与那国島海底遺跡
与那国島海底遺跡の基本情報
【スポット】与那国島海底遺跡
【ふりがな】よなぐにじまかいていゆうせき
【 住所 】沖縄県八重山郡与那国町
【アクセス】与那国空港から車で約10分
【最寄り駅】与那国空港
【営業時間】年中無休
【 料金 】無料(ダイビングツアーは別途料金が必要)
【クーポン】特定のダイビングショップで割引クーポンが提供される場合があります
おすすめダイビングスポット!ロマン溢れる与那国島海底遺跡
与那国島海底遺跡について
与那国島海底遺跡(よなぐにじまかいていちけい)は、沖縄県の八重山諸島、与那国島にある海底遺跡です。
1986年頃、あるダイバーが新川鼻(あらかわばな)という地点から約100m程先にあるとても大きな一枚岩を発見したのが全ての始まりでした。
与那国島海底遺跡は、東西におよそ250m、そして南北に約150m程の遺跡で、高さは約25~6mあります。
自然に削られた岩にしては角度が直角である事や、その大きさからも、「人工的に作られた神殿などではないか?」と囁かれています。
そんな与那国島海底遺跡は海の底にありますから、行くならばダイビングしか方法がないのです。
まさに現代のロマン溢れる探検スポット、子供だけではなく大人にもおすすめのダイビングスポットです。
与那国島海底遺跡の営業時間や料金について
与那国島海底遺跡は海の底にある遺跡であり、営業時間や利用料金については利用するダイビングショップの規定に準じます。
また、悪天候の日、真夜中などは危険を伴う為に与那国島海底遺跡へは入れません。
与那国島海底遺跡への行き方
1:与那国島へのアクセス方法
与那国島海底遺跡は沖縄県は与那国島の沖合いにありますから、まずは与那国島まで行かなければなりません。
与那国島へ行くには、沖縄県は那覇空港より与那国空港行きの飛行機に乗りましょう。
時期にもよりますが、那覇空港~与那国空港行きの飛行機(片道約1時間半)は平均して週大体3~4便程運行しています。
新石垣空港~与那国空港行き(片道約30分)は1日1往復と更に運航便が少ないので、行くのであれば与那国島での宿泊も考えなければなりません。
石垣島からフェリーを使って与那国島へ行く事も可能です。その場合は石垣島の離島ターミナル対岸(八島町)にある、フェリー乗り場から向かいましょう。
例えば福山海運「フェリーよなくに」でしたら時期にもよりますが、大体週2便で与那国島久部良港まで運航しており、片道約4時間程で到着します。
飛行機もそうですが、フェリーは飛行機よりも更に天候に左右されやすい乗り物なので、悪天候の場合は欠航してしまう事もありますのでご注意ください。
2:与那国島から与那国島海底遺跡へのアクセス方法
与那国島に到着してすぐ与那国島海底遺跡へ行ける訳ではありません。与那国島海底遺跡は海の底にあるので個人で行くのは難しいでしょう。
ダイビングショップで予約をしておくか、与那国島海底遺跡探検ツアーが含まれているプランの予約をしておく事をおすすめします。
与那国島海底遺跡へ行く人数が少ないならダイビングショップ、人数が多い場合はツアープランが便利でしょう。
おすすめダイビングショップ
ダイビングサービスマーリン
住所:沖縄県八重山郡与那国町字与那国4652-1
営業時間:AM8時~PM22時30分 年中無休で営業
予約フォーム:http://yonagunidiving.com/reserve/index.html
与那国空港から車で約5分圏内の場所にあるダイビングショップなので、アクセスもとても便利です。
遠方からの場合は事前にHPの予約フォームまたは電話から、ダイビングの予約をしておくといいでしょう。
与那国島海底遺跡へ潜りたいなら「遺跡コース(1人料金約25,000円)」です。
初心者でも安全にダイビングできるように練習として浅瀬にあるサンゴコースに潜り、次に遺跡へ潜ります。
スノーケルやフィン、ダイビングスーツなどのダイビングに欠かせないアイテムの貸し出し料金の他、ガイドや保険、送迎料も含まれてこの値段です。
時間は約4~5時間程、与那国島海底遺跡はとても広いのですが、天候によっては全てを周れない事もあります。
1人で潜るのではなくガイドさんが案内してくれるので安心ですし、追加で550円払えばお弁当も付けてもらえますので良心的でしょう。
スケジュールとしては、朝8時頃に泊まっているホテルへ送迎車が迎えにくるのでそれに乗り込み、そのままサンゴのある浅瀬へ向かいます。
そこで1~2時間程ダイビングの練習をして、休憩後に遺跡スポットへ向かいそこで与那国島海底遺跡に潜るのです。
ダイビングだけで半日時間を使いますから、十分時間に余裕を持っておきましょう。
与那国島海底遺跡の見どころ
1:作ったのは巨人?まるでアトランティスのようなメインテラス
与那国島海底遺跡のメインテラスは、水深約10mの所にある巨大な平面岩の平積み部分です。
長さが約20m以上もあり、人工的に切り出した垂直の岩は、摩訶不思議な古代文明アトランティスのようだとも言われています。
途中途中で階段のように切り出された岩がありますが、またごうと思ってもなかなか大変です。
どんなに足が長い人でも絶対に階段のようには使えないだろうという事から、古代の巨人専用の神殿なのではないかとも囁かれているのです。
2:不思議な狭い岩の間を潜り抜ける城門(ぐすくもん)
縦に長い岩が2つあり、1人ずつしか潜り抜けられないようなその岩と岩の間を通り抜けると二枚岩やテラスに通じる事からも、このスポットは城門と呼ばれています。
門と聞いてもなかなかその姿を想像できないかもしれませんが、通り抜けた先に神殿のようなスポットがあるという点が、何とも不思議でしょう。
稀に魚も周囲を泳いでいる事からも、自分が水槽のオブジェを泳いでいるかのような錯覚を覚えます。
3:人工物?自然物?
