淡嶋神社

淡嶋神社
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全国からパンツと人形が集まる神社として話題。淡島神社は、御祭神である淡島さまの祭日が3月3日であったことから、「雛流し」で有名になり、「人形厄払いの社」として知られるようになりました。その結果、捨てるに捨てられない、全国から送られてくる人型の人形、あるいは動物の置物がこの神社に集められることになりました。同時に医薬の神様がいることから、婦人病の祈願や安産・子授けの祈願で下着を持参する人も多いです。そんなこともあり、境内にはおびただしい数の狸の置物、ひな人形が置かれ奇妙な風景が広がり珍スポットとしても人気となっています。

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淡嶋神社の基本情報


【 住所 】〒640-0103 和歌山県和歌山市加太118
【アクセス】加太・南海電車「加太駅」から徒歩15分
【 料金 】境内自由(宝物殿は入館300円)


公式ページ

女性にうれしいご利益が一杯の「淡嶋神社」

淡嶋神社は和歌山県和歌山市加太にある神社です。こちらは人形供養やひな流しなどで有名な神社。恋愛や縁結びのパワースポットとしても知られています。さらに女性の病や安産祈願などにもご利益があるこの神社は、ちょっと変わった風景の神社として知られています。

「淡嶋神社」の概要

「淡嶋神社」があるのは和歌山県和歌山市加太。加太淡嶋神社や加太神社と呼ばれることもあります。こちらは日本の民間信仰の神様である「淡島神」を祀った神社で、全国にある淡嶋神社の総本社と呼ばれる、非常に由緒正しい神社です。全国的に見ても古い歴史のある神社で、その由来は古事記の時代にもさかのぼると言われています。

神社の由来は、神功皇后が海の上で嵐に遭遇したとき、沈みそうになる船の中で神に祈りをささげたところ、お告げがあり、そのお告げに従ったところ、「友が島」という島にたどり着き、無事に難を逃れることができました。神功皇后は感謝の意を込めて宝物を奉納、その後、神功皇后の孫にあたる仁徳天皇が友が島に狩りに訪れた際、そのいきさつを聞き、島ではなにかと不自由であろうとお社を対岸の加太に移して社殿を立てたことが現在の神社の怒りとされています。

その後、「淡嶋神社」は地元の人の親しまれる神社となり、一度は豊臣秀吉の紀州征伐の際に社殿が焼失するなどしましたが、その後浅野幸長によって再建、江戸時代になると紀州徳川家の初代である徳川頼宣が修復。徳川家との縁ができたことにより江戸時代末期に第は徳川治宝が新たに造営を行いました。

また江戸時代には、「淡島願人」と呼ばれる人々が、「淡嶋神社」のご利益を解いて全国を旅したということもあり、「淡嶋神社」への信仰は全国に広がることになりました。

「淡嶋神社」にお参りする御利益

「淡嶋神社」が祀っている「淡島神」については様々ないわれがある神様で、古事記に登場する医薬の神様「スクナビコナ」をルーツとする説や、イザナギノミコト・イザナミノミコトが国生みを行ったときに出来た二番目の子どもという説、アマテラスオオミカミの六番目の子どもで婦人病にかかった住吉明神の后神という説など、様々な説があります。

ただし、多くの説で共通するのは、祀られているのが女神で、婦人病にかかったことによって島に流されたというもので、そこから「淡嶋神社」は婦人病にご利益がある神社と言われています。

かつて、婦人病に悩む女性がお参りするときには、自分の髪の毛などを奉納していましたが、いつの頃からか自分の下着を奉納すると願いが叶うと言われるようになり、本殿の中には多くの女性の下着が奉納されています。

現在でも本殿には「下着を治める方は格子の中に投げ入れてください」という看板があり、下着を納める女性が絶えず、「淡嶋神社」は「パンツ神社」という異名でも知られるようになりました。

「淡嶋神社」の御朱印

神社のお参りのときに欠かせないのが「御朱印」です。御朱印とは、お参りをした時に参拝者に与えられる印章のことで、参拝した日付やご祭神、ご本尊の名前が記されているものです。この御朱印は神社によってデザインが異なるため、お参りの記念として御朱印帳に御朱印を集めることも少なくありませんが、「淡嶋神社」の御朱印は大小の人形がデザインされたとてもキュートな物として人気。

