港の見える丘公園

港の見える丘公園
photo by @micarose_925
横浜の海と景色を高台から大パノラマで鑑賞できる公園。ベイブリッジを間近で見られるので迫力も抜群!また、公園内には薔薇が美しい英国風庭園もあり、ついつい写真を撮りたくなる絵になるスポット満載の場所です。

港の見える丘公園
photo by @dazzlin.15

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港の見える丘公園の基本情報


【 住所 】神奈川県横浜市中区山手町114
【アクセス】みなとみらい線元町・中華街駅6番出口から徒歩5分、JR石川町駅から徒歩20分
【最寄り駅】みなとみらい線元町・中華街駅

港の見える丘公園
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横浜を知るなら、異国情緒と港の景色が楽しめる「港の見える丘公園」がおすすめ!

異国情緒ただよう町、横浜。

横浜には中華街やみなとみらい、山下公園、横浜アリーナやズーラシアなど数々の観光地や有名スポットがありますが、やはり横浜といえば横浜港ではないでしょうか。

そしてその横浜港を見下ろせる「港の見える丘公園」も横浜を語る上では欠かせない観光スポットのひとつです。

港の見える丘公園のアクセス等

「港の見える丘公園」があるのは神奈川県横浜市中区山手町。

「港の見える丘公園」までのアクセスは、電車の場合はみなとみらい線元町中華街駅から徒歩6分、JR石川町駅から徒歩20分です。

バスを利用する時にはJR桜木町駅から保土ヶ谷駅行きの11系統で「港の見える丘公園」下車すぐ。

所要時間は約10分程度となっています。

マイカーの場合は首都高速神奈川3号線狩場せんの新山下ランプの利用が便利です。

オススメはみなとみらい線の元町中華街駅の利用です。

近くには中華街や山下公園、人形の家などがあり、複数の観光スポットを組み合わせることが可能です。

周辺には中華街以外にも横浜らしい洋食店などのグルメスポットも多いため、ゆっくり散歩する気分で周囲を歩き回ってみると、きっと新しい発見があることでしょう。

港の見える丘公園のフランス山

さて「港の見える丘公園」はいくつかのエリアに分かれていますが、まずは元町中華街から歩いてきた場合にもっともアクセスが近い「フランス山」のエリアから見ていきましょう。

