晴明神社

晴明神社
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陰陽師として名高い安倍晴明を祀る神社。こちらには「晴明井」と呼ばれる井戸がありこちらは無病息災に効くとされています。

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晴明神社の基本情報


【スポット】晴明神社
【ふりがな】せいめいじんじゃ
【 住所 】京都府京都市上京区堀川通一条上ル806
【アクセス】京都市営地下鉄烏丸線 今出川駅 徒歩約12分
【最寄り駅】今出川駅
【営業時間】9:00~18:00
【 料金 】無料
【クーポン】なし


公式ページ

陰陽師の神様「晴明神社」への行き方と魅力について

晴明神社とは

小説や漫画、映画で人気のある平安時代の陰陽師阿倍晴明。

その阿倍晴明を祀っているのが晴明神社です。

晴明神社の由緒としてはもともと阿倍晴明の暮らしていた邸宅跡地に一条天皇の命で阿倍晴明を祀ったのが起源になります。

ちなみに晴明神社の由緒では阿倍晴明は陰陽師ではなく天文学者とされています。

昔は広大な敷地の大きな神社であったようですが応仁の乱をはじめとする京都市内の戦災や災害で荒れ果て、現在の形になったのは昭和25年(1950年)というのですから京都市内の神社仏閣の中においては比較的新しいといえます。

阿倍晴明について

朱雀・村上・冷泉・円融・花山・一条の六代にわたり天皇に仕えた実在の人物です。

陰陽道や神道を究め天文学に通じ様々な知識をもって天皇の政を補佐したようです。

そのことが特別な能力を持ったスーパーマンのように伝えられています。

現代では式神という精霊を使い妖術で人を惑わすようなこともする怪しいイメージの人物像となっています。

そういう不思議な能力に魅かれて毎日多くの参拝者が晴明神社に訪れています。

五芒星について

どうしても触れておかねばならないのが晴明神社のマークである五角形の星形の五芒星です。

五芒星は安倍晴明が使っていた紋なのですが陰陽道の魔除けの呪符でもあります。

晴明神社のそこかしこにありますのですぐに目につきます。

京都市内では交通安全のお守りシールとして晴明神社の五芒星のシールを車に貼っている車をよく見かけます。

ちなみに晴明神社では五芒星というより「安倍晴明判」、「晴明九字」または桔梗の花に似ていることから「晴明桔梗」と言います。

晴明神社へのアクセス

住所:京都市上京区晴明町806(堀川通一条上ル)

