週末は親子で紙の博物館へ!子どもと楽しむ東京・王子の家族レジャー徹底ガイド

東京都北区王子にある紙の博物館は、週末の親子おでかけにぴったりの穴場スポットです。紙という身近なテーマを通じて、子どもから大人まで楽しみながら学べる工夫が満載!雨の日や暑い日・寒い日でも快適に過ごせる室内施設で、東京近郊にお住まいのファミリー層にぜひおすすめしたい家族向けレジャー施設です。本記事では、初めて紙の博物館を訪れる家族でもわかりやすいよう、展示内容や体験プログラム、親子での楽しみ方、館内設備、さらに周辺の飛鳥山公園との組み合わせプランまで詳しくご紹介します。長時間の滞在も飽きずに過ごせる充実の内容を徹底ガイドしますので、紙の博物館 子ども紙の博物館 体験といったキーワードで情報を探している方にも、きっとお役に立てる内容になっています。親しみやすいトーンで、読みやすくたっぷり2万文字以上で解説していきます!

紙の博物館のおすすめポイント

まずは紙の博物館がファミリーにおすすめなポイントを簡単にまとめます。

  • 子どもも大人も楽しめる展示が充実:和紙から最新の紙産業まで、紙に関するあらゆる展示があり、「知らなかった!」と親子で新発見できます。
  • 週末限定の紙すき体験:毎週土日には紙すき体験教室を開催!入館料だけで参加でき、親子でオリジナルはがきを作れる貴重な体験が無料で楽しめます。
  • 雨の日OK・年間通じて快適:館内は空調完備の屋内施設なので、天候や季節を問わず快適。暑い夏や雨の日、寒い冬でも親子でゆったり過ごせます。
  • アクセス良好で駅チカ:JR王子駅から徒歩5分の好立地。駐車場はありませんが電車やバスで行きやすく、小さな子連れでも移動が楽々です。
  • ベビーカーOK&設備充実:館内はエレベーター完備でベビーカーのまま移動可能。1階多目的トイレにおむつ交換台あり。館内に授乳室はありませんが、公園内施設を活用できます。
  • 周辺に遊び場がたくさん:博物館がある飛鳥山公園は大型遊具や蒸気機関車の展示、季節の自然が楽しめる親子に人気の公園です。博物館見学とセットで一日たっぷり遊べます。

それでは、紙の博物館の魅力をさらに詳しく見ていきましょう!

目次

  • 紙の博物館とは?親子で楽しめるユニークなミュージアム
  • 子どもも楽しめる展示内容・見どころ
    • 4階:「和紙と文化」フロアで日本の紙文化を体感
    • 3階:「紙の教室」フロアで紙について楽しく学ぶ
    • 2階:「紙と産業」フロアで紙の歴史と未来に触れる
  • 体験プログラムとイベント情報 – 紙すき教室は必見!
  • 親子での過ごし方アドバイス – おすすめルートと所要時間
  • 館内の設備ガイド – ファミリー向けサービス徹底紹介
    • ベビーカー利用・授乳おむつ替えについて
    • トイレ・休憩スペース
    • 飲食・ランチ情報
  • 飛鳥山公園も一緒に!周辺スポットと組み合わせプラン
    • 飛鳥山公園で思い切り遊ぼう!豊富な遊具と自然
    • レトロな乗り物体験:蒸気機関車と都電に触れる
    • 無料モノレール「アスカルゴ」に乗車体験
    • 併設ミュージアムもチェック:飛鳥山博物館と渋沢史料館
    • 公園内・周辺の食事スポット
  • まとめ:紙の博物館が東京の家族レジャーに最適な理由

<div id=”紙の博物館とは”></div>

紙の博物館とは?親子で楽しめるユニークなミュージアム

紙の博物館は、「紙」をテーマにした世界的にも珍しい専門博物館です。1950年に開館し、場所は東京都北区王子1丁目、JR王子駅から徒歩約5分の飛鳥山公園内にあります。紙の博物館という名前から一見地味に思えるかもしれませんが、その中身はとても充実しており、親子でワクワクしながら学べる仕掛けがたくさん詰まっています。

この博物館の理念は「紙の歴史をたどり、現在を知り、未来を考える」。日本の伝統的な和紙から明治以降に発展した洋紙まで、紙の歴史・文化・産業を幅広く網羅して展示しています。私たちの日常生活で当たり前に使っている「紙」がどのように作られ、社会や文化の発展にどう貢献してきたのかを楽しく深く知ることができます。

例えば、明治時代の実業家渋沢栄一が王子に製紙工場を作ったエピソードや、世界最古の印刷物とされる奈良時代の「百万塔陀羅尼」(ひゃくまんとうだらに)の実物など、歴史好きの大人にも興味深い展示があります。一方で、小さな子どもにも理解しやすいように、紙ができる仕組みやリサイクルの大切さを学べる体験型の展示も用意されています。まさに親子で一緒に学べるユニークなミュージアムなのです。

館内は地上4階建てで、各フロアごとにテーマが分かれています。エントランス(受付)は2階にあり、そこから階段やエレベーターで各展示室へ移動します。展示エリアは4階から2階まであり、1階にはイベントホールや図書室、紙に関する記念碑のコーナーなどがあります。初めて訪れる方は、まず4階から順に見学していくと効率よく回れます。上階から下階へ降りる導線で展示を見ていくと、紙の歴史の流れを時代順に追いやすくなっているためです。

紙の博物館の基本情報も押さえておきましょう。

  • 開館時間:10時00分~17時00分(最終入館16時30分)
  • 休館日:月曜日(祝日の場合は開館)、祝日直後の平日、年末年始、臨時休館日
  • 入館料:大人 400円、子ども(小・中・高校生)200円 ※未就学児は無料
  • アクセス:JR京浜東北線「王子駅」南口より徒歩5分/東京メトロ南北線「西ヶ原駅」1番出口より徒歩7分/都電荒川線「飛鳥山停留場」より徒歩3分
  • 駐車場:専用駐車場なし(周辺の有料駐車場または公共交通機関を利用)
  • 公式HP:紙の博物館(※最新の展示やイベント情報は公式サイト参照)

入館料は家族で行ってもとてもリーズナブルで、小学生~高校生が200円、未就学の小さなお子さんは無料です。大人と子ども2人で行っても合計600円と、都内のレジャー施設としてはかなりお手頃なのが嬉しいポイントです。また、館内はベビーカーOKで、小さな赤ちゃん連れの家族も安心。雨の日でも遊べる屋内スポットとして、地元のファミリーからも密かな人気を集めています。

そんな紙の博物館、実は「世界でも珍しい紙の総合博物館」として海外から専門家が訪れることもあるほどの施設です。「紙の博物館」と聞くと子どもには難しいのでは?と思う方もいるかもしれません。しかしご安心ください。子どもにもわかりやすい工夫や実物に触れられるコーナー、クイズラリーなどもあり、幼児から小学生まで幅広い年齢の子どもたちが楽しめるよう配慮されています。

では具体的に、紙の博物館でどのような展示が見られるのか、子どもが喜ぶ見どころを中心に紹介していきます。 <div id=”展示内容・見どころ”></div>

子どもも楽しめる展示内容・見どころ

紙の博物館には4つの展示フロアがあり、それぞれテーマに沿った展示が行われています。ここでは各フロアの内容と、親子で注目したい展示の見どころを解説します。 <div id=”和紙と文化フロア”></div>