ここは幕末から明治維新にかけて、フランス軍が駐留したことから「フランス山」という名称がつきました。

そのため、この一帯では、フランスにちなんだ名前や建築物を数多く見ることができます。

なおこの場所にはフランス軍だけでなくイギリス軍も駐留。

のちにはフランスの総領事館やイギリスの総領事館も置かれることになりました。

「港の見える丘公園」の中心を挟んだ反対側はイギリスの領事館があった場所で、こちらは「イギリス山地区」と呼ばれています。

さて、「港の見える丘公園」の内部を進んでいきましょう。

ゲートになっているのは「フランス橋」。ここをくぐるとそこはもう「港の見える丘公園」です。

すると金属のアーチがかかった広場が見えてくるでしょう。この金属のアーチは「パビリオン・バルタール」。

パビリオン・バルタールは鋳鉄製の金属構造で、かつてフランスにあったパリ中央市場の地下の一部。

建築家であるバルタールの名前をとってこのように呼ばれています。

フランスの中央市場は再開発のために取り壊されましたが、横浜市が移設を申し入れたところ、フランス側が快諾。

フランスとゆかりの深いこの場所に移設されることになりました。

それがパビリオン・バルタールで、エッフェル塔よりも以前の鉄骨様式を知ることができる貴重なものだといいます。

なお、パビリオン・バルタールは横浜市のものを含めて世界で現存するのはたったふたつだけ。

建築が好きな人にとって、知る人ぞ知る貴重なスポットになっています。

そのまま森のほうへと進むと次に見えてくるのは旧フランス領事館邸。

といっても、現在残っているのは遺構の一部だけ。

フランス領事館は明治29年に建てられましたが関東大震災で倒壊、再建されたものも戦後に不審火で焼失し、今ではその遺構の一部を残しています。

ただし周辺の掲示には、フランス領事館の様子の写真があり、当時の様子をしのぶことができます。

しばらく緑の中を進むと、「フランス山風車」「レンガ造り井戸の遺構」などがあります。

レンガ造り井戸の遺構
instagram @dazzlin.15

さらに少し進んだところには「港が見える丘」の歌碑を見付けることができます。

これは終戦直後のヒット曲「港が見える丘」に由来しています。実は「港の見える丘公園」はその曲にちなんで命名された場所です。

ちなみに、「港の見える丘公園」は、いしだあゆみの「ブルーライトヨコハマ」や、オフコースの「秋の気配」などにも登場するなど、歌謡曲の中でもメジャーな場所となっています。

港の見える丘公園の展望台

そのまま進むと、「港の見える丘公園」でもっとも有名な場所である展望台が見えてきます。

ここは横浜の中でも最も有名な場所の一つで、横浜を舞台にした映画やドラマでも何度も使われているので、一度は目にしたことがあるかもしれません。

実際にこの展望台から眺めていると分かるかもしれませんが、見えるのは横浜ベイブリッジを中心とした港のエリア。

みなとみらいの観覧車などは見えません。昼間の景色はどちらかというと地味に見えるかもしれませんが、ではなぜここが横浜屈指の展望スポットと呼ばれているのでしょう。

その答えは夜になると分かります。ここからは港に灯る灯の数々がはっきりと見渡せるのです。

しかも港までの距離が近いため、他の場所では味わえない夜景を望むことができます。

もし時間があるのなら、昼と夜の二度訪れてみると、横浜の違った顔を知ることができるでしょう。

また少し目を移すと、いろいろ面白いものが見えてきます。たとえば白と赤の二色の旗。

これは実は、スタジオジブリの作品「コクリコ坂」の記念旗。

すぐそばには記念パネルも設置されているので、ファンの方はぜひ確かめてみて下さい。

その近くには2002年のサッカーワールドカップの横浜開催を記念した記念樹もあります。

港の見える丘公園のイギリス山

それでは次に、展望台からイギリス山地区に移動しましょう。

まず目につくのは「沈床花壇」です。

ここは地形を生かして四季の花々が楽しめる場所。

「香りのローズガーデン」として有名で、周囲に設置されたベンチに腰を下ろすと、風に乗ってただよう花の香りを楽しむことができます。

またもう少し行ったところには「イングリッシュローズガーデン」があります。

以前はバラ園として知られていましたが、リニューアルによって一年草と宿根草が混植されたイングリッシュローズの庭になりました。

こちらには約150種類1200株のバラが植えられています。

バラの見ごろである5月中旬から6月中旬、10月中旬から11月中旬にかけての季節に訪れると、咲き乱れる美しいバラを楽しむことができます。

この美しい庭の向こうには「横浜市イギリス館」があります。

これはもともとはイギリス総領事の公邸として作られた建物。

いかにも異国風の大きな邸宅で、貴重な文化財として横浜の指定文化財に認定されています。

この建物と隣接する、大正期のアメリカ人住宅として建設された「山手111番館」は内部の見学が可能。

時代を感じるインテリアや装飾が興味深い場所なので、ぜひご覧になってみるといいでしょう。

さらにここから進んだ場所には「大佛次郎記念館」があります。

ここは横浜ゆかりの作家で「鞍馬天狗」の作者として知られた大佛次郎の記念館。

こちらでは大佛次郎に関する展示や講演などが行われている他、自筆原稿や書簡などの特別資料、約10万という図書や雑誌などの収蔵品もあり、一般客から研究者まで大きな人気を集めています。

