インスタ映え女子の9割が付き合う男、ニューメッシー、カゼオコッシーとは？

原宿ランチするときはパシャッシーは必須だよね。私なんて東京だけじゃなくて大阪にもパシャッシーいるよ。今どき自撮り棒使ってる女子なんて時代遅れだよねー

この間道歩いてたら地面に寝そべって必死で彼女の写真撮ってる彼氏がいたんだけど、あれはもしかしたらパシャッシーだったのかもしれないな

5分以内で駆けつけるとなると、行動範囲が広い女子はかなりの数のパシャッシーを抱えておく必要がありそうだな。海外行くときはどうするんだろう

ライティングッシー　「真夜中でも昼間のように照らしてやるぜ！」

写真は何といってもライティングが命です。たとえ、いいアングル、いい場所、いい表情で撮影できたとしても、光量が少なければ残念な写真になってしまいます。そこで今どきのインスタ映え女子は、写真の明るさを上げるためだけに付き合っている彼氏、通称「ライティングッシー」がいるようです。ライティングッシーは彼女が「LINE」で「ちょっと光が足りない」とメッセージを送るとどんな場所にもすぐに駆けつけます。ライティングッシーは彼女のために自分の使っている携帯のフラッシュモードを常にONし、また旧型の契約の切れた携帯をいくつも保持し、充電100%を維持しています。それらのライトを組み合わせ、彼女や撮影したい料理などにライトを浴びせます。撮影が終わるとすぐにまた帰宅します。

ライティングッシーのイメージ図

光の加減ってかなり重要だよね。私なんてライティングッシー今まで3人くらい首にしたよ。だってへたくそなんだもん。でも今のライティングッシーは制作会社のプロだからもう安心

この間カフェでご飯食べてたら、3人の男が一人の女に向かってスマホのフラッシュモードで光を当ててなんか変な集団だなと思ってたんだけど、あの3人がライティングッシーだったのかも。。

テレビ撮影でもライティングで熱くなるといわれるほどライティングは重要な要素なのは事実。プロなら携帯のフラッシュライトだけでなくて業務用ライト持参したほうがいいんじゃなかろうか

カゼオコッシー　「俺は嵐のような男だぜ！」

インスタ映えする写真は雑誌のように美しいモノばかりです。最近のインスタ映え女子は、シーンに合わせて躍動感のある写真を撮影することも得意としています。それに一役かっているのが、写真撮影の時に風を起こしてもらうことを目的に付き合っている彼氏、通称「カゼオコッシー」です。カゼオコッシーは微風から暴風までありとあらゆる強さの風を起こすことができます。そのため、うちわから強力な扇風機まであらゆる風起こし器具をリュックに詰め込んでいます。カゼオコッシーは彼女からLINEで「風がほしい」とメッセージを受けると30秒以内に即レスし、どんな場所にも駆けつけます。カゼオコッシーは彼女が求める強さに応じて風の強さをコントロールするスキルが必要なので、日々家の中では彼女に見立てたカツラをかぶったマネキンに風を当てて、どの風量だとどのくらい髪の毛がなびくかを研究しています。

カゼオコッシーのイメージ図

風が必要な時ってたまにある。私にはまだカゼオコッシーいないんだけどあなたどう？私のカゼオコッシーにならない？私とちょっとでもいられるだけでうれしいでしょ？

この間好きな女の子に告白したんだけど、カゼオコッシーならいいよって言われた。よく意味が分からなかったけどOKみたいでうれしくなって喜んでたんだけどこの間突然フラれて混乱してた。「風がほしい」ってよくラインできて意味わからず無視してたんだけど、やっと今意味が分かったよ

ダイソンの扇風機って結構電力食うし、コンセント借りれないところもあるから業務用のバッテリーも持っておいた方がよさそう

サクラッシー　「世界を敵に回しても俺はお前の見方だぜ！」

インスタ映え女子のストレスって、写真を投稿しても「いいね」の数が少なかったり、コメントが付かなかったりすることなのです。それを避けるために今どきのインスタ映え女子は、「いいね数」、「フォロワー数」や「コメント数」を増やすためだけに付き合っている彼氏、通称「サクラッシー」がいます。サクラッシーは通常インスタアカウントを同時に10個程度運用しています。また、優秀なサクラッシーの中にはなんと同時に100個以上のアカウントを運営している人もいるようです。サクラッシーは彼女が投稿するとすかさず、全アカウントで「いいね」を付け、必要に応じてポジティブなコメントをすぐさま書き込みます。「すごくかわいいですね」とか「めっちゃうらやましい！」とかそんな感じです。そして、彼女のアカウントに否定的なコメントが書き込まれるとすぐさま援護するコメントを書き込みます。このようにサクラッシーは24時間体制で彼女のアカウントを監視しています。

