ユタ州で人気のオススメ観光スポット30選！

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アメリカの西部に位置するユタ州は、豊かな自然に囲まれ、雄大な光景を楽しめる国立公園や全米屈指のスキーリゾートがあるのが魅力の州です。治安がいいことでも知られ、観光にもとてもおすすめ。特にソルトレイクシティは冬季オリンピックも開催されたことでも有名で、上質なスキーリゾートもあります。今回はそんなユタ州について詳しく紹介していきたいと思います。ぜひユタ州旅行の際の参考にしてみてください。

1.ソルトレイク寺院

出所：Googles treet view

モルモン教徒の教会本部です。今でもユタ州の約7割がモルモン教徒ということもあり、多くの人が訪れています。とても荘厳で街中にありながら、その存在感は抜群。中は観光客向けにビジターセンターもあり、モルモン教徒がどのようにソルトレイクシティを開拓してきたのかを説明する展示もなかなか見応えがあります。まるで博物館のようになっていて、広大な敷地内にある豪華な庭園や施設などを見学することが可能。多言語に対応した無料のツアーも開催されており、歴史や芸術、文化について学ぶことができるので興味のある方は参加してみてはいかがでしょうか。40年かけて建設された精巧な装飾が施されたソルトレイク神殿は、とても美しい建物で一見の価値ありです。

2.ユタ州議会議事堂

出所：https://www.facebook.com/UTStateCapitol/photos/pb.100064590288112.-2207520000./10160669989858313/?type=3

市内が一望できるテラスが備わった、ネオクラシカル様式の美しい議会議事堂です。1916年以来ユタ州議会の議場のほか、州知事、副知事、司法長官の執務室が置かれています。議会議事堂の大ホールはジョージア州産の大理石の円柱と壁板で作られていて豪華絢爛。庁舎は幅123.1m、奥行き73.2mで、高さはドームの上まで87.2m。建材にはソルトレイクシティ郊外のリトル・コトンウッド・キャニオンで産出された石英モンゾニ岩が用いられ、ドームは地元ユタ州産の銅で覆われています。他にもブリガム・ヤング像をはじめとするユタ州の歴史や伝統を描写した多数の絵画や彫刻が飾られていたり、ドーム両端の2つのウイングにつながっている中央のホールには24本のイオニア式の柱が立てられていたりと見どころ満載のスポットです。

3.キャニオンランズ国立公園

出所：https://www.nps.gov/cany/planyourvisit/basicinfo.htm

ユタ州の5つある国立公園のうち、もっとも大きい公園です。面積は約1,366平方キロメートルで、東京23区の約2.5倍にも及びます。広大な敷地内には大小さまざまな峡谷や螺旋状岩、尖塔岩があり、同じ赤茶色の世界でもふたつとして同じ風景はありません。美しいカーブを織りなす自然のアーチ、カラフルな峡谷、メサ、ビュット、フィン、コロラド川とその支流の急流の眺めはまさに絶景。公園はその特徴から3つの地区、アイランド・イン・ザ・スカイ、ニードルズ、メイズに分けられます。この公園で自然に囲まれながら急流をカヤックで進んだり、マウンテンバイクで地形に挑んだり、キャンプをしたりさまざまなアドベンチャーを楽しんでみてはいかがでしょうか。

4.アーチズ国立公園

出所：https://www.nps.gov/arch/index.htm

デリケート・アーチをはじめ、園内におよそ2,000以上の自然にできた砂岩のアーチがある世界的に珍しい国立公園です。大きさも形もそれぞれ違うアーチは見ごたえ抜群で、不思議な自然美を堪能できます。公園の見どころはなんと言っても孤立したアーチ型をしているユタ州のシンボル「デリケート・アーチ」。他にも、ダブル・アーチという一方が他方の上に乗った2つのアーチや、ランドスケープ・アーチという非常に薄く100mを超える公園内最大の長いアーチなど見どころ満載。年間約150万人が訪れ、その中には岩肌を懸垂下降するアドベンチャースポーツ愛好家もいれば、季節の雨の後に咲く色とりどりの野の花などの風景や植生を鑑賞する落ち着いた自然愛好家もいます。