4階:「和紙と文化」フロアで日本の紙文化を体感

最上階の4階は、「和紙と文化」をテーマにした展示室になっています。日本の伝統的な和紙の魅力や文化との関わりを紹介するフロアで、和紙好きの方にはたまらない内容です。しかし知識がなくても大丈夫。和紙が日本の暮らしや芸術で果たしてきた役割が、実物資料やパネル展示で視覚的に理解できるようになっています。

例えば、和紙を使った代表的な文化財として**東大寺修二会の白紙衣(びゃくしえ)**があります。これは奈良の東大寺で千年以上続く伝統行事「お水取り」で僧侶が身にまとう白い紙製の衣ですが、実物が展示されていて、その大きさと紙とは思えない質感に驚くでしょう。紙でできた衣装が長い歴史の中で使われ続けていることから、和紙の丈夫さと神聖さが伝わってきます。

また、日本各地の和紙作りの伝統もこのフロアで学べます。和紙を漉く際に使う道具類(すき舟・すき簀(すきす)・叩き棒など)が展示され、地方ごとの和紙の特徴や製法の違いを知ることができます。道具の実物を見ることで、子どもたちも「紙を作るのにこんな道具が必要なんだ!」と驚くはず。昔ながらの手すき和紙の映像も流れており、親子で見入ってしまいます。

そして4階フロアで一際目を引くのが、**「聖徳太子御影(しょうとくたいしのみえい)」**と呼ばれる巨大な和紙の肖像画です。約6畳もの大きさがある肖像画が、なんと一枚の手すき和紙に描かれているのです。聖徳太子の姿が細部まで描かれていますが、紙の継ぎ目がない一枚紙だと聞くと子どもも「どうやって作ったの?」と驚くことでしょう。博物館の入口ホールにも複製画がありますが、4階展示室で間近に見る本物の迫力は格別です。写真撮影スポットとしても人気で、親子でその大きさをバックに記念撮影する来館者も多いです。

和紙の多様な文化的側面を紹介する展示には他にも、**金唐革紙(きんからかわし)**という和紙で作られた壁紙(ヨーロッパで革の代用品として珍重されたもの)や、和紙の原料植物(楮〈こうぞ〉や三椏〈みつまた〉など)の現物サンプルなど、触って確かめられるコーナーもあります。特に和紙の原料コーナーでは、楮の木の皮や柔らかい雁皮(がんぴ)の繊維などを実際に手で触れる体験もでき、子どもたちが興味津々で触っている姿が見られます。

このように4階では、日本の誇る和紙文化の奥深さを親子で体感できます。展示説明もふりがな付きで読みやすく、小学生くらいなら自分で説明文を読んで学習することもできます。幼児には少し難しい内容もありますが、大きな展示物や映像が多いので、大人が簡単にかみ砕いて説明してあげれば十分に楽しめるでしょう。 <div id=”紙の教室フロア”></div>

3階:「紙の教室」フロアで紙について楽しく学ぶ

3階は、「紙の教室」と名付けられた体験学習型のフロアです。ここは子ども向けの展示が充実しており、親子で一緒に遊びながら学べる工夫が凝らされています。まさに子どもが楽しめる紙の博物館のハイライトと言えるでしょう。

このフロアのテーマは、紙の性質やリサイクル、環境問題など、紙にまつわる身近な疑問を楽しく学ぶこと。入口付近には映像コーナーがあり、紙が作られる工程やリサイクルの流れを紹介する短いアニメーション動画が流れています。紙の妖精やキャラクターが登場して紙作りを教えてくれる内容で、小さな子でも飽きずに見られると評判です。

さらに進むと、親子でチャレンジできるクイズコーナーがあります。紙に関するクイズパネルがいくつも並んでおり、ボタンを押すと答え合わせができる仕組みです。「紙は何からできているでしょう?」「日本で1年間に使われる紙の量はどのくらい?」といった問題が出題され、ゲーム感覚で紙の知識が身につきます。正解するとライトが光ったり音が鳴ったりするので、子どもたちは夢中になってボタンを押しています。親御さんも一緒に考えてみると、意外と大人でも知らない答えがあったりして盛り上がります。

このフロアで特に人気なのが、紙のリサイクル体験コーナーです。使用済みの紙が新しい紙に生まれ変わるまでの流れを、実物模型や操作パネルで追体験できる展示があります。例えば、古紙を細かくほぐしてパルプに戻す工程をシミュレーションする装置や、パルプから新たな紙をすく様子を模型で再現したものなど、大きなマシンの模型が並びます。子どもがハンドルを回したりレバーを引いたりして操作すると、紙の繊維が水の中でぐるぐる動いていく様子が見え、「古い紙がこうやって新しい紙になるんだ!」と理解できる仕掛けです。

また、紙の強度や特性を体感できる実験的展示もあります。紙なのに金属のように硬い板の展示(実は紙を何十層にも重ねて作った厚紙)を触ってみたり、ティッシュペーパーのように柔らかい紙を何枚重ねると本が持ち上がるか実験するコーナーなど、子どもの好奇心をくすぐる装置が随所に配置されています。こうした触れる展示は子どもに大人気で、館内でも常に子どもたちの笑顔があふれているエリアです。

3階「紙の教室」は、小学校の理科室や図工室のような雰囲気で、子ども達が“先生”である博物館から紙について教わるイメージです。スタッフの方によるミニ解説が行われることもあり、運が良ければ紙にまつわる豆知識を直接教えてもらえることも。例えば「牛乳パックは何回でも紙に生まれ変われるんだよ」「ティッシュ1箱分の紙を作るのに〇リットルの水が必要なんだ」など、子どもが驚くようなエピソードを教えてもらえます。

このフロアを見終わる頃には、子どもたちは紙に対する見方がきっと変わっているでしょう。「紙ってすごい!」「紙を大事に使おう!」といった気持ちが芽生えてくれたら親としてもうれしいですよね。親子の会話のきっかけにもなる展示が満載なので、ぜひ一緒に楽しみながら学んでみてください。 <div id=”紙と産業フロア”></div>

2階:「紙と産業」フロアで紙の歴史と未来に触れる

2階は入口でもあり、展示室としては「紙と産業」をテーマにしたフロアです。ここでは紙の大量生産や産業化にまつわる展示が中心で、紙の博物館ならではの貴重なコレクションがたくさん並んでいます。小さな子には少し専門的な内容もありますが、大きな機械模型や歴史的な資料など見応え十分な展示物が多く、親子で「これは何だろう?」と想像しながら見るだけでも楽しめます。

まずエントランスホールに足を踏み入れると、先ほど4階でも触れた巨大な「聖徳太子御影」の複製画と、明治時代の**「ボロ蒸煮釜(ぼろじょうにがま)」**が目に飛び込んできます。ボロ蒸煮釜とは、明治初期に紙の原料であるボロ布(古着などの布類)を煮てパルプを作るために使われた大釜で、直径数メートルもある鉄製の巨大な釜です。こんな大きな釜を使って昔は紙の原料を作っていたのだと知ると、子ども達も「大きい!」「中に入れそう!」と大興奮。実際に触れることはできませんが、間近で見るだけで迫力満点の産業遺産です。一緒に記念写真を撮れば、その大きさを実感できるでしょう。

