小樽の子連れ観光完全ガイド ~ 家族旅行で楽しむモデルコースとポイント

小樽は子連れ家族旅行にぴったりの街

小樽は北海道でも有数の観光地で、美しい運河や歴史的建造物が立ち並ぶノスタルジックな雰囲気が魅力です。札幌から電車で約40分とアクセスも良く、小さな子ども連れの家族でも日帰りから宿泊まで気軽に訪れることができます。街の規模はコンパクトで主要スポットが徒歩圏内にまとまっているため、**「小樽 子連れ 観光」**に最適な目的地と言えるでしょう。

初めて小樽を訪れるファミリーでも安心して楽しめるポイントがたくさんあります。親子で散策しやすい石畳の街並み、美味しい海鮮やスイーツが味わえるお店の数々、そして子どもが興味を持つ体験型の観光スポットも充実しています。季節を問わず楽しめるイベントや景色も豊富で、夏は爽やかな海風を感じながら散策でき、冬は雪景色とロマンチックなライトアップが子どもにも大人にも特別な思い出を与えてくれます。

本ガイドでは、小樽で子連れ旅行を計画する際に知っておきたいポイントを徹底解説します。宿泊先や移動手段の工夫から、おすすめの観光スポット、親子で楽しめる体験、モデルコース提案、そして季節ごとの注意点まで、**「小樽 家族旅行」**が充実したものになる情報が満載です。初めての家族旅行でも安心して読めるよう、丁寧で親しみやすい語り口でまとめました。ぜひ旅行プランニングに役立ててください。

電車でらくらく!小樽までのアクセスと移動手段

小樽への移動には公共交通機関が便利で、特に札幌方面からであればJR函館本線の快速「エアポート」や「快速小樽行」を利用すると乗り換え無しで約40分ほどで到着します。車を使わず電車移動を想定する今回のプランでも、小樽駅は市街地の中心に位置しているためアクセス抜群です。電車移動には次のようなメリットがあります。

  • 車内からの絶景:札幌~小樽間のJR線は途中、日本海沿いを走る区間があり、左手に広がる海の風景に子どもも大人も思わず見入ってしまいます。特に晴れた日のキラキラ光る海や、冬の荒波は、移動時間そのものを楽しい観光の一部にしてくれるでしょう。
  • 安全・安心:小さな子ども連れの場合、車だとチャイルドシートの準備や長時間の運転が負担になりますが、電車ならその心配はありません。車内で席を確保できれば、子どもがお菓子を食べたり景色を見たりとリラックスして過ごせます。途中でぐずった場合も抱っこしたり、デッキに移動したりと対応しやすいのも利点です。
  • 荷物が多くても楽ちん:ファミリー旅行は何かと荷物が多くなりがちですが、小樽駅にはコインロッカーも完備されています。ベビーカーを持参しても、電車なら車内の出入口付近に畳んで置けますし、終点の小樽駅でゆっくり降りればOKです。

市内移動についても、基本は徒歩と公共交通で十分です。小樽駅から主要観光エリアである小樽運河堺町通り(後述)は徒歩10~15分程度と近く、街歩きを楽しみながら移動できます。ベビーカーでの移動も、歩道が整備されている主要道路沿いであれば問題ありません。ただし小樽は坂の多い街でもあります。運河から一歩内陸に入ると上り坂が増えるため、小さなお子さん連れなら無理をせず平坦なエリアを中心に回るか、適宜バスやタクシーを利用すると良いでしょう。

  • バスの活用:小樽市内には主要観光地を結ぶ路線バスが運行しています。例えば、小樽駅前からはおたる水族館行きのバス(10番系統)に乗れば、途中で小樽市総合博物館(後述)の最寄り停留所に停まります。また運河周辺から天狗山ロープウェイ方面へのバスなどもあります。バスは本数も比較的多く、ベビーカーも畳めば乗車可能です。子どもが疲れて歩けなくなった時や、冬場で道が雪に覆われている時などはバス移動をうまく取り入れましょう。
  • タクシー:距離が短い市街地移動であればタクシーも手軽です。小樽駅前や観光地周辺には流しのタクシーも多くいます。短距離であれば料金も高くないので、雨天時や緊急の移動時には迷わず使うと安心です。

ワンポイントアドバイス: 小樽駅にはエレベーターがあり、ベビーカーや荷物が多い場合でもスムーズに改札を出入りできます。駅構内にはベビー休憩室や授乳室はありませんが、駅前の観光案内所や大きな商業施設内(駅直結の「小樽ステーションデパート」等)におむつ替えシート付きトイレがあります。到着後まずこうした施設場所を確認しておくと、いざという時落ち着いて対処できるでしょう。

子連れファミリーに優しい宿「ドーミーインPREMIUM小樽」

今回のモデルプランの宿泊には、**「天然温泉 灯の湯 ドーミーインPREMIUM小樽」**を選びました。小樽には多くのホテルや旅館がありますが、ドーミーインPREMIUM小樽は特に子連れ旅行に嬉しい設備・サービスが充実したホテルとして人気です。ここではその魅力と利用時のポイントを詳しく紹介します。

駅前立地で移動ラクラク&荷物も安心

ドーミーインPREMIUM小樽はJR小樽駅から徒歩1分という絶好のロケーションにあります。駅を出て横断歩道を渡ればすぐホテルが見える距離なので、大きな荷物やベビーカーを押しての移動もほとんど負担になりません。チェックイン前・チェックアウト後に荷物を預けたい場合でも、駅近なので取りに戻るのも容易です。

小樽観光の中心である運河エリアへも徒歩8分ほど、寿司屋通りなどのグルメスポットへも徒歩10分程度と、観光拠点として申し分ない立地です。「ホテルまで戻る」のハードルが低いので、おむつ替えや授乳で一時的に部屋に戻ることも簡単。小さな子ども連れにとって、宿が近くにある安心感は大きなメリットです。真冬の観光で寒さに耐えきれなくなった時も、すぐ暖かい部屋に避難できるので安心ですね。

和室&和洋室が充実!子どもも快適なお部屋

ドーミーインPREMIUM小樽には洋室だけでなく和室や和洋室タイプの客室が用意されています。特に 「和風ツインルーム」(畳敷きに低めのベッド2台)や**「和洋室」**(畳スペース+ベッド+布団対応可)は子連れファミリーに大好評のお部屋タイプです。畳の上に直接布団を敷けるため、小さな子どもがベッドから落ちる心配がなく、一緒に川の字になって寝ることもできます。畳スペースではハイハイ期の赤ちゃんを寝転がせたり、靴を脱いで過ごせるのでハイテンションなお子さんものびのび遊べます。

低めのローベッドも和室タイプのお部屋には設置されており、ベッドで添い寝する際にも安心です。万一転落しても床が畳なので衝撃が少なくて済みます。ドーミーインの添い寝ルールでは、小学生以下の子どもは大人と同じベッドで添い寝が可能(※0~2歳は無料、3歳~小学生は1泊あたり定額料金)となっています。添い寝料金を払えば、ベッドを追加しなくても家族3人でゆったり同じお部屋に泊まれるので経済的です。もちろん希望すればエキストラ布団を用意してもらうこともでき、子どもの年齢や好みに合わせて寝具スタイルを選べます。

部屋の広さも十分で、例えば和洋室は32㎡前後あり最大3~4名で宿泊可能です。ベビーカーやスーツケースを広げても余裕があるので、部屋の中で子どもが遊んだり着替えたりするスペースも確保できます。全室バストイレ付ですが、和洋室タイプなどはバスとトイレがセパレートになっている部屋もあり、子どもと一緒の入浴も快適です。

天然温泉大浴場でリフレッシュ!子どもと一緒に温泉体験

ホテル自慢の**天然温泉大浴場「灯の湯」**は、ぜひ家族で体験したい設備です。最上階にある大浴場には、岩風呂や陶器風呂など趣向の異なる湯船が複数あり、まるで温泉旅館に来たかのような贅沢な湯浴みが楽しめます。泉質はアルカリ性の天然温泉で、お肌がすべすべになると評判です。広々としたお風呂は子どもものびのびと手足を伸ばせるので、お風呂好きなお子さんなら大喜び間違いなしでしょう。

