熊本・福岡のラーメン文化をファミリーで楽しむ観光ガイド
はじめに
熊本県と福岡県は、日本有数のラーメンの名所です。それぞれに「熊本ラーメン」「福岡(博多)ラーメン」というご当地ラーメン文化が根付き、地元の人々にも観光客にも愛されています。九州旅行の際、これらのラーメンを味わうことは旅の大きな楽しみの一つでしょう。
本記事では、未就学児や小学生のお子様連れのファミリーでも安心してラーメン店を訪れ、美味しい一杯を楽しめるよう、熊本・福岡のラーメン文化を徹底ガイドします。各地域のラーメンの特徴や歴史の違いから、代表的な老舗店(東洋軒・味千ラーメン・玲佳ラーメンなど)のエピソード、ファミリーに優しいサービスを提供するお店や設備、そして観光プランにラーメンを組み込むコツまで、幅広く紹介します。

「熊本ラーメン」「福岡ラーメン」「子どもとラーメン」「ファミリーで外食」「観光でラーメン」といったキーワードにも注目しながら、家族旅行でのラーメン体験を存分に楽しむためのポイントをまとめました。それでは、熊本・福岡それぞれのラーメン文化の魅力から見ていきましょう。
熊本ラーメン文化の魅力と特徴
熊本ラーメンは熊本市を中心に発展してきたご当地ラーメンで、九州の豚骨ラーメンの中でも独自の進化を遂げた一杯です。その魅力はなんといっても、まろやかなスープと香ばしいニンニクの風味の絶妙なハーモニーにあります。
熊本ラーメンのスープと麺の特徴
熊本ラーメンのスープは、一見すると白濁した典型的な豚骨スープですが、実は豚骨に鶏ガラや野菜を加えてじっくり煮込んだブレンドスープが使われるのが特徴です。豚骨だけを炊き出す福岡の博多ラーメンと異なり、鶏ガラや香味野菜の出汁が加わることで、豚骨のコクはありながらも臭みの少ないすっきりとした味わいに仕上がっています。濃厚なのに後味は意外とあっさりとしていて、豚骨特有のクセが抑えられているため、女性や子どもでも美味しく食べやすいと評判です。
さらに熊本ラーメンを語る上で欠かせないのが、黒マー油(焦がしニンニク油)とニンニクチップです。真っ白な豚骨スープの表面に浮かぶ黒い香味油は、じっくり揚げたニンニクから作られるマー油で、一口すすればほろ苦く香ばしいニンニクの風味が鼻に抜け、スープにパンチを与えてくれます。また、カリカリに揚げたニンニクチップをトッピングする店も多く、これがスープにコクを加えるだけでなく、豚骨の匂いを和らげる役割も果たしています。ニンニク好きの方にはたまらない風味ですが、量はお好みで調整できる場合もあります。お子様と一緒の場合は、初めは少なめにして様子を見たり、卓上にチップの瓶が置いてある店では子どもの分だけニンニク無しにするなど、辛味・風味の調整もしやすいでしょう。
麺は中太のストレート麺が熊本ラーメンの主流です。博多ラーメンの極細ストレート麺とは対照的に、熊本では低加水率で小麦の香り豊かな中太麺をやや硬めに茹で上げます。ぷつんとした歯ごたえと喉越しがあり、濃厚なスープともよく絡むため、食べ応えがあります。麺量は標準的ですが、小さなお子さんとシェアして食べるなら、まず一杯を取り分け、足りなければ替え玉(後述しますが福岡発祥の追加麺オーダー文化)を頼むか、サイドメニューで調整すると良いでしょう。熊本ラーメン自体には基本的に辛味噌や唐辛子は入っていないので、辛さの心配は不要です(ただし、高菜漬けなど辛い薬味を卓上に置く店もありますので、お子さんが間違って食べないよう注意しましょう)。
熊本ラーメンの歴史と代表的な老舗店
熊本で豚骨ラーメン文化が花開いたのは昭和20年代(1950年代)と言われています。その背景には、福岡県久留米市で生まれた豚骨ラーメンが熊本県北部の玉名市に伝わり、さらに熊本市内へ広がったというストーリーがあります。久留米で屋台から始まった豚骨スープは、昭和の戦後復興期に九州各地へ伝播し、熊本でも独自の進化を遂げました。
熊本ラーメン誕生のエピソードとして有名なのが、「人生をラーメンにかけた三人の男たち」の物語です。昭和28年(1953年)に熊本市を襲った大洪水(白川大水害)により職を失った3人の男性が、当時玉名市で評判だった豚骨ラーメン屋台「三九(さんきゅう)」の味に感銘を受け、自ら熊本市でラーメン店を始める決意をしました。この3人こそが後に熊本ラーメンの草創期を支えた名店の創業者です。
