王子動物園を子連れで120%楽しむ完全ガイド
はじめに
王子動物園(神戸市灘区)は、未就学児から小学生までの子どもを連れたファミリーに大人気の観光スポットです。1951年開園の歴史ある動物園で、約130種類・800点もの動物を飼育し、親子で1日たっぷり遊べるファミリー向け施設が充実しています。園内には動物園だけでなく子ども向け遊園地や動物科学資料館も併設され、まさに**「王子動物園 子連れ」で訪れるのに最適なレジャースポットです。本記事では、王子動物園を子連れで楽しむポイントを季節ごとに網羅し、アクセスからモデルコース、おすすめの動物や体験まで詳しくご紹介します。初めての方もリピーターの方も、このガイドを参考に家族みんなで王子動物園観光**を満喫してください!

園内の主な動物と見どころ
王子動物園は、かつてジャイアントパンダとコアラを同時に見られる日本唯一の動物園として知られていました。残念ながら長年愛されていたジャイアントパンダの「タンタン」は2024年に亡くなり、現在園内にパンダはいません。しかし、園内には子どもに人気の動物がまだまだたくさんいます。コアラ、ゾウ、キリン、ライオン、トラ、ペンギン、レッサーパンダ、シマウマ、カバ、チンパンジーなど、多彩な動物たちが子連れファミリーを出迎えてくれます。
- コアラ:関西では貴重なコアラが見られるスポットです。園内のコアラ舎では愛らしいコアラたちがユーカリの木でのんびり過ごす姿を観察できます。昼間はほとんど寝ていますが、運が良ければ起きてこちらを見てくれるコアラに出会えるかもしれません。静かに観察して、コアラの仕草に癒やされましょう。
- ゾウ(アジアゾウ):広々としたゾウ舎では大きなアジアゾウがゆったりと暮らしています。毎日午後2時30分頃にはゾウのトレーニングタイムが実施され、飼育員さんとの息の合ったパフォーマンスや、ゾウが知能を活かして指示に応える様子を見ることができます。ダイナミックなゾウの動きは子ども達も大興奮間違いなしです。
- キリン・シマウマ:草食動物エリアでは、首の長いキリンや縞模様のシマウマがのんびりと餌を食べています。キリンが高い木の葉を食べる姿や、シマウマの群れが草原を歩く様子を間近で見られます。子ども達も「大きい!」と目を輝かせる人気スポットです。
- ライオン・トラ・ヒョウなどの猛獣:猛獣舎では百獣の王ライオンをはじめ、アムールトラやジャガー、ヒョウなど迫力ある肉食獣を展示しています。ガラス越しに間近で見るライオンのたてがみや、寝そべるトラの大きさには大人も子どもも圧倒されるでしょう。ただし猛獣たちは昼間は寝ていることも多いため、活発に動く姿を見たい場合は朝一番や夕方前(エサの時間帯)がおすすめです。
- ペンギン:ペンギン池ではフンボルトペンギンたちがスイスイと泳ぎ回っています。特に動物科学資料館の休憩ホールからは、水中トンネル越しにペンギンが泳ぐ姿を横から観察でき、子ども達に大人気です。暑い夏の日でも涼しげに泳ぐペンギンたちの様子は、見ているだけで爽やかな気分になります。
- レッサーパンダ:コアラ舎の近くには、ぬいぐるみのように愛らしいレッサーパンダもいます。木登りが得意で、尻尾をふさふさ揺らしながら枝の上を歩く姿はとてもキュートです。ぜひコアラとあわせてチェックしてみてください。
- クマ(ヒグマ・ツキノワグマ):クマ舎ではエゾヒグマやツキノワグマなどが飼育されています。自然の森を再現した広い運動場で、のっしり歩くクマたちの姿は迫力満点。冬季にはホッキョクグマ舎に人工の雪山が登場することもあり、ホッキョクグマが雪と戯れる姿が見られるなど季節ならではの見どころもあります。
- カバ・アシカ:大きな体のカバは水中をゆったり泳ぎ、時折大きな口を開けてくれます。水辺に潜る姿は意外にも素早く、子ども達も驚くでしょう。アシカはプールを自在に泳ぎ、地下の観覧トンネルから水中の様子を観察できます。水の中を優雅に泳ぐアシカたちに、子ども達も思わず手を振ってしまうことでしょう。
- サル・チンパンジー:サル山や類人猿舎ではニホンザルやチンパンジーなどを見ることができます。チンパンジーの大家族のコミカルなやりとりや、ニホンザルの群れでのお猿さんたちの動きはずっと見ていても飽きません。「人とサル、見ているのはどっちかな?」というほど表情豊かなサル達の様子に、子どもも大人も笑顔になります。
これら以外にも、ウサギやモルモットなどの小動物から、大型のアジアゾウや肉食獣までバラエティ豊かな動物たちがそろっています。特に王子動物園はフラミンゴの飼育数が多いことでも知られ、エントランス付近のフラミンゴ池では美しいピンク色のフラミンゴが群れでお出迎えしてくれます。その華やかな光景は「王子動物園といえばフラミンゴ!」と言われるほど象徴的で、季節ごとに背景の景色も変わるため写真映えスポットにもなっています。ぜひお気に入りの動物を見つけて、親子でその可愛さや迫力を存分に楽しんでください。
子ども向け施設・ふれあい体験・小動物コーナー
王子動物園には、小さな子どもでも安心して楽しめる子ども向け施設やふれあい体験の場が充実しています。入園ゲートを入って少し歩くと見えてくる「動物とこどもの国」エリアは、特に未就学児〜低学年のお子さん連れにおすすめのスポットです。ここでは小動物とのふれあいやユニークな展示が用意され、子ども達が飽きずに過ごせる工夫がたくさんあります。
- ふれあい広場(小動物とのふれあい):動物とこどもの国エリア内にある「ふれあい広場」では、ウサギやモルモット、ヒツジ、ヤギ、ガチョウ、カピバラなどおとなしい小動物たちが集められています。通常は**平日限定で「ふれあいタイム」**が開催されており、可愛いウサギやモルモットを膝の上に抱っこして撫でたり、一緒に写真撮影をしたりすることができます(※土日祝は安全面・混雑面からふれあいタイムは実施されません)。ふれあいタイムは1日に2回(10:30〜10:45と13:30〜13:45)あり、各回先着70名程度で参加可能です。小さな子どもにとって動物を直接抱っこできる貴重な体験で、「ふわふわしてあたたかい!」と大喜び間違いなしです。参加希望の場合は開始時間より少し前に広場入口に並びましょう(平日でも混雑状況によっては整理券配布や中止の場合あり)。
