アニタッチみなとみらい:ファミリーで楽しむ動物ふれあいスポット完全ガイド

アニタッチみなとみらいとは

アニタッチみなとみらいは、静岡県伊東市の伊豆シャボテン動物公園がプロデュースする屋内型ふれあい動物園です。都心の観光地・横浜みなとみらいに2021年10月にオープンし、約20種類・300匹以上の動物が飼育されています。代表的な動物はカピバラ、ワオキツネザル、プレーリードッグ、ミーアキャット、フタユビナマケモノ、フクロウ、アカテタマリンなどで、かわいい小動物と触れ合えるのが魅力です。室内施設なので天候に左右されず、一年中快適に遊べる点も子連れに人気となっています。館内で動物に癒される体験は、幼児や学童の情操教育にも最適で、子どもが初めて動物と触れ合う場所としてもうってつけです。

平日と土日祝・繁忙期で入場料金が異なり、平日は大人1500円、小人(4才~小学生)800円、3歳以下無料、土日祝や春夏冬休みなど繁忙期は大人1800円、小人900円、3歳以下無料となっています。なお、小学生以下のお子さまは18歳以上の保護者同伴(同伴者も有料)が必須です。営業時間は平日10:30~19:00(最終受付18:30)、土日祝やGW・夏休み・冬休みなど繁忙期は10:30~21:00(最終受付20:00)です。年中無休で、雨の日や猛暑・寒さを避けて遊べる屋内施設として親子に安心して利用されています。

アクセス・交通手段

横浜みなとみらいの観光スポット「横浜ワールドポーターズ」2階の外通路(デッキストリート)に入り口があります。主なアクセス方法は次の通りです。

電車/みなとみらい線:みなとみらい線「みなとみらい駅」または「馬車道駅」からいずれも徒歩約5分で到着します。2階のデッキを進めばすぐに施設の入口が見つかります。

電車/JR・地下鉄:「桜木町駅」から汽車道経由で徒歩約10分、「関内駅」から馬車道経由で徒歩約15分です。桜木町駅からは新港サークルウォーク(歩道橋)経由でも横浜ワールドポーターズ2階へ直結しています。

観光バス/「あかいくつ」:横浜市内を巡回する観光周遊バス「あかいくつ」を利用し、「万国橋・ワールドポーターズ前」で下車すると便利です。

エアキャビン(横浜エアキャビン):桜木町駅とワールドポーターズ前を結ぶ新交通「エアキャビン」を利用するのもおすすめです。空中散歩気分で約5分、2階のデッキに直結します。

車の場合:首都高速1号線「みなとみらい」出入口からすぐの横浜ワールドポーターズ地下駐車場が利用可能です。駐車料金は30分280円で、館内で一定額以上利用すると駐車サービスもあります。館内に駐車場があり完全禁煙です。

いずれの交通手段でも横浜の主要スポットからのアクセスが良好です。電車利用なら大観覧車が目印になるコスモワールドや赤レンガ倉庫、カップヌードルミュージアムなどを経由して訪れるルートも人気で、親子での観光と組み合わせやすい立地です。

館内構成・施設の特徴

館内は1フロアのコンパクトな造りながら、動物と訪問者の距離が近いのが特徴です。施設は大きく2つのゾーンに分かれており、「ふれあいエリア」と「カピバラ・大型動物エリア」があります。入口を入ると小動物たちのケージが並んだエリアが広がり、その先に二重扉を隔ててカピバラなど大型動物がいるスペースがあります。扉の向こう側は動物が自由に行動できるようになっており、ワオキツネザルなどがケージの上や天井の遊具を飛び回る様子を間近に観察できます。

館内のインテリアは横浜・みなとみらいの風景をモチーフにした装飾が施され、ランドマークタワーや赤レンガ倉庫、大観覧車などをイメージした背景が目を楽しませます。例えば、ヒヨコが集まるコーナーの壁にはランドマークタワーが描かれ、チンチラの巣は赤レンガ倉庫風の造りになっています。このように横浜らしい風景と動物を組み合わせたフォトスポットが多く、子どもたちの好奇心をくすぐる工夫が随所に見られます。

動物エリアのほか、施設外のデッキストリートにはお土産ショップが併設されており、ぬいぐるみやTシャツなどオリジナルグッズが充実しています。特に伊豆シャボテン動物公園で人気のカピバラ温泉ぬいぐるみは定番のお土産で、記念撮影後のショッピングも楽しめます。