まず1953年秋、木村一氏が熊本市内に「松葉軒」という店をオープンしました。続いて1954年には山中安敏氏が「こむらさき」を開店します。そして1955年、劉壇祥(りゅう たんしょう)氏が熊本の有名店「桂花ラーメン」で修行を積んだのち、独立して1968年に「味千(あじせん)ラーメン」を創業しました。これら松葉軒・こむらさき・味千ラーメン(および桂花ラーメン)は、熊本ラーメンの元祖的存在として語られます。現在では松葉軒は閉店しましたが、こむらさき、桂花ラーメン、味千ラーメンの3店が「熊本ラーメン発祥の店」として知られ、それぞれ多くのファンに愛されています。
こむらさき(熊本市):1954年創業の老舗で、「元祖熊本ラーメン」を名乗ります。まろやかなスープにニンニクチップが香る洗練された一杯が評判です。熊本市中心部の上通アーケード近くに店舗があり、観光名所の熊本城や桜の馬場城彩苑からのアクセスも良好です。長年地元に根付いた名店で、現在でも熊本に来たら必ず立ち寄るというファンも多いです。
桂花(けいか)ラーメン(熊本市):熊本ラーメンを代表する名店で、創業者は前述の3人の一人ではありませんが、1955年創業以来熊本の味を守り続けています。とろとろに煮込んだ豚骨スープに、ニンニク風味の効いた独自の味が特徴で、角煮(太肉)入りの「太肉麺」は看板メニューです。桂花は全国展開もしており、東京などにも支店がありますが、本場熊本で味わう一杯は格別でしょう。
味千ラーメン(熊本市ほか):1968年に重光孝治(※劉壇祥から改名)氏が創業したチェーン店で、「ニンニク風味の熊本豚骨」を世界に広めた立役者です。白濁スープにマー油を浮かべた濃厚な一杯は地元のみならず全国・海外にもファンが多く、「世界の味千」として海外展開も成功させました。熊本市内には本店のほか複数店舗があり、比較的広い店舗が多いためファミリーでも利用しやすいのが利点です。

黒亭(こくてい)(熊本市):こちらも熊本ラーメンの有名店(1957年創業)で、地元民から観光客まで人気があります。濃厚な豚骨スープに真っ黒な焦がしニンニク油がたっぷり浮かぶインパクトある見た目ですが、味わいはまろやかでコク深いです。繁華街にも近く、旅行中の食事に組み込みやすいお店です。
天外天(てんがいてん)(熊本市):熊本駅近くにも支店がある人気店で、こちらも香ばしいニンニク風味が際立つ熊本ラーメンを提供します。夜遅くまで営業しているため、観光で夜遅くなっても訪問でき、家族連れにも便利です。
これら以外にも熊本県内には数多くのラーメン店がありますが、熊本ラーメン文化の源流をたどるなら外せないのが玉名ラーメンです。熊本県北部の玉名市は、先述したように久留米から伝わった豚骨ラーメンをきっかけに独自のラーメン文化が根付いた土地です。玉名ラーメンの老舗としては「桃苑(とうえん)」「天琴(てんきん)」「三加和(みかわ)」などが知られ、いずれも濃厚ながら臭みの少ないスープにカリッと揚げたニンニクチップが特徴です。玉名の店では注文時に「ニンニク入れますか?」と聞いてくれるところもあり、不要な場合は抜いてもらえます。地元では家族三世代で通うお客様も多く、小さなお子様用の椅子を用意しているお店もあるなど、昔から家族でラーメンを楽しむ土壌ができています。
そして熊本ラーメンの歴史を語る上でユニークなのが、熊本と福岡の県境に位置するエリアでのラーメン文化です。例えば福岡県大牟田市は、実は熊本ラーメンとも深いつながりがあります。大牟田市の老舗東洋軒は創業昭和26年(1951年)と、熊本・福岡両県を通じても最古級の豚骨ラーメン店です。炭鉱で栄えた大牟田の地で、戦後まもなく屋台からスタートした東洋軒の一杯は、濃厚な豚骨スープに中太麺という九州ラーメンの原点のようなスタイル。ラードを加えず純粋に豚骨を長時間炊き出して作るスープは非常にコクがあり塩気も強めですが、不思議と後を引く旨さがあります。当時炭鉱で働く労働者たちの塩分・カロリー補給源として支持され、最盛期には1日に700杯も売れたという逸話も残っています。現在も地元の常連や帰省客に愛され、「大牟田ラーメンを語るなら外せない店」として君臨しています。熊本県荒尾市や大牟田市周辺に立ち寄る機会があれば、この東洋軒の一杯を味わってみるのも、熊本ラーメン文化のルーツを体感できる貴重な体験になるでしょう。

ファミリーに優しい熊本のラーメン店・サービス
熊本では昔から家族でラーメン店に行く光景が見られ、子ども連れ歓迎の雰囲気を持つ店も少なくありません。特に郊外や地域密着型のラーメン店では、子連れに配慮したサービスを用意している場合があります。
