箱根ガラスの森美術館

箱根ガラスの森美術館
photo by @kan4860
クリスタル・ガラスで彩られた光の回廊が目を引くこちらの美術館。館内はヴェネチアン・グラスの工芸品などが並んでキラキラした世界で夢心地になれます。また、カーニバル時期(2月・3月頃)にはマントと仮面の無料貸し出しが行われているので変身体験もできます!

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箱根ガラスの森美術館の基本情報


【スポット】箱根ガラスの森美術館
【ふりがな】はこねがらすのもりびじゅつかん
【 住所 】神奈川県足柄下郡箱根町仙石原940−48
【アクセス】箱根登山鉄道 箱根湯本駅から箱根登山バス(桃源台行き)約25分、「箱根ガラスの森」下車すぐ
【最寄り駅】箱根湯本駅
【営業時間】9:00~17:30(最終入館17:00)
【 料金 】大人1,500円、中高生1,100円、小学生600円
【クーポン】公式ウェブサイトで割引クーポンを提供している場合があります


箱根ガラスの森美術館 公式ページ

光の回廊やガラスの噴水で有名な箱根ガラスの森美術館の見どころまとめ

箱根ガラスの森美術館について

< 箱根ガラスの森美術館とは、神奈川県は足柄下郡箱根町にある、日本初のヴェネチアングラス専門の美術館です。 木の橋を渡ると現れるのはヴェネチアン・グラス美術館、「アドリア海の王女」と謳われたヴェネチアのグラス約100点を御覧いただけます。 それだけではなく現代ガラス美術館では、19世紀後半に復活を遂げた現代ヴェネチアン・グラスの姿と、ガラスの無限の可能性を感じられるのです。 また、箱根ガラスの森美術館の庭園よりヴェネチアン・グラス美術館のエントランスへと繋がる橋には、クリスタル・ガラスのアーチがあります。

他にも、全高8.5m、全幅3.0mで、およそ4万5千粒ものクリスタル・ガラスによる、美しい噴水も御覧になれます。

これらの壮大でいてこの世に2つとない程の綺麗なオブジェは、SNS映えするとして年齢問わず大人気です。

季節事により美しく様変わりする庭園など、箱根ガラスの森美術館は見どころ満載です。

営業時間

午前9時から午後17時30分(入館は17時まで)

休館日

その年により、年明け一定期間休館となる場合があります。

入館料

一般 大人¥1,500、大・高生¥1,100、小・中生¥600

割引チケット利用で下記割引料金適用可。大人¥1,500⇒¥1,400、大・高生¥1,100⇒¥1,000、小中生¥600⇒¥500

シニア(65歳以上)割引 ¥1,500⇒¥1,400
※他の割引との併用はできません

障害者割引 本人と付添い1名様までそれぞれ800円でご入館可
※障害者手帳を必ず提示する事

アクセス方法

車の場合

東名御殿場I.C⇒国道138号線で箱根方面へ約20分程
※箱根ガラスの森美術館は、箱根仙石原 国道138号線沿いです
※隣接有料駐車場は150台駐車可能で普通車1日¥300。徒歩5分の第二駐車場は100台駐車可能で利用無料