子どもと温泉に入るときのポイントもいくつか押さえておきましょう。まず、大浴場は基本的に男女別ですが、小学校低学年くらいまでは異性の親と一緒に入浴できるケースが多いです(施設によりますが目安として6~7歳くらいまで)。ママ一人で男の子を連れている場合やパパ一人で女の子を連れている場合でも、この年齢なら一緒に入れるので安心です。心配な場合は事前にフロントに相談すると良いでしょう。

脱衣所には無料のベビーベッドやベビー用チェアが置かれていることが多く、着替えの際に乳幼児を寝かせておけます。大浴場には備え付けのタオルはありませんので、部屋からバスタオルと子ども用のタオルを忘れずに持参してください(タオル類は部屋に人数分用意されています)。また浴場には大人用のシャンプー等しかありませんから、肌が弱いお子さんの場合は普段使っているベビーソープを小分けにして持ち込むのも一案です。

湯温は熱すぎない適温ですが、長湯にならないよう適度に休憩をはさみましょう。子どもがのぼせてしまった時のために、水分補給用の飲み物を部屋から持って行くと安心です。幸い、ドーミーイン小樽の大浴場には湯上がりサービスが充実しています。15時~夜24時までは湯上がりアイス(アイスキャンディー)を無料提供、朝5時~10時には乳酸菌飲料(ヤクルトのようなドリンク)が無料でもらえます。お風呂上がりに子どもとアイスを頬張ったり、朝風呂の後にみんなでヤクルトを飲んだり…ちょっとした楽しみが嬉しいですね。

大浴場は深夜も利用可能なので、例えば子どもが寝静まった後に交代でゆっくり入浴するといったこともできます。パパが部屋で子どもを見ている間にママがひとりでのんびり温泉を堪能し、次にママと子どもが休んでいる間にパパが夜更けの温泉へ…といった具合です。24時間利用OKではありませんが(深夜に清掃時間あり)、夜通し営業しているので家族旅行でも大人が単独で温泉時間を作りやすいのはありがたいポイントです。

安全面の配慮: 大浴場内は滑りやすい箇所もあるため、小さなお子さんから目を離さないようにしましょう。特に走り回ると転倒の恐れがあるので、「お風呂ではゆっくりアシカさん歩きでね」など声かけして静かに歩かせると良いです。また、湯船の出入りの段差もあるので手をつないでサポートしてあげてください。おむつが外れていない赤ちゃんは、衛生上大浴場の利用ができない場合があります(一般的に公衆浴場ではおむつ児NGが多い)。この場合、お部屋のユニットバスを利用するか、旅行前にトレーニングパンツ卒業を目指すなど対策を検討しましょう。

子ども大喜び!充実の無料サービス&設備

ドーミーインPREMIUM小樽が「子連れに優しい」と言われる理由の一つが、その無料サービスの充実ぶりです。大人にとっても嬉しいサービスばかりですが、特に子ども連れ家族だからこそありがたみを感じるポイントを紹介します。

  • ウェルカムかき氷&ドリンクサービス:チェックイン時間帯(15:00~23:00)には、ロビーにてウェルカムドリンクの無料サービスがあります。夏季にはセルフサービスのかき氷コーナーが登場し、好きなシロップをかけてオリジナルかき氷を作れるようになっています。チェックインの手続きをしている間、お子さんがおとなしく待っていられる工夫として嬉しい演出です。カウンター横で「イチゴがいい!メロンにする!」と楽しそうに氷を削る子どもの姿も見られます。旅の始まりに冷たいおやつを頬張れて、子どものテンションもアップすることでしょう(※かき氷提供は夏限定の可能性がありますが、通年でコーヒーやお茶などのドリンクサービスは行われています)。
  • 夜鳴きそば(無料ラーメン)サービス:ドーミーインチェーン名物の「夜鳴きそば」は、小樽でも毎日21:30~23:00に提供されています。醤油味のあっさりしたハーフサイズラーメンで、小腹がすいた夜にぴったり。大人はもちろん、夜更かしできる年齢のお子さんなら「ホテルでもらえる夜食ラーメン」に大喜びするでしょう。食事の心配がいらない子どもでも、このサービスは特別感があって楽しいものです。お風呂上がりにパジャマ姿でロビーに出向き、親子でずるずるっとラーメンをすする…なんて体験も旅の良い思い出になりますね。ただし提供時間が遅めなので、未就学児には難しいかもしれません。その場合は親だけ交代で利用したり、大人が部屋に持ち帰って食べることも可能です。
  • 子ども用アメニティ&備品:フロントで希望すれば子ども用の館内着やスリッパを貸し出してくれます。大人用パジャマではブカブカという小学生くらいのお子さんでも、自分サイズのパジャマがあると自宅のようにくつろげますね。また歯ブラシやタオルは部屋に大人用しかありませんが、子ども用歯ブラシはフロントで頂けることが多いです。必要な場合は遠慮なく申し出ましょう。さらに、ロビーには電子レンジや製氷機も設置されています。粉ミルク用のお湯は各フロアの給茶機で24時間提供されており、哺乳瓶が必要な赤ちゃん連れにも配慮があります。部屋に冷蔵庫も完備なので、離乳食や牛乳の保存にも困りません。
  • 無料ランドリーコーナー:館内には宿泊者が自由に使えるコインランドリー(洗濯機・乾燥機)が設置されています(洗剤自動投入式のため洗剤不要、有料利用)。子どもは旅先で服を汚しがちですが、洗濯設備が整っていれば着替えを大量に持参しなくても済みます。万一のオネショにも即対応できるので安心ですね。連泊や北海道内を巡る長旅の中継点としても重宝します。

これらのサービスはすべて追加料金無しで利用でき、**「子連れでも気兼ねなく利用できるホスピタリティ」**を随所に感じます。スタッフの方々も子どもに優しく声をかけてくれるので、チェックイン時からリラックスして過ごせるでしょう。

朝食ビュッフェで北海道グルメを満喫

旅の楽しみの一つであるホテル朝食も、ドーミーインPREMIUM小樽では評判です。朝食ビュッフェには地元北海道の幸を使ったメニューが豊富に揃い、なかでも名物は**「豪快盛海鮮丼」**です。イクラ、サーモン、ホタテなど新鮮な海の幸を好きなだけご飯に乗せて、自分好みの海鮮丼を作ることができます。キラキラ輝くイクラをたっぷりかけた丼はまさに北海道ならでは。海鮮好きの子どもなら目を輝かせるでしょうし、初めてイクラに挑戦する良い機会にもなります。

海鮮が苦手な場合でも、朝食会場には子どもが好きそうなメニューもちゃんと用意されています。揚げたてのザンギ(鶏の唐揚げ)やフライドポテト、ウインナー、ふわふわ卵料理、パン各種やヨーグルト、シリアルなど、洋食派キッズも満足のラインナップです。和食派には焼き魚や煮物、お粥などもあり、離乳食期後半の子になら取り分けできるものも見つかります。小鉢に入ったヘルシーなお惣菜もあるので、野菜不足が気になる旅行中の栄養バランスも整えやすいですよ。朝からデザートにプリンやフルーツも食べ放題なので、甘いもの好きのお子さんはつい欲張ってしまうかもしれませんね。

ビュッフェ会場は席数も多く、家族一緒に座れるテーブル席があります。ただし朝一番の時間帯(6:30~7:30頃)は混雑しやすく、待ち時間が発生することも。小さな子がいて長時間待つのは大変ですから、少し時間をずらして8時前後に行くか、逆にオープン直後の早い時間に行くのがおすすめです。朝食券は当日飛び入り購入も可能なので、素泊まりプランで予約した方もぜひ現地で検討してみてください。未就学児の朝食料金は無料~割引になるホテルが多いので、スタッフに確認すると良いでしょう。

朝食時のプチ注意: ビュッフェ台は熱いお味噌汁の容器やトング類などがあり、小さな子どもには危険が伴います。取りに行くときは必ず大人が付き添い、「これは熱いから触らないでね」と声をかけながら料理を取ってあげてください。また、イクラなど高級食材が並んでいるとつい大人も夢中になりますが、子どもが勝手に走り回らないよう目配りを忘れずに。大勢の宿泊客が利用する場ですので、最低限のマナーを守って気持ちよく朝のひとときを過ごしましょう。