5.アンテロープ・アイランド州立公園

出所：https://www.utah.com/destinations/state-parks/antelope-island-state-park/

グレートソルト湖にある島で、島全体が州立公園になっているスポットです。野生動物の生態観察やピクニック、乗馬などをしながら一年を通じて銀面の湖と島の景色を楽しむことができます。バイソン、ラバ、鹿、オオツノヒツジ、プロングホーンなど多くの砂漠の動物が生息していて、何百万もの鳥が島周囲の海岸に集まってくる野鳥観察のスポットでもあります。一般の車がドライブできるのは北部にあるビジターセンター周辺と、半島の東側を南北に通る道のみ。ビジターセンターに立ち寄って湖の歴史を学んだり、砂浜を散歩して、湖の塩水でひと泳ぎというのもおすすめです。また、ソルトレイクから日帰りで行くこともできますが、キャンプ場もあるので宿泊することも可能なので美しい星空を眺めてみてはいかがでしょうか。

6.メサ・アーチ

出所：https://www.facebook.com/CanyonlandsNPS/photos/pb.100064561848941.-2207520000./10158098508746811/?type=3

メサの大地の崖に佇む高さは3メートル、横幅15メートルの「砂岩のアーチ」です。アイランド・イン・ザ・スカイにある人気の絶景スポットのひとつで、専用のメサ・アーチパーキングから歩いて約30分の場所にあります。メサとは強度の異なる岩盤が浸食作用によって硬い岩盤層がテーブル上に残った大地を表す言葉で、アイランド・イン・ザ・スカイの大地全体がメサです。白い砂岩の大きなアーチはそれだけでも神秘的な雰囲気を放っていますが、朝日に照らされる早朝の時間帯はまた絶景。アーチ部分が真っ赤に照らされ、幻想的な絶景が楽しめます。比較的アクセスしやすい場所にあるのでそこまで苦労せずに到着することが可能。ぜひカメラ片手に足を運んでみてください。

7.グレートソルト湖

出所：Google street view

西半球で最大の塩水湖で、世界で8番目に大きいターミナル湖です。平均の深さは約4メートル、最深部で約10メートルの湖でこの湖には数百万の在来鳥、ブラインシュリンプ 、シギチドリ類 、および水鳥の生息地となっています。そのためバードウォッチングをすることも可能です。また、海水の8倍にあたる27％の塩分を含む湖であり、死海に次いで世界で二番目に塩分が濃いのが特徴。大塩湖と表記されることもあり、「アメリカの死海」と呼ばれています。白くて神秘的な雰囲気の中水面に体が浮く浮遊体験ができるので、水着を持っていくのがおすすめ。ぜひぷかぷかと浮かぶ姿を写真に撮ってみてはいかがでしょうか。SNS映えする写真が撮れること間違いなしです。

8.グランド・ビュー・ポイント

出所：Google street view

グランドキャニオンの中でも一番高い位置にあるポイントです。約2250mある高さから見下ろす圧倒的な絶景が楽しめ、どこまでも広がる荒野と深く刻まれたように流れる2つの川の対比が特徴。同じ世界とは思えない光景が目の前に広がっていて、その壮大さに圧巻されて足がすくんでしまう程のレベルです。一番下の地層は16億から18億万年前のものといわれています。キャニオン周辺の中で一番初めにホテルの建設が行われた場所として知られており、日ノ出からの一時間前後に無料のシャトルバスも運行。赤く夕陽に染まっていくキャニオンは圧倒的なレベルの美しさで、バス利用してここでしか見られない景色を堪能することが出来ますよ。

9.グリーンリバー オーバールック

出所：Google street view

アイランド・イン・ザ・スカイに位置しているスポットで、渓谷を流れるグリーン川を見渡せる展望台です。赤茶色の渓谷とその中を蛇行して流れるグリーン川の絶景が楽しめ、緑色と茶色の大地のコントラストが美しい場所として知られています。また、日中はもちろんですが、おすすめの時間は日の入り直前。陽が傾くに連れてあたりが色濃く染まり、グリーンリバーに削られた大地を夕日が赤く照らす様子は圧巻です。ひとつ注意してほしいのは柵などの囲いがないので、足を踏み外さないようにしてくださいね。駐車場も近くにありすぐに展望台に着くことが出来るので、気軽に訪れることが出来るのも魅力です。

10.パークシティ

出所：https://www.gousa.jp/destination/park-city

2つのスキーリゾートに挟まれた街です。ディアバレーリゾートとパークシティマウンテンリゾートは米国最大のスキー場で、17の斜面、14のボウル、300のトレイル、22マイルのリフトがあるのが特徴。2002年の冬季オリンピックでは両方のリゾートでスキーとスノーボードの主要なイベントが開催されたことでも知られています。人口8,000人の小さな町に訪れる観光客の平均数は、年間約60万人と居住者の数を大きく上回っています。さらに、米国最大の独立系映画祭であるサンダンス映画祭も開催されており、映画の撮影スポットになっていたりと見どころ満載。人気が高まっているダイニングシーンと、息を呑むような山の絶景も楽しむことができる観光スポットの一つです。

