金鱗湖

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金鱗湖は日本一の温泉県である大分県の由布院を代表する観光スポットの一つで、四季折々の風情が嬉しい小さな湖です。

水深2mの湖底からは清水と温泉が湧いているので年間を通して水温が高く、冬には湖面から湯気が立ち上り幻想的な風情を見せてくれます。

周辺にも至るところに足湯のできる温泉が湧いていて、ゆっくりと疲れた体を休めるのにぴったりです。

金鱗湖は大分県由布市湯布院町川上1561-1にあります。

別名豊後富士と呼ばれる由布岳の雄大な自然のすそ野に位置しています。

明治17年に儒学者である毛利空桑が名付け親になりました。

金鱗湖で泳ぐ魚のうろこが夕日で金色に輝くのを見て感動し、金鱗湖と名付けたという由来があります。

春の新緑、秋の紅葉、冬の霧氷はあまりにも有名で、由布院を訪れる人々の散策コースにもなっています。

外国人の観光客も多く人気のスポットになっています。

また、お湯はトロトロで化粧水のような感じです。お肌がツルツルになりますよ。

①電車を利用する場合
JR久大本線の由布院駅で下車、タクシーで約10分

②車を利用する場合
九州横断自動車道長崎大分線の湯布院ICを出て10分、同じく九重ICから40分、東九州自動車道の別府IC から25分、別府湾ICから35 分、宇佐別府道路の速見ICから38分

③バスを利用する場合
西鉄高速バス　福岡地区0120-489-939（8～19：00）大分地区0977-84-3145　電話予約が必要。料金は、福岡天神高速ターミナルから由布院駅前まで「ゆふいん号」片道2880円、往復　　5140円。所要時間は約2時間。45～90分間隔で1日18便往復しています。日田バス　0973-23-3105　亀の井バス　0977-25-3220　いずれも電話予約が必要です。

④飛行機を利用する場合
大分空港駐車場から車で約2時間　

近くにはたくさんの洒落たレストランやカフェやお土産やさんが軒を連ねているのですが、その湯布院散策の終点にひっそりとたたずむのが金鱗湖です。

右手に老舗である亀の井別荘とお食事処が見えると、そのあたりが金鱗湖の入り口です。

入り口付近に小さな囲いの駐車場もあります。この湖の周りにはぐるりと一周できる散歩道があります。

ゆっくり歩いても20分くらいなので、是非一周して色んな角度から金鱗湖を楽しんでくださいね。

ほとんどの人は入り口からすぐ景色の見える左側に進み、景色にうっとりして途中で歩くのを止めて一周しないので、とても残念に思います。

なのでまず入り口から右に入ってください。

亀の井のお食事処を右手に抜けて遊歩道を歩いて行くと、小さな岳本公園があります。

その次に天粗神社を抜ければ車道に出ますのでご注意。

旅館を左手にぐんぐん歩いて下ると、両側に小さな温泉あり。プライバシーは守られており、自由にお金を入れて入ることができます。

温泉小屋の外には無料で足湯のできる屋根付きの「下ん湯」があります。

暖かいお湯が流れている小川があり、岩の上に腰掛けて足を入れて遊ぶこともできます。

生ぬるい温泉水にも魚が泳いでいて感心です。

足湯を済ませまた道なりに行けば、素敵な美術館やカフェやお土産屋さんが顔を出しますが、通り抜けて金鱗湖へ戻りましょう。

生ぬるい水に手を入れてガチョウや小魚と遊んでいると、とても癒された気がします。

水の色が刻々と変化するときもあります。紅葉の時期には、湖に映る紅葉が絶景ですよ。

写真撮影のできる場所があるので記念写真を撮りましょう。

記念写真といえば、金鱗湖近くで人力車に乗せてくれる所もあります。旅の記念にどうぞ！

朝早く起きて金鱗湖を散策しましょう。

霧が立ち込める湖面を眺めると、その圧巻に感動します。温泉の暖かい空気と金鱗湖の水の温度差で起きる現象なのです。

由布院駅の中にも無料で足湯のできる場所があり驚きです。電車の待ち時間があれば是非利用しましょう。

また駅の外には由布院観光辻馬車が待っています。

白い馬が引く馬車で、佛山寺から宇奈岐日女神社を経由してまた駅まで戻る50分のコースです。

途中、のどかな田園風景や古い石垣などを見て静かに感動します。

期間は3月上旬から12月下旬まで。3月～11月は9：30～16：00に30分から1時間おきに1日12便。12月は9：30～14：30まで30分から1時間おきに1日12便が走っています。

