三菱一号館美術館

三菱一号館美術館
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1894年開国間もない日本で初めて英国建築家によって設計された洋風事務所建築の建物です。2010年より美術館がオープンされ、19世紀末西洋美術の作品が数多く収蔵されています。

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三菱一号館美術館の基本情報


【 住所 】東京都千代田区丸の内ブリックスクエア丸の内2丁目6−2

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三菱一号館美術館 公式ページ

都会のオアシス、三菱一号館美術館

東京の玄関口である丸の内には丸の内オアゾや新丸ビル、KITTEなど時代を代表する様々な観光スポットや複合商業施設がありますが、丸の内ブリックスクアもそのひとつです。

丸の内ブリックスクエアはいくつかの施設から構成されていますが、その中の重要な場所が「三菱一号館美術館」です。

三菱一号館は明治時代に建設された丸の内最初のオフィスビル。

昭和43年に一度は取り壊されましたが、その後、元の設計に基づいて復元、新しく三菱一号館美術館として生まれ変わりました。

近代美術を中心に行われる企画展と、抜群の立地と独特の雰囲気が人気の美術館として美術ファンの注目を集めるスポットになっています。

三菱一号館美術館へのアクセス

アクセスは東京メトロ千代田線の二重橋駅、都営三田線の日比谷駅から徒歩約3分。

JR有楽町駅から徒歩5分ですが、やはりオススメJR東京駅からのルートでしょう。

このエリアにはリニューアルされた東京駅の赤レンガ駅舎を筆頭に、歴史ある建造物と最新の高層ビルが入り混じる面白いエリア。

建築散歩気分でゆっくりと散歩するには楽しい場所です。

周辺にはブランドショップも多いので、ウィンドウショッピングにもぴったりです。

三菱一号館美術館の見どころ

さて、三菱一号館美術館に到着したら最初の見どころは、建物そのものです。

三菱一号館美術館は、日本政府が招いた英国人の建築家ジョサイア・コンドルが設計、当時英国で大流行していた「クイーン・アン様式」が用いられ、見上げるスレートの屋根やバルコニー、塔部分などに時代の空気を見つけることができるでしょう。

建設された当時は三菱合資会社の銀行部が入居、他の物件は貸事務所として当時の先端企業が集まる場所でした。

現在の建物は復元されたものですが、再建に際しては詳細な調査が行われ、細部まで忠実に再現することにこだり、230万個の外壁の赤レンガもひとつひとつ手作業で木枠に入れた粘土を叩いて固めるという手間のかかる製法を採用。

そのために職人の選抜も行われたそうです。

階段部の手すりには当時の材料が再利用されるなどしているため、明治の文明開化の息遣いがそのまま感じられるようです。

三菱一号館美術館の3階

三菱一号館美術館に入るのは1号館広場という中庭から。

中に入ると展示室の順路は3階からスタート。

まずはエレベーターで3階まで上がりましょう。

エレベーターkら下りると、長い廊下があり、突きあたりから展示がスタートします。

この廊下の天井や壁も、まるで海外のプライベート美術館のような雰囲気なので、ぜひしっかり鑑賞してください。

ちなみに展示は常設展ではなく企画展のみですが、収蔵されている美術品もその中で登場することもあります。

展示の入れ替えは1年に約3回程度行われるので、季節ごとに訪ねてみるのもいいでしょう。

また収蔵品は、1880年から1890年にかけて、ロートレックなどが活躍したこの時代のものが豊富に集められています。

例えばロートレックの最大の理解者でパトロンだったモーリス・ジョワイヤンのコレクション、「モーリス・ジョワイヤンコレクション」は272点と世界でも最大のグラフィック作品コレクション。

ロートレック作品の神髄でもあるポスターやリトグラフのほか、晩餐会のメニューといったプライベートなものまでが含まれる、芸術家の画業のすべてを伝える希少なコレクションとなっています。

