京都国際マンガミュージアム
photo by @chisatolalune711
京都国際マンガミュージアムの基本情報
【スポット】京都国際マンガミュージアム
【ふりがな】きょうとこくさいまんがみゅーじあむ
【 住所 】京都府京都市中京区金吹町452
【アクセス】地下鉄烏丸線・東西線「烏丸御池駅」2番出口すぐ
【最寄り駅】烏丸御池駅
【営業時間】10:00~18:00(最終入館は17:30)
【 料金 】大人900円、中高生300円、小学生100円
【クーポン】公式ウェブサイトで割引クーポンを提供する場合があります
京都国際マンガミュージアム
が含まれる観光マップ
5万冊のマンガが読み放題!マンガ好きにはたまらない「京都国際マンガミュージアム」
クールジャパンの代表的な存在である「マンガ」。
マンガを目当てに海外から来日する観光客も少なくありません。
その外国人観光客が真っ先に訪れるのが京都です。
もちろん寺社仏閣が目的ではありません。
お目当ては「京都国際マンガミュージアム」。
こちらは2006年に開館した日本で初めてのマンガ専門のミュージアム。
館内には約30万点のマンガやマンガについての資料が収蔵、しかもその中の5万冊のマンガはなんと読み放題なのです。
マンガ好きには天国のような「京都国際マンガミュージアム」。
早速詳細を見ていきましょう。
京都国際マンガミュージアムのアクセス等
「京都国際マンガミュージアム」があるのは京都市中京区。
観光地として有名な京都御所や二条城、平安神宮もすぐ近くです。
電車を利用する場合には、京都市営地下鉄烏丸線、東西線の烏丸御池駅から烏丸通を北に徒歩2分。
京都市営バスを利用する場合は15系統、51系統、65系統で烏丸御池停留所下車。
京都バスを利用する場合は61、62、63系統で烏丸御池停留所下車となります。
車での来館も可能ですが、館内には駐車場がないため、公共交通機関を利用したほうが便利でしょう。
なお、「京都国際マンガミュージアム」では自転車での来館も勧めています。
建物の北側には80台収容できる駐輪場があり、京都市内には数多くのレンタルサイクル店があることから、観光の一環として自転車を利用するのも楽しそうです。
「京都国際マンガミュージアム」の開館時間は10:00から18:00。
最終入館は閉館の30分前。休館日は毎週水曜日ですが、休日祝日の場合は翌日が休館となります。
また、年末年始や不定期に行われる施設のメンテナンス期間には休館となることもあるので、あらかじめホームページなどで確認したほうがよいでしょう。
入場料は大人800円、中高生300円、小学生100円。
なお、マンガという収蔵物の特性上、館内での飲食は禁止されているので注意してください。
京都国際マンガミュージアム前のカフェ
それでは「京都国際マンガミュージアム」の内部を見ていきましょう。
こちらのミュージアムの建物は昭和4年に建造された旧龍池小学校の校舎を改修したもの。
旧龍池小学校は周辺の小学校と統合されて閉校になりましたが、こちらの本館や講堂、正面などは国の登録有形文化財に指定されている昭和初期の雰囲気を感じ垂れる建物なので、建築に興味のある人はぜひじっくりと眺めてみるとよいでしょう。
まず入口の脇には「グラウンドカフェ」と「スタンドカフェ」があります。
館内は飲食禁止なので、もしお腹が空いたり喉が渇いたりした場合はこちらを利用しましょう。
グラウンドカフェでは主に飲み物を提供。マンゴやベリーなどのフルーツを使用したフローズンフルーツスムージーが人気です。
一方のスタンドカフェはしっかりした食事が楽しめます。
こちらはハンバーグやオムレツ、グリルチキンなどとサラダ、ライスがワンプレートになったメニューが人気。
また可愛くデコレーションされたオムライスやカレーなど、お子さん連れの方にもうれしいメニューが揃っています。
ただしこちらの楽しみはフードやドリンクだけではありません。
カフェの壁には人気作家のサインが書かれています。
ちばてつや、モンキー・パンチ、里中満智子といったビッグネームから今日マチ子、こうの史代といった旬の作家、 ペンデルトン・ワード、ペネロープ・バジューといった海外のアニメクリエーターやアーティストまで、様々なサインが並んでいます。
注文した料理を待っている間でも、端から壁のサインを眺めていればあっという間に時間が経ってしまいます。
