子連れで満喫!熱海城の遊び方完全ガイド〜家族向け熱海観光スポットを徹底紹介〜
熱海は海と温泉が有名なリゾート地ですが、「子どもと一緒に楽しめる観光スポットはあるの?」と疑問に思う方も多いのではないでしょうか。実は、熱海観光で子ども連れファミリーにぜひ訪れてほしい魅力スポットが熱海城です。熱海城は山の上にそびえるお城の形をしたレジャー施設で、展望台からの絶景、歴史と文化を学べる展示、さらには子どもが大はしゃぎする遊び場まで揃っています。親子でゆったり足湯に浸かれるコーナーもあり、雨の日や暑い日でも快適に過ごせる全天候型の施設です。
本記事では、未就学児〜小学生のお子さんと一緒に熱海城を訪れる際の楽しみ方を詳しくご紹介します。子連れ旅行で気になる基本情報から、城内の見どころ、子どもと楽しめるポイント、お土産や食事処、赤ちゃん連れに嬉しい設備、季節ごとのイベント情報、モデルコース、周辺の家族向け観光スポットまで、盛りだくさんの内容です。親しみやすい語り口で、初めて熱海城を訪れる方にもわかりやすく解説しますので、ぜひ旅行プランの参考にしてください。家族みんなで熱海城を満喫し、素敵な思い出を作りましょう!

熱海城の基本情報(所在地・営業時間・料金・アクセス)
まずは熱海城の基本情報を押さえておきましょう。
- 所在地: 静岡県熱海市熱海1993(錦ヶ浦山頂)
- 電話: 0557-81-6206
- 営業時間: 9:00〜17:00(最終入場16:30) 年中無休で営業
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入場料金: 大人1200円、小・中学生650円、幼児(3歳〜未就学児)500円 ※2歳以下無料
- お得な共通券:熱海城と隣接する「熱海トリックアート迷宮館」の共通入場券は大人2000円、小・中学生1050円、幼児800円で販売しています。
- 駐車場: あり(約170台、1回500円)
アクセス: 熱海城へは以下の方法でアクセスできます。
- JR熱海駅からバス: 熱海駅バスターミナル7番乗り場から「熱海港・後楽園」行きバスで約10分、「後楽園」バス停下車。そこからアタミロープウェイに乗り換え、ロープウェイで山頂駅へ(約3分)。山頂駅から徒歩5分ほどで熱海城に到着します。ロープウェイに乗るルートは眺めも良く、乗り物好きの子どもも大喜びです。
- JR熱海駅から観光周遊バス: 駅前発着の湯〜遊〜バス(ゆ〜ゆ〜バス)を利用すると便利です。約13分で「熱海城前」バス停に到着し、目の前が熱海城入口です。湯〜遊〜バスは1日800円で乗り降り自由の観光循環バスなので、他のスポットと合わせて利用するのにもおすすめです。
- JR熱海駅からタクシー: 駅からタクシーで約10分(料金目安2,000円前後)で到着します。荷物が多い子連れ旅行でもラクラク移動できます。
- 車でアクセス: 東名高速厚木IC・小田原厚木道路経由で小田原西ICから約50分。国道135号線沿い、「錦ヶ浦トンネル」を出てすぐに案内看板があります。駐車場は熱海城敷地内に広く完備されています。ただし桜まつりや花火大会の日は満車になることもあるため、早めの到着がおすすめです。

城内の見どころスポット
熱海城には、おとなも子どもも楽しめる多彩な見どころがあります。ここでは城内の主なスポットを紹介します。
天守閣展望台からの絶景パノラマ
熱海城の最上階にある天守閣展望台は、海抜160メートルから360度の大パノラマビューが楽しめる人気スポットです。晴れた日には、眼下に熱海市街や熱海港が広がり、遠くに初島(はつしま)や伊豆大島まで一望できます。青い海と空、緑の山々、そして街並みを同時に見渡せる景色は圧巻で、思わず写真を撮りたくなることでしょう。小さなお子さんも「海がいっぱい!」「お船が見えるよ!」と大興奮間違いなし。展望台には自由に使える双眼鏡(無料)も設置されているので、親子で遠くの景色を覗いて遊ぶのも楽しいですよ。天気が良ければ相模湾に浮かぶ船や、運が良ければ海鳥が舞う姿も見られるかもしれません。
なお、展望台の回廊はしっかりとした柵が設けられており、安全面にも配慮されていますが、高所が苦手なお子さんは抱っこしてあげるなどすると安心です。天候によっては風が強い場合もありますので、帽子が飛ばされないよう注意してくださいね。

迫力満点の歴史展示(武家文化資料館・城郭資料館)
熱海城の内部は単なる展望台だけでなく、歴史資料の展示エリアも充実しています。中でも武家文化資料館と日本城郭資料館では、日本の城や武士の文化に関する貴重な展示を見ることができます。
武家文化資料館では、戦国武将が実際に着用した鎧兜(よろいかぶと)や刀剣のレプリカ・実物が展示され、間近でその迫力を体感できます。キラリと光る刀や重厚な鎧を目の前に、幼い子どもでも思わず「かっこいい!」と声を上げるほど。歴史好きのお父さんお母さんはもちろん、普段歴史に馴染みのないお子さんにとっても、本物そっくりの甲冑を見れば興味が湧くことでしょう。写真撮影OKの展示も多いので、ぜひお子さんと一緒に「刀を持っているポーズ」で記念撮影してみてはいかがでしょう。
日本城郭資料館では、日本各地のお城の模型や城の構造・豆知識を紹介するパネル展示などがあり、お城好きにはたまらない内容です。お城の石垣の積み方や天守閣の造りなど、子どもにも分かりやすく解説されています。「他のお城も行ってみたい!」と子どもの好奇心が刺激されるかもしれません。熱海城に登りながら、自然と歴史のお勉強もできてしまうのが嬉しいポイントです。

