メキシコ観光のおすすめスポット30選!
photo by @mirucola_journeyver
日本の5倍の国土を有するメキシコ。近年では、ディズニー映画『リメンバー・ミー』の舞台にもなった注目の国です。今回は、色鮮やかな生活文化と、数多くの神秘的な遺跡に代表される深い歴史を持つ太陽の国、メキシコの魅力をたっぷりとご紹介します。
メキシコ・シティ周辺
1.テオティワカン遺跡
photo by @annaangela76
紀元前2世紀頃から6世紀頃に栄えたテオティワカン文明の中心地テオティワカン遺跡は、数々の謎と神秘に包まれた巨大な宗教都市の遺跡です。1989年には世界遺産にも登録された中南米最大とも言われています。テオティワカン文明は、高度な天文学や数学の知識を持っていたとされ、緻密な計算の元に建造された神殿が今もなお数多く残っています。
広大な敷地内には神殿や宮殿の遺跡の他、博物館なども併設されています。テオティワカン遺跡を訪れた際は、ぜひ太陽のピラミッドと月のピラミッドに上ってみましょう。階段を上りきった先で、素晴らしい景色を見ることができますよ。
アクセス:メキシコ・シティから約50㎞、バスで約1時間
営業時間:8:00~17:00
入場料:M$70(ビデオ撮影は別途料金M$45)
公式サイト:https://www.teotihuacan.inah.gob.mx/
2.国立人類学博物館
メキシコ・シティを訪れた際に、絶対に外せないのが国立人類学博物館です。世界有数の規模を誇る巨大博物館で、テオティワカン遺跡、マヤ遺跡、アステカ遺跡などから発掘された貴重な品々を展示しています。
展示室は時代や文明ごとに分かれており、各地からの収蔵品が展示されています。古代の神秘が一堂に会した空間はまさに圧巻です。遺跡を訪れる際にあわせて立ち寄れば、より深く古代のロマンに浸ることができますよ。
また、博物館のミュージアムショップでは、質のいい民芸品や伝統工芸品をモチーフにしたグッズを購入することもできます。色鮮やかなメキシコの工芸品はお土産にぴったり。国立人類学博物館を訪れた際には、ぜひミュージアムショップにも立ち寄ってみてください。
住所:Av. Paseo de la Reforma y calzada Gandhi s/n, Col. Chapultepec Polanco, Delegación Miguel Hidalgo, Ciudad de México, C.P.11560
アクセス:メトロバス7号線Antropologoaで下車
営業時間:9:00~19:00(最終入場は18:00まで)
休館日:月曜日
入場料:M$70(ビデオ撮影は別途料金M$45)
公式サイト:http://mna.inah.gob.mx/
3.メキシコ・シティ歴史地区
メキシコ・シティの中央広場ソカロを中心に、アステカ帝国の時代からスペイン統治の歴史までを色濃く残す街並みが広がっています。ソカロ(別名コンスティトゥシオン広場)を中心とした地区は、近郊の水郷ソチミルコと共に、1987年には世界遺産にも登録されました。
周辺には、アステカ帝国の中央神殿だったテンプロ・マヨールの遺跡やラテンアメリカ最大級の大聖堂メトロポリタン・カテドラルなど、見どころがたくさん。博物館や美術館なども多く、一日かけて見て回るのもいいでしょう。
街の中心にある場所なので、レストランやカフェなども豊富です。メキシコの歴史に浸りながら、美味しいメキシコ料理に舌鼓を打つのも、楽しみの一つですよ。
住所:Plaza de la Constitución S/N, Centro Histórico, Centro, 06010 Ciudad de México, CDMX, Mexico
アクセス:メトロ2号線Zocalo駅で下車
4.国立宮殿
ソカロの東側に位置する広大な国立宮殿。かつてこの場所に置かれていたアステカ帝国の宮殿を、征服者コルテスが破壊し、そのうえで植民地支配の拠点として新たに宮殿を立てたというスペイン侵攻の歴史が色濃く残る場所です。宮殿は17世紀に大改築され、現在は大統領の執務室や財務省などが置かれる政府機関となっています。
国立宮殿の一番の見どころは、メキシコ出身の画家ディエゴ・リベラによる壁画『メキシコの歴史』です。アステカ時代から20世紀初頭までのメキシコの歴史が美しく描かれた巨大な壁画は、リベロの最高傑作と言っていいでしょう。