2階展示室に進むと、紙の大量生産を可能にした歴史的な発明品である世界で最初の抄紙機(紙の連続製造機)の模型が展示されています。これはフランス人のルイ・ロベールが18世紀末に発明した機械で、紙をロール状に連続して作れるようになり紙産業が飛躍的に発展したきっかけとなったものです。博物館にはその抄紙機の2分の1サイズ模型があり、ローラーやベルトが付いた当時の仕組みを詳しく観察できます。今でこそ当たり前のコピー用紙も、こうした機械の登場で大量生産が可能になったと知ると、子ども達も「昔は手で1枚1枚作ってたの?大変!」と驚くでしょう。

他にも、段ボールを初めて製造した機械の復元模型や、木材からパルプを作るためのポケット・グラインダーという装置、明治時代の王子製紙工場内部を描いた銅版画など、紙の工業化に関する貴重な資料がずらりと並んでいます。中には「これも紙と関係あるの?」と思うような大きな鉄の機械もありますが、展示の解説を読むと納得。例えば段ボール製造機は、現在当たり前に使う段ボール箱が日本でどのように作られ始めたかを物語る機械ですし、銅版画には1875年頃の王子の製紙工場の様子が細かく描かれており、機械の配置や人々の働く姿までわかる産業史の資料として興味深いものです。

お子さんと一緒に特に注目してほしい展示品の一つが、この2階吹き抜け部分に展示されている**「世界最大級の洋紙」**です。幅9.33メートルにもなる超巨大な洋紙が天井近くに掲示されています。これは実際に製紙工場で作られているロール紙の一部で、この幅の紙がなんと時速100km以上のスピードで製造ラインを流れて紙になっていくのだそうです!普段プリンターにセットするA4用紙しか知らない子どもには、このスケール感は衝撃的です。「工場ってすごい!」「紙の工場ではこんな大きな紙を作ってるんだ!」と想像がふくらみ、産業のダイナミックさを感じ取れるでしょう。

2階には他にも明治~昭和期の製紙産業に関わる人物やエピソードを紹介するコーナーもあります。特に王子エリアと紙産業の関わりは深く、前述の渋沢栄一の製紙会社創業など日本近代化と紙に焦点を当てた解説パネルも設置されています。歴史好きな高学年のお子さんなら渋沢栄一の話に興味を示すかもしれませんし、新一万円札の顔にもなった渋沢栄一がどう紙と関係あるのか親子で話題にしてみるのも良いでしょう。

最後に2階には小さいですがミュージアムショップも併設されています。ここでは紙に関連するユニークなグッズや、各地の和紙製品、紙でできたアクセサリーや雑貨、紙の博物館オリジナルの絵はがきや図録などを購入できます。後ほど設備の項目で詳しく触れますが、子どもへのお土産にもピッタリな可愛い紙雑貨が見つかるので、ぜひ帰りに立ち寄ってみてください。

以上が各展示フロアの概要と見どころです。紙の博物館にはこのように歴史的価値の高い資料から子どもが遊べる参加型展示まで幅広く揃っており、親子それぞれの興味関心に応じて楽しめるようになっています。小学生くらいのお子さんであれば自由研究の題材としても最適で、夏休みに訪れてレポートを書くのもおすすめです。実際、「紙の博物館で学んだことを自由研究にまとめた」という口コミもあるほどですよ。

では次に、紙の博物館でぜひ体験してほしい参加型プログラムイベントについて詳しく紹介しましょう。 <div id=”体験プログラム”></div>

体験プログラムとイベント情報 – 紙すき教室は必見!

紙の博物館の大きな魅力の一つが、実際に紙作りを体験できる紙すき教室です。博物館を訪れた親子の多くが「ぜひ体験してよかった!」と口を揃える人気プログラムで、週末の紙の博物館を訪れるなら見逃せない体験イベントとなっています。

毎週末開催!親子で楽しむ紙すき体験教室

紙すき教室は毎週土曜日・日曜日の13時台に開催されます(祝日など特別日に開催されることもありますが、基本は土日と思っておきましょう)。この教室では、牛乳パックなどの廃紙から再生したパルプを使って、はがきサイズの紙を実際に手で漉いて作る体験ができます。所要時間は1回あたり約10分程度とお手軽ながら、本格的な紙すきの工程を楽しめる内容です。

参加方法は、当日博物館に入館してから受付で整理券(または予約名簿)をもらう形です。事前予約制ではなく先着順となっており、各回定員が20名程度に限られるため、早めの時間に受付することをおすすめします。具体的には博物館が午前10時に開館したらなるべく早めに入館し、受付で「紙すき体験をしたいです」と伝えると、その日の紙すき教室の参加整理券をもらえます。人気のため、11時頃までに申し込んでおくと安心でしょう。午前中に満員になってしまうこともありますので、確実に参加したい場合は開館直後の来館がベターです。

紙すき教室は通常13:00~と13:50~の2回開催されます(時期によって多少変更される可能性あり)。各回定員は20名前後で、親子で参加する場合はそれぞれ人数にカウントされます。ただ、小さなお子さんの場合は親御さんと一緒に1枚のはがきを作る形でもOKなので、その場合は子どもだけ人数に含める形になることもあります。受付で年齢など伝えて相談すると良いでしょう。

参加費は**無料(入館料のみでOK)**です。つまり博物館の入館料さえ払えば、追加料金なしでこの貴重な体験ができるのです!これは本当に嬉しいポイントで、「ハードルが低くてありがたい」という声も多いです。道具や材料は全て会場で用意されていますので、手ぶらで気軽に参加できます。

実際の体験では、まずスタッフさんから紙すきの手順を教わります。浅い木枠(すき舟)に細かく砕かれた紙の繊維が混ざった水(紙パルプのスープのようなもの)が入っており、そこに金網の付いた木枠(すき簀)を沈めて静かに持ち上げます。すると、繊維が金網の上に薄く均一に絡みついて、一枚の紙のもとができます。それをフェルト生地の上にペタッと移し、水気をローラーでぎゅっと押し出します。最後にフェルトからはがせば、まだ少し濡れていますがオリジナルはがき紙の完成です!

自分で漉いた紙には、牛乳パック由来のパルプに混ざって色紙の繊維やキラキラした小さな飾りを入れることもでき、希望すればカラフルな紙吹雪や花びらなどを散りばめてデコレーション紙にすることもできます。子ども達は「きれい!」「どの色を入れようかな」と目を輝かせ、まさに世界に一つだけの紙作りに夢中になります。出来上がったはがきは、その場で持ち帰ることが可能です(多少湿っているので、ビニールに入れて持ち帰り、お家で乾かしてから使いましょう)。夏休みに参加すれば、その場で作ったはがきに絵を描いて、自由研究のまとめや暑中見舞いを書くというアイデアも素敵ですね。

小さなお子さんでもスタッフがサポートしてくれるので安心です。実際に4~5歳くらいの幼児から小学生まで、多くの子どもが参加しています。もちろんパパやママが挑戦してもOKです。親子で協力して一枚の紙を漉いてみるのも、思い出作りになって良いでしょう。汚れても大丈夫なようにエプロンなど貸し出しがありますが、念のため水滴が飛んでも困らない服装で参加すると安心です。

紙すき体験は紙の博物館の目玉イベントだけあって、参加した方からは「子どもがとても喜んだ!」「自分で作ったはがきを宝物のように持ち帰った」「短時間でできるので幼児でも飽きずに体験できた」と大好評です。博物館を訪れたらぜひこの紙すき体験教室に参加してみてください。