江戸体験コーナー(衣装着付け&フォトスポット)
5階にある江戸体験コーナーは、子ども連れファミリーに大人気の体験型スポットです。ここではお殿様やお姫様、侍や町娘など江戸時代の衣装を無料で試着することができます。大小さまざまなサイズの着物や鎧が用意されているので、小さなお子さんから大人まで家族みんなで変身してみましょう。

衣装を着たら、館内各所にあるフォトスポットで記念撮影がおすすめです。例えば金屏風の前に座って殿様気分でパシャリ、お姫様衣装でかわいらしくニッコリ、なんていかがでしょう。スタッフさんにお願いすれば家族全員の写真も撮ってもらえますよ。衣装体験は予約不要・追加料金不要で気軽に楽しめるので、「恥ずかしいかな?」というパパもぜひ挑戦してみてください。普段は照れ屋のお子さんも、刀や扇子を持てばすっかり武士やお姫様になりきって大はしゃぎです。非日常の仮装体験は、家族旅行の忘れられない思い出になることでしょう。

江戸のなぞ絵・遊び絵コーナー
4階には江戸時代の遊び心あふれる絵画を集めたなぞ絵・遊び絵コーナーがあります。一見すると普通の浮世絵に見える絵の中に隠された別の絵を探したり、角度を変えると違う絵に見える不思議な仕掛け絵など、昔の人々のユーモアが感じられる展示です。例えば、遠くから見ると美人画だけれど、近づいて細部を見るとたくさんの人の顔で構成されている絵など、大人でも「なるほど!」と感心してしまう作品が並びます。
これらのなぞ解き絵は、お子さんと一緒に「どこに何が隠れているかな?」とクイズ感覚で楽しむのにぴったりです。「この絵の中に猫が何匹いるか分かる?」と問いかければ、子どもは目を輝かせて絵に見入り、親子で盛り上がること間違いありません。江戸時代の遊び絵を通して、昔の子ども達の遊びや文化に触れられる貴重な体験になります。難しい歴史展示を見終わった後の気分転換にも最適で、大人も子どもも一緒になって夢中で探しっこしてしまうことでしょう。
浮世絵・春画展(大人向け展示)
3階には江戸時代の浮世絵を展示するギャラリーもあります。葛飾北斎や歌川広重といった有名浮世絵師の作品レプリカや、当時の人々の暮らしを描いた貴重な版画などを見ることができます。一部には大人向けの春画(江戸時代の風俗画)の展示も含まれていますが、このエリアは興味のある大人がさらっと見学する程度でOKです。小さいお子さんには少し難しい内容かもしれませんので、家族で訪れる場合は浮世絵の美しい風景画などを中心に楽しむと良いでしょう。カラフルで繊細な江戸のアートに、「昔の絵本みたい」「お着物きれいだね」と子どもが関心を示すこともあります。歴史資料館から続けて見学できるフロアなので、興味に合わせて自由に見て回りましょう。
金のシャチホコと記念撮影
熱海城のシンボルの一つが、屋上にある金のシャチホコです。名古屋城で有名な金色の鯱(しゃちほこ)を模した大型オブジェが設置されており、なんとこのシャチホコにまたがって写真を撮ることができます!金色に輝くシャチホコに乗れる機会はめったにないので、大人も子どもも大興奮。お城をバックにシャチホコの上でポーズを決めれば、インパクト抜群の記念写真になりますよ。高い場所にあるため少しドキドキしますが、安全に配慮された造りになっているので安心して体験できます。「すごい!本物のお殿様になったみたい!」と子ども達にも大好評の撮影スポットですので、ぜひお見逃しなく。

子どもと一緒に楽しめるポイント
熱海城が子連れファミリーに人気の理由は、展示以外にも遊び心満載の設備が充実しているからです。ここでは、小さな子ども連れでも安心して楽しめるポイントを詳しく見ていきましょう。
海抜120m!絶景を眺める足湯体験
熱海といえば温泉。そして熱海城ならではのユニークな体験が、足湯コーナーです。1階バルコニー部分に、海抜120メートルの高さにある展望足湯「ジェット足湯」が設置されています。城からの眺望を楽しみながら、のんびりとお湯に足を浸せる贅沢なスポットで、子どもからお年寄りまで大人気です。
この足湯、温泉地熱海らしく源泉を利用した本格的なお湯で、しかもジェットバス機能付き。湯加減はほどよい温かさなので、小学生くらいのお子さんなら一緒に入れます(ただし3〜4歳以下の幼児はお湯が熱く感じる場合もあるので、様子を見てあげてください)。湯船の深さも足首からふくらはぎ程度までなので安心です。足湯に浸かりながら見下ろす初島や伊豆半島の絶景は格別で、吹き抜ける潮風がとても心地よいですよ。歩き回って疲れた足もポカポカに温まり、リフレッシュできます。
利用は入城者なら無料で、タオルが無くても入口横で1枚100円で購入可能です。備え付けの座布団も借りられるので、ゆったり腰掛けてくつろげます。元気いっぱいの子ども達も、ここで足湯につかれば少し休憩モード。景色を眺めながら親子で「気持ちいいね〜」とほっこりできる癒しの時間です。なお、屋外施設のため雨天時や強風時は利用を控える場合もありますが、屋根のある半露天形式なので多少の天候なら楽しめます。夏は汗をかいた足をクールダウンでき、冬は冷えた体を足元から温めてくれる、熱海城ならではのおすすめ体験です。
遊び放題!無料ゲームコーナーとキッズスペース
熱海城が子どもたちに“神スポット”と称される理由の一つが、充実した無料遊戯施設です。地下1階には、昔懐かしいゲームから体を使う遊具まで揃ったゲームコーナーがあり、なんとすべて無料で遊ぶことができます!