例えば、熊本県荒尾市に本店を構える玲佳(れいか)ラーメンは、ファミリーに大人気のお店です。鮮やかなオレンジ色の外観が目印のこのお店は、ラーメン専門店でありながら定食や丼もの、ちゃんぽん、焼きそば、うどんなどメニューがとても豊富で、まるで町の食堂のような気軽さがあります。ラーメン自体も豚骨ベースで臭みがなくまろやかな味わいなので、小さなお子さんでも飲みやすいスープです。特筆すべきはその価格設定で、ラーメン一杯が550円(税込)とリーズナブルなうえ、**ミニラーメン(ハーフサイズ)**が330円という破格で提供されています。このミニラーメンは、小食の方やお子様にピッタリのサイズで、ファミリーから「子ども用にちょうどいい!」と好評です。
玲佳ラーメンではセットメニューや定食類も充実しており、例えばラーメンと半チャーハン、ラーメンとカツ丼(小)といった組み合わせも可能です。看板メニューはラーメンですが、実はカツ丼も名物で、サクサクのとんかつにとろとろ卵が載ったボリューム満点の丼が人気です。カツ丼を注文すると、付け合わせのスープに「ラーメンスープ」か「わかめスープ」を選べるというユニークなサービスもあり、ラーメン屋さんなのにラーメンなしの注文でもしっかりラーメンの味を楽しめたりします。家族で訪れて、お父さんはラーメン、お母さんはカツ丼、子どもはミニラーメンといった具合に、色々シェアして楽しめるのも魅力でしょう。店内は昔ながらのレトロな雰囲気で、小上がり席はありませんがテーブル席があり、子ども用の椅子も用意されています。駐車場も近くに完備されているので、車で観光中のファミリーでも立ち寄りやすいです。荒尾市には家族で楽しめる大型レジャー施設「グリーンランド」(遊園地)もありますので、遊んだ帰りにみんなで玲佳ラーメンで食事、という地元流の楽しみ方もおすすめです。

熊本市内のチェーン系ラーメン店も家族連れには心強い存在です。前述の味千ラーメンは店舗によってはカウンター席のほかテーブル席も多く、ベビーカーでの入店もしやすいスペースがあります(混雑時はスタッフに声をかけてベビーカーを畳んで隅に置かせてもらうとスムーズです)。また、チェーン店ならではの清潔な店内や分煙・禁煙対応、子ども用食器の貸し出しなど、安心して利用できる工夫がみられます。実際、休日のお昼時には地元のファミリーが味千ラーメンに大勢訪れており、テーブルを囲んでラーメンや餃子をほおばる光景が普通に見られます。
さらに熊本のお店では「辛さ」や「量」に配慮してくれるケースもあります。熊本ラーメン自体は辛くありませんが、辛子高菜などを卓上に置いている店では「小さいお子さんがいらっしゃる場合は辛子高菜は遠ざけておく」「子ども用には最初から入れないようにする」など、お店側でも気を配ってくれることがあります。声をかければ、子ども用に麺をハサミで少し切ってくれたり、熱いスープを別碗に取って冷ましやすくしてくれる優しい店主さんもいます。昔からの個人店でも、人情味あふれる熊本の店主さん達は子どもに優しい方が多いので、困ったときは相談してみると良いでしょう。
設備面では、小規模なラーメン専門店だとお手洗いにおむつ交換台までは無い場合がほとんどですが、熊本市内の新しめの店舗や郊外の大型店(例えば郊外型のフードコート内のラーメン店やサービスエリア内の店舗)などでは、おむつ替えシートのあるトイレが近くにあったりもします。熊本観光の際、赤ちゃん連れでラーメンに挑戦したい場合は、デパートやショッピングモール内にあるラーメン店(例:熊本駅の商業施設内や熊本パルコ内などに入っているラーメン店)を利用すると、ベビー用設備も充実していて安心です。
福岡ラーメン文化の魅力と特徴
続いて、福岡県のラーメン文化について見ていきましょう。福岡といえば真っ先に思い浮かぶのが博多ラーメンに代表される濃厚な豚骨ラーメン文化です。国内外で「とんこつブーム」を巻き起こした中心地でもあり、福岡市内には数えきれないほどのラーメン店が軒を連ねています。福岡ラーメンの魅力は、そのパンチの効いたスープと独自の食文化にあります。
博多ラーメン(福岡ラーメン)のスープと麺の特徴
福岡の博多ラーメンは、豚骨100%の白濁スープが命です。豚骨を強火で長時間炊き出すことで生まれる濃厚でクリーミーなスープは、見た目にも真っ白でコラーゲンたっぷり。豚骨特有の独特な匂い(いわゆる「獣臭」)が漂うこともありますが、それも含めて博多ラーメンの個性であり、「この匂いを嗅ぐと食欲がわく」というファンもいるほどです。とはいえ、最近の店舗では排気設備の向上やスープの改良で、初めての人でも食べやすいマイルドな香りに抑えているところも多く、子どもでも「匂いが気にならなかった」と言うケースも増えています。