料金は、大人（中学生以上）1600円、子ども（4歳以上）1100円になっています。お問い合わせは0977-84-2446由布院温泉観光案内所まで。

金鱗湖の入り口にある日本料理のお食事処「湯の岳庵」は、大分の旬の素材をふんだんに使い、見た目にも美しい盛り付けのコース料理に人気があります。

特に豊後牛の温泉蒸しは絶品です。古い民家を改装した大きなわらぶき屋根のレストランには、広い庭園もありその向こうには金鱗湖を臨み、四季折々の素晴らしい景色を楽しむことができます。

夏には屋外でビアガーデンも楽しめますよ。同じ建物内にあるカフェバー「天井桟敷」で珈琲はいかがでしょう？

由布院駅から徒歩20分、無休11：00～22：00、予算3000～5000円、電話0977-84-2970。

山紫御泊処はなの舞内にある旬菜鄙屋は、由布院駅からタクシーで11分の静かな雰囲気の中にある日本料理と懐石料理のレストランです。

由布院駅からバスで健康温泉館前へ行き、そこから歩いて6分のアクセスもできます。

ここでは名物の「牛箱弁当」を是非おすすめします。

木箱で作られた小さなお弁当箱に、タレがたっぷりとしみ込んだ白ご飯の上にとても香ばしい牛肉が乗ってやってきます。

前菜の豆乳豆腐も美味しく、ランチで3000円。木の内装と掘りごたつ式のテーブルは落ち着きがあり、ゆっくりと食事を楽しむことができますよ。

全日営業11：30～14：00までですが、13：30でラストオーダーになります。

不定休日、ディナーは完全予約制になっていますからご注意ください。

予算はランチ1人前2000円、ドリンク込みで3000円。ディナー1人前8000円、ドリンク込みで10000円となっています。電話予約は0977-84-5700まで。

何といっても豊後牛の美味しい創業30年という焼肉とホルモン料理屋さん。

新鮮なレバ刺、ユッケ、ホルモンなどもとっても美味しいですよ。

その他に親父さん特製のカレーやチャーハンも美味！

JR久大本線由布院駅から徒歩1分。線路が見えるほど近いです。

あまり愛想のよくない韓国系の親父さんが一人で切り盛りをしています。

お世辞にも店内は綺麗とは言えませんが、何となく温かみのある不思議な空間です。

営業は月～日曜日でディナーのみ。不定休日があるので0977-85-3614に確認してみましょう。

店の前の駐車場が無料です。予算は1人2500円、宴会の平均は1人4500円くらいです。

夏は涼しく冬は暖かいと言われる湯布院には、色々な企業の保養所がありその他の宿泊施設も豊富です。

活火山である由布岳からは、常に薄い煙が出ています。町中でもあちこちに温泉の源泉が湧き出している場所があり、硫黄の匂いがとても鼻をつきますから、喘息持ちの方やお年寄り、幼児には注意が必要です。

また季節の変わり目や朝晩は冷え込むこともあるので、上から羽織れるものを持って行きましょう。

いかがでしたか？美しい自然と観光地がほどよく融合した金鱗湖は、いつの時期に訪れてもその綺麗な姿で迎えてくれます。

早朝に出かけるともっと驚きの発見がありますよ。

金鱗湖を一周したら美味しいアイスクリームやケーキがすぐそこに待っています。

由布院の雄大な自然に耳を澄ますと、昔の思い出がよみがえってくるような気がします。

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