企画展や季節のイベントもチェック

紙の博物館では、常設展示のほかに企画展季節ごとのイベントも開催されています。年に数回、春と秋を中心にテーマを変えた企画展示があり、紙に関連する様々な切り口の展覧会が楽しめます。過去には「創作折り紙の作品展」や「紙の文化史展」「現代アートと紙」などユニークな企画展が行われてきました。企画展の内容によっては子ども向けのワークショップが同時開催されることもあり、親子で折り紙教室に参加したり、紙版画を体験できるなどのイベントもあります。

特に夏休み期間には、子ども向けの企画展やイベントが充実する傾向です。自由研究のヒントになる展示や、夏休み限定の体験コーナーが設置される年もあります。例えば過去には「紙と遊ぼう!」と題して、紙を使った工作や昔遊びを体験できる催しが行われ、連日多くの子どもが参加しました。また、工作キットを購入してその場で作れる「紙の工作教室」など、夏休み限定のメニューが登場することもあります。

他にも年間を通じて、伝統的な紙工芸の実演や講演会、紙に関わる読み聞かせイベントなどが開催されることがあります。11月の文化の日(祝日)には入館無料デーや特別講座が企画されることもあるので、タイミングが合えばラッキーです。こうしたイベント情報は紙の博物館の公式ホームページやSNSで随時発信されているので、訪問前にチェックしておくと良いでしょう。

さらに紙の博物館には「かみはく友の会」という年間パスポート・ファンクラブ的な会員制度もあります。年会費を払って友の会に入会すると、1年間何度でも入館無料になったり、特別イベントへの招待、ミュージアムショップの割引などの特典が受けられます。もし紙の博物館が気に入ってリピーターになりたい方や、紙に関するさらなる知識を深めたい方は検討してみても良いでしょう。特に近隣にお住まいなら、雨の日に子どもとちょっと遊びに来る屋内スポットとして年間パスがあると便利かもしれませんね。

以上のように、紙の博物館では見るだけでなく実際に体験し参加できるプログラムがたくさん用意されています。これらを上手に活用すれば、子どもたちの記憶に残る素晴らしい体験となることでしょう。次の章では、こうした展示や体験プログラムを無理なく楽しむための親子での過ごし方のコツを紹介します。 <div id=”親子での過ごし方”></div>

親子での過ごし方アドバイス – おすすめルートと所要時間

初めて紙の博物館を訪れる際、「どの順番で見学するといいの?」「どのくらい時間をみておけばいいの?」と迷うこともあるかと思います。ここでは、未就学児~小学生の子どもを持つ家族向けに、紙の博物館を思い切り楽しむためのおすすめ見学ルートモデルプラン、そして過ごし方のポイントを提案します。

見学の基本ルートは4階→3階→2階がおすすめ

紙の博物館では、受付がある2階からスタートして上の階へ行き、徐々に下りながら見て回るのが効率的です。具体的には、入館後まずエレベーターまたは階段で4階へ直行し、4階展示室→3階展示室→2階展示室の順に巡るルートがおすすめです。この順路だと、和紙の歴史から始まり、次に紙の性質やリサイクルを学び、最後に紙の産業史や機械類を見る流れになるため、テーマが頭の中でつながりやすく理解が深まります。

小さなお子さん連れの場合、まず最初に4階の落ち着いた展示を見て回り、徐々に3階で体験的な展示に移るという順序は、子どもの興味をうまく引き出す効果もあります。はじめに静かに見る展示をある程度こなした後で、3階で思い切り触って遊べるコーナーに差しかかるため、子どもたちも「触りたい!」というエネルギーをそこで発散できます。ずっと静かに見学だけでは小さい子は退屈してしまうので、静と動のバランスを考えたルートと言えます。

ただしこのルートはあくまで基本で、状況に応じて柔軟に変えてOKです。例えば、入館したタイミングで紙すき体験の予約時間が迫っている場合は、先に3階の体験フロアを見てしまい、その後4階に上がる逆ルートでも構いません。また、子どもの興味関心によっては特定のフロアに長く滞在することもあるでしょう。あまり「順番通りに全部見なきゃ」と硬く考えず、お子さんのペースに合わせて回るのが一番です。

紙すき体験に合わせた時間配分

紙すき体験教室に参加する場合、その時間を軸に他の見学を組み立てるとスムーズです。例えば13:00開始の紙すき体験に参加するなら、12:50頃までに体験会場(1階イベントホール)に降りて来られるよう逆算します。

モデルプランとしては、朝からお出かけできる場合は10:00の開館と同時に入館し、まず受付で紙すき体験の整理券を確保。その後、以下のような流れはいかがでしょう。

  • 10:00~11:15:4階「和紙と文化」フロアを見学。和紙の展示を一通り見て、巨大和紙や道具類をチェック。所要45~60分程度。
  • 11:15~12:00:3階「紙の教室」フロアを見学。映像やクイズ、体験展示で子どもと遊ぶ。所要30~45分程度。
  • 12:00~12:30:一旦休憩。館内には飲食スペースがないので、飛鳥山公園内のベンチで軽くおやつタイムをとったり、持参したお弁当を食べるのも◎(再入館スタンプを押してもらえば途中退出OK)。もしくは近くのコンビニで軽食を調達して公園で食べるのも良いでしょう。
  • 12:30~13:00:2階「紙と産業」フロアを軽く見学。紙すき体験前にエントランスホールの聖徳太子御影やボロ釜、機械模型など主要な展示物をざっと確認。
  • 13:00~13:15:1階イベントホールで紙すき体験教室に参加(約10~15分)。
  • 13:15~13:45:紙すき体験後、2階展示の続きを見学。見落とした展示やミュージアムショップをチェック。
  • 14:00:紙の博物館を一通り見終わり、退館。その後は飛鳥山公園で遊ぶ、周辺スポットへ行くなど。

午前中から動けば、上記のように約3~4時間で館内を余裕を持って楽しむことができます。もちろん、お子さんの体力や興味に合わせて適宜休憩を入れたり、短縮したり調整してください。紙すき体験をしない場合や午後からゆっくり行く場合は、各フロアの滞在をもう少し長めに取っても良いでしょう。

例えば午後だけで回るなら、13:00に入館→4階→3階→2階と巡って15:00過ぎには見終わるイメージです。紙すき体験(13:50~の回)に飛び入り参加できればラッキー程度に考えつつ、無理のないペースで見学しましょう。

小さいお子さん連れの場合は、途中で飽きてしまったりお昼寝タイムになってしまうこともあります。その際は無理せず、興味が続く範囲で楽しんで、後はまた成長した時に再訪しても十分です。紙の博物館は内容が深いので、何度来ても新たな発見があります。

子どもが楽しむための工夫

親子で過ごす際、以下のような工夫をすると子どもがより楽しめます。

  • 子どもの「好き」に注目:博物館の全展示を均等に見る必要はありません。お子さんが食いついた展示があれば、とことんそこに時間を割いてOKです。例えば乗り物好きなら機械模型をじっくり見たり、工作好きなら紙すきの工程を質問したりと、子どもの興味を伸ばすチャンスです。
  • 質問してみる:展示を見ながら「これ何でできてるんだろうね?」「どうして昔の人は紙を作ろうと思ったのかな?」など、親御さんから問いかけてみましょう。答えは展示説明やスタッフさんが教えてくれることもありますし、一緒に考えることで理解が深まります。親子のコミュニケーションが増えると、子どもも展示を自分ごととして楽しめます。
  • ミッションを与える:小学生くらいなら「◯◯を探してみよう!」といったミッションを与えるのも一案です。「世界一古い印刷物はどれかな?」「一番大きな紙はどこにあるかな?」などゲーム感覚で館内を探索すると、宝探しのようでワクワクします。すべて見終わった後に「何が一番面白かった?」と聞いてみるのも良いですね。
  • 写真やメモを活用:館内はフラッシュを使わなければ写真撮影OKのエリアが多いです(企画展など一部禁止の場合あり)。お子さんが面白がった展示は写真に撮っておくと、帰宅後に見返して話題にできます。また、小学生ならメモ帳を持参して自由研究の材料集めをするのもおすすめ。気になったキーワードを書き留めたり、パンフレットをもらって貼り付ければ、立派な学習記録になります。