主な動物とのふれあい体験

アニタッチでは、多種多様な動物に直接触れたりエサをあげたりする体験ができます。館内中央の小動物エリアではひよこやモルモット、ウサギなどをそっと手でなでることができ、子どもたちは動物の温かさに触れて大喜びします。また、プレーリードッグやフェネック(キツネの仲間)などの珍しい小動物もおり、間近で見学・撮影が可能です。特にワオキツネザルは肩に飛び乗ってきて舐めてくれることもあり、大人にも子どもにも強い印象を残します。フタユビナマケモノはゆったりぶら下がり、カメラ目線で記念写真を撮るチャンスです。

エサやり体験も人気で、館内数か所で販売されている専用エサ(1パック約200円)で動物に給餌できます。ヒヨコ用、モルモット用など動物ごとにマークがあり、近づくと寄ってきてかわいらしい姿を見せてくれます。エサの自動販売機や両替機も設置されているので、小銭がなくても安心です。なお、カピバラやワオキツネザル、フタユビナマケモノなど比較的大きな動物のいるエリアでは衣類が汚れないようポンチョの販売もあります。

触れ合いができない動物もいますが、フクロウやインコなど飛べる鳥類は近くで観察でき、子どもたちの目を引きます。例えば、大きくて神秘的なフクロウは檻越しに間近で見ることができ、その静かな佇まいに初めは置物かと思うほどですが、一緒に写真を撮るには絶好のチャンスです。ガラスや檻を通さず触れる動物としてはヒヨコやモルモット、ウサギが代表的で、軽い毛並みの感触を楽しめます。全体的に動物との距離が近く設定されており、子どもの視線でも触れ合いやすいレイアウトになっているのが特徴です。

子ども向けのおすすめポイント

アニタッチみなとみらいは未就学児~小学生の子ども連れに非常に配慮された施設です。以下のポイントが好評です。

  • 屋内型で全天候OK:雨の日や真夏の暑さ・真冬の寒さを避けて遊べるので、ファミリー層に安心。館内は常に適温に保たれており、急な天候変化でも快適に過ごせます。
  • 低年齢児対応:3歳以下は入場無料なので、幼児連れも気軽に利用できます。授乳室やおむつ交換台も完備され、ベビーカーでの移動もOKです。
  • 教育的な側面:動物の生態や特徴に触れることで、子どもの好奇心を育めます。伊豆シャボテン動物公園監修の解説があり、先生のようなスタッフが常駐しているので分からないことはすぐ質問できます。ミニ動物園ながら幅広い種類の動物がいるので、ペットでは飼えない生き物との触れ合い学習にも最適です。
  • インパクトのある動物との遭遇:ワオキツネザルが肩に飛び乗ってくるサプライズ体験や、カピバラがバスタブでお風呂に入っているユニークな光景など、大人顔負けの見どころが満載です。子どもが「すごい!」と歓声を上げる瞬間が随所にあります。
  • 手軽なエサやり体験:動物園でありながら追加料金で手頃にエサやりが楽しめるのも魅力です。エサを持って近づくと、モルモットやヒヨコがどやどや集まってきて子どもも大喜び。買ったエサをあげることで子ども自身も動物の一部になれたような体験ができます。
  • 周辺施設との組み合わせ可:遊園地や博物館、美術館などみなとみらいエリアの人気スポットとセットで訪れやすい立地です。ワールドポーターズ内の飲食店や赤レンガ倉庫の広場、カップヌードルミュージアムなど、ほかにも親子で楽しめる施設が揃っています。動物園デビューとしてだけでなく、一日のプランに組み込みやすい点もポイントです。

混雑状況・入場制限

アニタッチみなとみらいはコンパクトな施設のため、土日祝日や夏休み・冬休みなどの繁忙期は比較的混雑しやすい傾向があります。特に午後~夕方は周辺観光客が流れ込むことが多いので、早めの入場がおすすめです。公式サイトでも「施設内の混雑状況により、入場制限または時間制限を設ける場合があります」と案内されており、満員時は入場までに時間がかかることがあります。平日でも連休や長期休暇中は混雑するため、前売りチケットを活用しましょう。春休み・夏休み・冬休み・GWなど繁忙期には割引前売り券が販売される場合もあり、あらかじめオンラインで購入しておくと当日の待ち時間を短縮できます。

平日や夕方、空いている時間帯を狙えばスムーズに回れます。口コミでは「平日の開店前に行ったら長蛇の列だった」という声もある一方、「平日午前中は比較的空いていた」「1時間ほどゆっくり楽しめた」という意見もあります。いずれにせよピーク時は一定数の入場者数を区切る仕組みがあるため、小さい子どもを待たせないよう開園直後や夕方遅めの時間帯に行くのが賢明です。休日は混雑必至のため、オープンから1~2時間以内に入館するか、逆にお昼をずらして訪れるとやや空く場合があります。

