八木山ベニーランド徹底ガイド ~未就学児から小学生まで家族で通年楽しむ方法~
八木山ベニーランド(宮城県仙台市)は、東北地方を代表する老舗遊園地です。1968年開園の歴史ある施設で、地元ではテーマソングがプロ野球の応援歌に替え歌で使われるほど親しまれています。市中心部から約4kmの高台・八木山に位置し、隣には仙台市八木山動物公園(八木山動物園)もある絶好のロケーション。約30種類のアトラクションが揃い、スリル満点のジェットコースターから小さな子ども向けのメリーゴーランドまで幅広く楽しめるのが魅力です。未就学児~小学生連れのご家族にとっても一年中楽しめるスポットとして人気で、春夏秋冬いつ訪れても子どもも大人も大満足間違いなしです。本記事では、そんな八木山ベニーランドを未就学児から小学生までの子どもと存分に楽しむポイントを徹底紹介します。アクセス情報や料金、おすすめアトラクション、季節ごとのイベント、子連れに嬉しい設備サービスまで網羅していますので、家族旅行やお出かけ計画の参考にしてください。

八木山ベニーランドが家族連れに人気の理由
八木山ベニーランドが子連れファミリーに選ばれるのには、いくつもの魅力があります。ここでは家族で訪れるメリットを整理してみましょう。

- 幅広い年齢の子どもが楽しめるアトラクション:園内には約30もの乗り物や遊具があり、スリル系からほのぼの系までバラエティ豊富です。小学生がワクワクする絶叫マシンはもちろん、未就学児でも保護者同伴で乗れる乗り物が多数あるため、きょうだい間で年齢差があっても一緒に楽しめます。実際、「全27機種中20以上のアトラクションは3歳から利用可能」というデータもあり、小さなお子さんにも優しい遊園地です。
- 混雑が少なく待ち時間が短い:仙台市街地に近い人気スポットですが、園内は比較的ゆったりしていて長時間の行列が発生しにくい傾向があります。休日でも極端な混雑は少なく、小さな子どもが退屈してぐずる前に次々乗り物を楽しめるのは親にとっても嬉しいポイントです。「半日でも十分遊び尽くせる」といった声もあり、効率よく回れる適度な規模感です。園内もコンパクトで移動距離が長くなりすぎないため、小さな子どもの足でも疲れにくく、親もベビーカーを押して楽に回れます。
- リーズナブルな料金設定:大人の入園料は1,000円、小人(3歳~小学生)は500円と安く、未就学児でも2歳以下なら入園無料です。また乗り放題のフリーパス券も大人約3,700円・小人3,200円程度で用意されており、他の大規模テーマパークに比べても家計に優しい料金設定になっています。後述しますが、お弁当など食べ物の持ち込みもOKなので、工夫次第で出費を抑えつつ一日楽しむこともできます。家族連れにはありがたいポイントですね。
- アクセスの良さと周辺観光:仙台駅から電車や車ですぐ行ける立地の良さも魅力です。最寄りの地下鉄駅から徒歩5分という利便性で、公共交通でも気軽に行けます。さらに隣接する八木山動物公園(動物園)と合わせて訪れれば一日で遊園地+動物園を満喫することも可能です。市街地方面には青葉城址(仙台城跡)も近く、観光コースに組み込みやすいスポットと言えます。
- 季節ごとのイベントが充実:八木山ベニーランドでは、ヒーローショーなど子どもが喜ぶイベントや、コスプレフェスティバルなどユニークな催しも通年で開催されています。詳しくは後述しますが、戦隊ヒーローやキャラクターショーが週末ごとに開催されることもあり、小さなお子さんには忘れられない体験になるでしょう。こうしたイベントの多彩さもファミリーに人気の理由です。

以上のように、「乗り物の豊富さ」「待ち時間の少なさ」「良心的な価格」「行きやすさ」「イベント充実」と、子連れお出かけに嬉しい要素が揃っています。では次から、具体的な情報を詳しく見ていきましょう。
アクセスと営業時間・休園日
八木山ベニーランドへのアクセスはとても便利です。公共交通機関でも車でも行きやすいので、旅行者の方も地元の方も安心です。