11.ヒル航空宇宙博物館

出所：Googles treet view

さまざまな軍用機の歴史的コレクションを見学することができる博物館です。1986年にオープンしたこの博物館は1981年に米国空軍遺産プログラムの一環として設立され、1991年にヒル空軍基地のすぐ外に移転しました。子どもから大人まで楽しめる博物館で、2014年春に400万人目の訪問者を迎えています。2つの内部ギャラリーと屋外エアパークに100機近くの航空機を展示。1955年に米空軍に納入された「Douglas C-124C Globemaster II」は、最大離陸重量は約9万8000kg、全高は約14.7m、全長は約39.6と迫力満点。他にも米国空軍、ヒル空軍基地、ユタ州の航空の歴史を描いた数千の遺物も展示されています。

12.ザイオン国立公園

出所：https://www.gousa.jp/destination/zion-national-park

切り立った岩山を見ることが出来るスポットです。横長なものから縦に尖ったものまで、スケールの大きな迫力が満点の岩山が広がっています。ザイオンキャニオン沿いは特に人気が高く、公園内は道路が整備されているので車やバスで巡ることも可能。断崖絶壁を降りてトレッキングを楽しんだりと雄大な自然のなかを多彩な楽しみ方で過ごすことができます。1919年にアメリカ国立公園に指定されており、アメリカ国立公園の中でも最も人気のある公園の一つです。一番有名で人気のあるコースがナローズで、冬でも川登りに向かう勇者たちが次々にやってくる大人気のアクティビティとなっています。公園内にはロッジやキャンプ場があり、1日をかけてゆっくり過ごすこともできるので自然を堪能してみてはいかがでしょうか。

13.パークシティ・マウンテン・リゾート

出所：https://www.parkcitymountain.com/explore-the-resort/about-the-resort/hours-of-operation.aspx

スキーヤーもスノーボーダーも楽しむことができるスキー場です。アメリカで最大のスノーリゾートの称号を持ち、41のリフトでアクセスできる336のコースがあるのが特徴。鉱山をスキーで通り越すと、キャニオンズとパークシティの山々をつなぐマイナーズ・キャンプに到着。ここではホットココアなどのドリンクが楽しめ、ゆっくりと温まることができますよ。また、広いロッジには室内の席と屋外の席があり、チリ、ミートローフサンドイッチ、ハンバーガー、ユタ州のクラフトビールなどの特別メニューもあるのでお腹を減らして立ち寄るのもおすすめ。他にも世界で唯一のゲレンデに直結したガストロ蒸留所や、ハイ・ウェスト・サルーンが最終地点のクイッテンタイムコースなど見どころ満載なので、思い切りスノースポーツを楽しみたい方は立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

14.ディアバレーリゾート

出所：https://www.deervalley.com/plan-your-trip/tickets-and-passes

スキーヤー専用の山です。高級さで有名でスキーヤーの入場制限、スノーボード禁止はもちろん、リゾートの雪質を最高級のものに保つためにコース整備にかなりのお金がかけられています。何日も雪が降っていなくても、まるで今朝雪が降ったかのようにふんわりとした極上のシャンペーンスノーがいつでも楽しめるように維持されています。また、スキーを楽しむことが出来るのはもちろんですが、他に並ぶものがないサービスと贅沢な体験ができるのも魅力のひとつ。シェフによるおいしい料理によって、世界でも最高のスキーエリアのひとつにランクされ続けています。手作りのターキー・チリとチョコレートチップクッキーは絶対に食べて欲しいグルメの一つで、リゾートのあちらこちらにあるロッジで食べることができますよ。

15.ブライスキャニオン国立公園

出所：https://www.nps.gov/thingstodo/see-the-bryce-amphitheater.htm

何千年もの間雨や川の浸食で石灰石を削り取って出来あがった、「Hoodoo(尖塔群)」と呼ばれるギザギザの奇岩が立ち並ぶ光景を見ることが出来る国立公園です。名前にキャニオン（峡谷）と入っていますが、川の流れでできた深いV字型ではなく、実際には侵食によってできた土柱と呼ばれる柱状の岩が屹立する独特の景観が特徴。赤や白、橙の地層を見せるこれらの奇岩は色合いも美しく、その上太陽の光を浴びて刻一刻と表情を変えていきます。1928年に国立公園に制定され、年間約150万人以上の観光客が訪れる人気スポットです。高度が2400m～2800mという高台にあるため空気が薄く、少し運動すれば息切れしてしまうので注意してくださいね。

