鴨川
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鴨川の基本情報
【スポット】鴨川
【ふりがな】かもがわ
【 住所 】京都府京都市東山区川端町
【アクセス】京阪本線 祇園四条駅 徒歩約5分
【最寄り駅】祇園四条駅
【営業時間】年中無休
【 料金 】無料
【クーポン】なし
京都 鴨川東を楽しむ ~花街 祇園、宮川町を巡る~
古都京都。その市街地を流れる南北に鴨川は、京都の歴史をずっと見守ってきました。
今回は、鴨川の東側、特に京都の有名な花街である祇園を中心に、周辺スポットをご紹介いたします。
祇園へのアクセス
祇園へは公共交通機関では京都駅からバスに乗り、祇園下車(所要時間20分程度。ただし、観光シーズンは道が混んでおり、時間がかかることがあります)もしくは南座下車が便利です。
市バス・京都バス一日カード(1日500円)があれば、均一区間内であれば、市バスと京都バスが乗り放題です。
著名な観光地であれば、ほとんどがこの均一区間内ですので、買っても損はありません(詳細は京都市交通局のHPをご参照ください)。
観光シーズンで道が混んでしまって、行きたいところにいけないのが嫌だという方には京阪電車がお勧めです。
京都駅からは、JR奈良線に乗り、JR東福寺駅で降ります。ここはJRと京阪電車との駅が隣接していますので、そのまま京阪電車出町柳駅行に乗り換えていただき、祇園四条駅で降りていただいても便利です。大きな荷物を持っている場合は、こちらの駅のロッカーに荷物を預けていただくこともできます。
祇園のおすすめ観光スポット
鴨川
南座で降りていただくと、すぐ西側に大きな橋の掛かった川があります。これが、鴨川です。夏になると納涼のために、周辺のお店が鴨川の上や、鴨川の見える屋外に座敷を出します。これは床(ゆか)と言われ、京都の夏の風物詩にもなっています。
床の無い時期でも、三条大橋と四条大橋の間の河川敷にはカップルが等間隔に座っているのを見ることができます。見事に等間隔で並んでいるので、今ではこれを見に行く人もいるとかいないとか。
南座
南座前でバスを降りると、その名の通り、京都四條南座を見ることができます。京都四條河原は出雲の阿国が歌舞伎踊りを始めた、歌舞伎発祥の地と言われています。そのため、この辺りには江戸時代から官許の芝居小屋が存在していました。今の形になったのは1991年の改修工事からで、桃山風の意匠に現代的な設備が備わっています。
1996年には、国の登録有形文化財に登録されました。現在では歌舞伎の公演以外も行われていますが、年に数回、歌舞伎の公演をみることができます。一番有名なものが十二月に行われる吉例顔見世興行で、出演する歌舞伎役者の名前が書かれた看板が掲げられる「まねきあげ」は見事です(ただし現在耐震工事中)。
花見小路
南座を東に歩いて行くとぶつかる、北は三条から、南は建仁寺前までを貫く通りです。(バスで直接行かれる方は祇園下車が便利です)。南座からまっすぐ東に歩いて行くと途中、三条通りとぶつかります。ここを南へ入ると、所謂、京都の花街祇園のイメージぴったりの世界に入り込むことができます。
この通りを歩いていると、舞妓さん、芸子さんを見かけることがあります。と言いますのも、ここは花街祇園の中心、お茶屋さんなども沢山ありますし、祇園甲部歌舞練場もここにあるからです。所謂「都おどり」はここで4月に見ることができますし、秋には「温習会」を見ることができます。(ただし、現在耐震工事中)。ここ、花見小路は、かわいいお土産屋さんや、スイーツ屋さんも有名です。
豆寅
ランチにお勧めがこちら、祇園の豆寅さんです。かわいらしい一口サイズのお寿司が有名です(豆すし膳 4200円程度 ランチ11:00~14:00LO)。所謂SNS映えする、見た目にもとてもかわいいものとなっています。お店の中も机と机の間隔が広いため、落ち着いてご飯を楽しむことができます。季節に沿った、お花など、内装も素敵です。ただ、混雑が想定されるため、あらかじめ予約をしていかれたほうがよいかもしれません。
ぎおん徳屋
わらび餅のお店です。注文してから作られる本わらび餅(1200円程度)が絶品で、ランチの前に、ぎおんの徳屋という方も結構いらっしゃるようです。12時開店ですが、30分前から行列になることもあります。
祇園きなな