- 電車(地下鉄):仙台駅から地下鉄東西線に乗り約12分、「八木山動物公園駅」で下車します。駅の東1出口を出て徒歩5分ほどでベニーランドの入口に到着します。駅を出ると案内看板もあり道は平坦で広めです。ベビーカー連れでも歩きやすく、地下鉄駅にはエレベーター完備なので電車移動がスムーズにできます。
- 車:仙台市街から車で約15分、東北自動車道「仙台宮城IC」からは約20分です。カーナビには「八木山ベニーランド」または隣の「八木山動物公園」を目的地設定すると良いでしょう。主要ルートとして、国道48号から西道路経由で青葉山トンネルを抜けるルートや、国道286号から西多賀交差点を曲がって向かうルートがあります。山の上にあるため途中多少坂道がありますが、案内看板が随所に出ているので迷わず行けるはずです。
- バス:仙台駅西口バスプールから市営バス・宮城交通バスで「長町南・長町営業所行き」等に乗車し、「ベニーランド前」停留所で下車(約30分)という方法もあります。ただし本数や所要時間を考えると、地下鉄利用のほうがスピーディーでわかりやすいでしょう。
駐車場は園内に完備されています。普通乗用車で約600台収容でき、料金は1日500円(バス・大型車は1,000円)です。駐車券はゲート入場時の自動精算機で前払いする方式ですので、現金で500円硬貨またはお札の用意をお忘れなく(千円札も使用可)。週末でも午前中の早い時間であれば余裕で駐車できますが、ゴールデンウィークなど繁忙期は駐車場入口付近で多少渋滞が発生する場合もあります。できれば開園直後の到着を目指すとスムーズでしょう。
営業時間は季節により変動しますが、基本は朝9:00開園~夕方17:00閉園です(入場受付は16:15まで)。ただし冬季は日没が早いため、11月~12月は16:30頃、年始(正月営業)は16:00頃までと短縮されます。最新の営業時間は公式サイトの「料金/営業時間」ページで必ず確認しましょう。
休園日・営業期間についても注意が必要です。八木山ベニーランドの営業は毎年3月上旬から翌年1月の成人の日(1月第2月曜)までとなっており、寒さ厳しい冬季(1月中旬~2月末頃)は長期休園となります。また冬季以外でも11月下旬~12月中旬、および1月初旬は土日祝日のみ開園という期間があります。平日がお休みになる時期があるため、特に晩秋~年末年始に訪れる際は事前に営業日カレンダーを確認しましょう(公式サイトに月別の営業スケジュールが掲載されています)。
さらに毎年**7月第1週(7月初め)**に数日間、設備点検のための臨時休園があります(例年7月第1月曜~水曜+場合によって翌週平日も休園)。この期間は夏休み前のメンテナンスデーですので、この時期の平日に計画している方もお気を付けください。以上のように、通年楽しめるベニーランドではありますが、特定のオフシーズンやメンテナンス休園日もあるので要チェックです。
チケット料金とお得な利用法
続いて入園料やチケット料金について詳しく紹介します。家族で行くとなると料金体系は気になるところですが、前述のとおり八木山ベニーランドは比較的リーズナブルです。

-
入園料(入場券):
大人(中学生~64歳)… 1,000円
小人(3歳~小学生)… 500円
シニア(65歳以上)… 500円
※2歳以下の未就学児は入園無料 -
フリーパス券(入園料+アトラクション乗り放題):
大人(中学生~64歳)… 3,700円前後
小人(3歳~小学生)… 3,200円前後
シニア(65歳以上)… 3,200円前後 ※フリーパス料金は時期によって若干変動する可能性がありますが、2024年現在は上記程度です。入園料込みで全アトラクションが1日乗り放題になるパスポートで、園内チケット売り場または入口で購入できます。 - のりもの回数券:フリーパスを利用しない場合、アトラクションは都度料金制です。園内では回数券(11枚綴り1,000円)が販売されており、現金で単券を買うより1回分お得になります。単券(100円券)はバラ売りもありますが、多く乗るなら回数券をまとめ買いすると良いでしょう。回数券は入口や売店横の自販機で随時購入可能です。
アトラクション個別の料金は、子ども向けのものが1回100~300円程度、ジェットコースターなど大型のものでも1回400~500円程度に設定されています。例えばメリーゴーランドやバッテリーカーは200円前後、観覧車やゴーカートは300円前後、絶叫系コースター類は400~500円というイメージです。身長制限があって幼児は乗れないような絶叫マシンほど料金は高めになっています。
フリーパスを買うべきかどうか?は悩むところですが、一つの目安として「小人で9回以上アトラクションに乗るならフリーパスがお得」と言われています。小人の場合、入園料500円+(アトラクション単価約300円×9回)=3,200円となりフリーパス料金に相当します。ただし小さい子向け乗り物は200円程度のものも多いので、実際は9回以上乗らないと元が取れません。幼児連れの場合は子どもの体力や怖がらないか等も考慮すると、1日で乗れる数に限りがあるため入園券+都度回数券購入でも十分楽しめるケースが多いです。一方、小学生以上で絶叫系も含めガンガン乗りたい場合や、混雑日で何度も乗り物に乗せてあげたい場合はフリーパスの方が安心して遊べるでしょう。
実際の利用例として、ある3歳&1歳連れ家族は入園券のみ購入し、園内で都度回数券を買い足して合計10種類の乗り物に乗り、十分満喫できたそうです。また別のご家庭では小学生のお子さん2人にフリーパスを買ったところ「買って大正解!たっぷり遊べた」という声もあります。お子さんの年齢・好みに応じてフリーパスと都度払いを使い分けるとよいでしょう。なお大人も一緒に乗る場合は大人の分も料金が必要になるので、親御さん自身も乗り物をたくさん楽しみたいならフリーパス購入を検討しても良いですね。
支払い方法は基本的に現金となります。園内の売店やチケット自販機はまだキャッシュレス非対応のところが多く、電子マネーやクレジットカードは使えないと思っておいた方が無難です(QRコード決済等が導入されつつあるという情報もありますが、念のため十分な現金を用意しましょう)。特に回数券購入や飲食購入で細かいお金があると便利です。
最後に割引情報について触れておきます。以前はJAF会員割引などがありましたが、現在(2025年シーズン)はそうした外部割引は行っていないようです。一方で、仙台うみの杜水族館との相互優待割引が期間限定で実施されています。例えば2025年度は、水族館の年間パスポート提示でベニーランド入園料・フリーパス各100円引き(5名まで適用)、逆にベニーランドの年間フリーパス「ベニーカード」提示で水族館入館料が50~100円引き、というサービスが行われています。同じ仙台市内の人気レジャー施設同士、お得に回れる仕組みですね。年パス利用者向けですが、該当する方はぜひ活用してください。
小さな子ども(未就学児)向けアトラクション
八木山ベニーランドには、未就学児でも楽しめる乗り物や遊び場がたくさんあります。ここでは乳幼児~幼稚園くらいのお子さんにおすすめのアトラクションや過ごし方を紹介します。

