宇治神社
宇治神社の基本情報
【スポット】宇治神社
【ふりがな】うじじんじゃ
【 住所 】京都府宇治市宇治山田59
【アクセス】京阪宇治線 宇治駅 徒歩約10分
【最寄り駅】宇治駅
【営業時間】24時間参拝可能
【 料金 】無料
【クーポン】なし
宇治神社
が含まれる観光マップ
神様のお使い「みかえり兎」のいる宇治神社でパワーを吸収!アクセス方法や見どころまとめ
宇治神社の由来やご利益
宇治神社の由来について
京都府は宇治市にある宇治神社(うじじんじゃ)のある地は、応神天皇(桐原日桁宮)の離宮跡だと伝わっています。そして皇子である、菟道稚郎子命(うじのわきいらつこのみこと)の宮居の跡だともいわれる地です。
この神社がいつ頃建てられたのか、その明確な年代は残念ながら記録に残っておりません。しかし菟道稚郎子命が亡くなられた後、その神霊をお祀りする為に、宇治神社が創建されたのです。
宇治神社のご祭神やご神徳について
宇治神社のご祭神は、先述した菟道稚郎子命 (うじのわきのいらつこのみこと)です。父親である応神天皇に大変愛され、一時は皇太子となり、その兄である大鷦鷯尊(おおさざきのみこと)は太子の輔導となりました。どうして長兄が継がないのか、それは「年若い者に嗣がせる方が、一代あたりの活躍期間が長くなるので、より国が繁栄するだろう」という教えからです。
しかし菟道稚郎子命はというと、博士王仁から「儒教」の思想を受けており、「長男が相続すべきである」という考えを持っていました。その為に大鷦鷯尊へ「どうぞ皇太子を」とその座を譲ろうとしたのですが、大鷦鷯尊はというと「年若い者へ地位を」という教えを守ろうとしていたのです。
兄は弟に、弟は兄への譲り合いが続き、「これではいつまで経っても譲る事ができない」と悩んだ菟道稚郎子命は、ある悲しい決断をしました。何と「兄(後の仁徳天皇)に譲る為に」と自害をし、この世を去ったのです。
この話は後々まで美談として伝えられ、宇治神社には「宇治の産土神(うぶすながみ)」の学業や受験合格祈願というご神徳があるといわれています。
拝観時間
境内は拝観自由です、いつでも拝観可能なので好きな時間に参拝しましょう。ただし、祈祷は16時までの受付となりますのでご注意ください。
料金
無料ですが、御守り等一部有料となる場合があります。
宇治神社へのアクセス
車
京滋バイパス~宇治東IC
駐車場有り(35台駐車可能 日/700円)
バス
京阪バスの京阪宇治バス停から、徒歩約5分
電車
①京阪宇治線の宇治駅から徒歩約5分
②JR奈良線の宇治駅から徒歩約10分
宇治神社の見どころ
国の重要文化財である見事な本殿
国の重要文化財として指定されている宇治神社の本殿は、鎌倉時代の初期に建設されたと伝わっています。三間社流れ造り、桧皮葺きの社殿となっており、それは見事な眺めです。
こちらの本殿内中央部には、平安中期に造られたとされる菟道稚郎子命の木造神像があります。宇治神社に来たならば、まずはこちらで参拝を済ませましょう。
手水舎や木造狛犬、拝殿について
参道の付近には手元や口元を清める為の手水舎がありますが、こちらにはなかなか立派な姿をした兎がいます。そして宇治七名水の内の1つであり、現在は他の6つが失われてしまった為に、ここが最後の一水となっています。
宇治神社には不思議な狛犬もおり、こちらは珍しい「木造」の狛犬です。宇治市指定重要文化財に指定されている大変貴重な木造狛犬は、鎌倉時代の前期頃、阿形・吽形の一対で、檜材の彫眼となっています。2対の狛犬はそれぞれが別の作者の手によるもので、現存している木造狛犬の中ではこちらにあるものが最古だといわれています。
拝殿(桐原殿)は、参道を少し歩いて階段を上がった所から見えます。鎌倉時代の建築物なのでとても趣深い造りをしており、こちらも本殿と併せて見ておく事をおすすめします。
宇治神社の一押しポイント
宇治神社に伝わるみかえり兎
宇治神社のご祭神である菟道稚郎子命が、現在の宇治神社の地に住もうと決意をし、河内国から向かっている最中に、道に迷ってしまいました。どうしようかと悩んでいる菟道稚郎子命の前に、ひょっこりと一羽の可愛らしい兎が現れたそうです。
その兎は菟道稚郎子命の前をぴょこぴょこと進みつつも、菟道稚郎子命がしっかりついてきているかを確認するように時々振り返っていたのです。こうして無事に到着した事から「みかえり兎」の話を、「道徳に叶う正しい人生の道筋を歩むように」という教えと共に伝えられてきました。
逸話では「菟道」を「うぢ」と読んで、それが「内なる場所」という意味を持った事から、今の「宇治(うじ)」になったとされています。
みかえり兎のパワースポット!
