未就学児から小学生まで!親子で楽しむマクセルアクアパーク品川【雨の日OK・子どもも大満足】

東京都品川にあるマクセル アクアパーク品川は、全国から訪れる観光ファミリーにも大人気の最新型水族館です。品川駅から徒歩2分という好立地にあり、天候を気にせず一日中遊べる屋内施設なので、雨の日の親子でおでかけにも最適。「アクアパーク品川 子どもと一緒に楽しめる?」「品川水族館 親子連れでも安心?」と初めての方は不安かもしれませんが、大丈夫!本記事では、未就学児~小学生のお子さまとマクセルアクアパーク品川を満喫するためのポイントを、たっぷりとご紹介します。基本情報や館内設備から、イルカショー・ペンギン・クラゲなど各ゾーンの見どころ、季節ごとの特別演出、親子で参加できる体験プログラム、雨の日でも楽しめる理由、小さな子でも楽しめる回り方のコツ、館内カフェ活用法、持ち物準備、そして家族連れの体験談エピソードまで、子連れ目線で徹底解説します。初めて訪れるご家族でも安心して計画できる内容になっていますので、ぜひ最後までご覧ください。ではさっそく、アクアパーク品川の魅力を紐解いていきましょう!

アクアパーク品川ってどんな水族館?基本情報と魅力

マクセル アクアパーク品川は、品川プリンスホテル内にある都市型水族館です。館内は1階に4つ、2階に7つ、合計**11のエリア(ゾーン)**で構成されており、約300種類もの海や川の生き物たちに出会えます。最大の特徴は、水族館でありながら最新のデジタル技術を駆使した演出が随所に施されていること。生き物の展示と音・光・映像が融合した幻想的な空間演出は、「ここでしか味わえない体験」として大人にも子どもにも大人気です。

アクセスは抜群によく、新幹線やJR・京急線が乗り入れる品川駅高輪口から徒歩約2分と、子連れでも移動の負担が少ない便利な立地です。館内は全天候型の屋内施設なので、暑い日でも寒い日でも快適に過ごせます。営業時間は基本的に**10:00~22:00(最終入場21:00)**と長めで、仕事帰りに家族で立ち寄ったり、夜のライトアップ演出を楽しむことも可能です(時期や状況によって変更の場合あり)。休館日もなく年中無休なので旅行プランに組み込みやすいのも嬉しいポイントですね。

料金は大人(高校生以上)2,300円、小・中学生1,200円、幼児(4歳以上)700円で、3歳以下は無料とファミリーにはありがたい設定です。水族館としては都心価格ではありますが、当日中の再入場OK(出口で手にスタンプを押してもらえば当日中なら再入場可能)なので、途中で外のレストランで食事したり赤ちゃんの休憩を挟んでから再び戻ってくることもできます。また、2回以上行くなら年間パスポートがお得(大人4,400円、小中学生2,300円など)で、品川プリンスホテル内のレストランや映画館の割引特典も付くため、近隣在住の方はもちろん旅行でリピートしたい方にもおすすめです。

館内は広すぎずコンパクトなサイズ感で、お子さんが歩き疲れにくいのも魅力。一般的な見学所要時間は2~3時間ほどですが、イルカショーや体験イベントに参加すれば半日たっぷり過ごせます。混雑状況としては、平日昼間は比較的ゆったり観覧できる一方、雨の日や週末・長期休みは家族連れで混み合う傾向があります。ただし入館のチケット売り場が混んでいても、15分程度で入れることが多いようです。館内は順路がありますが自由に行き来もできるので、お子さんのペースに合わせて無理なく楽しめるでしょう。

何より、アクアパーク品川は季節ごとに展示テーマやショー演出が変わる仕掛けがあり、リピーターも「来るたびに新しい発見がある」と評判です。春・夏・秋・冬で雰囲気がガラリと変わる館内は、まるで季節ごとのお祭りのよう。昼と夜でも演出が変化するので、昼間は子どもとワイワイ、夜は大人がロマンチックに…と時間帯で違う楽しみ方もできます。品川の水族館は親子のおでかけスポットとして定番ですが、中でもこのマクセルアクアパーク品川はエンターテインメント性が抜群で、小さなお子さんから大人まで年代問わず大満足できることでしょう。

子連れでも安心!館内の設備とサービス

初めて子どもを連れて行く際に気になるのが、ベビーカーの扱いや授乳・おむつ替え設備、トイレなどの子連れ向け施設ですよね。アクアパーク品川はその点もしっかり配慮されています。以下に主な設備・サービスをまとめます。

  • ベビーカーの利用:館内はベビーカーで入場可能です。展示エリアの通路も比較的ゆとりがありますので、ベビーカーでも移動できます。ただし一部に階段やエスカレーターがある区間が存在し、順路通りに進むにはベビーカーを畳む必要がある場面があります(後述の「回り方のコツ」で詳しく説明します)。そのため、ベビーカー置き場が館内に3箇所用意されており、1階エントランスおよび2階のイルカショー会場「ザ スタジアム」内に指定スペースがあります。ベビーカーを置いて抱っこで回ることも可能ですし、必要に応じて所々で置いていくこともできます。スタッフさんによるベビーカーの貸し出しはありませんので、ご自身でご用意ください。混雑時はベビーカーだと他のお客様に気を遣う場面もあるため、可能であれば抱っこひもも持参し併用すると便利です。
  • 授乳室(ベビールーム):お子さま連れには欠かせない授乳室もちゃんとあります。授乳やおむつ替えができるベビールームは2階「ザ スタジアム」内に1カ所設置されています。室内にはカーテンで仕切れる個室スペースが2つあり、授乳ができる椅子とテーブルが用意されています。また調乳用の温水シンクと電子レンジも備え付けられていて、ミルクのお湯づくりや離乳食の温めも可能です。授乳室の利用は基本的に女性のみとなっていますが、男性のパパでもミルクを作りたい場合などは近くのスタッフに声をかければお湯を用意してもらえます。授乳室はイルカショー前後など混雑する時間帯もありますので、その際はスタジアム内のベンチやホテル内の別フロアにあるベビールーム(品川プリンスホテル1階など)を利用する手もあります。
  • おむつ替え台・多目的トイレ:館内のトイレは各階に1か所ずつあり、すべてのトイレにおむつ替えシートが設置されているので安心です。加えて、1階の「コーラルカフェバー」奥と2階「ザ スタジアム」内には車椅子対応の多目的トイレがあり、こちらにもおむつ替えシートがあります。おむつ専用ゴミ箱も授乳室や多目的トイレ内に備えられているので、使用済みおむつの処理も困りません。おむつ替え台は全館で合計6台(各所に分散)用意されているとのことで、混雑時でも待たずに使えるよう配慮されています。
  • コインロッカー:ベビー連れだと荷物も増えがちですが、館内エントランス奥(1階)に有料コインロッカーがあります。大型ベビーカーやスーツケースは入口付近で預けることも検討しましょう。ロッカーは大小サイズあり、料金は小300円・中500円・大700円程度です。一日中使えるので、上着やおみやげ、不要な荷物は預けて身軽に動けます。特に雨の日は傘やレインコートも預けてしまえるので助かりますね。
  • バリアフリー・エレベーター:館内はバリアフリー対応で、エレベーターやスロープも設置されています。車椅子は無料貸し出しがありますし、段差のあるエリアはスロープ経路が用意されているため、ベビーカー利用時もそちらを案内してもらえます。ただし一部エリアは順路と異なるルート(逆走気味に移動するなど)になるため、移動の際はスタッフに確認するとスムーズです。2階への大きな移動は長いエスカレーターと階段が中心ですが、1階カフェ近くのエレベーターで2階スタジアム付近まで上がることもできます。詳しいルートは後述しますが、ベビーカー利用の場合はエレベーターの場所を事前に把握しておくと良いでしょう。
  • その他サービス:ベビーカーや小さな子連れには直接関係ないかもしれませんが、補助犬(盲導犬・介助犬・聴導犬)の同伴入館も可能です。また館内アトラクション(メリーゴーラウンド等)の利用制限や注意事項もありますが、同乗すれば小さなお子さんも基本的に楽しめます。イルカショーのプールでは前列席での水濡れが有名ですが、会場入口近くのインフォメーションでポンチョ(レインコート)を1枚100円で販売しています。小さな子がびしょ濡れになるのが心配な場合は購入すると安心です(後述のショー紹介で詳しく触れます)。館内は飲食物持ち込み禁止ですが、赤ちゃんのミルクや離乳食はOKです。実際、授乳室以外でもスタジアムの席でミルクをあげている親御さんの姿も見られます。お湯も提供されていますから、焦らず授乳・食事をさせてあげてくださいね。

このように、アクアパーク品川は子連れファミリーに優しい設備が充実しています。ベビールームやおむつ替え台があるだけでなく、全館室内で気温も安定しているため、赤ちゃんや幼児を連れていても季節を問わず快適。またスタッフの方々も子どもの対応に慣れており、何かあれば丁寧にサポートしてくれると評判です。これなら、初めての水族館デビューでも安心して連れて行けますね。

イルカショーからペンギンまで!各ゾーンの見どころ

マクセルアクアパーク品川には魅力あふれる11の展示ゾーンがあります。ここでは特に子ども連れに人気の見どころを中心に、各エリアの特徴をご紹介します。イルカショーやペンギン、クラゲなど、お子さんが喜ぶハイライトが目白押しですよ。