こうした工夫を取り入れつつ、ぜひ親子で会話しながら見学してみてください。紙の博物館は展示物の数こそ多すぎず少なすぎず程よい規模なので、子どものペースで回っても大体1.5~2時間程度で見終えることができます。「全部ちゃんと見なきゃ」と構えず、「面白そうなところを親子で楽しもう」という気持ちで臨むと、長時間滞在しても疲れにくいですよ。

一通り館内を満喫したら、ぜひ飛鳥山公園での遊びも組み合わせてみましょう。次の章では、紙の博物館周辺のファミリー向けスポットや、公園での過ごし方について詳しく紹介しますが、その前に博物館の館内設備について押さえておきましょう。 <div id=”館内の設備ガイド”></div>

館内の設備ガイド – ファミリー向けサービス徹底紹介

小さな子ども連れでお出かけする際は、館内の設備が充実しているかどうかも気になるところです。紙の博物館は規模としては大きすぎない施設ですが、親子に嬉しいサービスや設備がしっかり整っています。ここではベビーカーや授乳・おむつ替え事情、トイレ、館内での休憩や飲食など、ファミリー目線で知っておきたい情報をまとめます。 <div id=”ベビーカー授乳おむつ替え”></div>

ベビーカー利用・授乳おむつ替えについて

ベビーカーでの館内移動は問題なくできます。入口にはスロープもあり、エレベーターで各階にアクセスできますので、ベビーカーを畳まずにそのまま展示を見て回れます。展示室内も通路は比較的広めに取られているので、混雑時でなければベビーカーで押して歩いても大丈夫です。小回りのきくB型ベビーカーなどならなお楽でしょう。もし必要であれば、受付にてベビーカーの貸し出しも行われています。乳児を連れて身軽に見学したい場合、一時的にベビーカーを借りることもできます(数に限りがあるので空いていれば、という形になります)。

授乳室に関しては、紙の博物館館内には専用の授乳室は設置されていません。授乳が必要な場合は、1階イベントホールの一角や人の少ないスペースで授乳ケープを使って対応するか、飛鳥山公園内の施設を利用する形になります。飛鳥山公園の敷地内には北区の運営する他の博物館(飛鳥山博物館)があり、そちらの建物内に授乳スペースが用意されているとの情報もあります。また、飛鳥山公園の管理事務所等で声をかければ配慮してもらえる場合もあります。心配な方は受付で相談すると良いでしょう。お出かけ前に赤ちゃんのお腹を満たしておくか、どうしてもの時は公園でベンチに座って授乳するなど工夫が必要かもしれません。

おむつ交換台は館内にしっかり用意されています。1階に誰でも入れる多目的トイレ(バリアフリートイレ)があり、そこにおむつ替えシートが設置されています。博物館見学中にオムツ替えが発生した場合は、エレベーターで1階に降りてこの多目的トイレを利用しましょう。多目的トイレは広々としてベビーカーごと入室できるので安心です。また、おむつ用ゴミ箱については明記されていませんがおそらく設置されています。念のため使用済みオムツを入れるビニール袋を持参しておくとよいでしょう。なお、女子トイレ内にベビーキープ(赤ちゃんを座らせておく椅子)がある場合もありますので、歩けるお子さんであればそちらでおむつ替え可能なケースもあります。

キッズスペースのようなものは特にありませんが、3階展示フロア自体が子どもにとって遊び場のようなものですので、子どもが退屈してぐずる場面は少ないかと思います。もし赤ちゃんが泣いてしまった場合などは、周囲に配慮しつつ1階ロビーやエントランスホールに移動すれば、人も少なく落ち着けます。館内スタッフの方々は子連れにもとても理解があり、笑顔で接してくださるので、困ったことがあれば遠慮なく声をかけてみましょう。 <div id=”トイレ休憩”></div>

トイレ・休憩スペース

紙の博物館内には各階にトイレ設備が整っています。特に2階と4階に一般来館者用のお手洗いがあり、1階には先述の多目的トイレがあります。小さなお子さんが突然トイレ!となっても、エレベーターですぐ移動できるので安心です。館内のトイレは清掃が行き届いており、とても清潔です。子ども用の補助便座などはありませんが、段差の低い洋式便座なので幼児でも保護者が支えれば使いやすいでしょう。なお男子トイレにもおむつ替え設備があるかは不明ですが、多目的トイレがあるのでパパがオムツ替えする場合もそちらを利用できます。

休憩スペースについては、館内に明確なラウンジやベンチはありません。ただ、各階のエレベーター付近や図書室横などに壁沿いの簡易ベンチが設置されていることがあります。疲れた時や子どものペースを整えたい時は、そうしたベンチに腰掛けて一息つきましょう。特に4階の展望コーナーは眺めが良く、窓際に腰掛けられるスペースがあります。飛鳥山公園の木々や都内の街並みを見下ろせる穴場ビューポイントなので、展示を見終わった後にちょっと風景を眺めてリフレッシュするのもおすすめです。「あそこに見えるのが王子駅だよ」「公園の遊具があそこに見えるね」など親子で会話をしながら休憩できます。

博物館の1階には図書室もあります。紙に関する専門書や絵本などが多数揃う静かなスペースで、一般利用も可能です(ただし図書室の開室日は限られている場合があるので注意)。小学生以上のお子さんで紙についてもっと知りたい場合、図書室で自由研究の資料探しをするのも良いでしょう。一方、未就学児には難しい本が多いですが、紙を題材にした絵本なども置いてあるので、もし開いていたら少し覗いてみても面白いかもしれません。図書室内は飲食不可で静粛が求められるので、小さい子は長居は難しいですが、「こんなにたくさん紙の本があるよ」と見せてあげる程度でも刺激になります。

全体として、紙の博物館内は決して広大ではありませんが、要所要所で腰を下ろす場所もあり、2時間程度の見学であれば適度に体を休めながら回れる環境です。必要に応じて途中で外に出て公園で休むこともできますし、困った時はスタッフに声をかければ対応してもらえます。子連れにフレンドリーな空気がありますので、気負わず過ごしてください。 <div id=”飲食ランチ”></div>

飲食・ランチ情報

館内にはレストランやカフェは併設されていません。見学中にランチやおやつを取れるスペースも特にないため、食事は基本的に館外で取る形になります。ただしご安心を。紙の博物館がある飛鳥山公園内および周辺には、親子で利用できる飲食スポットがいくつもあります。

まず、飛鳥山公園内には**テイクアウトカフェ「my me mine」(マイミーマイン)**があります。公園の児童エリア(遊具広場)のそばに2021年にオープンしたお店で、コーヒーやソフトクリーム、パン、軽食などをテイクアウト販売しています。博物館見学の前後に立ち寄って、子どもにアイスを買ってあげたり、ママパパは美味しいコーヒーで一息つくこともできます。公園内のベンチや芝生に座って、おやつタイムを楽しむのも良いでしょう。

