東京国立近代美術館
photo by @miyuki.wedding_cafe
東京国立近代美術館の基本情報
【スポット】東京国立近代美術館
【ふりがな】とうきょうこくりつきんだいびじゅつかん
【 住所 】東京都千代田区北の丸公園3−1
【アクセス】東京メトロ東西線竹橋駅1b出口より徒歩3分
【最寄り駅】竹橋駅
【営業時間】10:00~17:00(金曜日・土曜日は20:00まで、入館は閉館30分前まで)
【 料金 】一般500円、大学生250円、高校生以下および18歳未満、65歳以上は無料
【クーポン】特定のクレジットカードや会員証を提示すると割引が受けられる場合があります
東京国立近代美術館
が含まれる観光マップ
ミュージアムショップやレストランも充実!東京国立近代美術館
日本各地に美術館はありますが、その中でも最大級の規模を誇るのが東京国立近代美術館。
明治の後半以降に作られた近現代美術の殿堂として、日本だけでなく世界から大きな注目を集めている場所です。
収蔵品の数は一万点を超え、絵画や彫刻だけでなく、版画や写真などの分野でも豊富な展示を誇っています。
その中には原田直次郎の「騎龍観音」や萬鉄五郎「裸体美人」、横山大観の「生々流転」といった美術ファンなら一度はこの目で見たいと思う重要文化財なども含まれています。
今日の富士山
静岡は晴れの朝です。富士山側のソラは白っぽいソラが広がり、富士山は見えません。富士山の絵をお届けします。絵は、横山大観「或る日の太平洋」(1952年
東京国立近代美術館蔵)。 pic.twitter.com/xvkqZ3McBz— うさぎ (@Hatch_Rin) August 24, 2020
近現代美術に興味のある人だけでなく、アート初心者でも楽しめる美術の殿堂、それが東京国立近代美術館です。
東京国立近代美術館へのアクセス
東京国立近代美術館へのアクセスの最寄りは東京メトロ東西線の竹橋駅、または東京メトロ東西線・半蔵門線九段下駅が最寄りです。
距離だけでいうと竹橋のほうが近くになりますが、九段下を利用した場合には北の丸公園を通るため、四季折々の植物を楽しむこともできます。
途中には日本武道館や科学技術館など、東京を代表するスポットもあり、東京観光の一環に組み込むなら九段下駅を利用するとよいでしょう。
東京国立近代美術館の外観とギフトショップ
さて、東京国立近代美術館は四階建ての建物です。
設計は谷口吉郎が担当、大きな屋根と柱、梁の形は日本のモダニズム建築の代表とも言われています。
また多くな屋外彫刻はイサム・ノグチの作品。
ピロティに設置されたベンチからは、緑の美しい前庭とともに、この彫刻作品を鑑賞することができます。
東京国立近代美術館 工芸館の彫刻
・遷移
・からみあった柱
・風の韻 pic.twitter.com/ebmodS7I6C— K&T&K@固定ツイは夢番地💤 (@harunatyper) January 31, 2018
東京国立近代美術館常設展。その他にも添付画像の作品が良かった。作者はメモってなくてわからず。また、これはやはりイサム・ノグチ庭園美術館に行ってからのことだけど、彫刻がわかるようになってきた気がする。益々する。みなぎる生命力、朽ちない永続性、具象の体現。とか言って彫刻の写真はない。 pic.twitter.com/Td0S3mNyyg
— yuichi nakasone (@sonechiko) June 13, 2020
また1階にはミュージアムショップがあります。
こちらでは展覧会のカタログや目録、ガイドブックなどとともに、オリジナルグッズが人気を集めています。
特に東京国立近代美術館のミュージアムショップはそれだけを目的に訪れる人も多く、単に美術館併設のショップの枠を超えて、多くの人気商品を生み出しています。
定番は「絵画織」のブックカバー。
先日、菱田春草展(東京国立近代美術館)に行ってきた。グッズ売り場にブックカバーがあったので買ったのだけど、文庫サイズにしてはかなり大きめ(続く) pic.twitter.com/qj4JrLOQUA
— ichihajime 市村肇 (@ichihajime) October 19, 2014