360度イルカショー「ドルフィンパフォーマンス」の迫力と魅力

館内最大の目玉と言えば、やはりイルカショーです。2階の「ザ スタジアム」にある円形プールで行われるドルフィンパフォーマンスは、360度どこからでも観覧できる臨場感満点のショー。観客席がプールをぐるりと囲むように配置されているため、イルカたちがどの方向にジャンプしてもよく見えます。特にお子さんには上下左右から迫るイルカのダイナミックな動きに大興奮間違いなしでしょう。

ショーは昼と夜で内容が異なるのも特徴です。昼間のショー(デイバージョン)は明るくポップな演出で、観客も一緒に手拍子したり盛り上がれる参加型の雰囲気。曲に合わせてイルカがジャンプするときは、子どもたちも思わず声援を送ったり、笑顔で楽しめるでしょう。一方、夜のショー(ナイトバージョン)は音楽や照明が一気に幻想的になり、レーザーやプロジェクションマッピングも駆使されたロマンチックな雰囲気になります。お子さんが小さいうちは夕方までに帰ることも多いかもしれませんが、もし夜訪れる機会があれば、大人も魅了される幻想的なイルカショーをぜひ体験してみてください。

イルカショーは基本的に毎日複数回開催されています(季節により回数・時間帯は変動します)。観覧は入場料に含まれており予約不要・全席自由です。開始30分前くらいから席取りが可能なので、確実に座りたい場合は早めにスタジアムへ行きましょう。なお、プール前方の席(前から4列目くらいまで)は水しぶきでずぶ濡れ必至のスプラッシュゾーンです!元気いっぱいのイルカたちが豪快にジャンプすると、大量の水が客席に降り注ぎます。子どもはこれを楽しみに「濡れたい!」という子もいますが、小さなお子さんや寒い季節は注意が必要です。ポンチョやレインコートの用意は必須ですし、着替えの服があると安心でしょう。「絶対濡れたくない…」場合は、後方席またはスタジアム上部から立ち見でもOKです。逆に暑い夏の日などは、水浴び感覚で前列に座るのも子どもには思い出になりますね。

ショーの長さは約15~20分程度と短めなので、小さな子も最後まで飽きずに見られます。もしお子さんが音響の大音量を怖がる場合は、耳に当てるイヤーマフや耳栓代わりのヘッドホンなどを用意すると良いでしょう(音楽に合わせているので完全無音にはできませんが多少緩和されます)。ショーの途中で泣いてしまっても、大丈夫。円形会場なので途中退席もしやすいですし、スタジアム入口近くにベビールームがあるためすぐに落ち着けます。

また、イルカショーの空き時間にも注目です。ショーが行われていない間、スタジアムの客席は自由に入って休憩スペースとして利用できます。ベンチに座ってお子さんと一休みしたり、イルカたちがプールで遊ぶ様子を眺めたりすることもできます。ショー時間以外にも、トレーナーさんがイルカとコミュニケーションを取ったり練習している様子や、プール脇のサブプールで泳ぐイルカが見られる場合があります。運が良ければ、誰もいない観客席のすぐ近くまでイルカが来てくれて、間近で泳ぐ姿を見られることも。子どもにとってはショー以外の何気ないイルカの仕草も新鮮で、「バイバイしてくれた!」なんて大喜びすることもありますよ。

総じて、アクアパーク品川のイルカショーは親子で絶対外せないハイライトです。お子さんの年齢を問わず楽しめますし、家族みんなで拍手喝采して一体感を味わえる素敵な時間になるでしょう。ぜひ時間をチェックして、見逃さずに観覧してくださいね。

ペンギンやカワウソにほっこり!かわいい海獣たちとの出会い

イルカ以外にも、子どもたちに大人気なのがペンギンやアザラシ、カワウソなどの海獣たちです。アクアパーク品川では2階「ワイルドストリート」というエリアに、そうした動物たちの展示があります。ここではフンボルトペンギン、ゴマフアザラシ、コツメカワウソ、カリフォルニアアシカ(オットセイ)などが飼育されており、それぞれの水槽を間近で観察可能です。

ペンギンとアザラシの水槽はガラス壁が足元まで床とフラットになっている構造で、小さなお子さんでも抱っこせずに水槽をのぞき込めます。ペンギンが目の前をスイスイと泳ぐ姿に、子どもたちは思わず「およいでるー!」と歓声を上げます。ガラス越しにペンギンの毛並みまではっきり見えるほどの近さで、ペタペタと水中を飛ぶように泳ぐペンギンたちは本当に可愛らしいですよ。アザラシも水中を優雅に回転したり、ヒレを体にピタッとつけて流線型になって泳ぐ姿が愛嬌たっぷり。「あ!アザラシさんこっち見た!」なんて子どもはガラスに張り付いて大興奮です。アザラシののんびりした泳ぎは見ているだけで癒され、大人もつい長居してしまいます。

そしてコツメカワウソの展示も見逃せません。カワウソの水槽は陸地部分と水中部分がつながっており、ちょこまかと動き回る姿を様々な角度から観察できます。時には木に登ったり、おもちゃで遊んだり、水中を無邪気に潜ったりと、その仕草はとにかく愛らしい!動きが素早いので子どもたちも「あっち行った!今度はこっち!」と目を輝かせて追いかけています。カワウソは活発な時間帯だと鳴き声を発したり、餌をもらおうとアピールする様子も見られるかもしれません。陸と水中を行き来するユニークな展示に、大人も子どもも夢中になってしまうでしょう。

さらに、屋外エリアの**「フレンドリースクエア」ではペンギンやアシカ、オットセイ、カワウソによるミニパフォーマンスショー**が開催されています。屋外とはいえ可動式の屋根付きで雨の日でも安心して鑑賞できます。ここでは各動物が芸を披露したり、餌を食べる様子を飼育員さんが解説してくれたりするアットホームなショーが1日に2~3回行われます(動物ごとに時間が異なるので当日スケジュールを確認してください)。例えばペンギンの行進やアシカの輪投げ芸、カワウソのキャッチボール(練習風景かもしれませんが)など、距離も近く臨場感があります。「うちの子はイルカよりペンギン派」というファミリーは、ぜひこちらの可愛いプチショーもチェックしてみましょう。小規模ゆえに席数が限られますが、子どもを抱っこしての立ち見でも充分楽しめます。ペンギンやアシカたちが頑張っている姿に、子どもも声援を送りたくなるかもしれませんね。

ワイルドストリートとフレンドリースクエアの動物たちは、イルカとまた違った癒し系の魅力で親子を和ませてくれます。特に幼児~小学生くらいのお子さんには、「かわいい!」「おもしろい!」と興味津々になる生き物ばかり。写真映えもするエリアなので、ぜひカメラを構えてお子さんと一緒にお気に入りの子を見つけてみてください。

幻想的なクラゲエリア「ジェリーフィッシュランブル」でゆったり癒し体験

お次は一転、神秘的で幻想的な雰囲気が味わえるクラゲのエリアです。1階にある**「ジェリーフィッシュランブル」では、丸い円柱型の水槽にたゆたうクラゲたちと、光・音・鏡が織りなす不思議な世界を楽しめます。天井と壁一面が鏡張りになっており、暗がりの中でライティングされたクラゲの水槽が幾重にも映り込んで、まるで万華鏡の中にいるような感覚!ゆらゆら漂うクラゲとゆったりした音響演出が相まって、忙しい日常を忘れるような癒しの空間**です。

子どもにとっても、クラゲエリアは特別な体験になるでしょう。小さなお子さんは暗い場所が少し怖いかもしれませんが、クラゲ自体は優雅に舞うように動くので、見ているうちに落ち着いてくる子も多いようです。「きれい…」と思わず声をひそめて見入る子もいますし、逆に鏡に映る自分や他の人の姿に気づいて遊び出す子もいたりと、反応は様々で面白いです。どちらにせよ、クラゲのふわふわ漂う姿は子どもの好奇心をくすぐり、「これ何?お魚?」などと不思議そうな質問が飛び出すかもしれません。

演出面でも子どもが楽しめる仕掛けがあります。例えば、効果音に合わせてデジタル花火が壁面に打ち上がる演出があったり、照明の色がゆっくり変化したりします。突然大きな音が鳴るわけではないので驚く心配は少ないですが、「ドーン」という低音に合わせて花火が映し出される瞬間は思わず見上げてしまう迫力です。クラゲの柔らかな体が七色の光に染まる様子はとてもフォトジェニックで、SNS映えする写真もたくさん撮れそうです。小学生くらいなら自分でスマホやカメラで撮影したがる子もいるでしょう。

このエリアにはベンチもいくつか置かれているので、抱っこで疲れたママパパはここで一息つきながらクラゲ鑑賞、というのもおすすめ。ゆらめく光を眺めていると赤ちゃんも気持ちよくなって眠ってしまった、なんて声も聞きます。実際にベビーカーを停めて休憩している親御さんも見受けられます。館内が混雑している日でも、クラゲゾーンは比較的ゆったりした時間が流れているので、お子さんのペースで無理なく観賞できますよ。

クラゲエリアは、アクアパーク品川ならではの幻想空間としてぜひ体験してほしいスポットです。普段活発なお子さんも、ここでは心が落ち着いてじっと見入ってしまうかもしれません。親子で手をつないで「きれいだねぇ」と静かに語り合うのも素敵なひとときですね。