9月15日のメキシコ独立記念日には、ソカロに面した宮殿のバルコニーに大統領が現れ、ソカロに集まった数万人のメキシコ人と共に独立の日を讃えます。これは1810年の独立宣言を再現するもので、日本では見ることのできない、歴史の一場面を体感することができます。
住所:Plaza de la Constitución S/N, Centro, Cuauhtémoc, 06066 Ciudad de México, CDMX, メキシコ
アクセス:メトロ2号線Zocalo駅で下車
営業時間:10:00~17:00
休館日:月曜日
入場料:無料(入場時にパスポートの提示が必要)
公式サイト:http://www.palacionacionaldemexico.mx/
5.テンプロ・マヨール
メキシコ・シティの中心部でも、貴重な遺跡を目にすることができます。それがテンプロ・マヨールです。
アステカ帝国の都市テノチティトランの中央神殿だったテンプロ・マヨールは、16世紀ころにスペイン人によって破壊され、1978年から大規模な発掘が始まるまで長らくメキシコ・シティの地下に眠っていました。残っているのは神殿の基礎部分だけですが、周辺からは様々な出土品が発見される、歴史的にも大変貴重な遺跡です。
現在でも発掘作業・研究が続いており、2006年には12tもの巨大な石板が発見されています。敷地内に併設された博物館で、石板をはじめ、発掘された貴重な品々をその目で確かめてみてください。
住所:Seminario 8, Centro Histórico, Cuauhtémoc, 06060 Ciudad de México, CDMX, Mexico
アクセス:メトロ2号線Zocalo駅から徒歩約2分
営業時間:9:00~17:00
休館日:月曜日
入場料:M$70
公式サイト:https://www.templomayor.inah.gob.mx/
6.メトロポリタン・カテドラル
メキシコカトリック教会の総本山であるメトロポリタン・カテドラルは、ラテンアメリカ最大級の大聖堂としても知られています。
スペインの征服者コルテスが1563年に着工を命じ、建設開始から300年以上の歳月をかけて建造された巨大な聖堂です。長い歳月を要したことで、ゴシック様式、ルネサンス様式、バロック様式など、様々な建築様式が混在する聖堂外観は荘厳そのもの。聖堂内部においても、金色で彩られた美しいバロック様式の中央祭壇をはじめ、16もの礼拝堂や祭壇はそれぞれに異なる様式や趣を持ち、来訪者の目を引き付けます。
メトロポリタン・カテドラルを訪れた際は、周辺の土産物屋にもぜひ立ち寄ってみてください。個性的な意匠のアミュレットなどを買うことができます。
住所:Avenida 16 de Septiembre | Colonia Centro, Mexico City 06010, Mexico
アクセス:メトロ2号線Zocalo駅から徒歩約3分
営業時間:8:00~19:00
入場料:無料
公式サイト:http://catedralmetropolitanacdmx.org/
7.チャプルテペック公園
メキシコ・シティにあるチャプルテペック公園は、敷地面積647haにも及ぶ広大な緑のオアシスです。露店や屋台が並び、休日には市民の憩いの場としても親しまれています。
敷地内には、博物館や美術館、動物園、植物園などがあり、国立人類学博物館もこのチャプルテペック公園の一角にあります。メキシコ・シティを見下ろす小高い丘の上に建つチャプルテペック城の内部は歴史博物館になっており、城内の豪華な装飾と歴史を描いた絵画などを見て回ることができます。チャプルテペック城のテラスからは、メキシコ・シティを一望にすることができますよ。
ボートに乗れる湖や遊園地などもあり、1日いても飽きることはありません。木々に囲まれている小道では、人懐っこいリスに出会えることも。ぜひお気に入りの場所を見つけてみてください。
住所:Btwn Paseo de La Reforma, Circuito Interior & Av. Constituyentes | Jardin Botanico, Mexico City, Mexico