ぱっくり割れた二枚岩城門を通り抜けた先、そこには巨大な1つの岩がありますが、これは何故か真ん中からパックリ綺麗に割れてしまっています。
まるでわざと真ん中を切った人工物にも思えますし、地震などの災害や何らかの影響により割れた自然物にも思えます。
人工物ならば誰がどんな目的で割ったのか?そういった事を考えるのも楽しいスポットです。
4:日時計の名残?
人が入れる程の巨大な柱穴テラスの辺りには、柱穴(はしらあな)と呼ばれる大きな2つの穴が存在しています。
この穴はなんと人がすっぽり入ってしまえる程の大きさで、これも自然に出来たとしては不思議な穴なのです。
一説では「ここに柱を埋め込んで、日時計としていたのではないか?」という話もありますが、それが納得できる程、神秘的な形をしています。
5:まるでここだけイースター島!
モアイ像イースター島にある有名な巨石モアイ像、それによく似た岩が与那国島海底遺跡にもあります。
巨大な顔のような岩は、かつて誰かが儀式や信仰の為に彫ったようにも思えますし、自然に出来た岩のようにも見えます。
イースター島にも海底モアイ像があるという事からも、もしかしたら大昔の人はここで巨石信仰をしていたのかもしれません。
錆びつき、海藻類が絡まっている事で何とも恐ろしいようなモアイ像、まるで映画のセットのように迫力がありました。
6:神秘的な大きな窪みの拝所(はいしょ)
与那国島海底遺跡の東方向には高さ約3m程の、拝所(はいしょ)と呼ばれるスポットがあります。
ここに入ると潮の流れが落ち着き、とても静かな事からも誰かが祈りを捧げる場所のようにも思えてくるのです。
上から見てみると底へ近づくにつれて海の青色が濃くなっていくので、とっても美しくてフォトスポットとしてもおすすめです。
7:御神体の岩
与那国島海底遺跡がかつての神殿ではないかと言われる理由には、メインテラスから南東に御神体の岩という不思議な岩がある事も関係しています。
この御神体の岩は台座のような平面の岩の上に鎮座しており、横に長い丸みを帯びた岩である事からも「太陽神の岩」とも呼ばれています。
岩の手前部分にはカイジ文字と呼ばれている古代文字に似た文字が彫られている事も、神秘的な雰囲気を高めてくれます。
与那国島海底遺跡の注意点
1:最低でも1~2泊しないといけない
与那国島海底遺跡へ行く為に与那国島へ行かなければいけませんが、その為には飛行機もしくはフェリーしか行く手段がありません。
飛行機やフェリーはあまり便が出ていないので、最低でも1~2泊する事を考えておきましょう。
与那国島は与那国島海底遺跡以外にも見どころが沢山ありますから、余裕を持って観光を楽しむ事をおすすめします。
2:おすすめ時期は2~5月
与那国島海底遺跡周囲の平均水温は、冬場でも最低20℃と温かいのでオールシーズン楽しめます。
中でも2~5月はギンガメアジやカマスの群れ、ハンマーヘッドシャークのシーズンでもありますから、魚と一緒に泳ぎたい人にはこの時期がおすすめでしょう。
台風を避け、尚且つ綺麗な海の中を眺めたいというのであれば、北風の吹いている冬場をおすすめします。
3:事前に天候を要チェック
沖縄は台風が上陸しやすい上に、与那国島へ行こうと思っても悪天候で飛行機が飛ばないなんて事もよくあります。
事前に天候を確認しておき、なるべく台風の心配が少ない、雨風が強くない日を選んでダイビングをしましょう。
特によく晴れ渡った日であれば、海の底まで太陽光が差し込んでとても綺麗な景色を望めるでしょう。
与那国島海底遺跡で楽しい想い出を作ろう
与那国島海底遺跡はオールシーズン楽しめる上にとっても神秘的なスポットです。
ダイビングが初めてという方でも、ダイビングサービスを利用すればガイド付きで与那国島海底遺跡を楽しめます。
ロマン溢れる海底遺跡を探検したい、素敵な写真を撮ってみたいという人は、是非与那国島海底遺跡へ潜りましょう。
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