施設利用の注意点・マナー

アニタッチみなとみらいを安全に楽しく利用するために、以下の注意点を守りましょう。

  • 同伴ルール:小学生以下の子どもは18歳以上の保護者同伴で入園してください。保護者も入場券が必要です。子どもから目を離さず、一緒に動物に安全に接するよう配慮します。
  • 衛生管理:館内では動物の健康管理に配慮し、ふれあい前後の手洗い・消毒を徹底しています。動物たちは繊細なので、やさしく触り、顔や口元に手を出さないよう注意してください。子どもにはあらかじめ手洗いの大切さを教え、スムーズにできるようサポートしましょう。
  • 動物への配慮:動物たちは驚きやすい生き物です。大声を出したり、追いかけたりしないよう子どもに教えます。檻や仕切り越しに見る動物と直接触れる動物がおり、触れ合えない動物には優しく観察させます。動物に餌をあげる際はスタッフや案内表示の指示に従い、決められた専用エサ以外は与えないようにします。エサの持ち込みも禁止なので、館内の自販機や売店で購入してください。
  • 服装・汚れ対策:特にワオキツネザルが肩に飛び乗ることがあります。衣服に糞などがかかる場合も想定して、汚れてもよい服装で行くと安心です。気になる場合はお店でポンチョ(簡易ケープ)の購入がおすすめです。また、カピバラエリアには床が水浸しになっていることもあるので、つま先が濡れてもよい靴・靴下を選びましょう。
  • 持ち物・飲食:持ち込みの飲食は禁止です。動物へのおやつも施設販売のもの以外は与えないでください。歩きやすい靴で館内を見学し、長時間の滞在に備えて飲み物は出入口付近の自動販売機を利用しましょう。
  • 安全対策:館内は禁煙・火器厳禁です。再入場は原則できませんが、トイレ等で一時退出する場合はスタッフに声をかけてください。また、事故防止のため動物や遊具類の独占は禁止されています。スタッフの指示に従い、他の来館者や動物に配慮した行動を心がけましょう。
  • 混雑時対応:利用制限により入場待ちが発生する場合があります。時間に余裕を持って行動し、混雑時は来館時間を調整するなど臨機応変に対応しましょう。

これらのルールを守ることで、安全で快適な動物ふれあい体験ができます。スタッフも子ども向けに親切に対応してくれるので、不明点や困ったことがあれば遠慮なく質問してみてください。

季節ごとの楽しみ方

アニタッチみなとみらいは通年楽しめる室内施設ですが、季節ならではの楽しみ方もあります。春は館内に桜の飾り付けがされることもあり、花見気分で訪れる家族も。夏休み期間中は「夏休みイベント」が開催され、特別ガイドツアーや工作、スタンプラリーなどの子ども向け企画が行われます。暑い夏には冷房の効いた館内で涼みながら動物と触れ合えるのが魅力です。秋~冬は屋外イベントが少なくなる一方、館内の暖かさが嬉しい季節です。伊豆シャボテン動物公園由来の**カピバラの「猫足風呂」**も人気で、寒い時期にはカピバラ温泉(バスタブ)に入浴する姿を見ることができます。繁忙期(GW・お盆・年末年始)には営業時間を延長し夜20時まで開館しているので、夜景見物を兼ねた訪問も可能です。なおクリスマスやハロウィンなどの館内装飾イベントは公式からアナウンスがあればチェックしたいところですが、基本的に常設展示で動物と触れ合うことがメインです。雨の日や冬の日でもほかの行き場に困ることなく楽しめるのが季節を問わない大きなメリットです。