また、同じく公園内には**「カフェ・ヴァーチュ」**という本格的なカフェレストランが2021年末にオープンしました。こちらは飛鳥山公園の敷地内、隣接する北区飛鳥山博物館の建物3階にあり、バリアフリーでベビーカーでも入りやすいカフェです。ハンバーグが乗ったミートスパゲッティやカレーライス、甘味、おはぎなどメニューも多彩で、ランチにもおやつにも利用できます。営業時間は10:00~16:30(ランチメニューは昼時のみ提供)で、博物館見学後の昼食にちょうど良いですね。子どもと一緒でも歓迎ムードで、店内は落ち着いた雰囲気なので、午前中公園で遊んだ後の休憩にも使えます。

以前は公園内に「飛鳥山さくら亭」というお食事処がありましたが、現在は閉店し上記の新店舗に変わっています。カフェ・ヴァーチュがその代わりとして人気を集めているようです。

この他、公園でお弁当持参のピクニックをする家族もたくさんいます。飛鳥山公園は広く芝生エリアやベンチも多いので、お天気が良ければおにぎりやサンドイッチを持っていって食べるのも楽しいでしょう。紙の博物館を一旦出ても、半券やスタンプがあれば再入館が可能ですので、お昼は外で済ませてからまた博物館に戻って続きを見るということもできます(受付で再入場の可否を確認してください)。

もし紙の博物館周辺でしっかり食事をしたい場合、最寄りの王子駅周辺にも飲食店が豊富です。ファミリー向けには、駅ビル「サンスクエア」や「北とぴあ」内にファミレスやカフェが入っていますし、王子駅前にはファストフード店やチェーンのカレーショップ、ラーメン店なども揃っています。子連れでも利用しやすいお店としては、王子駅徒歩5分ほどの所にある**イタリアンレストラン「ゴリノス」**が評判です。ピザやパスタが美味しく、ボリューム満点のランチセットがリーズナブルなので、親子でシェアしてお腹いっぱい食べられます。

博物館の観覧時間に合わせて、無理なく食事タイミングを決めましょう。例えば午前中に博物館→ランチ→午後公園遊び、あるいは午前中公園→ランチ→午後博物館という流れでもOKです。王子駅周辺は下町の雰囲気で気取らないお店が多いので、歩きやすい靴で散策がてらお店探しをするのも一興です。

なお、館内では飲み物の自動販売機も見当たりませんでした(以前は給水器がありましたが現在停止中とのこと)。水筒やペットボトル飲料を持参しておくと安心です。展示室内での飲食は禁止ですが、入口ロビー等でふた付き飲料を飲む程度なら問題ありません。小まめに水分補給しつつ、熱中症や乾燥に気を付けて過ごしてください。

以上、館内設備と飲食情報をまとめました。館内には食事処がないことだけ少し注意が必要ですが、逆に言えば博物館を出ればすぐ公園という環境ですから、ピクニック気分で自由に過ごせるメリットもあります。お子さんの機嫌や体調を見ながら、休憩と遊びを上手に組み合わせて、一日を楽しく計画してみてくださいね。

さて、最後はいよいよ紙の博物館の外、周辺の飛鳥山公園や関連施設の楽しみ方についてご紹介します。紙の博物館に来たなら、ぜひそのまま公園でも遊んで帰りましょう! <div id=”飛鳥山公園周辺”></div>

飛鳥山公園も一緒に!周辺スポットと組み合わせプラン

紙の博物館が立地する飛鳥山公園(あすかやまこうえん)は、江戸時代から続く歴史ある公園でありながら、現代では子どもが思い切り遊べる施設が満載のファミリースポットとして知られています。紙の博物館へ行くファミリーの多くは、博物館見学と合わせてこの公園内で遊ぶプランを立てています。一日を通して親子でめいっぱい楽しめるよう、飛鳥山公園および周辺の見どころをご紹介します。 <div id=”飛鳥山公園遊具”></div>

飛鳥山公園で思い切り遊ぼう!豊富な遊具と自然

飛鳥山公園は、子連れにはたまらない大型遊具がたくさんあります。公園中央の児童エリアには、ひときわ目を引くお城の形をした大型複合遊具があります。まるで童話に出てくるお城のようなメルヘンチックなデザインで、高さ7メートル以上、3階建て相当の規模を誇る巨大遊具です。らせん階段で上まで登り、見晴らし台から景色を眺めたり、砦のようなスペースで冒険ごっこをしたり、滑り台でシュッと下りたり、子どもたちは夢中になって駆け回ります。滑り台の種類もいくつもあり、螺旋状のもの、直線のロングスライダー、幅広ですべれるものなどバラエティ豊富。「何度滑っても飽きない!」と子どもたちに大人気です。小さなお子さんは保護者と一緒に遊んで安全を見守ってあげてくださいね。

お城の遊具の近くには、これまた目を見張るゾウのすべり台があります。本物の象と見紛うほどリアルな巨大ゾウのオブジェが滑り台になっており、その迫力に子どもたちは思わず歓声を上げます。ゾウの背中から滑り降りる形で、一度に何人かが並んで滑れる楽しさもあり、小さい子から小学生まで笑顔で滑っています。写真映えスポットでもあるので、ぜひお子さんを象さん滑り台の前でパシャリと撮影してみてください。

さらに児童エリアには幼児向けの遊具エリアも設けられています。カラフルな小さなお家の形をした遊具が3つ並んでいたり、小さな滑り台や揺れる乗り物、砂場など、未就学児でも安全に遊べる遊具が揃っています。柔らかな砂が敷かれた砂場では、砂遊びセットを広げて遊ぶ親子も。周囲には芝生も広がっているので、赤ちゃんを寝かせてハイハイさせたり、ヨチヨチ歩きの子が走り回ったりする姿も見られます。飛鳥山公園は広さも十分で、休日でも窮屈さをあまり感じないのが良いところです。

遊具は他にも、動物の形をしたスプリング遊具(リスやキリン、カバなどの可愛い乗り物)や、小さな迷路のように壁が並んだ遊び場、伝統的なブランコやジャングルジム、うんてい(雲梯)などもあります。数えきれないほどの遊具が点在しているので、子どもは文字通り一日中遊び尽くせるでしょう。「次はあっちの遊具で遊びたい!」「今度は鬼ごっこしよう!」と飽きる暇がありません。

季節ごとの自然も飛鳥山公園の魅力です。春は都内有数の桜の名所として有名で、園内に約650本もの桜が咲き誇ります。お花見シーズンは多くの人で賑わいますが、子どもと一緒の場合は午前中の空いている時間に行けば、お城の遊具と桜の共演を楽しめます。また、初夏のツツジや梅雨時のアジサイ、秋の紅葉など、一年を通じて様々な花木が彩りを見せてくれるため、いつ訪れても季節感を味わえます。園内の木々が多いので夏は木陰が涼しく、真夏日でも木陰でお弁当を広げれば快適です。冬場も落ち葉を踏みしめながら散歩するだけで良い運動になります。

夏には**じゃぶじゃぶ池(水遊び場)**も登場します。例年5月の連休から9月初旬までの期間、土日や夏休み期間中を中心に、公園内の噴水広場で子ども向けの水遊び施設が稼働します。噴水や浅い池で水遊びができ、幼児~小学生が水着やパンツ姿で大はしゃぎしています。無料で利用できますが、更衣室はないので簡易テントやタオルを巻いて着替える工夫が必要です。濡れてもいい服や着替え、タオルを持参していれば、博物館の後に水遊びをしてクールダウン、なんて遊び方もできますよ(ただし博物館見学前にびしょ濡れになると困るので、水遊びは最後の締めにするのがおすすめです)。