デジタル技術が彩るエントランスと「マジカルグラウンド」体感型エリア

アクアパーク品川の1階入口に足を踏み入れた瞬間から、もうワクワクが止まりません。「パークエントランス」と呼ばれるゾーンでは、壁や床に映し出されたデジタルアートと実際の水槽内を泳ぐ魚たちがコラボレーションした不思議な光景が広がります。取材時には花火の映像が投影されていたとのことで、タイミングによって季節のイベント映像(例えばクリスマス時期ならツリーやオーナメントが映る仕掛け)が楽しめるようです。壁に触れると花火が上がったり、触れた部分に変化が起きるインタラクティブな仕掛けもあり、入って早々子どもたちは興味津々で駆け寄ります。「お魚と一緒に花火が出てきた!」なんて、デジタル技術ならではの驚きに大人も思わず見入ってしまいます。

エントランス右手には、子どもが喜ぶアトラクションもあります。海賊船を模した大きな船が目に飛び込んできますが、これは**「ポート・オブ・パイレーツ」**という船型アトラクションです。左右に大きくブランコのように揺れるスリル満点の乗り物で、身長120cm以上から利用可能(1人500円)です。ジェットコースターほどではありませんが、かなりダイナミックに揺れるので小学生以上向けでしょうか。勇敢なお子さんやパパママは是非チャレンジしてみてください。館内で遊園地気分を味わえるのは面白いですよね。

さらに奥へ進むと、「マジカルグラウンド」と呼ばれるエリアがあります。ここは音と光の演出やアート作品で彩られた体感型空間で、いくつかのサブエリアに分かれています。一つはイマーシブ(没入)エリア「パターンズ」。2019年7月にリニューアルされたこの空間には、小さな水槽が壁沿いに並び、その周囲一帯にデジタル映像が投影されます。海中にいるような映像から一転して夏の花火が打ち上がる映像になったりと、刻々と変化する演出に子どもも大人も釘付け。水槽の前には太鼓の形をした装置が4つあり、実はこれ、水槽ごとにテーマがあって叩くと対応する映像効果が現れるんです。例えばサクラダイの水槽前の太鼓をドンドン叩くと、桜模様の花火が壁に咲いたりします。「ぼくが太鼓叩いたら花火でた!」と子どもたちは大喜び。季節によって映像内容は変わるそうなので、行くたびに違う体験ができますね。

もう一つのサブエリアは**「アトリウムエリア『カラーズ』」です。ここでは金魚の水槽とアート装飾が融合した展示があり、取材時は「金魚花火」と題して、折り紙や花で飾られた金魚の水槽と花火の映像が組み合わされた幻想空間になっていたそうです。たくさんの金魚が優雅に泳ぐ様子は子どもにも分かりやすい美しさで、「あっちにも金魚!」「お花がある!」と興味津々。季節ごとにテーマ替えされるので、春には桜、秋には紅葉やハロウィンといった演出になることもあります。まさに四季折々の自然と生き物の調和**が楽しめるエリアと言えます。

そしてマジカルグラウンドで見逃せないのが、**メリーゴーラウンド「ドルフィンパーティー」**です。青い照明がきらめく中、イルカやラッコ、タツノオトシゴなど海の生き物をモチーフにした可愛い乗り物に乗って、ゆっくりと回転するメリーゴーラウンドは、小さなお子さんにぴったり!料金は1人500円で、保護者同伴なら5歳以下は無料で乗れます。アトラクションのチケットはその場の券売機で購入できます。水族館でメリーゴーラウンド?と少し不思議な感じですが、これが子どもには大ヒット。キラキラ光るイルカやお魚の乗り物に乗れば、まるで海中パーティーに参加した気分です。「もう1回乗りたい!」となる子も多いので、時間と余裕があればぜひ体験してみてください。家族で一緒に乗れば、きっと素敵な写真映えシーンにもなりますよ。

こうしたデジタル技術と仕掛けが満載のエントランス~マジカルグラウンドエリアは、水族館に来たというより一つのテーマパークに来たような感覚を与えてくれます。お子さんが「すごーい!」と目を輝かせて走り回る姿が目に浮かびますね。展示生物自体は小型の熱帯魚や金魚が中心ですが、それらを演出次第でこんなに楽しませてくれるのはアクアパーク品川ならでは。入館直後から親子のテンションを一気に上げてくれるゾーンです。

トンネル水槽「ワンダーチューブ」と多彩な海の生き物たちを満喫

1階を存分に楽しんだら、次は2階エリアへ行ってみましょう。2階にも子どもが喜ぶ海の生き物がたくさん待っています。中でも注目は、トンネル型水槽「ワンダーチューブ」です。透明なトンネルの中を通り抜けながら、水槽を下から見上げることができる人気スポットで、ここには大小様々なエイ(エイ=スティングレイ)が優雅に泳いでいます。なんと10種類以上のエイがおり、世界でここだけで展示されている「ドワーフソーフィッシュ(ノコギリエイの仲間)」や、東日本でここだけの「ナンヨウマンタ」もいるのだとか。大きなマンタから小さな可愛い模様のエイまで、頭上をひらひらと舞うように泳ぐ姿は壮観です。

エイと聞くと子どもはあまりピンと来ないかもしれませんが、見てみると意外な形や表情に興味津々になります。ノコギリエイは吻(口先)がノコギリの刃のようにギザギザしており「何このお鼻!?」とびっくり。ヒョウ柄模様のエイもいて、「あ、ヒョウみたい!」と発見する楽しさがあります。真上をマンタが通過するとき、裏側から口やエラが見えるのも面白いポイント。まるで空を飛んでいるかのような大きなマンタ「カイくん」は、アクアパーク品川の人気者です。「エイってお顔がどこにあるの?」なんて話しながら親子で見上げれば、学びと驚きがいっぱいのはず。トンネル水槽は周囲360度が海の中という感覚を楽しめるので、お子さんもまるで潜水艦に乗っているような気分になれるでしょう。

ワンダーチューブ以外にも、2階にはバラエティ豊かな展示が揃っています。例えば**「リトルパラダイス」というエリアでは、色とりどりの熱帯魚や小さなサメたちが泳ぐ大小さまざまな水槽が9つ並んでいます。ここは定期的にテーマが変わる企画展示ゾーンでもあり、「今日はどんなお魚がいるかな?」と訪れるたびに違った発見があるかもしれません。カクレクマノミ(ニモでおなじみのオレンジと白のカワイイ魚)もいて、子どもが「あ、ニモ!」と声を上げていました。壁にもデジタル映像が映し出されていて雰囲気を盛り上げています。そしてここで目を引くのが大きなウミガメ**!水槽内をゆったり泳ぐ大きな海亀さんの姿は迫力満点で、人だかりができるほどの人気でした。ウミガメは子どもにも分かりやすい生き物なので、指さして「すごーい、大きい!」と盛り上がること間違いなしです。

また、「ライフミュージアム」という一風変わった展示もあります。ここは生き物そのものというより、透明標本や3Dプリンターで作られた精巧な模型が展示されており、さながらアートギャラリーのような空間です。透明標本とは、魚や生物の体を特殊な薬品処理で透明にして骨格などを着色した不思議な標本で、ライトアップされている様子は宝石のように美しいです。トビハゼやエンゼルフィッシュ、ボラなどの透明標本が並び、プランクトンやクリオネ(流氷の天使とも呼ばれる小さな貝の仲間)の模型もあって、理科好きの小学生はもちろん大人も「おぉ…」と見入ってしまいます。小さいお子さんには少し難しい内容かもしれませんが、カラフルな標本はそれだけで綺麗なので、「お魚のほねだね」なんて教えてあげるのもいいですね。ちなみにこの透明標本、出口のお土産ショップで購入もできるとか。興味があれば記念にチェックしてみてください。

「アクアジャングル」というエリアでは、一転してジャングルの雰囲気を味わえます。ここにはアマゾンの大河にすむ巨大淡水魚ピラルクや、肉食魚ピラニア、さらには大きなイグアナやテッポウウオ(口から水を飛ばして獲物を落とす魚)などが展示されています。生きた化石とも称されるピラルクの巨大さには子どももびっくり!また水槽を眺めているとテッポウウオがピュッと水を吹くかもしれません。「今水飛ばした?!」と目を丸くする子も。緑生い茂る背景や水の流れる音など、熱帯の雰囲気が感じられるので探検気分で歩いてみましょう。ここにはなんと陸上動物のカピバラもいます。温かいライトの下でリラックスするカピバラさんや、のっそり歩くリクガメも展示されており、水族館にいながら動物園的な楽しみも味わえるユニークな空間です。カピバラは子どもにも大人気で、「カピバラさんだ~!」と笑顔になることでしょう。

こうした多彩な生き物たちを見て回る中で、ぜひ活用したいのがアプリ「LINNE LENS(リンネレンズ)」です。これはスマホで生き物にかざすと、その生き物の名前が画面上に表示されるという便利アプリ。魚や動物の写真を撮るようにかざすだけでOKなので、小学生くらいなら自分で使えて楽しめますし、未就学児でも親御さんが一緒にやって見せてあげると、「〇〇ってお魚なんだって!」と学びが深まります。館内で次々に映して遊べば図鑑遊び感覚で楽しみながらお勉強にもなりますね。事前にダウンロードしておくとスムーズなので、興味のある方は準備してみてください。

以上、ざっと各ゾーンの見どころをご紹介しました。イルカショーの迫力、かわいい海獣たちの癒し、クラゲの幻想世界、最先端デジタルの驚き、トンネル水槽の大興奮、熱帯ジャングルの探検気分…と、アクアパーク品川ではバラエティ豊かな体験が次々と訪れます。まさに五感で楽しむエンターテインメント水族館と言えるでしょう。どのエリアも甲乙つけがたい魅力ですが、ご家族それぞれにお気に入りスポットが見つかるはずです。お子さんの年齢や興味に合わせて、「うちの子はここが気に入りそうだな」と想像しながら回るのも楽しそうですね。

季節ごとの特別演出イベントも見逃せない!