ニガオエコーナー
それではいよいよ、入口から中には進みましょう。
まず目に入るのは、マンガミュージアムだけのオリジナルイラストが楽しめる「ニガオエコーナー」。
こちらでは作家と楽しく話をしながら、オリジナルの似顔絵を描いてもらえます。
しかも複数の作家のイラストからスタンダードとアニメといった絵のタッチが選べるので、きっと楽しい旅の記念になるはず。
料金は1名で利用の場合は1000円、2名で利用の場合は2000円。
写真からの似顔絵の作成も可能だそうです。
マンガ工房・工房編集部
その先にあるのは「マンガ工房」です。
こちらではプロとして活動しているマンガ家が下書きから完成までのプロセスを実演しています。
なかなか見れないマンガ制作の現場が実際に見学できると大評判で、さらに「マンガ工房編集部」では、マンガの書き方やわからないところについて相談することも可能です。
漫画家志望の方には、とてもうれしいコーナーになっています。
マンガ工房の開催は土日祝日の11:00から17:00。
マンガ工房編集部は土日祝日の13:30から16:00となっています。
ワークショップ
続いて見えてくるのは「ワークショップ」のコーナーです。
こちらでは週末に自由に参加できる「えむえむワークショップ」、グループを対象にした「グループ向けワークショップ」、希望に合わせて個別の指導を行う「プレミアムワークショップ」が開催、マンガの画材体験やキャラクター創作などが実際に体験できます。
「えむえむワークショップ」以外のワークショップは予約が必要なので、興味のある人は事前に連絡を行いましょう。
その向い側にあるのが常設展「100人の舞妓展」です。
これは100名以上の漫画家が舞妓さんを描いた展覧会。
参加している漫画家は剛かなメンバーが揃っていて、それぞれの絵のタッチが生かされた「舞妓さん」の姿はマンガ好きにはきっと興味を引くことでしょう。
こども図書館
その先には「こども図書館」があります。
こちらは3000冊の絵本を中心とした本が並べられて、もちろん読み放題の図書館です。
小さなお子様連れのファミリーには大人気です。
また、こちらは床にべったりと座れる施設なので、歩き疲れたというお子さんもゆったりと絵本を楽しむことができます。
そしてそういった展示の施設の間には、目を見張らんばかりのマンガがならんでいます。
マンガの壁
京都国際マンガミュージアムは三階建ての施設ですが、館内の壁に配架されている本は自由に読むことができます。
通称「マンガの壁」と言われている棚にあるのは約5万冊。
手に取っているうちに、あっという間に時間が過ぎ去ってしまうことでしょう。
ちなみに大きく分けて1階には少年向け、2階には少女向け、3階には青年向けと区分けされているので、好みのマンガを探すときの参考にしてください。
特集棚
またマンガの壁とは別に、あるテーマで集められた「特集棚」も設けられています。
話題のマンガが集まることも多いので、「何から読んだらいいのかわからない」という人はまずこちらの棚を見てみるといいかもしれません。
なおテーマは定期的に変わるため、何度訪れても新しい発見を楽しむことができるでしょう。
火の鳥のオブジェ
それでは続いて2階に上がってみましょう。こちらにもマンガの壁と特集棚がありますが、目を引くのは「火の鳥のオブジェ」でしょう。
こちらは手塚治虫の「火の鳥」の巨大オブジェ。
しかも「寄木造り」という伝統的な技法を作って作られたもの。
瞳は「玉眼」という、仏像彫刻の技法が用いられている本格的な彫刻作品です。
マンガ家の手と殿堂
さらに2階の展示で面白いのは「マンガ家の手」。
こちらは来館した漫画家の手をかたどった石膏像です。
さらに2階には「マンガの殿堂」として戦後の各時代の代表的な作品を読むことができます。
研究閲覧室
さらに詳しい資料を探している人は3階の「研究閲覧室」に向かいましょう。
ここは江戸中期以降からの資料が収蔵された本格的な研究機関。
事前予約とともに、調査目的の人のみが利用できます。
以上、駆け足で見てきましたが、マンガミュージアムの楽しみはまだまだたくさんあります。
マンガの魅力をあますところなく展示している京都国際マンがミュージアムは、まさにマンガの殿堂と呼べる存在です。
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