このように飛鳥山公園は**「ザ・子どもの遊び場」**とも言える充実ぶりです。紙の博物館で知的好奇心を満たしたら、公園で身体を動かして遊ぶとバランスも良く、子どもにとって最高の一日になるでしょう。 <div id=”蒸気機関車都電”></div>

レトロな乗り物体験:蒸気機関車と都電に触れる

飛鳥山公園には遊具以外にも子どもが喜ぶ見どころがあります。それが、園内に静態保存・展示されている**蒸気機関車(SL)と都電(路面電車)**です。乗り物好きの子でなくとも、実物大の本物が目の前にあるとテンションが上がるもの。これらは自由に中に入って見学することができ、プチ鉄道博物館のような体験ができます。

展示されている蒸気機関車は、かつて日本各地で活躍したD51形蒸気機関車(愛称デゴイチ)です。黒光りする巨大なボディは迫力満点で、間近で見ると圧倒されます。車両には階段が設置してあり、運転室の中まで入ることができます。レバーやメーター、石炭をくべるボイラー部分など、当時のままの機械類がずらりと並んでおり、子どもはもちろん大人も「おお!」と感嘆してしまいます。実際に運転士さんの座席に腰掛けて、ハンドルを握ってみることも可能です(もちろん動きませんが、気分はSLの機関士!)。普段なかなか本物のSLの内部に触れられる機会はありませんから、ここでの体験は貴重ですね。

隣には**都電(路面電車)**の車両も保存されています。これは東京都内を走っていた昔の市電(都電荒川線の旧車両)で、レトロで可愛らしい黄色と緑のツートンカラーの電車です。こちらも中に入ることができ、木の座席に腰掛けたり、つり革を持ってみたり、当時の乗車気分を味わえます。夏など日差しの強い日は、この都電車両の中がひんやりとした休憩所代わりになることも。親はベンチ代わりに座って休み、子どもは運転席のハンドルを触って遊ぶ…なんて光景もよく見られます。都電車内には解説パネルもあって、昔の路面電車の写真なども展示されていますので、子どもに「昔は道路にこういう電車が走っていたんだよ」と教えてあげるのも良いですね。

また、遊具広場の片隅には小さなボート型の遊具も置かれており、10人ほどの子どもが一度に乗り込んで「出航!」なんて遊んでいることもあります。これも公園のユニークなポイントで、SL、都電、船と、様々な乗り物ごっこができるので、乗り物好きなお子さんにはたまらないでしょう。

飛鳥山公園は丘の上にあるため、公園そのものが高台に位置しています。そこから見るJRや新幹線の線路の眺めも良く、一部スポットからは走る電車を見ることもできます。電車好きのお子さんなら、SLや都電だけでなく実際の列車ウォッチングまで楽しめてしまうかもしれません。

このようなレトロ乗り物体験は無料で楽しめますし、紙の博物館見学と同じ敷地内でできるので、ぜひ組み合わせたいものです。博物館→公園遊具→SL・都電見学と回れば、お子さんの満足度も最高潮になることでしょう。 <div id=”アスカルゴ”></div>

無料モノレール「アスカルゴ」に乗車体験

飛鳥山公園にはもう一つ、大人気の乗り物があります。それが、かわいいカタツムリ型のモノレール「アスカルゴ」です。アスカルゴは公園のふもと(王子駅側入口)と山頂(公園内)を結ぶ短いモノレールで、斜面を2分ほどで登ることができます。正式には「あすかパークレール」という名前ですが、そのユニークな見た目からアスカルゴ(フランス語でカタツムリの意)と愛称が付いて親しまれています。

このアスカルゴ、利用は完全無料!王子駅近くの乗り場から自由に乗れます。車両はカタツムリの殻のような丸みを帯びたフォルムで、子どもたちは「わあ、カタツムリの電車だ!」と大興奮。定員は数名規模ですが、ベビーカーや車椅子も乗れるゆったり設計です。運転はエレベーターのように乗客がボタンを押して行う簡易方式で、決まった時刻表はなく、人が乗ったら動く仕組みです。そのため待ち時間もあまりなく、のんびりとした雰囲気で楽しめます。

王子駅側の入口駅で乗り込み、ドア横のボタンを押すと発車。ガラス張りの車両から外を眺めながら、ゆっくりと傾斜17度の坂を登っていきます。わずか2分ほどの乗車ですが、途中で振り返れば王子の街並みや線路、公園の緑が目に入り、子どもはもちろん大人もテンションが上がります。終点の山頂駅に着くと、すぐ目の前が飛鳥山公園の入り口です。

アスカルゴは10:00~16:00の間、毎日運行しています(年末年始や荒天時を除く)。保守点検日は第1木曜午前など一部時間帯運休もありますが、基本的に公園利用者なら誰でも無料で何度でも乗れます。紙の博物館へ行く際に王子駅から公園に向かう場合、このアスカルゴを使うと楽にアクセスできます。特にベビーカーや小さな子連れで坂を登るのは大変ですから、アスカルゴに乗ること自体が楽しい上に移動も助かるという一石二鳥です。

帰りもまた山頂駅から下り方面に乗れば、王子駅近くまで降りられます。親子で手を振りながら乗っていると、下を歩く人から注目されるかもしれませんね。それくらい可愛らしい存在感の乗り物です。

紙の博物館+飛鳥山公園に訪れたら、このアスカルゴ乗車体験もぜひセットで楽しんでください。「無料でモノレールに乗れた!」というだけで子どもにとっては特別な思い出になるはずです。 <div id=”飛鳥山博物館渋沢史料館”></div>

併設ミュージアムもチェック:飛鳥山博物館と渋沢史料館

飛鳥山公園内には紙の博物館の他に、もう二つの文化施設があります。一つは北区飛鳥山博物館、もう一つは渋沢史料館です。紙の博物館と合わせて「飛鳥山3つの博物館」と称されており、共通入館券も販売されています。興味と時間に余裕があれば、これらも訪れてみるとさらに充実した一日になります。

北区飛鳥山博物館は、北区の郷土博物館とも言える施設で、地域の歴史や文化、自然について展示しています。建物は紙の博物館と隣接しており、同じ王子1-1-3の敷地内にあります(入口は別)。常設展では、北区ゆかりの江戸時代の資料や、近代の暮らしの道具、さらには古生物の化石や植物標本まで幅広く展示しています。子ども向けには、夏休みに子ども企画展が開催されたり、体験コーナーが用意されるなど工夫されています。例えば過去には「江戸時代の遊び体験」や「恐竜時代の化石発掘体験」イベントなどが行われました。

飛鳥山博物館の入館料は、大人300円・小中高生100円(未就学児無料)とこちらもお手頃です。紙の博物館とセットで購入できる3館共通券は大人800円・小中高生320円なので、最初から3館巡る予定なら共通券の方が少しお得になります(有効期限3ヶ月なので、日を分けて行ってもOKです)。

小さなお子さんにとっては内容が難しい部分もありますが、飛鳥山博物館内には無料で見られるアートギャラリーや企画展示コーナーもありますし、何より館内3階に先述のカフェ・ヴァーチュがあるので、休憩がてら立ち寄ってみる価値はあります。また、1階エントランスに実物大のナウマン象の模型頭骨がドーンと展示されていてインパクト大です。恐竜や化石好きなお子さんなら惹きつけられるでしょう。