マクセルアクアパーク品川では、通常展示に加えて季節ごとの特別イベントや演出が充実しています。春・夏・秋・冬、それぞれの季節に合わせたテーマで館内全体が彩られるため、リピーターでも毎回新鮮な気持ちで訪れることができます。

例えば夏のイベントでは、有名なデジタルアート集団NAKEDとコラボした**「花火アクアリウム」**が開催されることがあります。館内各所に花火や縁日のモチーフが映像と音で演出され、水族館がまるごと夏祭りのような雰囲気に!実際、**2023年の夏(7/1~10/22)**には「NAKED 花火アクアリウム」という企画が行われ、まるで海の中の花火大会のような華やかな演出が話題となりました。デイタイムのイルカショーもお祭りムードで盛り上がり、ナイトタイムには涼しげな夜空と海の融合した幻想的なショーに変化したとのこと。水槽エリアでも花火の映像や夏らしい金魚の展示がされ、お子さんも浴衣姿のキャラクターを探したりと大はしゃぎだったそうです。

秋から冬にかけては、ハロウィンやクリスマス、雪や星空をテーマにしたイベントが開催されます。たとえばハロウィン時期には館内がハロウィン仕様のライトアップになり、カボチャやオバケの装飾と海の生き物がコラボする不思議空間が登場します。イルカショーでもハロウィン音楽やキャラクター衣装で演出されたり、観客が仮装して参加できる企画があった年もあります。クリスマスシーズンには**「NAKED STAR AQUARIUM」**と銘打った星空と海のコラボレーション演出が行われ、きらめく星降る海の世界に生き物たちが浮かび上がるロマンチックな空間が広がりました。館内に大きなクリスマスツリーのプロジェクションが現れたり、イルミネーションが輝く中でのイルカショーは、親子で特別な時間を過ごすのにぴったりです。

冬には**「スノーアクアリウム」**というイベントも定番です。こちらもNAKEDとのコラボで、雪や氷をイメージした真っ白な世界が館内に演出されます。たとえばクラゲエリアが氷の結晶の映像で満たされたり、ペンギンたちの水槽バックが雪景色になったりと、寒い冬でも暖かな室内で“冬景色”が楽しめます。イルカショーも昼は「White Dance」と題した白銀の世界のプログラム、夜はさらに幻想的な演出で行われ、ゲスト参加型でホワイトクリスマスを表現するシーンもあったそうです。外が冷たい雨や雪の日でも、アクアパーク品川の中ではロマンチックな雪の物語に親子で浸れるのは素敵ですね。

春には桜をテーマにした**「SAKURAアクアリウム」**が開催されることもあります。桜色に染まった水槽や桜吹雪の映像とともに、春の訪れを感じることができます。入口エントランスで桜の花びらが舞うプロジェクションがあったり、金魚の展示が桜×金魚の和風アートになったりと、日本の春を海中で表現する演出は海外からの観光客にも好評です。イルカショーでも春らしい音楽に合わせ、桜色の照明や映像が用いられて、一味違った演目が楽しめるよう工夫されています。

このように、季節イベント時期に訪れると通常時とは全く異なる雰囲気に驚かされます。「前に夏に行ったけど、今度冬に行ったら全然違った!」という声も多く、何度でも来たくなる仕掛けです。公式サイトやニュースリリースで事前にイベント情報をチェックして、狙った季節に訪れるのも良いでしょう。特に夜の部の演出は大人向けに洗練されているので、お子さんが少し大きくなったら夜のアクアリウムデート気分で訪れるのも素敵かもしれません。

なお、季節イベント期間は土日など混雑しやすいですが、館内が広く見どころが分散しているので、時間をずらせばゆっくり楽しめます。また期間限定のフォトスポットや限定メニュー(カフェで季節限定ドリンクが出ることも)も登場するので、お子さんと「次は何かな?」とワクワクしながら訪れてみてください。アクアパーク品川は、まさに何度行っても新鮮な驚きがある水族館です。

親子で参加できる体験プログラム(ふれあいイベント)

展示を見たりショーを観たりするだけでなく、アクアパーク品川には親子で直接生き物とふれあえる体験プログラムも用意されています。有料ではありますが、特別な思い出になること間違いなし!ここでは代表的な体験イベントをご紹介しましょう。

★ イルカにタッチ

都会の真ん中で本物のイルカに触れるという、夢のようなプログラムが**「イルカにタッチ」**です。その名の通り、イルカプールの柵の中に入って実際にイルカの体に触れてみることができる触れ合いイベントで、アクアパーク品川ならではの人気体験となっています。普段ショーを見ているだけではわからないイルカの肌触りや温もりを感じられる貴重なチャンスです。

参加には**事前予約(WEB予約)**が必要で、小学生以上は有料(1名900円)、未就学児は無料ですが18歳以上の付き添い(有料)が必要となります。各回の定員が12組(1組4名まで)と限られており、とても人気が高いので、参加したい場合は希望日1週間前の深夜0時から予約開始となるWEB受付を頑張って取る必要があります。当日も1時間前まで予約可能ですが、定員に達し次第締め切りなので、早めの予約がおすすめです。

プログラム当日は決められた集合時間にスタジアム内の指定席に行き、スタッフさんの案内で順番に柵の中へ入ります。小学生未満のお子さんは無料で参加できますが、必ず大人が1対1で付き添って一緒に柵内に入ります。グループは4名まで一緒に入れるので、例えばパパ・ママと子ども2人で一組、といった参加もOKです。柵の中に入ったら、目の前のプールにイルカがやってきます!トレーナーさんがそばで見守りながら、イルカの背中やお腹をそっとなでさせてもらえます。イルカは種類によって「バンドウイルカ」か「オキゴンドウ」のどちらかで、どちらに会えるかはお楽しみ。子どもたちは大興奮で、「つるつるしてる!」「あったかい!」など感想が飛び出します。中には最初尻込みしていた子も、実際触れたらニコニコ笑顔になるケースが多いようです。「イルカさん優しかったね」と親子で感動を共有できる素敵な体験になるでしょう。

所要時間は説明含めて約10分程度と短いですが、その濃密さは価格以上の価値ありとの声も多いです。「都会でこんな体験ができるなんて!」と大人も感動するはず。家族みんなで柵内に入れるので、カメラ係を一人残して…という心配もありません(柵の外から他の方が写真撮影することも可能です)。オプションでプロが撮った記念写真(1枚1,500円)も購入できますので、ぜひ思い出に残してくださいね。

注意点として、柵内では安全のため荷物は一切持ち込めません。カメラや携帯も不可なので、同行者に外から撮ってもらいましょう。また小さなお子さん連れのグループは、お子さん一人につき必ず大人一人が付かねばならず、例えば未就学児2人を大人1人で連れての参加はできないなどルールがあります。その点は事前に確認しておきましょう。参加するときは動きやすい服装・靴で(足元に段差があり滑りやすい場所なので、ベビーカーでの入場は不可&自立歩行できる方のみ参加可です)、多少水しぶきがかかることもありますから心配な方はポンチョを着て臨むと安心です。

イルカにタッチは開催日時が限られているため、もし旅行の日程が合えばぜひ予約にチャレンジしてみてください。「イルカに触った!」という体験は、お子さんにとってきっと一生の宝物になるはずです。

★ ワンダーチューブガイドツアー(エイのエサやり体験)

先ほど紹介したトンネル水槽「ワンダーチューブ」には、裏側から参加できる特別ツアーがあります。それが**「ワンダーチューブガイドツアー」。飼育スタッフの案内で普段立ち入れないトンネル水槽の上部**に行き、そこからエイたちの餌やりシーンを見学&餌やり体験ができるバックヤードツアーです。

このツアーの目玉は、なんといっても大きなマンタ(ナンヨウマンタのカイくん)にエサをあげられること!参加者は長さ3mほどの柄の先にカップが付いた餌やり用具を手に持ち、スタッフさんの指示でそのカップからオキアミ(小エビのようなもの)や魚を水面に投入します。すると待ってましたとばかりにマンタが口をパクっと開けて吸い込むように食べるんです!この豪快な餌の食べ方には子どももびっくり。「マンタがお口開けたー!」と歓声が上がります。普段下から見ているエイたちを上から間近に観察できる貴重な機会であり、しかも自分の手でエサをあげられるなんて、なかなか体験できませんよね。

ツアーではマンタ以外のエイたちにも餌をあげられるかもしれませんし、飼育員さんが普段どのように世話しているかなど解説も聞けて勉強になります。所要時間は約10分程度とのことですが、エサを食べるエイの姿を上から見る迫力は、トンネルの下から見ているだけでは分からない新発見があるでしょう。エイってこんな風に餌を食べるんだ、と子どもも興味津々で観察していました。

