深大寺

深大寺
photo by @yume0717
日本三大だるま市の1つ「深大寺だるま市」で知られ、現在は深大寺そばやゲゲゲの鬼太郎でも有名になったお寺。深大寺の歴史は古く、奈良時代に満功上人が法相宗寺院として開かれた歴史があります。隣接する神代植物公園も園内の桜やバラは有名でシーズンは多くの方々で賑わいます。深大寺周辺には20軒近い蕎麦屋が営業中で、店舗ごとに特徴のある蕎麦を提供しており、今ではスーパーマーケットでも深大寺蕎麦というブランドとして有名にもなっています。

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深大寺の基本情報


【 住所 】〒182-0017 東京都調布市深大寺元町5丁目15−1
【アクセス】京王線つつじヶ丘駅北口より京王バス「深大寺行」終点下車すぐ


郊外で自然を楽しみながら美味しい蕎麦に舌鼓!「深大寺」は都心からすぐのリラックススポット

東京といえばアスファルトとビルばかりというイメージですが、少し郊外に行けばまだまだ緑豊かな自然が広がっています。

たまにはきれいな空気の中でゆっくりと時間を過ごしたいという人にオススメしたいのが「深大寺」。

人気スポットでもある吉祥寺や調布などからも近いのに、自然と名水、歴史などが楽しめるのが深大寺です。

深大寺へのアクセス等

深大寺があるのは東京都調布市。

公共交通機関を利用する場合はJR中央線・総武線の場合は吉祥寺駅または三鷹駅下車、吉祥寺駅からは南口の6番乗り場からの「深大寺行」に乗車し、「深大寺」下車。

所要時間は約30分、バス下車後は徒歩3分です。

または「調布駅北口行」に乗車し「深大寺入口」下車。

乗車時間は約30分、下車後は徒歩8分です。

「調布駅北口行」は4番のバス停からも出ています。

三鷹駅からは南口3番乗り場からの「深大寺行」に乗車、「深大寺」で下車。

乗車時間は約25分、下車後は徒歩3分。

南口5番乗り場からの「調布駅北口行」を利用する場合は「深大寺入口」下車。

乗車時間は約25分、バス下車後は徒歩8分です。

深大寺へは京王線の調布駅またはつつじヶ丘駅の利用も可能です。

調布駅からは北口の14番バス乗り場から「深大寺行」に乗車「深大寺」または「深大寺小学校前」で下車、深大寺停留所からは徒歩1分、深大寺小学校前停留所からは徒歩5分。

「吉祥寺行」の利用も可能で、こちらは「深大寺小学校前」下車。

こちらの乗車時間は約10分、バス下車後は徒歩5分です。

つつじヶ丘駅からは北口の停留所から「深大寺行」に乗車、「深大寺」で下車。

乗車時間は約15分、バス下車後は徒歩1分となっています。

深大寺にお参り

さて、深大寺周辺には様々な見どころがありますが、まずは地名の由来となった深大寺にお参りしましょう。

深大寺が開山したのは奈良時代の733年。

満功上人によって創建されました。そのため東京では浅草寺に次ぐ歴史を持っているといわれています。

門前には、まんじゅうやそばなど深大寺の名物を売る茶屋が並んでいます。

特にその中で目を引くのは「鬼太郎茶屋」です。

ここは「ゲゲゲの鬼太郎」の生みの親である水木しげるさんが調布に長らく暮らしたことに由来するもので、築40年という木造建築の茶屋の前には鬼太郎とねずみ男の像が並んでいます。