博多ラーメンのもう一つの大きな特徴が、極細ストレート麺です。熊本の麺が中太だったのに対し、博多の麺は素麺のように細く、するすると食べられます。低加水でぱつんとした歯切れの良い食感を楽しむため、麺の硬さを指定して注文できる店がほとんどです。ゆで時間を短くして芯が残るほど硬い「粉落とし」や「ハリガネ」、一般的な「ふつう」、さらに柔らかめの「やわ」まで、お店によって呼称は様々ですが、好みの茹で加減を伝える文化があります。子ども連れの場合、あまりに硬い麺は噛み切りにくいことがありますので、注文時に「麺は普通で」または「少し柔めで」とお願いすると良いでしょう。柔らかめでも博多麺は十分コシがありますし、小さな子にはその方が食べやすいはずです。
博多ラーメンは一杯あたりの麺の量が少なめに設定されていることも特徴です。これは、スープが濃厚なため熱々のうちに食べきれる量としていること、そして後述の「替え玉」という風習によって追加注文を前提にしていることによります。替え玉とは、食べ終わった後の丼に残ったスープに、新しい茹でたての麺を追加するサービスで、博多の屋台で生まれたとされています。テーブルに置かれた呼び鈴や店員さんの声かけで替え玉を注文すれば、すぐに麺だけおかわりが提供され、スープを継ぎ足すことなく二杯目のラーメンを楽しめます。大人は替え玉をする方も多いですが、小食の子どもとシェアする場合は、まず一杯を二人で分け、足りなければ替え玉を1回追加して子ども用の小さい器に移す、という形もできます。替え玉の際に「麺の硬さ」も再度指定できますので、子ども用には「次はやわらかめで」などと調整しても良いでしょう。
スープと麺がシンプルなぶん、薬味やトッピングで変化をつけるのも博多ラーメンの楽しみです。典型的な博多ラーメンの具は、薄切りのチャーシュー、刻みネギ、キクラゲ(木耳)あたりで、とてもシンプルです。その代わり、卓上には紅生姜(紅ショウガ)、すり胡麻、辛子高菜(からしたかな:辛味漬けの高菜)、おろしニンニクなどが置かれ、自分好みに味変できるスタイルが一般的です。地元の常連さんは、まず素のまま数口すすってスープ本来の味を楽しんだ後、紅ショウガをたっぷり入れて酸味でさっぱりさせたり、胡麻を山ほど振って香ばしさを足したり、辛子高菜をレンゲ一杯投入してピリ辛にしたり、と自由自在です。辛子高菜は非常に辛いので子どもにはおすすめできませんが、紅ショウガはピンク色で見た目も鮮やかなので、子どもが興味を示すこともあるでしょう。味は酸っぱいですが少量なら問題ないので、一緒に入れてみるのも経験になるかもしれません。ただし、辛子高菜だけは小さなお子さんの手が届かないようにするのが無難です。また、多くの店ではテーブルに替え玉注文用の札やボタンが置いてあり、替え玉一回無料サービスをランチタイムに実施している店もあります。ファミリーで行く際は、こうしたサービスもうまく活用するとお得に楽しめます。
福岡ラーメンの歴史と有名店
福岡における豚骨ラーメンの歴史は、実は熊本以上に久留米ラーメンと深く関わっています。そもそも日本初の豚骨ラーメンは久留米市で昭和12年(1937年)に屋台「南京千両」で誕生したと言われます(当時はまだ白濁ではなかったとも)。戦後、久留米の豚骨スープを継ぐ屋台や店が北上し、博多(福岡市)やその周辺でも豚骨ラーメンが提供されるようになりました。福岡市の屋台街で豚骨ラーメンが広がったのは昭和30年代以降で、中でも長浜地区(福岡市中央区の港近く)は魚市場の労働者向けにラーメン屋台が集まったことで有名になりました。長浜ラーメンは、漁師さん達に素早く提供できるよう麺を硬め・少量で茹で時間短縮、さっと食べられる工夫がなされ、替え玉発祥の地とも言われます。現在も長浜エリアには「元祖長浜屋」など老舗が残り、朝から営業している店もあります。観光客でも朝ラー(朝ラーメン)に訪れる人がいるほどで、福岡のラーメン文化の奥深さを感じます。
福岡市内の有名店は数え上げればキリがありませんが、ここでは観光で訪れる方にも比較的行きやすく、有名どころとして押さえておきたいラーメン店を紹介します。
博多一幸舎(いっこうしゃ):2004年創業と比較的新しい店ながら、「泡系」と呼ばれるクリーミーで泡立つ豚骨スープで一世を風靡したお店です。豚骨スープを乳化させて泡状にすることで、まろやかな口当たりとコクを両立させています。本店は博多駅エリアにあり、カウンターとテーブル席があります。人気店ゆえ行列もできますが、子連れの場合スタッフが気遣ってテーブル席に案内してくれることもあります。替え玉用に細麺以外に平打ち麺を選べたりと、麺にもこだわりがあります。