渋沢史料館は、近代日本の偉人である渋沢栄一の記念館です。渋沢栄一といえば2024年から新一万円札の肖像になることでも注目される人物で、日本資本主義の父とも呼ばれます。王子製紙(現在の王子ホールディングス株式会社の前身)を設立したのも渋沢栄一であり、まさに王子エリアと深い関わりを持っています。史料館では渋沢栄一の生涯や業績に関する資料、彼が実際に使っていた書斎机や手紙などが展示され、映像でその人物像を紹介しています。

正直、小学生以下の子どもにとっては渋沢栄一の業績は難解かもしれません。ただ、最近の大河ドラマ「青天を衝け」で渋沢が描かれた影響もあり、親世代には興味を持つ方も増えています。渋沢史料館は渋沢栄一の旧宅敷地内にあり、周囲には彼の記念碑や広場もあります。紙の博物館の中で渋沢栄一の話題が出た際に、「じゃあ実際に渋沢さんの資料館も見てみようか」と覗いてみるのも良いでしょう。子どもには難しくても、「この人がここで紙の工場を始めたんだよ」と現地で伝える体験は、歴史に触れる良いきっかけになります。

渋沢史料館の入館料は大人300円・小中高生100円(こちらも未就学無料)で、飛鳥山博物館と同様、3館共通券で入館可能です。渋沢ガーデンという庭園も併設されていて、散策自由なので、公園の一部として歩いてみても気持ちいいですよ。

まとめると、お子さんが小さいうちは3館全部回ろうと欲張らず、まずは紙の博物館+公園遊びで十分満足できるでしょう。もし小学校高学年以上で時間もあれば、3館共通券を利用して他の2館も巡ると、王子エリアの歴史と文化を深く知ることができます。その場合、紙の博物館→飛鳥山博物館→渋沢史料館と順に見るルートが地理的にも分かりやすいです。 <div id=”公園周辺食事”></div>

公園内・周辺の食事スポット

先ほど館内設備の項でも触れましたが、公園内や周辺には食事やおやつを楽しめるスポットが点在しています。博物館と公園を満喫したら、美味しいものでお腹を満たして締めくくりましょう。

  • カフェ・ヴァーチュ(飛鳥山博物館3階):ランチやカフェ利用に。ベビーカー入店可。ハンバーグスパゲティやカレー、おはぎなど幅広いメニューがあり、子どもも大人も満足できます。16:30まで営業なので、おやつ時に立ち寄るのも◎。
  • おやつ屋 my me mine(公園児童エリア横):テイクアウト専門のカフェスタンド。コーヒー、ソフトクリーム、焼き立てパンなど。遊具で遊んだ後にソフトクリームを食べれば、子どももニコニコ間違いなしです。
  • 飛鳥山公園の売店/自販機:公園内には飲み物の自動販売機や軽食の売店も点在しています。夏場はかき氷屋台が出ることも。忘れずに水分補給をしましょう。
  • 王子駅前エリア:チェーン系の飲食店多数。ファミレスなら「ガスト(サンスクエア内)」「ロイヤルホスト(北とぴあ近く)」など、子ども椅子やキッズメニューもあり。ファストフードはマクドナルドやケンタッキーが駅周辺に。気軽に済ませたい場合に便利です。
  • 地元の名物:王子といえば「柳田総本店」の王子駄菓子という昔ながらの駄菓子屋さんや、「扇屋」の名物コロッケなど、食べ歩きグルメもあります。博物館見学後の散策ついでに立ち寄って、子どもに駄菓子を選ばせてあげるのも楽しそうです。

遊び疲れて帰る頃にはきっとお腹もペコペコでしょう。ご家族の好みに合わせて、無理のない範囲でお食事プランを組んでくださいね。

以上、飛鳥山公園や周辺施設との組み合わせで楽しむ方法を見てきました。紙の博物館から公園遊びまで、週末の親子レジャーとしてとても充実した一日が過ごせることがお分かりいただけたかと思います。それでは最後に、本記事の内容をまとめとして整理し、改めて紙の博物館の魅力をおさらいしましょう。 <div id=”まとめ”></div>

まとめ:紙の博物館が東京の家族レジャーに最適な理由

長文となりましたが、紙の博物館とその周辺環境についてたっぷりとご紹介してきました。最後に要点を振り返り、紙の博物館が東京近郊に暮らすファミリー層にとっておすすめの週末レジャーである理由をまとめます。

  • 親子で楽しめる貴重な体験型ミュージアム:紙の博物館は単なる資料館ではなく、子どもが触れて遊べる展示や紙すき体験など、五感を使って学べる場です。日常の「紙」がテーマだからこそ子どもも興味を持ちやすく、「知るって楽しい!」と感じられます。大人にとっても新発見が多く、親子で知的好奇心を共有できる貴重な体験となるでしょう。
  • 週末のお出かけにちょうど良い規模と立地:都心からのアクセスが良いJR王子駅近くという立地で、電車移動もスムーズ。館内の広さは子どもが疲れすぎない程よいボリュームで、2~3時間で見学できます。その後公園で遊んでも、無理なく日帰りで完結する気軽さがあります。
  • 天候や季節を問わず楽しめる:屋内施設なので天候に左右されず、暑い夏や雨の日のプランとしても最適です。また展示内容は通年で楽しめるものが中心で、「この季節じゃないと楽しめない」ということがありません。いつ行っても快適に遊べるので、年間を通じて家族の強い味方になります。
  • 子ども向けサービスが充実:リーズナブルな料金設定、未就学児無料、ベビーカーOK、おむつ交換台完備など、子連れへの配慮が行き届いています。スタッフも親切で、家族連れに温かい雰囲気なので、小さな子を連れていても肩身が狭くありません。「子どもが騒いだらどうしよう」と心配せずに訪れやすい施設と言えます。
  • 周辺環境の魅力がプラスアルファ:飛鳥山公園という絶好の遊び場が隣接しているため、博物館+公園遊びで一日飽きずに過ごせます。大型遊具やSL展示、モノレールなど子どもが喜ぶ要素がいっぱいで、「博物館だけだと子どもが退屈するかも…」という心配も無用です。文化と遊びの両方を一度に体験でき、親としても子どもの満足げな笑顔を見ることができるでしょう。
  • 学びと思い出が残る体験:紙の博物館で得た知識や作ったはがきなどは、家に帰ってからも家族の会話のネタになったり、学校での発表や宿題に役立ったりするかもしれません。ただ遊ぶだけでなく、「そういえば紙の博物館で○○を見たね」「今度はあのはがきに絵を描いて送ってみようか」といった風に、日常に繋がる学びが残る点も大きな魅力です。

以上のような理由から、紙の博物館は東京の家族向けお出かけスポットとして非常に優秀だと言えるでしょう。特に「王子 週末 親子」で行ける場所を探している方や、「東京 レジャー 家族」で検索中の方には、自信を持っておすすめできます。

最後に一言。紙の博物館は、初めて行くと想像以上に楽しめて驚く施設です。子ども達はキラキラした目で展示や体験に夢中になり、親も童心に返って「紙って面白い!」と感心してしまいます。週末のレジャーに迷ったら、ぜひ王子の紙の博物館と飛鳥山公園へ足を運んでみてください。親子で一緒に過ごす時間が、きっと素敵な思い出になることでしょう。皆さんのファミリーお出かけが充実したものになりますように!

SNS映えマップから探す