こちらも有料の体験プログラムで、参加費は500円程度(変更の可能性あり)と比較的リーズナブルです。定員や開催時間は日によって異なりますが、人気のため早めの予約が無難です。現在は当日2階インフォメーションでの受付か、WEB予約制になっている場合がありますので、事前に公式サイトのイベント情報を確認しておきましょう。小さなお子さんでも保護者同伴で参加できるため(年齢制限は状況により変わる可能性がありますが、基本的には幼児もOKのようです)、興味があればスタッフさんに相談してみてください。

エサやり体験は親子で協力して行う場面もあるので、「せーの!」と一緒に餌をまく瞬間は微笑ましいですよ。お子さんが自分でエイに餌をあげられたら、きっと大きな自信にも繋がるでしょう。「エイさんごはん食べてくれたね、よかったね!」と親子で達成感を味わえる素敵なプログラムです。

★ カピバラにごはん

アクアジャングルで人気者のカピバラとも触れ合えるプログラムがあります。その名も**「カピバラにごはん」**。こちらはカピバラ展示室に入って、直接カピバラへ餌をあげられる体験イベントです。柵越しではなく同じ空間に入るので、かなり間近でカピバラたちと触れ合えます。もぐもぐと餌を食べるカピバラさんの愛らしい表情に、お子さんも思わず笑顔になるでしょう。

参加には事前予約が必要で、各回8名程度の定員と少人数制になっています。集合場所は2階アクアジャングル内のカピバラ展示室前で、予約時間の5分前までに行く決まりです。WEB予約の先着順で実施順が決まるとのことなので、こちらも早い者勝ちの人気プログラムですね。料金は公式発表では1名500円程度だった時期があります(変更の可能性あり)。子どもだけでなく大人も同額で、保護者同伴で幼児も参加できます。

当日スタッフさんの誘導で展示室内に入り、カピバラの目の前で餌やりスタート!カピバラ用の野菜や専用フードを手渡しで食べさせてあげます。カピバラたちは人に慣れているので穏やかに寄ってきてくれますが、サイズが大きいので小さなお子さんは驚かないように注意しつつ、ゆっくりチャレンジしましょう。大きな前歯でシャクシャクと食べる姿はとっても可愛いですよ。「カピバラさん、いっぱい食べてね~」なんて声をかけながらあげると、我が子が小さな飼育員さんになった気分で楽しめます。

実際に参加した方の口コミでは、「初めてカピバラに餌をあげる体験をしました。カピバラ展示室は温室のように暖かかったので、夏は少し暑かったけれど間近で触れ合えて子どもは大喜びでした」との声もありました。確かにアクアジャングル全体が暖かな環境なので、夏場は汗ばむかもしれませんが、その分冬でもカピバラたちは快適そうです。季節によっては「季節のごはん」という特別餌(例えば冬は焼き芋、秋はカボチャなど)が用意され、カピバラの反応を観察するイベントもあるようです。いつもと違うご馳走に興味津々のカピバラさん達を見られる機会もあるかもしれません。

カピバラにごはん体験は、動物園でもなかなかできないユニークなプログラムです。人懐っこいカピバラ達との距離がぐっと縮まって、お子さんも「かわいい~」と優しい気持ちになれるでしょう。カピバラ好きのファミリーはぜひ狙ってみてください。大人も癒されること間違いなしです。

★ その他の体験・プログラム

上記のほかにも、時期によって様々なプログラムが企画されています。例えばペンギンやアザラシのフィーディングタイム(餌やり解説タイム)では、飼育員さんがペンギンに魚を与える様子を近くで見学できたり、アザラシが餌を追いかけて泳ぐ姿を観察できたりします。時間になったらワイルドストリートの水槽前に集まって、飼育員さんの話に耳を傾けましょう。動物たちがご飯を食べる姿は子どもにも分かりやすいので、「ペンギンさんお魚好きなんだね!」といった会話も生まれます。

過去にはナイトアクアリウム限定で、イルカショー終了後にイルカに餌をあげる体験(こちらは抽選だったようです)や、クラゲの飼育スタッフによる裏話トークイベントなども開催されたことがあります。公式サイトのイベントスケジュールを事前に確認して、参加したいプログラムがあれば開館と同時に2階インフォメーションで申し込みをするのがおすすめです。有料プログラムはすぐ埋まってしまうことが多いので、まずは予約からスタートし、それからゆっくり見学する流れが良いでしょう。

これら体験プログラムを上手に組み込むと、水族館での過ごし方がさらに充実します。親子で一緒にチャレンジするドキドキ体験は、ただ見るだけのお出かけより絆も深まりますし、子どもの知的好奇心や優しい心を育む良い機会にもなります。触れ合いや餌やりの後は「イルカさん、つるつるだったね」「カピバラさん、もっと食べたかったかな?」なんて感想を語り合って、ぜひ思い出を振り返ってみてください。きっとお子さんにとっても忘れられない体験となり、帰ってから家族やお友達に自慢したくなることでしょう。

雨の日でも楽しめる理由とは?屋内施設の強みをフル活用

雨の日 親子でおでかけできる場所を探している」というご家庭には、アクアパーク品川はまさに最適解です。その大きな理由は、全館が屋内施設であること。天候に左右されず快適に遊べるため、雨の日や極端に暑い日・寒い日でも問題なく楽しめます。

まずアクセス面で、品川駅からの道のりが短いことが挙げられます。駅から品川プリンスホテル方面へは屋根のある通路や地下道も一部利用でき、信号を渡ってすぐの場所なので、駅からほとんど濡れずに到着できます。「駅徒歩2分」は公式案内ですが、実際ベビーカー連れでゆっくり歩いても10分かからない程度です。車で来る場合も、品川プリンスホテルの駐車場(30分500円、有料ですが館内利用額5,000円以上で3時間無料)があります。駐車場からもホテル館内経由で濡れずに水族館まで行けるので、天気を気にせず来館できます。

館内は言うまでもなく全天候型の屋内空間です。強い雨風の日でも外気に触れることなく過ごせるため、小さな子の体調への心配も軽減されます。唯一2階の「フレンドリースクエア」が屋外ゾーンですが、こちらも可動式の屋根が付いているので、雨天時でもショーは開催されます。吹き込むような暴風雨でない限り、濡れずに見られるのはありがたいですね。天井が開閉する構造なので天気の良い日は開放感がありますし、雨の日は閉めてプチ屋内化する柔軟な設計になっています。したがって、大雨の日でも展示やショーが中止になることは基本的にありません(台風等の特別警報時は臨時休館の可能性はあります)。

さらに、室内なので当然空調が効いていて快適です。夏は涼しく冬は暖かい環境で、赤ちゃんや幼児を連れていても過ごしやすい温度に保たれています。真夏の炎天下に外遊びさせるのは心配…という時でも、水族館内なら涼しい顔で遊べます。猛暑の夏休みなどは、涼を求める家族連れで賑わうほどです。一方、寒い雨の日でも館内は適度に暖房が効いており、抱っこ紐の赤ちゃんもぽかぽかで眠ってしまうほど。屋内ゆえ天候や気温に左右されないことが、親子おでかけの強みですね。

また、雨の日はどうしても遊ぶ場所が限られがちですが、アクアパーク品川はアミューズメント要素も兼ね備えているため、一箇所でいろんな遊び方ができます。水族館+α(ショーや乗り物、デジタルアート)が一度に楽しめるので、子どもも飽きませんし「他にどこ行こう?」と悩む必要もありません。特に旅行で来られた方は移動も大変ですから、ここで半日屋内レジャーが完結するのは効率的です。天気が崩れても予定を変更せず遊び続けられるのは助かりますね。

ただし、雨の日は同じ考えの親子連れが集中することもあり、平日でも混雑傾向になることがあります。チケット購入に多少並ぶ場合もありますが、屋根下なので傘をさして並ぶ必要もなく、受付スタッフの手際も良いため長蛇の列でも意外とスムーズに入館できます。館内が混んできたなと感じたら、タイミングを見てイルカショーの回をずらしたり、先にカフェで休憩を取ったりして、人の波を避けるとゆったり見られます。

雨の日に助かるポイントとしては、ベビーカーのレインカバーを外せること。外では雨カバーや傘で大変ですが、中に入ってしまえばカバーを取って開放できるので、お子さんも視界良好でご機嫌になります。濡れた上着や傘もロッカーに預けてしまえるので、手荷物が減って楽ちんです。館内移動中は濡れないので、子ども用レインブーツやレインコートも不要になり、身軽に過ごせます。

このように、アクアパーク品川は雨の日こそその価値が光るスポットです。天気を気にせず全力で遊べて、親子ともストレスフリー。屋内施設の強みをフルに享受しながら、楽しい思い出を作れるでしょう。次の休日、もしお天気が悪くても「雨だからやーめた」なんて諦めず、「そうだ、水族館に行こう!」と家族を誘ってみてはいかがでしょうか。

小さな子どもでも楽しめる回り方・過ごし方のコツ

広い館内を小さな子どもと回るには、ちょっとしたコツや計画があるとよりスムーズです。ここでは未就学児を連れてのモデルコースや、親子ならではの過ごし方のポイントを提案します。

1. 入館したらまずショースケジュールを確認!