チェックポイント: ドーミーインPREMIUM小樽の魅力と子連れ安心ポイント

  • 駅徒歩1分で移動が楽。観光の合間にホテル休憩もしやすい好立地。
  • 和室・和洋室の充実で子どもものびのび。畳スペースでハイハイOK&ベッド添い寝も安心。
  • 天然温泉大浴場は子連れでも利用可。湯上がりアイスや夜鳴きそばなど無料サービスで子どもも大満足。
  • 子供用パジャマ貸出や電子レンジ完備などファミリー向け設備◎。スタッフの対応も親切で安心。
  • 朝食ビュッフェでは海鮮丼から定番メニューまで揃い、家族みんなが北海道グルメを堪能できる。

レトロ散策と体験が楽しい!小樽の親子向け観光スポット

小樽には家族で楽しめる観光スポットが数多く存在します。ここでは、子連れ目線で特におすすめしたいスポットをピックアップし、それぞれの見どころや注意点を紹介します。歴史薫る街並みの散策から、博物館での学び体験、そしてちょっとユニークな美術館まで、多彩な楽しみ方ができますよ。

小樽運河と堺町通りを親子でおさんぽ

小樽観光の定番といえば、まずは小樽運河とその周辺エリアの散策です。大正時代に作られた全長約1.1kmの運河沿いには石造りの倉庫群が並び、昼はノスタルジックな景観、夜はガス灯と建物のライトアップがロマンチックな雰囲気を演出しています。子どもにとっても非日常的な風景は新鮮に映るようで、「海みたいなお水が流れてる!」「古いおうちみたいな建物がいっぱい!」と興味津々になるでしょう。ベビーカーでの移動もしやすい平坦な遊歩道が整備されているので、家族みんなでゆっくり写真を撮りながら散歩できます。

運河では**「小樽運河クルーズ」**という観光遊覧船も運航しています(所要約40分)。船に乗るのが好きなお子さんなら、ぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか。ガイドさんの案内付きで運河から見る街並みは格別ですが、小学生未満の小さい子は途中で飽きてしまう可能性もあります。船上では途中下船できないので、乗船する場合はライフジャケットを着せる・寒い時期は防寒対策をするなど準備をして臨みましょう。夕暮れ時のナイトクルーズは大人には人気ですが、子どもは眠くなる時間帯でもあるため、ファミリーの場合は明るい時間帯の乗船がおすすめです。

運河から一本中通りに入ると、堺町通り(さかいまちどおり)と呼ばれる観光メインストリートが南北に伸びています。石畳風の道路とレトロな建物が続くこの通りには、お土産物屋さん、スイーツショップ、ガラス工房、カフェなどがずらりと並び、歩くだけで楽しいエリアです。車の通行量も少なめで歩行者天国のような雰囲気ですので、子ども連れでも安心してショッピングや食べ歩きを楽しめます。

堺町通りで親子におすすめの楽しみ方:

  • ガラス細工のお店巡り:小樽はガラス工芸が盛んな町。通り沿いにはたくさんのガラス雑貨店があります。色とりどりのガラス小物や可愛らしいアクセサリーは子どもの目にもキラキラ映るでしょう。ただし店内には壊れやすい商品が所狭しと並んでいるので、小さい子を連れて入店する際は手をつないで「触らないで見るだけね」と伝えましょう。小学生くらいならお小遣いで買えるプチプラガラスアクセもありますので、自分用のお土産選びをさせてあげるのも良い思い出になります。万一お気に入りを壊してしまうといけないので、高価なものが並ぶ棚には近づけないよう注意してください。
  • スイーツ&アイス食べ歩き:堺町通りには有名な洋菓子店が軒を連ねています。例えばルタオ本店では名物のチーズケーキやソフトクリームを販売しており、店先で子どもと一緒に頬張る姿を多く見かけます。また北菓楼六花亭など北海道を代表するお菓子屋さんもあり、試食を配っている場合もありますので親子で味見しながら巡るのも楽しいですよ。特に夏場は七色ソフトクリーム(7段重ねのカラフルなソフト)を提供するお店など話題のスイーツも登場するので、甘いもの好きファミリーにはたまりません。ただし食べ歩きの際はベビーカーを押しながらだと難しい場合もあるので、店内イートインやベンチを活用し、周囲を汚さないようマナーを守りましょう。
  • オルゴール堂で音色体験:子連れ観光客に人気なのが**「小樽オルゴール堂 本館」です。堺町通りのランドマーク的存在で、内部はアンティークなオルゴールやからくり人形が所狭しと展示販売されています。100年以上前の大型オルゴールの生演奏が聴けるタイミングもあり、子どもも不思議そうに耳を澄ませます。無数のオルゴールの中からお気に入りの曲を探して、家族で選ぶのも良いですね。また手作り体験ができる姉妹館もあり、予約すればオルゴール制作体験ガラス絵付け体験**など親子で挑戦可能です。工作好きなお子さんなら、自分で作った音の出るお土産は最高の宝物になるでしょう。

堺町通り散策は屋外メインですが、多くの店が建ち並ぶため雨や雪の日でも**「雨の日OK」の観光**として楽しめます。店内に入れば暖かいですし、トイレ休憩もお店や公共施設を利用できます。通りの中央付近には観光案内所(運河プラザ)があり、こちらには綺麗な授乳室・おむつ替えシート付きトイレが完備されています。赤ちゃん連れでも安心して散策を続けられますね。

プリンセス気分でドレスアップ!北一ヴェネツィア美術館

堺町通りエリアに来たらぜひ立ち寄りたいユニークなスポットが、**「北一ヴェネツィア美術館」**です。一歩中に入ると、そこはまるでイタリア・ヴェネツィアの世界!19世紀の貴族の館を再現した展示室や、本場ヴェネツィアングラスの美術品がずらりと並ぶ様子に、大人も子どもも思わず「わぁ~…!」とため息が出ることでしょう。ヨーロッパのお城のような豪華なシャンデリアや鏡、ガラス細工の調度品に囲まれて、非日常の雰囲気を味わえる美術館です。

特に女の子のお子さんがいるご家庭には、この美術館は**「お姫様体験」ができるスポットとしておすすめです。館内2階の人気コーナー「貴族体験&記念撮影」**では、イタリア製の豪華なドレスやカーニバルの仮装衣装を実際に身にまとって写真撮影ができます。子ども用(小学生以下)ドレスも用意されており、ふわふわのプリンセスドレスや華やかな貴婦人風ドレスにお色直し!女の子なら一度は憧れるお姫様気分を味わえます。男の子向けにもベネチアのカーニバルで使うようなマントや仮面などの衣装があり、パパも紳士風コスチュームで一緒に変身すれば、家族でまるで中世ヨーロッパの貴族になったような記念写真が残せますよ。衣装代は大人2,000円・子ども1,500円程度、撮影はスタッフさんがしてくれてチェキ風写真や本格写真(追加料金)にしてくれます。自前のカメラでの撮影もOKなので、スマホでたくさん写真を撮ってSNS映えする家族写真を残しましょう。

展示エリアには、ため息が出るほど繊細で美しいヴェネツィアングラス作品が多数展示されています。色鮮やかなグラスや花瓶、仮面舞踏会で使われる仮面など、子どもの好奇心を刺激するアイテムもいっぱいです。「これ何に使うの?」「どうやって作ったの?」といった質問が飛び出すかもしれません。難しい解説は抜きにして、「遠い国イタリアから来たお宝なんだって」「昔のお金持ちのお家にはこんな綺麗なものがあったんだね」と、ファンタジーの世界に浸りながら一緒に見て回ると良いでしょう。照明もやや暗めで美術館らしい静けさがありますので、走り回らないようお子さんには事前に言い聞かせてくださいね。展示品にはお手を触れないのが鉄則です。特にガラスなので、うっかり触れて落としてしまうと危険かつ大変ですから、「目で見るだけよ」と念押ししましょう。

子ども連れでヴェネツィア美術館を楽しむコツ:

