原尻の滝

原尻の滝
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大野川の支流に架かる高さ20m、幅120mにわたる雄大、華麗な瀑布で、別名「大分のナイアガラ」と呼ばれています。 滝公園と吊橋からの眺めは迫力あり。滝つぼにも降りられます。

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原尻の滝の基本情報


【 住所 】大分県豊後大野市緒方町原尻936-1

原尻の滝
が含まれる観光マップ



東洋のナイアガラ「原尻の滝」

「原尻の滝」は「はらじりのたき」と読みます。

のんびりとした九州の田園風景が広がる中にど~んと現れる滝が「原尻の滝」です。

一本の滝というのではなくて、幾筋もの滝が連なった瀑布のような滝になっています。

降雨量が多い時期などには、流れ落ちる水量も多くなるので、まるでナイアガラの滝のミニチュア版といった風情になります。

虹が見えることもある東洋のナイアガラ「原尻の滝」についてご案内します。

所在地:〒879-6631 大分県豊後大野市緒方町原尻936-1
TEL:0974-42-4140 (道の駅原尻の滝)
料金:見学自由
休み:無休

原尻の滝へのアクセス

電車
JR九州豊肥本線緒方駅ですが歩くと40分くらいの距離(約2.9km)なので、駅からタクシーを利用すると便利です。

JR九州豊肥本線緒方駅から大野竹田バスに乗り「竹田方面行き」で10分、「原尻の滝入口」下車。また運行数は少ないのですが、豊後大野市のコミュニティバスもあります。

大分駅からは、レンタカーや自家用車の利用で約1時間20分ほどの距離(約47km)になります。

自動車
大分道大分米良ICから国道10・326・502号経由、45km50分

駐車場は滝の脇にあります。また道の駅「原尻の滝」を利用できます。

(注)滝の周辺にある休耕田を利用してチューリップが50万本植えられ、4月に「緒方チューリップフェスタ」が開催されます。この時には滝周辺への自動車での乗り入れは制限されます。

原尻の滝について

「原尻の滝」は、その豪快な滝の様子から東洋のナイアガラとも呼ばれています。

日本には各地にたくさんの滝があり特に特筆すべき滝を集めた「日本の滝100選」があります。

「原尻の滝」はこの中にも選出されています。

滝は春夏秋冬のそれぞれのシーズンによって、違った顔を見せてくれます。

滝の周囲には自然が豊かに残っているので、行くたびに変化があって楽しい風景です。

滝は大野川水系の緒方川にあり、幅が120mで高さが20mです。

上から滝の落ちるきわのところにも歩いて行くことができます。

滝つぼも見下ろすことができるようになっています。

夏の期間(8月)はボートクルーズができるので、ボートに乗って滝の近くに行くことができます。

これもナイアガラの滝のミニチュア版といった感じです。

滝の裏側にも行くことができる時があるということです。

滝の成り立ちは、約9万年近く昔にあった阿蘇山の、大噴火で流れ出した火砕流が、大きく関わっているということです。

阿蘇山の大噴火は九州全土にさまざまな影響を及ぼしたのですが、滝ができるようになった周辺の土地にも何十メートルにも火砕流が積もりました。

この火砕流が、この地で時間の経過とともにゆっくりと冷え固まっていくときに、縦の方向で割れ目がたくさん作られました。(これは柱状節理と言います)

