神護寺
神護寺の基本情報
【スポット】神護寺
【ふりがな】じんごじ
【 住所 】京都府京都市右京区梅ケ畑高雄町5
【アクセス】JRバス高雄・京北線 高雄停留所 徒歩約20分
【最寄り駅】高雄停留所
【営業時間】9:00~16:00(季節により変動あり)
【 料金 】大人600円、中高生300円、小学生以下無料
【クーポン】公式ウェブサイトにて割引クーポンあり
京都屈指の文化財が揃う「神護寺」は行くべきスポット!
歴史ある寺社仏閣が立ち並び、日本だけでなく世界中から多くの観光客を集めている京都。
由緒正しい神社などもあり、パワースポットと呼ばれている場所もたくさんあります。
でも、その中でもとても強い力があるとされる知られざるパワースポットがあります。それが「高雄山神護寺」。
こちらは奈良時代に建立されたという日本でも有数の歴史と、京都を見渡せる絶景、多くの文化財などが揃う歴史を感じる場所でありながら、京都の中でも指折りのパワースポットと言われているのです。
神護寺へのアクセス
神護寺があるのは京都市右京区梅ケ畑高雄。車での場合は国道162号線を「福王子交差点」から「京北高雄」方面へ約6キロ。
駐車場は市営の「高山寺駐車場」があります。また、周辺の旅館などが運営する有料のものもありますので、そちらを利用しましょう。
ただし市営駐車場の場合は、山門まで約15分の距離があります。
公共交通機関を利用する場合にはJR京都駅または地下鉄烏丸線京都駅下車後、JRバス「高雄・京北線」に乗車、「山城高雄」停留所下車後徒歩約20分です。
阪急京都線烏丸駅、地下鉄烏丸線四条駅を利用する場合には、「市バス8号系統」に乗車、「高雄」停留所下車後、徒歩約20分です。
JRバスを利用する場合には、「山城高雄」停留所のふたつ先の「栂の尾」(つがのお)停留所を利用することもできます。
こちらからも山門までは徒歩約20分ですが、やや坂道がゆるくなっているので、歩くのが苦手な方にはオススメです。
JRバス、市営バスどちらを利用する場合でも乗車時間や約50分と、市街地からは非常に離れた場所にあり、バス下車後はかなり歩かなければならないので、足に自信がないという人は車を利用したほうがよさそうです。
ただし、神護寺に到着してからも約400段と言われる長く急な階段を上らなければならないことから、できるだけ歩きやすい靴と動きやすい服装で訪問したほうがよさそうです。
しかし神護寺の周辺には清滝川などもあり、京都市内とはまったく違う、自然にあふれた環境で、空気も非常にきれいで、近くにはハイキングコースなども整備されています。
ゆっくりと山歩きを楽しむ感覚で訪れてみるといいでしょう。
神護寺の基本情報
神護寺の拝観時間は午前9:00から午後16:00。
拝観料金は大人、大学生、高校生、中学生が600円、小学生300円です。
期間は未定ですが、紅葉の季節などには金堂夜間拝観や境内がライトアップされることもあり、その期間には営業時間が延長されます。
神護寺とは?
神護寺が誕生したは奈良時代の781年。まだ京都ではなく、奈良に都があったころです。
平安京遷都の提唱者で、平安京造営に深くかかわった「和気清麻呂」が国家安泰を祈願して「神願寺」と「高雄山寺」を建立しました。
その後、和気清麻呂によって都は京都に移ります。その後、留学生として唐で仏教を学んでいた空海が、天台宗を開いた最澄によって高雄山寺に招かれ、822年に神願寺と高雄山寺が合併、神護寺と名前が改まり、現在にまで続く寺となりました。
空海亡き後は修行のためのお寺として繁栄が続きましたが、その後火災があったり、鳥羽法皇の怒りに触れるなどして荒れ果てた状態が続いていましたが、文覚の手によって最高、それ以来、様々な苦難を乗り越えて現代にまで歴史が続いています。
お寺のあちこちに刻まれた歴史、そして和気清麻呂と、最澄、空海という歴史に名前の残る三人の人物が誕生にかかわったこともあり、それ以来、神護寺は京都の中でも特別なパワーを持つ場所として有名になりました。
神護寺の見どころは?