◎3歳からOKの乗り物が豊富!
ベニーランドのアトラクションの多くは3歳以上であれば保護者同伴条件付きで利用可能です。例えば園内定番のメリーゴーランドは、小さな子でも大好きな回転木馬の乗り物。親御さんと一緒に馬車や馬の席に乗れば、3歳前後のお子さんでもにこにこ楽しめます。ゆったり音楽に合わせて回るメリーゴーランドは初めての遊園地体験にもぴったりですね。
ほかにも、親子で乗れるファミリー向けライドが多数あります。観覧車は年齢制限なく大人同伴で乗れ、仙台市街や太平洋まで見渡せる景色を親子で満喫できます(ゴンドラ内はベンチシートで安全です)。高さが平気なお子さんならコーヒーカップも楽しいでしょう。家族で円卓に座り、くるくる回して大笑いできます。回しすぎは目が回るのでほどほどに…ですが、幼児でも大人と一緒なら喜んで乗れる定番アトラクションです。
◎幼児向け乗り物いろいろ
園内には乗り物デビューに最適な可愛らしいアトラクションもあります。例えばバッテリーカーと呼ばれるコイン式のミニ自動車は、園内入ってすぐの場所にあり子どもたちが吸い寄せられるスポット。1回100円で好きなキャラクター車に乗れて、ハンドル操作の練習にもなります。2歳くらいからでも大人が隣について操作補助すれば楽しめます。

またキッズトレイン東西線という乗り物も人気です。これは実際の仙台市地下鉄東西線を模したミニ列車で、子どもたちを乗せてゆっくり走る可愛いトレインです。電車好きの子にはたまらないでしょう。保護者と一緒に乗車可能で、園内を少しだけ旅するような気分が味わえます。

ほかにも**「ダックス」という犬型のライドや、「バルーンレース」**という気球型のメリーゴーラウンドなど、小さな子が喜びそうな乗り物が点在しています。バルーンレースはカラフルな気球のゴンドラに乗り込んで上下にゆらゆらしながら回転するアトラクションで、見た目の可愛さも相まって幼児にも人気です。ただし動き始めると意外と遠心力があり、小さい子だと怖がる場合もあるので、年齢に合わせて無理せず選びましょう。

◎無料で遊べる遊具エリア
八木山ベニーランドには、アトラクション以外にも自由に遊べる遊具スペースがあります。園内の一角には小さな子ども向けのすべり台やジャングルジムなど簡易遊具が設置されていたり、空気で膨らませたふわふわトランポリンがあったりします(季節によって内容は変わる可能性あり)。これらは乗り物券なしで利用できる場合もあり、ちょっと休憩がてら子どもを遊ばせるのに最適です。実際、エアートランポリンでぴょんぴょん跳ねて遊んだり、芝生の広場でボール遊びをしたりといった楽しみ方もできます。乗り物に疲れた幼児を遊具で遊ばせてリフレッシュさせるなど、メリハリをつけて過ごすと飽きずに一日中いられるでしょう。