- ユニークな展示と遊び場:このエリアには動物だけでなく、子どもがワクワクする仕掛けもあります。目を引くのは実物の蒸気機関車(SL)の展示です。園内とは思えない大きな黒いSL機関車が置かれており、車内にも入ってシートに座ることができます。電車好きの子にはたまらないスポットで、家族で記念撮影する姿も多く見られます。また、動物たちのエサ箱が鉄道模型の電車を模したデザインになっており、阪急電車やJR電車の形をした餌箱が置かれているなど細かな遊び心もいっぱいです。電車好きのお子さんは「これ阪急電車だ!」と大喜びするでしょう。エリア内には子ども用の低い手洗い場も設置されており、動物に触れた後すぐ手を洗えるよう配慮されています。清潔面が気になるママ・パパにも安心のポイントです。さらにエリア中央には小川が流れ、小さな吊り橋が架かっています。せせらぎの音を聞きながらベンチで休憩でき、動物を見て疲れた時のオアシスにもなっています。
- リスと小鳥の森:ふれあい広場を進んでいくと、「リスと小鳥の森」というエリアがあります。ここは小鳥やリスが放し飼いになっており、ゲージ内に人が入って間近に観察できる施設です。運が良ければ足元をリスが駆け抜けたり、頭上すれすれを小鳥が飛んだりするスリル満点の体験ができます。ただし繁殖期など動物の都合で一時的に立ち入りできない場合もあるため、その際は掲示を確認してください。子どもにとってはまるで絵本の中に入り込んだような体験で、「リスさんがいたよ!」と大興奮すること間違いありません。
これらの子ども向けエリアは全体が柵で囲まれて独立しているため、小さな子が走り回っても安心感があります。親子でゆっくり過ごすのにぴったりの空間です。全体的に手作り感のあるほのぼのとした雰囲気で、小さな動物園の中に遊び場がぎゅっと詰まったような「子どもの国」です。入園したらまずふれあい広場に立ち寄って、子ども達に動物との触れ合い体験をさせてあげると、その後の園内回りもスムーズにいくでしょう。
子どもに人気の遊園地エリアとミニ列車などアトラクション
王子動物園が他の動物園と一味違うのは、園内に本格的な遊園地ゾーンが併設されていることです。動物を見て歩くだけでなく、そのまま遊園地の乗り物でも遊べるとあって、特に小学生以下の子どもには夢のような空間でしょう。動物園と遊園地が一緒になっているスポットは全国的にも珍しく、**「王子動物園 ファミリー向け遊び場」**として長年愛されています。
遊園地エリアは動物園内の一角にあり、規模はコンパクトながら観覧車、メリーゴーランド、ティーカップなど定番の乗り物がひと通り揃っています。子どもが歩き疲れた時の気分転換や、動物を怖がってしまった小さなお子さんのリフレッシュにも最適です。園内の移動途中に立ち寄りやすい場所にあるので、「ちょっと乗り物でひと休み」ができるのも嬉しいポイントです。
アトラクションと料金システム
遊園地の乗り物は、小さな子ども向けにスリル控えめで優しい仕様になっています。例えば空中ブランコ(チェーンタワー)は普通の遊園地のように高くは上がらず地面の高さを回転するだけだったり、観覧車「アニマル観覧車」もゴンドラに可愛い動物の絵が描かれていて怖さより楽しさが勝るよう工夫されています。ほとんどの乗り物が3〜4歳から保護者同伴で利用可能で、5歳以上になると1人で乗れるものも多くあります(一部身長制限ありのものもありますが、小学生低学年程度まで十分楽しめる内容です)。2歳以下の幼児は基本的に保護者の付き添いが必要ですが、その場合幼児1人につき保護者1名は無料で同乗できます(乗り物によって対象外のものも一部あり)。
料金はのりもの券制で、園内の遊園地券売機で乗り物券を購入して各乗り場で係員さんに渡す仕組みです。乗り物券は1枚120円で販売されており、アトラクションごとに必要な枚数が決まっています(多くは2〜3枚必要)。何種類か乗る予定であれば、10枚綴り1,000円のお得な回数券の購入がおすすめです。例えば観覧車は3枚(360円)、メリーゴーランドやティーカップは2枚(240円)という具合なので、回数券を使えば家族でたくさん乗っても経済的です。
人気の乗り物ラインナップ
具体的な人気アトラクションをいくつかご紹介します。
- アニマル観覧車:動物のイラストが彩るゴンドラに乗って、のんびり空中散歩ができます。頂上付近では神戸の街並みや六甲山の緑を見渡せ、歩き疲れた時の休憩にもぴったり。小さなお子さんでも保護者と一緒なら安心して乗れます。
- こども汽車「テキサス号」:園内を走るミニ蒸気機関車です(実際はレールを走る遊具)。まるでSLに乗っているような気分で、子ども達にも大人気。親子で乗車すれば、笑顔あふれるプチ旅気分が味わえるでしょう。
- GOGOアンパンマン:幼児に絶大な人気を誇るアンパンマンをモチーフにした小型ライドです。アンパンマンの列車に乗り込んで出発進行!というだけで、小さな子は大はしゃぎ。写真スポットとしても可愛らしいアトラクションです。
- メリーゴーランド:遊園地の定番、木馬がぐるぐる回るメリーゴーランドもあります。対象年齢に満たない子でも保護者と一緒に乗れるので、初めての乗り物体験にも最適。音楽に合わせてまわるカラフルな世界に子ども達もウットリします。
- チェーンタワー(空中ブランコ):ブランコ型の座席がチェーンで吊られ、円形に回転する乗り物です。通常の遊園地では高空まで上がるタイプですが、こちらは高さが抑えられているため幼児でも怖がらず楽しめます。程よいスリルで笑い声が上がります。
- サイクルモノレール:ペダルを漕いで進む自転車型のモノレール。地上から少し高い位置のレール上を走るので眺めも良く、親子で協力して進む楽しさがあります。身長制限がありますが、クリアすれば兄弟や親子でチャレンジしてみましょう。
- その他:この他にもティーカップ、ストラックアウト(的当てゲーム)、鏡の家、ミニゲームコーナー(室内遊技場)やコイン式のキャラクターカーなど、小さな子が楽しめる遊びが盛りだくさんです。どれに乗ろうか迷ってしまうほどですが、小学生低学年くらいまでのお子さんが満足できるラインナップになっています。
遊園地ならではの設備
遊園地エリアには簡易な屋台の飲食店もあり、軽食やおやつを買うことができます。例えば焼きそばやたこ焼き、ソフトクリームなどが販売されており、乗り物で遊びながら手軽にお腹を満たすことができます。昼時にはベンチでソフトクリームを頬張る子ども達の笑顔も見られ、遊園地ならではの楽しいひとときです。
また、遊園地エリアの近くには滑り台付きの階段といった遊び心あふれる仕掛けもあります。動物園側の草食動物エリアから遊園地側へ抜ける通路には、両脇が滑り台になっている階段があり、子ども達は階段ではなく思わず滑り台でシュッと降りていきます。こうした細かなポイントも子どもの遊び心をくすぐり、「また滑りたい!」と何度も往復してしまうほどです。