入場したら最初にイルカショーや各ミニパフォーマンスの時間をチェックしましょう。エントランス付近や各所に当日のタイムスケジュール掲示がありますし、公式サイトにも掲載されています。特にイルカショーは1日の中で複数回ありますが、お昼時を挟む場合などは「何時の回を見るか」を決めておくと行動計画が立てやすいです。おすすめは早めの時間帯の回に行くこと。午前中最初の回や正午前後の回は比較的席が取りやすく、子どもが元気なうちに一番の見どころを楽しめます。お子さんのお昼寝時間なども考慮して、無理のない時間を選びましょう。

また、有料の体験プログラム(イルカにタッチやエサやり体験等)に参加したい場合は、開館直後に予約を済ませるのがベターです。予約を終えてからゆっくり展示を見る方が、後々焦らずに済みます。人気のプログラムは午前中で埋まってしまうこともあるため、まずインフォメーションカウンターへGOです。

2. 1階はベビーカー置き場を活用して快適に見学

1階の順路は、エントランスから始まりマジカルグラウンド(パターンズ→カラーズ→ドルフィンパーティー)~コーラルカフェバー~ジェリーフィッシュランブルと進みます。この間に階段とエスカレーターがありますので、ベビーカー利用の方は注意です。具体的には、エントランスからマジカルグラウンドの「パターンズ」エリアに入る手前に約30段ほどの階段が待ち構えています。順路通りに進むと避けられないこの階段、一瞬「え!?」と戸惑いますが、ここが最大の難関。もしベビーカーで突き進むなら一度畳んで担ぐしかなく、大変です。そこで無理は禁物。この階段に差しかかる前、入口エントランスでベビーカーを置いてしまうのも一つの方法です。エントランス右手にあるベビーカー置き場に預けて、抱っこor子どもを歩かせて回ることで、階段問題はクリアできます。

ただ「荷物が多いしできればベビーカーで行きたい…」という場合は、順路を少しアレンジしましょう。実は階段手前、右側に海賊船のアトラクション「ポート・オブ・パイレーツ」が見えますが、その脇に細い通路があります。この通路を進むと、コーラルカフェバーのあるフロアに出ることができます。そこに館内エレベーターがあり、2階スタジアム近くへ直接上がることも可能です。しかし、まず1階の残りのエリア(クラゲなど)を見たいのであれば、エレベーターには乗らずカフェバー側から順路に合流しましょう。このルートだとマジカルグラウンドの「パターンズ」エリア(階段下のフロア)を飛ばしてしまいますが、代わりにデジタル花火はエントランスで見られますし、「カラーズ」やメリーゴーランドは階段より先にあるので見逃しません。つまり、階段のあるエリアだけを回避して、他はほぼ網羅できるわけです。ベビーカー利用ならこの迂回ルートを取るのが安全でしょう。

カフェバーからクラゲエリアへ抜けるときに多少順路と逆行する部分もありますが、館内スタッフに「ベビーカーで行きたい」と言えば誘導してもらえます。こうして無事1階のハイライトであるクラゲのゾーンまで辿り着けます。クラゲエリアにはベンチもあるので、ここで一息入れてもいいですね。暗くて涼しい空間なので、赤ちゃんがいたらここで授乳や寝かしつけをする方もいます。

さらに先へ進むと、今度は2階への長いエスカレーターです。エスカレーターはベビーカー禁止なので、ここでも抱えて乗るか、先ほどのエレベーターまで戻る必要があります。ベビーカーを折りたたんでエスカレーターに乗るのは安全上おすすめできませんから、面倒でも一度コーラルカフェバー横のエレベーターまで戻り、2階に上がりましょう。2階スタジアム前に出られますので、そのままイルカショーを見るも良し、時間があればまた順路に戻ってワンダーチューブ方面へ進むも良しです。ポイントは、ベビーカーで全順路を無理に進もうとしないこと。回避できる段差は回避し、時には抱っこに切り替えるなど柔軟に対応しましょう。

3. お子さんの興味に合わせてゆったり回ろう

水族館を効率よく全部見るのも良いですが、小さな子連れの場合、お子さんの興味を優先してあげるのが一番です。例えば、うちの子はペンギンが大好き!というなら、多少順路を前後してでも早めにペンギンゾーンに連れて行ってあげると喜びます。一度見せたら満足して落ち着くかもしれませんし、「また後で見に来ようね」と約束すればその後もご機嫌でいてくれるかも。

逆に怖がりさんのお子さんなら、暗いクラゲエリアや大音量のイルカショーはハードルが高いかもしれません。そういう場合は明るくて賑やかなエリアから攻めるのも手です。エントランス~マジカルグラウンドは明るい映像と音楽で楽しい雰囲気なので、そこでリラックスしてもらってから徐々に他のゾーンへ移ると良いでしょう。また、入口すぐのところは映像の切り替わりで暗転したり大きな効果音が出る場合もあるので、1歳前後の赤ちゃんだと突然泣き出すことがあります。実際に「入るなり1歳の娘が音に驚いて泣いてしまった」という声もありました。そんな時は慌てずに抱きしめてあげて、少し明るい場所(カフェエリアなど)へ避難して落ち着かせてから再トライするのがおすすめです。子どもは環境に慣れるとけろっと機嫌が直ったりしますから、焦らずいきましょう。

また、休憩タイミングも大事です。2階のイルカスタジアムは休憩に最適なスポットです。ショーの合間は席が開放されていますし、売店で飲み物や軽食も買えます。ベビールームもすぐそばにあります。お子さんが疲れてぐずり始めたら、早めにスタジアムで一服すると良いでしょう。ベンチでジュースを飲んだり、おやつをつまんだりすれば子どもの機嫌も回復します(飲食は座席でOKですが、水槽前などでは控えましょう)。特に昼食時間帯は館内にランチ営業の店がないため、持参のおやつやミルクで適宜しのぐと安心です。離乳食は授乳室で温められますし、スタジアムのベンチで食べさせても大丈夫な雰囲気です。

お昼ご飯をしっかり食べる場合は、一旦外に出るのも手(再入場スタンプを忘れずに!)。品川駅周辺やプリンスホテル内にはファミリー向けの飲食店が豊富です。例えば同じ建物2階に**「フードコート品川キッチン」**という広々したフードコートがあり、うどん屋さんやカレー屋さんなど子どもと食べやすいお店が揃っていますkosakahitomi.net。子供椅子もあって空いている穴場です。ここでランチ休憩してから、午後また水族館に戻るのも賢い回り方でしょう。再入場の際は手に押したスタンプを入口で見せるだけでOKです。

4. ショー観覧はメリハリをつけて

子どもにとってイルカショーは一大イベントですが、長時間じっと座って待たせるのは難しいもの。ショー開始直前に行って立ち見でも良いのでサッと見て出る、という割り切りも時には必要です。特に幼児だと開演前に椅子で待っている間に飽きてしまい、始まった頃には「もう出たい…」なんてことも。開始5分前に入って、空いてる後方に立ち見くらいがちょうど良いお子さんも多いです。それでも充分楽しめますし、出口に近い場所なら途中退席もしやすいです。

逆に小学生くらいで「一番前で見たい!」という子には、濡れてもOKな着替えポンチョを用意してあげ、早めに並んで前方席を確保する経験も思い出になります。親御さんは荷物などをビニール袋に仕舞い、カメラの防水対策もお忘れなく。ショー後はトイレで着替えれば風邪の心配もありません。館内は暖かいので、びしょ濡れでも案外子どもは「楽しかったー!」と元気いっぱいです。

なお、スタジアムでのベビーカー置き場は柱のそばなど決まっています。ショーのとき邪魔にならないよう、指示に従って所定位置に置きましょう。泣いた時用にお気に入りのおもちゃやおやつを少し持ち込むなど、待ち時間対策もあると安心です。

5. 帰る前にもう一度お気に入りスポットへ

子どもは気に入った場所があると「もう一回!」となることがあります。時間と体力に余裕があれば、出口に向かう前にもう一度お子さんの好きなエリアを訪れてみましょう。例えばクラゲが気に入ったなら帰り際にクラゲゾーンを再訪して「バイバイ」するとか、ペンギンが好きなら最後にもう一度ペンギン水槽へ行って「また来るね!」と手を振るとか。そうすることで子どもの満足度もグッと上がりますし、「楽しかった」という印象で終われます。

アクアパーク品川は再入場しなくても館内は自由に行き来できますので、逆走にならない程度であれば好きな順番で回れます。ショーの後に1階へ戻ってもう一周するツワモノ家族もいますよ(もちろんお子さんの疲れ具合と相談ですが)。もし朝早くから行ってお昼過ぎに1回出たなら、午後にもう一度入って短時間お気に入りだけ見る、なんて使い方も可能です。

6. 帰り際はショップで楽しく締めくくり

出口付近にはお土産ショップ「アクアショップ ルーチェ」があります。可愛い海の生き物グッズやお菓子、おもちゃなどが並び、子どもたちは目を輝かせるでしょう。ここは最後に立ち寄って、今日の記念になるものを一つ選ばせてあげるのも◎。イルカショーの写真や、先ほど触れた透明標本など学びになる商品もあります。子どもにはガチャガチャや小さなフィギュアも人気です。たとえ何も買わなくても、ショップを見て回るだけで盛り上がりますよね。ショップを**“次への約束”**に使う手もあり、「いい子に回れたら最後にお土産見ようね」と声掛けすると頑張ってくれるかも?

