鳩山会館

鳩山会館
photo by @sayanyans2
鳩山家が所有の大正・昭和の文化を感じさせる洋館。館内にもステンドグラスやレトロなインテリアが並び非日常的な空間が広がります。春と秋になると庭園には大量の薔薇が咲くことから都内の「バラの名所」としても有名です。

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鳩山会館の基本情報


【スポット】鳩山会館
【ふりがな】はとやまかいかん
【 住所 】東京都文京区音羽1-7-1
【アクセス】有楽町線 江戸川橋駅 出口2 音羽通りを護国寺方面に徒歩7分
【最寄り駅】江戸川橋駅
【営業時間】10:00~16:00、休館日は月曜日。但し、祝日の月曜は開館し、翌日は休館。1~2月と8月は休館。
【 料金 】大人600円、65歳以上500円、高校生以上学生400円、小中学生300円
【クーポン】特典付き前売り券あり

鳩山会館
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鳩山会館 公式ページ

都心の高台に位置する鳩山会館。戦後の日本を動かしてきた応接室と四季折々の顔を見せてくれる庭園など見どころ満載!

鳩山会館の概要

鳩山会館は、1924年(大正13年)に鳩山一郎の私邸として建てられました。一郎、息子威一郎、孫の友紀夫(由紀夫)・邦夫らが実際に暮らしていた家で、文京区音羽にあることから、「音羽御殿」ともいわれています。

設計者の岡田信一郎は、のちに歌舞伎座や東京府美術館(現:東京都美術館)、明治生命館(国の重要文化財)などを手掛る日本を代表する建築家の一人であり、一郎の高等師範学校付属中学時代からの友人でもあります。

現在は鳩山友紀夫氏の所有となっており、記念館として一般に公開されています(一部非公開の場所もあります)。また、映画やドラマ、雑誌などの撮影に使われることも多く、皆さんもどこかで一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。

政財界のお花見、バスツアーにも組み込まれる庭園を散策!

約2,000坪もある敷地には、音羽通りに面した正門から急な坂、坂の上には中庭と母屋があります。

これからの季節は桜がおススメです。正門から洋館へ向かう坂道は桜並木になっていて、3月末~4月初旬に見ごろを迎えます。正門からもとてもきれいに見えるので、道行く人も思わず足を止めて見入るほどです。毎年観桜会が催され、政界の主要人物らが参加していることでも有名です。

坂の上にある母屋は、当時はまだ珍しい鉄筋コンクリート造で2階建てのイギリス風洋館です。鳩山の苗字からとった、平和の象徴であるハトやミミズクのモチーフをはじめ、見事な装飾が随所にあります。また、中庭には錦鯉が泳ぐ池があり、池のふちに佇むように、一郎の両親の鳩山和夫・春子像があります。近くには一郎の像もあります。

5月下旬~6月中旬と、10月中旬~11月上旬は85種類154株ものバラとイギリス風洋館、中庭との組み合わせは正に見事です。友紀夫夫人、幸さんのお名前を冠した2010年発表の品種「マダムミユキ」もあります。これらのバラのお手入れは京成バラ園が行っているそうです。バラの季節にははとバスツアーも見学に来るほど、見応えがあります。

11月中旬ごろからは紅葉もまた素晴らしく、ここが都心であることを忘れてしまいます。高台にあるため、また高台の上は第一種低層住居専用地域のため、周りの他の建物が見えないことも理由の一つでしょう。

普通の写真撮影も可能(一部は撮影禁止箇所もあります)ですが、中庭でのんびりとスケッチをして過ごすのもおススメです。(※スケッチには申請が必要です。※コスプレ等の撮影は禁止です。)

お姫様気分になれる装飾や歴史的な展示品の数々は必見!

2階建ての洋館の1階には応接室やサンルームが、2階には大広間や記念室があります。アダムスタイルといわれる18世紀後半の古典主義的イギリス様式の装飾も凝っています。あちらこちらには素晴らしいステンドグラスがあり、中でも階段踊り場のものは立体感を出すために二重に作られており、凝った造りでとてもきれいです。

また車寄せの上のバルコニーに出て見るのもおススメ、ロミオとジュリエットの気分になれると思います!

