貴船神社
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貴船神社の基本情報
【スポット】貴船神社
【ふりがな】きふねじんじゃ
【 住所 】京都府京都市左京区鞍馬貴船町180
【アクセス】叡山電鉄鞍馬線 貴船口駅 徒歩約30分、または京都バス33系統 貴船バス停 徒歩約5分
【最寄り駅】貴船口駅
【営業時間】6:00~20:00(季節により変動あり)
【 料金 】無料
【クーポン】なし
貴船神社
が含まれる観光マップ
幻想的&神秘的なパワースポット 貴船神社
京都中心部から電車で1時間以上、京都の奥に位置する貴船神社。水の神様である高龗神を祀り、古くから祈雨の神様として信仰さていいます。
また、縁結びの神様としての信仰もあり、近年では特に若い女性やカップルでも賑わう、人気のパワースポットです!
水の神様ということで、読み方は「きぶね」と濁らず、「きふね」となります。
立地としては京都の洛北に位置し、地図で見ると鞍馬山と貴船山の合間にあることがわかります。
非常に風光明媚で、日本ならではの四季折々の美しさと併せて、神様の存在を強く感じられる非常に神秘的な場所です。
貴船神社について
まずは基本情報をまとめました。
授与所受付時間(おみくじ・お守りなど)
9:00〜16:30
開門時間
5/1〜11/30→6:00〜20:00
12/1〜4/30→6:00〜18:00
※正月三が日は20:00閉門
※七夕笹飾りライトアップ、貴船もみじ灯篭開催中は延長します
その他情報
年中無休、拝観料無料。バリアフリーではないため、車椅子での拝観不可。駐車場あり・有料2時間500円(本宮10台、奥宮15台)
※台数が少なく、また貴船にはほとんど駐車場がないため、公共の交通機関を利用しての参拝を強くおすすめしています。
貴船神社へのアクセス
電車の場合
出発時間帯により、最短・最速ルートは異なります。参考までに。
①最速ルート
京都より市営烏丸線にて北大路(13分)
北大路駅前(北大路駅から徒歩6分)より京都バス35)市原行乗車
市原駅前下車(22分)
市原駅より叡山電鉄鞍馬線・鞍馬行乗車、貴船口下車(6分)
貴船口駅前より京都バス(33)貴船口行乗車、貴船下車(4分)
徒歩にて貴船神社到着(7分)
所要時間1時間14分、950円
②最安・楽ルート
京都よりJR奈良線奈良行乗車、東福寺下車(3分)
東福寺駅より京阪本線準急出町柳行乗車、出町柳下車(19分)
出町柳駅より叡山電鉄叡山線鞍馬行乗車(直通、宝ケ池通過乗り換え不要)
叡山電鉄鞍馬線鞍馬行、貴船口下車(28分)
貴船口から徒歩、貴船神社着(2km、35分)
所要時間1時間44分、830円
※参考データ…ナビタイム
車の場合
所要時間40〜50分程度※曜日や時間帯など、混雑状況によって異なります。また、近辺道路は非常に狭く、バスも通っているため交互通行になる場面が多々あります。運転に慣れていない方は、駐車場事情も含めて車はあまりおすすめしません。
電車やバスで行くと、季節によってはかなり混雑しますが、景色や空気感をよりリラックスして楽しめますよ!!
車で行く場合は下調べを入念に、慣れている方に運転してもらいしましょう!!