◎未就学児向けの注意点
小さなお子さん連れの場合、いくつか注意したいポイントもあります。身長制限には留意しましょう。たとえ年齢OKでも安全のため身長〇cm以上という制約がある乗り物があります。例えばジェットコースター系は身長110cm未満の子どもは乗れないものが多いです。また2歳以下の乳児が乗れる乗り物は限られます。基本的に2歳以下は保護者が抱っこして乗れるタイプ以外はNGなので、無理に乗せようとせず、景色を見せたり写真を撮ったりしながら安全に楽しみましょう。
園内のベビーカー移動は概ね快適ですが、入口直後に階段がありスロープがない箇所があります(車イス対応の昇降機は設置済み)。そのため入園時にベビーカーを一旦畳んで数段運ぶ必要がある点はご承知おきを。園内に入ってしまえば道幅は広くフラットなのでベビーカーで回れます。
このように、八木山ベニーランドは幼児デビューに優しい遊園地です。保護者の付き添いさえあれば多くの体験ができるので、怖がりのお子さんも親御さんと一緒なら安心して挑戦できます。ぜひお子さんのペースに合わせて、たくさんの「初めて」を体験させてあげてください。

小学生が夢中になるアトラクション
続いて、小学生くらいのお子さんが大興奮する八木山ベニーランドのアトラクションを紹介します。少し大きな子には、幼児向けとは一味違うスリル満点の乗り物も待っています。
◎4大ジェットコースターを制覇!
東北最大級の遊園地というだけあり、八木山ベニーランドにはジェットコースターが4機種もあります。絶叫マシン好きのキッズにはたまりません。主なコースターを挙げると:
- 八木山サイクロン:開園当初からある伝統のコースター。風を切って園内を疾走するスリル満点のライドです。急カーブに絶叫必至!身長制限等をクリアすれば小学生でも乗れます。
- コークスクリュー:2020年に東京都の遊園地「としまえん」から移設導入された最新コースター。特徴はなんと360度2回転の宙返りループ!デザインもリニューアルされ、東北ではここだけの本格的ループコースターです。絶叫系好きの子には挑戦してほしいですが、かなりスリリングなので無理は禁物。身長も120cm以上必要です。
- ミニサイクロン:名前の通り子ども向けのジェットコースター。大人から見れば可愛い規模ですが、小学生低学年くらいには程よいスリルで大人気です。初めてのジェットコースター体験にも向いており、「怖いけど楽しい!」という絶妙なラインを攻めています。身長制限は低めで、未就学児でも条件を満たせば乗れます。
- スカイジェット:ジェットコースターというよりは、自分で運転操作できるゴーカート型の乗り物ですが、園内を高架上で半周ぐるりと走るアトラクションです。各車にアクセルとブレーキが付いており、小学生なら運転手気分で楽しめます。高度はそれほど高くないものの景色も良く、小さな絶叫気分を味わえるでしょう。
これらのコースターは小学高学年~中学生くらいのお子さんには特に魅力的で、「全部乗りたい!」と目を輝かせること間違いなしです。保護者の方も一緒に叫んでストレス発散…なんて楽しみ方もできますね。ただし、どれも安全上の身長・年齢制限がありますので、乗車前に確認してください(園内の案内板やスタッフが教えてくれます)。
◎その他スリル系・定番の乗り物
絶叫系はコースターだけではありません。メガダンスと呼ばれる大型アトラクションも人気です。これはフリーフォール型ではなく、アームが回転・上下するタイプの絶叫マシンで、最大5Gの重力を体感できるとか。名前の通り激しく揺さぶられるスリルはまさにメガ級!日本でもここだけの体験とされています。ただし激しく上下反転するため、絶叫マニア向けです。小学生でも高学年以上・身長制限クリア者向けなので、怖がりのお子さんには無理に勧めないようにしましょう。
一方、小学生くらいなら自分で操作できるタイプの乗り物も喜ばれます。例えばゴーカートではハンドルとアクセル操作で運転気分を味わえます(コースにより補助あり)。友達や兄弟で競争するのも盛り上がりますね。また空中をくるくる回るテレコンバット(戦闘機の形をした回転系ライド)では、自分で上下ボタンを操作して高さを調節できます。ゲーム感覚で操縦できるので、小学生には大ウケです。「もっと上がれ~!」と夢中になるでしょう。
定番の観覧車は小学生でももちろん人気です。高い場所から見る景色はまた格別で、「あそこに動物園が見えるよ!」「こっちに海が見える!」と発見も多いはず。家族写真の撮影スポットとしてもおすすめです。

メリーゴーランドやコーヒーカップも、小学生になっても案外「楽しい!」と乗ってくれます。特に妹弟がいる場合は一緒に乗ってあげたり、自分でカップを勢いよく回して「うわー!」と盛り上がったり、年齢が上がったなりの楽しみ方ができます。

