金閣寺(鹿苑寺)

金閣寺(鹿苑寺)
photo by @akira._0211
三代目足利義満の命の元建てられたお寺。金箔が施されたこちらのお寺は見目美しく多数の観光客が訪れる場所です。また、1994年にユネスコの世界遺産に登録されました。

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金閣寺(鹿苑寺)の基本情報


【スポット】金閣寺(鹿苑寺)
【ふりがな】きんかくじ(ろくおんじ)
【 住所 】京都府京都市北区金閣寺町1
【アクセス】京都市営バス「金閣寺道」下車 徒歩約3分
【最寄り駅】北野白梅町駅
【営業時間】9:00~17:00
【 料金 】大人400円、小中学生300円
【クーポン】特定の旅行サイトや観光パスで割引がある場合があります


公式ページ

金閣寺へ行ったら必ず押さえておきたい6ポイントを京都人が教えます!

金閣寺ってどんな場所

正式名は鹿苑寺(ろくおんじ)。相国寺の塔頭(たっちゅう)寺院です。
塔頭寺院とは、祖師や大寺の高僧の死後に、弟子が師を慕って建てた小院という意味となります。
金閣寺は1397年西園寺家から足利義満が譲り受け「北山殿」を造ったのが、始まりでした。足利義満の死後、遺言によって禅寺となり、足利義満の法名「鹿苑院殿」から2文をとって、「鹿苑寺」と名付けられました。
金閣寺の徒歩圏内には、カフェやお土産さん、食べ物屋さんなどもたくさんあるので、休憩することや一服することもできます。
お盆の時期には金閣寺前から京都五山送り火の左大文字が見ることができ、地元の市民や観光客の方々がたくさん集まる人気観光スポットです。

舎利殿(金閣)金閣寺の象徴といえば舎利殿!

金閣寺と聞いて連想するのが、やはり金色をした舎利殿ではないでしょうか。
正式には舎利殿が金閣で、舎利殿を含む全体が金閣寺となります。
舎利殿は「一休さん」でおなじみの、室町幕府3代目将軍足利義満が建立しました。
なお義満が建てた舎利殿は昭和25年(1950年)に修行僧の放火によって焼失しており、現在、見学しているのは昭和30年(1955年)に再建された建物です。
3階建の内部は、2層目、3層目も全面金箔貼りとなっています。金箔を貼ったピカピカの外観は圧巻で、おもわず「きれいだなー」と口ずさみ、しばらく時を忘れさせてくれること間違いなしです。
屋根を注意深く見ていただくと、頂上には鳳凰(金色の鳥)が陣取っております。
1万円札にも描かれておりますが、鳳凰は伝説上の生き物で、とても縁起の良い生き物です。
ぜひチェックしてください。
晴れの舎利殿もきれいですが、雨の舎利殿も風情があり、また雪の積もった舎利殿も素敵ですので、季節や天候に左右されることなく観光できます。

後ろ金閣を激写せよ!鏡湖池と庭園

池の名前は「きょうこち」と読みます。
舎利殿(金閣)を鏡のように映しだすことから名付けられました。
晴れの日限定で舎利殿(金閣)を写し、「逆さ金閣」と呼ばれる写真スポットになっていますので必見です。
鏡湖池には葦原島、鶴島、亀島、淡路島、出島などたくさんの島が浮かんでおり、自分だけのお気に入り景観ポイントを探して撮影するのがおススメです。
また、鏡湖池は池に映った舎利殿(金閣)や島、石や庭園などが一緒になって美しい庭園として成り立ちます。
鹿苑寺(金閣寺)庭園は池泉回遊式庭園と呼び、とても美しく国の特別史跡・特別名勝に指定されています。
諸大名達が献納したとされる、石も特徴的で夜泊石、九山八海石、畠山石、赤松石、細川石、三尊石組などがあり、足利義満がこの庭園で自分の力を誇示したかったとされています

足利義満 珠玉の盆栽 陸船の松

その名の通り舟の形で陸船の松(りくしゅうのまつ)です。
陸船は、「おかふね」とも読みます。
舎利殿(金閣)を見ながら歩いていると、見惚れて見逃す人が多いので注意ください。
特徴的な形の盆栽ですが、足利義満が植えた盆栽から移植して船の形に整えており、盆栽とは思えないスケールに仕上げました。
種類は「五葉松」で、縁起が良いとされており、盆栽界の王者といえます。
京都三大松の1つ(金閣寺陸船の松・宝泉院玉葉の松・善峰寺游竜の松)で、京都の天然記念物にも指定されています。
舟の先が、西を向いているのは極楽浄土に目指したかったという一説があります。
樹齢600年以上ですが手入れも、きっちりされて年月を感じる樹木ではなく、その姿は圧巻です。ぜひ、チェックしてください。

見逃し注意!銀河泉・巌下水

銀河泉は足利義満が、お茶の水に使用していました。
立て看板には、「義満公御茶の水」と記載されています。
現在でも、水量は少ないですが湧水が流れており、水が流れている部分は赤茶色が特徴です。
まわりは、岩の屋根と石で囲まれて静かに自然の湧水が流れて泉があります。
泉ですが、水たまりのようになっており底の部分は苔があり、見ていると心が癒されます。
そして、銀河水のすぐ右横に目を配ると足利義満が手洗いの際に使用していたとされる泉、巌下水があります。
巌下水(がんかすい)と読みます。
立て看板には、「義満公御手洗いの水」と記載されています。
屋根は、苔で覆われて、竹で支えられており、周りは石で支えられています。
室町時代にこれだけ立派な手洗いがあるということは、足利義満の権力の大きさが想像できます。