アクセス:メトロバス7号線またはメトロ1号線などを利用
営業時間:8:00~18:00
休園日:月曜日
入場料:無料(施設利用料は別途)
8.バスコンセロス図書館
photo by @natsu.tagram
メキシコ・シティの市立図書館バスコンセロス図書館。たかが図書館と侮ってはいけません。バスコンセロス図書館は、その一風変わったデザインで観光客からも注目を集める図書館です。
館内に足を踏み入れれば、地味な外観からは一変。メキシコの現代建築家アルベルト・カラチ氏の設計による、書架が宙に浮いているかのような近未来的な光景が広がっています。本好きの方、建築好きな方には特におすすめですよ。
入館時には手荷物を預ける必要がありますが、無料で入館できます。あくまでも図書館なので、観光目的で訪れた場合も館内ではお静かに。
住所:Buenavista Eje 1 Norte | Buenavista, Metro Cuauhtémoc, Mexico City, Mexico
アクセス:メトロB号線Buenavista駅で下車
営業時間:8:30~19:30
入場料:無料
公式サイト:https://www.bibliotecavasconcelos.gob.mx/index.php
9.シウデダラ市場
メキシコ・シティ周辺で民芸品のお土産を求めるなら、ぜひシウデダラ市場へ。敷地内には大小さまざまな店舗が軒を連ねており、メキシコの民芸品を中心に、リーズナブルな価格で購入することができます。
メキシコの民芸品の特徴は、何と言ってもそのカラフルな色合い。露店形式で外に商品を並べている店も多く、一通り歩いてみるだけでも楽しいですよ。レストランや食堂もあるので、ローカルな料理を楽しむこともできます。
似たような店舗が多く、細い道で繋がっているため、道に迷うことのないように、訪れた際はお目当ての店をしっかり覚えておきましょう。
住所:S/N, Balderas, Centro, 06040 Ciudad de México, CDMX, Mexico
アクセス:メトロ1号線Balderas駅から徒歩約5分
営業時間:店舗により異なる
10.インスルヘンテス市場
メキシコ・シティの繁華街で民芸品を見るなら、インスルヘンテス市場がおすすめです。
ブティックやブランドショップの多いソナ・ロッサ地区にあり、シウデダラ市場よりも少々お値段は張るものの、かわいい民芸品を購入することができます。また、インスルヘンテス市場は銀細工でも有名で、銀細工のアクセサリーや小物を扱った店が多くあります。
近くにはレフォルマ222という若者向けのショッピングモールもあり、繁華街でのショッピングの際にはあわせて立ち寄ってみるのもいいでしょう。
住所:Av Insurgentes Barrio, San Juan, 54600 Zumpango de Ocampo, Méx., Mexico
アクセス:メトロ1号線Insurgentes駅から徒歩約5分
営業時間:店舗により異なる
メキシコ中部
11.グアナファト
photo by @may.w.t
メキシコ中央高原に位置するグアナファト州の州都がグアナファトは、メキシコ一美しい街と言われる都市です。色鮮やかな街並みはまるでおもちゃ箱のよう。ディズニー映画『リメンバー・ミ―』を連想させる美しいコロニアル都市が広がっています。
18世紀には世界最大の銀の採掘地として栄えたグアナファトは、スペイン統治時代のコロニアル都市の面影を色濃く残し、街全体が世界文化遺産にも登録されています。街中には、ピンクや青、黄色やオレンジなど、カラフルな外壁の建物が並び、まるでおとぎ話の世界のようなかわいらしい街を形作っています。
グアナファトでの一番の楽しみは街の探索です。色鮮やかな街は、どこを撮ってもSNS映え抜群。博物館や劇場など、見どころもたくさんあります。街を見下ろすピピラの丘からは、カラフルな家々が並ぶ中世都市グアナファトを一望にすることができます。
住所:Guanajuato, Mexico
アクセス:メキシコ・シティから空路でバビオ国際空港へ。空港からはバスまたはタクシーを利用
営業時間:施設により異なる
ユカタン半島
12.カンクン
photo by @kappe27
