香椎宮

香椎宮
by https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%A6%99%E6%A4%8E%E5%AE%AE
屋根に特徴がある重要文化財の「香椎造り」で作られた神社でこの造りが見られるのはこちらだけです。また、飲めば300歳まで生きられるという「不老の水」が飲める珍スポットでもあります。24世紀の世界を見たいなら行くしかない!?

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香椎宮の基本情報


【 住所 】福岡県福岡市東区香椎4丁目16−1

香椎宮
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公式ページ

香椎宮に関する基本情報と体験レポ

香椎宮は福岡県福岡市にある、格式の高い神社です。

香椎神宮とも呼ばれていましたが、正しくは香椎宮と言います。

伊勢神宮、敦賀気比神宮、岩清水八幡宮と並ぶ本朝四所の一つで、国の重要文化財に指定されています。

10年に一度皇室から16社に天皇陛下の勅使が遣わされますが、九州ではこの香椎宮と宇佐新宮のみになっています。

香椎宮の基本情報

開門時間:4月から9月までは5:00~18:00。10月から3月までは6:00~18:00です。
御祈祷受付:平日9:00~15:30、土日祝日は16:00まで。ただし11月と1月の平日9:00~16:00、土日祝日は9:00~16:30になります。祭典や行事、結婚式などにより変更があります。
神札・お守り等:9:00~17:00
不老水:10:00~15:00

香椎宮へのアクセス

①電車を利用する場合
JR香椎線の香椎神宮駅より徒歩5分、JR鹿児島本線香椎駅より徒歩15分です。また西鉄電車ならば、香椎宮前駅より徒歩12分になっています。

②バスを利用する場合
西鉄バス、天神郵便局前より28B土井団地行き、27Nみどりが丘団地入口行き、27B笹栗駅前 行きに乗車して約30分です。

車やタクシーを利用する場合
九州自動車道「福岡IC」より約10分、福岡都市高速「香椎浜IC」より約10分です。駐車場も広いので便利です。

香椎参道から境内へ

香椎宮は元々朝鮮半島方面の港である博多湾の東側に面した軍事拠点であったらしく、今でも当時を忍ばせる堀の構造などが残っています。

約1㎞も続く香椎参道の両脇には、1922年に貞明皇后がご参拝なさった折りの記念に植樹されたクスノキが見事に成長し、緑のトンネルのようになっています。

参道沿いにはお洒落なカフェやお食事処もあり気の利いた散策コースにもなっています。

御神木の綾杉

香椎宮の境内に入ると、神功皇后が西暦200年に植樹されたという、樹齢1800年以上を誇る立派な御神木が目に付きます。

国家の鎮護として昔から杉の葉に、守り札として不老水を添え朝廷に奉ったと言われます。

朱色の柵に囲まれたこの大杉は綾杉と呼ばれ、これまで数々の災難に見舞われたにもかかわらず、その強い生命力で生き延びてきました。

杉の葉が交互に重なり、ユニークな綾状になっていることから綾杉と呼ばれるようになりました。

この綾杉が柵からはみ出し力強く天に向かって伸びる様子は、強いエネルギーを感じます。

その昔、新古今和歌集にも詠われており、明治29年には夏目漱石が「秋立や 千早ぶる 世の杉ありて」とその情緒を詠いあげました。

豪快なオブジェに生命力を感じ、パワーをもらえる御神木です。

本殿

朱塗りの本殿は「香椎造」と呼ばれる独特の構造で国の重要文化財になっています。

こちらでは、厄払い、初宮詣、安産祈願などの御祈祷が厳かに行われます。

御祈祷の受付時間は1.の基本情報に書いていますので参考にしてください。

また神前結婚式も挙げられます。本殿での挙式は雅楽が演奏される中、三献の儀にて夫婦固めの盃、誓詞(夫婦誓いの言葉)を奏上します。

ご予約はお電話(092)681-1001へお早めに!