そして忘れてはならないのがお化け屋敷。八木山ベニーランドにも昔ながらのお化け屋敷が存在します。暗闇の中を歩いて進むタイプか乗り物タイプかはシーズンにより変わるかもしれませんが、勇敢な小学生ならぜひチャレンジしたいでしょう。「怖いもの見たさ」で友達同士で入って大絶叫…なんて夏の思い出になるかもしれません。怖がりの子は無理せずパスでもOKですが、家族で入って思い切り驚くのも一興です。
このように、小学生以上にはスリル系から定番までフルラインナップで楽しめるのがベニーランドの魅力です。絶叫マシン初挑戦のお子さんも、ここでなら徐々にレベルアップしながら克服できるでしょう。ぜひお子さんと相談しながら、「次はあれに乗ろう!」「もう一回あれ乗っていい?」というワクワクの時間を過ごしてください。
家族で楽しめるイベントとキャラクター
八木山ベニーランドでは、季節ごとのイベントやキャラクターショーも大きな楽しみの一つです。特に小さなお子さん連れには、ショー観覧は乗り物とはまた違う思い出になります。ここでは通年開催される主なイベントと、園のマスコットキャラクターについて紹介します。
◎ヒーロー&キャラクターショー
週末や祝日を中心に、園内の観覧車前広場に設置されたステージで各種キャラクターショーが開催されています。内容はその時期によって様々ですが、子どもたちに人気の戦隊ヒーローショーや仮面ライダーショー、プリキュアなどヒーロー・ヒロイン系のステージが定番です。例えば「○○レンジャーショー」「▲▲ライダーショー」といったタイトルで、11時~と14時~の1日2回公演が行われることが多いです(夏休み期間などは増回する場合もあり)。
ショーを見るのに追加料金は不要で、入園料のみで観覧できます。ステージ前にはシート敷きエリアがあり、地面にレジャーシートやゴザを敷いて座って観るスタイルです。ありがたいことに無料でゴザの貸し出しも行っており、スタッフに声をかければビニールシートやゴザを借りられます。開演前には早めに場所取りして、持参したお弁当を食べながら待つ家族連れも多いですよ。
ショーが始まると、ヒーローや悪役が躍動し、子どもたちは釘付け!ステージ周辺から「がんばれー!」と大きな声援を送る子もいます。フィナーレではヒーローとの写真撮影タイムや握手会が行われることもあり(内容は公演により異なります)、子どもにとって忘れられない体験になります。親御さんもお子さんの喜ぶ姿に思わず笑顔になることでしょう。
なお、観覧マナーとして前方は子ども優先席エリア、後方は大人が立ち見可能エリア…と区分される場合があります。皆が楽しく見られるよう、係員の案内に従ってください。また炎天下の時期は帽子や日焼け止め、水分補給もお忘れなく。
◎仙台コスプレフェスティバル
八木山ベニーランドならではのユニークなイベントとして、コスプレイベントも定期的に開催されています。その名も「仙台コスプレフェスティバル in ベニーランド」で、地元では「ベニコス」「ベニラ」とも呼ばれる恒例行事です。年に数回、休日に開催され、全国から集まったコスプレイヤーさん達が思い思いのキャラクター衣装で園内を散策・撮影するというものです。参加者以外の一般客も普通に遊園地を利用できますが、この日に行くとヒーローやプリンセス、アニメの人気キャラに扮した人々にたくさん出会えます。小学生くらいのお子さんなら「あの人○○の格好してる!」と興味津々になるかもしれませんね。普段見られない光景に大人も子どももびっくりしつつ楽しめるでしょう(※開催日は事前申込制のイベントですので、偶然日程が合えばラッキーくらいに考えてください)。
◎季節限定イベント
春休み・ゴールデンウィーク・夏休み・ハロウィン・クリスマスなど、節目節目にも何らかの催しが企画されます。例えば春の大型連休(GW)には特別ショーやスタンプラリーが行われたり、夏休み期間中は地元ラジオ局主催の夏祭りイベントが園内特設会場で開催された年もあります。盆踊り大会や花火などはさすがにありませんが、夏は**「お化け屋敷」が肝試し企画**としてフィーチャーされたり、ひんやりグルメフェアがあったりと工夫されています。
秋の時期にはハロウィン装飾で園内が彩られ、仮装して来園するとプレゼントがもらえるサービスなどが行われることもあります。冬は営業日自体が限られますが、クリスマスや年末年始にはゆるキャラによるカウントダウンイベントや、新年の獅子舞・書初め体験など正月らしい企画が行われた年もあります(その年ごとに内容は変わります)。最新情報は公式サイトの「イベント情報」を確認しましょう。
◎マスコットキャラクター「ベニーニャ&ベニーニョ」
八木山ベニーランドには公式マスコットキャラクターとして、男の子の**「ベニーニョ」と女の子の「ベニーニャ」**がいます。名前の由来は、運営会社の関連企業「紅久(べにきゅう)」やシンボルマークの「ベ」にちなむそうです。デザインは子どもの笑顔をイメージした丸い顔に大きな目が特徴で、まるで仲良し双子のような可愛らしいキャラクターです。園内ショップ「ベニーショップ」ではこのベニーニャ&ベニーニョのグッズも販売されており、ピンバッジやノート、カチューシャなどお土産に人気です。
着ぐるみのベニーニャちゃんもおり、イベント時などに登場してゲストを出迎えてくれることがあります。過去にはデビューイベントも行われ、大勢の子どもたちが記念撮影を楽しみました。タイミングが合えば園内でベニーニャたちと触れ合えるかもしれません。ぜひ探してみてくださいね。
こうしたイベントやキャラクター要素も取り入れることで、乗り物以外の楽しみが生まれます。特にショー観覧は親も座って休憩できる貴重な時間でもありますので、上手にスケジュールに組み込んで、家族みんなで盛り上がりましょう。
季節ごとの楽しみ方とおすすめポイント
八木山ベニーランドは春・夏・秋・冬それぞれに違った楽しみがあります。ここでは季節ごとのおすすめポイントを簡単にまとめます。仙台ならではの気候や行事も踏まえて、ベストシーズンの計画にお役立てください。
- 春(3月~5月):冬季休業明けの3月上旬に営業がスタートします。春休みやゴールデンウィークにかけてイベントが多く、園も活気づく季節です。仙台は4月中旬~下旬に桜が咲きますが、ベニーランド周辺や隣接する八木山動物公園でも桜を楽しめます。遊園地で遊びながらお花見気分も味わえて一石二鳥です。暖かくなり始めのお出かけシーズン、子ども達も新学期前後のリフレッシュに思い切り体を動かせるでしょう。※朝夕はまだ冷える日もあるので羽織をお忘れなく。