  • 滞在時間は短めに設定:小さな子どもにとって、美術鑑賞に集中できるのは長くても30分~1時間程度かもしれません。ドレス体験をする場合は待ち時間など含めてトータル1時間程度を見積もり、それ以上子どもが飽きてきたら無理せず次の場所に移動しましょう。全部じっくり見ようとせず、子どもの興味に合わせて「見たいものだけ見る」くらいでちょうど良いです。
  • ベビーカーは入口で預ける:館内は展示品が多く通路もそれほど広くないため、ベビーカーでの入館はおすすめしません。受付で預けて抱っこ紐で回るか、手をつないで歩ける年齢なら歩かせましょう。階段移動もありますがエレベーターも設置されているので、スタッフに声をかければ利用できます。
  • お得な共通券も活用:北一ヴェネツィア美術館は有料ですが、中学生以下は通常350円のところ100円と格安です(しかも小樽オルゴール堂などとの共通入館券もあります)。子どもの料金負担が小さいので、短時間の訪問でも気軽に立ち寄れますね。館内にトイレもありますが、小さな子は事前に済ませておくと安心です。

美術館を出た後は、同じ建物内にある北一ホールというカフェで休憩するのも素敵です。100個以上の石油ランプが灯る幻想的なカフェで、有名な「北一硝子」のガラス器で飲み物が提供されます。静かな雰囲気なので、赤ちゃん連れの場合はタイミングを見て利用しましょう。キッズメニューはありませんが、オレンジジュースやケーキセットを親子でシェアして一息つくのも旅の贅沢ですね。

体験型で大興奮!小樽市総合博物館(本館)

乗り物好き・科学好きのお子さんがいるなら絶対に外せないスポットが、**「小樽市総合博物館 本館」です。旧手宮線の鉄道施設跡地に作られたこの博物館は、かつて「小樽交通記念館」と呼ばれていた鉄道メインの博物館が前身となっており、現在では鉄道だけでなく科学や歴史など幅広い展示を備えた総合博物館としてリニューアルされています。北海道の鉄道発祥の地とされる手宮に位置するだけあり、敷地面積・展示規模ともに日本トップクラスを誇る“巨大鉄道博物館”**でもあります。

館内展示:蒸気機関車と鉄道の歴史を学ぶ

博物館の入口をくぐると、まず目に飛び込んでくるのがドーム型天井の広間「しずかホール」に鎮座する本物の蒸気機関車です。北海道最初期の蒸気機関車「SLしずか号」がクラシカルな客車を連結した姿で展示されており、圧巻の迫力!このSLしずか号は明治時代に活躍した車両で、人気漫画『ゴールデンカムイ』にも登場したことで鉄道ファン以外にも知られる存在です。間近で見る黒光りする機関車の巨大な車輪やピストンに、お子さんも目を丸くするでしょう。ありがたいことに、この客車(「一等客車い1号」)は内部に入って見学することができます。木製の壁やベルベットの青い座席、石炭ストーブまで当時のまま再現されており、「昔の列車ってこんな風だったんだね」「電車じゃなくて蒸気で走ってたんだって」と、親子でレトロな旅気分を味わえます。

ホール以外の室内展示も見どころ満載です。1階の鉄道展示室には、手宮駅構内があった明治時代の小樽の鉄道シーンを再現した大型ジオラマや、歴代蒸気機関車の模型・ナンバープレート、古い時刻表や鉄道員の制服などが展示されています。さらに、蒸気機関車誕生の物語を紹介するアニメーション映像ブースもあります。これは蒸気機関車の父と呼ばれるジョージ・スティーブンソン親子の物語をわかりやすく描いたもので、まるで映画館のように座って鑑賞できます。懐かしさ漂うアニメですが、小さな子どもにも理解しやすく、大人も一緒に「へぇ、こうやって汽車が生まれたのか」と感心する内容です。歩き回って疲れた時は、親子で腰掛けてこの映像を見ながら休憩するのにもピッタリでしょう。

2階に上がると、鉄道に限らず科学展示室や企画展示室があり、子どもの知的好奇心を刺激する仕掛けがいっぱいです。科学展示室はまるで青少年科学館のような体験型ブースが並んでおり、音や光の実験装置、鏡の不思議を体験できるコーナーなど、触って遊びながら学べる展示が充実しています。例えば「鏡の凹凸で映り方が変わる」コーナーでは、自分の姿が細長くなったり太って見えたりする鏡があり、子どもはゲラゲラ笑いながら何度も覗き込んでいました。こうした体験展示は親子でスマホ撮影して盛り上がる人も多く、博物館ながらアミューズメントパークのような雰囲気です。

さらに見逃せないのが、1階にあるプラネタリウムドームです。こちらでは季節ごとの星座やその日の星空解説を専門スタッフが生解説してくれるプログラムが上映されています(所要約45分)。ドーム天井に満天の星が映し出され、ロマンチックかつ教育的な内容を楽しめます。静かな環境でお話を聞くことになるので、プラネタリウムは小学生以上向けですが、星が好きなお子さんなら幼児でも大人しく見入ってくれるかもしれません。上映時間は決まっているので、入館時にチェックしてスケジュールを組みましょう。なお、プラネタリウムは別料金(大人500円、小中学生無料)ですが、博物館入館料と合わせても家族で気軽に体験できる設定です。

屋外展示:本物の列車がずらり!乗車体験も

室内展示を満喫したら、いよいよ屋外の展示エリアに出てみましょう。2階のテラスから外を見渡すと、思わず「わあ、すごい!」と声が出るほどたくさんの鉄道車両が並んでいるのが見えます。広大な屋外スペースに蒸気機関車、ディーゼル機関車、客車、除雪車など、北海道で活躍したレトロ列車がずらり勢揃いしている光景は壮観です。まるで『機関車トーマス』の世界に迷い込んだかのような気分になれます。

まず目を引くのは、扇形に開いた線路とそこに建つ赤レンガの機関車庫。これは1885年(明治18年)に建造された日本最古の鉄道車庫で、実際に旧手宮鉄道で使われていた歴史的建造物です。国の重要文化財にも指定されており、建築好きの大人には興味深いスポットですが、子どもにとっては「トーマスの機関庫みたい!」と映るかもしれません。中には蒸気機関車の転車台(ターンテーブル)もあり、当時の鉄道運行の様子を想像しながら見学できます。

車庫を抜けると開けた広場に、多数の鉄道車両が保存展示されています。蒸気機関車はもちろん、昭和に活躍したディーゼル機関車や客車、ラッセル車(雪かき列車)など、様々な車両が間近に見られます。中には一部車内に入れる車両もあり、運転席に座って汽笛を鳴らす体験ができるものも!実際に触れて登れるというのは子どもにとって最高の体験ですよね。車両によっては階段が急な場合もありますので、小さいお子さんは大人が抱きかかえて上り下りしてください。また、屋外展示は基本的に夏季(雪の無い時期)のみ公開のものがありますので、冬に訪れた場合は展示車両がシートで覆われていたり一部見られないこともあります。その代わり冬期は入館料が割引になるのでご安心を。

そして、この博物館最大のハイライトが、蒸気機関車「アイアンホース号」の乗車体験です。アイアンホース号とは、1909年製でアメリカから来た小型の蒸気機関車で、北海道で現存する動態保存機関車の中では最古のものと言われています。この機関車が博物館の敷地内の線路約200mを実際に蒸気をあげて走行し、来館者は客車に乗車できるのです!夏季限定のイベント運行で、現在は乗車無料(入館料のみでOK)という太っ腹サービス。乗車できる日はあらかじめ決まっているので、訪問前に公式サイト等で運行予定日を確認しましょう。運行日は1日に数回発車時刻があり、先着順でホームに並べば誰でも体験できます。車掌さんの合図とともに「ポッポー!」と汽笛が鳴り、白い蒸気をもくもく吐き出して走り出す様子は、大人でも感動するほどです。子どもたちは窓から手を振ったり、「しゅしゅぽっぽだ!」と大興奮。短い往復ですが、蒸気の匂いや音、振動を身体いっぱいに感じる機会はなかなか無いので、ぜひタイミングが合えば乗ってみてください。なお、発車後には機関車が転車台で方向転換する様子も見学できますので、鉄道好きパパママはこちらも必見ですよ。