目玉のひとつは、大型のボールプール。カラフルなボールがたくさん入ったプールに子どもたちは大喜びで飛び込みます。小さなすべり台も付いており、未就学児でも安心して遊べます。ボールの海に埋もれてニコニコ笑う我が子の姿に、パパママも思わず笑顔になるでしょう。隣には砂場のような砂遊びコーナーもあり、室内ながら砂遊び感覚で楽しめる工夫がされています。特殊な砂やデジタル映像を使った不思議な砂遊びゲームで、手を汚さずに遊べるのが嬉しいポイントです。

さらに、小学生くらいのお子さんに人気なのがボルダリングと卓球コーナーです。壁に設置されたミニボルダリングでは、安全マットが敷かれた低い高さでクライミング体験ができます。登り切った時の達成感は子どもに自信を与えてくれるでしょう。卓球台も自由に使えるので、家族でダブルス対決なんてことも!「久しぶりに本気になっちゃった」とパパ同士が白熱してしまうこともあるとか。もちろん卓球の球やラケットは受付で貸し出していますので、手ぶらでOKです。
そして昭和レトロなアーケードゲーム機もずらりと並んでいます。シューティングゲームやレーシングゲーム、クレーンゲームまで、全て無料モードで遊び放題!ゲームセンターさながらのラインナップに、ゲーム好きの子は目を輝かせ、パパ世代は懐かしさでつい熱中してしまいます。「昔はここで100円玉をつぎ込んだなぁ」と言いながら親が夢中になる姿も見られるほど。もちろんオール無料なのでお財布を気にせず遊べるのが最高です。

そのほか、輪投げや射的といった縁日風の遊びも体験でき、老若男女問わずみんなでワイワイ盛り上がれます。これだけ盛沢山なのに、利用料はすべて入場料に含まれているというから驚きです。時間無制限で遊べますが、子どもが楽しすぎて「帰りたくない!」と言い出すこともしばしば。時間には余裕を持って計画することをおすすめします。家族みんなでゲーム対決をしたり、子ども同士で仲良く遊んだり、熱海城のゲームコーナーはまさに親子で楽しめる室内テーマパークです。
バリアフリーでベビーカーOK!安心の施設設計
小さな子ども連れのお出かけで気になるのは、ベビーカーで移動できるかや段差の有無といった施設のバリアフリー性ですよね。熱海城は昭和34年(1959年)に建てられた建物ですが、その後の改装により館内は段差の少ない設計になっており、エレベーターも完備されています。各フロアへベビーカーのまま移動できるので、眠っている赤ちゃんを起こさずに済むのは助かりますね。展示エリアも通路が広めにとられているため、ベビーカーですれ違うのも比較余裕があります。
ただし、授乳室だけは館内の一角にあり、そこへ上がる数段の階段があります。ベビーカーで直接入室することは難しい構造なので、一時的にたたんで抱えて上がる必要がありますが、入口にベビーカーを置けるスペースがありますので安心してください。スタッフに声をかければお手伝いもしてもらえます。
お手洗いや展示室入口には緩やかなスロープが設置されており、小さな段差も解消されています。車椅子や足の不自由な方でも利用しやすく、実際に車椅子やシルバーカーで来館されるお年寄りの姿も見受けられます。お城というと急な階段を想像しがちですが、熱海城はむしろ現代のレジャー施設として安心・安全に配慮されていると感じます。
なお、土日や連休など混雑時にはエレベーター(2基)の待ち時間が発生することもあります。特にベビーカー連れの場合はエレベーター利用が必須になるため、時間に余裕を持ち、慌てずに行動しましょう。上りは混んでも下りは比較的空いているケースも多いので、帰りは混雑を避けて階段を使うなど柔軟に対応してください。小学生くらいのお子さんなら階段を降りるのも冒険気分で楽しめますよ。
赤ちゃん連れも安心!充実のベビー設備
熱海城は赤ちゃん連れの家族にも優しい設備が整っています。授乳やおむつ替えに便利な施設が館内にあるので、乳児がいても落ち着いて過ごせます。
- 授乳室: 地下1階に清潔な個室授乳スペースがあります。カーテンで仕切れる授乳椅子があり、授乳ケープがなくても周囲の目を気にせず授乳できます。室内にはおむつ用ゴミ箱や消臭スプレーも完備されており、使用済みおむつを持ち帰る必要がないのは助かります。ミルク用のお湯が必要な場合は、スタッフにお願いすれば快く対応してもらえます。
- おむつ替え台: 各階の男女トイレにベビーシート(おむつ替え台)が設置されています。特に1階と地下1階のトイレは広めの多目的トイレになっており、パパでもママでもおむつ替えしやすい環境です。紙おむつ専用のゴミ箱もあり、臭い対策もばっちりです。
- ベビーカー貸出: 数に限りがありますが、館内受付でベビーカーの貸し出しサービスがあります(無料、要問い合わせ)。もしもの時や、車で来てベビーカーを忘れてしまった場合でも安心です。
- 休憩スペース: 館内各フロアの片隅にベンチや椅子が設置されており、歩き疲れた時にちょっと腰掛けられます。特に授乳室前のロビーにはソファがあり、授乳中のママを待つパパや上の子が座って待機できます。ベンチから窓の外の景色が見える場所もあり、「ちょっと一息」にも良いスペースです。
このように、赤ちゃんや小さなお子さん連れでもストレスなく利用できる工夫が随所になされています。実際に0歳児を連れて訪れたママからも「授乳室がきれいで使いやすかった」「おむつ替えスペースが充実していて安心した」と好評の声が聞かれました。館内は全館禁煙で空気もクリーンなので、子どもの健康面でも安心です。熱海城は子連れファミリーにとって至れり尽くせりの観光スポットと言えるでしょう。
お土産ショップと館内の飲食施設
たくさん遊んだあとは、お楽しみのグッズや食事もチェックしましょう。熱海城にはオリジナル商品が揃うお土産ショップと、絶景を眺めながら食事ができるレストランがあります。