- 夏(6月~8月):東北とはいえ夏は日差しが強く暑いです。ただし夏休み期間は最も営業日が多くイベントも集中します。毎週末ヒーローショーがあったり、ラジオの公開収録など大人向け企画があったりと園内は賑やかです。子どもは水遊びが恋しくなる季節ですが、残念ながらプール施設はありません。その代わりミストや噴水で涼をとったり、かき氷やアイスクリームなど冷たいおやつを楽しみましょう。園内には日陰も点在しますが、帽子・日焼け止め・こまめな水分補給は必須です。休憩所は冷房が効いていますので、無理せず涼みつつ遊んでください。夏の夕立対策に折り畳み傘やレインコートもあると安心です。暑さに気を付ければ、一年で最も長く開園している夏は満喫度No.1のシーズンでしょう。
- 秋(9月~11月):過ごしやすい気候で、個人的には家族で行くベストシーズンです。仙台の紅葉は10月下旬~11月上旬が見頃で、八木山の木々も色づきます。秋晴れの日に乗る観覧車からは、色とりどりの街並みと澄んだ空気が味わえ最高ですよ。イベント的にはハロウィンが盛り上がり、10月には仮装入園サービスやハロウィン仕様の飾り付けを楽しめます。11月に入ると平日休園が増え始めますが、その分土日祝日にファミリーが集中します。秋の連休(シルバーウィークなど)に行く場合は、混雑に備えて早め行動を心がけましょう。気温が下がってきますので上着の準備と、日没後の冷え込みに注意です。
- 冬(12月~2月):冬は営業日が限られますが、**年末年始の「正月営業」**がひとつの目玉です。12月下旬はクリスマス装飾がなされ、年明けには新春イベントが行われる年もあります。仙台の冬は雪が積もるほどではありませんが空気はかなり冷たいです。開園していても11~12月は16時半頃に閉園しますし、日の当たらない夕方は寒さとの戦いになります。子どもには手袋やネックウォーマーまでしっかり着けさせ、防寒万全で挑みましょう。冬季はアトラクションも稼働台数が少なかったりしますが、その分空いているので貸切状態で乗れたりとレアな体験もできます。なお1月中旬から2月は休園となりますので、この時期は無理せず暖かい春の開園を待ちましょう。どうしても冬に八木山で遊びたい場合は、動物公園(動物園)は冬場も開いていますので、そちらに訪れるのも手です。
それぞれの季節で風景や楽しみ方が変わるのも、通年営業する遊園地の良いところです。何度行っても新しい発見があり、「前は夏に行ったから今度は秋の景色を見に行こう」とリピートする家族も多いですよ。
子連れに嬉しい施設・サービス
遊園地を家族で訪れる際に気になるのが、赤ちゃん連れへの設備や、食事・休憩の環境ですよね。八木山ベニーランドには子連れファミリー向けの設備やサービスがひととおり揃っていますので、安心してお出かけできます。
◎授乳室・おむつ替え台
乳児連れのママにとって授乳スペースがあるかは重要です。ベニーランドでは授乳室が園入口入ってすぐ左手のサービスセンター脇に設置されています。室内は清潔に保たれており、カーテンで仕切れる個室タイプになっているので、周囲を気にせず授乳やミルクタイムが可能です。利用したい場合はサービスセンターのスタッフに声をかければ案内してもらえます。
またおむつ交換台は園内の各トイレに設置されています。男性用・女性用それぞれに折り畳み式のおむつ替えシートがあり、全部で4か所ほどあるとのことです。特に入口付近と中央エリアのトイレに併設されているので、園内マップで場所を確認しておくとよいでしょう。紙おむつ専用のゴミ箱もありますので、使い終わったおむつはそちらへ捨てられます。
◎冷暖房完備の休憩所
園内で疲れたときに休めるレストハウス(休憩所)も用意されています。主な休憩所は「レストハウス」(フードコート隣)と「ふれあいホール」(園内奥)の2か所あり、どちらも冷暖房完備で天候や季節を問わず快適に過ごせます。自由にテーブルや椅子を利用でき、お弁当を広げて食べることも可能です。特に乳幼児連れの場合、暑さ寒さをしのいで授乳や離乳食を与えたり、赤ちゃんをあやしたりできるスペースがあるのはありがたいですね。授乳室同様、周囲に気遣わず一息つけるので積極的に利用しましょう。
さらにユニークなのは、子ども向けサイズの**「子供用レストハウス」**なる小さな休憩スペースもあることです。こちらは室内に絵本やミニチェアが置かれた、子どものための隠れ家のような場所です。そこまで広くはありませんが、遊び疲れた子がちょこんと座ってクールダウンしたり、お昼寝できるようになっています。大人用休憩所で親御さんが休み、その隣で子どもだけ小さな空間に入って遊ぶ…なんて使い方もできますよ。
◎ベビーカー貸し出し
小さなお子さん連れで歩き回る際、やはりベビーカーは必需品ですよね。八木山ベニーランドではベビーカーの無料貸出サービスがあります。ただし台数は10台程度と限られているため、週末などは早い者勝ちになる可能性があります。必要な方は入園直後にサービスセンターで申し込みましょう(先着順、使用中は返却待ちになる場合も)。借りられるベビーカーはシンプルな折りたたみ式です。貸出ができなかった場合や、自前のバギーを持ち込む場合に備えて、園までのアクセスでは抱っこひもも併用すると便利です。八木山動物公園駅からベニーランドまで少し坂道があるので、そこは抱っこひもで、園内はベビーカーで…と使い分けると楽でしょう。
◎コインロッカー
園内入口付近にはコインロッカーも完備されています。大きな荷物や上着などを預けて身軽に遊ぶことができます。料金はサイズにより数百円程度。ベビーカー置き場も各アトラクション付近にありますので、乗り物に乗る際はその辺に畳んで置いておいて大丈夫です(貴重品は身に付けてくださいね)。
◎売店・レストラン(食事事情)
遊園地での食事も親子の楽しみです。八木山ベニーランドにはフードショップ(売店)とレストランが計3箇所ほどあります。中央噴水の前にある「ベニーランド食堂(レストラン)」、コーヒーカップ付近の「ファーストフードショップ」、そして園の端にもう一軒軽食売店があります。メニューはラーメン・うどん・カレーライス・ハンバーガー・フライドポテト・たこ焼き・アイスクリームなど定番のラインナップです。価格もリーズナブルで、ラーメンやカレーは500~700円程度、軽食は数百円と手頃です。

