九重夢大吊橋

九重夢大吊橋
by http://www.jalan.net/
高さ173m長さ390mの日本一の吊り橋。眼下には日本の滝百選にも選ばれた「雄滝・雌滝」が望めます。

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九重夢大吊橋の基本情報


【 住所 】大分県玖珠群九重町田野1208


公式ページ

日本一の高さを誇る九重夢大吊橋とその周辺の観光

九重夢大吊橋って?

九重夢大吊橋は、2006年に完成した大分県にある日本一の高さを誇る歩道専用の吊橋です。

夢大吊橋の営業は2017年3月に、開業から3781日目(約10年)を迎え、入場者の数は1000万人を達成しました。

これは年間約100万人が訪れていることを意味し、この吊橋が人々にどれほど愛されているかが分かります。

長さ390m、高さ173m、幅1.5mのこの橋は、九重連山を遠くに眺めることができ、大迫力の吊橋から見る景色は季節ごとにその顔色を変え、見る人を飽きさせることはありません。

橋の西側に九重夢大吊橋施設観光案内所があり、歩いて橋を渡った先の東側には橋の駅があり、お土産店や絶景の前でお茶が楽しめる店などがあります。

橋を渡る前にチケットを購入し、駅の改札のような渡橋ゲートを通過して橋を渡る流れになります。

チケットの価格は、小学生未満は無料で、小学生200円、中学生以上は500円です。また30名以上の団体には基本料金から10%割引が適用されます。

営業時間は、1月〜6月と11月〜12月は8時30分〜17時、7月〜10月は8時30分〜18時となっており、入場チケットの販売は終了時間の30分前となっています。

定休日は特に設けられていませんが、悪天候などにより入場制限がある場合がありますので、風が強い日は特に注意が必要です。

九重夢大吊橋へのアクセス

大分自動車道の九重ICから車で約40分、また博多から九重ICまで高速バスが出ており、予約が必要ですが約2時間で九重ICまで行くことができ、夢大吊橋まではタクシーやコミュニティーバスで訪れることができます。

コミュニティーバスは大人片道600円で、子どもは300円で利用することができます。

JR電車を利用する場合は、九重ICすぐ南の豊後中村駅で降車して、コミュニティーバスが夢大吊橋まで連絡しています。

観光に行く際の注意点

九重町は阿蘇山を有する熊本県との県境付近の町であり、山に囲まれているために山特有のワインディングロードが多いので、車の運転やバス酔いには気を助けてください。

別府や湯布院、阿蘇といった九州名所が付近にありますので、自転車やバイクで旅をしている人も多く、運転される方は特に注意が必要です。

また、絶景が楽しめる九重夢大吊橋ですが、秋から春にかけては夕暮れが早いですので、景色を楽しむのであれば暗くなる前の午後4時までがオススメです。

吊橋ですので風通しが良く、夏は最高の避暑地になりますが冬は予想以上に寒くなることもありますので、冬に訪れる予定の方は暖かい服装が良いでしょう。

現地の特徴や楽しみ方

上記でも説明した通り、九重夢大吊橋は観光の季節を選びません。

春は遠くの連山の残雪を眺めながら新緑の原生林を眺めることができ、夏は新緑から深緑へと変化して澄み渡った空気を吸いながら涼むことができます。

秋は大パノラマの紅葉を眺めることができ、冬は白く染まった雪化粧を楽しむことができます。

橋下の川から橋までの高さが173mもあり、歩道は鉄製のすのこ状のタイプで隙間がある箇所もあり、下を覗き込むと思わずぞっとします。

どれくらい高いのか、十円玉を1枚ひらひらと川に向かって橋の上から落としてみると、その滞空時間の長さに驚き、最終的にどこに着地したのか分からなくなる程でした。

また、九重夢大吊橋の渡橋ゲートの近くには幾つかの川柳が展示されており、一般の募集もされているので、旅の思い出に是非、作られることをお勧めします。

四季折々の姿を見せる夢大吊橋を歌った川柳が数多く展示されているので、詠むだけでも楽しいです。

実際に私も旅の思い出にと旅仲間全員で1つずつ考え、募集しました。

川柳を書く紙には、自分が考えた川柳と、任意で名前、住所を書く欄があり、入賞した場合にその住所宛に知らせが届く仕組みになっています。

実際に旅後の数ヶ月後に見知らぬ宛先から茶封筒で郵便物があり、それは入賞の知らせではなく、同時期の募集内容が書かれているもので、旅仲間の作品も書かれていたので、旅の思い出にと、アルバムの一枚になっています。

