鈴虫寺(華厳寺)

鈴虫寺(華厳寺)
photo by @rinodayoo
わらじを履いた「幸福地蔵さん」が願い事を一つだけ叶えてくれるということで有名なお寺。こちらの神社は独自で鈴虫を飼育していることから1年中鈴虫の音色が聞こえてくるという不思議な空間です。また、僧侶による「鈴虫説法」も有名で、願い事が叶い心穏やかになれる場所として人気のスポットです。下段にお願いごとの作法やルールなども記載していますのでチェックしてみてください。

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鈴虫寺(華厳寺)の基本情報


【 住所 】京都府京都市西京区松室地家町31

鈴虫寺(華厳寺)
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公式ページ

鈴虫寺は京都の西京区にあり、正式名称は華厳寺です。小さな寺院でありながら毎日たくさんの人が訪れるスポットとして、関西では特によく知られています。

ここではその名の通り、秋にしか聞けない虫の音を年間通して楽しむことが出来ます。ゆったりと流れる時間の中で美しいその鳴き声を聞いていると心が洗われるような気分になります。

その他にも素敵な魅力がたくさん詰まったスポットです。今回は人気の理由を紹介します。

鈴虫寺とは

鈴虫を四季を通して飼育しており、美しい鳴き声を響かせていることから鈴虫寺と呼ばれています。

京都屈指の観光エリア・嵐山に点在している名だたるスポットの中でもトップクラスの人気を誇る寺院です。テレビや雑誌などでも何度も紹介されています。京都府外からはもちろん、海外から訪れる観光客も多くなっています。

歴史は古く、1723年に建立され300年の長い歴史を誇っています。美しい庭園と、綺麗な鈴虫の鳴き声が響く小さなお寺です。

鈴虫寺
instagram @rinodayoo

さらにさまざまな種類の竹を集めた庭園もあります。享保8年(1723年)、学僧として知られる鳳潭(ほうたん)が創建しました。この鈴虫寺は全国各地から参拝者が訪れるほどの超人気のお寺で、自然に囲まれ、周囲の建物も昔ながらのものが多く、風情があります。休日にもなれば行列ができるほどです。入り口から入ると先ずは長い急斜面の階段がお出迎えします。

鈴虫寺の魅力

鈴虫寺の魅力はたくさんあり、特にイチオシの情報を紹介します。

1.鈴虫の心地良い音色が一年中聞けるという点がポイントです。約5,000匹の鈴虫を飼育している建物があるのですが、そこでお願いごとを叶えに「来てくれる」お地蔵様があります。本来であれば自ら出向いて願い事をする必要がありますが、鈴虫寺のお地蔵様は「来てくれる」というところが特徴です。

2.あまり大きなお寺ではありませんが、美しい四季折々の美しさをみせる庭園や鈴虫の鳴き声をお目当てに多くの参拝客が訪れています。丁寧に手入れされた庭園は、見ているだけで心が穏やかになると評判です。竹林やカエデのある境内、風情豊かな回遊式庭園は季節によってその評定を変えていきます。春は梅や桜、ツツジ、夏には萌える新緑と百日紅、秋になると鮮やかな紅葉、冬は辺り一面を白に染める雪景色。四季折々の自然を楽しめるところが魅力です。

3.住職のお話「鈴虫説法」も魅力のひとつです。30分ほどかけてゆっくりとお話があり、これが若い女性に人気です。住職のお話は堅苦しいものではなく、笑いを含めたものとなっているので、とても楽しく、さらにためになる内容となっています。あっという間に時間が経ってしまいます。説法を聞く部屋は100人以上入れる広さで、ここでは鈴虫の飼育もしています。部屋には鈴虫の声が心地良く響きます。そんな中で聞くことができる説法が、本当に面白くためになります。一人漫談、落語のようという表現をされている方もいる程度です。

4.お願いごとの成就率が高いということで有名です。恋愛ごとに関しては「80%の確率で叶う」と噂されているほどです。脅威の高確率を誇るため、関西圏に住む女性なら誰もが知っているといっても過言ではないほど有名なお寺です。その高い成就率はさまざまな口コミなどでも紹介されています。一つ目が叶った、そのあと二つ目までも叶った、という方もいるほどです。「お願いごとをして2ヶ月前で彼氏ができた」という方もいます。良縁に恵まれたい方には特におすすめです。

5.何といっても一番の魅力は、一年中鈴虫の鳴き声をきくことができる点です。外で鈴虫を飼っているわけではなく、温かい室内で飼育されています。ゆったりとキレイな庭園を眺めながら、美味しい煎茶をいただき鈴虫の声に耳を傾けるという素敵な時間を過ごすことができます。お茶は無料でいただくことができます。多くの魅力がある鈴虫寺、夏の終わりから秋にかけて鈴のような心地良い鳴き声を聞かせてくれる鈴虫も最近ではあまり見かけなくなり、その美しい音色を聞く機会も少なくなりました。この鈴虫の鳴き声、実は電話越しでは聞こえないそうです。それは電話が伝えられる周波数の範囲外のためのようで、ぜひ実際に訪れてその素晴らしい音色を耳にされることをお勧めします。

鈴虫寺
instagram @rinodayoo

参拝の作法・ルール

鈴虫寺に参拝する際には、ある一定のルールがありますので、事前にチェックしてから訪れるのがベターです。ルール通りにお願いをすればお願いごとの成約率も上がるかもしれません。なお、この鈴虫寺は休日になるとあまりの人の多さに行列ができます。この行列、30分ぐらいは動かないほどですので、寒い日には防寒対策をしていくことをお勧めいます。では、ルールの説明を始めます。