お土産ショップ(城内売店)
城内1階には旅の記念に立ち寄りたいお土産コーナーがあります。ここでしか買えない熱海城限定グッズや、ユニークなアイテムが豊富に並んでいて、見ているだけでもワクワクします。
人気商品は、お城らしさ満点のおもちゃの刀や鎧兜グッズ。プラスチック製の刀や簡易甲冑セットは、小さな侍気分になれると男の子に大人気です。また、女の子にはお姫様の髪飾りや和柄のかわいい小物がおすすめ。居合い刀のミニチュアセットや、刀の鍔(つば)をデザインしたキーホルダーなど、大人も欲しくなる渋いグッズもあります。
ユニークなところでは、熱海城オリジナルの変わり種タオルも注目。普通の白いタオルに見えますが、温泉などで暖かいお湯に浸すとお殿様の絵柄が浮かび上がるというサプライズアイテムです。お風呂好きの方へのお土産にぴったりですね。そのほか、お城の天守閣を模した最中(もなか)や、熱海の名物である温泉まんじゅう、干物などのお菓子・食品類も揃っています。もちろん試食ができるコーナーもあるので、子どもと一緒に味見をしながらお気に入りを見つけるのも楽しいでしょう。
店内はそれほど広くはありませんが、ベビーカーでも入れるよう通路はゆったりしています。小さなお子さんが手に取って遊んでしまいそうな展示もありますが、陶器などの割れ物は高い位置に置いてあるので安心です。店員さんも子どもに優しく話しかけてくれるので、何か困ったことがあれば気軽に相談できます。家族みんなへのお土産選びを楽しんでくださいね。
ヒルトップテラス(レストラン・カフェ)
熱海城で遊んでお腹が空いたら、館内のレストラン**「ヒルトップテラス」**でひと休みしましょう。天守閣と同じくらいの高台に位置するガラス張りの店内からは、広い空と青い海を眺めながら食事ができる絶好のロケーションです。名前の通り丘の上のテラス席もあり、晴れた日には爽やかな風を感じながら食事を楽しめます(テラス席は雨天時利用不可)。ペット同伴OKの席もあるので、ワンちゃん連れの家族にも嬉しいですね。店内は全席禁煙で、子連れでも快適です。
メニューは和食から洋食までバリエーション豊かに揃っています。人気メニューは、伊豆天城産の本わさびを贅沢に使ったまぐろ漬け丼と半そばのセットです。ツーンと香るわさびと新鮮マグロの組み合わせは大人に好評。一方、お子様には天ぷらのせうどんやカレーライスなど食べやすいメニューもあります。サクサクのかき揚げが乗ったかき揚げそば御膳はボリューム満点でパパも大満足。食後には濃厚なバニラソフトクリームやコーヒーでほっと一息つけます。
子ども用の取り分け皿やスプーン・フォークも用意されており、声をかければお冷やの代わりにぬるめのお湯を用意してもらうこともできます。ベビーチェアの貸し出しもあるので、赤ちゃん連れでも安心です。ただしキッズ専用メニューはないため、小さい子には親のメニューを取り分けるか、おにぎりなど簡単なものを持参しても良いでしょう(持ち込みの際は周囲の迷惑にならない範囲で)。
休日のお昼時は混み合うこともありますが、比較的回転が早いのと、テラス席も含め席数は多めなので少し待てば座れるケースがほとんどです。窓際の席に座れたらラッキー!熱海の街と海を眺めながら、家族でゆったり食事が楽しめます。軽食やスイーツだけの利用も歓迎なので、遊び疲れたらアイスクリームを食べながら休憩するのも良いですね。
大名茶屋(期間限定オープンの売店)
ヒルトップテラスとは別に、「大名茶屋」と呼ばれる屋外の茶屋風売店もあります。こちらは桜まつり期間やゴールデンウィークなどの繁忙期限定で営業する飲食ブースで、芝生の庭園内に出店します。桜が咲く季節には、満開の桜の下で焼きそばやフランクフルト、かき氷、ビールなどのお祭りグルメを味わうことができます。縁台に腰掛けて食べる焼き鳥や唐揚げは格別で、お花見気分が盛り上がりますよ。営業日は天候等によりますが、桜祭りの時期はできるだけ連日オープンする予定とのことです。
このように熱海城では、館内外で食も楽しめる工夫がされています。お弁当の持ち込みは禁止されていますが、レストランや出店を上手に利用して、適度に休憩を取りながら観光しましょう。授乳室で離乳食をあげたり、レストランでお子さんにミルクを飲ませたりといったことも可能ですので、周囲に配慮しつつ柔軟に対応してくださいね。

季節ごとのイベントと見どころ
熱海城は年間を通じて様々な表情を見せてくれます。季節ごとのイベントや楽しみ方を押さえて、ベストシーズンに合わせた訪問計画を立てましょう。
春:お花見&桜まつり
春の熱海城は、なんといっても桜が見どころです。お城の周辺には約200本ものソメイヨシノが植えられており、例年3月下旬から4月上旬にかけて見頃を迎えます。この時期には「熱海城桜まつり」が開催され、多くの花見客で賑わいます。
桜まつり期間中(例年3月下旬〜4月上旬)は、熱海城敷地内の「城の岬庭園」と呼ばれる芝生エリアが開放され、お花見会場となります。満開の桜の下にシートを広げてお弁当を楽しんだり、子ども達が走り回ったりできる開放的な雰囲気です。庭園内には前述の大名茶屋をはじめとした屋台が出店し、焼き鳥、焼きそば、唐揚げ、ビール、甘酒など屋台グルメが味わえます。さらに、ミニステージでのカラオケ大会や太鼓の演奏などイベントも行われる年もあり、まさに春のお祭りムード一色です。
夜には夜桜ライトアップも実施され、桜の木々が美しく照らし出されます。幻想的な夜桜をバックに天守閣が浮かび上がる景観は息をのむ美しさで、昼間とはまた違ったロマンチックな雰囲気を楽しめます。ライトアップは21:00頃まで行われるので、日中は遊び疲れてしまった子どもも、宿に戻る前に車窓からチラッと見るだけでも喜ぶかもしれません。なお、桜まつり期間中は駐車場や周辺道路が混雑する傾向にあります。可能であればバスやタクシーを利用するか、早朝・夕方の比較的すいている時間帯の来訪がおすすめです。