ユカタン半島の突端に位置するカンクンは、カリブ海に面したビーチリゾートとして人気を集めています。
カリブ海とラグーンに囲まれたホテルゾーンには高級ホテルが立ち並び、世界中からリゾート客が集まります。美しいカリブ海を満喫するアクティビティも数多く、クルージングやマリンスポーツなどの他、クラブなどのナイトライフも充実です。
その他、ユカタン半島観光の拠点としても便利な位置にあり、カンクン出発の各種ツアーも豊富です。ビーチリゾートを楽しみながら、近郊の遺跡へ出かける充実の休暇を過ごすことができますよ。
住所:Cancun, Mexico
アクセス:メキシコ・シティから空路
営業時間:施設により異なる
13.チチェン・イッツァ遺跡
photo by @mirucola_journeyver
メキシコにおいて、テオティワカン遺跡と並んで有名なのが、ユカタン半島北部に位置するチチェン・イッツァ遺跡です。
チチェン・イッツァ遺跡には、マヤ文明古典期の神殿やピラミッドが残されており、中でもカスティージョと呼ばれるピラミッドが一番の見どころです。年に2回、春分と秋分に、太陽の影によって蛇神ククルカンの姿が現れるというマヤ文明の神殿を、テレビなどでも見たことがあるのではないでしょうか。カスティージョは、巨大なピラミッドそのものが暦として作られており、高度な古代文明のロマンを感じさせてくれます。
チチェン・イッツァ遺跡では、その他にも多くの神殿や壁画などを見ることができます。夜にはプロジェクションマッピングショー(観覧は別料金)も行われ、日中とはまた違った神秘的な姿を見ることができるでしょう。
住所:Merida, Chichen Itza 97751, Mexico
アクセス:カンクンからシャトルバス等を利用
営業時間:8:00~16:30
入場料:M$254(ビデオ撮影は別途料金M$45)
14.ウシュマル遺跡
ウシュマル遺跡は、チチェン・イッツァ遺跡とも並び称されるマヤ文明の遺跡です。プウク様式と呼ばれるたくさんの装飾が用いられた建築様式が特徴の遺跡で、チチェン・イッツァと同じく、世界遺産にも登録されています。
代表的な神殿は「魔法使いのピラミッド」と呼ばれ、丸みを帯びた側壁が特徴的です。高さ38mを誇るピラミッド型の建造物は、都市の衰退から1000年以上たった現在でも、当時のまま残っており、古代文明の神秘を垣間見せてくれます。
ウシュマル遺跡に立ち寄った際は、遺跡の向かいにあるチョコレート博物館「チョコ・ストーリー」に立ち寄るのもおすすめです。メキシコは世界有数のカカオの原産国でもあり、マヤ文明の時代においてカカオは食料や薬として大変重宝されていました。博物館にはショップやカフェがあるほか、カカオを使ったマヤの儀式の再現などが行われています。
住所:Carretera Federal No. 261, Uxmal 97899, Mexico
アクセス:メリダからバスで約1時間20分
営業時間:8:00~17:00
入場料:M$223(ビデオ撮影は別途料金M$45)
15.ピンクラグーン
photo by @mirucola_journeyver
ユカタン半島一のSNS映えスポットと言っても過言ではないでしょう。ピンクラグーンはその名の通り、美しい淡いピンク色の水を湛えた神秘の湖です。
ピンクラグーンの正体は、ユカタン半島の自然保護区リオ・ラガルトス内にある塩田。発生したプランクトンにより、水がピンク色に染まって見えるのだそうです。とはいえ、晴れた日の青空と、きれいなピンク色の湖が合わさればこの世のものとは思えない絶景を見ることができます。
ピンクラグーンは塩田を所有する企業の私有地なので、観光の際はカンクンなどからツアーに参加するのがおすすめです。周辺では野生のフラミンゴを見ることができたり、天然の泥パックを楽しむアクティビティに参加したりすることも出来ますよ。
住所:Rio Lagartos, Mexico
アクセス:カンクンから車で約3時間
16.グラン・セノーテ
photo by @is2_tj_sy
「セノーテ」とは、陥没した石灰岩に地下水が溜まった泉のこと。水が貴重だったマヤ文明の時代、青く澄んだ泉は信仰の対象として神聖視されていました。現在では、シュノーケリングのスポットとして人気を集めています。