サクラッシーのイメージ図

サクラッシーにこの間アカウントもっと増やしてっていったらもう無理って言われたから切っちゃったｗ彼って20アカウントしか作ってくれなかったんだよ。ありえなくない？ｗあなたあたしのために100アカウント作ってくれる？

俺の弟がこの間インスタのアカウント100個もってるって言ってたんだけどもしかしてサクラッシーやってるのかな・・・帰ったら弟に聞いてみよう。。

サクラッシーって24時間体制でネット上で活動してるからもはや彼女にリアルで合う時間ほとんどないんじゃなかろうか

フィルタッシー　「どんな写真も歴史的な1枚にしてやるよ！」

パシャッシーやライティングッシー、カゼオコッシーの努力によってもどうしてもいい写真が撮れないこともあります。でもフィルタッシーがいれば大丈夫です。フィルタッシーはどんな写真もすぐさま加工し、最高の写真に仕上げてくれます。ベテランのフィルタッシーは常にパソコンの前でフォトショップを立ち上げて待機しており、彼女から件名無題、本文無しで写真だけ添付されているメールが来ると約3分以内に画像処理を施し、まるで別人、別シーンかのように美しい写真を返信します。

フィルタッシーのイメージ図

あたし自分でフィルタ機能使って撮影してるんだけど、そろそろ私もフィルタッシー募集しようかな。フォトショップ歴すくなくとも3年はほしいよね。私フォトショップ使ったことないけどｗ

この間合コンで知り合った女性にフォトショップ使えますか？って聞かれて使えないって言ったら相手にしてもらえなくなったんだけど、もしかしてフィルタッシー探しに来てたのかな。。

彼女を作るにしても、転職活動のようにスキルを要求される時代になったようだ。フォトショップ使えないとフィルタッシーにはなれない

オオドウッグッシー　「俺がいればどんな場所もベニスの街並みだぜ！」

ビーチにカラフルな貝殻、ハワイのビーチでピンクの可愛い浮き輪。これも実はオオドウグッシーの力によるものかもしれません。オオドウグッシーはどんな場所でもおしゃれなシーンを作り出します。住宅街の公園の砂場も、カラフルな貝殻と浮き輪でハワイのビーチに、大衆食堂も木目調の板と花びらを組み合わせておしゃれなカフェに早変わりです。オオドウグッシーは貸倉庫を1つや2つもっているのが常識で、その中には撮影のための小物を大量に預けています。彼女から「今日はハワイ」とのメッセージが来るとすかさず、砂や貝殻、浮き輪をもって彼女のもとに駆け付けます。

オオドウグッシーのイメージ図

私のオオドウグッシーはハワイ系の小物は持ってるんだけどヨーロッパ系の小物もってないんだよね。なんか貸倉庫がいっぱいでもう物おけないんだって。新しい貸倉庫借りたら？っていったらお金がないとか言いだしたからもう切っちゃったよ。誰かハワイ系もヨーロッパ系も対応できるオオドウグッシーしらない？

貝殻集めるのが趣味なんだけどこの間、職場の女性から貝殻すぐに持ってきてって言われて持って行ったら地面にばらまかれて写真撮られて、踏みつけられて割られた。ふざけるなって怒ったら、あなたオオドウグッシーでしょ？そのくらい想定しとけよって怒られた。やっと意味が分かったよ

オオドウグッシーは流行りに応じて小物を常に入れ替えとかないとすぐに切られるらしい。しかも何度も使ってると古くなって傷んでしまうから結構メンテナンス費用も馬鹿にならないんだって