家族で熱海城に訪れるなら、桜の季節はとびきりの思い出になるでしょう。青空の下、ピンク色に染まる城と桜のコントラストは写真映えも抜群。子どもも「わあ、お城がピンクのお花に囲まれてる!」と大喜び間違いなしです。
夏:花火大会と夏休みイベント
夏の熱海といえば、海上花火大会が有名です。熱海湾で打ち上げられる花火は迫力満点で、毎年多くの観光客が訪れます。実は熱海城は、この熱海海上花火大会の絶好の観覧スポットでもあるのです。
通常、熱海城は17:00で閉館しますが、夏季の花火大会開催日には夜間特別営業を行っています。7月下旬から8月にかけて花火大会が行われる指定日には、営業時間を21:00頃まで延長し、天守閣展望台を花火観覧席として開放します。高台から見下ろす形で鑑賞する花火は、海上から見上げるのとは一味違う迫力と美しさがあります。夜空に開く大輪の花火をお城と一緒に楽しめるなんて、とても贅沢ですよね!小さな子ども連れの場合、混雑する海岸まで行くのは大変ですが、城内ならば落ち着いた環境で観覧できます。
ただし、花火観覧席は有料・予約制で人数限定となっています。前売り券はチケット販売サイト(コンビニ等)で発売され、毎年早めに完売してしまう人気ぶり。当日券が出る場合もありますが、確実に見たい方は事前に情報をチェックしておくと良いでしょう。有料席でなくとも、延長営業日の夜は入場券(通常料金)を購入して展望台や庭園から自由に花火を見ることもできます。その場合は立ち見にはなりますが、十分に楽しめます。
花火大会の夜は、レストラン「ヒルトップテラス」も特別に20:30頃まで営業し、軽食や飲み物を提供します。また庭園にもドリンクやスナックの売店が出るので、飲み物片手に花火鑑賞というスタイルも可能です。お子さん用に光るおもちゃの販売などもあり、夏祭り気分が味わえます。
さらに夏休み期間中、熱海城では子ども向けの特別イベントが企画されることがあります。例えば、過去には「宝探しラリー」や「なぞなぞクイズラリー」といった館内を巡るゲームが開催され、参加無料でクリアすると記念品がもらえる催しがありました。また、公式SNSによれば、7月下旬から8月末に訪れた3歳〜12歳の子どもを対象にお菓子が当たる抽選会を実施した年もあるそうです。夏休みならではのお楽しみが用意されていることも多いので、公式サイトのイベント情報を事前にチェックしておくと良いでしょう。
暑い夏の日中は、冷房の効いた館内で涼みながら遊べる熱海城はまさに最適のスポットです。足湯でさっぱり汗を流し、ゲームコーナーで元気に遊び、夜は花火でフィナーレを飾る——家族で過ごす熱海の夏の思い出に、熱海城は欠かせない存在となるでしょう。
秋:紅葉シーズンの楽しみ方
秋になると熱海城周辺の木々も色づき始めます。熱海は温暖な気候のため紅葉の見頃は11月中旬から12月上旬とやや遅めですが、城の背後に広がる山の木々が少しずつ赤や黄に染まっていく様子を展望台から眺めるのも風情があります。
熱海城そのものは桜の名所ですが、紅葉の名所というわけではありません。しかし、秋に家族で訪れるなら、熱海城観光とあわせて市内の紅葉スポットにも足を延ばすのがおすすめです。特に有名なのが「熱海梅園(ばいえん)」です。熱海梅園は市街地から少し山側に入ったところにある日本有数の梅の名所ですが、実は紅葉の名所としても知られています。毎年11月中旬〜12月初旬にもみじまつりが開催され、園内のカエデやイチョウが美しく色づきます。日没後にはライトアップも行われ、昼間とは異なる幻想的な紅葉狩りが楽しめます。梅園内には足湯や小川もあり、子どもが散策に飽きたら足湯で休憩したり、落ち葉拾いをしたりといった楽しみ方もできます。熱海城から熱海梅園までは車で約15分、路線バスも出ているので、レンタカーで移動できる方はぜひ組み合わせてみてください。
また、熱海城から南へ車で10分ほどの場所にあるアカオハーブ&ローズガーデン(現・ACAO FOREST)でも、秋には秋バラが見頃を迎えます。10月下旬〜11月中旬にかけて約1500株の色とりどりのバラが咲き誇り、バラと紅葉と青い海のコントラストがとても美しいです。園内は広大ですが、ベビーカーで回れる整備された遊歩道があり、家族でゆっくりガーデン散策を楽しめます。ハロウィーン時期には南瓜の飾り付けがあったり、秋ならではのイベントも開催されるので、熱海城とセットで訪れるのも良いでしょう。
秋の熱海城は比較的観光客も落ち着いており、ゆったりと過ごせる穴場シーズンです。夏ほど暑くなく、冬ほど寒くもない気候の中、展望台で澄んだ空気と遠くの景色を楽しむのも最高ですよ。天気が良ければ伊豆の山並みの向こうにうっすら富士山が見えることもあります(秋〜冬は空気が澄むため稀に見えるそうです)。秋晴れの日に訪れて、のんびりとした時間を家族で満喫してください。
冬:年末年始と早春イベント
冬の熱海城も負けてはいません。年末年始も休まず開館しているため、年末年始の観光プランに組み込みやすいスポットです。例えば大晦日から熱海に宿泊する家族なら、元旦の初詣や初日の出鑑賞の後、昼間に熱海城へ遊びに行くというコースもおすすめです。年始には天守閣に門松やおめでたい装飾が施され、新年ムードを感じられます。混雑も他の有名初詣スポットほどではないので、三が日に家族で訪れてものびのび過ごせるでしょう。