ちょっと疲れたときは祇園のきななで休憩がお勧めです。花見小路を南に歩いて行くと、レトロなポストにぶつかります。このポストを目印にしていただくと、見つかりやすいかと思います。なかなたどり着けないので、たどりつくと、京都を知っている感を得ることができ、喜びを感じること請け合いです。このお店のお勧めは「きなな」という名前の由来になった、きなこのアイス(できたてきなな600円程度)です。美味しいアイス屋さんで、パフェやぜんざいなど、メニューも充実しています。一見わかりにくいところにあるので、見逃さないようにしてください。
祇園のおすすめ観光スポット:建仁寺
花見小路を南に向かってずっと歩いて行くと突き当りにあるのが、臨済宗建仁寺派の大本山建仁寺です(市バス祇園下車徒歩10分)。栄西禅師によって、建仁2年に開創されました。
拝観料金は一が500円、中高生が300円です。拝観時間ですが、いつ行くかによって違っており、3月1日から10月31日の間は、午前10時~午後4時30分(午後5時閉門)、11月1日から2月28日の間は午前10時~午後4時(午後4時30分閉門)となっています。
ここ、建仁寺は京都最古の禅寺となっており、天龍寺・相国寺・東福寺・万寿寺と合わせて「京都五山」と呼ばれています。建仁寺には、いくつか有名な見どころがあります。
建仁寺方丈障壁画
重要文化財に指定されている「建仁寺方丈障壁画」は、かつて方丈に飾られていた全50枚の襖絵からなっています。こちらは複製画で、オリジナルのものは、京都国立博物館に保存されています。とはいうものの、実際に襖絵が飾られていた当時の雰囲気を味わうことのできますので、建仁寺に行かれた際は、ぜひご覧ください。
風神雷神図屏風
俵屋宗達作、美術や歴史の資料集にも大体掲載されている作品で、右側に風神、左側に雷神が描かれた屏風です。金箔の中に浮かぶこのニ柱の神は、この世の物とは思えないほどで、今にも屏風から飛び出してきそうです。残念ながらこちらも原本ではありません。原本は、東京国立博物館にあり、建仁寺では複製を鑑賞することができます。
禅体験
建仁寺では、禅を体験することができます。「千光会」というのが、毎月第二日曜日午前8時より行われています。しかも、参加費無料で、なおかつ予約の必要はありません。時間も、午前8時からと割と遅めです。京都では、座禅の会をしているお寺はいくつかありますが、時間が午前6時からなど、早いところも多いです。そうした中で、午前8時からという時間から始めてくれる建仁寺の座禅は、大変参加しやすいと言えるでしょう。建仁寺では、まず、20分間の坐禅を2回行い、お経の唱和、茶礼、の御法話と続きます。2時間ほどで終了するそうなので、ぜひ、参加されてみてはいかがでしょうか。
宮川町
現在、京都には花街が5つあります。そのうちの1つが宮川町で、鴨川の東側、四条から五条にかけてのエリアです。宮川町歌舞練場へはバス停祇園から徒歩で15分程度、建仁寺からならば10分程度で行くことができます。この宮川町歌舞練場では、春には「京おどり」、秋には「みずゑ会」を楽しむことができます。宮川町の周辺も、花見小路同様、石畳が敷かれており、古都の雰囲気を味わうことができますし、こちらでも、沢山の舞妓さんや芸子さんをお見かけすることができます。祇園が華やかな花街ならば、宮川町は楚々としたかわいらしさを持つ花街です。cafeろじうさぎしかも、宮川町周辺のご飯屋さんやカフェは、祇園や、河原町よりも人が少なく、ゆっくりとくつろぐことができます。おすすめはcaféろじうさぎです。ご予算1000円程度で午前、8:00~10:30LO(7・8月は7:00~LO10:30)午後、12:00~16:30LOで営業されています。綺麗な景色を見ながらゆっくりできる空間です。
ゑびず神社
このcafeろじうさぎさんの東側には京都ゑびす神社があります。京都では「ゑべっさん」と呼ばれており、毎年、1月8日から12日に行われる十日戎では「商売繁昌」「家運隆昌」を祈願した吉兆笹が授けられます。もちろん期間以外でもご本殿に参ることはできますので、お福を授かりに、ご参拝してみてはいかがでしょうか。
京都の服装は?
京都は、夏は大変暑く、湿度が高いです。冬は体感が、実際の温度より低く、身体の芯から冷えるような寒さを感じます。
特に、注意していただきたいのが、2月、3月です。2月は一年を通して一番寒いのではないかと思います。
北海道の方ですら、寒いという京都の冬、3月でもときどき雪が降るので、防寒にはお気をつけください。
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