セノーテはユカタン半島独特の地形ですが、中でもグラン・セノーテは、カンクンからも行きやすいおすすめのスポットです。泉のほとりではシュノーケリング用品をレンタルすることができ、気軽に美しい水中の世界を楽しめます。
住所:Quintana Roo 109, 77796 Tulum, Q.R., Mexico
アクセス:カンクンから車で約2時間
営業時間:8:00~16:00
入場料:M$180(シュノーケリング用品は別途レンタル料が必要)
17.ラ・イスラ・ショッピングヴィレッジ
カンクンでショッピングを楽しむなら、ラ・イスラ・ショッピングヴィレッジへ。ホテルゾーンにある最大規模のショッピングセンターでは、メキシコの民芸品からビーチにぴったりの水着までなんでも揃います。
高級ブティックからドラッグストアまでが並ぶ広い敷地内には水路が流れていたり、橋がかけられていたりと、まるで小さな街を模したテーマパークの様な雰囲気です。ラグーンに面した遊歩道は、夜になるとライトアップされ、昼間とは一味違った表情を見せてくれます。
ショッピングを楽しむだけでなく、併設の水族館ではイルカやアシカとのふれあいを体験することができます。
住所:Blvd. Kukulcan km 12.5, La Isla, Zona Hotelera, 77500 Cancún, Q.R., Mexico
アクセス:カンクン・センターから車で約7分
営業時間:10:00~22:00
公式サイト:http://www.laislacancun.mx/
18.プラヤ・デル・カルメン
カンクンから南へ約65㎞、のんびりとしたバカンスにぴったりの街がプラヤ・デル・カルメンです。
かつては小さな港町だったプラヤ・デル・カルメンは、観光地の人混みを離れて静かにビーチを楽しみたい旅行者からの人気が高まり、現在ではホテルやレストランが揃い、小さいながらも充実したリゾート地となっています。
街の郊外には、プライベートビーチを備えた高級ホテルが佇み、海ではダイビングやシュノーケリングなどのアクティビティを楽しむことができます。
住所:Playa del Carmen, Mexico
アクセス:カンクンからバスまたは車
19.コスメル
photo by @risa_tabi
プラヤ・デル・カルメンからフェリーで約45分。カリブ海に浮かぶコスメル島は、マリンスポーツのスポットとして世界的に有名なビーチリゾートです。
コスメルでもかつてはマヤ文明が栄えており、島の北東では遺跡を見ることもできます。ですが、なんと言ってもコスメルの目玉は美しい海。高い透明度を誇る青い海は、多くのダイバーを虜にしています。
数多くあるスポットの中でもおすすめするはチャンカナブ公園です。公園と言っても、ビーチに面しており、ひとたび潜ってみれば水中洞窟に入ることができたり、海底にはキリスト像やマリア像が沈められていたりと一風変わった冒険気分を味わうことができます。イルカと泳いだり、戯れたりできるドルフィンディスカバディ―というプログラムも人気です。
その他にも、カリブ海の固有種やサンゴ礁を見ることのできるダイビングスポットが数多くあります。ダイビングやシュノーケリングを楽しみたいなら、コスメルは外せませんよ。
住所:Cozumel, Mexico
アクセス:プラヤ・デル・カルメンからフェリー、またはメキシコ・シティやカンクンから空路
20.シェルハ
シェルハは、カリブ海に注ぐ自然の川を生かした大人気のウォーターパークです。「シェルハ(Xel-Ha)」とは、マヤ語で「水の湧き出るところ」を意味しています。その名の通り、澄み切った美しい水が流れる川や海が見どころです。
美しいカリブ海に面した園内は、自然そのままの森の中に、流れるプールさながらの天然の川やセノーテがあり、入り江ではシュノーケリングを楽しむことができます。青く澄んだ水の中でイルカやたくさんの魚たちとふれあう体験は、素敵な思い出になること間違いなしです。
テーマパークなので、更衣室やシャワールーム、レストランなども整備されています。思う存分ウォーターアクティビティを楽しむことができますよ。
また、宙に浮いた蛇口から水が出るような写真が撮れるスポットもあります。これは、水を吸い上げるパイプが勢い良く落ちる水に隠され、まるで宙に浮いてるように見えるためです。