小樽市総合博物館(本館)利用案内:

  • 所在地:小樽市手宮1-3-6(小樽駅から車で約10分)
  • 開館時間:9:30~17:00(最終入館16:30)
  • 休館日:毎週火曜(祝日の場合は翌平日休館)、年末年始
  • 入館料:一般400円、高校生200円、中学生以下無料(冬期11/4~4/28は一般300円、高校生150円)
  • アクセス:小樽駅前バスターミナル③番乗り場より10系統「高島経由おたる水族館行」バス乗車、「総合博物館前」下車すぐ。またはタクシーで約8分程度。無料駐車場あり。

安全・快適に楽しむポイント:
館内外ともに広い施設なので、迷子にならないようお子さんから目を離さないようにしましょう。特に屋外は広大で見通しが良いため、つい走り出しがちです。線路や展示車両の周辺で転倒しないよう靴紐をチェックし、走らない約束を。屋外は夏は日差しが強いこともあるので帽子を、冬は足元が凍結するので滑り止めブーツを履かせるなど季節に応じた服装を整えましょう。館内には授乳室やおむつ替え台付きトイレも完備されていますし、休憩スペースや自販機もあります。長時間の見学で子どもが疲れたら、無理せず適宜休憩を取り入れてください。


チェックポイント: 小樽市総合博物館はここがスゴイ!

  • 明治の蒸気機関車から昭和の列車まで、本物の車両が大集合!間近に見て触れて、鉄道好きキッズ大興奮。
  • ボタン操作で模型SLが動く展示や、体験型科学展示など、遊びながら学べる工夫がたくさん。雨でも一日楽しめる充実ぶり。
  • 夏季には本物の蒸気機関車「アイアンホース号」に乗車できる!ポッポーという汽笛に親子で感激。
  • 中学生以下は入館無料という太っ腹料金設定。ベビーカーOK(貸出もあり)、授乳室ありで赤ちゃん連れも安心。
  • 小樽駅からバスですぐ&駐車場あり。運河観光のついでに少し足を伸ばせば、子どもの知的好奇心を大いに満たす体験が待っている。

子連れに優しい海鮮居酒屋で北海道グルメを堪能

観光を思い切り楽しんだあとは、美味しいものを食べて一日を締めくくりたいですよね。ただ、小さな子ども連れだと居酒屋や夜のレストラン利用には気を遣うもの…。しかし小樽駅前には、子連れファミリー歓迎の心強いお店があります。それが**「濱焼北海道魚萬 小樽駅前本店」**です。地元の海鮮をリーズナブルに味わえる人気居酒屋でありながら、設備やメニューに子どもへの配慮が行き届いている穴場的存在です。以下、親子目線でこのお店の魅力と利用時のポイントを紹介します。

濱焼き体験でワイワイ!新鮮海鮮に子どもも興味津々

「魚萬(うおまん)」は全国展開する居酒屋チェーンのモンテローザグループが運営しており、北海道各地の幸を使った海鮮料理がウリのお店です。「濱焼北海道 魚萬 小樽駅前本店」は、その名の通り卓上で浜焼きを楽しめるスタイルが人気。各テーブルにカセットコンロ式の小さな炉端焼き器が備え付けられ、自分たちでホタテやサザエ、ハマグリ、イカなどを焼いて食べることができます。こうしたセルフ調理スタイルは、子どもにとってまるでキャンプの BBQ のような楽しさがあります。貝がパチパチ音を立てて焼ける様子をみんなで覗き込み、「もう食べごろかな?」と会話が弾みます。焼きあがったらレモンを絞って…など、親がお手本を見せながら一緒に調理体験できるので、お料理ごっこが好きなお子さんには最高のエンターテイメントです。もちろん火や熱い鉄板を扱うので、安全には十分注意が必要ですが、「小さい貝はお子さんにひっくり返してもらおうか」「焼けたらお箸でお皿に取ってね」など、参加できる簡単なお手伝いをお願いすると子どもも張り切ってくれるでしょう。

メニューは海鮮中心ですが、お刺身からお寿司、海鮮丼、揚げ物、焼き物、ご飯もの、デザートまで非常に豊富で、子どもが食べられるものもたくさんあります。例えば「お子様用メニュー」と銘打ってはいなくても、フライドポテト、ざんぎ(鶏の唐揚げ)、出汁巻き玉子、枝豆、チャーハン、うどん、デザートのアイスクリームなど、子どもウケする定番料理が揃っています。実際に利用した家族の口コミでも「子どもは唐揚げとカニチャーハンを美味しそうに食べていた」「海鮮丼もミニサイズがあるので取り分けやすかった」などポジティブな声が多く聞かれました。北海道らしい海の幸では、ホタテやツブ貝の浜焼き、イクラやウニの乗った海鮮丼、さらには石狩鍋風のちゃんこ鍋など、旅行気分を盛り上げるメニューもいっぱい。大人は地酒やビールのお供に新鮮なお刺身盛り合わせやカニ味噌甲羅焼きなんて頼んでみれば、日中の疲れも吹き飛ぶ美味しさです。子どもにとっても、普段目にしないような豪快な舟盛りや大きなホタテ貝は刺激的で、「これ何?食べてみる!」と興味津々になるかもしれません。

個室・キッズスペース完備でゆったり食事

魚萬小樽駅前本店は地上1階~3階まで席があり、広い店舗です。ファミリーで行くならボックス席や小上がり席をリクエストすると落ち着いて過ごせます。掘りごたつ式の個室もありますので、予約時に「子連れなので個室希望」と伝えると対応してもらえる可能性が高いです。他のお客さんを気にせずに済む個室なら、子どもが多少騒いでも周囲に迷惑をかけにくく安心ですね。畳の小上がり席ならハイハイ赤ちゃんを寝かせておけるので助かります。

さらに特筆すべきは、店内にキッズスペースがあるという点です。2階席の一角に子どもが遊べる専用スペースが設けられており、おもちゃや絵本が置いてあるとの情報も。ファミリー客を積極的に受け入れている証拠で、小樽エリアの居酒屋では珍しい設備です。注文して料理が来るまでの待ち時間や、大人がゆっくり飲みたい時など、子どもが遊べる場所があるとかなり助かりますよね。年配のスタッフさんが見守ってくれるケースもあるようですが、基本的には保護者が様子を見つつ利用しましょう。同じフロアの席であれば視界に入る範囲なので、交代で付き添ったり、兄弟で遊ばせたりできます。店内禁煙(2020年の法改正以降、飲食店は基本禁煙)なので副流煙の心配もなく、安心して利用できます。

利用時のアドバイス:

  • 時間帯選び:開店は11:00でランチ営業もしていますが、夜は17:00頃から混み始めます。子連れなら開店直後の夕方早めの時間帯に入店するのがおすすめです。18時前なら比較的空いており、酔客も少ないので雰囲気が落ち着いています。逆に20時以降は宴会利用のお客さんも増えるので、なるべくその前に食事を終えられるよう計画しましょう。もちろん昼食として利用するのもアリです(昼はランチメニューや定食がある場合も)。観光で歩き回った後にホテルで一休みして、17時台に子連れで食事、19時には切り上げてホテルに戻る…というスケジュールだと子どもの生活リズムも崩さずに済みます。
  • 予約がベター:観光シーズンや週末は混雑し、飛び込みだと入れないこともあります。事前に電話予約しておけば待ち時間なくスムーズです。その際に「子ども連れであること」「ベビーカー持参の有無」「禁煙希望」「キッズスペース近くの席希望」など伝えておくとお店側も配慮しやすいでしょう。ベビーチェアの貸出も可能な場合があるので、必要なら相談を。子ども用食器(プラスチックのコップ・皿・スプーン等)もお願いすれば用意してもらえます。
  • 安全対策:先述の通り、卓上コンロを使うので火傷には注意が必要です。コンロはテーブル中央にセットされますが、小さい子は手を伸ばして触ってしまう恐れがあります。点火時や焼いている最中は抱っこする、または手の届かない位置に座らせるなどしましょう。席によってはコンロを使わない料理中心にオーダーするのも手です(お刺身や揚げ物メインにする等)。コンロの火力は店員さんが調整してくれますが、貝類は焼き過ぎると破裂することもあるので、焼き上がったら早めに火から下ろすように気をつけてください。ジュージュー焼ける音や炎に子どもが興奮して近寄らないよう、「アチチだからね~」と優しく言い聞かせつつ見守りましょう。

