いのちのたび博物館

いのちのたび博物館
by http://joy-trip.jp/28430
巨大な恐竜の標本を始め、はく製や模型などの自然科学的展示物を始め、過去の人々の生活を表現した再現住居やとにかく見どころの多い博物館で海外の方から大人気のスポットです。特に、恐竜がいた時代の福岡を舞台にしたショーは圧巻です!

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いのちのたび博物館の基本情報


【 住所 】福岡県北九州市八幡東区東田2丁目4−1

いのちのたび博物館
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公式ページ

一日じゃ足りない!奥の深い展示が楽しめる「いのちのたび博物館」

北九州市を旅行している途中で一日予定が空いてしまった、どこかに行きたいけれど普通の観光地はつまらない、できればリーズナブルな値段で済ませたい。

そんな方にぜひオススメしたい施設が、北九州市立「いのちのたび博物館」です。

こちらは46億年前の地球誕生から人類の歴史と自然の移り変わりを展示した西日本最大級の自然史・歴史博物館。

2001年の北九州博覧会のときにオープンした施設で、博覧会が終了した後も博物館として営業しています。

ここは一般にはマイナーかもしれませんが、自然や歴史に興味がある人にとっては憧れの場所。

しかもなにしろ46億年の歴史をたどっていくという壮大なコンセプトなので、一日中見ていても少しも飽きることはありません。

そのうえ入館料は大人500円。これほどリーズナブルな博物館は、全国を探してみてもそうは見つからないでしょう。

いのちのたび博物館へのアクセス・営業時間

そんないのちのたび博物館へのアクセスはJRを利用する場合は鹿児島本線、スペースワールド駅下車ののち徒歩五分。

車の場合には北九州都市高速、東田出入り口より約2分、または枝光出入り口より約3分です。

開館は午前9時から午後17時まで。入館は閉館の30分前まで可能ですが、なにしろ見どころが多いので、できるだけ早めに入館したほうがよさそうです。

年末年始と六月下旬ごろの害虫駆除の時期は休館となります。

アースモール

いのちのたび博物館は三階建てになっていて、様々な回り方がありますが、まずはスタンダードに一階から順番に展示を見ていきましょう。

まず入口を入って現れるのは自然史ゾーンの「アースモール」。

ここでは地球の誕生から古生代、中生代、新生代までを流れに沿ってみることができます。

またアースモールの入り口近くには、地球がどのような過程で出来たのかを紹介するコーナーがあるので、地学に興味がある人はぜひ見てみるといいでしょう。

こちらでの展示のメインは古代を生きた生物たちの化石。

特にサメの仲間だった「オルサカンサス」は全長2メートル以上というビッグサイズを実際に体感できる展示になっています。

アースモールの中ほど辺りには、ここを訪れたときに必ず見ていただきたい施設が待っています。

エンバイラマ館

それが「エンバイラマ館」。ここはいのちのたび博物館で一番人気のある施設で、恐竜が繁栄した中生代を再現したジオラマになっています。

洞窟を再現した通路をくぐる途中にはCGによって再現された古代魚が泳ぎ、まさにその時代にタイムスリップしたような感覚にとらわれます。

こちらで再現されているのは、約1億3000万年前に実際に北九州にあった湖の様子。

自分の立っているその場所の太古の時代をイメージすると、歴史のロマンを体感することができます。

洞窟の柱も、イメージだけで作ったものでなくきちんと科学的に考証されたもの。

この細かい場所へのこだわりが、いのちのたび博物館の人気を支えています。

また洞窟の中では、琥珀の中に閉じ込められた昆虫とも出会えます。

こちらは映画「ジュラシックパーク」でも取り扱われたもので、実際にDNAを採取することもできるのだとか。

やがて洞窟を抜けると、そこは恐竜の世界。

360度のパノラマ型のジオラマで、そこに首長竜の一種である「マメンチサウルス」、素早い動きで獲物を捕食する「ベロキラプトル」のリアルなロボットが闊歩しています。

そのほか、福岡で発見された「ワキノサトウリュウ」などの恐竜や植物までが徹底的にリアルに再現され、恐竜ファンならずっとここにいたいと思えるような展示が行われています。