ニューメッシー　「俺の胃袋はエーゲ海より広いぜ！」

バブル世代のメッシーは女子がご飯を食べたいときやおなかが空いたときにおごってもらう彼氏として活躍していました。しかし、今の時代はそれだけでは不十分です。今どきのインスタ映え女子は、小食でも写真撮影のためだけにフォトジェニックなグルメやビッグパフェを頼んで撮影をします。その時のお勘定に加えて、その大量の料理を残さず食べるためだけの通称「ニューメッシー」と呼ばれる男と付き合っています。料理の撮影の際に重要なことは「この後スタッフが美味しく召し上がりました」という一言を言うことです。食べ物を粗末にしてはいけないという日本独自の空気を読むため、ニューメッシーはいつなんどきでもどんな量の食事でも残さず食べる必要があります。もし残してしまうものなら、ニューメッシーの地位はすぐに失われます。どんなに満腹でも残さず食べるという、ニューメッシーの難易度は時代と共に大きく高まりました。

ニューメッシーのイメージ図

この間職場の先輩にニューメッシーになってもらったんだけどなんか勘違いしてて、ビッグパフェ頼もうとしたら食べられないでしょ？やめとこうとか言って止められたんだよ。お前が食べるんだろって言ったんだけど、なんかよくわかってなくてニューメッシーじゃなくて絶滅したはずのメッシーかよって思ったｗ

高校時代の女友達のインスタ見てるとデカ盛りパフェとかたくさん写真アップしてる女子居るんだけど裏側ではニューメッシーたちが必死で残飯処理してるのかな。。。

テレビでよくある「スタッフが美味しく頂きました」に苦しむスタッフの気持ちがみんなにこれで伝わりそうだね

バッテリッシー　「バッテリー切れという言葉は俺の辞書にはない！」

インスタ映えの女子はスマホのバッテリーが切れるとただの女子になってしまいます。スマホのバッテリー残量はインスタ映え女子の命といっても過言ではありません。バッテリッシーはインスタ映え女子のスマホの電池残量が70%を切るとすぐさまバッテリーをもって駆けつけます。ベテランになると彼女の行動パターンからそろそろ70%を切りそうだなというところでタイミングよく駆けつけます。ベテラン曰く、彼女のスマホの電池残量を40%未満にするのは人間としてあり得ないと話していました。素人バッテリッシーは40%未満にしてしまい、彼女からいきなり別れを告げられることもしばしばあるとか。バッテリーは彼女の命。彼女の命をないがしろにするような男には女性と付き合う資格なんてないのかもしれませんね。

バッテリッシーのイメージ図

マジ聞いてくれないー？私のバッテリッシー、電池が残り20%になるまで来てくれなかったんだよ。マジ激おこなんだけど。20%とかもうすぐ電池切れてスマホ使えなくなる寸前じゃん。もうすこし気を使えっつーの

この間の街コンでスマホの充電器もってるか聞かれて、持ってないといったら軽蔑のまなざしで見られたんだけどそういうことか！

合コン、街コンに参加するならアイフォンだけでなくてあらゆる機種の変換コードとバッテリー最低二つは持っておきたいね

ニューアッシー　「絶好のロケーションを用意してやるぜ！」

バブル世代のアッシーは女子が行きたい場所に送り届けてあげることで活躍していました。しかし、今の時代それだけでは彼氏にはなれません。今どきのインスタ映え女子は、インスタ映えする流行りの店の予約、そしてベストロケーションの席の確保までしないとニューアッシーとして認定してくれません。ニューアッシーの一日は彼女から行きたいお店の連絡を受けるとすぐに店に連絡を取り、撮影に絶好の一番良い席を抑えます。席の確保ができないときは開店前に店に並び、その席を彼女が来るまで確保します。食事を注文せずに長居をすることはできないため、夕方の彼女の撮影までの間、朝食から昼食、おやつ、そして夕食まで1日4食をそのお店で済ませることが必要な時もあります。

ニューアッシーのイメージ図

アッシーに店予約しておいてもらったんだけど、夜景の見える窓側の席じゃなかったの。なんか先に来店したカップルにとられちゃったとか言ってて、もっと早く店にいとけよ！と怒ったんだけど、一人で朝から夜まで居座るのは気まずいとかいってたんだよｗまじありえなくない？ｗ私のためにそんなこともできないなら彼氏じゃないっていって振ってやったよ

今度気になる会社の後輩とディナー行くことになったんだけど、なんか朝5時にモーニングコールしてくれるらしい。なんでそんなに早いの？約束は夜7時からだよね？っていったら、あの店いい席がすぐに取られちゃうから開店と同時に席確保しといてって言われてて、明日は5時起きですよ。。