もし文学に興味が出てきたら、そこから進んだ先にある「神奈川近代文学館」の見学もオススメです。

こちらは近代文学に関する膨大な資料を所蔵していることで知られる博物館。

非常に工夫を凝らされた企画展や講演会、朗読会なども開かれていることから文学好きには必見の場所となっています。

ここまでくると港の見える丘公園を端から端まで見学したことになります。

あとは気になった場所をもう一度楽しむもよし、公園を出て街に繰り出すもよし。

緑と異国情緒、そして様々なカルチャーが入り混じる港の見える丘公園は、横浜らしさのつまった場所と呼ぶことができるでしょう。

夜景がキレイ!横浜・港の見える丘公園

カップルにもファミリー層にも、また一人旅の行き先としても人気の街・横浜。

海を望む風景や夜景がキレイな横浜のベイエリアは一度は訪れてみたい定番の観光スポットです。

今回はその中でも夜景がオススメの「港の見える丘公園」をご紹介したいと思います。

港の見える丘公園について

神奈川県横浜市に位置する港の見える丘公園は1962年に開園した都市公園で、横浜中華街からも徒歩圏内とほど近いため年間を通して観光客が訪れます。

港の見える丘公園という公園の名前は、戦後に流行した平野愛子さんの「港が見える丘」という楽曲から名付けられ、公園内にはこの歌の歌碑も設置されています。

また、2011年に公開されたスタジオジブリの映画「コクリコ坂から」の主人公の下宿屋である「コクリコ荘」が存在する場所はこの港が見える丘公園がモデルと言われていることから公園内には「コクリコ坂から」の解説板が設置されています。

夜景が有名なスポットですが、港の見える丘公園からは横浜港をはじめ大さん橋埠頭や横浜ベイブリッジ、横浜の街を眺めることができ、昼間の景色もキレイなので山下公園と並ぶ横浜ベイエリアのデートスポットとしても人気がある公園です。

港の見える丘公園内の施設について

公園内には様々な施設がありますが、そのうちのひとつが大佛(おさらぎ)次郎記念館です。

「鞍馬天狗」シリーズの作者として有名な横浜市出身の大佛次郎は現代小説、歴史小説をはじめ新作歌舞伎や童話など幅広く手掛けた作家で、記念館内には執筆に際して集められた素材や愛用品など、大佛次郎に関する多くの資料が展示されています。

また、公園内の展望台近くには大衆文学や児童書、詩歌や有名作家などの大規模な展示を行う神奈川近代文学館もあることから文学ファンからも愛されている公園です。

1990年に横浜市の指定文化財に登録された西洋館・横浜市イギリス館は1937年にイギリス総領事公邸として建てられた当時の雰囲気を残しながらも現在はホールや会議室としても使われており、展示室と復元されたベッドルームが一般公開されています。

1999年に横浜市の指定有形文化財に登録された山手111番館も1926年に建てられた西洋館で、現代にいたるまで大切に扱われてきたため今も当時の意匠が残っている趣のある施設です。地下にはカフェ・ザ・ローズというもあり、館内は一般公開されていますが、建物の保護のため2階の回廊は月1回程度の公開となっています。

公園の北側には幕末から明治初期にかけてフランス軍が駐屯した「フランス山」がある他、2014年には飛び地である拡張エリアに山手の洋館の前庭をイメージした緑の広場・ブラフ99ガーデンがオープンしました。

昔から山手地区に多く植えられていたヒマラヤスギをシンボルとしたブラフ99ガーデンには展望広場や花壇があり、ラベンダーやマグノリアなど様々な品種の花や植物が約80種類植えられています。

切り立った崖を意味する「ブラフ(Bluff)」は居留地にいた外国人が起伏の多い山手地区をそう呼んでいたことに由来し、山手地区に古くから伝わる「ブラフ積み」という積み方で石垣が積まれている場所があります。

また、横浜の「市の花」としても知られるバラも港の見える丘公園の見どころのひとつです。

春(5月中旬から6月中旬)と秋(10月中旬から11月中旬)には2016年にリニューアルオープンしたイングリッシュローズガーデンに美しいバラが咲き誇り、訪れる観光客の目を楽しませています。