動物園と遊園地の二本立てで楽しめる王子動物園は、特に乗り物好きの子にも動物好きの子にも満足度抜群のスポットです。乗り物チケット代は多少かかりますが、子どもは入園無料なので浮いた分をアトラクションに回せば十分楽しめるでしょう。親子で相談しながら、「次はどの乗り物に乗ろうか?」と計画する時間も良い思い出になります。
季節ごとのイベント・展示の魅力
王子動物園は四季折々で違った表情を見せてくれます。春夏秋冬それぞれの季節に合わせたイベントや展示、自然の景観が楽しめるのも魅力です。ここでは季節ごとの見どころや楽しみ方をご紹介します。
春(桜の名所でお花見&新学期イベント)
春の王子動物園はなんといっても**桜(ソメイヨシノ)**が圧巻です。園内には約480本もの桜の木が植えられており、毎年3月下旬〜4月上旬にかけて満開の桜が園内を彩ります。動物園が桜の名所としても知られており、桜の季節には多くの花見客でも賑わいます。動物たちと桜のコラボレーション風景はとても美しく、特にフラミンゴ池周辺では、ピンク色のフラミンゴと薄紅の桜という華やかな写真が撮れると人気スポットになっています。
桜の見頃に合わせて、例年**「夜桜通り抜け」**という夜間開放イベントが開催されます。夜の動物園内の桜並木をライトアップし、期間中の夕刻〜夜に無料で一般開放する催しで、毎年多くの人で賑わいます(※動物の観覧は不可で桜鑑賞のみ)。昼間とは一味違う幻想的な夜桜を楽しめる貴重な機会で、家族で夜のお散歩気分を味わえます。小さな子ども連れの場合、遅い時間の外出は難しいかもしれませんが、日没直後の早めの時間帯にさらっと見るのも良いでしょう。満開の桜と動物園の風景を一緒に楽しめるのは王子動物園ならではです。
また、春休み期間中は普段休館日の旧ハンター住宅(園内にある明治時代の異人館で国指定重要文化財)が特別公開されることがあります。異人館と桜が一緒に見られる風景も趣があり、大人には嬉しいスポットです。新学期が始まる4月頃には、子ども向けのワークショップやスタンプラリーなどの春の特別イベントが企画される年もあります。過去にはイースターにちなんだ催しや、動物の赤ちゃん誕生に合わせた限定ガイドなどが行われました。春は冬を越した動物たちが活発に動き出す季節でもあり、暖かな陽気の中で子ども達ものびのびと園内を走り回れるでしょう。
夏(涼しさを感じる水辺体験&トワイライトZOO)
夏の王子動物園は、暑さ対策をしながら楽しむ工夫がポイントです。園内には木陰が多く、六甲山麓に位置するため市街地よりは比較的過ごしやすいですが、それでも真夏日はかなりの暑さになります。そんな中、王子動物園では各所に涼を感じられるスポットが用意されています。例えば、園の入り口通路やペンギン舎前にはミストシャワーが設置され、霧状の水が吹き出して周囲の空気を冷やしてくれます。子ども達はミストの下をキャッキャとはしゃいで通り抜け、びしょ濡れになるわけではないもののひんやりとした感覚を楽しめます。夏休み期間には「暑い夏は動物園で涼風を体感しよう!」と題して、こうした親水施設の案内が公式でも行われています。小まめな水分補給と休憩をしながら、上手に夏の園内を回りましょう。
また、夏ならではのイベントとして毎年8月中旬頃に開催されるのが**「トワイライトZOO」(夜間開園)です。普段は17時閉園のところ、この期間中は営業時間を2時間延長し19時まで開園します。夕方の涼しくなった時間帯に、昼間とは違った動物たちの様子を観察できるとあって非常に人気です。夕暮れ時は日中だらっとしていたライオンが動き出したり、夜行性の動物が活発になったりと、新たな発見があります。トワイライトZOOでは夕方以降限定のお食事タイムやガイドイベントも実施されます。例えば過去の開催では、17時以降にキリンの夕方ごはんタイムや、チンパンジーへのスイカプレゼント、カピバラのもぐもぐタイム、ゾウの夕方トレーニングなどが特別プログラムとして組まれました。さらに夏らしく氷のプレゼント**(氷でできた大きなおやつ)をクマやホッキョクグマに与えるイベントも行われ、動物たちが氷に夢中になるかわいい姿を見ることができます。昼間とは違う動物の表情に、子ども達も「夜の動物園って面白い!」と大興奮でしょう。
トワイライトZOO期間中は遊園地エリアも19時まで営業延長されます。夕涼みがてら観覧車に乗って夜景を楽しんだり、暗くなった園内で光るイルミネーション風の飾り(年によって装飾あり)を見たりと、昼間とはまた違う遊び方ができます。ただし夜間は小さい子は眠くなってしまうので、無理のない範囲で計画しましょう。夏休み期間には他にも、工作系イベント(動物モチーフのうちわ作り教室など)や、動物スタンプラリー、飼育員さんによる特別ガイドツアーなどが不定期で開催されます。公式サイトのイベント情報をチェックして、参加できそうなものがあればぜひ体験してみてください。
秋(紅葉シーズンの魅力&ゆったり鑑賞)
秋の王子動物園は、夏の喧騒が落ち着き過ごしやすい気候の中でゆったり楽しめる季節です。一般的に動物園は秋の行楽シーズンも賑わいますが、王子動物園の場合、春ほどの混雑はなく比較的ゆっくりと観覧できます。園内にはイチョウや桜の木などがあり、11月頃には葉が色づいて秋の雰囲気を感じられます。実は王子動物園は桜の名所ではありますが、モミジなど真っ赤に紅葉する木は多くありません。しかし桜の葉がうっすら赤や黄色に染まったり、イチョウ並木が黄金色になったりと、穏やかな秋色に包まれる園内も風情があります。「派手な紅葉は少ないけれど、動物と秋色の木々」という取り合わせもまた趣深く、写真好きな方にはおすすめです。
秋は動物たちにとっても過ごしやすい気温となり、活発に動き回る姿が見られます。夏場は日陰で寝てばかりだったライオンがテリトリーを歩き回ったり、レッサーパンダが涼しい顔でお散歩したりと、元気な様子に出会えるでしょう。特に運動量の多い草食動物(キリンやシマウマ)も秋はよく動き回るので、お子さんと一緒に追いかけながら観察するのも楽しいものです。
イベント面では、秋には**動物愛護デー(9月)やハロウィン(10月)**にちなんだ催しが行われることがあります。例えば動物愛護デー近辺の週末には動物パネル展や子ども向けの動物クイズラリーが開催されたり、ハロウィン時期にはカボチャを使った動物のおやつタイム(カバにハロウィンかぼちゃをプレゼント等)や、仮装した子どもに記念品を配布するイベントなどが企画された年もあります。その年ごとの創意工夫で様々なプログラムが用意されますので、公式発表をチェックしてみましょう。10月〜11月は遠足シーズンでもあり、平日に幼稚園や小学校の団体が訪れることもあります。もし園内が団体で混んでいる場合は、昼前後には引き上げていくことが多いので、午後の時間帯に合わせると一般客はゆっくりできるでしょう。秋の高い空の下、家族でゆったり動物観察や遊園地遊びを楽しめる貴重なシーズンです。