この柱の林立した状態のところに、やがて川が流れることになり、柱が押し倒されていき長い時間の経過があって現在の「原尻の滝」になったと言われています。

日本の滝百選とは

日本国内にある滝の中から環境庁(現・環境省)と林野庁の後援を受けてグリーンキャンペーンの一環として企画されたものです。

全国から34万通以上の応募があり、8名の選定委員が1990年に選んだ滝です。

番号が1番から100番までつけられていて、1番は北海道の羽衣の滝で、100番は沖縄のマリユドゥの滝です。

ちなみに、「原尻の滝」は91番とされています。

原尻橋

「原尻の滝」から上流に向かって行くと500mくらいのところに橋があります。

この橋は石で造られた橋で、きれいなアーチ状の石橋です。

建造されたのは大正時代で、5連の石橋です。

橋を歩き進むと、石のひとつひとつに「大正十二年五月」という作られた時期や「一金七拾円」という橋を作るために寄付された金額などが彫られているのが目にはいります。

多くの人の念願の橋であったことがわかります。

草が生い茂り、苔がところどころを覆っている橋の長さは、73mです。

橋の横幅は3.7m 、径間は13mとなっています。

今でも人や自動車が行きかい、町道として活用され、地元の人々の生活のための重要な橋です。

道の駅「原尻の滝」の前の県道7号線を高千穂方面に進むと、左手に「原尻橋」が見えてきます。

滝見橋

「原尻の滝」の下流に行くと木製の吊り橋がかかっています。

滝と平行にかかっている吊り橋を歩いて渡ると、滝の全体がよく見えます。

ゆらゆらと揺れる吊り橋は、高所恐怖症の人には敬遠されますが、カップルで行くのにはお勧めです。

豪快に落ちる滝の音を耳にしながら渡るというのは、なかなか無いことです。

吊り橋の高さは22mで長さは90m、幅は広くはありません。

「原尻の滝」上流の川の中にある鳥居

滝の上流には鳥居が建てられています。

この鳥居は、川の両岸にある一宮八幡社・二宮八幡社・三宮八幡社の三つのお社のお祭り(緒方三社 川越しまつり)のときに使われます。

お祭りのお神輿が川の中を渡っていくときに、神様が通られる道として鳥居は建てられているということです。

「原尻の滝」周辺の観光スポット

道の駅「原尻の滝」
「原尻の滝」のほど近いところにある道の駅です。

道の駅から滝に向けて遊歩道が造られています。

この遊歩道を歩いていくと、滝を廻ることができるので、自動車で訪れたときには、この道の駅の駐車場に車を停めてから行くと便利です。

また、たくさんの地元の特産品が並べられているのでお土産を購入することもできます。

手作りの加工品などの他に、地元の農家が育てた季節の新鮮野菜を売っているコーナーももうけられています。

レストランもあるので、地産の野菜などを料理した大分の郷土料理が堪能できます。

住所:〒879-6631 大分県豊後大野市緒方町原尻936-1
名称:株式会社 道の駅原尻の滝、代表電話 0974-42-4140 FAX 0974-42-4142

「普光寺磨崖仏」 「原尻の滝 」から 約3.0 km
別名「あじさい寺」とも「ピアノ寺」とも呼ばれるお寺です。

あじさいがたくさん植えられているので、最盛期にはみごとな花が咲き多くの観光客が訪れます。

また楽器を奉納するお寺としても有名で、お寺に置かれているピアノを演奏することで、奉納とされるそうです。

摩崖仏はおよそ800年前の鎌倉時代に険しい断崖に大きな不動明王が彫られ、両脇には童子が彫られています。

日本国内では最大級とされている石仏です。

摩崖仏の横にはお堂も、断崖の隙間に入れ込むように造られています。

昔の人々がコツコツと作り上げた摩崖仏やお堂は、見上げると感動します。

「原尻の滝 」へ行かれたら、こちらにもお参りされて努力ということの結果の凄さを見上げてみてください。

所在地:〒879-6213 大分県豊後大野市上尾塚
電話:0974-72-1461

「岡城阯」(おかじょうあと)  「原尻の滝」 から 約 4.4 km
現在は城郭を残すだけになっていますが、海抜325mの川岸の台地からそそり立つがごとく築かれたお城は、往時は難攻不落といわれた名城だったそうです。

有名な「荒城の月」を作った瀧廉太郎は、この「岡城阯」に上って遊んでいた子供の頃のことを思い起こして作曲したといいます。

荒れ果てた城郭に立ち、過ぎし日の人々やその華やかな日々を想い、栄枯盛衰のときの流れを感じて「荒城の月」に表したのでしょう。

敷地の広さは東京ドーム3個分ほどあり、春には桜が咲く頃にお花見の人々が、秋には紅葉を楽しむ人々が訪れます。

現地までは階段や坂道で少したいへんですが、行ってみるとまるで天空の城という雰囲気があります。

山城の石垣の石の組み方などにも歴史が感じられます。

昭和11年には国の指定史跡になっています。

もちろん「荒城の月」の瀧廉太郎像があります。

所在地:〒878-8555 大分県竹田市大字会々1650番地
電話:0974-63-1111(直通63-4818)/FAX0974-63-2373
入場料:高校生以上 300円(20名以上の団体は200円)、小・中学生 150円(20名以上の団体は100円)(注)入場料は史跡保存料として徴収されています。

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