生命の多様性館

一度「エンバイラマ館」を出て再びアースモールに戻ると、その奥には「生命の多様性館」が待っています。

古代から生き物が生き残るため進化を続けた現代の形として、哺乳類や鳥類、爬虫類、魚類などのはく製が並んでいます。

特に大きいのは、「ウバザメ」の標本。

8メートルを超えるサイズで、日本では最大の標本と言われています。

このほか、世界でもたった6000羽しか生息していない絶滅危惧種の「マナヅル」などの標本が展示されています。

また、古代からほとんど同じ姿で生き残っている巻貝「オキナエビス」の標本や、日本に生息している14種類のカエデの標本、虫類の多彩な標本もあり、様々な興味を持つ来館者に対しても、新しい発見をもたらしてくれます。

自然発見館

生命の多様性館からスロープを上ると、自然発見館があります。

ここでは北九州市内などで観察できる自然を紹介したコーナーです。

特に国の天然記念物に指定されている「千仏鍾乳洞」のジオラマは抜群の臨場感で、多くの人気を集めています。

また、「バイオリウム」ではいのちのたび博物館で唯一実際に生きている生物を展示。

珍しい大型のカブトムシや、タランチュラ、オオサンショウウオなども展示されていて、ファンにはたまらない構成になっています。

そのほか、北九州の沿岸地帯の干潟や、北九州の代表的河川である紫川の自然展示なども行われ、奥の深い場所になっています。

いのちのたび博物館の2階

ここまま三階を見学することもできますが、興味のある展示を見たいという人はもう一度コースを逆に進み、階段から二階に移動するとよいかもしれません。

二階には「東アジア交流コーナー」「こどもミュージアム」などのほか、自然史や歴史に関する資料や書籍、ビデオなどがそろっている「情報館」があります。

もし疑問に思ったことなどがあれば、ここで情報を探してみてもいいでしょう。

いのちのたび博物館の3階

続いての三階には、明治時代の農家の母屋を参考にした再現建築が立てられている文化学習園やイベントがおこなわれるぽけっとミュージアムがあります。

また「カルチャーモール」では北九州の祭りに関する展示が行われています。

探求館

そこを過ぎると現れるのが「探求館」です。

ここの展示は少しユニークなもので、弥生時代の住居と、昭和三十年代の社宅が並べて再現してあります。

弥生時代の復元住居では、食料として重要だったどんぐりのアクを抜くための「水さらし場」などがあり、弥生時代の暮らしを体験できるようになっています。

一方の昭和三十年代の社宅は、当時北九州にあった八幡製鉄所が戦後初めて建設した住宅がモデルになっています。

玄関、台所、畳の間という配置になっていて、子どもがふたりと夫婦という四人家族が生活している様子が再現されています。

弥生時代のものと現代に近い過去のものという対比が興味深く、ぜひ見ていただきたい展示のひとつでもあります。

テーマ館

その先には、九州と中国大陸や朝鮮半島の交流の歴史的な遺産を収蔵した「テーマ館」があります。

ここに収蔵されているのは非常に貴重なものばかりで、たとえば北九州市の指定史跡となっている「日明一本松塚古墳」は、六世紀末に建築された装飾古墳。

それが原寸大で復元されています。

さらに鎌倉時代の「大興禅寺の仁王像」、戦国期の「黒田二十四騎画像」、幕末期の「西国内海名所一覧」など、時代の移り代わりに沿った展示が行われ、現代へ続く日本の道のりを知ることができます。

ミュージアムショップ

ここまで駆け足でいのちのたび博物館の展示を見てきましたが、忘れてはいけないのがミュージアムショップ。

こちらではいのちのたび博物館らしいオリジナルグッズが人気です。

ミュージアムショップ定番のぬいぐるみも、こちらでは「オオグソクムシ」のものであったり、恐竜のフィギュアもアメリカのカーネギー自然史博物館監修で精巧に作られたものであったり、子どもだけでなく大人でも十分に満足できるものが多数販売されています。

一日しっかり時間をかけてあれこれ楽しめる、それがいのちのたび博物館です。

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