また、熱海の冬はイベントが目白押し。市内では12月に冬季熱海海上花火大会が行われることがあります(例年クリスマスや年末に数回開催)。夜空を飾る冬の花火は空気が澄んで一段と綺麗です。ただし冬の花火開催日は夏と違い熱海城の延長営業はありませんので、観覧は海辺やホテルからになります。それでももし年末に熱海を訪れるなら、お子さんと一緒に防寒をしっかりして花火見物するのも素敵な体験ですね。
そして冬から早春にかけて注目なのが、先述の熱海梅園の梅まつりです。毎年1月上旬〜3月初旬にかけて開催される梅まつりでは、約500本の梅の木が次々に花を咲かせます。日本一早咲きとされる熱海梅園の梅は、お正月明けには早くも数本が開花し始め、2月中旬には見頃ピークとなります。梅まつり期間中はなんと梅園の入園が無料になる日もあり、週末を中心に太鼓ショーや餅つきイベント、足湯サービスなど子どもも楽しめる催しが行われます。寒い冬でも梅の甘い香りが漂う梅園は心が和みますよ。熱海城と梅園は離れた場所にありますが、両方訪れれば冬〜早春の熱海を存分に堪能できます。
冬の熱海城は空いているぶん、室内のゲームコーナーなども独占状態で遊べることがあります。外は寒くても館内は暖房が効いており、足湯でさらにポカポカに温まれば寒さ知らずです。屋外に出る展望台は風が冷たいので、防寒具を忘れずに。空気の澄んだ冬こそ景色の見通しが良く、遠方まで綺麗に見える日も多いので、ぜひ晴れた日を選んで訪れてみてください。
所要時間別モデルコース
熱海城をどのくらいの時間滞在するかは、旅のスケジュールやお子さんの体力によって様々です。ここでは、半日で手軽に楽しむコースと1日かけて満喫するコースの2つのモデルプランをご提案します。
半日(3〜4時間)コース
「午前中だけ」「午後から半日だけ」という場合でも、熱海城なら主要スポットを効率よく楽しめます。以下は半日観光の一例です。
- 10:00 熱海駅出発 – 湯〜遊〜バスに乗車し、「熱海城前」バス停で下車。バス停からすぐ熱海城へ向かいます。
- 10:30 熱海城 入場・見学開始 – まずはエントランスで入場券を購入(子どもは2歳以下無料)。エレベーターで展望台へ直行し、家族で絶景を堪能します。写真撮影を忘れずに!
- 11:00 展示観覧 – 下のフロアに降りながら武家文化資料館や江戸体験コーナーを見学。子ども達は鎧兜の試着体験で盛り上がります。親も一緒に仮装して記念写真。
- 11:30 ゲームコーナーで遊ぶ – 地下1階の無料ゲームコーナーへ移動。ボールプールやゲームに子どもは夢中。パパも卓球で本気勝負!ママはマッサージチェアで一休み。
- 12:15 足湯で休憩 – 遊び疲れたら1階の足湯に浸かってホッと一息。海風が心地よく、旅の疲れも癒されます。
- 12:30 お土産タイム – 帰り際にお土産ショップに立ち寄り、熱海城限定グッズをチェック。子どもに刀のおもちゃをねだられつつ、家族の思い出にキーホルダーを購入。
- 13:00 熱海城 出発 – 駐車場から車で移動、または湯〜遊〜バスで熱海駅方面へ戻ります。半日ながら熱海城の魅力を凝縮して楽しめました!
時間は目安です。このコースでは昼食を取っていませんが、必要に応じてレストラン(または下山後に市街地)でお昼を食べてください。子どもの集中力や体調に合わせて適宜休憩を入れましょう。
1日(ゆったり満喫)コース
熱海城とその周辺を1日使ってたっぷり楽しみたい方向けのモデルプランです。午前から夕方まで時間があるなら、熱海城+周辺スポットを組み合わせて充実の観光をしましょう。
- 9:30 熱海駅出発 – ホテルをチェックアウト後、タクシーで熱海城へ向かいます(荷物は駅のコインロッカーへ預け済み)。車窓から見える海に子どもも大はしゃぎ。
- 10:00 熱海城に到着・見学 – 朝イチの熱海城は比較的空いていて快適。展望台→歴史展示→体験コーナーと順に見て回ります。写真スポットでは家族全員で撮影。
- 11:30 足湯&ゲームでリフレッシュ – 中盤で足湯に浸かりつつ小休止。その後ゲームコーナーで思い切り遊び、子ども達は大満足。
- 12:30 城内レストランで昼食 – ヒルトップテラスで海を眺めながらランチタイム。パパママは名物の海鮮丼に舌鼓、子どもはうどんをペロリと平らげます。食後にみんなでソフトクリームも味わって大満足。
- 13:30 お土産ショッピング – お腹が満たされたところで売店へ。祖父母へのお土産に温泉まんじゅうを購入し、子どもには頑張ったご褒美に刀のおもちゃを1つ約束。
- 14:00 アタミロープウェイ乗車 – 熱海城を後にし、隣接のロープウェイ山頂駅へ徒歩移動(約5分)。景色を楽しみながら麓まで空中散歩します。「ジェットコースターみたい!」と子どもは大興奮。約3分で一気に山を下ります。
- 14:30 アカオハーブ&ローズガーデンへ移動 – ロープウェイ下車後、タクシーでアカオフォレストへ(約10分)。途中、海岸線の景色も楽しめます。
- 14:45 アカオハーブ&ローズガーデン散策 – 広大なガーデンを親子でゆっくりお散歩。季節の花々を見たり、カフェでハーブティーを飲んだりと自然を満喫します。記念写真も忘れずに。
- 16:30 ガーデン出発 – シャトルバスまたはタクシーで熱海駅方面へ戻ります。道中、子どもは疲れてウトウト…。
- 17:00 熱海駅到着・解散 – 駅で荷物を受け取り、解散。希望者は日帰り温泉に立ち寄って旅の締めくくりも◎。
この1日コースでは、熱海城だけでなく周辺の家族向けスポットも組み込むことでバラエティ豊かな体験ができます。天候やお子さんの興味に合わせて、午後のプランは変更可能です。例えば、アカオガーデンの代わりに熱海サンビーチで海遊び(夏季)や、熱海遊覧船サンレモに乗船してクルージングを楽しむプランもおすすめです。時間にゆとりがあれば、熱海駅近くの「MOA美術館」(熱海の高台にある美術館で、キッズプログラムや綺麗な庭園あり)に立ち寄るなど、組み合わせ次第で自由自在です。
