平尾台

平尾台
photo by @mt_portrait
山口県の秋吉台と並ぶ日本有数で九州随一のカルスト台地。カルスト特有のピナクルが大量に散りばまれている様子は羊たちがいる様子に似ていることから羊群原と呼ばれています。またスイス・グリンデルワルトのような絶景が日本にいながらも観賞できることで有名です。その他にもカレンフェルドやドリーネ、多数の鍾乳洞などの広大な自然の中に、平尾台自然観察センター、平尾台自然の郷といった施設もあります。ハイキングやピクニックなどのお出かけにもおすすめですし、時期によってはクロスカントリーやトレイルランニング、花火も打ち上がる平尾台観光まつりなどのイベントも行われています。自然たっぷりな景色の中、癒されること間違いなしです!アクセスについては車のない方への案内もあるものの、やはり車での移動が得策です。

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平尾台の基本情報


【 住所 】福岡県北九州市小倉南区新道寺
【アクセス】[自動車の場合]福岡県道28号線直方行橋線が直方市、北九州、行橋市を平尾台経由しています。最寄りの九州自動車道小倉南ICより車で20分。小倉市街からは車で40分です。
【営業時間】3月から11月は9:00~17:00、12月から2月は10:00~16:00です。ゴールデンウィークや夏休み中の休日は18:00まで開いています。休園日:毎週火曜日ですが、祝日・振替休日の場合はその翌日。年末年始12/29~1/3
【 料金 】無料


公式ページ

日本のスイス「平尾台」ってどんなところ?体験レポと基本情報を紹介します!

平尾台は日本の地質百選に選定されているカルスト台地です。

福岡県の北東部に位置し、北九州市小倉南区、行橋市、田川郡香春町、京都郡苅田町、京都郡みやこ町という広範囲にまたがっており、見どころもたくさんあり北九州の観光スポットの一つにもなっています。

大自然が長い時をかけて創り上げた傑作がたくさん見られる平尾台を紹介します。

平尾台の基本情報

平尾台は、山口県の秋吉台とならぶ日本有数のカルスト台地で北九州市小倉南区新道寺にあります。

カルスト地形とは、石灰岩が雨水や地下水によって溶けてできた独特の地形のことです。

この平尾台は国の天然記念物や国定公園、県立自然公園にも指定されています。

標高は370m~710mで、南北6㎞東西2㎞にわたる広がりです

最高峰は北九州市小倉南区の貫山712mで、その周辺には400~600m級の山が点在しています。

平尾台の東北の一部は、カルスト地帯ではなく花崗閃緑岩なのでご注意ください。

景観が良く、北九州市や苅田町の工場地帯、行橋市中心部、中津市、山口県が一望でき、国東半島や姫島も見えることがあります。
自然の草原景観を守るために、毎年2月ごろには野焼きが行われることでも有名です。

スイスの絶景が観賞できる!?

平尾台と言えば無数にあるピナクルが有名です。

ピナクルは石灰岩が溶け残って地表にできた色々な形をした岩の柱のことで、その姿が羊の群れのように見えることから羊群原(ようぐんばる)と呼ばれます。

広大な草原で羊が群れを成しているように見える姿がまるでスイス・グリンデルワルトの景色とそっくりという事からSNSでも話題です。

日本最大級の鍾乳洞数!

平尾台にはドリーネと呼ばれる石灰岩がゆっくりとすり鉢状に溶食された窪地があり、石灰岩の割れ目に地下水がしみ込んで空洞が出来ます。

その空洞へ地下水がたまったことで、目白洞、千仏洞、牡鹿洞、青龍洞などの200を超える鍾乳洞が誕生しました。
冒険気分を味わえる洞窟探索体験も出来るので、刺激的な思い出を作りたい人には是非おすすめです。

平尾台自然の郷へのアクセス

自動車

福岡県道28号線直方行橋線が直方市、北九州、行橋市を平尾台経由しています。最寄りの九州自動車道小倉南ICより車で20分。小倉市街からは車で40分です。

乗り合いタクシー

JR 九州日田彦山線石原町駅より15分、運賃は大人500円、子ども300円。西鉄バス中谷営業所より約25分、運賃は大人600円、子ども300円。

平尾台自然の郷入園案内

開園時間

3月から11月は9:00~17:00、12月から2月は10:00~16:00です。ゴールデンウィークや夏休み中の休日は18:00まで開いています。

休園日

毎週火曜日ですが、祝日・振替休日の場合はその翌日。年末年始12/29~1/3

入園料:

無料

駐車料金:

普通車300円、大型自動車1000円、約1100台収容できます。

お問い合わせ:

093-452-2715 

平尾台のイベント

①平尾台ふゆはなび

2月に無料で開催される、花火と音楽とレーザー光線による音と光のファンタジーです。当日17時以降は平尾台登山口の大渋滞が予想されますので、早めに到着してください。

②野焼き

毎年2月ごろに行われ、平尾台の環境を守ります。見学は茶ケ床での特別見学会(有料:申し込みの問い合わせは093-452-2715まで)と自然の郷でも一般観覧(無料で自由に入退場可)があります。当日は平尾台国定公園地域は全面立ち入り禁止となり、平尾台自然の郷以外の駐車場、広場、道路、遊歩道などは封鎖されるのでご注意ください!

③きたぽっぽの運行(12月~3月は運休)

4月から11月末の土曜、日曜、祝日に、ビレッジゾーンと広場ゾーンをつなぐ「SL型連結バス」を運行します。料金は4歳以上1人100円、3歳以下は保護者1名につき1名同伴可能ですが、定員が75名になっています。乗り場駅は、時計塔(ビレッジゾーン)、広場駅(広場ゾーン)、果樹園駅(草ソリ最寄り)です。

④ケイビング体験

日程は希望日で調整されます。平尾台の地下には200を超える大小の鍾乳洞があります。その中で3つの鍾乳洞が観光化されていますが、この「ケイビング体験(有料)」では一般の人が見ることのできない、自然のままの洞窟を探検します!この探検コースは迫力満点ですよ!地上では絶対に味わうことのできない、洞窟ならではの環境を経験します。

鍾乳洞ケイビングとは?

ケイビングとは欧米では登山と同じくらい多くの愛好家がいるアウトドアスポーツの一種であり、洞窟を体験することです。

観光化されていない自然のままの洞窟に、ヘルメットとヘッドライトをつけて入っていきます。

何万年、何十万年の昔の地上の様子がそのまま保存されている地下の世界がどうなっているのか、洞窟がどうしてできたのか等を、平尾台の鍾乳洞ではガイドの説明を聞きながら進んでいきます。

体験すれば必ず平尾台の美しさに感動し、自然保護への関心も高まります。みんなで平尾台の自然を守っていきましょう。

注意事項として、観光化されていない自然のままの洞窟は、仲が真っ暗で迷路のようになっていて危険です。

絶対に一人では入らないでください。何人かで入るときもケイビングの熟練者かガイドの案内が必要です。

自然の郷主催のケイビング体験以外で洞窟に入るときは、必ず洞窟の管理者またはその地区の役所や警察等に届け出を出しましょう。

届け出がなければ、万が一の洞窟での事故の場合、何日も洞窟の中で救助を待つことになり、最悪誰にも発見されないことになります!

洞窟内でのマナーとして、洞窟内の環境を絶対に壊さないこと。鍾乳石は何万年もかけて自然が創りあげたとても貴重なもので、これからも成長を続けます。

洞窟内にはコウモリも生息していますが、触ったりライトを当てたりしないでくださいね。

洞窟内にゴミは絶対に残しません!鍾乳石を傷つけない壊さない、小動物にも気を遣う、ゴミは持ち帰るなど最低のマナーを守って大自然を楽しみましょう。

平尾台周辺のおすすめポイント:東大野八幡神社

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東大野八幡神社とは、北九州市小倉南区大字母原55に鎮座する1300年以上の歴史のある神社です。

北九州自動車道小倉南ICより車で3分。境内の御神木には子授けの御人徳があり、子授け神社としても知られています。

安産、お宮参り、交通安全、厄払いなどの参拝者も多いです。

平尾台へ初日の出を見に行く方が多く、初詣の参拝者も増えています。

平尾台から車で15分程度なので平尾台と併せて訪れるのもおすすめです。

まとめ

いかがでしたか?大自然の中に何万年も眠り続ける鍾乳洞や、自然の力によって形成されたカルスト台地の様子などには大変心揺さぶられる思いがしますね。

自然が自然のままでいられるように、私たちはきちんとマナーを守りながら、素晴らしい遺産を私たちの次の世代にも継承していきましょう。  

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