元乃隅稲成神社
photo by @ari_813
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元乃隅稲成神社の基本情報
【スポット】元乃隅稲成神社
【ふりがな】もとのすみいなりじんじゃ
【 住所 】山口県長門市油谷津黄498
【アクセス】JR山陰本線 長門古市駅 タクシー約20分
【最寄り駅】長門古市駅
【営業時間】年中無休
【 料金 】無料
【クーポン】なし
元乃隅稲成神社
が含まれる観光マップ
死ぬまでに見たい絶景!山口県の元乃隅稲成神社の見どころやアクセス方法
元乃隅稲成神社の歴史
白狐のお告げ
元乃隅稲成神社(もとのすみいなりじんじゃ)は、山口県長門市にある神社です。その成り立ちは昭和30年、網元である岡村斉(おかむらひとし)さんが建立したと伝わっています。
あるとき岡村さんの枕元に白い毛の美しい狐が現れ、「これまで漁をし、魚を獲ってこられたのは一体誰のおかげであるか」と問いました。そして過去から現在に至るまでの関わりを話したあとに、「吾をこの地に鎮祭せよ」と告げたのです。そのお告げを受けた岡村さんはこれは大変なことだとして、島根県は津和野町の太皷谷稲成神社より分霊し、元乃隅稲成神社を建立しました。
稲成と稲荷の違い
稲荷神社は日本全国に4万社もありますが、稲成神社は太皷谷稲成神社と元乃隅稲成神社の2社しかありません。どちらも「いなり」と読みますが、なぜ稲の後に使われる漢字が違うのか、それは稲荷は稲が生える稲生(いねなり)、稲成は願望成就の成るで稲成だからです。
元乃隅稲成神社のご利益
宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)が祀られており、そのお使いが狐だといわれています。お稲荷(稲成)さんは商売人に関係が深く、元乃隅稲成神社のご利益は商売繁盛、大漁、そして海上安全です。他にも良縁や子宝、開運厄除に福徳円満、交通安全と学業成就、そして願望成就にご利益があるとされています。
元乃隅稲成神社のご朱印
元乃隅稲成神社へ行くことがあれば、是非ご朱印をもらってください。金色、青色、緑、赤、黒といった5つの色のいずれかの狐の絵柄が描かれていてとても可愛らしいのです。ご朱印を集めている人だけではなく、狐が好きな人、可愛い物が好きな人にもおすすめです。
ご朱印も無人です、お守りの置いている祠の近くにご朱印を頂ける場所があります。ご朱印への初歩料(料金)はお気持ちで、つまりあなたが払いたい分を払いましょう。
元乃隅稲成神社のお賽銭箱
元乃隅稲成神社のお賽銭箱はとても面白い置き方をしています。神社の境内にある高さが約6mもの大鳥居の上の部分に、なんとお賽銭箱が設置されているのです。このお賽銭箱へしっかりお賽銭を投げ入れることができればその人の願いが成就するとも言われています。
私も挑戦してみましたが、なかなか難しく3度目でやっと入りました。狙って投げても入らないので、力を抜いて適当に投げた方が入りやすいかもしれません。
元乃隅稲成神社のお守り
元乃隅稲成神社のお守りですが、私が行ったときは無人の祠で授与できました。祠の片隅に開運厄除け、ぼけ封じ、安産、病気平癒の4種類のお守りがあるので、掲示されている分のお金を入れて持ち帰ります。お守りの見た目はとくに変わったところはなく、よく見かける形のお守り袋でした。
元乃隅稲成神社の見どころ
元乃隅稲成神社で一番の見どころは何といっても青空と周りの緑に映える、ずらりと並んだ赤の鳥居の景色でしょう。例えば有名な伏見稲荷神社へ行ったことのある人は、山の中に並んだいくつもの赤い鳥居を想像するはずです。元乃隅稲成神社の鳥居は外、隔てるもののない場所にあり、それが龍宮の潮吹側から奥の方まで100m以上にわたって並んでいるのです。
この鳥居は昭和62年より10年間かけて奉納されたもので、123基あります。抜けるような青い空、草木の緑、近くには海、そして真っ赤な鳥居の景色は、まさに死ぬまでに見ておくべき風景でしょう。
一番のおすすめは晴れた日の夏の午前、または夕方です。ずらりと並んだ鳥居を見渡せる場所、高台のところから空と緑と海、そして鳥居を入れて写真を撮ってみましょう。かなり感動的な1枚が撮れること間違いありませんし、SNS映えもバッチリです。
尚、山の方にある神社のため、日の出から日没までしか立ち入ることができません。夜は危ないので入らないようにしましょう。夕陽が沈んだあとはすぐ暗くなるので、写真を撮ったら早めに下山してください。