ポイントは、午前中に熱海城でしっかり遊び、その後子どもの体力が残っているうちに他のメニューを入れること。昼食を館内で済ませることで移動時間を節約し、午後を有効活用できます。1日たっぷり遊べば、きっと夜は子ども達もぐっすり眠ってくれるでしょう。
子連れ家族におすすめの周辺スポット
熱海城を訪れた際は、ぜひ近隣の観光スポットにも足を延ばしてみましょう。子連れファミリーにぴったりの行き先がたくさんあります。ここでは特におすすめのスポットをいくつかご紹介します。
- アタミロープウェイ: 熱海城へのアクセス手段としてご紹介したロープウェイ自体が、一つの観光アトラクションです。熱海港から山頂までわずか3分ですが、眼下に広がる相模灘と熱海市街の眺望は素晴らしく、乗り物好きの子どもは大喜びします。ゴンドラ内ではガイドアナウンスも流れ、ちょっとした空中散歩気分が味わえます。上りと下りで景色が違って見えるので、往復乗るのもおすすめです。山頂駅から熱海城までは徒歩5分程度なので、行きか帰りのどちらかにロープウェイを利用してみてはいかがでしょうか。ちなみにロープウェイ山頂駅には展望テラスがあり、自由に入れる足湯(こちらも無料!)や売店もあります。時間が許せば、ここで景色を眺めながらもうひと浸かり足湯…なんて楽しみ方もできますよ。
- 熱海トリックアート迷宮館: 熱海城のすぐ隣にあるトリックアート迷宮館は、家族みんなで笑顔になれる体験型美術館です。壁や床に描かれた立体的な錯視アートの中に入り込んで写真撮影ができ、まるで絵の一部になったような不思議な写真が撮れます。例えば、巨大な動物に食べられそうなポーズをとったり、吊り橋から落ちそうなふりをしたり……子ども達は大はしゃぎ、大人も夢中でポーズを決めてしまいます。スタッフさんが撮影のお手伝いをしてくれる場面もあり、家族全員で楽しめる仕掛けが満載です。館内はベビーカーでも回れるバリアフリー設計で、授乳室・おむつ替えスペースも完備されています。雨天でもたっぷり遊べるので、熱海城と合わせて訪れる方が多い人気スポットです。先述の共通券を利用すればお得に両方楽しめますので、時間に余裕があればぜひセットで体験してみてください。
- アカオ ハーブ&ローズガーデン(ACAO FOREST): 熱海城から南へ約4km(車で10〜15分)の場所にある大規模ガーデンパークです。季節の花々やハーブが咲き誇る12のテーマガーデンを散策できます。春はバラが4000株も咲き誇り、秋にも1500株の秋バラが見られるほか、ハーブの香りに癒されるローズガーデン、森の中の冒険気分が味わえるスモールフォレストガーデンなど、子どもも飽きずに探検できます。広い敷地内は専用バスで移動でき、途中下車しながら各エリアを見て回れます。丘の上には海を一望できるブランコや、インスタ映えすると話題の「空飛ぶ椅子」などもあり、家族で写真撮影するのも楽しいでしょう。ガーデン内のカフェではハーブティーやバラのソフトクリームも味わえます。自然の中で体を動かせるスポットとして、特にお天気の良い日におすすめです。
- 熱海サンビーチ: 夏に訪れるなら外せないのが熱海市街地にあるサンビーチです。熱海城からロープウェイで降りた後、徒歩ですぐ海岸に出られます。遠浅で穏やかな波の人工砂浜は、子どもの海水浴デビューにもぴったり。監視員も常駐しており、安全面の配慮がなされています。海辺で砂遊びをしたり、波打ち際で水遊びしたり、家族で過ごすビーチタイムは格別の思い出になるでしょう。夏の夜にはサンビーチ沿いのヤシ並木がライトアップされ、南国ムード満点のお散歩が楽しめます。熱海城で遊んだ後に水着へ着替えて海遊び、なんて贅沢な一日も可能です。
- マリンスパあたみ: 天候や季節に左右されずに泳ぎたいなら、サンビーチそばのマリンスパあたみがおすすめです。温泉を利用した室内プール&スパ施設で、ウォータースライダーや流れるプールがあり、子ども達に大人気。屋内施設なので雨の日や冬でも暖かい温水プールで遊べます。パパママもジャグジーやサウナでリラックスでき、家族みんなで利用できます。熱海城で頭と体を使って遊んだあとは、マリンスパでひと泳ぎしてリフレッシュするという組み合わせも良いですね。
- 來宮神社(来宮神社): 観光に少しスピリチュアルな要素も加えたい方には、熱海のパワースポット來宮神社(きのみやじんじゃ)がおすすめです。熱海城からは車で15分ほどですが、熱海駅からバスもあります。境内には樹齢2000年を超える大楠がそびえ、圧倒的な存在感に子どもも驚くでしょう。「大楠の周りを一周すると寿命が一年延びる」という言い伝えがあり、家族皆で手をつないで回ってみるのも楽しい体験です。境内はベビーカーでも移動可能で、授乳室も整備されているなど子連れに優しい神社です。カフェでお茶したり、お守りを買ったりといった楽しみもあります。熱海城とは異なる静かな雰囲気で、旅の締めくくりに立ち寄るファミリーも多いですよ。
以上のように、熱海城の周辺には家族向けの観光スポットが豊富にあります。熱海城を中心にプランを組み立てて、家族向けの観光スポットを巡る充実した旅程を作ってみてください。移動には湯〜遊〜バスを活用したり、場合によってはタクシーやレンタカーを利用すると効率よく回れます。どのスポットも子ども歓迎の施設ばかりなので、安心して家族で楽しめますよ。

雨天・猛暑・寒い時期でも快適に過ごせる工夫
家族旅行では天候や気温も気になるところですが、熱海城なら雨の日も暑い日も寒い日も快適に過ごせます。その理由とポイントを押さえておきましょう。