特に噴水前のレストランは眺めが良く、屋外テラス席では噴水を見ながら食事できます。我が家の子ども達も「噴水の近くで食べたい!」と喜んで座っていました。ここではお子様ランチ的なメニューもあるので、幼児でも食べられるものが見つかるでしょう。実際に食べてみて意外と美味しかったのがたこ焼きでした。外がカリッ、中はトロッとしていて、遊園地クオリティを良い意味で裏切る美味しさでしたよ。定番のカレーは無難な味で子どもも食べやすかったです。全体的に「昔ながらの遊園地の味」で、大人には懐かしく子どもには新鮮かもしれません。
◎食べ物持ち込みOK!
八木山ベニーランドがファミリーに優しいのは、お弁当や飲み物の持ち込みが可能なことです。公式にも「おにぎりやお弁当など調理済みのものなら持ち込みOK」と案内があります。実際、多くの家族がお弁当やおやつを持参しており、休憩所や芝生広場でピクニックのように食事を楽しんでいます。特に小さい子は食べ慣れたものの方が安心だったり、食事時間に行列に並ばずに済むので、お弁当持参は賢い選択です。
混雑日のフードコートは注文や席確保に時間がかかる場合もありますので、列に時間を取られたくない場合はお弁当持参がおすすめです。ただしアルコールや生ものなどは避け、周囲へ匂いなど迷惑にならない範囲でマナーを守って利用しましょう。持参ゴミは各自で持ち帰るか、園内のゴミ箱に分別廃棄してください。
屋内休憩所だけでなく、天気の良い日は芝生エリアにレジャーシートを敷いてランチするのも気持ちいいです。子ども達も外で食べるだけでテンションが上がりますよね。園内はテントや大きなサンシェードの設置は禁止ですが、パラソル付きのテーブル席などもあるので日陰を確保しながらゆっくり食事できます。
◎その他サービス
- 迷子案内:園内で迷子になってしまった場合、スタッフに申し出れば場内放送などで対応してくれます。小さなお子さんには迷子札や名札を付けておくと安心です。
- 救護室:ケガや気分が悪くなったときのために救護室も備えています。軽い擦り傷程度ならサービスセンターで応急処置してもらえます。熱中症対策の経口補水液なども準備があるので、困ったら遠慮なくスタッフに声をかけましょう。
- 喫煙所:園内は基本禁煙ですが、所定の喫煙スペースが4ヶ所あります。お父さんお母さんで喫煙される方は、決められた場所でお願いします。
- ペット同伴不可:残念ながら通常時はペット入園不可です。安全上の理由からワンちゃん猫ちゃんは連れて入れませんので、ペットはお留守番させてきてください。ただし年に数回「愛犬と遊べる日」として特別に犬同伴OKの日が設定されることもあります(例:中小型犬限定デー)。興味があれば公式情報をチェックしてください。
以上、子連れに嬉しい設備をずらっと紹介しました。古い遊園地ゆえに最新の大型テーマパークのようなハイテク設備はないものの、必要十分なファシリティが整っており不便さは感じません。むしろスタッフの方々の温かな対応や手作り感あるサービスに、ほっこり安心できるでしょう。小さなお子さん連れでも快適に過ごせる環境が用意されていますので、初めての遠出でも心配いりませんよ。
まとめ:家族の思い出作りに最適な八木山ベニーランド

