哲学の道

哲学の道
photo by @ma_ko_rinn
「日本の道百選」にも選ばれた約1.6kmの散歩道。こちらの名前の由来は有名哲学者である西田幾太郎などがこの道を歩きながら思考にふけっていたことから名づけられました。偉人たちが歩いた道を辿って同じように物思いにふけりたくなるスポットです!

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哲学の道の基本情報


【 住所 】京都府京都市左京区鹿ケ谷西寺ノ前町81 周辺


Wikipediaページ

哲学の道を散策しよう!おすすめコースや見どころまとめ

「哲学の道」とはどんな道?

哲学の道は、京都府は京都市左京区にあり、日本の道100選にも選出されました。

この道の始まりは永観堂付近の熊野若王子神社前、「若王子橋」です。

そこから琵琶湖疏水に沿って進み、銀閣寺西は「銀閣寺橋」の辺りまで、約2km続く散策路です。

そこまで大きな道ではなく、どちらかと言えばこじんまりとしています。

道の脇には様々な樹木が植えられていて、春になれば美しく桜の花びらが舞い、秋になると見事な紅葉の景色を見る事ができます。

哲学の道の名前の由来は、かつて哲学者達がこの道を散策しながら哲学談義をしていた事からついたのではないかと伝わっています。

そんな哲学の道には見どころが沢山あります、おすすめ散策コースを幾つかご紹介しましょう。

営業日時・利用料金

哲学の道は散策路ですから、いつでも出入りが可能ですので、営業時間等はありません。

しかし哲学の道周辺の寺院や店舗を利用する際には、それぞれ決められた拝観・営業時間があります。

また、哲学の道を散策する事自体に料金がかかる事はありませんが、こちらも哲学の道周辺の寺院・店舗によって利用料金が異なります。

どの寺院や店舗へ立ち寄るか、事前に決めておいて予めその寺院や店舗が空いている日時に出かけましょう。

アクセス方法

哲学の道付近には、残念ながら最寄り駅がありません。

例えば京都駅から徒歩で哲学の道へ向かおうと思っても、1時間以上はかかってしまうでしょう。

一番おすすめなアクセス方法はバスです。

京都駅から「市バス5系統」で行く場合は、乗り場は「京都駅バスターミナルA1乗り場」です。

「17系統」バスに乗る場合は「京都駅バスターミナルA2乗り場」からです。

どちらかのバスに約30分程乗って、「銀閣寺道バス停」で下車します。

「銀閣寺道バス停」から交差点まで進んで、交差点を渡ったら哲学の道はもうすぐそこです。

または、京都駅の「京都駅バスターミナルD1乗り場」から「市バス100系統」のバスに40分程乗って、「銀閣寺前バス停」で降りるという方法もあります。

この場合は「銀閣寺道バス停」からよりも1~2分程早く、哲学の道へ到着できます。

車でのアクセスも徒歩と同様におすすめしません。

京都は道が狭い事が多い上に、観光地は駐車場が終日満車である事が多いからです。

京都駅周辺で車を停めておいて、そこからバスでのアクセスが一番楽でしょう。

哲学の道について注意点

春は特に混雑する

哲学の道が一番混雑するのは、桜の綺麗な春です。

4月中は特に哲学の道へお花見に行く人が多く、終日混み合っています。

哲学の道自体は約2kmと長いのですが、道の横幅はあまり広く造られていません。

その為、結構人でごった返していて、なかなか前へと進みにくいのです。

ゆっくり散策するのであればお花見シーズンを避けるといいでしょう。

どうしてもお花見シーズに哲学の道へ行きたいという場合は、満開時期を少し過ぎた散り際に行くか、平日に行く事をおすすめします。

コースを決めておかないと時間が足りない

哲学の道は2km、ゆっくり歩いて30分程の距離の道です。

真っ直ぐ道なりに進んでいくだけならば、迷ったりもしないでしょう。

しかし哲学の道の周辺には寺院やお店が色々と揃っていて、その全てを観て周ろうと思ったらなかなか時間が足りません。

ここからここまでを観る、ここは絶対に行くというように、予め観たいスポットを決めておく事をおすすめします。

哲学の道おすすめ散策コース

哲学の道周辺には様々な観光スポットが点在しています。

ただ単に哲学の道を真っ直ぐと歩くよりも、そういった観光スポットにも立ち寄りながら散策してみましょう。

哲学の道も含めたおすすめ散策コースをご紹介しますので、是非参考にしてみてください。

①南禅寺~銀閣寺までお手軽世界遺産コース

スタート地点は「南禅寺」、こちらの寺院は京都三大門1つでもある「三門(重文)」があります。

その三門へ上がると京都市内を一望する事ができるので、晴れている日には是非お立ち寄りください。