1.鈴虫説法。鈴虫寺では参拝者に鈴虫の音色とともに説法の時間を設けています。住職や副住職をはじめ数名の僧が、お寺のことやお参りの仕方、日々の心の持ち方についてお話しくださいます。これは、鈴虫寺に訪れたら外せない名物のひとつです。説法といえば堅苦しいイメージがありますが、用意していただいたお茶と茶菓子を頂きながら、ご住職のありがたいお話を聞くだけです。なお、鈴虫寺では寺院本来のあり方を常に大切にしています。参拝に来た方にもその寺院のあり方を学んでもらおうと説法を行っています。お茶とお菓子が用意されるのも禅宗の教えの一つです。堅苦しいものではないので時間はあっという間に過ぎてしまいます。むしろこの説法こそが鈴虫寺の人気の一つです。

2.幸福お守りを持って、幸福地蔵菩薩様へ。説法が終わったら願い事を叶えてくれる幸福地蔵菩薩様へお参りします。その前に幸福お守りを必ず買います。お願いごとを叶えたい方には必須の御守です。購入したあとはいつも使っているバッグや財布の中に入れておくなど、常に側に身につけておくことをおすすめします。御守というのは持っている人を守ってくれるものなので、身につけてばおくほど良いのだそうです。この「幸福お守り」を持つ方のところへ幸福地蔵様がやってきてくれるという話です。自分のものでなくても家族や大切な方に渡すのもおすすめです。その際お願いごとをするときには渡す相手の名前などをお願いごとと一緒に付け加えてください。

お願いごとのご作法

1.幸が見えるようにすることです。幸福地蔵菩薩様へ願い事をする時には、まず両手を合わせてその間にお守りを挟むようにします。その時には、お守りに書かれている幸福御守の「幸」の部分を指の先から出す事が作法です。これにはちゃんとした理由があり、それは幸福御守の中には幸福地蔵菩薩様の姿が入っていて、「幸」の部分には幸福地蔵菩薩様の顔部分にあたるので、失礼の無いようにという意味があるそうです。この幸福御守は購入する個数など制限されていませんので、お土産にされる方も多いです。そして、これを受け取った方は、自宅から京都の方角を向いてお祈りすると参拝しに行った人と同じ御利益があるそうです。

2.願い事は1つまでです。お願いごとは1つのみです。具体的に丁寧にお伝えするようにしましょう。そうすることで叶いやすくなります。

3.住所と名前の記載を忘れないようにします。願い事をした人を渡り歩いて願い事を叶えてくれるのが幸福地蔵菩薩様ですので、お地蔵様に迷わずに来てもらい、願いを叶えてもらうためには、住所・氏名も伝える必要があります。

お願い事が叶ったら

以前に幸福お守りを購入し願いが叶った場合は、まず古いお守りを寺に返し、それから新しいお守りを購入しましょう。「なかなか成就しない」と思われている方は、このお地蔵様は草鞋を履いているので、行脚できると言われていますが、それでも全国各地にいる祈願者の家を一人で一軒一軒訪ねておられるので、気長にお待ちしましょう。

お守りをお返しするとき・交換する時・お願い事を変える時

お願いが叶った時や一年が過ぎたお守りは鈴虫寺に返して、新しい幸福御守をいただきます。幸福御守には(お札も同じく)一年間のご祈祷をしてくださいます。一年を経過した幸福御守は鈴虫寺に返して、新しい幸福御守、お札を頂くと良いそうです。お返しする際は、鈴虫寺に行く方法もありますが、郵便でも対応してもらえます。新しい幸福御守が自宅に届いたら、お土産で頂いた場合と同じように自宅から京都の方角を向いてお祈りして下さい。ちなみに、交換ではなくお返しするだけなら、鈴虫寺でなくとも近くのお寺で問題ないそうです。

参拝後の庭園散策

「三角四角竹」探してみましょう。鈴虫寺の庭園には、珍しい竹が様々生えています。まさに竹の植物園といえます。黒い竹や、亀甲の形の竹、矢のような形の竹など様々です。中には断面が三角四角竹もあります。また、庭園内の見どころは竹林だけではありません。お寺の愛称であり名物の鈴虫が飼われた小屋がひっそりと佇んでいます。茅葺き屋根の情緒がある建物で、日本庭園の美しい風景に溶け込んでいます。リーンリーンという声を聞くと心が癒やされます。

年中行事

4月の初旬:お釈迦様の誕生を祝う花祭りがあります。また、天界の龍王が産湯の代わりに甘露の雨を降らせて祝ったことにちなみ参拝者は終日、甘茶かけができます。また、見どころは白象の練り歩き稚児行列です。これはお釈迦様の母・マーヤー夫人が、白い象が自分の体内に入り込んでくるという不思議な夢を見た翌日にお釈迦様を授かったという神話から行われるそうです。

納めの地蔵法要では、無病息災・恋愛成就・安全祈願・家庭隆盛・出世・商売繁盛を祈ります。年度の最後の縁日には大根を振る舞って地蔵様を感謝します。また、この大根をふるまうという行事は「大根焚」と呼ばれており、京都のいろんな寺院などで行われている仏事です。寺院によってさまざまな方法があるそうですが、鈴虫寺では梵字を入れた大根を炊き込みます。

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