16.コーラルピンク砂丘州立公園

出所：https://www.coralpinkatvtours.com/reservations

綺麗なピンク色の砂丘を見ることが出来るスポットです。赤みがかった砂岩の崖と、その隣に広がるサンゴに似た色彩の砂丘地帯が特徴。1963年に州立公園として設立され、あまりガイドブックには載っていないスポットです。国道89号線から砂丘への道は看板が出ていて、道中は本当に砂丘があるのかと思うような景色なので不安になるかもしれませんが安心してください。砂丘では動物の足跡などを見ることができたり、朝日が昇る時間帯は砂に光が反射されとても美しいと人気。砂丘全体で砂遊びやハイキング、砂丘の90%ではオフロード運転も許可されているので楽しみ方はさまざまです。また、冬季にはスノーモービルなども楽しめるので、一年を通してアクティブに過ごすことができます。事前予約をすればキャンプも可能なので、ぜひ興味のある方は予約をしてみてください。

17.シーダーブレイクス国立公園

出所：https://www.nps.gov/cebr/learn/photosmultimedia/photo-gallery.htm

砂岩の尖塔群を見ることが出来る国定公園です。POINT SUPREMEという場所が見どころで、標高3155メートルの場所にあります。少し歩いていくと大きく切り込んだ峡谷が見えてきて、視界が開けてくると遠くの方まで峡谷が続いているのが分かります。ブライスキャニオン国立公園と似ていますが先端まで行くと、目の前に深く鋭く切り込んだ砂岩の尖塔群は絶景。ブライスキャニオン国立公園とは一味違った峡谷の姿を楽しめます。POINT SUPREMEは空気が少し薄くなっているのでゆっくり歩いていくのが安心です。また、冬山好きにはたまらない冬季リクリエーションの催し物もあり、スノーモービル、スノーシュー、スキー、星空観賞会などがあるので興味のある方はぜひ公式ホームページをチェックしてください。

18.キャピトル・リーフ国立公園

出所：https://www.nps.gov/care/index.htm

巨大な赤土の岩山や渓谷などアメリカらしいダイナミックな光景を楽しめる国立公園です。約6,500万年前の地殻変動によってできた巨大なシワ「ウォーターポケットフォールド」が尾根のように折り連なっているのが特徴。初期の開拓民たちがこれを「リーフ」と呼んでいたことから公園の名前が付けられました。かなり辺鄙な場所にあるので訪れる観光客は少なめですが、太古の地殻変動の隆起がそのまま残っているような荒々しい景色を見ることができます。ビジターセンターもあり、公園や地層の歴史を知ることが出来ますよ。周辺には果樹園や当時の建物が再建されていたり当時の文化を知ることのできるスポットでもあるので、ぜひ時間に余裕のある方は訪れてみてはいかがでしょうか。

19.フォレストガンプムービー

出所：Google street view

モニュメントバレーに向けて一直線に伸びる道路です。ここは映画『フォレスト・ガンプ』のワンシーン、トム・ハンクス演じる主人公が走るのをやめるシーンで使われたことでこの名前がつきました。フォトスポットとして多くの人が訪れる人気スポットになっています。広大な自然の中を通る一本の道は一日のうちいつ撮影しても絵になりますが、岩山は北東を向いているので朝日の撮影はよりおすすめ。朝日が岩山をピンクに染める姿はうっとりすること間違いなしです。交通量は多くないですが車は結構スピードを出して走っているので、道の真ん中に出る際は前後をよく確認して下さい。また、少し行くと日中はネイティブアメリカンのお店が出ているので、ぜひ立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

20.ボンネビル・ソルトフラッツ

出所：Google street view

グレートソルト湖の西側に位置する広大な塩湖の平原です。もともとはおよそ1万4千年前に存在していたという巨大なボンネビル湖の一部でしたが、長い年月をかけて徐々に水分が蒸発し、風の浸食を受けて現在のような干上がった状態になっていったと言われています。見渡す限り真っ白な塩に覆われていますが、雨が降ると辺り一面を被うように水が広がるのが魅力。そこには山や空が映し出され、まるで鏡張りになっているよう。一生に一度は行きたい絶景スポットとして有名なウユニ塩湖にそっくりな場所として知られており、思わず息をのむほど幻想的な絶景となります。また毎年8月になるとボンネビル・スピードウェイというイベントが開催され、地上最速を競うモータースポーツ『スピードウィーク』で知られています。その幻想的な光景はウユニ塩湖に負けないほど美しく、一度見たら忘れられないほどの感動を味わえること間違いなしです。