貴船神社の神様
貴船神社は、本宮、中宮(結社)、奥宮の3つの社から成っています。
本宮には、水の神様である高龗神が祀られています。古くは、晴れを願う時は白馬、雨を願う時は黒馬が奉納されており、本物の馬の代わりに木の板に書いた馬が奉納されるようになったことから、絵馬発祥の地ともされています。
また、中宮(結社)には、磐長姫命が祀られており、縁結びの神様として信仰されています。
磐長姫命(イワナガヒメ)は、天孫瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)が、妹の木花開耶姫(コノハナノサクヤビメ)と結婚しようとした時に、父が磐長姫も共に奉ったが、瓊瓊杵尊が木花開耶姫とのみ結婚したためそれを恥じて、「縁結びの神として良縁を授けん」と、その場所に留まり、縁結びの神様となったのだそうです。とても哀しくとても心の優しい神様なのですね。
かつて和泉式部が縁結びのお詣りをしたことから、全国的に知られるようになったそう。奥宮には、闇龗神が祀られていますが、高龗神と同じ神であるともされているそうです。
貴船神社周辺について
さて、貴船神社について、少しわかったところで、貴船神社周辺についてお話ししたいと思います。
いよいよ貴船に上陸。神社に近づくと、明らかに空気が澄んで、ひんやりするのを感じます。それは貴船が木々に囲まれ川が間近を流れているからなのですが、それだけではない神秘的な空気が流れています。まるで悠久の昔の世界に迷い込んだようなそんな感じです。
川も非常に綺麗で、川の流れの音に耳をすませると、それはそれは神聖な気持ちになり魂が現れるような感覚に。すーっとお腹の底までマイナスイオンいっぱいの空気を吸い込むと、木々の香り、水の香りが心地よく心底癒されますよ。
神社周辺には、料理旅館が十数軒あり宿泊も可能。現地へ行くと雰囲気に魅了されること間違いなしなので、ゆっくり参拝、散策したい方は宿泊もおすすめです。またオシャレな茶屋もありました。
京都の奥座敷とも言われる貴船。夏には有名&人気の川床で、悠久の雰囲気を堪能しながらお食事をいただくのも人気です。
貴船神社の正しいお詣り方法
貴船神社は、本宮、中宮(結社)、奥宮からなっています。それぞれが離れた場所に立地していて、少し歩いてお詣りをしていくのですが、正しい順番をおさえましょう。これは三社詣(さんしゃまいり)という参拝方法で、古くからの習わしとされています。
また、それぞれの社に祀られている神様のことを知っておくことも大切です!
①本宮
貴船に着くと一番最初に紅くて美しい鳥居が目に入ります。美しさに感動しながら石段を上がって境内へ。境内入口すぐにある手水舎で清めます。
柄杓を使って、左手→右手の順に手を清めます。次に、左手に水を溜め、口をすすぎます。最後にもう一度左手を清めたら、柄杓をきちんと縦に置いて戻したら完了。
本殿でお詣りをします。
二礼二拍手一礼します。(二拍手の後の一礼の時に両手を合わせて、お願い事や心願成就のお礼をお伝えします)
次に、御神水である、水占齋庭へ。ここの水は日本の名水百選にも選ばれていて、とても美味しいです!
ご自由におのみくださいと書かれていますが、持ち帰ることもできます。持ち帰る際には、境内にて容器を数百円で購入することもできますよ。(値段は現地でご確認ください!)
ここでは、水占いもできます。水につけると結果が浮き出てきます。ぜひやってみてくださいね!楽しいですよ。
また、タイミングがあえば、大祓式もできます。(6/30と12/31のみ)これは、人型の和紙に、自分の名前と数え年を書き、水に流すことで、人が知らず知らずのうちに犯している罪や穢れを浄めるためのものです。やってみたいですね。
境内には他にも色々と貴重なものや、小さな社があります。時間があったらお詣りしてみましょう。
御神木の桂の木は樹齢400年!優しくそっとふれて、パワーをもらいましょう!
最後に結び文(200円)にお願い事を書いて、次のお詣りに向かいます。この結び文は、最後にお詣りする中宮(結社)の結び処に結びつけます。
※注意!!男女で同時にお詣りをすると陰陽のバランスが崩れるそう。別々に鳥居をくぐりましょう!
②奥宮
本宮から上流側700mのところに位置しています。途中には相生杉(1つの根から生えた樹齢千年の二本の杉。夫婦ともに長生きの意味があるとされています)や思ひ川、つつみケ岩などがあります。
奥宮はかつての本宮だった場所で、古社中の古社とも言われています。ここは最強パワースポットとのこと!
本殿下には、神様が訪れた際に水が湧き出たという竜穴があり、龍神を祀り古くから雨乞いの神事を行っていたそう。
その竜穴をパワーの根源としていることが、最強パワースポットと言われる所以なのです。
また、貴船の起源とされる伝説が残っている場所でもあります。
5世紀初め、初代神武天皇の皇母である玉依姫(たまよりひめ)が、淀川から貴船川をさかのぼりたどり着いたこの場所に社殿を立て、それが貴船神社の起源とされていると伝えられており、その時に玉依姫が乗っていたのが黄色い船だったことから、「きふね」という名前になったといういい伝えもあるそうです。
長い参道を通り、境内へ。改めて手水舎で浄めてから、本宮同様の手順でお詣りをしましょう。
本殿の下に竜穴があり、最強パワースポットなのだと思うと、ドキドキして身の引き締まる思いもしますね!