博多だるま:昭和37年(1962年)創業の老舗で、豚骨の旨味を極限まで引き出した濃厚スープが自慢です。背脂やラードも効かせたパンチある一杯は「THE・博多ラーメン」を求める人にうってつけ。店内はカウンター中心ですが、一部テーブル席もあり家族連れの姿も見かけます。お子さんにはスープが熱々かつ濃厚なので、レンゲで冷ましながら少しずつ食べさせると良いでしょう。
一蘭(いちらん):今や全国区の人気を誇る博多発祥のラーメン専門店。一蘭の特徴は何といっても「味集中カウンター」と呼ばれる個別カウンター席で、周りを気にせずラーメンに没頭できるスタイルです。注文は紙に好みの味の濃さ・脂の量・麺の硬さ・ニンニクや辛味だれの量などを記入して行い、自分好みの一杯にカスタマイズできます。この独特なシステムは小学生くらいのお子さんにはかえって楽しい体験となるかもしれません。実際、親子で訪れて「自分でオーダーシートを書いてみた」というエピソードもよく聞きます。ただし、席が仕切られているため未就学児など小さい子を連れての利用は少し難しく感じるかもしれません。ですが一蘭も各店舗で工夫しており、例えば一蘭 天神西通り店では限定メニュー「釜だれとんこつラーメン」が味わえるだけでなく、カウンターだけでなくテーブル席も用意されているなど、グループやファミリーでも利用しやすい店舗作りをしています。もし一蘭を家族で利用したい場合は、テーブル席のある店舗(福岡だと太宰府店など一部店舗)や、席が空いている時間帯を狙うと良いでしょう。替え玉も可能ですが、かなり細麺なので茹で加減は「ふつう」くらいが子どもには適しています。
博多一風堂(IPPUDO):こちらも全国・海外展開する有名チェーンで、1985年に福岡市で創業しました。創業者の河原成美さんが「ラーメン業界の常識を覆すオシャレな店」を目指して作っただけあり、ラーメン店とは思えない洗練された内装やサービスが特徴です。白濁豚骨スープに極細麺の「白丸元味」、辛味噌を溶いたコク辛スープの「赤丸新味」など看板メニューが人気。サイドメニューに一口餃子や明太子ご飯などもあり、家族みんなでシェアしやすいです。一風堂の店舗はテーブル席が充実しており、ベビーカーもそのまま入店可能な広さがあります。また、海外からの観光客も多いため英語メニューや写真付きメニューが整備されており、注文しやすい雰囲気です。子ども向けに取り分け用の小皿やレンゲをお願いすればもらえますし、店員さんも気さくに対応してくれるでしょう。ただ、人気店ゆえ並ぶ可能性があるので、待ち時間が難しい場合は開店直後やアイドルタイムを狙うのがおすすめです。
元祖長浜屋(がんそ ながはまや):福岡のラーメン文化を語る上で欠かせない、長浜ラーメンの超有名店です。シンプルな豚骨スープに極細麺、トッピングはねぎのみという潔いスタイルで、一杯500円前後と安価なのも魅力。店内は相席当たり前の食堂的雰囲気で回転重視のため、ゆっくり落ち着いてというより「さっと食べてさっと出る」スタイルです。乳幼児連れにはハードルが高いかもしれませんが、比較的空いている時間帯なら問題ありません。注文方法が独特で、入店したら席に座る前に「ベタナマ」とか「ナマ」といった暗号のような言葉で茹で加減・油加減を申告する習慣があります(「ベタ」はスープ油多め、「ナマ」は麺硬め、など)。初心者や観光客には難しいので、店員さんに「普通でお願いします」と伝えればOKです。ローカル色の強いお店ですが、だからこそ家族で訪れてみると良い思い出になるかもしれません。
屋台ラーメン:福岡市の夜の風物詩である屋台でも、もちろんラーメンは定番メニューです。中洲や天神周辺の屋台では、とんこつラーメンを提供するお店が多く、現地の雰囲気を味わいながら一杯すするのは格別です。ただし屋台は座席数が少なく(5~10席程度が一般的)、屋根も狭いため、子ども連れで長時間滞在するのは難しい場合があります。また夜遅い時間帯はお酒を楽しむ大人のお客さんも多く、喫煙者がいる場合もあります。もしファミリーで屋台ラーメンに挑戦するなら、オープン直後の夕方早い時間帯に行く、比較的人が少ない平日を選ぶ、など工夫すると良いでしょう。屋台によっては小学生くらいのお子さんなら歓迎してくれるところもありますし、屋台のおじちゃん・おばちゃんたちも話好きで可愛がってくれることもあります。短時間で雰囲気だけでも味わうつもりで、一杯だけ注文してサッと食べて出る、というスタイルなら子どもにとっても負担は少ないでしょう。