親子でのモデルコース例

アニタッチみなとみらいを組み込んだ一日の過ごし方例をご紹介します。時間配分や周辺スポットと組み合わせて、家族みんなが大満足のプランを立ててみてください。

  • 午前中:みなとみらい散策と遊園地 – 午前9:30にみなとみらい駅または桜木町駅で集合。朝の涼しい時間に「赤レンガ倉庫」周辺を散策し、海辺の広場で写真撮影。コスモワールドの大観覧車やキッズ向けアトラクション(メリーゴーランドなど)で遊ぶと子どもも大はしゃぎです。近くに「横浜アンパンマンこどもミュージアム」があるので、小さな子連れならそちらを先に訪れてもよいでしょう。
  • ランチ:横浜ワールドポーターズで食事 – 昼前に移動し、ワールドポーターズ内のレストランやフードコートでランチ。窓際席からは運河が望め、ゆったり食事ができます。小さな子どもにはパン屋やファミレス系も充実しているので安心です。
  • 午後:アニタッチで動物ふれあい – ランチ後13時頃にアニタッチみなとみらいへ入場。平日であれば混雑は緩和されている時間帯です。動物との触れ合いを約1~2時間じっくり楽しみましょう。カピバラやワオキツネザル、ひよこ・モルモットへのエサやり体験を通じて子どもの笑顔が見られます。休憩スペースでお茶を飲んだり記念撮影も忘れずに。
  • 夕方:みなとみらい周辺で遊び直し – 15時ごろ、再びみなとみらい地区に戻ります。お子さまがまだ遊び足りなければ再びコスモワールドへ行くのもよし、あるいは「カップヌードルミュージアム横浜」でオリジナルカップヌードル作り体験(要予約)に挑戦しても面白いでしょう。家族で軽いクルーズに出たり、ランドマークタワーの展望台「スカイガーデン」に登って夜景を楽しむのもおすすめです。
  • 夜:夕食・帰路 – ワールドポーターズや周辺に戻ってショッピングやカフェタイム。ディナーはワールドポーターズ内のキッズメニューがあるレストランや赤レンガ倉庫のベイサイドカフェなど、海を眺めながらゆっくりと過ごします。夜景がきれいな遊園地を横目に横浜駅方面へ帰路につきます。

※ 上記は一例です。時間帯や子どもの年齢に応じて組み替えてください。アニタッチは夜20時まで開いている日も多いので、最終的には夜遅くまで遊ぶプランも立てられます。

周辺の子連れスポットとの組み合わせ

みなとみらい地区にはアニタッチ以外にもファミリー向けスポットが多数あります。組み合わせて訪れることで充実した1日観光が可能です。

  • 横浜赤レンガ倉庫:イベント広場や海辺の散策コースがあり、芝生でピクニックもできます。親子で乗れるメリーゴーランドなどの移動遊園地が期間限定で出現することもあります(フリューリングスフェストなど)。おしゃれなカフェも点在しており、オープンエアでランチや軽食を楽しめます。
  • コスモワールド:入場無料の観覧車をはじめ、子ども向けライドやアトラクションが充実。小さな子供も乗れるミニコースターやメリーゴーランド、ボールプールなどがあり、動物体験の前後に遊ぶのに最適です。夜になると観覧車のイルミネーションも点灯します。
  • カップヌードルミュージアム 横浜:オリジナルカップヌードル作り体験ができる博物館。土台となるカップに好きな絵を描き、具材を選んで自分だけのヌードルを作れます(要予約)。子どもも自分で創作する楽しさを味わえ、持ち帰りできる思い出作りにぴったりです。
  • 横浜アンパンマンこどもミュージアム:未就学児に大人気のテーマパーク。アンパンマンや仲間たちと触れ合えるほか、遊具やショーが充実。やや距離がありますが、動物園の前後に体験することで「アンパンマン」「かわいい動物」という子どものテンションが続きます。
  • ワールドポーターズ館内:大型ショッピングモール内には子供向けのフードコートや洋服店が揃っています。また、シネマコンプレックスも併設されており、動物園でたっぷり遊んだ後に映画鑑賞するという楽しみ方もできます。
  • 臨港パーク・象の鼻パーク:海に面した公園で、広い芝生や遊具で遊べます。観覧車をバックに写真を撮るスポットとしても人気です。ワールドポーターズから汽車道経由で歩いて行ける距離なので、散歩コースに組み込むのもよいでしょう。
  • ナイトイルミネーション:冬場はみなとみらいの各施設(赤レンガ倉庫やクイーンズスクエアなど)でライトアップやイルミネーションイベントが開催されます。夕方まで遊んだ後にイルミネーション散策を楽しめるのもこのエリアならではです。

これらのスポットと組み合わせれば、一カ所で遊ぶよりもさらに充実した親子のお出かけになります。アニタッチみなとみらいは、他の行き先にもアクセスしやすい立地にあるため、プランの選択肢が豊富です。ショッピングや観光の「ついで」に立ち寄ることも可能で、みなとみらい地区での家族時間を最大限に満喫できるでしょう。

以上、関東圏のファミリーに向けてアニタッチみなとみらいの魅力と楽しみ方をまとめました。最新の情報やイベント詳細は公式サイト等で確認しつつ、安全・快適に動物たちとのふれあい時間を楽しんでください。

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