この奥宮にもいくつも見所や小さな社がいくつかあります。
特に、連理の杉は(別々の木が重なって1つの木になった)夫婦や恋人の仲睦まじいことを象徴しています。
この連理の杉は杉と楓が融合しているもので、大変珍しいものだそうです。
また、先ほど述べた玉依姫が黄色い船に乗ってやってきて、水の神を祀り、その場所を人目につかないよう岩で囲ったという御船形岩もあります。
ここの小石は、旅や航行安全のご利益があるとして、持ち帰る人もいるようです。お時間があればゆっくりお詣りしてみてくださいね。
そして、いよいよ次は…核心の縁結びへ!
③中宮(結社)
本宮から上流側へ300mのところに位置しています。鳥居をくぐり、本殿へ。他の社と同じ手順でお詣りをします。
最後に思いを込めて、結び処に結び文を結びつけます。お願いごとは、縁に関することであれば大丈夫です!
どうどうか…心願成就しますように…!!
縁結びをしたいからといって、手順を飛ばして最後の中宮だけお詣り!などというのはいけません。
しっかりと三社詣をしてこその心願成就です。
是非、ありがたい気持ちと神聖な気持ちを持ってお詣りをしてくださいね!…とはいえ、貴船に降り立てば、自ずとそういった気持ちになることは間違いありません!!
参拝の仕方のまとめ、マナー
・貴船神社は三社詣で。順番は、本宮→奥宮→中宮
・男女でお詣りする際には、別々に鳥居をくぐりましょう
・鳥居をくぐる前には一礼、お詣りが終わったら、鳥居をでてから向き直って一礼しましょう
・参道のを歩く際には端を歩きましょう(真ん中は神様の通り道です)
・お詣りの前には、必ず手水舎で清めましょう
柄杓を使い、
1:右手で水を汲み左手を清める
2:左手で水を汲み右手を清める
3:右手で水を汲み左手に溜め、それを口につけ口を清める
4:再度右手で水を汲み左手を清める
5:柄杓を真っすぐに立てて戻す
・お賽銭はそっと入れるましょう(投げ入れない)
・二礼二拍手一礼(真ん中には立たないように注意)
・服装は普通で大丈夫だが、露出が多すぎず、派手すぎず。常識の範囲内で。
おすすめシーズン
京都といえば紅葉の秋を思い描く方も多いのではないでしょうか。貴船の紅葉の季節は本当にすばらしく、言葉では言い表せないほどの美しさ、すばらしさです。
特に夕方からのライトアップは、鳥居の朱、紅葉の色合い、灯篭の優しく灯り、水面に映る光が相まって、この世のものとは思えない程の幻想的な光景です。
また、七夕シーズンもライトアップがありますし、春には春の、冬には冬ならではの、自然の美しいさが貴船の神秘的な雰囲気を引き立てて、楽しめることは間違いありません!
服装
立地的に少し涼しい場所なので、秋冬であれば暖かめ、春夏であれば、薄手の羽織一枚あると安心かもしれません。
真夏はひんやりしていて気持ちいい!という感じになるかとは思いますが、ご心配な方は念のため。
また、三社詣で結構歩きますし、石段あり、参道も玉砂利のような感じなので、ヒールの高い靴、サンダルはおすすめしません。
その場だけでも歩きやすいスニーカーやヒールのない靴がいいと思います。
たくさん歩きますので、動きやすい服装…スカートよりはパンツスタイルの方がいいのではないかと思います。お詣りをすることを考えると、お詣りの方法とマナーのコーナーでも書きましたが、普通でOKですが、ラフすぎず、派手すぎず、露出が多すぎない服装、常識の範囲内で選ぶと良いと思います。
筆者は、大原へ足を伸ばしてから車で夕方の貴船へ向かいました。駐車場はやはり埋まっており困りましたが、現地の料理屋さんで、駐車場をお借りすることができ大変ありがたかったです。
帰りにはその料理屋さんで、オススメの湯豆腐をいただき、まだライトアップの続く美しい貴船を、後ろ髪引かれながら後にしました。次回行くときにはきっと、泊まってゆっくり散策するぞ!と心に誓いながら…
京都は大変好きな、そして大変興味を惹かれる場所なのですが、中でも貴船は立地、雰囲気、伝説や逸話、全てにおいて大変神秘的で最も心惹かれる場所です。
あの美しい鳥居、石段、奥宮の参道、中宮の灯り…今でも目に焼き付いています。何度でも行きたくなる神秘的な場所、それが貴船神社です。
是非、次に京都でどこに行こうか迷われたら、貴船神社まで足を伸ばしてみてはいかがでしょうか?
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