このように、福岡にはバラエティ豊かなラーメン店が揃っています。ファミリーに優しいサービスとしては、例えばテーブル席が多かったり、禁煙であったり、子ども用の食器があったりするお店も増えています。最近ではショッピングモール内に入っているラーメン店(例:キャナルシティ博多のラーメンスタジアム内の店舗、博多駅デイトスのラーメン街道、福岡空港のラーメン滑走路など)は、施設内設備が整っているため子ども連れでも格段に利用しやすくなっています。おむつ替えや授乳が必要になった場合でも、同じフロアにベビー休憩室があるので安心ですし、広いフードコートタイプの座席でベビーカーのまま食事できる場所もあります。観光客向けのこうしたラーメン集合施設ではスタッフも慣れているので、困ったことがあれば気軽に声をかけると良いでしょう。
子どもとラーメンを楽しむポイント
家族旅行でラーメンを楽しむために、いくつか覚えておくと役立つポイントをまとめます。
- お店選びと時間帯:小さなお子さん連れの場合、可能であれば広めの座席がある店や、テーブル席のある店を選ぶと楽です。カウンター席しかない狭いお店だと、抱っこで食べる羽目になることもあります。また、人気店では行列ができることもあるので、待ち時間が長くなりそうなら11時台の早めの昼食や、夕食も17~18時台など少し早めの時間帯を狙うと混雑を避けられます。
- ベビーカー・子ども用椅子の対応:ベビーカーで入店可能かはお店の広さによります。狭いカウンター店では難しいですが、スタッフにお願いして畳んだベビーカーを隅に置かせてもらうこともできます。チェーン店や大型店ではベビーカーOKのところも多いので、入口で確認しましょう。子ども用のハイチェアやブースター(子供用補助椅子)を置いている店もあります。店舗によっては「お子様椅子あります」の表示があったり、席へ案内するときに店員さんが聞いてくれたりします。必要な場合は遠慮なくお願いしましょう。
- 注文の工夫:ラーメン店では大人と同じメニューしかないこともありますが、取り分けやすいように小皿やレンゲを追加でもらうと便利です。「子ども用に取り分けたいので小さい器をいただけますか?」と頼めば、多くのお店で快く貸してくれます。熱いスープを冷ますための水や氷をもらうことも可能ですし、セルフサービスの水を利用してスープを少し薄めることもできます。また、麺の硬さが指定できる場合は子どもには柔らかめを、味の濃さや脂の量が選べる店では「薄味・油少なめ」にすると子どもでも食べやすくなります。一蘭のようにオーダーシートがある店では、親御さんが子どもの好みを聞きながらチェックしてあげると良いですね。
- 安全面への配慮:ラーメンは熱いスープ料理ですので、小さな子どもがいる場合は十分注意が必要です。席に着いたらまずお子さんから遠い側にラーメンの丼を置く、麺を引っ張ったときにスープが飛ばないよう服にナプキンをかけるなどしておくと安心です。店によっては紙エプロンを用意していることもあるので、必要ならもらいましょう。麺をすするのがまだ難しい年齢の場合、レンゲに少し麺とスープをとって、一口サイズにカットして冷ましてから食べさせると喉をやけどせずに済みます。店によってはハサミを貸してくれることは稀ですが、自宅から携帯用の子ども用カトラリー(麺カッターなど)を持参すると安心です。
- 分量と注文量:子どもがどれくらい食べるか見極めて、無理に一人一杯ずつ頼まなくてもOKです。小学校低学年くらいまでなら、大人の一杯を取り分けて十分な場合もあります。特に旅行中は他のご当地グルメやおやつも楽しむでしょうから、ラーメンは様子を見て少なめにスタートするのが賢明です。足りなければ替え玉や追加トッピング(煮卵やコーンなどお子さんが好きな具)を頼めば良いですし、逆に残してしまってはもったいないです。最近は「ハーフサイズラーメン」や「お子様ラーメン」を用意している店もありますので、メニューにあれば活用しましょう。味千ラーメンなどではミニサイズの提供例もあります。
- 子ども向けサービス:店によっては子どもにジュースをサービスしてくれたり、スタンプカードでおまけをくれたりするところもあります。また、ラーメン店とは別にファミリーレストラン系では「お子様ラーメンセット」なるものがあるところもあります(ラーメン+ジュース+おもちゃなど)。旅先でそういったお店を利用するのも一つの手です。福岡では一風堂が期間限定で子ども無料キャンペーンを行ったこともありますし、熊本では子連れイベントと提携したラーメン祭り等が開催されたこともあります。タイミングが合えば、そうしたイベントに参加してみるのも楽しそうです。