宇治神社の境内奥にある本殿、その右側には、「みかえり兎」の現れた場所として伝わるスポットがあります。木々に囲まれたその小さな場所には、白い兎の置物があるのです。
ここは「正しい道へ導いてくれる」パワースポットとしても人気の高い場所です。宇治神社へ参拝したならば、宇治神社に縁の深いみかえり兎のパワースポットにも是非とも立ち寄ってみましょう。
可愛いおみくじあります
宇治神社は「みかえり兎」で有名な神社という事で、可愛らしい兎の形をしたおみくじがあります。兎の体の中におみくじが入っているタイプで、おみくじを引いた後も、可愛い兎の置物として持っておきたくなるでしょう。あんまり無いような珍しいおみくじですから、旅行で宇治神社に立ち寄った際には、是非みかえり兎のおみくじを引いてみてください。
宇治神社での注意点
駐車場に注意
宇治神社には有料ですが、30台以上駐車可能な駐車スペースが設けられています。しかし宇治神社は京都の地にある事や、割かし有名な神社である事から、平日でも運が悪ければ満車の場合があるのです。
もしも満車は避けたい、他に駐車場を探して土地勘のない場所をうろうろするのが嫌なのであれば、車ではなく公共機関でアクセスしましょう。バス停や駅からもとても近い場所にありますから、公共機関の方が車よりもアクセスしやすいのです。
みかえり兎は解りにくい場所にあります
パワースポットとしても有名なみかえり兎は、境内の中でもちょっと解りにくい場所にあります。初見では見落としやすいので、よく注意して境内奥にある本殿右側辺りを探してみましょう。木で囲まれていてちょっとだけ中に空間が出来ているので、注意深く周囲を観察していれば見つかるかと思います。
冬は人が多くなります
宇治神社のご祭神である菟道稚郎子命が学術に長けていた事から、宇治神社には学問関連のご利益があるといわれています。その事から、「テストや受験を控えた学生」に大変人気で、特に受験シーズンである冬場は一時的に人が多くなりやすいのです。ゆっくりと宇治神社を観光したい、ついでに周辺観光もしたいと思っている場合は、受験シーズンを過ぎた辺りに行きましょう。
宇治神社周辺の観光スポット
平等院
宇治神社から徒歩約5分程の距離の所には、「平等院」という世界遺産としても有名な場所があります。こちらはその特徴的な外観から10円硬貨にも選ばれたので、日本に住んでいる人なら絶対一度は目にした事があるでしょう。京都に来たのならば必ず寄っておいた方が話しの種になるという「平等院」、貴方も是非行ってみましょう。
宇治橋
宇治といったら忘れてはいけないのが、宇治神社より徒歩10分圏内にある「宇治橋」です。山崎橋、瀬田橋と共に「古代三大橋」として有名な宇治橋からは、京都らしい穏やかで雅な風景が望めるでしょう。宇治橋自体もなかなかにモダンな造りとなっていますから、一度は渡ってみてください。
福寿園 宇治茶工房 福寿茶寮
宇治神社から徒歩約5分程の場所には、「福寿園 宇治茶工房 福寿茶寮」という喫茶があります。お茶を贅沢に使った美味しい食事やスイーツが楽しめるお店で、ここで休憩しつつ京都の風を感じましょう。抹茶ぜんざいや抹茶あんみつといった、和スイーツがお好きな方におすすめのお店です。
パワースポットとしても有名な宇治神社でご利益を授かろう!
ご祭神には悲しくも美しい由来があり、そしてご祭神に縁深いみかえり兎や、それにまつわるパワースポットがある、珍しい神社です。
バス停や最寄り駅からもとても近くアクセスのしやすい神社ですし、宇治という事で周囲には観光&グルメスポットも沢山あります。
ちょっと変わった神社へ参拝したい、御朱印を集めている、可愛い兎のおみくじが欲しいと思った方は是非、宇治神社へ行きましょう。
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