ショップを出たら、そのまま品川プリンスホテルのロビー階に通じます。エスカレーターを上がれば駅方向への連絡通路もあります。ベビーカーは出口スタッフに言えばエレベーターを案内してくれますので、帰路も安心です。楽しい館内を後にして、外に出たら…雨が止んでいた!なんてこともあるかもしれませんね。

以上のような工夫を凝らしつつ、是非お子さんペースで無理なく楽しんでください。**「全部見なきゃ」より「子どもと楽しもう」**の気持ちが大切です。たとえ見逃したものがあっても、また来る楽しみができたと思えばOK。アクアパーク品川は何度来ても違う表情を見せてくれるので、「次はこう回ろうね」と親子で計画を語り合うのもきっと楽しいですよ。

館内カフェ&軽食コーナーの上手な活用法

お子さん連れのお出かけでは、適度な休憩と食事タイムがとても重要です。アクアパーク品川館内にも軽食やドリンクを扱うカフェ・売店がありますので、上手に活用して親子でホッと一息つきましょう。

● コーラルカフェバー(1階)

1階の「コーラルカフェバー」エリアには、その名の通りカフェカウンターがあります。サンゴ礁の水槽が立ち並ぶ幻想的な空間で、ブラックライトに照らされた発光サンゴや上部に投影された映像が美しいムードを演出しています。大人はここでゆったり飲み物を楽しみつつ、周囲の円柱水槽を泳ぐカラフルな魚たちに癒されます。

カフェバーで購入できるのは、ソフトドリンクやアルコール類、スナック類など。具体的には、ボトルソフトドリンク(各200円)、カップソフトドリンク(各300円)といったジュース類、ドリップコーヒー(350円)などがあります。さらに濃厚なクレミアソフトクリーム(500円)やフランクフルト(300円)、カップ入りの揚げチキン(400円)など子どもが好きそうな軽食も揃っています。特にソフトクリームは子どもが飛びつきそうですね!また、お酒(ビールやカクテル、ワイン等610円~)も提供しているので、パパママはちょっと一杯…なんて楽しみ方もできます。水槽を眺めながらバーで飲めるのは大人の特権かもしれません。

子ども向けにはジュースやカルピスなどが無難でしょうか。キッズ用のカップ等は特にありませんが、ストロー付きカップで提供される飲み物もあるので、小さい子でも飲みやすいよう配慮されています。ソフトクリームは蓋つきカップに入れてもらえるので、館内を移動しながらでもこぼさず食べられます。ただし、展示エリアでの食べ歩きは避け、カフェ周辺やベンチで座って食べるようにしましょう。

利用シーンとしては、1階を一通り見終わったタイミングや、上階に行く前の小休止にぴったりです。特にマジカルグラウンドで子どもがはしゃいだ後などにここでジュースを飲ませてクールダウンすると、疲れが吹き飛びます。照明が暗めで落ち着いた雰囲気なので、赤ちゃんが寝てしまった時にここで親だけコーヒーブレイク、なんてこともできます。実際、「子どもは展示に夢中で、予想に反してソフトクリームには見向きもしなかった」という声もありました。それくらい子どもが展示に集中している時は、親が交替でカフェを利用しに行くのもアリでしょう。館内にいながら一息つけるのはありがたいですね。

● ザ スタジアム内 売店(2階)

もう一箇所、2階のイルカショー会場「ザ・スタジアム」内にも軽食売店があります。ショーの前後を中心に営業しており、こちらでは子どもが好きなホットスナックやおやつ類が買えます。定番はソフトプレッツェルドッグ(450円)。ふわっとしたプレッツェル生地のパンにジューシーなソーセージを挟んだホットドッグで、食べ応えもあり子どものお腹を満たすのにぴったりです。そのほかポップコーン、カップ入りソフトクリーム、ジュースやお茶、コーヒーなど飲み物も販売しています。ショー観覧のお供にもちょうど良い品揃えです。

スタジアム売店の強みは、ショーを見ながら飲食OKな点です。開演前に買って席で食べ始め、ショーを見ながらゆったりポップコーンをつまむ…という映画館のような楽しみ方ができます。ただしイルカが跳ねると前方席は水浸しなので、前列で食べるのは危険です!後方の安全な席でお願いしますね。子どもにとっては「水族館でポップコーン」という特別感が嬉しいようで、イルカショーと相まって記憶に残るでしょう。

お昼時に館内で軽く食べたい場合、このスタジアム売店を利用して簡易ランチにする手もあります。「朝ご飯が遅かったからお昼はスナックで済ませ、終わったら早めの夕飯にする」など時間調整にも役立ちます。売店メニューは軽食中心なので、大人はちょっと物足りないかもしれませんが、小腹を満たすには十分です。キッズにはホットドッグを半分こさせたり、ポップコーンを取り分けたりしながら与えるといいでしょう。飲み物はフタ付きのものを買えば万一イルカスプラッシュが飛んできても安心です。

ちなみに、ランチ目的の方へ:館内にはレストランらしいレストランはないため、本格的なランチはプリンスホテルの飲食店や品川駅周辺を利用することをおすすめします。ホテル内にはお得な水族館チケット付きランチプランを用意したレストランもあるので、そちらを利用すると食事+水族館で一石二鳥の楽しみ方ができます。和食・中華・ビュッフェなど様々なお店があるので、好みに合わせて選べます。もちろん駅ビルや周辺にファミレス、カフェ、コンビニなども充実しています。再入場スタンプを押しておけば自由に出入りできるので、館外ランチ→再入場という流れも取りやすいです

● 授乳・離乳食にはベビールームをフル活用

赤ちゃん連れの場合、ミルクや離乳食タイムはベビールームを活用しましょう。前述の通りスタジアム内授乳室にはお湯や電子レンジがあります。周囲を気にせず授乳でき、オムツ替えもできるので、一箇所でケアが完結します。イルカショーの前後は混み合うこともあるため、少し時間をずらすか、同じ品川プリンスホテル内1階の別の授乳室(館外ですが近いです)を利用する手もあります。そちらは広くて空いている穴場との情報も。ミルクや離乳食をあげる場合、持参した保温ポーチやフードジャーにお湯を入れておければどこでも対応できますが、館内で調達できるので荷物は最小限でOKです。

離乳食持ち込みについては、館内持ち込み禁止の例外として認められていると思われます。実際お母さんたちが授乳室以外のベンチで赤ちゃんに離乳食を食べさせている光景も見られます。授乳室は個室が2つしかないため、混んでいる時は無理せず、スタジアムの片隅やベビーカーの中で食べさせても問題ないでしょう。ゴミは各所のゴミ箱またはオムツゴミ箱に捨てられます。食べ終えたお皿など洗いたい時は授乳室のシンクを借りることもできます。

● 休憩しつつ無理なく楽しもう

館内カフェや売店は、**「すぐ外に出られないからこそ」**活用したい施設です。子どもは遊びに夢中になると水分補給を忘れがちなので、途中でジュースタイムを挟んで熱中症予防にも努めましょう。親もコーヒーでホッとひと息つくと体力回復します。休憩を上手に入れれば、その後の見学もぐずらずに済むもの。展示の合間合間にこまめなブレイクを入れて、子どものペースをリセットしてあげることが楽しく遊ぶコツです。

また、館内で食べ損ねても、帰りに駅で食事やスイーツという楽しみもあります。品川駅にはエキナカ商業施設もあり、テイクアウトスイーツやパン屋さん、お弁当屋さんも充実。水族館帰りにご褒美デザートを買って帰るのも良いですね。「今日は楽しかったね~」と話しながら美味しいものを頬張れば、親子の笑顔も倍増することでしょう。

子連れおでかけの持ち物・事前準備チェックリスト

最後に、マクセルアクアパーク品川へ親子で行く際に用意しておくと便利な持ち物や事前準備のポイントをまとめます。快適で安心なおでかけのために、ぜひチェックしてください!