冬(冬ならではの楽しみ方)
冬の王子動物園は、空気が澄んで見通しが良く、また人出も少なめになるため、実は穴場的に快適に楽しめる時期です。寒さ対策さえしっかりすれば、ゆっくりと園内を巡ることができます。動物たちの中には寒い方が元気になる種類も多く、レッサーパンダやシベリアトラなど冬毛でもこもこになった姿がとても可愛らしく見応えがあります。ホッキョクグマは冬が本領発揮で、気温が低い日ほど屋外プールで活発に泳ぎ回る姿が見られます。先述したように、冬期には飼育員さんがホッキョクグマ舎に人工の雪山を用意してあげる年もあり、その上に登ったり転げ落ちたりして遊ぶホッキョクグマの様子は、この季節ならではの見どころです。
毎年12月には**「動物園クリスマス会」**というイベントも開催されます。クリスマス直前の祝日や週末に行われることが多く、飼育員さんによる動物にまつわるクリスマストークや、ビンゴ大会などでその日訪れた家族連れと一緒に楽しむ催しです。園内各所もささやかながらクリスマスの飾り付けがなされ、動物科学資料館内には大型のクリスマスツリーが登場した年もあります。また、近年では神戸市が抱える竹林問題の啓発を兼ねて、間伐竹を使ったエコな竹製クリスマスツリーが展示されるなど、環境教育も取り入れた試みが行われています。寒い中でもほっこり暖かい気分になれるイベントと言えるでしょう。
冬休み期間には子ども向けワークショップ(例えば干支にちなんだ動物折り紙教室など)が開かれたり、お正月三が日明けには動物への鏡餅ならぬ鏡キャベツのプレゼント(カバやゾウに大きなキャベツを丸ごと与える)などユニークな餌やりイベントが行われたこともあります。1〜2月は来園者がかなり少なくなるので、どの動物舎も混雑知らずで見られるのが利点です。ただし屋外での長時間観覧は冷えますので、暖をとりつつ回りましょう。動物科学資料館や各所の休憩所は室内で暖かく過ごせます。資料館内の図書室で絵本を読みながら身体を温めたり、温かい飲み物を自販機で買って一息ついたりしながら、冬の動物園をマイペースに楽しんでください。澄んだ冬空の下で見る神戸の街並みも綺麗で、観覧車からの眺めは絶景ですよ。
園内の飲食施設・休憩スペース〜ファミリーに優しいポイント〜
一日たっぷり遊ぶとなれば、途中でお昼ごはんやおやつタイムが欠かせません。王子動物園では園内に2ヶ所のレストランがあり、ファミリー向けのメニューが充実しています。また、お弁当の持ち込みも可能で、各所にベンチが用意されているため、自分たちのペースで休憩・食事ができます。子連れでのお出かけでは、子どもの急な「お腹すいた!」や「休みたい!」にも柔軟に対応できる環境が大事ですが、王子動物園はその点もしっかりカバーされています。
レストラン パオパオ
園内メイン通路沿い(遊園地エリア南側)にあるファミリーレストランです。広めの店内は明るく、壁には動物たちのイラストが描かれていて楽しい雰囲気。テーブル席だけでなく窓向きのカウンター席もあり、なんと窓からは向かいにあるゾウ舎が見える造りになっています。タイミングが合えば、食事をしながら外でゾウが歩く姿を眺めることもできます。メニューは和洋中バラエティ豊富で、お子様ランチやカレー、うどん、ラーメン、軽食類まで幅広く揃うのが特徴です。子どもに人気のから揚げやポテトフライなどもありますし、動物園らしく**「パンダ豚まん」や「パンダー麺」**といったユニークなメニューも提供されています。見た目も可愛い料理に子ども達も大喜び間違いなしです。価格も良心的でファミリー層に利用しやすく、お子様セットにはおもちゃが付く場合もあります。休憩がてら親子でゆっくり食事をとるのに最適なレストランでしょう。
カレー&Cafe カレー王子
遊園地エリア内にある2階建ての飲食施設です。名前の通り本格派のカレーが自慢で、子どもにも人気ですが大人も満足のスパイスの効いたカレーが味わえます。1階はテイクアウト可能な売店形式になっており、晴れていれば目の前のテラス席や近くのベンチに持ち出して食べることもできます。2階が飲食スペースになっており、木目調の落ち着いた店内からは遊園地や背後の山の緑を見渡せる眺めが魅力です。メニューは看板メニューの「王子カレー」(じっくり煮込まれたコク深いカレー)をはじめ、子ども向けに辛さ控えめの「お子様カレー」、ボリュームたっぷりな「カツカレー」や「エビフライカレー」など種類も豊富です。カレー以外にも、うどん・焼きそばなどの麺類やパフェなどのスイーツも揃っており、ランチ利用だけでなく小腹が空いた時のカフェ利用にも便利です。「遊園地でひと遊びしたらカレーでエネルギーチャージ!」といった楽しみ方も良いですね。
お弁当持参エリアと休憩スポット
王子動物園は飲食物の持ち込みOKです。園内各所にベンチやテーブルが配置され、芝生の広場もあるため、お弁当を持参すれば好きな場所で自由に食事ができます。小さな子連れだとレストランでじっと座っているのが難しい場合もありますが、自分たちのペースで外の風を感じながら食べられるのは嬉しいポイントです。人気なのは動物科学資料館前の休憩広場で、すぐ隣がペンギンプールになっているため、泳ぐペンギンを眺めながらお弁当タイムを楽しめます。木陰もあり夏でも比較的涼しいため、おすすめのランチスポットです。雨の日で屋外が難しい場合は、資料館1階の休憩ホールが開放されているのでそちらでシートを広げて食事をすることもできます。ゴミ箱は各所に設置されていますが、出たゴミは各自でしっかり分別して捨てるようにしましょう。
休憩について言えば、園内は適度にベンチや東屋が配置されているので、「ちょっと座って休もうか」という時に困ることは少ないです。特に総合案内所横の休憩所や資料館内、各トイレ付近にはベンチが置かれています。遊園地エリア内にもベンチや休憩スペースがあるので、子どもが遊んでいる間に保護者が座って見守ることもできます。暑い時期・寒い時期それぞれに空調の効いた建物(資料館や園内レストハウス等)を活用して、無理なく一日過ごせるようになっています。ファミリーに優しい配慮が随所に感じられるのは嬉しいですね。
子連れ向け設備案内(授乳室・おむつ交換台・ベビーカーなど)
小さな子ども連れの外出では、設備の充実度が気になりますが、王子動物園は公共の施設としてその点も手厚く対応されています。授乳室、ベビーベッド付きトイレ、ベビーカー貸出など、安心して利用できる子連れ向け設備を確認しておきましょう。
