居酒屋かやぶき

居酒屋かやぶき
photo by @kokeco
海外のテレビ番組で猿がおもてなしをしてくれる居酒屋として紹介されて話題になったスポット。今や各国から外国人が集まるスポットとして有名です。特に猿が珍しいオーストラリア人には日本へ来たら必ず訪れる観光名所になっています。お店に入るとおしぼりを持ってきてくれる猿のおもてなしがあり、さらにはビールを運んできたり、時々芸を見せてくれたりもします。お店に出てくるのはだいたい20時から22時の間だそうなので狙って訪れてみては?

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居酒屋かやぶきの基本情報


【スポット】居酒屋かやぶき
【ふりがな】いざかやかやぶき
【 住所 】栃木県宇都宮市御幸本町4688
【アクセス】JR宇都宮駅からタクシーで約15分
【最寄り駅】宇都宮駅
【営業時間】17:00~23:00(ラストオーダー22:30)
【 料金 】平均予算3,000円~4,000円
【クーポン】公式サイトでクーポン情報を確認可能

居酒屋かやぶき
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異文化コミュニケーション! 猿の芸にほっこりできる「居酒屋かやぶき」

居酒屋かやぶきの概要

栃木県宇都宮市というと、餃子が有名だったり、世界遺産にも登録された日光東照宮があったり、目に留まるものが沢山あります。そんな宇都宮市の夜をほっこりと楽しむのには「居酒屋かやぶき」がぴったりです。

場所は、宇都宮駅からかなり離れた宇都宮市御幸本町です。駐車場がないので、行き帰り共にタクシーを利用するか、最寄駅のJR東北線岡本駅から歩くのがおすすめです。タクシーも15分、歩くのも30分近くかかるので、便利な場所とは言い難く、見た目も地元の居酒屋という感じです。なので、パッと見たときは驚きます。

ですが、そんな小さな店に、外国から来た旅行客が次々と入っていくので、2度びっくり。外国人観光客に人気の店、とは聞いていたのですが、やって来るお客さんの半分近くが外国人旅行者のようでした。

店内の印象は、とっても多国籍という感じです。天井から様々な国の国旗がぶら下がり、壁にはこれまで訪れた著名人のサインや写真がずらり。神棚の横に何やら旗が掲げられていたり、座敷の上に広がる灯りは傘のランプシェードがかけられていたり、様々な文化がミックスされているような雰囲気です。

食べ物のメニューはホワイトボードに書かれており、お酒のメニューは別であります。メニュー内容はその日によって変わるそうですが、お刺身や馬刺し、鹿刺し、赤魚の焼き物や若鳥の鉄板焼きなどがあります。宇都宮市の居酒屋に行くと餃子が良く出てくるのですが、こちらのお店では揚げ餃子が出てきました。オーソドックスなメニューばかりなので、そうした点も外国人観光客が親しみやすいのかもしれません。

また猿の名前にちなんだメニューもあり、例えば「ゆめちゃんセット」というものは800円でソフトドリンクや煮卵などが食べられました。猿の入れ替わりがあると、こうしたメニューも変更されるかもしれません。

店長さん曰く、2011年の東日本大震災以前は外国人観光客がもっと多かったそうです。日によっては8割近くのお客さんが外国人観光客で、日光東照宮を訪れる外国人観光客の割合よりもずっと高かったほどなんだとか。

居酒屋かやぶきの看板猿

それだけ外国の方に人気な理由は、このお店の「看板猿」達にあります。

なんとニホンザルたちが、ウエーターとしておしぼりを持ってきてくれるんです。そのユニークで可愛らしい姿が、日本国内のテレビ番組だけでなく、海外のテレビ局によって取材されたことで、外国人観光客に人気のお店となりました。

アメリカ、ヨーロッパ各国、オーストラリアなど、かなりの数のテレビ局が取材に訪れたそうです。お店の方曰く、20年ほど前からこうしたお猿さんのウエーターをしているそうで、記念撮影もできます。私が訪ねた2016年は6匹の猿がいましたが、今はどのくらいいるのでしょうか。

来店前の注意点として、事前の電話予約をオススメします。お猿さん達は栃木県内のイベントへ頻繁に出演しているそうで、その時はお店が休みになってしまいます。駅からも遠い場所にあるので、出来れば事前予約をした方がスムーズです。