1950年民主自由党と民主党とが合流し自由党(現自由民主党)が発足した頃、第2応接室は度々会合の場として用いられ、自由党創設やソビエト連邦との国交回復について下準備がなされました。正に戦後の日本の道筋をつけてきた歴史的場所といっても過言ではありません。

第52・53・54代内閣総理大臣、自由民主党初代総裁を歴任した一郎、大蔵官僚、事務次官、外務大臣であった威一郎、共立女子学園創設者メンバーの一人で元理事長の薫らの執務室であった部屋はそれぞれ記念室として公開されています。記念室には歴代の愛用品や記念品などが展示されており、鳩山家の歴史、更には日本の近代史に触れることができます。

鳩山会館へのアクセス

1.東京メトロ有楽町線 江戸川橋下車 徒歩約7分

出口2より出ると後方に横断歩道があります。高速道路の方へ信号を渡り、神田川にかかる江戸川橋を渡ります。そのまま直進し郵便ポストを過ぎた右側に正門があります。門をくぐり坂道を上ると建物があります。

2.東京メトロ有楽町線 護国寺駅下車 徒歩約8分

出口5より出て左折します。そのまま直進し郵便ポストの手前左側に正門があります。門をくぐり坂道を上ると建物があります。

3.都営バス 上58早稲田~上野松坂屋前 音羽1丁目

早稲田行のバスを音羽1丁目で降りると、バス進行方向に向かって30メートルほど行くと左側に正門があります。上野松坂屋前行のバスを音羽1丁目で降りると、バス進行方向に向かって50メートル先に「文京福祉センター前」という信号があります。その横断歩道を渡って右に50メートルほど進むと左側に正門があります。(バスを降りたところの丁度向かい側になります。)

※敷地が広く、正門から建物までのほとんどは急な坂道です。歩きやすい靴で向かわれることをお勧めします。

営業時間・入館料

開館日は火曜日~日曜日(月曜日休館。ただし祝日の場合は開館し、翌日に休館します。)で、12月下旬~2月、8月は休館です。開館時間は10時~16時(最終入館時間は15時30分)です。

入館料は大人600円、シルバー500円(65歳以上)、障がい者400円(同伴者1名)、学生400円(高校生以上)、小中学生300円、団体500円(20名以上)です。※団体見学申込書はホームページよりダウンロードしてください。

その他注意事項

・敷地内での飲食はできませんが、自動販売機の飲み物と休憩スペースはあります。
・敷地内でのスケッチは申請が必要です。
・ペットを連れての入館はできません。※障がい者同伴の補助犬は入館できます。

近隣のおすすめスポット

群林堂(和菓子)

鳩山会館の正門から右折して護国寺駅方面に6分ほど歩いた右側にあります。三島由紀夫や松本清張など、名だたる文豪も愛したと言われるこのお店の看板商品である豆大福は、開店前から行列ができるほどの人気商品です。個人的にはかのこが好きです。

甲月堂(和菓子)

大正初期からある群林堂は有名ですが、甲月堂は明治20年からある老舗和菓子店です。鳩山会館の正門から右折して護国寺駅方面に9分ほど行くと右側にあります。月光殿最中は護国寺にある重要文化財 月光殿にちなんだ銘菓です。

護国寺(お寺)

鳩山会館の正門から右折して護国寺駅を通り過ぎ、不忍通りを渡ったところにあります。天和元年(1681年)五代将軍徳川綱吉が創建しました。本殿と月光殿は国の重要文化財に指定されています。

江戸川 石ばし(うなぎ)

鳩山会館の正門から左折して、江戸川橋を渡り左折、西江戸川橋を渡ったところにあります。ミシュラン1つ星を獲得しています。神田川があるからか、昔からこの辺りにはおいしい鰻屋さんがたくさんあります。

椿山荘(宴会施設、庭園、ホテル)

鳩山会館の正門から左折して150メートルほど行ったところの目白通りの交差点を右折し、緩い上り坂を500メートルほど進むと左側にホテル椿山荘東京があります。この一角は上総久留里藩前田豊前守の下屋敷であった敷地で、ホテルの裏には庭園があり、一般開放されています。初夏になると東京では珍しい蛍を見ることができます。また、庭園の隣には松尾芭蕉が神田上水の改修工事を行った際に住んでいた住居跡、関口芭蕉庵があり、一般に公開されています。

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