まず、熱海城は大部分が屋内施設のため、雨天でも問題なく観光可能です。展示エリアやゲームコーナーは全て建物内にあるので、傘を差さずに移動できます。ロープウェイで上がる場合は少し歩く距離がありますが、駐車場やバス停から入口まではすぐ近くです。館内入口には無料のビニール傘袋が用意されており、濡れた傘をそのまま持ち込めるようになっています。雨の日は足湯からの眺望は真っ白…ということもありますが、その分ゲームコーナーでじっくり遊んだり、ゆっくり展示を見たりと屋内での楽しみ方にシフトしましょう。むしろ雨の日限定で空いていてラッキー、なんてこともあります。
夏の猛暑日でも、館内には冷房がしっかり効いているので涼しく快適です。特にゲームコーナーは地下にあるため、ひんやりとして子どもも走り回りやすい環境です。熱中症の心配も少なく、安心して遊ばせられますね。展望台は窓が開放的ですが、海風が吹き抜けるため思ったより涼しく感じられるでしょう。どうしても外の移動で汗をかいたら、足湯につかる前に貸しタオルで汗を拭いたり、館内の涼しいベンチで休憩したりして体温調節してください。自動販売機で冷たい飲み物も買えますので、水分補給も忘れずに。
冬の寒い日も、館内は暖房が効いているため寒さを気にせず見学できます。特に足湯は冬にこそ効果絶大!冷えた足先から体全体がポカポカ温まります。ママ達からは「冬の足湯は最高」「冷え性なので助かった」といった声も。展望台や屋外に出る際だけコートやジャンパーを着て、防寒すればOKです。子どもは夢中になると上着を脱ぎたがることもありますが、風邪をひかないように周囲の大人が服装管理してあげましょう。館内トイレには温水洗浄便座が付いているので、寒い日のトイレも安心です。また、休憩所では温かいお茶の入ったポットが用意されていることもあり、自由に飲めるサービスも嬉しいポイントです(冬季限定の場合あり)。
もし天候が悪い時や猛暑・極寒で屋外観光が難しい時は、熱海城を中心に屋内施設巡りに切り替えるのも手です。例えば、雨の日は熱海城+トリックアート迷宮館+マリンスパあたみの室内コンボで一日楽しめます。暑い日は城内で涼んでから夕方ビーチに出る、寒い日は城内で遊んでから温泉に入る(熱海には日帰り温泉施設も多数あり)など、天候に応じた過ごし方ができる柔軟さも熱海旅行の魅力です。
熱海城自体が天候に左右されにくい施設なので、「せっかく来たのに雨で何もできない…」という心配はありません。館内の快適な環境で遊びつつ、天気の回復を待つこともできます。熱海城での遊び方は天候次第でまだまだ広がりますので、状況に合わせてプランニングしてくださいね。
体験談:家族みんなで熱海城を楽しんだ思い出
最後に、熱海城を訪れたあるファミリーの体験談風に、その魅力を振り返ってみましょう。
(体験談) 夏休みに、私たち家族(夫婦+5歳娘+2歳息子)は初めて熱海旅行へ行きました。テレビで見た熱海城に子どもが「行ってみたい!」と言ったのがきっかけです。実際に訪れてみると、お城なのにとってもアミューズメント性が高くて驚きました!展望台から見えた広い海に子ども達は「わあ〜!」と声を上げ、大人の私達も熱海の街並みを一望できて感動。息子は展示されていた鎧兜に「かっこいいねぇ」と釘付けで、娘はお姫様ドレスを着てニコニコでした。家族4人で殿様と姫に扮した写真は、今でも我が家の宝物です。
一番長居したのは地下のゲームコーナーでした。無料とは思えない充実ぶりで、夫は童心に返って卓球に夢中、私はマッサージチェアで日頃の疲れを癒し、その間子ども達はボールプールでもう大はしゃぎ!普段は「ゲームは1日○時間まで」なんて言っていますが、この日ばかりは特別に好きなだけ遊ばせてあげました。それでも飽きるどころか「まだ遊ぶ!」というほどで、親としては嬉しい悲鳴です。
途中、足湯に浸かって休憩できたのも良かったです。子ども達は初めての足湯体験に「なんで足だけ?変なの〜」と言いながらもポカポカして気持ちよさそうでした。海風が気持ちよくて、夏の暑さも忘れるくらいリラックスできましたよ。
お昼は館内のレストランで頂きましたが、景色が最高で料理も美味しく、子連れでも入りやすい雰囲気でした。スタッフさんが子どもに話しかけてくれたり、子ども用のイスを持ってきてくれたりと親切でした。食後のソフトクリームに子ども達は大喜び、口の周りを真っ白にしながら「おいしいね!」とご機嫌でした。
帰りにはお土産ショップでおねだり攻撃(笑)。結局5歳の娘には髪飾り、2歳の息子には刀のおもちゃを買ってあげました。「お城で買った刀」は今でもヒーローごっこの愛用品です。
振り返ると、熱海城では本当に家族みんなが笑顔になれる瞬間ばかりでした。最初は「歴史のお城なんて子どもが飽きるかな?」と思っていたのですが、とんでもない!むしろ一日では足りないほど楽しめて、子ども達は「また行きたい!」と何度も言っています。熱海城は熱海観光において子連れで安心して遊べるスポットとして、一番の思い出になりました。
…いかがでしょうか。熱海城は、観光客の方にも地元の方にも愛される家族向けエンターテインメントスポットです。歴史的な趣と現代的な遊び心が融合した施設は、日本全国探してもなかなかありません。熱海観光で子どもと一緒にどこへ行こうか迷ったら、まず熱海城へ行けば間違いなし!と言えるでしょう。
ぜひ皆さんも、大切な家族と一緒に熱海城を訪れてみてください。美しい景色に感動し、遊びに夢中になり、美味しいものを食べて、温泉情緒も味わえる…そんな盛り沢山の体験が待っています。熱海城で過ごす時間が、家族にとってかけがえのない思い出となりますように。笑顔いっぱいの旅になりますよう、心から願っています。熱海城は今日も子どもたちの笑い声であふれ、訪れるご家族を温かく迎えてくれることでしょう。
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