最後に、本記事の内容を踏まえて八木山ベニーランドを最大限楽しむコツをまとめます。
- 事前準備:公式サイトで営業日・営業時間を確認し、混雑が予想される日は早めに到着する計画を。お子さんの年齢に合わせてベビーカーや抱っこひも、お弁当、着替えなどを忘れずに準備しましょう。日差し対策・寒暖差対策のアイテムも季節に応じて用意すると安心です。
- 当日の過ごし方:まずは人気の乗り物から優先して回り、午後はショー観覧や自由遊びでゆったり過ごすなどメリハリのある計画がおすすめです。小さな子はお昼寝タイムも考慮して、休憩所を上手く活用しましょう。フリーパスを買った場合は効率良くたくさん乗るも良し、都度券の場合は乗りたいものから順番に無理なく回ってください。兄弟姉妹で好みが分かれる場合は、交代でそれぞれに付き添ってあげるとみんな笑顔になれます。
- 家族全員で楽しむ心構え:八木山ベニーランドは派手さこそないものの、家族のコミュニケーションを深める仕掛けがいっぱいです。一緒に乗り物でドキドキしたり、ベンチでアイスを食べながらホッとしたり、キャラクターショーで声を揃えて応援したり…。ぜひパパもママも童心に返って、お子さんと一緒に全力で遊んでください。写真や動画もたくさん撮って、その日の夜は家族で振り返れば最高の思い出になるでしょう。
- 周辺スポットも合わせて:時間に余裕があれば、隣の八木山動物公園で動物観察をしたり、帰りに仙台市街で名物の牛タンやずんだ餅を味わったりするのも良いでしょう。ベニーランドで思い切り遊んだ後は、子どもたちはぐっすり眠ってしまうかもしれませんが、それもまた旅の醍醐味ですね。
仙台の「杜の都」を代表する遊園地・八木山ベニーランドは、未就学児から小学生まで幅広い子どもが一年を通して楽しめるファミリースポットです。アットホームな雰囲気の中、ご家族で笑顔あふれる一日を過ごせることでしょう。ぜひ今回のガイドを参考に、素敵な家族旅行の計画を立ててみてください。きっと**「また行きたい!」**と子どもたちにねだられる、忘れられない思い出の地になるはずですよ。楽しんできてくださいね!
![]() | 【厳選!】おしゃれな街、三ノ宮でお腹も心も満たされるカフェ20選♪ |
![]() | おしゃれで美味しい渋谷の穴場ランチ45選!デートや女子会にもお勧め! |
![]() | 神奈川・横浜の人気のお土産屋ベスト20! |
![]() | 【2025年最新版】徳島県の6歳の子供におすすめ遊び場10選!家族で楽しめるスポットをご紹介 |
![]() | 江戸情緒な成田山のお土産厳選13選 |