イギリス館前にあるイングリッシュローズガーデンには約150本1200株のバラが植えられているのをはじめ、大佛次郎記念館前にある香りのローズガーデンにも約100種500株のバラが植えらている他、イギリス館後庭から111番館の後庭にかけても約80種500株、公園内には合計約330種2200株のバラが植えられています。

バラ以外にもチューリップやサクラなど、年間を通して四季折々の花や緑が公園内に彩りを添えています。

港の見える丘公園周辺の観光スポットについて

港の見える丘公園周辺には横浜中華街をはじめ、数多くの観光スポットがあります。

デートスポットをお探しであれば横浜マリンタワーや山下公園、横浜赤レンガ倉庫、みなとみらいでショッピングやランチ、ディナーが楽しめますし、

ファミリー向けのスポットをお探しであれば横浜ワールドポーターズやよこはまコスモワールド、カップヌードルの手作り体験ができるカップヌードルミュージアムパーク、ブリキのおもちゃ博物館もオススメです。

港の見える丘公園への行き方(交通アクセス)について

港の見える丘公園のアクセスは、JR京浜急行・根岸線「石川町駅」から徒歩20分、横浜高速鉄道みなとみらい線「元町・中華街駅」の6番出口から徒歩5分となっています。

「石川町駅」から徒歩で港の見える丘公園に向かう場合は急こう配の坂がありますのでこのルートを通る際には注意が必要です。

「元町・中華街駅」からでしたらエレベーターとエスカレーターを使って公園のすぐそばの出口に出ることができます。

バスを利用する際はJR桜木町駅始発保土ケ谷駅行「11系統」で約10分、「港の見える丘公園前」下車すぐもしくは、みなとみらい線元町・中華街駅出口「5」前「11系統」「20系統」で約2分「港の見える丘公園前」下車すぐです。

周辺も観光したい場合は山下公園など付近一帯のベイエリアを結ぶ「あかいくつ号」を利用するのが便利です。

中華街や元町を通るCルートなら平日は16~20分間隔、土曜・日曜・祝日は10~15分間隔で運行されています。

「あかいくつ号」の運賃は大人が現金220円(ICカードを利用の場合は216円)、子供が現金110円(ICカードを利用の場合は108円)となっています。

タクシーを利用する際は「関内駅」北口のタクシー乗り場から約3.9km(約1360円)、「横浜駅」東口から約4.6km(約1540円)となっています(深夜料金別途)。

マイカーを利用する際は首都高速神奈川1号横羽線(下)から高速神奈川3号狩場線「山下町」出口、もしくは首都高速湾岸線・狩場方面から高速神奈川3号狩場線「新山下」出口からのアクセスが便利です。

港の見える丘公園に行く際の服装について

港の見える丘公園は駅からも近く、街歩きの服装で構いませんが海に近い場所にありますので風が強く、秋冬シーズンは寒い思いをすることもあるかと思います。

風の通らない上着などがあれば急な天候の変化にも対応できるでしょう。

また、公園内は広いので履き慣れた歩きやすい靴で行きましょう。

デートだからと言ってオシャレしてハイヒールなどを履いていくと足が痛くなって歩けなくなってしまいます。

以上、お送りしてきました港の見える丘公園のおすすめポイントはいかがだったでしょうか。

都会にある観光スポットですが、広い海を眺めていると日頃の疲れがリセットされることと思います。

ぜひ一度足を運んでみてくださいね。

港の見える丘公園の詳細情報について

港の見える丘公園の住所:

〒231-0862 神奈川県横浜市中区山手町114

港の見える丘公園の電話番号:

045-671-3648(横浜市都心部公園担当)

港の見える丘公園の休館日:

年末年始(フランス山含む)

イギリス館 毎月第二水曜日

111番館 毎月第四水曜日

港の見える丘公園の営業時間:

公園は24時間営業。その他施設によって営業時間は異なります。

港の見える丘公園の入園料:

無料

港の見える丘公園の駐車場:

普通車17台(有料/24時間)

平日:30分250円

土・日・祝日:30分300円

※駐車料金の支払いには1000円以外の紙幣は使用できません。

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