元乃隅稲成神社の参拝ルート
実はあまり知られていないと思いますが、他の社寺仏閣でも参拝順路が決められているように、元乃隅稲成神社も沿った方が良い参拝ルートがあるのです。元乃隅稲成神社の専用駐車場近くに鳥居がありますが、そこをくぐるのではなく、すぐ近くのガードレールにある「順路」に従ってください。ここへ来た人は鳥居をくぐって行くので「山を下って海へ」という順路で来ますが、本当は「海から登って山の方へ」が正しい順路なのです。
駐車場についたら鳥居をくぐらずにガードレールに書いてある通り進み、龍宮の潮吹の前を通り、あとは鳥居の中にある道、石段を登っていくだけです。この石段がかなりの急こう配になっている上に段数が多いため、靴はスニーカーで軽装がおすすめです。上に到着して後ろを振り返ってみると、圧巻の景色を楽しめるので頑張ってください。
元乃隅稲成神社のお土産
元乃隅稲成神社のお土産といえばご朱印またはお守りでしょうか。どちらもちゃんと料金を支払うことで持ち帰れますが、他にも必要としている人がいるので、あまり多く持って帰ってしまうのはやめましょう。
元乃隅稲成神社があるのは山口県、山口のお土産なら獺祭(だっさい)がおすすめです。他には白餡(こしあん)を求肥で包んだ舌鼓という和菓子、かまぼこ白銀、吹上堂の利休さんという蒸し饅頭も美味しいです。山口といえばふぐ、ふぐ茶漬けや郷土料理瓦そばも山口のお土産屋さんで手に入ります。
元乃隅稲成神社のランチ
元乃隅稲成神社からすぐのところには汐風というお店があります。ここでは汐風ミニ会席がおすすめ、新鮮な食材を使っているのでとても美味しいです。
元乃隅稲成神社から約3kmのところには千畳敷カントリーキッチンというお店があります。テラス席もある、アットホームな雰囲気が心地良いグリルドキッチンです。
元乃隅稲成神社から約7kmのところには、だいだいの花というカフェがあります。こちらもなかなかアットホームな造りで、木のぬくもりが感じられる店内です。元乃隅稲成神社近くのお店はどこも昼時は人が沢山いるので、ちょっと離れたところのほうが穴場だったりします。
元乃隅稲成神社へのアクセス方法
車の場合
住所は山口県長門市油谷津黄498、中国自動車道の美祢ICから車で約1時間です。ナビに入れるなら、「龍宮の潮吹(りゅうぐうのしおふき)」または「食事処 汐風(しおかぜ)0837-32-200」で入れると場所が出るでしょう。駐車場は第1、第2駐車場どちらも無料、第1駐車場は出口鳥居目の前にあり24台駐車可能、第2駐車場は22台駐車可能です。
駐車場はあるものの、朝早く行ってもすぐ満車となる上に、道路も狭いので運転に自信のない人は公共機関でのアクセスをおすすめします。とくに夏休み時期、GWなどはかなり混むので電車とタクシーが一番スムーズです。
電車、タクシーの場合
JR山陰本線 長門古市駅からタクシーで約20分、またはJR山陰本線 長門市駅からタクシーで約40分ほどです。タクシーで行くのであれば、行き帰りの予約ができれば予約を、もしくはタクシーアプリでタクシーを呼ぶことをおすすめします。徒歩で行こうと思っても、徒歩だと2時間近くかかってしまうのでやめておくことが無難です。
もしくは、バスツアーがあるならそちらを利用するといいでしょう。タクシーだと長門古市駅から片道約3000円ほど、バスツアーは大体5000円ほどですが、タクシーがあるかどうか不安を感じずに済みます。
バスツアーだと元乃隅稲成神社だけではなく、エメラルドグリーンの海にかかる橋、角島大橋を周るコースもあります。ツアーによっては温泉へ入れたりもしますし、昼食や夕食つきコースなんかもあるのでお得です。
元乃隅稲成神社周辺の観光スポット
千畳敷
元乃隅稲成神社から約3km、徒歩にすると約30分ほどのところには千畳敷があります。晴れている日中は草原と海の景色が本当に美しい場所です。
東後畑棚田
元乃隅稲成神社から約3km、徒歩にすると約30分ほどのところに東後畑棚田という棚田があります。おすすめの時期は5~6月、漁り火と水が張られた田んぼの風景がとても美しい場所です。
湯本温泉
元乃隅稲成神社から約15kmと少し距離がありますが、温泉もあります。疲れたらここでゆっくりお湯につかって癒されましょう。のんびりしている町なので、湯上りに歩いてみても楽しいです。
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