住所:Carretera Chetumal Puerto Juárez Km 240, locales 1 & 2, módulo B, 77780 Q.R., Mexico
アクセス:カンクンから車で約1時間30分、または現地ツアーに参加
入場料:US$104~(事前予約割引、子供料金あり。アクティビティによっては別料金)
21.シアン・カアン生物保護区
photo by @vale.p.84
シアン・カアンは、ユカタン半島東部に広がる総面積約52万haの生物圏保護区です。1987年には世界自然遺産にも登録されている豊かな自然が見どころです。遺跡を見たり、澄んだ川で水遊びを楽しんだり、ジャングルに生息する野生動物たちを観察をしたりと、自然の中でのアクティビティが楽しめる場所として人気を集めています。
「シアン・カアン」とは、マヤ語で「天空が生まれる場所」という意味。風のない日には、水面に空が映し出され、空と海が混じり合うような美しい光景を目にすることができます。
マヤ文明の遺跡あり、豊かなジャングルあり、青く美しいラグーンありの広大な敷地で、大自然を満喫する一日を過ごしましょう。
住所:Sian Ka’an, Mexico
アクセス:カンクンから車で約1時間30分、または現地ツアーに参加
営業時間:8:30~19:00
入場料:US$79~(一部アクティビティは別料金)
22.エクスプロール
カンクンから車で2時間。ジャングルの中に設けられた巨大テーマパーク、エクスプロールが注目を集めています。
エクスプロールでは、自然の洞窟を活かしたスリル満点のウォーターアクティビティやバギーに乗ってのジャングル探検を楽しむことができます。中でも人気なのは、全長約2㎞にも及ぶジップラインです。最も高いところではなんと地上から45m。空中散歩の気分を味わい、最後は洞窟内のセノーテへダイブしてフィニッシュという迫力満点のアクティビティです。
丸一日楽しめるテーマパークなので、ぜひ時間をたっぷり設けて楽しんでください。
住所:Carretera Cancún -Tulum Km 282, Puerto Juarez, Solidaridad, 77710 Playa del Carmen, Q.R., Mexico
アクセス:カンクンから車で約1時間、または現地ツアーに参加
営業時間:9:00~17:00
入場料:US$149~(ネット予約割引あり)
公式サイト:https://www.xplor.travel/en/
23.トゥルム遺跡
photo by @risalogram.u_u
マヤ文明後期に栄えたトゥルムの遺跡は、青く輝くカリブ海を見下ろしながら佇む神秘の神殿です。
チチェン・イッツァやウシュマルなど、他の遺跡との違いはその立地。入り江に面した岸壁の上に、トゥルムの中央神殿は建てられています。岸壁を下りた先の砂浜はビーチになっており、遺跡を眺めながら海水浴を楽しむことができます。
また、神殿に数多く残るプレスコ画も、トゥルムの大きな見どころの一つ。マヤの世界観を表す数々のレリーフから、古代の神秘を感じてください。
住所:Carretera federal 307 Cancún – Chetumal Km 230, Tulum 77780, Mexico
アクセス:カンクンやプラヤ・デル・カルメンからバス、車で移動
営業時間:8:00~17:00
入場料:M$70(ビデオ撮影は別途料金M$45)
24.イスラ・ムヘーレス
カンクンからフェリーで沖へ約10㎞。洋上に浮かぶ全長8㎞ほどの小さな島が、イスラ・ムヘーレスです。ビーチを静かに楽しみたいリゾート客に人気を集めています。
小さな島なので、一周してみるのも難しいことではありません。自由に移動したい場合は、スクーターやゴルフカートをレンタルしましょう。街中をゴルフカートで走る体験は、なかなかできるものではありませんよ。
イスラ・ムヘーレスでのおすすめは、なんと言っても白い砂浜が美しいプラヤ・ノルテ。島の北側に広がる海は遠浅で、熱帯魚の多くいる海で海水浴やシュノーケリングを楽しむことができます。その他にも、島内には小さなマヤの遺跡やウミガメの保護センターがあります。カンクンから日帰りで立ち寄ることも出来ます。美しい海で最高の休日を過ごしてみませんか?