濱焼北海道魚萬 小樽駅前本店は、**「家族でお腹いっぱい海鮮を楽しみたい!」**という願いを叶えてくれる心強いお店です。リーズナブルな食べ放題・飲み放題コースもあり、大人数の家族旅行や三世代旅行での利用にも適しています。キッズフレンドリーな居酒屋で北海道グルメを堪能し、旅の夜を満足感たっぷりに締めくくりましょう。


チェックポイント: 濱焼北海道魚萬 小樽駅前本店の子連れおすすめ度

  • 小樽駅徒歩3分、ドーミーインからも至近で移動ラクラク。寒い日や雨の日でもアクセス◎。
  • キッズスペース完備&個室もあり!子連れ歓迎ムードで周囲に気兼ねなく食事が楽しめる。
  • 卓上浜焼きで親子クッキング体験♪ 自分で焼く楽しさに子どもも食欲アップ。新鮮海鮮から定番メニューまで幅広く揃い誰でも美味しく頂ける。
  • ノンアルコールドリンクやデザートも充実し、アルコールが飲めないママや子どもも満足。
  • 店内禁煙で空気もクリーン。スタッフの気配り◎で子ども用食器なども用意可。家族旅行の食事処に迷ったらココで決まり!

1泊2日モデルコース:小樽満喫ファミリートリップ

以上のスポットやポイントを踏まえて、子連れ家族が小樽で1泊2日過ごす場合のモデルコースを提案します。移動は全て公共交通または徒歩で組んでおり、観光初心者ファミリーでも無理なく回れるプランです。お子さんの体力や興味に合わせてカスタマイズしつつ、ぜひ旅行プラン作成の参考にしてください。

<1日目> 小樽の街歩きを満喫&海鮮ディナー

9:00 札幌駅発 → 9:40 小樽駅着
朝は少し早起きして札幌駅からJRに乗車。車窓に海が広がるといよいよ小樽到着です。小樽駅到着後、まずは駅構内や周辺で身支度チェック(トイレ、おむつ替え等)を済ませましょう。荷物が多ければ一旦ホテルに寄って預けて身軽になるのも手です(ドーミーインは15時チェックインですが荷物はいつでも預かってくれます)。

10:30 小樽運河散策
朝の澄んだ空気の中、小樽運河まで徒歩移動(駅から約10分)。運河プラザで観光案内マップをもらい、授乳室なども確認。運河沿いをゆっくり歩きながら写真撮影したり、歴史的建造物の雰囲気を楽しみます。途中、石造倉庫を改装したカフェでホットココアをテイクアウトして一息つくのもおすすめ。子どもと手をつなぎ、水辺をのぞき込んだりカモメを探したりしながら、のんびり小樽らしさを味わいましょう。

11:30 堺町通りでランチ&ショッピング
運河から堺町通り方面へ。お昼は通り沿いの食堂やカフェで名物をいただきます。例えば、お子さんが海鮮OKなら三角市場内の食堂で海鮮丼ランチ、魚介が苦手なら若鶏の半身揚げ「なると本店」で名物の鶏半身揚げ定食もガッツリ系で人気です。焼きたてパンが良ければパン屋カリオンで惣菜パン購入も手軽でしょう。ランチ後は堺町通りを散策しつつ、北菓楼やルタオでデザートタイム。ルタオのソフトクリームは外せません!ショップ巡りではオルゴール堂やガラス館にも立ち寄り、お土産選びや体験教室参加(予約していた場合)を楽しみます。子どもが退屈したら、北一硝子三号館の風鈴を鳴らして遊ばせたり、七色アイスを食べ比べしたりと工夫を。ベビーカー移動の場合は人混みに注意しつつ、13時~14時頃までには一通り回れるでしょう。

14:00 北一ヴェネツィア美術館
堺町通り散策の締めにヴェネツィア美術館へ入館。館内を見学し、予約していた貴族衣装体験で家族写真を撮影!子どもがお姫様ドレスでニコニコの瞬間を収めましょう。美術品はサラッと鑑賞し(興味があればじっくりと)、ミュージアムショップでガラスの小物を記念購入しても素敵です。15時頃までに退出。

15:30 ホテルチェックイン&休憩
ドーミーインに戻りチェックイン。ウェルカムドリンクを頂きながら、ロビーで一休みします。ロビーでは無料のかき氷サービスがあるかもしれませんので、子どもと一緒に作って楽しみましょう。部屋に入ったら荷解きと小休止タイム。歩き疲れた子はベッドや畳にゴロンとさせ、大人も靴を脱いでしばしリラックス。テレビで北海道の天気予報を見たり、明日の予定を再確認したり。温泉に早速入ってしまってもOKです(混雑が少ない時間帯)。ゆっくり足を伸ばせば疲れも取れて、この後の夜の外出に備えられます。

17:30 濱焼北海道魚萬で早めディナー
ホテルから徒歩すぐの魚萬本店へ。予約しておいた個室席に案内してもらい、落ち着いて注文します。まずは子どもの好きなポテトや唐揚げ、ジュースなどを頼み、腹ペコのお子さんを待たせないように。浜焼きメニューからホタテやつぶ貝をチョイスし、親子で焼き焼き体験!焼けるまでの間、キッズスペースで遊ばせてもらえるか確認し、ママと子どもは少し遊びに行って時間つぶししても良いでしょう(パパが火の番をしつつ)。海の幸や道産食材を使った料理をお腹いっぱい味わい、旅行気分に浸ります。大人は交代でビールも楽しみつつ、19時前にはお会計。子どもにとっては非日常の外食体験となるので、食事中も写真を撮ったり「今日はいっぱい遊んだね」と会話したり、家族水入らずの時間を満喫しましょう。

19:00 運河の夜景散策(またはホテルへ直行)
夏や暖かい季節で子どもにまだ元気があれば、食後にもう一度運河方面へお散歩に行くのもロマンチックです。日が暮れた運河はガス灯と倉庫のライトアップが映え、昼間とは違う幻想的な景色が広がります。ベビーカーに乗せて夜風に当たりながらお散歩すれば、寝つきも良くなるかもしれません。冬季の2月上旬に開催される**「小樽雪あかりの路」**期間なら、運河沿いに無数のキャンドルが灯され、雪と光のファンタジー空間に!ただし冬の夜は極寒なので、防寒を完璧にするのと長時間は無理せず短めに切り上げましょう。季節やお子さんの体調によっては無理せず、ホテルに直帰しても大丈夫です。

20:00 ホテルで温泉&就寝
ホテルに戻ったら順番に温泉大浴場へ。小さな子どもとママで一緒にゆっくり浸かり、今日一日の疲れを癒します。パパも後で交代でじっくり温泉へ。湯上がりの無料アイスを子どもと一緒に食べたり、ロビーで夜鳴きそばをもらって部屋でパパだけこっそり食べたり(笑)、旅の夜ならではの楽しみも味わってください。21時を過ぎたら子どもは就寝タイム。いつもより興奮気味かもしれませんが、持参したお気に入り絵本を読んであげたり、部屋の照明を落として子守唄を歌ったりしてリラックスさせましょう。低反発の枕や清潔なシーツに包まれて、スヤスヤと眠りについてくれるはずです。パパママも明日に備えて早めに休みましょう。

<2日目> 博物館で遊んで小樽を発つ

7:00 起床・朝風呂タイム
朝はさっと着替えて、大浴場が空いていれば朝風呂へ。朝5時~10時は乳酸菌飲料のサービスもあるので、子どもと一緒に「おはようドリンク」として頂いても良いですね。朝風呂に入らない場合も、温泉のおかげで疲れは取れているはず。身支度を整えてチェックアウトの準備を進めます(ドーミーインのチェックアウトは11時ですが、この日は午前中観光するので荷物をまとめておきます)。