- 周囲への気遣い:日本のラーメン店では比較的子どもに寛容ですが、それでもやはり狭い空間で他のお客様もいるので、最低限のマナーは守りたいものです。麺を故意に飛ばしたりスープを散らかしたりしないように見守り、騒いでしまう場合は一旦外に出るなど配慮しましょう。観光客として訪れている場合でも、周囲への思いやりをもって行動すれば、店員さんや他のお客さんからも温かく接してもらえるはずです。ラーメン店で隣に座った地元のおじちゃんが、「うちの孫も小さい頃からラーメン食べよるばい!」なんて話しかけてくれることもあります。そんなふれあいも旅の醍醐味ですね。
観光と合わせて楽しむラーメンスポット
九州旅行では、観光スケジュールに合わせて上手にご当地ラーメンを組み込むことで、効率よく名店巡りができます。熊本・福岡それぞれで、観光とラーメンを両立させるコツやスポットを紹介します。
熊本観光とラーメン
熊本市内観光のハイライトである熊本城周辺には、美味しい熊本ラーメンの店が点在しています。熊本城を見学した後、徒歩圏内の上通・下通アーケード街に出れば、先述のこむらさきや桂花ラーメン、黒亭など有名店が揃っています。特に桂花ラーメン本店は熊本城に近く、観光途中のランチに立ち寄りやすいでしょう。熊本城の敷地内には「桜の馬場 城彩苑」という飲食街もあり、熊本の郷土料理が色々楽しめますが、残念ながらラーメン店は常設されていません。しかし城彩苑から歩いて5分もすれば市街地ですので、ラーメン目当てなら少し歩いてアーケードに向かうと良いです。お城を見て興奮気味の子どもも、美味しいラーメンでエネルギー補給すれば午後も元気に観光できます。
熊本駅に到着・出発する場合は、駅ビル内や周辺にもラーメン店があります。熊本駅構内の商業施設「肥後よかモン市場」には、熊本ラーメンの人気店「天外天」が出店しています。新幹線や電車の待ち時間にサッと名物ラーメンを味わえるとあって、観光客にも好評です。ここは駅施設内なのでベビーカーでも入りやすく、駅の多目的トイレも近いので赤ちゃん連れにも安心です。
阿蘇方面など熊本郊外へ観光する場合、途中の街にも注目です。例えば玉名市は熊本市と福岡を結ぶJR鹿児島本線・九州新幹線の途中にあり、新玉名駅周辺には前述の玉名ラーメンの老舗が複数あります。車旅なら玉名インター近くで降りてラーメンを食べ、再び高速に乗ることも可能です。また、熊本県南部の人吉や鹿児島方面に行く途中には「あっさり系」の熊本ラーメンを出す店もちらほらあります(熊本ラーメンと一口に言っても地域や店で個性があり、例えば人吉ラーメンは少し醤油色がかった豚骨スープだったりします)。旅の通り道で目についたラーメン店にふらりと入ってみるのも面白い経験です。地元密着の小さなお店でも、家族連れで入りづらい雰囲気はほとんどありませんので安心してください。
子どもが楽しめる熊本観光地としては、阿蘇の大自然や動物と触れ合える施設(阿蘇カドリー・ドミニオンなど)、天草の水族館、荒尾のグリーンランド遊園地などがあります。そういったスポットの周辺にも食事処は色々ありますが、「やっぱり旅の締めはラーメン!」となったら、熊本市街地に戻ってから改めてラーメン店を探すのが確実でしょう。夜に熊本ラーメンを家族で食べる場合、夜遅くまで営業している店をチェックしておくと良いです。天外天本店は深夜まで営業、味千ラーメンも店舗によっては夜遅くまで開いています。観光で疲れた子どもがホテルでぐっすり寝てしまった…なんてときは、テイクアウトや出前ができるか問い合わせてみる手もあります。最近は熊本でもラーメンのテイクアウト用生麺セットを売ってくれるお店や、宅配サービス対応の店舗も出てきました(スープと麺を別容器に入れてくれる)。ホテルでゆっくり家族だけで食べたい場合は、そうしたサービスを調べておくと安心です。
福岡観光とラーメン
福岡市は主要な観光スポットがコンパクトにまとまっており、移動も地下鉄やバスですぐなので、観光の合間にラーメンを挟みやすい都市です。博多駅や天神エリアは特にラーメン密集地帯です。博多駅ビルには「博多めん街道」と呼ばれるラーメン店街があり、九州各地の有名ラーメンが集結しています。ここには熊本ラーメンの桂花ラーメン支店や宮崎の辛麺の店なども入っており、一箇所で色々な味を選べるので、家族で好みが分かれる場合にも便利です。駅ビル内なのでベビーカー移動もエレベーターでOK、授乳室も完備という好環境です。観光初日に博多駅に着いたらまずめん街道で腹ごしらえ、なんてプランもアリでしょう。