バスの場合

①箱根登山バス「俵石・箱根ガラスの森前バス停」下車、徒歩約1分
②観光施設めぐりバス「箱根ガラスの森バス停」下車、徒歩約1分

電車の場合

箱根登山電車「箱根湯本駅」から徒歩3時間強、もしくは「強羅駅」から徒歩1時間強

箱根ガラスの森美術館の見どころ

ヴェネチアングラス美術館

15世紀から18世紀にかけて、ヨーロッパの人々、特に貴族に熱狂的なファンを作ったヴェネチアン・グラスの名品が、約100点も展示されています。

ロスチャイルド家の所蔵品としても世界的に有名となった「点彩花文蓋付ゴブレット」や、「レースグラス蓋付ゴブレット」が飾られています。

色ガラスの組み合わせにより素晴らしい姿を生み出すモザイクグラスの一種である「ミルフィオリグラス花器」は、華やかで素敵です。

そして繊細な姿が美しい「ドルフィン形脚赤色コンポート」、大理石模様をモチーフにした「マーブルグラス・デカンター」と様々です。

他にも、ダイヤモンドの尖端を使い透明ガラスの器の表面へ、とっても細かな文様をつけた「ヴァンジェリスティ家紋章文コンポート」は必見です。

これら以外にも本当に様々なヴェネチアングラスがあり、「これだけ集めるには一体どれだけの労力をかけたんだろう」と感動するでしょう。

ダイヤモンドなどの宝石で飾られているのではなく、全てガラスで出来ているのですが、それがまた不思議な魅力を見せてくれます。

現代ガラス美術館

15世紀頃に人気を博したヴェネチアン・グラスですが、第一次・第二次世界大戦により伝統が失われそうになる危機に瀕しました。

しかしヴェネチアの昔ながらのガラス職人、20世紀の素晴らしい芸術家達が手を取り、新しい作品を生み出すようになったのです。

例えば真っ赤な色が美しい、パブロ・ピカソとエジディオ・コスタンチーニ作の「雄牛」は、ピカソの特徴が良く出ており素敵です。

マルク・シャガールとエジディオ・コスタンチーニ作の「農夫」は、シャガールの透明感が上手く出ているガラス作品です。

その他、「パラッツォ・ドゥカーレ・シャンデリア」という作品は、何ともいえない奇妙な姿ですが、それがとても気を惹く作品となっています。

イタリア語で「斑点のある」という意味をもつマキアという作品は、波打つ姿が美しくいつまでも眺めていたいと思えます。

ご紹介した以外にも多くの素晴らしい作品が展示されており、芸術に興味がない人でも楽しんで観賞できるでしょう。

体験工房

ガラスに好きな柄を彫る事ができる「サンドブラスト体験工房」の他、「フュージング体験工房」もあります。

どちらの体験工房も、普段なかなか作る事のできない作品に携われるので、お子さんと参加してみる事もおすすめです。

受付後に各自利用料金が発生しますが、一度は作っておいて損はありません。体験工房といってもそんなに難しい工程はありませんから、不器用な方でも楽しんで作品を作れるかと思います。

庭園

大涌谷が眺望できる庭園には、とても美しく、そしてSNS映えするオブジェがあります。

「クリスタル・ガラスのアーチ 光の回廊」は、高さが約9m、全長は約10mもある大きなクリスタル・ガラスのアーチです。

約16万粒ものクリスタル・ガラスを使用しており、晴れている日中には太陽光が反射して、キラキラと輝きます。

夕暮れが当たるとまた違った美しさがあり、そして雨が降った後はクリスタル・ガラスについた雨粒ごと輝いてみせます。

庭にはマガモがいたり、季節によって紫陽花、バラ、そして紅葉に雪景色と、様々な景色を眺められるのです。

クリスマス時期になればクリスタルガラスのクリスマスツリーが登場する事もあり、まるでそこだけが別世界のように思えます。

他にも「クリスタル・ガラスの噴水」と呼ばれる、高さ約7.5m、全高8.5mに全幅3.0mの、約4万5千粒ものクリスタル・ガラスの展示物もあります。

こちらも太陽光に反射して遠くからでも煌めいていて大変美しく、是非見ておきたいオブジェです。

SNSをよく利用している方ならば、是非この庭園の美しいオブジェを撮影しましょう。

太陽光を利用すれば、スマホでも十分に美しい写真を撮れますよ。

スマホにつけられるマクロレンズをお持ちであれば、更に綺麗な写真が撮れるでしょう。

箱根ガラスの森美術館の注意点

館内の一部にスロープ設備なし

車いす、ベビーカーで箱根ガラスの森美術館へ向かう場合、館内一部にスロープ設備がない事を予め知っておきましょう。スロープがないという事は介添えの方の手が必要です。体力があり、車いすやベビーカーの介添えが出来る人と共に行く事をおすすめします。

アクセスはバスか車がおすすめ

箱根ガラスの森美術館の最寄り駅は「箱根湯本駅」、「強羅駅」ですが、駅から徒歩で行こうとすると最高3時間はかかります。

かなりの大変な道のりになりますから、アクセスならばバス、または自家用車、タクシーがおすすめです。

ただし、駐車場はあるものの夏休みなどは大変混み合いますので注意しましょう。

箱根ガラスの森美術館の周辺観光スポット

星の王子さまミュージアム

箱根サン・テグジュペリ箱根ガラスの森美術館の近くには、星の王子さまミュージアム箱根サン・テグジュペリがあります。

世界的にも有名な童話「星の王子さま」の世界観が感じられるスポットで、作品のファンには堪らない場所でしょう。

まるで絵本の中に入り込んだかのような街並みがあり、歩いているだけで楽しめます。

作品を知らない方でも面白いと思える場所ですから、箱根ガラスの森美術館の後に寄ってみるのもおすすめです。

ポーラ美術館

美術品がお好きな方ならばポーラ美術館もいかがでしょうか。

モネにルノワールを中心としている印象派芸術家に、エコール・ド・パリや、20世紀絵画、西洋近代絵画といった美しい美術品を鑑賞できます。

箱根ガラスの森美術館からも徒歩大体15分程となかなか近い場所にありますから、美術館巡りをしてもいいですね。

仙石原高原

箱根ガラスの森美術館でも自然を堪能できますが、そこからすぐそばには仙石原高原があります。

早川の上流にある火口原なので湿原植物が多く存在しており、天然記念物にも指定されています。

秋にはススキの素敵な景色を見せてくれますから、是非自然を体感しに出かけてみましょう。

箱根ガラスの森美術館で綺麗な写真を撮ってSNSで自慢しよう!

SNSで「すごい!」と思ってもらえそうな写真を撮りたいと被写体を探している方は、箱根ガラスの森美術館がおすすめです。

SNSに興味がない、とにかく美術品を鑑賞したいという方も、子供も楽しめる箱根ガラスの森美術館へ出掛けましょう。

季節によって花や緑と芸術品との融合を楽しめますから、1年を通して楽しめるスポットです。

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