授乳室・おむつ交換台
園内には授乳室が3カ所設置されています。場所は「猛獣舎(ライオンなどのエリア)近く」「動物科学資料館内」「類人猿舎北側」の3箇所です。いずれの授乳室にもカーテンで仕切られた授乳スペースとおむつ交換台が備わっており、ミルク用のお湯も用意されています。赤ちゃん連れでも安心して長時間滞在できますね。授乳室の場所は園内マップにも表示されていますので、入園時にマップをもらって確認するとスムーズです。また、各主要トイレにも折りたたみ式のベビーベッド(おむつ交換台)が併設されています。こちらも「動物とこどもの国入口」「動物科学資料館内」「類人猿舎南側」の計3カ所のトイレに整備されており、どこでおむつ替えをしても困らないようになっています。さらに、最近トイレの改修が行われ、幼児用の低い便器や補助便座が用意された幼児向けトイレも新設されました。小さなお子さんのトイレトレーニング中でも利用しやすく、清潔で明るいトイレ空間となっています。これらの設備は無料で使えますので、必要な際は遠慮なく利用しましょう。
ベビーカー利用と貸出サービス
広い園内を回る際、ベビーカーがあると小さな子連れにはとても便利です。王子動物園ではベビーカーでの入園・利用が可能で、園路も比較的フラットに整備されているためベビーカー移動がしやすいです(坂道もありますがスロープが併設されています)。自前のベビーカーを持ち込んでもOKですが、もし持参していない場合や急遽必要になった場合はベビーカーの貸し出しを利用できます。貸出台数は約150台も用意されており、1台300円でレンタル可能です。利用方法は、入園ゲートを入ってすぐ右手にある券売機で「ベビーカーレンタル券」を購入し、券を持って近くの売店「パンダプラザ」へ行くとベビーカーを貸してもらえます。返却は退園時にパンダプラザに返すだけでOKです。貸出用のベビーカーはシンプルで扱いやすいA型タイプです。園内は人混みも広がる場所ではそこまでひどくないので、ベビーカーを押しながらでも観覧しやすいでしょう。ただし屋内展示(小さな爬虫類コーナーなど)がある場合は入口にベビーカーを置いて抱っこで入るなどの対応が必要なケースもあります。基本的にはベビーカーで全エリア回れる設計ですが、混雑時は周囲に配慮しながらご利用ください。
その他ファミリーに嬉しいサービス
- コインロッカー:入園ゲートを入って右側に、大型ロッカー(12台)と普通サイズのロッカー(40台)が設置されています。ベビーカーを畳んで預けるほどの大きさはありませんが、大きめの荷物やクーラーバッグなどは収納可能です。料金は大型1回500円、普通300円です。家族で荷物が多い時や、着替え・防寒具などを一時保管したい時に利用しましょう。
- 迷子シール:小さなお子さんとはぐれてしまう不安に備えて、迷子シールの無料配布があります。総合案内所で希望すれば、子どもの背中などに貼る動物イラスト付きのシールをもらえ、氏名や保護者の連絡先を書いておくことができます。万が一迷子になった場合、園内スタッフにそのシールを見せればスムーズにアナウンスで呼び出してもらえます。実際、園内で迷子が発生した場合は場内放送での呼びかけも行われるので、慌てず近くのスタッフに声をかけましょう。
- 救護室:園内でケガをしたり体調が悪くなった際のために、簡易な救護設備も整っています。小さな擦り傷程度なら売店等で絆創膏をもらえることもあります。熱中症予防のため、夏場は涼しい休憩室で横になれるようにもなっていますので、無理は禁物です。
- 喫煙所:子連れ環境とは直接関係ありませんが、園内は全面禁煙となっています。喫煙をされる方は、入園前に指定の喫煙所で済ませておくようにしましょう(園外に一旦出て再入場はできないため注意)。
- ペット連れNG:これも当然ですが、ペット(犬や猫など)を連れての入園は不可です。補助犬(盲導犬等)は入園可能ですが、一般のペットは入れませんのでご注意ください。
- 再入場不可:園を出てしまうと原則として再入場はできません。駐車場に忘れ物を取りに戻る等もできませんので、入園時に必要なものは全て持って入るようにしましょう。特におむつや着替え、ミルクなどの育児用品はしっかり確認を。
これらの設備・サービスが整っているおかげで、子連れファミリーでも安心して1日過ごすことができます。ファミリー向けの配慮が行き届いた王子動物園だからこそ、小さな子どもの動物園デビューにもぴったりですね。
アクセス方法(電車・バス・車)と最寄り駅からのルート詳細
王子動物園へのアクセスは、公共交通機関でも車でも比較的便利です。神戸市街地に位置し主要駅から近いため、子ども連れでも移動の負担が少ないのが魅力です。それぞれのアクセス手段について詳しく解説します。
電車でのアクセス
最寄り駅は阪急電鉄の「王子公園」駅です。阪急神戸線の駅で、大阪梅田駅から約30分、神戸三宮駅からはたった約5分という近さです。阪急王子公園駅で降り、西口改札を出てから西へ徒歩3分ほどで王子動物園の正面ゲートに到着します。駅を出てすぐに「王子動物園→」と案内表示があり、道なりに進めば迷うことはありません。駅構内には待合室や階段の壁にパンダのイラストが描かれており、電車を降りた瞬間から子どものテンションはMAXになるでしょう。改札にも「ようこそ王子動物園へ!」と書かれた看板があり、駅自体が動物園モードでお出迎えしてくれます。小さなお子さん連れでも駅から近いので歩き疲れる心配が少なく、とてもアクセス良好です。
他にもJR「灘(なだ)」駅から徒歩約5分で行くことができます。JR灘駅はJR神戸線(東海道線)の駅で、三ノ宮駅から一駅(各駅停車利用)です。北口を出て山側(北)へまっすぐ5分ほど歩くと王子動物園の東門付近に出ます。ただ東門(裏門)は現在閉鎖されている場合もあるため、JRからの場合も正面ゲートへ回る必要があります(その場合やや遠回りで10分程度歩く)。JR灘駅から正面ゲートへは、駅北側の道を西に進み、「王子動物園前」交差点を目指すルートになります。徒歩距離としては阪急からとほぼ同じです。JR線をご利用の場合はご注意ください。
さらに南側には阪神電鉄「岩屋」駅もあり、こちらからは北へ徒歩約10分です。阪神沿線(大阪・神戸の海側エリア)から来る場合に利用できます。岩屋駅からは少し距離がありますが、それでも十分歩ける範囲です。途中、JRの高架をくぐり北上すれば正面ゲート方向に出ます。