  • ベビーカー&抱っこ紐:館内はベビーカーOKですが、混雑時や階段エリアで抱っこ紐があると便利。両方用意できるならベストです。双子用や大型ベビーカーは通路が狭い箇所もあるので注意。
  • 着替え一式:イルカショーで濡れた時用+汗や汚れ対策に、子どもの服は上下1セット余分に。特に前列で観る予定なら必須です。大人も薄手の替えTシャツなどあると安心。
  • タオル・ハンドタオル:ショー後の拭き取りや手洗い用に。館内で大量のタオルを貸してくれる…なんてことはないので、自分で持参を。小さい子にはガーゼやスタイもあると良いですね。
  • レインコート/ポンチョ:特にイルカショーで前の方に座りたい場合は子ども&大人分忘れずに。現地でも1枚100円で販売してますが、子どもサイズは用意されていない可能性もあるので持参推奨。100均の使い捨てでもOK。
  • ビニール袋(防水袋):濡れた服や使ったポンチョを入れる袋、ゴミを一時的に入れる袋など複数枚あると便利。ジップロックもスマホ防水や小物整理に役立ちます。
  • 飲み物・おやつ(子ども用):館内自販機はありませんので、必要なミルクやおやつは持参しましょう。ただし大人用の飲食物は原則持ち込みNGなので、子ども用最低限に。ミルク用のお湯は現地調達可能ですが、保温ボトルがあると安心です。
  • 小銭・ICカード:コインロッカー用に100円玉や500円玉を用意しておくとスムーズです。ベビーカー置き場に貴重品は残せないのでロッカー活用を。売店やカフェは電子マネーやカードにも対応していますが、自販機がない代わりに有人レジのみなので小銭よりキャッシュレスを活用する手も。※チケット事前購入なら窓口に並ぶ必要も省けます。
  • 防寒具・羽織物:館内温度は適度ですが、夏場は空調が効いて肌寒く感じる箇所もあります。子ども用薄手カーディガンやブランケットがあると冷え対策になります。逆に冬は暖かいので、入口で脱ぎ着しやすい服装で。濡れた後羽織れるパーカーなどもあると良いですね。
  • 抱っこ紐カバー:イルカショーで抱っこして前に出たら自分ごと濡れた…という場合も。防水ケープやタオルで赤ちゃんを覆ってあげましょう。ベビーカーは入り口でレインカバーを外してOKですが、念のため雨の日はベビーカーカバーも持参で。
  • エンタメグッズ:ショーの待ち時間用に静かに遊べるおもちゃ、絵本、シールブックなどをカバンに忍ばせて。館内は暗い場所も多いので、発光ブレスレットや小さなライト玩具も「怖くないお守り」代わりになります。ただし光り物は他のお客様や生物の迷惑にならない範囲で。
  • カメラ・スマホ準備:せっかくのフォトジェニック空間、撮影も楽しみたいですね。スマホはフル充電&容量確保を。水族館内は照明が暗いので、明るく撮れるカメラや最新スマホならきれいに残せます。イルカショーは防水対応カメラがベター。スマホ撮影時は防水ケースに入れるか、ジップロックに入れて操作すると安心です。子どもの写真ももちろん、イルカやクラゲの写真も素敵に撮れますよ。
  • 下調べ(公式HPチェック):行く前に公式サイトでショースケジュールやイベント情報、混雑予想など確認を。特に季節イベントや体験プログラムの有無は要チェックです。予約が必要なものは忘れずに予約を。品川プリンスホテルのレストラン情報や割引券も目を通しておくと、当日迷わず動けます。
  • 心の準備:親御さんはお子さんが万一グズっても「まぁそんな日もある」と構える余裕を。人が多い中での抱っこや対応は大変ですが、館内スタッフも親切ですし周囲も子連ればかりなので、お互い様の気持ちでリラックスしましょう。お子さんには「大きなお魚さんに会いに行こうね!」と事前に話して期待を高めておくのも有効です。当日スムーズに入りやすくなるでしょう。

こうした準備をしておけば、当日「あれがない!どうしよう」と慌てずに済みます。もちろん全部揃えなくても大丈夫ですが、特に着替えとタオル、ポンチョ類はイルカショー目当ての方はお忘れなく。**「備えあれば憂いなし」**で、思いきり楽しんできてください!

家族連れの口コミ・体験談エピソード

最後に、実際にマクセルアクアパーク品川を訪れた家族の体験談エピソードをいくつかご紹介します。口コミ風にリアルな声をお届けしますので、訪問イメージを膨らませてみてください。

体験談1:5歳と2歳の兄妹、大興奮のイルカショー!(雨の日のエピソード)

「土曜日の雨の日に、5歳の兄と2歳の妹を連れて家族4人で行きました。駅から近いのでベビーカーを押してもほとんど濡れず助かりました。入場してすぐ、壁に花火が映っているのを見て子どもたちは『うわぁ!』と声を上げて大喜び。2歳の娘は最初少し暗さに戸惑ったのか、抱っこを求めてきたけれど、お兄ちゃんが『大丈夫だよ、きれいだよ!』と手を引いたらニコニコ歩き出しました。イルカショーは家族全員で前から3列目に座り、100円ポンチョを着て準備万端。案の定、イルカがジャンプする度にバッシャーン!と水がかかり、子ども達はキャーキャー大笑い。【お兄ちゃん】は両手を挙げて『もっとー!』と盛り上がり、【妹】も最初はびっくり顔でしたが途中から拍手して笑っていました。終わった後、『イルカさんすごかったね!』と二人とも興奮冷めやらず。持参した着替えにパパッと着替えさせ、寒くなる前に対応できたので風邪ひとつひかずに済みました。屋内施設だから雨でも思い切り遊べて、親としても本当に行ってよかったです。また今度は晴れの日にゆっくり行きたいねと話しています。」

体験談2:1歳児の水族館デビュー、親も安心できました

「娘が1歳になった記念に、水族館デビューとしてアクアパーク品川へ行きました。まだ歩けないので抱っこ紐&ベビーカーで挑戦。館内はベビーカーOKとのことで持ち込みましたが、やはり混雑している場所では抱っこの方が動きやすかったです。授乳室がとても綺麗で、お湯もレンジもあり、ちょうどお昼にミルクを作ってあげられたので助かりました。おむつ替えシートも各トイレにあって、待たずに替えられました。娘は最初、入口の音と光に驚いて少し泣きましたが、クラゲゾーンでは不思議そうに見つめていて、抱っこしながら『きれいだね~』と話しかけるとニコッとしてくれました。イルカショーはさすがに音が大きかったのかポカーンとしていましたが、途中で寝てしまったので無理せず途中退席。でも嫌な顔ひとつされず、スタッフさんも出口で「また来てくださいね」と優しく声をかけてくれて嬉しかったです。0歳児でも連れて行ける環境が整っていて、親の私たちも安心して楽しめました。今度は娘がもう少し大きくなったら、触れ合いイベントにも参加してみたいです。」

体験談3:小学生兄妹とナイトアクアリウムの思い出

「小4の息子と小1の娘を連れて、夏休みに夜のアクアパーク品川へ行きました。昼間ではなく夕方5時以降のナイトチケットを利用したのですが、これが大正解!昼間より人が少なく、何より夜のイルカショーが感動的でした。昼は元気いっぱいのショーを以前見ていましたが、夜は音楽も光もドラマチックで、息子も『すげぇ…』とため息。娘はイルカの動きに合わせてキラキラ光る照明に「わぁ…お星さまみたい」とうっとりしていました。正直、子どもがここまで静かに見入るとは思わずびっくりです。館内の花火アクアリウム演出も綺麗で、フォトスポットで兄妹並んで写真を撮ったりと良い思い出になりました。帰りにショップで息子は発光クラゲのキーホルダー、娘はペンギンのぬいぐるみをそれぞれ選び、『また来年も来ようね!』と約束。夜遅くなるので小さい子は難しいかもしれませんが、小学生くらいならナイトアクアリウムは本当におすすめです。親子で特別な夏の思い出ができました。」

体験談4:2歳児連れ、水槽に夢中&ベビーカー置いて正解!

「好奇心旺盛な2歳の息子を連れて行きました。結論から言うと、2歳児でもめいっぱい楽しめます!息子は入館してすぐのメリーゴーラウンドに目が釘付け。乗りたがったので500円払い、イルカの乗り物に乗せてあげました。青く光る中ゆっくり回るメリーゴーランドは怖がるかな?と思いきや、笑顔でぐるぐる。降りた後も『お魚さん乗った!』と大興奮でした。その後ベビーカーは置いて抱っこで回りましたが正解でした。狭い所や階段があるので、2歳くらいなら歩かせたり抱っこしたりで十分ですね。お気に入りはトンネル水槽で、頭上をエイが通る度に『おっきい!こっち来た!』と大はしゃぎ。手を振ったりして可愛かったです。ペンギンの所では、水槽に近づいてきたペンギンと目が合ったようで、しばらく見つめ合っていました(笑)。イルカショーは少し音が怖かったようでパパの膝にしがみついていましたが、『イルカさんジャンプしたね』と終わった後ちゃんと覚えていて、帰り道も何度も話していました。ベビーカーなしでも館内移動はそれほど疲れず、2時間半くらいで一通り見て回れました。息子にとっても私たち親にとっても、すごく充実した時間でしたよ。」

…いかがでしょうか。こうした体験談からも、年齢問わず親子で楽しめている様子が伝わってきますね。「もう大満足!」「また行きたい!」という声が多いのも印象的です。ぜひ皆さんもご家族で訪れて、自分たちだけのエピソードを作ってください。


以上、東京都品川のマクセルアクアパーク品川を未就学児~小学生の子どもと楽しむためのポイントをたっぷりとご紹介しました。基本情報から設備、見どころ、季節イベント、体験プログラム、雨の日の魅力、回り方のコツ、カフェ活用法、持ち物準備、そして家族の体験談まで、盛り沢山の内容になりましたが、どれか一つでも皆さんの参考になれば幸いです。

アクアパーク品川 子どもと一緒に訪れる日には、ぜひこの記事の情報を思い出して、計画づくりや当日の動きに役立ててください。品川駅近くでアクセス良好、全天候型で親子に優しいこの水族館は、きっと初めてのお出かけでも安心して楽しめることでしょう。親子でおでかけ 雨の日だってへっちゃら、一歩足を踏み入れれば光と海のファンタジーが待っています。

大切なお子さまと過ごすひとときが、マクセルアクアパーク品川で素晴らしい思い出になりますように!ぜひ親子で笑顔いっぱいの一日をお過ごしください。次はあなたのご家族が、ここでしか味わえない感動体験をする番ですよ。楽しんできてくださいね。

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