参拝時間:9:00~18:00

参拝料:無料

晴明神社は京都市内を南北にはしる堀川通り沿いにあります。

二条城から真っ直ぐ北に行く(京都では上ると言います)だけですからわかりやすい立地です。

公的交通手段では市バスに「一条戻橋・晴明神社前」という停留所があるので市バスを使うのが一番おすすめです。

JR京都駅・近鉄京都駅からは9系統の市バス、阪急の烏丸駅と地下鉄の四条駅からは12系統の市バスになります。

ただし地下鉄の場合は今出川駅から歩くことでも良く約12分くらいです。

他にもタクシーなら京都駅から道路事情にもよりますが20分前後、自家用車の場合は近くにコインパーキングがありますのでそこに駐車できます。

なお、市バスは1回の乗車で大人230円です。

1日乗車券が500円ですから3回以上バスに乗る人は1日乗車券がお得になります。

1日乗車券は京都駅の売店や自動販売機で買えますがバス乗車後に運転手から直接買うこともできます。

晴明神社へ行くおすすめの時期

晴明神社は京都の桜や紅葉の季節にはあまり関係ありません。

境内にあるのは桔梗です。

ですから晴明神社の年中行事にあわせて参拝するのがおすすめになります。

歳旦祭:1月1日

朝6時に執り行われる元旦の神事です。

境内の晴明井の若水を汲み上げ神前にお供します。

晴明神社へ初詣に行かれる際はこのタイミングに合わせるのがベストですが元旦早々早起きしないといけません。

節分星祭:節分日

節分には晴明神社らしい祭事が執り行われます。ただし祭事は夜8時からです。

まず人形(人を模した紙です)をいただき初穂料を納めて焚いていただきます。

それで罪や穢れのお祓いになります。

その際、自分の人形にふっと息を吹きかけて納めます。いかにも自分が陰陽師になったような不思議な気分を味わえます。

また節分星祭の祭事では豆まきではなく神官が「いんよー(陰陽)」と言いながら四方に矢を放つ追儺の神事を境内で見ることができます。無料です。

晴明祭(宵宮祭):秋分日前夜

晴明神社のメイン祭事の前夜祭です。

夜7時から子供たちによる「迎え提灯のお練り歩き」と「湯立神楽」という祭事がおこなわれます。

この「湯立神楽」というのは巫女さんがお湯でお祓いをしてくれることです。

「お神楽」といっています。獅子舞いではありませんのでお間違いのないように。

この「湯立神楽」は初穂料(1,000円)を納めると誰でもお神楽をいただくことができます。

しかもお饅頭付きですからお得かもしれません。

晴明祭(例祭、神幸祭):秋分日

晴明神社の1年を通して1番重要な祭事です。本殿では神事が執り行われ境内や周辺では鼓笛隊や御神輿が練り歩きます。

嵯峨墓所祭:9月26日
御火焚祭:11月23日

嵯峨墓所祭と御火焚祭は静かに執り行われるこじんまりとした祭事です。

厳粛な祭事なので有り難い気持ちになります。

賑やかな晴明祭とは違う雰囲気になります。

晴明神社の年中行事としては、6月26日に「火災除祈願祭」があります。

しかしこの行事は非公開なので当日参拝しても平日と変わりません。

さて、実はもう一つ晴明神社へ行くおすすめの時期があります。それは「京の七夕」の時期です。

例年8月前半の約1週間開催されます。

晴明神社周辺から堀川通りを真っ直ぐ下り、二条城までが会場となります。

晴明神社で祭事があるというわけではありませんが堀川に電飾で作られる天の川は必見です。

二条城でも露店が開かれるなど様々な企画が催されています。

京都の七夕気分を満喫できます。

晴明神社の注意点

晴明神社は片側3車線の堀川通りに面した街中にあります。

バスの本数も多くタクシーも拾いやすいです。

初めて晴明神社に行かれると「こんな大通り沿いに…」と驚かれるかもしれません。

服装や持ち物、アクセス含めて特に注意することはありませんのでお気軽にお出かけください。

晴明神社の重要スポット

一の鳥居

堀川通り沿いに晴明神社の入り口である大きな「一の鳥居」があります。

この鳥居にかけられている額に大きく五芒星が記されています。

通常は神社名称か神様名が記されるのですが、ここからすでに「この神社は他とは違うぞ」という雰囲気を発散させているのです。

旧・一条戻り橋

一の鳥居を入るとすぐ左手側にあるのが「旧・一条戻り橋」です。

一条通りで堀川を渡るためにかけられた小さな橋で一条戻り橋と呼ばれています。

現在かけられている一条戻り橋の先代の橋が晴明神社に設置されたものです。

なぜ一条橋ではなく一条戻り橋と言うかについては諸説ありますが、一番良く耳にするのが亡くなった人を運んでいる時にこの橋に差し掛かったところで死者が生き返ったことから戻り橋と言われているという説です。

現在でも結婚して嫁ぐ際には縁起を担いでこの橋を避けて通るとも言われています。

式神石像

旧・一条戻り橋のすぐ横に式神の石像があります。

式神は陰陽師にしか見えない精霊ですからイメージで作られた像です。

阿倍晴明が使っていた式神は晴明の奥様に疎まれたために一条戻り橋の下にいたとも伝えられています。

晴明井戸

二の鳥居をくぐりますとすぐ右手に晴明井戸があります。

阿倍晴明の法力で水が湧き出てきたと伝えられています。

病気平癒などのご利益があるとされ、今でも実際に飲むことができます。

おもしろいのは五芒星の形をした五角形の角から水が流れ落ちていますが、この水が流れる方向がその年の恵方の方角になっていることです。

毎年立春の日にその年の恵方の方角に動かすとのことです。

本殿

一の鳥居、二の鳥居の先である境内の一番奥に阿倍晴明が祀られている本殿があります。

明治38年に建立された建物だそうです。

阿倍晴明像

本殿に向かって左手側に阿倍晴明像が建っています。

像そのものは座って印を結んで星座を眺めているお姿です。

肖像画を元に制作されています。

厄除桃

本殿に向かって右手側に厄除桃が置かれています。

陰陽道では桃は厄除けということで晴明神社に参拝する方々は皆この厄除桃を撫でていかれるので地金の銅が光っています。

ちなみに桃太郎も桃が厄除けの効力があることがベースになっている説話なのだそうです。

御神木

厄除桃のすぐ横に晴明神社の御神木があります。樹齢300年の楠です。

楠は樟脳を発して虫を寄せ付けません。

その性質から古くは木造の仏像は楠で作られていました。

晴明神社から歩いて行けるおすすめスポット

 

晴明神社だけでも見所は多いのですが、歩いて行ける範囲のおすすめスポットも紹介します。

一条戻り橋

晴明神社から100メートルくらいの場所に現在の一条戻り橋があります。もちろん現役です。

様々な伝説に彩られた橋なのでテレビドラマの殺人シーンの撮影がされたりもしています。

白峯神宮

晴明神社の前の堀川通りを北上し、東西にはしる丸太町通りを東に進むと白峰神宮があります。

蹴鞠の宗家の飛鳥井家の屋敷跡に建立されていることから球技に関する願掛けに必須の神宮です。

球技関係の部活の学生さんが修学旅行の折に参拝してお守りを求めていきます。

日によってはお守りを買うのに行列で順番待ちということもあります。

西陣織会館

晴明神社の北側で100メートルも離れていません。

外観が鉄筋コンクリート造りのビルなので一見入り難いのですが、誰でも入れます。

西陣織に関する比較的大規模な売店もあります。

ここがおすすめなのは「きものショー」を無料で見ることができるからです。

ほぼ1時間おきに10分間ぐらいの西陣織の美しい着物のファッションショーが行われています。

最近は外国人観光客が多いですが晴明神社まで来たらぜひ足をのばしてご覧になることをおすすめします。

今のところあまり知られていないので穴場情報ですね。

まとめ

 

交通量の多い大通りである堀川通りに面した晴明神社。

周囲をビルやマンションに囲まれながらもどこか怪しく不思議な雰囲気を醸し出しています。

晴明神社を参拝すると阿倍晴明の力の一部なりとも授かることができるかもしれません。

阿倍晴明ファンならずともおすすめの神社です。

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