このように鉄道3社の駅からアクセス可能で、いずれも徒歩圏内です。小さな子連れなら阪急王子公園駅からが最も近くおすすめです。駅前には動物園方向へ向かう横断歩道に誘導スタッフが立っていることもあり、安全に道を渡れます。
バスでのアクセス
神戸市バスも動物園の目の前まで路線があります。三宮方面からは市バス90系統・92系統に乗車し、「王子動物園前」停留所で下車すると、目の前が動物園正面入口です。ベビーカー利用時などは、バスの方が駅の階段移動がなく楽という方もいるかもしれません。90・92系統はいずれも三宮・新神戸エリアから出ていますので、JR新神戸駅から地下鉄+バスで来園する場合もあります(新神戸駅近くの市バス「布引」停留所から92系統に乗れます)。バス停からゲートまではほんの1分で、降りたらすぐにパンダの看板が目に入ります。
車・駐車場でのアクセス
車で向かう場合、最寄りの高速道路ICは**阪神高速3号神戸線「摩耶ランプ」または「生田川ランプ」**です。摩耶ランプを降りてから約10分、生田川ランプからは約15分程度で動物園に到着します(一般道の混雑状況によります)。また阪神高速5号湾岸線「住吉浜ランプ」からも約15分でアクセス可能です。ナビに目的地設定する場合は「王子動物園」(神戸市灘区王子町3-1)で出てくるでしょう。
駐車場は園の正面ゲートすぐ横に市営駐車場があります。収容台数は約300台程度で、入庫後すぐゲートに行けるので小さな子連れでも便利です。駐車料金は30分ごとに課金される時間制で、0〜2時間までは30分150円、2〜4時間までは30分100円、4時間超は30分50円と段階的に安くなります。大体4時間停めても1,000円程度、6時間でも1,200円程度と上限が抑えられているため、1日ゆっくり遊んでも安心です。駐車料金は精算機で現金または電子マネー等で支払えます。
土日祝や春の花見シーズン、夏休み期間などは駐車場が大変混雑します。公式サイトで駐車場の混雑予想カレンダーが公開されており、混みそうな日は事前に注意喚起されています。週末は午前中で満車になることも多いため、車で行く場合は早めの時間に到着するか、いっそ公共交通機関の利用も検討しましょう。動物園自体は駅から近いので、電車+徒歩がそこまで負担にならないという意味でも電車で来るファミリーも多いようです。なお、駐車場に入れてしまえばベビーカー等で車からすぐ園内に行けますが、再入場不可なので車に忘れ物を取りに戻ることはできません。荷物はしっかり準備して降車しましょう。
周辺情報
動物園の目の前には王子公園という広い公園も隣接しています。動物園に入らなくても公園の遊具や芝生広場で遊べるため、時間に余裕があれば動物園前後に立ち寄っても良いでしょう(公園内には噴水広場や記念碑などがあります)。王子公園内にはかつて夏季限定のプール施設(王子プール)がありましたが、老朽化で閉鎖され現在撤去工事中です。その跡地は将来動物園の「サバンナエリア」として再整備される計画があるとのこと。今後さらに動物展示が充実する可能性もあり、楽しみですね。
モデルコース(半日プラン/1日プラン)とおすすめの時間帯
広い王子動物園を効率よく回るには、所要時間や子どもの年齢に合わせてプランニングするのがおすすめです。ここでは半日コースと1日まるごとコースの2パターンをモデルコースとしてご紹介します。お子さんの体力や興味に合わせて柔軟に調整してください。
半日コース(午前中しっかり動物観覧プラン)
「午前中だけサクッと楽しみたい」「午後は別の予定がある」という方向けの半日モデルコースです。動物園は朝のほうが動物が活発で、人も少なめなので、短時間でも効率よく回れます。
9:00 王子動物園 入園(開園ダッシュで入場。平日ならまずふれあい広場の整理券確保へ)
9:10 フラミンゴ池でお出迎え:入ってすぐのフラミンゴを眺めて気分を盛り上げます。「ピンクの鳥さんがいっぱいいるよ!」と子どものテンションUP。
9:20 人気動物エリア巡り(象→キリン→草食エリア):朝イチは大型動物のもとへ。ゾウが屋外に出ているか確認し、キリンやシマウマが朝ごはんを食べている様子も観察。写真もこの時間なら人が少なく撮りやすいです。
10:00 猛獣エリア(ライオン・トラ):日差しが暑くなる前に猛獣舎へ。ライオンが起きていればラッキー。ぐっすりでも近くで見て迫力を体感。トラやヒョウも一周ぐるりと見学。
10:30 ふれあいタイム参加(平日)/遊園地で休憩(休日):平日ならこの時間に合わせてふれあい広場へ行き、ウサギの抱っこ体験に参加します(10:30〜10:45)。15分間、子どもにとって貴重な体験時間です。休日の場合はふれあいが無いので、代わりに一旦遊園地で観覧車など乗って休憩タイムにしましょう。
11:00 コアラ舎&レッサーパンダ:ふれあいや遊園地でひと息ついたら、再び動物エリアへ。コアラ舎でコアラを見学し、すぐ隣のレッサーパンダにも会いに行きます。寝ていることが多いですが、起きていればゆっくり観察。
11:30 お土産ショップで買い物:帰る前に入り口付近の売店「パンダプラザ」に立ち寄りましょう。子どもが気に入った動物のグッズ(ぬいぐるみや文房具など)を記念に購入。パンダプラザには王子動物園限定商品もあります。
12:00 王子動物園を後に:午前中いっぱいで主要どころを回れました。子どもが疲れていなければ、最後に出口近くの「旧ハンター住宅」を外からチラ見したり、門の前で家族写真を撮ったりしてから退園しましょう。
(所要約3時間/昼食は園外でとる想定。お腹が空いた場合は売店で軽食を買ってつまめます)
半日コース(午後ゆったり遊園地プラン)
午前中は別の用事を済ませ、午後から動物園に行く場合のプランです。午後は動物をゆっくり見つつ、遊園地にも重点を置いた内容にすると子どもも最後まで飽きません。
12:30 王子動物園 入園:お昼過ぎに到着。まずは持参したお弁当や購入したランチを園内のベンチで食べて腹ごしらえしておきます(資料館前広場などが◎)。
13:00 遊園地エリアで遊ぶ:午後早めに遊園地へ直行し、観覧車・メリーゴーランド・ミニ汽車など数種類の乗り物を楽しみます。子どもが元気なうちに存分に遊ばせましょう。
14:00 動物エリア観覧(ペンギン→カバ→草食動物):遊園地で発散した後は動物エリアへ移動。涼しげな水辺のペンギンやカバを見て、草食ゾーンのキリン・シマウマもチェック。午後でもこれらは割と活動しています。
14:30 ゾウのトレーニングタイムを見る:14:30頃からのゾウのトレーニング実演に合わせてゾウ舎へ。お客さんが集まりますが、子どもを肩車して見せてあげると良いでしょう。大きなゾウが芸達者に振る舞う様子に拍手!