群馬県特産の桐生織の伝統工芸士が独自に開発した技法で、ブックカバーの行面に様々な絵画が織り込まれています。
また、絵画モチーフのペンも人気商品のひとつ。
持ち手の部分に所蔵の作品をモチーフにしたイラストが描かれています。
竹内栖鳳「海幸」、小茂田青樹「虫魚画巻」、古賀春江「海」など、近現代のアート好きにはたまらない一品です。
森正洋のデザイン陶磁器も隠れたヒット商品。
日常で使いやすい器をテーマにデザインされた陶磁器は機能的でシンプルですが、目立たない部分には工夫があふれ、さすがの一流デザインであることを感じさせます。
そのほか、伝統工芸である「注染」に鏑木清方「明治風俗十二ヶ月」の着物の柄をあしらった手ぬぐいや、これからアートの知識を深めたいという人にぴったりな「国立美術館アートカード」など、日本人だけでなく海外からの観光客にも大人気のグッズが勢ぞろいしています。
館内の展示
さていよいよ美術館の中に入りましょう。
1階は企画展のギャラリーです。
1,300平米という広いギャラリーでは、毎回異なるテーマで国内外の美術作品を展示する企画展が年に4~5回のペースで開催、マティス、クレー、ゴッホ、ゴーギャンなどモダンアートの巨匠、横山大観、東山魁夷、藤田嗣治ら日本人の有名作家といったビッグネームの大規模な古典をはじめ、個性的な作品が並ぶ現代美術展、時代や社会の時流を反映したテーマ展など、多岐にわたる展示が行われています。
東京国立近代美術館で熊谷守一の企画展を鑑賞。初期の作品は人生と相まって暗い物が多い。だんだん年齢を重ねて、自分の画風を確立していく様子がよく分かる。とても良くて図録も買った。 pic.twitter.com/V0T1Oq1aO1
— 夜はねむし (@sukanpin117) February 17, 2018
2019.11.1 から始まった
東京国立近代美術館 企画展
窓展:窓をめぐるアートと建築の旅
The Window: A Journey of Art and Architecture through WindowsFlyer, Poster, Ticket, Book
デザイン担当しました。Bookは、田村奈緒さんに手伝って頂いてます。https://t.co/jx27XjpAHM pic.twitter.com/FxSDEKoyuy— 田部井美奈 (@mina_tabei) November 6, 2019
なお、企画展ギャラリーへの入場には企画展のチケットが必要なので注意してください。
2階から4階までは、所蔵品のギャラリーです。
1万点を超えるコレクションから選ばれた作品が並ぶ、日本最大の所蔵品ギャラリーです。
4階の展示室から12の展示室が続き、日本の20世紀初頭から現在に至る作品が並んでいます。
また、海外作品も約200点展示、年に何回かの入れ替えがあり、特集展示やキュレーターによるトークといったイベントも行われ、来るたびに新しい発見があることでしょう。
さらに東京国立近代美術館の所蔵品ギャラリーの特徴のひとつに、写真撮影が可能ということがあげられます。
もちろん営利目的での利用、フラッシュ・三脚などの使用などの制限もありますが、ルールを守れば誰でも申請や手続きなく撮影が行われる場所はめったになく、美術やアートが開かれたものであるべきだという東京国立近代美術館の志を感じることができます。
所蔵品ギャラリーは4階からスタート、明治の終わりから昭和のはじめ、戦後から昭和の中頃まで、昭和の終わりから今日までといった時代に沿った展示物とともに、写真や映像、日本画、テーマから見る小企画といった様々なジャンルの展示もあって見ごたえバツグンです。
また3階には「建物を思う部屋」という展示があり、こちらでは東京国立近代美術館が増改築される以前の、誕生当時の空間をしのぶことができます。
また4階には「眺めのよい部屋」と名付けられたスペースがあります。
こちらは美術館の最上階に位置し、都心の真ん中を一望できる展望休憩室。
大きな窓が設置され、皇居の豊かな自然と、丸の内の巨大なオフィスビル群、そして東京の空を眺めることができます。
