あけぼの子どもの森公園
photo by @ryujky
あけぼの子どもの森公園の基本情報
【スポット】あけぼの子どもの森公園
【ふりがな】あけぼのこどものもりこうえん
【 住所 】埼玉県飯能市大字阿須893番地の1
【アクセス】西武池袋線 元加治駅 徒歩約20分
【最寄り駅】元加治駅
【営業時間】9:00~17:00(季節により変動あり)
【 料金 】無料
【クーポン】なし
あけぼの子どもの森公園
が含まれる観光マップ
まるで「ムーミン」の世界!子どもが自由に楽しめる「あけぼの子どもの森公園」
日本でも大人気の絵本「ムーミン」。ちょっととぼけた個性的なキャラクターと、その背景に流れているゆるやかな時間が魅力です。
北欧・フィンランドならではの大自然の景色にファンも多い作品ですが、その作品の世界をそのまま楽しめる施設が日本にも存在します。
それが埼玉県飯能市の「あけぼの子どもの森公園」です。
こちらは一般的なテーマパークとは根本的に異なった公園。料金を払って楽しむアトラクションなどが設置されているわけではありません。
緑豊かな飯能市の自然を生かして、子どもたちが自発的に遊びを考え、様々な体験を通して豊かな心をはぐくんでもらうために作られた自然の施設。
他のテーマパークでは決して味わえない、ゆるさとのびのびとした雰囲気、そしてそこに作られた独特のテイストあふれる建物がまさにムーミンの世界とSNSなどで大評判になっているのです。
あけぼの子どもの森公園の基本情報
では「あけぼの子どもの森公園」の基本情報から見ていきましょう。
アクセスは西武池袋線元加治駅が最寄りで、そこから徒歩で約20分。車の場合は圏央道佐山日高インターチェンジより約20分、圏央道入間インターチェンジから約20分、関越自動車道を使用する場合は川越インターチェンジから約50分です。
電車を使用して飯能の景色を楽しみながら「あけぼの子どもの森公園」に向かうのものんびりした雰囲気が楽しめますが、お子さんと一緒の場合などは車を使ったほうが便利でしょう。
開園時間は9:00から17:00。
月曜日が休園日ですが、月曜日が祝日の場合はその翌平日が休園になります。
また年末年始にも休園となります。入園料と駐車場料金は無料です。
あけぼの子どもの森公園の園内
それでは「あけぼの子どもの森公園」の内部を見ていきましょう。
「あけぼの子どもの森公園」にはアトラクションやライドなどは用意されていないため、何をするのも自由な空間。
木製の手すりで仕切られた通路はありますが、森や川など、どこでどんな楽しみを見つけるのも子どもたちの自由になっています。
ただし園内には、自然の遊びを知り尽くしたプレイリーダーが常駐しているので、本当に危険なことをしそうになったときには、声をかけてくれたり、遊びのヒントを与えてくれることになっています。
最初は大人も子どももおっかなびっくりだったり、何をしていいかわからないという様子だったのが、少し時間が経つころになると本当に楽しそうに自由に駆け回っている姿を目にすることも多く、そういった意味でも他のテーマパークでは決して味わうことのできない時間を過ごせそうです。
ただし「あけぼの子どもの森公園」にはアトラクションはありませんが、いくつかの建物は点在しています。
きのこの家
どれも本当に北欧の妖精が暮らしているようなかわいい建物ですが、中でも一番目を引いているのが、通称ムーミン屋敷と呼ばれる「きのこの家」。
巨大なきのこのような土壁の建物で、子どもにも大人にも大人気です。
もちろん外から見てかわいさを楽しむだけでなく、中にも入れるのが「あけぼの子どもの森公園」らしいところ。
玄関から入ると、すぐに見えてくるのが妖精たちの「ダイニングキッチン」。
テーブルやいすなどがあり、まるで本当に誰かがここで生活を送っているようです。
この建物の不思議なところは、階が入り組んでいるところです。
一階に入ったはずなのに、気づくと二階にいたり、外からでは見えなかった隠れスペースがあったり、細い階段が続いていたり。
また入口もひとつではなく、外の自然と一体化しているような空間はおとぎ話そのもの。
また子どもが自由に過ごせるという「あけぼの子どもの森公園」の考え方はここでも貫かれていて、どんな遊び方をしてもまったく自由。