8:00 ホテルで朝食ビュッフェ
館内の食堂で豪華な朝食ビュッフェを堪能。好きなだけイクラを乗せた海鮮丼を大人は味わい、子どもには出来たて卵焼きやウインナー、ヨーグルトなどを取り分けてあげます。朝からしっかり栄養補給して、元気に2日目スタート!混雑する場合は入場時間を調整しつつ、無理のない範囲で。

9:30 チェックアウト&荷物預け
フロントでチェックアウトを済ませ、荷物はホテルに預かってもらいます。身軽になったら小樽駅前からバスに乗り、小樽市総合博物館へ向かいましょう(駅前バスターミナル3番のりば「おたる水族館行」乗車、「総合博物館前」下車、約10分)。タクシーならワンメーター程度です。

10:00 小樽市総合博物館で遊び倒す
開館時間に合わせて博物館に入館。まずは屋外のアイアンホース号の運行時間をチェックし、その時間に合わせて見学順序を考えます(運行日なら11時台など)。館内ではSLしずか号や鉄道模型、体験装置などを親子で楽しみます。走り回らないよう注意しつつ、子どものペースで見せたいものを見せてあげましょう。体験展示では一緒にボタンを押したり鏡を覗いたり、大人も童心に返って遊ぶと子どもも大喜びです。プラネタリウム上映があれば時間が合う回に入ってみても。科学館的な要素が強いので、飽きることなく見続けられます。

屋外では実物車両を見て回り、写真をたくさん撮りましょう。運転席に座れる車両では「はいポーズ!」と撮影会、転車台に乗って記念撮影も忘れずに。アイアンホース号に乗れる場合はホームに並び、蒸気機関車の旅気分を味わいます。汽笛に耳を塞ぐ子もいるかもしれませんが、それもまた良い経験です。乗車後は売店で鉄道グッズのお土産(プラレールや缶バッジ等)を一つ買ってあげるのもいいでしょう。

12:30 小樽駅周辺でランチ・お土産購入
博物館見学を満喫したらバスかタクシーで小樽駅方面に戻ります。お昼ご飯は駅前の三角市場で海鮮丼や握り寿司を味わったり、駅ナカの立ち食い寿司(伊勢鮨駅中店)で軽くつまんだりするのもアリです。子どもが寿司NGなら、駅デパート内の旭寿司で生もの以外の丼(豚丼や天丼)もありますし、駅横のなると屋で唐揚げ定食もお子様大歓迎です。時間と体力が許せば、食後に運河ターミナルの2階にある小樽土産ショップなどで最後の買い物もしておきましょう。ルタオや六花亭の商品は札幌でも買えますが、小樽限定のガラス細工やオルゴール、博物館で買えなかったグッズなどはここで調達します。

14:00 小樽駅発 → 14:40 札幌駅着
午後早めの電車で札幌へ戻ります(あるいは新千歳空港へ直行も可)。帰りの電車では、子どもは遊び疲れてぐっすり眠ってしまうかもしれません。抱っこしながら外の景色を眺め、旅の思い出話を夫婦でそっと振り返りましょう。短い滞在ながらも、小樽の魅力を家族みんなで存分に味わえた2日間になったはずです。


★モデルコース補足とアレンジ★

  • 日帰りの場合:1日で回るなら、午前中に運河・堺町通り散策+ヴェネツィア美術館、午後に総合博物館という組み合わせも可能です。ただし駆け足になるので、どちらか興味のある方に絞るのが無難です。例えば乗り物好きなお子さんなら博物館メイン+運河だけちらっと、プリンセス好きなお子さんなら街歩き&美術館メイン+時間が余れば簡単な科学展示だけ…とメリハリをつけましょう。夕方の電車で札幌に戻る際、駅弁やおにぎりを買って車内で食べれば早めの夕食代わりになります。
  • 2泊以上の場合:余裕があればおたる水族館(夏季はイルカショーや海獣公園も楽しめる)や天狗山ロープウェイ(山頂に子ども向けそりコーナーやリス園あり)なども子連れに人気です。季節が合えば果物狩り体験や海水浴も可能ですので、旅行日程に合わせて組み込んでみてください。

季節ごとの楽しみ方と服装・持ち物アドバイス

小樽は四季によって表情が大きく変わる街です。旅行計画の際には、その季節ならではの楽しみと注意点を押さえておくと安心です。ここでは春・夏・秋・冬それぞれの特徴と、子連れ旅行で気を付けたいポイントをまとめます。

春(3~5月)

特徴: 雪解けの季節。3月上旬までは冬の延長で雪や寒さが残りますが、4月になると徐々に暖かい日も増え、桜は例年5月初旬に咲きます(札幌よりやや遅め)。観光客は比較的少なめで、ゆったり観光できる時期です。
楽しみ: 雪が落ち着く4月以降は屋外散策がしやすくなります。運河沿いの遊歩道から見える残雪と青空のコントラストは綺麗です。気候が良ければお散歩ついでに天狗山の春スキー見学などもできます。5月の大型連休(GW)前後には観光客が増え始め、イベントもちらほら。桜の名所は少ないですが、市内の手宮公園などでお花見も可能です。
服装: 3月は真冬装備(ダウンコート、ブーツ、帽子手袋)必須。4月は日中暖かければ薄手コート+長袖程度で動けますが、朝晩は冷えるので上着を忘れずに。5月は春らしい陽気でも風は冷たいので、大人も子どももウインドブレーカーや薄手ジャンパーを用意すると安心です。
注意: 雪解け時期は足元がぬかるんだり滑りやすいです。防水の靴or長靴で、水たまりにハマって靴下までビショビショ…を避けましょう。また、季節の変わり目で天候が不安定なので、急な雨や吹雪に備えて折りたたみ傘やレインカバー(ベビーカー用)があると便利です。

夏(6~8月)

特徴: 北海道の夏はカラッとして過ごしやすく、特に小樽は海風のおかげで札幌より涼しい日もあります。最高気温は25~30℃前後ですが、熱帯夜になることは稀で朝晩は20℃以下に下がります。観光のトップシーズンで、特に7月後半~8月は旅行客が多く賑わいます。
楽しみ: 夏休み期間は子ども向けイベントも盛りだくさん。おたる潮まつり(7月最終週末)は花火大会やパレードで街中が活気づきます。また、水族館では海でのイルカショーが行われたり、屋外プールでペンギンがお散歩する姿が見られたりと夏限定企画が満載。海水浴も近隣の塩谷海岸などで可能です。暑い日は運河クルーズで海風に当たるのも気持ちいいですね。夜8時過ぎでも明るいので、夜景観賞も子どもが眠くなる前に楽しめます。
服装: 基本は半袖Tシャツに薄手の長ズボンでOKですが、冷房対策や夜用に上着(カーディガンやパーカー)を用意しましょう。海沿いは風が強いこともあるので、羽織るもので調節すると良いです。帽子は日差しよけに必須。サンダル履きでも過ごせますが、子どもが走り回る予定があればスニーカーが安全です。
注意: 夏といえど直射日光下では暑くなります。水分・塩分補給をこまめに行い、帽子や日焼け止めも忘れずに。ベビーカーは照り返しで熱くなりやすいので、シートに保冷剤を仕込んだり、日除けカバーを使ったり工夫しましょう。屋外の蚊や虫対策に虫よけスプレーも持参を。観光客が増える時期なので、ホテルやレストランは早め予約、観光地も朝早めの行動で混雑を避けるのがポイントです。

秋(9~11月)