一階は「妖怪喫茶」になっていて、「目玉おやじのぜんざい」「ぬりかべの味噌おでん」などなど、鬼太郎にちなんだメニューが目白押し。

隣接した「妖怪ショップ・ゲゲゲの森」ではオリジナルの限定グッズが販売され、連日鬼太郎ファンが詰めかけています。

深大寺の山門

参道を進んでいくと見えるのが深大寺の山門。

これは元禄8年(1695年)に千人の人足によって普請が行われたという深大寺の中でも現存する最古の建物です。

深大寺は慶応元年(1865年)の火災によって多くの建物が焼失しましたが、この山門は被害を免れ、現代に伝えられています。

そのため、東京に残っている江戸時代の建築として非常に価値のある建物です。

ちなみに江戸時代の深大寺の建物はすべて茅葺でしたが、現在では茅葺の建物はこの山門と旧庫裡だけとなっています。

山門を抜けると右手に鐘楼があります。これは火災によって一度焼失したものが明治に入って再建されたものです。

外から見ただけではわかりませんが、地中には3つの大きな瓶が埋め込まれて、音響効果を高めているそうです。

鐘は現在つられているものは平成13年に新たに鋳造されたものですが、古い鐘は1376年に鋳造された都内でも三番目に歴史のあるもの。

かつては昭和天皇が深大寺を訪れたおりに「古いものは大切にしなさい」とお言葉をかけられたとか。

そのため、戦時中も徴発を免れたという逸話が残っています。

深大寺の常香楼

そのまま本堂に向かって進むと「常香楼」があります。

ここの煙を体に浴びると、体が健康になると言われています。

さらに進むとその先に本堂が見えてきます。

これは火災後の大正8年に再建されたもので、本尊は阿弥陀如来。

これは鎌倉時代の作と言われるものです。

これも以前は茅葺の屋根でしたが、現在は瓦屋根になっています。

本堂の梁には獅子や象、鳳凰の彫り物なのがあるので、お参りの際には探してみると面白いかもしれません。

深大寺の元三大師堂

本堂の左手には元三大師堂があります。

こちらは元三大師の像を安置しているもので、厄除けのご利益があると言われています。

天井には海外でも評価の高い明治期の画家、河鍋暁斉の竜の絵が残っています。

そこから山門のほうを振り返ると見えるのが巨大な木。

これは「なんじゃもんじゃの木」です。

「なんじゃもんじゃ」というのは、気の種類ではなく、その地方にはめったに見られない木という意味で、ここにあるのは「ヒトツバタゴ」の木。

さらに右手にはきんもくせいの木があり、夏には涼を取れ、秋には花の香りが楽しめる場所となっています。

また毎年5月になると、東京消防庁音楽隊によるコンサートが行われる場所となっています。

深大寺のイベント

ちなみに深大寺では季節ごとに行われるイベントが非常に盛んです。

有名なスポーツ選手や芸能人を招いて行われる節分の豆まきやお練り行列には毎年多くの人が集まります。

他にも「薪能」や秋の月を眺める「十三夜の会」などが人気ですが、中でも深大寺がもっともにぎわうのが3月に行われる「だるま市」。

これは厄除け元三大師大祭に合わせて行われるもので、境内には縁起が良いとされるだるまを売る店が300以上も集まります。

ここでだるまを買うと深大寺の僧侶によって目入れが行われるので、お願い事がある人はひとつ願をかけてみるといいかもしれません。

さて、ここまで来たらもう少し足を延ばして、境内の脇のほうへ向かったみましょう。

境内の端にひっそりと建っている建物が見えてくるはずです。

こちらは「深沙堂」という最近人気のパワースポット。

ここは深沙大王を祀ったお堂で、深大寺の開山と深い縁がある場所です。

深大寺の開祖である満功上人の父は福満といい、ある貴族の娘と恋仲でしたが、貴族によってその仲は引き裂かれてしまいます。

そのとき福満は深沙大王に祈願、現れた霊亀の助けを得て娘と再会を果たします。

貴族はその出来事を知って二人の仲を許し、その結果満功上人が誕生しました。

成長した満功上人は父親の願いによって深沙大王を祀る社を築き、これが深大寺が生まれるきっかけとなりました。

また深大寺の境内は名水に恵まれていますが、これも深沙大王のご利益だといわれています。

なお、この故事に由来して「深沙堂」にお参りすると良縁に恵まれると言われていますので、深大寺に来た際にはぜひお堂の前で両手を合わせてみるといいかもしれません。

ちなみに「深沙堂」には貴重な秘仏であるどくろの胸飾りをつけた水神が祀られています。

深大寺そば

ここまで深大寺の境内を見てきましたが、ちょっと小腹が減ったという人にぜひ味わっていただきたいのが、「深大寺そば」です。

深大寺では江戸時代からそばが栽培されてきた場所で、また地下からはそばにぴったりの名水が湧いていることから東京でも有数のそばの名所。

周辺には20を超える蕎麦屋があり、激戦区ともなっています。

毎日行列ができる「湧水」や「八起」などの名店が揃っています。

それぞれのお店でそばの味わいが異なるので、そば好きの人は食べ比べてみても面白いでしょう。

このほかにも近くには「深大寺天然温泉」「神代植物公園」など見どころが盛りだくさん。

自然の中で休日を過ごしたくなったら、ぜひ訪れてみることをお勧めします。

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