し出す渡月橋もあり、という時間帯に応じても顔が変わるので京都通の方は何度も渡月橋を訪れてその魅力を味わいつくしてくださいね。

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