特徴: 9月残暑が落ち着くと、一気に秋の気配が深まります。10月には紅葉シーズン、11月には初雪が降ることも。観光客は夏より減りますが、紅葉時期や連休は賑わいます。
楽しみ: 秋晴れの日の運河は空が高く澄んで、写真映え抜群です。周辺の山々(天狗山や朝里方面)が色づき、ドライブできるなら紅葉狩りにも良い季節。街中イベントではハロウィンや収穫祭的な催しもあり、グルメでは秋鮭や新米、果物(余市のりんご狩り等)が旬を迎えます。肌寒くなってくるので、温泉のありがたみも増しますね。
服装: 9月は長袖シャツ+ライトジャケット程度。朝晩は冷えるので薄手ニットやフリースがあると安心です。10月は厚手の上着(ダウンベストやコート手前のジャケット)が欲しくなります。11月はもう冬の入り口なので、雪対応ブーツや手袋帽子も出番が近いです。特に子どもは寒さに敏感なので、温度に応じて調節できるよう重ね着を心がけてください。
注意: 台風シーズンでもあり、秋雨前線の影響で雨の日が増えます。レインウェアや防寒着をどちらも備えて、急な天候変化に対応しましょう。日照時間が短くなり、17時には暗くなります。屋外観光は早めに切り上げ、暗くなる前に移動を終えるよう計画すると安全です。落ち葉で滑りやすい箇所もあるので、走り回るお子さんには「濡れた葉っぱに気を付けてね」と声掛けしてください。

冬(12~2月)

特徴: 小樽の冬は雪と氷の世界。積雪が多く、真冬日は最高気温がマイナスになることもあります。2月には有名な「小樽雪あかりの路」イベントが開催され、国内外から観光客が訪れます。ドーミーインなどホテルも予約困難になるほどの人気期です。
楽しみ: 冬の小樽は運河の雪景色がとてもロマンチックです。街中の歴史的建物にも雪が積もり、まるで絵本のような景色に。雪あかりの路期間中(2月上旬約10日間)は、運河や旧手宮線跡地などに無数のスノーキャンドルが灯り、子どもも「わぁ、きれい…!」と目を輝かせるでしょう。おたる水族館では冬季限定でペンギンの屋外散歩が見られるほか、天狗山ではそり滑りなど雪遊びも楽しめます。博物館など屋内施設も暖房完備で快適なので、寒い日は無理せず室内観光に切り替えてもいいですね。
服装: 防寒フル装備が基本です。ダウンコートやスキーウェア、帽子(耳まで覆うタイプ)、手袋(二重にすると◎)、マフラー/ネックウォーマー。子どもには上下つなぎの防寒着があると雪遊びもへっちゃらです。靴は滑り止め付きのスノーブーツを履かせましょう。靴下も厚手のものを。念のため替えの手袋や靴下を持ち歩くと安心です。また建物内は暖かいので、厚着しすぎた場合に脱げるよう、調節しやすい服装(インナー+セーター+コートなど)にしておきます。
注意: とにかく滑りやすい路面に要注意です!子どもは興奮して雪道を走りがちですが、転倒すると怪我につながるので、しっかり手を繋いで歩きましょう。ベビーカーは雪道では使い物になりませんので、ソリに乗せるか抱っこ紐の方が良いです。視界も悪くなることがあるので、反射板付きグッズを身につけると車から見えやすく安心です。室内と屋外の寒暖差で体調を崩しやすいので、温かい飲み物やカイロを携帯し、定期的に暖を取るようにしてください。また、雪あかりのイベント時は非常に混雑するため、子どもとはぐれないよう目を配り、迷子シールなど連絡先を持たせておくと万一の場合に役立ちます。

初心者ファミリーにやさしい旅行準備チェックリスト

最後に、小樽子連れ旅行を成功させるための持ち物や事前準備についてチェックリスト形式でまとめます。出発前に確認して、不安要素を減らしておきましょう。

  • 交通チケットの手配:JRやバスの時刻を事前に調べ、必要に応じて指定席やお得な切符(小樽往復割引切符など)がないか確認しましょう。混雑時期は快速エアポートでも指定席を取っておくと安心です。
  • 宿泊予約:ドーミーインは人気ホテルなので早めの予約が吉。和洋室など希望部屋タイプがある場合は公式サイトから予約すると確保しやすいです。添い寝料金やベッド数の設定も事前にチェックしておきましょう。
  • レストラン予約:子連れ歓迎のお店でも、週末や繁忙期は満席の可能性があります。今回紹介した魚萬は電話予約推奨。他にも行きたいお店(寿司屋やスイーツショップのカフェなど)があれば予約可否を調べておくとスムーズです。
  • 持ち物
    • ベビーカー or 抱っこ紐:小さい子連れならどちらかあると便利。小樽駅周辺や堺町通りは段差も少なくベビーカーで行けますが、冬は抱っこ紐メインが良いでしょう。
    • オムツ・おしりふき:旅先では多めに。予備をホテルや持ち歩きバッグに分散して入れておくと安心です。
    • 着替え:子ども服は汚れやすいので1日分多めに。特に冬場は雪遊びで濡れるので靴下・手袋など数セット用意。
    • 常備薬・救急セット:子どもの風邪薬、酔い止め、絆創膏、体温計、保険証(現物またはコピー)も忘れずに。旅行中は環境変化で体調を崩しがちなので、いざという時に対応できる準備を。
    • おやつ&飲み物:移動中や待ち時間のぐずり対策に、小分けお菓子や好きな飲み物を持参。小樽は水道水でOKですが、ミルク用には念のため湯冷ましをポットに入れて。
    • エンタメグッズ:電車移動中やホテルでの暇つぶし用に、絵本、お絵かき帳、シールブック、タブレット端末(子ども向け動画をダウンロード)など。博物館で興味なさそうな展示に当たった際も、静かに待たせるための切り札としてあると助かります。
    • 防寒/暑さ対策グッズ:前述の季節別服装を参照し、必要なカイロ・日焼け止め・虫よけ等も準備。北海道の天候は変わりやすいので、晴雨兼用折り畳み傘は一年中役立ちます。
  • 下調べ:行きたい場所の営業時間や休館日を事前に確認しましょう。特に総合博物館は火曜休館なので注意。また、当日の天候代替プラン(雨の日は水族館をやめて博物館に、といった切り替え)も考えておくと臨機応変に対応できます。
  • 子どもへの事前説明:初めての旅行で緊張しやすい子には、「今度小樽ってところに電車で行くよ。お魚さん見たり、お風呂入ったりしようね」と簡単に内容を話してイメージさせておくと良いでしょう。約束事(「車では静かにする」「お店の物は勝手に触らない」等)も優しく言って聞かせておくと、現地で伝えやすいです。

まとめ:小樽子連れ観光は工夫次第でもっと楽しく!

札幌から近く見どころ満載の小樽は、子連れ家族旅行の行き先として大満足の結果をきっともたらしてくれるでしょう。親子で楽しめる体験を盛り込み、無理のないスケジュールを組むことで、初めての家族旅行でも笑顔あふれる思い出が作れるはずです。

最後に今回のポイントを振り返ります。

  • 移動・宿泊:電車移動なら道中も景色を楽しめて快適。駅近ホテル「ドーミーインPREMIUM小樽」に泊まれば、温泉や充実サービスで親も子もリラックスできる。和室や無料サービスを活用しよう。
  • 観光スポット:運河や堺町通りの街歩きでレトロ情緒を堪能。北一ヴェネツィア美術館でお姫様体験など非日常の体験もできる。小樽市総合博物館では体験型の学びと本物の汽車に大興奮。子どもの興味に合わせてメリハリをつけて回ろう。
  • グルメ:駅前の濱焼北海道魚萬は子連れ歓迎で安心して海鮮料理を楽しめるお店。キッズスペースや個室を利用して、北海道ならではの味覚を家族で味わおう。その他スイーツや寿司などもテイクアウト等駆使してぜひ挑戦!
  • モデルコース:1泊2日で主要スポットを網羅できる。余裕があれば2泊で水族館や天狗山も◎。日帰りでも目的を絞れば十分楽しめるので、旅程に合わせてプランニングしよう。
  • 季節と注意点:夏は暑さ対策、冬は防寒万全に。季節イベントや旬の味覚も見逃さず、子どもと一緒に四季の移ろいを感じよう。安全面では雪道・人混み・火器など、それぞれ注意しつつ事前準備を怠らないこと。

小樽は**「子連れ歓迎」**の温かさに満ちた観光地です。地元の方々も親切で、小さな子には優しく話しかけてくれることもしばしば。ぜひ家族みんなで小樽旅行を計画し、本記事を参考に実用的なプラン作りに役立ててください。そして、小樽で過ごす時間がご家族にとって一生の宝物となりますように。素敵な家族旅行を楽しんでくださいね!

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