住所:Isla Mujeres, Mexico
アクセス:カンクンからフェリーで約30分
25.イサマル
イサマルはユカタン州の中部に位置する町の一つ。小さな町でありながら、観光客から注目を集める人気スポットでもあります。
イサマルは「黄色い町(La Ciudad Amarilla)」という愛称を持つ町です。その名の通り、町中の家々、店、壁という壁が黄色で塗られているのです。今日、その美しく黄色で統一された街並みがSNS映えするとして、カメラを片手にイサマルを訪れる観光客が多くなっています。
植民地時代の面影を残すコロニアル都市の造りを残しながら、他の町にはない黄色い街並みは、メキシコ政府観光局が定める「プエプロ・マヒコ(Pueblos Magicos/魔法のように美しい町)」の一つに選ばれています。カンクンなどユカタン州を訪れた際には、ぜひ立ち寄ってみてください。
住所:Izamal, Mexico
アクセス:カンクンから車で約3時間
メキシコ南部
26.オアハカ
photo by @gumigumi17
オハアカ州の州都オアハカは、メキシコでも最も先住民族の文化が色濃く残っている街。市内の歴史地区は世界遺産にも登録されており、太陽たっぷりのメキシコ南部の魅力がぎゅっと凝縮されています。
オアハカの歴史的なコロニアル様式の街並みを歩けば、カラフルな家々が並び、店先では色鮮やかな雑貨が目を楽しませてくれるでしょう。オアハカでお土産を買うなら、美しい刺繍が施された布製品がおすすめです。伝統衣装ウイピルを始め、バッグや小物など、様々な民芸品扱う店が軒を連ねています。
民族色が強い街であるだけあって、伝統色豊かな祭りも数多く開催されます。特に7月に行われるゲラゲッツァ祭は、多くの民族がそれぞれの伝統舞踊を披露するというメキシコきっての大きなお祭り。ゲラゲッツァ祭にあわせて様々なイベントが開催され、オアハカの魅力を存分に味わうことができますよ。
住所:Oaxaca, Mexico
アクセス:メキシコ・シティから空路で約2時間
公式サイト:http://www.oaxaca.travel
27.イエルベ・エル・アグア
オアハカから東南へ約70㎞。山道を抜けた先の渓谷地帯に、イエルベ・エル・アグアと呼ばれる場所があります。
間欠泉が噴き出すこの地は、ミネラル分の高い湧き水によって長い年月をかけて岩壁が溶かされ、まるで滝がそのまま石化したかのような、珍しい光景を見ることができます。見学コースが設けられており、そびえ立つ岩壁を様々な角度から楽しめますよ。
さらに、湧き水が泉を作っている場所があり、崖っぷちにある天然のプールで泳ぐというスリリングな楽しみ方も。天空の水たまりに立っているかのような幻想的な写真を撮ることもできます。人気スポットで旅行客も多いので、観光客の少ないうちに写真を撮りたい場合は、レンタカーなどで早めに行くのがおすすめです。
住所:Oaxaca, Mexico
アクセス:オアハカからバスまたはレンタカー、現地ツアーも有り
営業時間:9:00~17:00
入場料:MS35~
28.パレンケ遺跡
ユカタン半島の付け根部分、メキシコ南東チアパス州のジャングルの中にパレンケ遺跡が佇んでいます。
パレンケ遺跡を訪れた際は、熱帯雨林を抜けた先に突如として現れる巨大な遺跡にまず驚かされることでしょう。7世紀にはマヤ文明の都市として栄え、9世紀ころに廃墟となって以来、18世紀に再発見されるまで密林の中で長い眠りについていたパレンケ遺跡は、現在一部の遺跡が美しく復元され、遺跡好きにはたまらない神秘の地となっています。