景色を楽しもう 夕佳亭

夕佳亭「せっかてい」と呼ばれ、文字通り「茶室から見る夕日に映える金閣が、特に良い」ということから命名されました。
「寄棟造」の建築で屋根は茅葺屋根です。

茶室正面の「南天の床柱」や右手側にある「萩の違い棚」が特徴です。
南天の床柱は南天(樹木)の自然な形を利用しており、本来は細い南天の木がほとんどです。
床柱に出来る立派な柱を探していることから、探すのが大変で、また高価だったのではないでしょうか。
「萩の違い棚」は三角形の形状で、梅の木の一種である「鶯宿梅(おうしゅくばい)」を中央部に使っています。
江戸時代初期に、当時の住職「鳳林承章(ほうりんじょうしょう)」が後水尾天皇に庭園を見てもらうために、お茶を招待しました。その際に茶室が必要になり、「金森宗和」に依頼しました。
奥の2畳の部屋でお茶を献上したそうです。
現在の建物は、明治に1度焼失しており1874年に再建されたものです。
また、1997年に「古図面」が見つかり細部の修繕がされたようです。
こちらの高台からぜひ舎利殿(金閣)や景色を見て後水尾天皇の気持ちを味わってみては。

金閣寺最古の建物 不動堂

金閣寺境内最古の建物で、御本尊「石造不動明王」をお祀りしているお堂で「不動堂」です。
足利義満以前の所有者、西園寺家の頃で金閣寺創建以前の1225年に建立されたとされています。
応仁の乱で、焼失して安土桃山時代に「宇喜多秀家(うきたひでいえ)」によって再建されました。
1962年に修繕されていますが、現在拝観しているのは宇喜多秀家が再建した建物です。
御本尊の「石造不動明王」は、首から上の病気にご利益があると伝えられており、特に「眼」が良くなると言う評判があります。
また、節分(2月3日)、大文字五山の送り火(8月16日)の年2日のみ拝観することができます。
1年のうち、2日しか見学することができない希少価値があるので予定が合う方は、ぜひ拝んでください。

金閣寺を観光する時の注意点

京都は、夏は盆地で蒸し暑く、冬は底冷えがして寒いと言われております。
夏の観光は、水分補給を十分してください。
冬の気温ですが、金閣寺が位置する京都市北区は京都駅付近より少し気温が低いので
服装には注意ください。
バスですが、京都市内は渋滞が多く予定時間に到着しない場合があるので、
時間には余裕をもって行動するのがベストです。

金閣寺周辺のおすすめレストラン

いただき金閣寺

自家製のデミグラスソースやタルタルソースは絶品です。
観光客だけでなく、地元の人もたくさん訪れてすぐ満席になります。
定食はボリューム満点でお腹もいっぱい、栄養バランスも良くコスパもGOOD!

基本情報

営業時間:
月~金
11:30~16:00
17:30~20:00
土日祝
11:00~16:00
17:30~20:00
定休日:不定休
住所:京都府京都市北区衣笠馬場町30-5
アクセス:金閣寺正面から南へ徒歩1分 市バス金閣寺前下車すぐ
予算(入場料など):昼1,000円前後、夜1,000円~2,000円

Cafeteria koto

華やかなでインスタ映え間違えなしなメニューが揃っているカフェ。
旬の果物を使用したり、たっぷりクリームやチョコを使用したスイーツがあったりと甘い物好きには堪らないお店です。またおしゃれ店内、おしゃれ外観で旅の疲れを癒してくれます。

基本情報

営業時間:
月~金
10:30~19:00
(L.O18:30)
定休日:不定休
住所:京都府京都市北区衣笠御所ノ内町14
アクセス:市バス金閣寺道下車徒歩1分
予算(入場料など):1,000円~2,000円

権太呂

築100年の京都らしい古民家でお出迎え。食事をしながらお庭も堪能できます。
京都のおいしい出汁でいただく、名物権太呂鍋や蕎麦などがおすすめです。

基本情報

営業時間:
月・火・木~日
11:30~21:30
(LO.21:00)
定休日:水曜日
住所:京都府京都市北区平野宮敷町26
アクセス:市バス金閣寺前下車 徒歩4分
予算(入場料など):昼1,200円前後、夜1,500円~2,000円

アクセス

京都駅から京都市営バス101系統、205系統「金閣寺道」下車徒歩3分
もう一つルートは京都市営地下鉄烏丸線「北大路駅」下車、
北大路バスターミナルから京都市営バス金閣寺行き乗車「金閣寺道」下車徒歩3分

金閣寺の基本情報

名称

金閣寺(鹿苑寺)

読み方

きんかくじ(ろくおんじ)

営業時間

9時~17時

定休日

無休

拝観料

,大人・高校生400円 小・中学生300円

クーポン

:なし

まとめ

金閣寺は、春夏秋冬いつの時期に観光しても楽しむことができます。
また、天候に左右されることなく晴れの良さ、曇りの良さ、また雨や雪の日でもそれぞれ違った景色を
垣間見ることができ、何度見ても新しい発見があります。
また、金閣寺といえば舎利殿(金閣)はもちろんですが、それ以外でも歴史ある建物や庭などがたくさんあり
自分だけのお気に入りを探して、さらに金閣寺を満喫してみてください。

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