お勧めコース

九重夢大吊橋周辺には九州の名所が幾つかありますので、今回は旅の一つの例としてオススメのルートを紹介します。

九重周辺の観光をお考えの方にも参考になれば幸いです。

特に夢大吊橋は旅路の途中で寄りたいという方にオススメのルートは、大分の別府から熊本に入り、阿蘇経由で熊本市へ行くルートです。

別府へは、東九州自動車道でもいけますが大分県の国道10号は比較的運転しやすい印象なので下道でも行けます。

四国の愛媛からもフェリーが出ており、新幹線が通っていない大分県ですが、アクセス手段の幅は広いかと思います。

別府は言わずと知れた温泉地帯で、町中に温泉の湯気が上がっており、温泉源巡りである地獄巡りもお勧めです。

別府市内は急な坂道が内陸の方へ向けて続いており、その先には湯布院があります。

別府市内から内陸に向かう場合、右手に由布岳を眺めながら湯布院へ入る県道11号がお勧めです。

由布岳が綺麗に見える頃には金色の草原が広がり、日本とは思えない絶景が広がっており、湯布院盆地へと下る景色は最高です。

湯布院から九重へと移動する際には、湯布院盆地から抜け出すので、標高が少し高くなった頃に後ろを見ると、綺麗な盆地の景色と遠目に見える由布岳が絶景です。

進路を西向きから九重連山がある南の方向へ変え、曲がりくねった山道を過ぎた先に、間も無く九重夢大吊橋が現れます。

左右を山に囲まれた道を走っていると、いきなり大きな橋が看板の案内とともに現れるので、日本一の高さを誇る橋を一目見ようと、多くの人が足を止めて観光に訪れています。

橋の上からは、目線の高さから橋の下の川へ注ぐ滝を絶景とともに見ることができますが、立派な橋を見る楽しみ方もあります。

橋を渡る前や渡った後に少し斜めの角度から橋をみると、橋を支える為に計算された左右対称のワイヤーが芸術のように張り巡っており、こちらを景色とともに写真に収める方も数多くおられました。

夢大吊橋の観光を終え、春には綺麗な残雪が残る九重連山を眺めながら、熊本県に入ります。

九重連山のあたりで大分から熊本に入ると有名な黒川温泉があります。

日程に余裕がある場合、昼間から温泉巡りをする温泉浸りがお勧めです。

流れるように場所を移動し、時間が過ぎていく旅の中でも、1日温泉巡りをしてゆっくりするといった贅沢な旅の仕方も魅力的です。

黒川まで来ると、すぐ南には阿蘇山があります。世界最大級のカルデラを持つ阿蘇山は、外輪山から見る展望がオススメで、黒川からは北側の大観峰へのアクセスが容易です。

阿蘇では様々なアクティビティがあり、探検ツアーやトレッキング、乗馬、熱気球、パラグライダーなどといったことを、絶景を眺めながら体験することができます。

阿蘇には外輪山の内側にカルデラがあり、中央部に中岳があります。

中岳からは外輪山を眺めることができるので、天気がよければオススメですが、気象庁や地元市役所などでの火山情報には注意してください。

阿蘇からは熊本市内まで海へ向かった緩い下り坂で、熊本市街では最高に美味しい馬刺しを楽しむことができます。

熊本からは新幹線が利用できるので、足に困ることはないでしょう。

また熊本の沖から長崎方面へと有明海を横切るフェリーが出ているので、長崎の雲仙方面へ旅を繋げることもできそうです。

まとめ

九重夢大吊橋は、時期を選ばないため年間多くの人々を呼び込み、その時々の表情で人々を魅了するスポットです。

360度の大パノラマは壮大で文句なしの絶景です。

また、九重夢大吊橋の周囲には様々な観光スポットが詰まっており、九重夢大吊橋だけを見にいく観光は少しもったいない気がします。

夢大吊橋の観光をお考えの方は、九重周辺にある九州の魅力も取りこぼすことのないように、大いに旅を楽しんで下さい。

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