発掘品の多くはメキシコ・シティの国立人類学博物館に収蔵されていますが、遺跡内でもレプリカを見ることができます。徒歩で15分ほど歩いたところにパレンケ遺跡に関連した博物館もあるので、そちらもあわせて見学してみてください。
住所:Carretera a Palenque- Zona Archaeologica Km. 8, 29960 Palenque, Chiapas, Mexico
アクセス:パレンケの町からバスを利用
営業時間:8:00~17:00
入場料:M$70~
太平洋岸
29.アカプルコ
メキシコを代表するビーチリゾートと言えばアカプルコです。年間数百万人が訪れる一大リゾート地で、アカプルコ湾に面したビーチ沿いにはホテルやレストラン、観光スポットなどが立ち並んでいます。
そんなリゾート地のアカプルコ、日本と意外な縁があることをご存知ですか?江戸時代、伊達政宗の命を受けローマを目指した支倉常長が、中継地点としてアカプルコに立ち寄っていたのです。そんな縁があり、アカプルコは現在、宮城県仙台市と姉妹都市関係を結んでいます。アカプルコのビーチでは、刀を差した袴姿の支倉常長記念碑を見ることができます。
観光の街なので、青空の下でウォーターアクティビティや日光浴を存分に楽しんだ後は、クルージングやディナーを楽しみ、夜はナイトスポットで楽しむというリゾートライフにぴったりの施設がたくさん。リーズナブルなリゾートエリアなので、肩ひじを張らずにのんびり楽しむことができますよ。
住所:Acapulco, Mexico
アクセス:メキシコ・シティから空路で約1時間30分
30.プエルト・バジャルタ
近年、欧米の旅行者から人気を集めている新興のリゾート地が、太平洋に面したプエルト・バジャルタです。
ビーチに面した海沿いの通りは、プエルト・バジャルタ・ボードウォークと呼ばれる遊歩道になっており、散策やランニングを楽しむ人で賑わっています。アーティスティックなオブジェが立ち並ぶエリアもあり、記念撮影にもぴったりです。夜には屋台が立ち、メキシコらしい陽気な顔を見せてくれますよ。
プエルト・バジャルタの沖に浮かぶプラヤ・エスコンディーダは、秘境のビーチとしてSNSなどで話題を集める無人島です。洞窟を抜けた先では、ぽっかりと天井部分に大きな穴があき青空が顔を覗かせます。フォトジェニックなビーチの光景を求めて、世界中から人が集まってくるのだとか。プラヤ・エスコンディーダは生態系保護のために立ち入りが制限されており、訪れる際にはツアーへの参加が必須なので、どうしても行きたい場合は事前の予約をおすすめします。
住所:Vallarta, Mexico
アクセス:メキシコ・シティから空路で約1時間30分
メキシコのおすすめ観光スポットを厳選してご紹介してきました。
日本からは、メキシコ・シティへ直行便が就航しており、またアメリカ各地からも乗継便で入国することができます。治安のいい場所ばかりではないので、訪れた際にはスリなどに十分な注意を。
太陽の国と呼ばれるにふさわしい陽気で色鮮やかな文化、謎と神秘に満ちた遺跡の数々、大自然の織り成す絶景。メキシコには言葉では伝えきれないほどの魅力が詰まっています。実際に訪れて、ぜひあなただけのメキシコを見つけてみてください。
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