江島大橋(ベタ踏み坂)
photo by @kenken5151
江島大橋(ベタ踏み坂)の基本情報
【スポット】江島大橋(ベタ踏み坂)
【ふりがな】えしまおおはし(べたふみざか)
【 住所 】島根県松江市八束町から鳥取県境港市渡町
【アクセス】JR境線 境港駅 タクシー約10分
【最寄り駅】境港駅
【営業時間】年中無休
【 料金 】無料
【クーポン】なし
江島大橋(ベタ踏み坂)
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江島大橋(ベタ踏み坂)の魅力について
車のCMで有名になった江島大橋について
日本にはたくさんの橋があります。海にかかる吊り橋などは大変美しく見えます。特に瀬戸大橋や関門橋、首都圏では横浜ベイブリッジやレインボーブリッジ、東京ゲートブリッジといった橋は、その地域や土地におけるシンボルとなっています。さらにこれらの橋には、日本の土木建築の素晴らしさと美しさを感じます。
このように橋はシンボリック的な存在になっていますが、日本の橋の数々のうち、これほどインパクトのある橋はみたことありませんでした。その橋の名前は島根県と鳥取県をまたぐ、「江島大橋」です。通称、ベタ踏み坂と呼ばれています。
車のCMでその走行性能を図るべく、この江島大橋を利用したロケがされましたが、それ以来、大変有名な橋になりました。ベタ踏みとは、アクセルをベタ踏みするという意味合いです。
つまり、思いっきり車のアクセルを踏まないと、進むことができなさそうな橋ということです。では、このようなベタ踏み坂と呼ばれるくらいの、急勾配に見える江島大橋について、紹介したいと思います。
ベタ踏み坂の概要について
ベタ踏み坂は江島大橋の通称です。鳥取県境港市と島根県松江市との間にかかる、全長1.7キロメートルの橋です。勾配は島根県側は6.1%で角度は3.5°、鳥取県側は5.1%で角度は2.9°で、最大地点は44.7メートルもあります。
もともと江島大橋ができる前にも橋がかかっていました。しかしながら、この橋自体は船が航行する度に橋が跳ね上がるため、船が通過するまでは橋が寸断される事象が発生していました。
このため寸断中には、道路渋滞が発生するほか、跳ね上がり式の橋の場合は、橋の重さも軽く作られていることもあり、重量のある車両(14トン以上の大型車)の通行はでききない状況でした。
そこで、渋滞や交通事情を鑑み、さらに船が通常通り航行ができるよう、江島大橋を建築することになり、2004年から橋の供用を開始しました。
ベタ踏み坂と呼ばれる所以は、この船が自由に航行できるよう、船の高さを踏まえた橋の構造であるため、橋を見る方法によっては、勾配がきつく見えます。まるで、大きく、かつ迫力のある橋の要塞を小さな車が登っているシーンには、とてもインパクトのある光景です。
有名になった車のCMについて
ベタ踏み坂が話題になったのは車の宣伝です。車の走行性能を試す場面で、このベタ踏み坂をスイスイと登っていく様は、とてもユーモアのある、面白いCMになりました。
このユーモアさが功を奏し、各地から観光目当てで江島大橋に来られる方が増えています。さらに、動画サイトでもこのベタ踏み坂を実際に登っている様子が公開されていますが、これらの動画をみると、見に行きたくなります。実際に私もこのCMや関係サイトを見て、ぜひ写真をとったり、車で走行をしてみたいという気分になりました。
江島大橋の撮影スポットについて
江島大橋の撮影スポットは、島根県側の方から撮影するとよいでしょう。勾配と角度も鳥取県側よりもきつくなっています。
さらに、ちょうど橋のたもとには、信号と横断歩道がありますが、信号で横断歩道を通ることができるようになると、カメラを片手に写真を撮影される方が多いです。
また、橋のたもとにはコンビニエンスストアがありますが、駐車場も広く、ちょっとした休憩もできます。
コンビニエンスストアも、通称「ベタ踏み坂店」と呼ばれており、あやかっています。もし撮影をする場合には、カメラを極力、地面側すれすれから上へのアングルで撮影すると、迫力のある、要塞のような江島大橋を撮ることができます。
私も実際に江島大橋まで行ってきました
私の実家は山口県なのですが、車で帰省するついでに、この江島大橋まで行ってきました。
車を降りて、橋の状況をみましたが、とても迫力のある大きさでした。写真の撮影も、極力足ものとから上に向けるアングルで写真を撮影したところ、インターネットなどの紹介にあった写真画像と同じようなものを撮影することができました。
スマートフォンでも、できる限り足元からカメラのレンズを上に向けて撮影するとうまくいきます。
実際に江島大橋を車でわたってみました
私の車はワンボックスカーです。ただ見た目、きつい勾配でしたので、実際に車が通行できるかどうかを確認してみました。
そうすると、通常の橋のような感覚で、それほど車のアクセスをベタ踏みするようなことは決してありませんでした。思った以上にスムーズに車が最高地点までに達し、以後はスムーズに降りることができました。
私の車では3速でゆうに最高地点まで登り切ることができました。途中、バスやトラックとすれ違いましたが、これも基本的には大丈夫ではないかと思います。バスやトラックの場合も3速程度でよいのではないかと思います。
さらに子供達も、一瞬すごいということを言っていましたが、いざ、車で登り始めると、さほど勾配は感じておらず、少し興味が薄らいだのかもしれません。
自転車で登るには流石にきついです
車で江島大橋を通行する際には、基本的にはアクセルを踏んでいればよいのですが、自転車で江島大橋を渡るには相当な力が必要です。
自転車では基本的には立ち漕ぎです。立ち漕ぎをしないと、登れません。かろうじて、電動自転車で登ることはできると思います。
バスやトラックの走行状況について
バスやトラックも港湾の橋であるため、江島大橋を通るケースが多いです。
この江島大橋の1日の走行台数は1万4000台程度であることもあり、バスやトラックといった大型車両は頻繁に走行します。
ただ、これまで江島大橋が開通した後に、バスやトラック、車などが、橋の勾配のきつさによて、立ち往生するというニュースは見たことありませんので、バスやトラックにおいても十分な力で江島大橋をわたることができるのです。
スピードの出し過ぎによる事故の発生について
このような江島大橋ではありますが、事故は発生しています。
例えば、2016年7月には、江島大橋から車が橋から転落し、近くの中海で発見されるというニュースは記憶に新しいものであると思います。
車が中海に落ちた推定原因としては、スピードの超過です。スピードが超過した車が江島大橋に突入した場合、通常であれば、勾配の関係からスピードが落ちていくはずなのですが、それができずに、風などによって車体が浮いてしまうと、車の制御が効かず、事故につながる状況であると思います。
江島大橋までのアクセスについて
江島大橋までのアクセスについては、色々とあります。
電車の場合、JR境港駅から車で10分程度、米子道の米子インターチェンジから車で45分、空の便では米子空港から車で10分程度となっています。
もし、車で行く機会がございましたら、ぜひその橋の勾配を楽しんで見てはいかがでしょうか。
過度の期待は少し抑えておきましょう
江島大橋自体、じっくり見ると勾配自体はあまりきつくなさそうに見え、近すぎるとあまり迫力を感じることができないかもしれません。
従いまして、過度な期待はしない、もしくは抑え目であるのが無難であると思います。ただ、橋の見え方によっては素晴らしく大きく、要塞のような格好をした橋を見ることができます。
江島大橋のまとめ
江島大橋の壮観さをみると、改めて日本の土木建築の技術の高さを感じざるを得ません。
一度はこの江島大橋を見ていただくと良いと思います。
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