本殿の脇には御神札や御守りや絵馬などを買う札所もあり、正月の参賀日は勿論のこと、受験シーズンや折々の行事の際には本殿ともども大変込み合っています。

御神札には厄除け、家内安全、商売繁盛などがあります。

御守には縁結びから健康長寿お守りの綾杉守、鶏石神社の修理固成守、合格守、安産守、交通守などたくさん揃っています。

参拝記念に、オリジナルの御朱印帳を買い求めてもいいですね。御朱印帳は御朱印代込みで初穂料1500円です。

不老水

本殿の北へ300mほど山手に行くと、香椎宮の飛び地である「不老水大明神」があります。

ここの境内に湧く湧き水は「御飯の水」や「老の水」とも呼ばれ、霊水を求めて遠方からの来訪者を迎えています。

また。昔は天皇への炊飯用やお酒を造るのにこの不老水を使っていたそうで、1985年には名水百選にも選ばれ、不老長寿の霊泉として知られてきました。

一度このパワースポットの不老水を飲んでみてはいかがでしょうか。入場は10時から15時となっています。

鶏石神社

香椎宮本殿の南側、手前の右側には石で鶏を型取った可愛い鶏石がたくさん並ぶ鶏石神社があります。

この由来は、鶏がたまごを産み温めたたまごがかえるように、形のないところから物事が成就するという「修理固成」の御神徳があります。

修理固成は「おさめつくりかためなせ」と読み、念願だった諸事万端が成し遂げられると信じられてきました。

参拝客の中には、養鶏関係の方も多くいます。また、鶏は夜に鳴かないことから、子どもの夜泣きにもご利益があると言われています。

境内の花の名所

4月から5月にかけては亀の池を囲む小山の斜面に1600株のツツジが咲き誇ります。

また6月には菖蒲池に花菖蒲が満開になり、これは福岡を代表する花菖蒲の名所にもなっています。

季節の行事

1月 1日 歳旦祭
1月15日 古札焼納とんど祭
2月 3日 節分祭
3月 6日 古宮祭浦安の舞奉納
4月   春季氏子大祭
5月12日 軍艦香椎慰霊祭
6月   扇としょうぶ祭
6月30日 夏越の大祓式
7月   巻尾神社祭、早辻神社祭、高倍神社祭、朽瀬神社祭
8月   山の神祭
9月   鶏石神社祭、平野神社祭、御島神社祭、献茶際
10月   秋季氏子大祭
11月3日 文化の日祭、御加列記念祭、新嘗歳筑紫舞奉納
12月6日 古宮祭浦安の舞奉納
12月23日 天長祭
12月31日 師走の大祓式、除夜祭

と毎月目白押しになっています。お近くにお越しの際は是非季節の行事にもご参加ください。

その他香椎宮の近くのおすすめスポットやイベント

①春季社日祭(お潮井とり)香椎宮から約5㎞
福岡市東区箱崎の筥崎宮で3月に行われる「お潮井とり」は波の華(塩)や切り火とならぶ民間信仰で風習として残っているものです。古くから博多では箱崎浜の真砂を「お潮井」といい、災いを除き福を招くとして身を清めるために用いてきました。例えば建築時に敷地や建物のお祓いに使ったり、田畑の虫よけや豊作祈願、病気全快を願い部屋にもまき散らします。

②博多どんたく港まつり 香椎宮から約7.5㎞
福岡市内の繁華街一帯で毎年5月3日4日に開催されるパレードです。老若男女がそれぞれ思い思いの格好で、三味線、太鼓、しゃもじを叩いて街を練り歩きます。周辺では関連イベントが行われ、大勢の人々がパレードや舞台に参加しとても盛り上がっています。福岡市庁舎ふれあい広場、博多駅前広場、天神中央公園、どんたく広場などを大勢で踊ったり歌ったりしながら練り歩きます。博多の人々のとびっきりの陽気さを眺めることができますよ。ちなみに博多と福岡の区別ですが、市内の真ん中を流れる那珂川を境に東側を博多、西側を福岡と呼んでいます。東は商人の町博多で、西は武士の町、黒田家の城下町福岡ということだったんです。

③ベイサイドプレイス博多埠頭 香椎宮から約7.5㎞
船をながめながら食事をしたり、ショッピングのできるエリアです。建物の中に天井へ抜ける大きな水族館がありますから楽しみましょう。冬にはベイエリアがイルミネーションで美しく飾られ、光の港と呼ばれ色とりどりの光の演出がされます。海辺のロマンチックなベイサイドはデートにも一押しですよ。近くに有料駐車場が完備されています。

まとめ

いかがでしたか?格式高い香椎宮に足を運んで厳かな雰囲気を味わい、力強い御神木や日本建築に目を奪われ、いにしえから続いている伝統に触れることで、日本人としての自覚が生まれるかもしれませんね。

どんどん西洋化していく日本の片隅に、今も息づく大切な日本の心を見つけることができるかもしれません。

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