15:00 猛獣エリア(ライオン・トラ):午後遅め、ライオンが起きてゴソゴソし出す頃合いです。ライオンが見られなかったら、代わりにチンパンジーなど類人猿を観に行ってもOK。
15:30 コアラ舎:夕方前、コアラがエサのユーカリを食べ始めることもあります。静かに観察し、起きているコがいればラッキーです。
16:00 ふれあい広場の様子を覗く:この時間はふれあいタイムは終わっていますが、広場に動物がいる場合は見て回ります。カピバラやヤギがいれば最後に挨拶を。
16:20 おみやげ購入:出口に向かいつつ「パンダプラザ」または遊園地内の「こどもプラザ」でお土産選び。パンダグッズや動物クッキーなど子どもと一緒に楽しく買い物。
16:50 退園:17時の閉園前にゲートを出ます。帰り際、入口看板前で今日の思い出に親子写真を撮ってから帰路につきましょう。
(所要約4時間弱/昼食は入園直後または事前に済ませておく想定)
1日ゆったり満喫コース
朝から夕方まで丸一日フルに王子動物園で遊ぶ贅沢プランです。遠方からの観光で「せっかくだから1日かけて楽しみたい」というファミリーにぴったり。動物も遊園地もランチも全て網羅して、存分に王子動物園を味わいましょう。
9:00 開園と同時に入園:朝一番に入ることで、人気スポットを独占できます。フラミンゴに挨拶したら、元気なうちに遠目のエリアから回っていきます。
9:15 草食動物エリア(キリン・シマウマ):朝食タイムのキリンたちを眺めます。写真もたくさん撮っておきましょう。すぐ近くの「こども農園」的な畑コーナーに野菜が育っているのも見逃さずに。
9:45 ふれあい広場(動物とこどもの国):開園直後は空いているので、ウサギやヤギたちを柵越しに見たり撫でたり。10:30のふれあいタイム整理列ができ始める前に、動物を観察しておきます。SL展示にも登って写真撮影。
10:30 ふれあいタイム参加(平日):ウサギ抱っこで癒やされます。他の家族に写真を撮ってもらうのも良いでしょう。休日の場合は、この時間に合わせて動物科学資料館を見学します。資料館内で涼みつつ、動物クイズ展示や動物のフン模型など子どもが喜ぶ展示をチェック。ペンギンプールの水中トンネルもこのタイミングで覗いておきます。
11:00 猛獣エリア:ライオン・トラ・ヒョウなど一巡り。午前中は寝ていることも多いですが姿だけでも見られればOK。
11:30 コアラ舎&レッサーパンダ:コアラが寝ていても気にせず(写真は撮れます)、レッサーパンダの愛らしい姿にも会いに行きます。
12:00 レストランでランチ:お昼は「レストラン パオパオ」でしっかり休憩兼ねて食事にします。子どもはお子様ランチ、大人はパンダー麺など頼んで親子でシェア。ゾウを眺められる席が空いていたらラッキーです。ゆっくり食べて午後に備えましょう。
13:00 遊園地タイム:午後はたっぷり遊園地で遊びます。まず観覧車で景色を楽しみ、降りたら回数券をフル活用して乗り物を次々制覇!メリーゴーランド、ミニ汽車、アンパンマン乗り物, ティーカップ…子どものペースで好きなものに乗りましょう。写真や動画も撮っていっぱい思い出を残します。
14:30 再び動物エリア(ゾウのトレーニング):遊園地で一通り遊んだら、14:30のゾウパフォーマンスを見にゾウ舎へ移動。しっかり場所を確保して迫力のシーンを堪能します。子どもも「ゾウさんすごい!」と大喜び。
15:00 ペンギン&カバ:午後の一番暑い時間帯は過ぎたので、水辺の動物たちを見に行きます。ペンギンの泳ぐ姿に癒され、カバが水に浸かって顔だけ出している様子を観察。カバ舎では運が良ければ大あくびシーンも見られるかも。
15:30 チンパンジー・サル山:人の少なくなってくる時間帯にサルエリアへ。チンパンジーは夕方前になると動きが活発になり、家族同士でじゃれあう姿や鳴き声をあげるシーンも。ニホンザルの島も眺め、赤ちゃんザルがいたら注目してみましょう。
16:00 最後に遊園地でもうひと遊び:閉園前に、もう一度お気に入りの乗り物に乗ります。例えば「最後にもう一回観覧車乗ろうか!」と締めの一周を楽しみます。夕方の柔らかな陽射しの中で乗る観覧車は、一日遊んだ心地よい疲れを感じられるはず。
16:30 おみやげ購入・写真撮影:出口方面へ戻りつつ、パンダプラザでおみやげ選び。タンタンの写真入りポストカードや、コアラのぬいぐるみなど子どもと選びます。たくさん遊んだのでご褒美として少し奮発しても良いでしょう。買い物後、入口ゲート前のパンダ看板やフラミンゴ池バックに家族写真を撮っておきます。
16:55 退園:閉園5分前にはゲートを出ます。帰りの電車や車に乗る前に、お子さんが疲れて眠ってしまうかもしれませんが、きっと楽しい夢を見てくれることでしょう。
(所要約8時間/途中休憩とアイスタイムなど適宜挟みながら無理なくプランを進めます)
おすすめの時間帯と回り方のコツ
- 朝イチ来園がおすすめ:動物園は午前中が断然おすすめです。開園直後は人が少なく、動物も朝の活動時間帯でよく動いています。猛獣も気温が上がる前のほうが活発です。子どもが早起きできるなら朝から行動しましょう。逆に午後から行く場合は、14時以降少しずつ空いてくるので、閉園までの数時間を集中して回るのも手です。