21.グランド・ステアーケース＝エスカランテ国定公園

出所：https://www.blm.gov/programs/national-conservation-lands/utah/grand-staircase-escalante-national-monument

未だ手つかずの大自然が残る神秘的な絶景スポットです。1億年以上前の色鮮やかな地層やユニークな形の奇岩など、地球の歴史に触れることができます。自然がつくり出したユニークな形の岩石が敷地内に点在しており、恐竜や魚類などの化石も発見されていることから“地球の博物館”と言われることも。国が定めた保護地域で、かつてナバホ族、ホピ族、パイユート族、プエブロ族、ズニ族などの先住民族が居住していたエリアでした。現在も先住民族の聖地として崇められており、数千もの古代遺跡が点在しています。広大な敷地内にある自然のモニュメントは無料で見て巡ることができ、人間の身長よりもはるかに大きな岩石や美しい地層を見ていると地球の歴史や自然の大きさを肌で感じられますよ。日本ではまだあまり知られていない穴場スポットです。

22.ユタ・シェイクスピア・フェスティバル

出所：Google street view

南ユタ大学のキャンパス内にある劇場です。夏になるとフェスティバルが開催され、シェイクスピアの作品を土台にした演劇祭が開かれます。フェスティバルでは屋外と屋内の2つの劇場で6つの劇が行われ、シェイクスピアファンにオススメなのは屋外劇場。こちらはシェイクスピアの戯曲が数多く初演されたグローブ座を模した劇場で、行われる劇もシェイクスピアのものに限ります。一方、屋内の劇場は近代的な設備で、コンテンポラリーショーが行われています。これらのライブや演奏などは無料で鑑賞できるため、地元民だけでなく観光客にも人気。また、バックステージを見学できるツアーもあり、衣装やメーク、制作現場を見ながら説明を受けることが出来るのでシェイクスピアファンはぜひチェックしてみてください。

23.ディクシー国立森林公園

出所：https://www.fs.usda.gov/dixie

グレートベースンとコロラドリバーにまたがっている広大な森林です。有名なブライスキャニオン国立公園とザイオン国立公園の間に位置しているので、他の観光スポットにも立ち寄りやすいのも魅力のひとつ。東側からユタを横断する観光客の多くが、ここを境に砂漠地帯から一気に緑が増える事に驚くそうです。乾燥地帯で生えている植物から松の木、もみの木やポプラなど様々な植物を見ることが出来ますよ。また、クーガーやボブキャット、鷲やうさぎ、アンテロープなどの動物も見ることも可能。公園内だけでも26カ所ものキャンプ場があるので、釣りやハイキングをしながら数日間滞在しても飽きることはありません。

24.IGワイナリー＆テイスティングルーム

出所：https://igwinery.com/

南ユタで初めてのワイナリーとして知られるスポットです。カリフォルニアやオレゴン、ワシントンのナパなどの最高級のブドウ畑から世界クラスのワインを調達しています。白ワインから赤ワインまで幅広い範囲のワインが評判を呼んでいて、ワイン好きにはぜひ訪れてほしいおすすめスポット。ワインが製造される場所をツアーガイドしてもらうことも可能なので、詳しくは公式ホームページをチェックしてみてください。外のガーデンでワインを楽しむのもよし、屋内のテーブルも雰囲気が良いのでゆっくりと楽しむことが出来ますよ。また、ワインはもちろんですが可愛らしいお店も魅力で、アメリカ映画にでも出てきそうな建物になっています。写真映えするので、ぜひワイン好きだけでなく写真好きにもおすすめです。

25.南ユタ美術館

出所：https://www.suu.edu/suma/

南ユタ大学ビバリーテイラーソレンソン芸術センターの一部です。アメリカ内西部にとって重要な歴史的、かつ現代的な芸術作品の展示、収集、保存という目的のもと設立されました。常設展では南ユタ大学の生徒が作成したアート作品が並び、ジミー・ションズの描いたグランドキャニオンやザイオン国立公園のペイントが見どころです。また、特別展の回転は早く、訪れる度に作品が入れ替わっているのも魅力のひとつ。作品だけでなく外観も見どころで、ハクアの長い建物は直線と曲線が入り混じったまるで彫刻のような建物になっています。キャニオン的な屋根も特徴で、建物全体をカバーする大きな屋根は外のイベントスペースも覆っていて雨でも安心して訪れやすいスポットです。