また、外国人観光客はもちろん、地元の家族連れからも人気のお店なので、休日などは相席の可能性が非常に高くなります。もし相席になっても、一緒にお猿さん達の芸を楽しむ仲間として、楽しいひと時が過ごせます。

やって来る外国人観光客の中では、オーストラリアからの方が多いようです。理由は、オーストラリアでは猿が珍しいから、だそうです。

また、このお猿さんのウエーターが現れるのは、お客さんの食事が一通り終了した後です。何時も、おおよそ20時から22時頃にお猿さん達が現れるそうなので、見たいならその頃がベストの時間帯です。お猿さんが登場するときはお店の人が教えてくれますが、店内にいるお客さんのメニューが全て用意された後でないと、お猿さんは登場しないそうです。こうした衛生面への配慮もあるので、安心して食事ができました。

看板猿の芸

一通りの食事が終わった後、店長さんと共にお猿さん達が登場します。

店長さんはじめ、お店の方とは家族のように過ごしているそうで、とても慣れていて大人しいです。

おしぼりを持ってくる芸の他に、ビール運びをしてくれたり、お面をかぶってくれたり、芸を披露してくれることもあります。芸を行うスペースも、人が座る席とは別になっていました。芸の幅もすごく広くて、竹馬に乗ってみたり、音楽に合わせて動いたり、ここは日光猿軍団だろうかと思うほど多彩です。

登場時にはコスプレをしているので、どんなコスチュームを着て出てくるのか、それを待つワクワク感も楽しめます。中にはまだ赤ちゃんのお猿さんもいて、ミルクをあげることもできるそうです。ただお猿さんも成長していくので、行ったタイミングによってはもう大人のお猿さんになっている可能性もあります。

一通りの芸の披露が終わったタイミングで、おしぼり配りが始まります。おしぼりを持ってくるときも、お店の方から受け取るのではありません。自分でおしぼりが入った入れ物のドアを開けて、そこから1本取り出して持ってきてくれるのです。

こうした人懐っこいお猿さん達とは、別の部屋で写真撮影や動画撮影を行うこともできます。お会計時に撮影代1,000円が加算されますが、この1,000円はお猿さんの養育費になるそうなので、撮影する場合はきちんと払って帰りましょう。

またお猿さんの芸は、時に失敗することもあります。そうした様子を、同じ時間にお店の中にいる人たちと楽しむのが「居酒屋かやぶき」の醍醐味とも言えます。私が行った時は、たまたま外国人の方と相席になったので、ジェスチャーや簡単な英会話で少しだけコミュニケーションをとりました。

国籍も、育った文化も違う人が、同じものを見て同じ反応をしている様子は、ちょっぴり不思議でとても幸せな気分になれます。お猿さんの芸をたっぷり楽しんだら、23時でラストオーダーです。

居酒屋かやぶきを訪れるときのポイント

こうしたとってもユニークなお店なので、私が思う「もしもう一度行くならここを気を付けたい」というポイントをいくつか紹介します。

まずは注文した食事は、なるべく食べきることです。万が一にもお猿さんが口にしてしまうと健康上よくはないと思うので、芸が始まる前に食べきってしまうことをオススメします。基本的にお猿さんも料理には手を出さないのですが、ちょっと目を離したすきに、若鳥の鉄板焼きを持ってかれそうになりました。

それから、細かい装飾品を身に着けていくのも危険だな、と感じました。これは口コミサイトに載っていた内容なのですが、つけていたネックレスを引きちぎられてしまった人がいるそうです。お猿さんに悪意はないので、こればかりは人間側が気を付けていくしかありません。

またお猿さん達が体によじのぼって来るので、服装も動きやすくてカジュアルなものが適しています。お猿さんの爪で服が傷んでしまう可能性もあるので、おしゃれ着は遠慮した方がよさそうです。

なので、居酒屋なのにゆっくり飲んでいられない、というのが許せない人には、ちょっと窮屈に感じられるかもしれません。お猿さんと会ってみたい、一緒に写真を撮りたい、と考える人なら楽しめる環境だと思います。

ですが店長さんを含めて、お店のスタッフさんはとてもフレンドリーで、楽しい時間を過ごせました。外国の方と相席になる可能性も十分ありますが、お店のグローバル感を感じながら過ごすと、ほっこりと出来ること間違いなしです。

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