かくれんぼをしたりままごとをしたり、椅子に座ったり寝転んだりしてもOK。
最初は何をしてもいいといわれても少し戸惑うかもしれませんが、この建物で楽しんでいるうちに、きっとコツがつかめてくるはず。
ちなみに、大人ではなかなか見つけられない隠し通路を進んだ最上階には、小さな妖精の暮らしをイメージしたドールハウスもあり、まるでジブリ映画のような世界が広がっているので、ぜひ探してみると楽しいでしょう。
水浴び小屋
ムーミン屋敷を出たあとは、すぐ近くにある「水浴び小屋」をのぞいてみましょう。
こちらは小さな小川のそばにある、これもまた可愛さあふれる小さな建物。
本当にスナフキンが釣りをしていないかと周りを見回して探してみたくなります。
内部はごく小さな建物ですが、こちらは大人の写真撮影スポットとしても大人気。
天気のいいときでも曇っているときでも、いかにも童話の中の世界という雰囲気なので、SNSにアップする人も多いようです。
水浴び小屋を出て振り返ってみると、そこには芝生の中をくりぬいて作ったヘルメット建物が見えてきます。
子ども劇場
ここが「子ども劇場」です。これは木製のドーム状の建物で、樹齢100年を超えるヒノキが支える建築で、もちろんこの建物の内部にも入ることができます。
これも内部は迷路のような作りになっていて、半地下になっているため洞窟探検のような雰囲気です。
歩いているうちに滝が現れたり、気づいたら外に出ていたりと、探検気分満点なので、男の子には人気があります。
またドームの中にはホールも設置され、イベントなどが行われることもあります。
「子ども劇場」で見逃せないのは屋根の飾り。遠くから見るとヘルメットに見える屋根ですが、近づいてみると屋根のふちに施された妖精の姿を見付けることができます。
隣には屋根のあるスペースもあり、こちらではお弁当などを広げることもできます。
森の家
「子ども劇場」を出て坂を上がったところにあるのが「森の家」。
これもとても可愛い建物で、まるで森の巨大な木々をくりぬいて作った家のようです。
こちらの内部にあるのは展示室。ムーミンの歴史や作品などについてのパネルやフィギュアが展示されているので、ムーミンファンには見逃せない場所になっています。
さらに二階に上がると自由に閲覧できる図書室が現れます。
こちらは広々としたスペースで、懐かしい絵本を読みふける大人や子どもの姿を見ることができます。
園内を歩き回ってちょっと疲れたときにはちょうどいい場所になっています。
ちなみに、園内の建物でエアコンが設置してあるのはこの「森の家」だけなので、小さい子供連れのファミリーなどには重宝できる場所です。
見晴らし橋
他に注目したい場所といえば「見晴らし橋」でしょう。
こちらは他の建物とは違い、鉄の造形による小さな橋。
個性的なデザインの橋なので、子どもよりも大人のほうが楽しめるかもしれません。
このほか、「あけぼの子どもの森公園」の中には「樹上の家」「たきぎ小屋」などの小さな建物や、「わんぱく池」など、子どもが喜びそうな場所がたくさんありますが、利用するときには少し注意することもあります。
まず、気を付けたいのは園内の利用に際して、自転車や屋外遊具の持ち込みが禁止されていること。
ここでは子どもの発想を重視しているので、既成のおもちゃなどを持ち込んで遊ぶことはできません。
また園内にはレストランや売店などは設置されていないので、飲食物に関してはあらかじめ用意していくことが必要です。
最寄りのコンビニなどまでには少し距離があるので、お弁当などを持っていくといいでしょう。
さらに、「あけぼの子どもの森公園」は自然の施設なので、季節によってはスズメバチやマムシなどが出ることもあります。
園内の掲示板には注意や対処法が書かれているので、あらかじめ確認しておくとよいでしょう。
しかし、それも自然と共存する「あけぼの子どもの森公園」ならでは。他のテーマパークでは楽しめない経験をしたいというときには、ぜひ「あけぼの子どもの森公園」を訪ねてみてはいかがでしょう。
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