26.トパーズ博物館

出所：https://www.facebook.com/photo/?fbid=389920256475414&set=a.389920216475418

デルタエリアの歴史を知る上では重要な博物館です。「トパーズの遺跡とその第二次世界大戦の歴史を保存すること。トパーズが被収容者、その家族、ミラード郡の市民に与えた影響を解釈すること。そして、アメリカの公民権の同様の否定の再発を防ぐために、公衆を教育すること。」を目的に設立しました。博物館は清潔感が漂うモダンな造りになっていて、建物内部にはキャンプだった頃の詳しい時代背景が説明されています。また、当時のアート作品の数々が所狭しと展示してあり、どれも見ごたえ十分。周辺はかつて駐留地として兵舎などの建物が立ち並ぶキャンプとして開発されたため、今でも建物の痕跡が残っています。当時の様子をうかがい知ることができ、歴史的に貴重な場所として周辺の遺跡を巡ることが出来ますよ。

27.グレートベイスン博物館

出所：https://greatbasinmuseum.com/

トパーズ博物館に隣接した「グレートベイスン博物館」は、観光客に人気のスポット。周辺地域の歴史や文化を幅広く学ぶことができる博物館です。デルタは化石が多く発掘されることでも知られ、そのままの形で古代生物の化石が見つかることも珍しくありません。また、手つかずの自然が多く残されているので貴重な鉱物の発見も多く、観光客にとっては興味深いことが盛りだくさん。ここ周辺は乾燥地帯になっていますが、ここで生きていく様々な動物たちの暮らしぶりを知ることが出来るのも魅力。様々な生物の化石を見て、歴史を振り返ってみてはいかがでしょうか。

28.U-DIG 化石採石場

出所：https://www.facebook.com/udig.fossils/photos/2214003525441941

デルタの西部に広がる化石採石場です。周辺には三葉虫と呼ばれる絶滅した海洋種の化石がいたるところに埋まっています。その化石を実際に採取してお持ち帰りすることが出来るという、化石好きにはたまらないスポットになっているのです。デルタの中心地からは少し離れていますが、子どもからから大人まで楽しく化石発掘することができますよ。これらの採取はツアーに申し込めば参加可能で、申し込みは公式ホームページでもできます。ぜひ興味のある方は参加してみてはいかがでしょうか。ハンマーやバケツは借りることができるので気軽に参加することが出来ますよ。ひとつ注意してほしいのはデルタはとても乾燥しているため、飲み物などを事前に購入しておいてください。

29.モアブジャイアンツ

出所：https://www.facebook.com/photo.php?fbid=627559932289673&set=pb.100051070161230.-2207520000.&type=3

モアブの自然と科学が融合したユニークなアミューズメントパークです。どこまでも広がるモアブの砂漠に実物大の巨大な恐竜があちこちに展示されていて、恐竜好き人はたまらないスポットになっています。ティラノサウルスやケラトサウルス、アロサウルスなど数々の恐竜はどれも迫力満点です。3Dを駆使してできた恐竜は全てリアルにできていて、まるでタイムスリップしたかのように楽しむことが出来ます。他にもゲームやタッチスクリーン、プレイルームもあるので小さなこども連れの方も安心して過ごすことが出来ます。3Dシアターやカフェ、ショッピングも充実しているので、ぜひ1日ゆっくりと恐竜たちと過ごしてみてはいかがでしょうか。

30.ビンガム・コッパー・マイン

出所：Google street view

「地上で最も豊かな穴」と呼ばれている銅山です。銅山ですが銅だけでなく金や銀、モリブデンの採掘場であり、荒野であったソルトレークシティの発展に大きく寄与した土地として知られています。もともとこの地は塩湖と山に囲まれた過酷な土地でしたが、19世紀に鉱山が次々に発見されると著しく発展していきました。現在は幅4km、深さ1kmの大きな穴となり、人間の手による世界最大の採掘された穴は宇宙からも十分確認ができるそうですよ。ビジターセンターでは銅山の採掘方法などを紹介する展示もあり、歴史について詳しく学ぶことが可能。1966年には国定歴史建造物に指定されている貴重なスポットなので、ぜひ圧巻の光景を見てみてはいかがでしょうか。

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