ここは東京の中でも知られざる絶景のスポットとしても知られていて、特に日の落ちるのが早い冬の夕暮れや、夜20時まで開館されている金曜の夜には、他では味わえない風景を堪能することができます。
ちなみにこの写真が東京国立近代美術館の休憩室。
空間を撮る時はスケールがわかるように人を入れなきゃ!と、わざわざ私が座っているところを撮ったw
うん、私がデブだということを改めて認識したw pic.twitter.com/nPtQgJDtjx— mikenekonote (@222mikeneko) February 5, 2020
東京国立近代美術館の展望休憩室「眺めのよい部屋」。皇居を中心に東京のパノラマビューを一人占め。 #TravelsMW #旅MW #MuseumWeek #ミュージアムウィーク pic.twitter.com/vLE0AjmneS
— 【公式】東京国立近代美術館 広報 (@MOMAT60th) June 24, 2017
レストラン「ラー・エ・ミクニ」
東京国立近代美術館の大きな目玉のひとつがレストラン「ラー・エ・ミクニ」。
フレンチの三國清三氏がプロデュースしたレストランで、ここでは「芸術と料理」をテーマにしたフレンチとイタリアンの融合が楽しめます。
東京国立近代美術館内の「ラー・エ・ミクニ」でランチ☀🍴 pic.twitter.com/z5UWAXdJmD
— 広島県人 (@sukipanpan) December 22, 2015
東京国立近代美術館の中の
ラー・エ・ミクニ
ランチの前菜
ゆったりとした素敵な時間を過ごせて幸せだった pic.twitter.com/7oZ2O1jsu3— abc (@jkabc) November 9, 2019
ランチには「ピッコロ」「グランデ」の2つのコースがあり、どちらでも本格的な、またほかにはないメニューを堪能することができます。
ディナーには2種類のコースのほか、記念日や大切な時間のためのアニバーサリーコースも用意され、きっと特別な演出で思い出に残る時間を楽しめるはずです。
また、皇居の四季の自然を楽しめるテラス席もあり、東京のど真ん中だとは思えないきれいな空気と静寂が経験できる貴重な場所になっています。
東京国立近代美術館の分館
さらにここで終わらないのが東京国立近代美術館です。
東京国立近代美術館には分館としてフィルムセンター、工芸館の2館があります。
工芸館は大日本帝国陸軍の近衛師団司令部庁舎を改修した建物で、こちらは本館から徒歩圏の距離にあります。
染織や陶磁器、ガラス、漆工、木竹工など、工芸や工業デザイン作品を中心に3,300点を収蔵しています。
常設展だけではなく、個性的な企画展も行われ、工芸に興味のある人には欠かせないスポットです。
こちらの作品の中には非常に希少なものも含まれ、また鑑賞しやすいような配慮が各所になされている美術館です。
一方、映画好きには見逃せないのは「フィルムセンター」。
こちらは、日本で唯一の国立の映画に関する施設です。
/#松竹映画100周年 #ちょろ松 厳選👀
\
Q. 東京国立近代美術館フィルムセンターに保存されている最も古い日本映画は❓
A. 1899年『紅葉狩』歌舞伎座の裏で撮影🔽 松竹映画アーカイヴ
松竹の映画製作の歴史 Part1 〈日本と松竹の映画の歴史〉https://t.co/OiFNwV3W6l#松竹キネマ #映画 #松竹 pic.twitter.com/p089NXZ6D5— ちょろ松【松竹】 (@choromatsu_pr) May 19, 2020
戦前のコレクターが個人的に収集したフィルムなどの映画コレクション「みそのコレクション」を中心として、ポスター、スチール写真、脚本など、映画関係の重要な資料が数多く収蔵されています。
それら貴重な作品の上映や講演会、シンポジウムもしばしば行われているので、映画好きの人はぜひチェックしておくといいでしょう。
場所は京橋と少し離れていますが、ぜひ足を延ばしていただきたい場所です。
日本の近現代アートを語る上で欠かせない東京国立近代美術館。普段とは違う東京に触れたくなったときには訪ねるのにぴったりの場所です。
東京のスポットを
ジャンルから探す
おすすめ記事
もっと写真を見る