この神社での御朱印が御朱印を集めるきっかけになったという人もいるほどなので、「淡嶋神社」に参拝したときには、ぜひ御朱印をいただくことをおすすめします。

「淡嶋神社」のお守り

神社に参拝したときにはお守りをいただいてくることも欠かせないものですが、「淡嶋神社」ではお守りも豊富にそろっています。

特に婦人病や安産、縁結びにご利益がある「淡嶋神社」では、女性の健康お守りだけでも5種類があります。袋守りや財布に入れるもの、キーホルダーやストラップなどがあり、それぞれに異なるデザインが人気となっています。

また、安産のお守りや子授けのお守り、縁結び、厄除けなど、願い事に異なるお守りが用意されているため、自分のお願いごとにちなんだお守りを購入することも可能です。また、親しい人のプレゼントとしても最適だと評判となっています。

「淡嶋神社」と人形

「淡嶋神社」は安産や婦人病にご利益のある神社ですが、同時に人形とも縁の深い神社でもあります。というのも、江戸時代にこの周辺を納めていた紀州徳川家では、姫君が誕生すると初節句に一対の人形をこの神社に奉納する習慣がありました。それらの人形を保管するため、「雛蔵」も作られ、この場所には姫君が遊んだ道具などが代々納められるようになりました。そういった由来があることから、今でも「淡嶋神社」は人形を供養する神社として有名です。

「淡嶋神社」の境内には、ひな人形や市松人形はもちろん、招き猫や信楽焼のたぬきまで、あらゆる種類の人形が供養として納められています。その数は2万をこえるといわれ、海外の観光客の間でも「人形の神社」として有名になっています。

なかには「髪の伸びる人形」もおさめられているということですが、「淡嶋神社」によればこれは悪いことではなく、人の注目を集めるための行動ということです。

「淡嶋神社」のひな流し

人形の神社である「淡嶋神社」では、年中行事の「ひな流し」にも人気があります。ひな流しは3月3日の正午から毎年行われる催しで、子どもの健やかな成長を祈るための行事と言われています。

3月3日になると、願い事を書いた人形を船に乗せて海に流すこのひな流しには毎年多くの人が集まります。ひな人形が無事に神様の国にたどり着けるようにと海には千羽鶴がまかれ、波の間に消えていく様子は感動的で、「淡嶋神社」を代表する行事として人気を集めています。

また、「淡嶋神社」ではいつも人形供養を受け付けています。仏滅や年末年始、2月20日から3月3日にかけての期間以外には、供養料などを納めることで、人形の供養を行っていただけます。ただし、ガラスのケースなどに入ったものは受け付けられず、持ち込みのみとなっているため、供養をお願いしたいと言う場合は事前に問い合わせしてみるとよいでしょう。

「淡嶋神社」の針供養

「淡嶋神社」は人形供養の神社としてだけでなく、「針供養」の神社としても知られています。針供養は、折れたり曲がったりして使えなくなった縫い針を感謝を込めて神社に奉納する行事で、毎年2月には全国から集まった針を針塚に収め、供養するだけでなく、今後の裁縫の上達を祈願します。

現在では、手縫いでの縫物をする機会も減って、針供養に集まる針も少なくなっているとのことですが、裁縫だけでなくファッションやデザインの仕事をしている人にとっては今でも信仰の対象として高い人気を集めています。

「淡嶋神社」のしらす丼

「淡嶋神社」にお参りしたあと、ぜひ味わってみたいのが名物の「しらす丼」です。もともと「淡嶋神社」のある加太、友が島周辺は非常に豊かな漁場として知られている場所。中でも「淡嶋神社」の境内に店を出す「満幸商店」のしらす丼はインスタ映えするインパクトのあるメニューとして大人気です。

「淡嶋神社」へのアクセス

「淡嶋神社」へのアクセスは、南海加太線の加太駅から徒歩約15分。自動車の場合は阪和自動車道を高速泉南インターチェンジで下車、その後第二阪和国道などを経由して約40分となっています。

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