「南禅寺」から「永観堂」へ行くと、そこでは「みかえり阿弥陀」と呼ばれる阿弥陀如来立像を拝観する事ができます。

まるで本当にこちらを振り返って肩越しに見つめているような姿は必見です。

「永観堂」から次に「哲学の道」へ入ります、ここもゆっくりと歩いてみましょう。

春は人混みが激しいのですが、紅葉の秋はまだあまり人もそこまで多くありません。

「哲学の道」より「銀閣寺」へ行き、世界遺産のわびさびを感じてみましょう。

こちらのコースは基本的な世界遺産を抑えたコースなので、京都や哲学の道へ初めて行く方におすすめです。

因みに「哲学の道」では、天候が良い日に可愛い猫の姿を見る事ができます。

どうやら飼い猫のようですが、台の上で寝ていたりととっても愛らしい姿を眺める事ができますよ。

②インクライン~哲学の道まで半日散策コース

スタート地点は「蹴上(けあげ)インクライン」です。

「蹴上インクライン」とは傾斜鉄道の事で、明治から昭和の一時代に実際に使用されていました。

今ではそこは跡地として残されているのですが、とても珍しい場所なので是非行ってみましょう。

通常だったら入る事のできない「線路内」を歩いて散策が可能です。

「蹴上インクライン」から「南禅寺」へ行き、参拝後に「哲学の道」を通ります。

立ち寄る箇所は少ないものの、しかし「蹴上インクライン」自体がとても長い道のりですから、半日はかかるでしょう。

写真撮影が趣味である、という人には堪らない景色です。

おすすめの季節は何といっても春、桜の舞う中の「蹴上インクライン」はとても素敵ですよ。

しかし夏は木々の緑が、秋は紅葉、そして冬には枯れ木と雪の景色も合いますので、他の季節の散策もおすすめです。

③天授庵~銀閣寺までの世界遺産じっくりコース

スタート地点は「天授庵」です。

「天授庵」では本堂前庭、書院南庭というそれは見事な庭園を鑑賞する事ができます。

そこから水路閣をくぐって階段を上がれば「南禅院」、そして次は「南禅寺」へと進みましょう。

「南禅寺」から「永観堂」へ、「永観堂」は紅葉の永観堂と呼ばれる程の、京都でも屈指の紅葉の名所です。

秋に京都は哲学の道付近へ行く事があれば、是非こちらもお立ち寄りください。

「永観堂」からは「哲学の道」へと入り、そこから「法然院」へと進みましょう。

「法然院」は「哲学の道」から少しだけ離れた場所にある寺院ですから、観光シーズンでもあまり人がいません。

人混みに疲れたら「白砂壇」を眺めながらゆったりとしてみるのもいいでしょう。

「法然院」で休憩をしたら、次は「銀閣寺」へ行き、そこでこのコースは終了です。

観光スポットを複数周るコースですが、それぞれの観光スポットが近い場所にありますから、観終わるまでにそんなに時間はかかりません。

じっくりと寺院を眺めていても、半日あれば周りきる事ができるでしょう。

ちょっと番外編!哲学の道周辺のおすすめカフェ

哲学の道周辺には寺院や世界遺産だけではなく、お洒落なカフェもあります。

例えば哲学の道を30分かけて歩いて疲れたなという時に、おすすめカフェで休憩するのもいいでしょう。

いくつか人気カフェをご紹介するので、是非お立ち寄りください。

①よーじやカフェ銀閣寺店

銀閣寺からすぐの所にあるカフェです。

よーじやと言えば油とり紙で有名なので、名前だけでも聞いた事のある人は多いと思います。

こちらのカフェには庭園があり、見事な庭園を眺めながらお抹茶や美味しいパフェを頂けます。

②Pomme

真っ赤な屋根が可愛らしいケーキ屋さんです。

林檎を使ったケーキがとっても美味しく、そして店内もどこかフランスの雰囲気漂うお洒落な店舗です。

テラス席もありますから、天気の良い日はそこで食べるのもおすすめです。

哲学の道からも近い場所にありますから、休憩がてら立ち寄ってみてください。

③ゴスペル

銀閣寺のすぐ近くにある洋館、こちらは実はカフェとして利用する事ができるのです。

京都という和の雰囲気漂う地にあるものの、しかし大正モダンな洋館が上手くその場にマッチしています。

一歩足を踏み入れると店内は時代が遡ったような、とても素敵な空間になっています。

ケーキも美味しいのですが、カレーも絶品です。

哲学の道をゆっくり歩いてリフレッシュ!

哲学の道周辺にはまだまだ見どころが沢山あります。

今まで哲学の道へ行った事がないという方は、是非一度おすすめのコースを巡ってみましょう。

何度か哲学の道へ立ち寄った事があるという方も、まだ巡っていないコースがあれば是非お試しください。

周辺にはご紹介した以外にも素敵なお店が揃っていますから、1日中楽しめますよ。

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