天神・中洲川端エリアに行くなら、有名なキャナルシティ博多(ショッピングモール)に立ち寄ることをおすすめします。キャナルシティの5階には「ラーメンスタジアム」があり、全国の個性豊かなラーメン店が常時8店舗ほど出店しています。地元福岡のとんこつはもちろん、札幌味噌ラーメンや東京醤油ラーメンなども食べられるので、連日の豚骨で飽きた子どもが違う味を欲しがったときにも便利です。フードテーマパーク形式でカジュアルな雰囲気ですし、同フロアにキッズスペースやゲームセンターもあるので子どもも退屈しません。家族でそれぞれ別の店のラーメンを買ってシェアする、なんて楽しみ方もできます。またキャナルシティには映画館や噴水ショーなどエンタメも満載なので、半日過ごして最後にラーメン、といったコースもいいでしょう。
福岡タワーやシーサイドももちエリアの観光時は、周辺にラーメン店は少ないものの、バスで天神方面に戻る途中にラーメン店を探すことができます。西新商店街には学生向けの安くて美味しいラーメン店も多いので、観光ついでにローカルな雰囲気を味わいたければ西新で途中下車してみるのも一案です。例えば「元祖長浜屋」も西新からアクセスしやすい場所にあります。
太宰府天満宮へ観光に行くケースもあるでしょう。太宰府は梅ヶ枝餅(名物のお餅)やおしゃれなスターバックスなどグルメもありますが、実はラーメンはあまり有名ではありません。しかし、太宰府から福岡市中心部へ戻る途中には、二日市エリア(筑紫野市)や春日市などラーメン店がある地域を通ります。時間に余裕があれば、帰り道に博多一番街(二日市の老舗)などに立ち寄ることもできます。あるいは素直に博多駅まで戻ってしまってから夕飯にラーメンでもいいでしょう。太宰府から直行バスで福岡空港に行くプランの人は、空港の「ラーメン滑走路」に行く手もあります。福岡空港国内線ターミナルには九州各地の有名店が集まっており、なんと熊本からは「火の国 文龍」という濃厚熊本ラーメンの店も出店しています。飛行機に乗る前に、熊本も福岡もまとめて味わってしまえる贅沢スポットです。
**北九州方面(小倉・門司港など)**へ旅行する場合は、また少しラーメン事情が変わります。北九州市の小倉は豚骨だけでなく醤油系のあっさりラーメンも根付いており、「戸畑チャンポン」などご当地麺もあります。小倉観光では、旦過市場で焼うどん、門司港で焼きカレーを食べるなどラーメン以外の名物も多いですが、どうしてもラーメンが食べたくなったら、「八幡ぎょうざの桃園」のラーメンや「魁龍 小倉本店」の呼び戻し豚骨スープなどが有名です。ファミリー向けというより通好みなので、北九州は無理にラーメンにこだわらず、ご当地グルメ全般を楽しむスタンスでもよいでしょう。
最後に、車で移動する旅行者へのワンポイントです。九州自動車道や福岡都市高速など、高速道路のサービスエリア・パーキングエリアにもご当地ラーメンが食べられる施設があります。例えば広川SA(福岡県)では久留米ラーメン、山江SA(熊本県)では熊本ラーメンを提供するレストランがあります。サービスエリアならテーブル席でゆったり食事できますし、授乳室やキッズコーナーも整っていて休憩に最適です。「観光でラーメン」とは少し趣旨が違うかもしれませんが、移動途中で立ち寄るこうした施設を活用するのも、子連れ旅の快適さと美味しさを両立する知恵と言えるでしょう。
まとめ
熊本・福岡のラーメン文化は、それぞれに個性的な味わいと魅力を持ち、日本全国のラーメンファンを惹きつけてやみません。その土地に根差した歴史が生み出したラーメンは、単なる食事を超えて**「文化体験」**とも言える存在です。豚骨の香り漂う屋台や老舗の暖簾をくぐれば、地元の人々の生活や郷土愛まで感じ取ることができるでしょう。
子ども連れのファミリー旅行でも、熊本ラーメン・福岡ラーメンは十分に楽しむことができます。マイルドでニンニクの効いた熊本ラーメンは小さな子でも食べやすく、濃厚クリーミーな博多ラーメンも工夫次第で家族みんなの思い出になるはずです。実際、週末になると熊本でも福岡でも、ラーメン店に家族連れの姿が多く見られます。地元の子どもたちも小さい頃から親しんでいる味ですから、旅行で訪れたお子さんもきっと抵抗なく楽しめることでしょう。
最後に、旅先での食事は無理なく、安全第一で。疲れているときはテイクアウトやホテルの近場で済ませても構いません。ですがせっかくの機会ですから、一杯のラーメンを囲んで「美味しいね」「熱いね」と笑い合う時間は、きっと旅の素敵な思い出になります。熊本・福岡のラーメン文化を家族みんなで堪能し、旅の思い出アルバムにおいしいワンシーンを加えてください。お腹も心も満たされる、楽しいラーメン旅になりますように!
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