またオディロン・ルドンの巨大な壁画、「グランブーケ」も見どころのひとつ、これはブルゴーニュの貴族だったロベール・ド・ドムシー男爵がルドンに依頼した城館の食堂装飾のひとつで、「グランブーケ」はその中心的作品。

ルドンが描いたパステル画としては最大の、歴史上非常に重要な作品です。

このときに作られた食堂装飾はほかにはオルセー美術館が所蔵しているため、日本だけでなく世界でもこの作品を鑑賞できるのは非常に貴重なことだと言えるでしょう。

また19世紀のヨーロッパで大流行したジャポニズム関連作品のコレクションにも注目です。

山本芳翠の挿絵が施されたジュディット・ゴーチエの詩集「蜻蛉集」などの版画集、美術商のジークフリート・ビングが発行した「藝術の日本」全36巻などの書籍をはじめ、各国で開催された万国博覧会の目録、浮世絵などの売り立て目録など、137点で構成される一大資料です。

そのほかにも、フェリックス・ヴァロットンの版画コレクション、ニューヨークのコレクターが「生活のなかのジャポニズム」をテーマに集めた陶磁器、銀、ガラス器などのコレクションは必見と言えるでしょう。

もし所蔵作品が展示されていない場合でも、3階資料コーナーの作品鑑賞システム「みどころルーペ」を使用すると、収蔵作品のデジタル画像を見ることができます。

こちらは端末を操作し、作品を拡大して観察したり、解説を聞くことができるので、美術の知識がない人からもっと詳しい情報を知りたいという人まで、とても便利な設備になっています。

三菱一号館美術館の2階

3階の展示を見たら次は2階。移動する途中の階段の装飾にも注目です。

また、廊下の窓から見える中庭の風景はぜひ目を止めていただきたいものです。

中庭はバラの名所としても知られていて、気候がいいときにはビジネスマンや家族連れが憩いの場としても利用しています。

ベンチもあってゆっくりできるので、美術館を出たあとにはぜひここでゆっくりとしたひと時を経験してください。

またここではクリスマスシーズンになるとクリスマスツリーも登場、夜にはライトアップも行われる四季折々で楽しめる場所です。

さて2階の展示を見終わったら、もう一度作品を楽しみたいという人は3階へ行くと再入場が可能です。

三菱一号館美術館の1階

また外に出るときには階段を下って1階に向かいましょう。

帰る前に忘れてはいけないのがミュージアムショップ「Store 1894」。

こちらのミュージアムショップは展覧会にちなんだオリジナルグッズ、三菱一号館美術館のオリジナル、世界中から集めた上質な品が独特の品ぞろえで並ぶ、評判のショップです。

企画展の内容によって販売される商品もがらりと変わるので、興味のある展覧会のときにはぜひこのショップを訪ねることをオススメします。

フランスの画家の展覧会のときにはオリジナルラベルのワインなどが販売、定番ものの売れ筋は、三菱一号館美術館の「イギリス式積みレンガ瓦」をモチーフにした手ぬぐい、ロートレックの作品を原寸大で再現したデザインのトートバッグ、地球儀を形どった紙風船に入ったメッセージカードだそうです。

また併設のミュージアムカフェ「Cafe 1894」も素通りできない場所のひとつ。

かつては三菱銀行の営業部だったという場所で、銀行として使われたときのカウンターが残るなど明治の姿を今に伝える店内には、広々とした天井のした、モダンな照明が穏やかな明かりを照らしています。

特に期間限定で提供されるアフタヌーンティーセットは大人気。

モンブラン、タルト、シュークリームなどの洋菓子、一口サイズのサンドイッチなどが乗ったプレートだけでなく、冷たいデザートなども付いた大変お得なセットです。

また、いつでも食べられるレギュラーメニューのランチやディナーも人気で、美術館の利用者だけでなく、ビジネスランチや打ち合わせ、仕事帰りの一杯からデートまで、幅広い客層から好評を集めています。

魅力的な企画展から歴史ある建物、個性的なミュージアムショップとカフェ。

三菱一号館美術館は美術に興味がない人でも楽しめるそんな場所です。

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