絶景の風景と紅葉
神護寺で有名なのは、なんといっても紅葉です。境内には、カエデの木が多く並び、京都でも屈指の紅葉スポットとなっています。
また神護寺は海抜900メートル以上の愛宕五寺のひとつと言われ、山門からは400段という階段をのぼった非常に高い場所にあり、そのため気温が低く、鮮やかな紅葉を楽しむことができます。
もちろん、高い場所のあるため、あちこちに紅葉が色づく京都市内の風景を一望することもできます。
決してアクセスの便利な場所ではないにもかかわらず、毎年、紅葉の季節には多くの人が訪れるというのも納得です。
貴重な文化財ばかり!
神護寺には数多くの貴重な文化財があり、その数は歴史ある京都の寺社の中でも屈指だと言われています。
最も有名なのは「木造薬師如来立像」。これは神護寺の金堂の本尊で、平安時代に作られたものだと言われています。
一本の木から伐り出され、彫刻された一木彫像としては非常に貴重なもので、国宝にも指定されています。
また木造薬師如来立像の両脇には両脇侍の日光・月光菩薩立像があり、こちらも重要文化財となっています。
また、有名なものとしては「伝源頼朝像」があります。こちらは源頼朝の姿を描いた肖像画と言われ、歴史の教科書などで一度は目にした人も多いはずです。
実際は縦143cm、横112.8cmという非常に大きなサイズのものなので、非常に迫力のある作品です。
近年の研究では、描かれているのは源頼朝ではないという説が有力になっていますが、それでも貴重な美術品であることにまちがいはありません。
「五大虚空蔵菩薩像」も国宝に指定されている仏像です。五体の仏像からなっているもので、五大虚空蔵菩薩は金剛界の五智如来の変化身といわれ、空海の弟子である真済(しんぜい)が承和三年(836)から承和十二年(835)の間に造立したとされています。
「絹本著色山水屏風」(せんずいびょうぶ)も国宝の屏風絵で、こちらも非常に大きな作品で、これを目当てに神護寺を訪れる人も非常に多いと言われています。
そのほか、紹介しきれないほどに国宝や重要文化財などが所蔵されているのが神護寺の特徴です。
すべての作品が一度に見られるわけではなく、それぞれ拝観の時期なども異なっていますが、何度か足を運んでも決して損をすることはないでしょう。
かわらけ投げ
神護寺で有名なもののひとつが「かわらけ投げ」。かわらけとは、素焼きのお皿のことで、これを投げることで厄除けの効果があると言われています。
神護寺の境内ではこの「かわらけ」が販売されていって、境内の最も見晴らしのいい地蔵院前の展望広場から、このかわらけを投げることができます。
目の前には、新緑や紅葉の季節によって様々な表情を見せる錦雲峡に向かってかわらけを投げると厄除けとともに気分がすっきりすると評判です。
もし神護寺を尋ねたときには、ぜひ体験してみたい行事のひとつです。
和気清麻呂墓所
神護寺のもとを作った和気清麻呂の墓所が神護寺の奥に造られています。実はここは強いパワーを持っている場所だと言われています。
神護寺は平安京を守護する役割のために作られた寺だという説があり、実際に建物の方角などもすべて京都の方角に向くように作られていますが、この和気清麻呂墓所も同様です。
これらはすべて京都を守護するためのものということもあり、ここにお参りすると強い力で守ってもらえるというご利益があると言われています。
歴史のある都市として知られる京都の中でも、数多くの文化財を持ち、美しい紅葉と強力なパワースポットとしても知られる神護寺。
市内からは少し距離がありますが、一度は訪れても損はない観光スポットと言えそうです。
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