- 動物→遊園地→動物の順:小さな子はずっと動物を見続けると飽きることも。動物エリアと遊園地エリアを交互に挟むようにすると、メリハリが出て子どもも退屈しにくくなります。例えば「○○ちゃんが見たい動物3つ見たら、次は乗り物1個乗ろうね」と約束しておくのも良いでしょう。
- エサやりタイムを狙う:公式HPや園内掲示で公開されている動物の「お食事タイム」スケジュールに合わせて回ると、普段見られない動物の行動が見られます。ゾウのトレーニングやキリンの餌やり、ペンギンの餌タイムなど、時間が決まっているものはぜひ見学してみてください。飼育員さんの解説付きで学びもあり、子どもも集中して見てくれます。
- 園内マップを活用:入園時にもらえるマップを親子で見ながら、「次はどこに行こうか?」と話し合うと探検気分が高まります。子どもに行きたい場所を指さしてもらったり、スタンプラリー的にマップ上でチェックしていくのも楽しい工夫です。
- 午後は屋内施設も利用:特に夏や雨の日は、午後の一番暑い・悪天候の時間帯に動物科学資料館で休憩すると良いです。図書室で絵本を読んだり、2階展示で涼んだりしながら小一時間過ごせば、子どももリフレッシュしてまた外に出られます。資料館前のペンギン水槽も必見です。
混雑状況と天気による対応策
最後に、混雑の傾向や天気別の楽しみ方について触れておきます。せっかくのお出かけ、快適に楽しむための豆知識です。
混雑状況と避けるコツ
王子動物園は土日祝や長期休暇時は混雑します。特に春の桜シーズン、ゴールデンウィーク、夏休み、お盆期間、秋の連休あたりはファミリーや観光客で入園ゲートが行列になることも。駐車場も午前中に満車になります。混雑を少しでも避けたいなら、平日に訪れるのが一番です。王子動物園は中学生以下無料ということもあり、地元の幼稚園・学校の遠足にもよく利用されますが、平日の場合それ以外の一般客は少なめでゆっくりできます。どうしても週末しか行けない場合は、朝早く(開園前から並ぶくらい)行くか、逆に午後遅め(14時過ぎ)から入るかで多少緩和できるでしょう。
園内では、混雑時は人気エリアでベビーカー渋滞が起きることがあります。例えばコアラ舎や資料館内など、入口でベビーカーが停められる台数に限りがある場所も。混雑日は思い切ってベビーカーを使わずに抱っこ紐や歩かせる覚悟で行くほうが機動力は上がります(ただし子どもの体力と相談ですが)。また、お昼のレストランは12時前から混み始めます。混雑日は11時台に早めランチを済ませるか、逆に13時半以降にずらすと座りやすいです。テイクアウトや持参弁当にして屋外で済ます手もあります。
イベント開催日(夜桜通り抜け、トワイライトZOO、特定の記念日など)は周辺道路も含めて混雑します。その際は公共交通機関利用が賢明です。公式サイトやSNSで発信される混雑予想情報も参考にしつつ、余裕を持った行動計画を立てましょう。
天気別の楽しみ方
雨の日:雨だからといって王子動物園は捨てたものではありません。むしろ人が減るため、ゆっくり近距離で動物を独占できるチャンスとも言えます。傘を差して園内を回るのは大変そうですが、小雨程度ならレインコートを着てしまえば子どもも両手が空いて楽です。園内には要所要所に屋根付きの通路やベンチもあります。特に動物科学資料館は雨天の強い味方で、広い休憩ホールで濡れずに過ごせますし、展示を見て回ればあっという間に時間が経ちます。ペンギンやカバなど水にいる動物は雨でも関係なく元気ですし、雨の日ならではの動物の仕草(水たまりで遊ぶトラなど)が見られることもあります。公式サイトでは雨宿りマップがダウンロード提供されており、雨天時にどこで雨をしのげるかが一目で分かるようになっています。これを活用して、「次の屋根まで行ったら休憩」など計画的に回ればそれほど苦になりません。もちろん大雨・荒天の日は無理せず屋内施設(神戸どうぶつ王国など別施設)への転換も検討してください。
暑い日:夏場の高温時は熱中症に注意です。王子動物園は木陰が多いとはいえ、広い園内を歩くと汗だくになります。帽子や日傘を用意し、こまめに水分補給しましょう。持参の飲み物が足りなくなっても、自販機や売店で購入できます。ミストシャワーが設置されている場所は積極的に通って涼を得るのも良いですね。どうしても暑い時は14〜15時頃に一旦退避して、資料館やレストランでしっかり休むことも大事です。動物は暑いと日陰に隠れていることも多いので、「全部見なくちゃ」と意気込まず、夕方涼しくなってから再チャレンジするくらいの気持ちでいましょう。16時近くになると気温も和らぎ、動物たちも動き出しますよ。
寒い日:冬場は防寒をしっかりして出かけましょう。マフラーや手袋まで装備しておけば、屋外でもかなり快適に見て回れます。空気が冷たい分見通しが良く、六甲山も美しく見えるので、観覧車からの景色は一見の価値ありです。身体が冷えたら資料館や屋内休憩所へ逃げ込んで、温かい飲み物を飲んで温まります。園内のホッキョクグマやレッサーパンダ、シベリアトラなど寒冷地の動物は冬が元気なので、寒いほど楽しくなる!とポジティブに捉えるのも大切です。子どもにはカイロを貼ってあげたり、ベビーカーなら防寒カバーを付けたりといったケアもお忘れなく。
記念撮影スポット・おみやげ情報
家族でのお出かけ、せっかくなら素敵な写真を撮って思い出を残したいですよね。王子動物園にはフォトジェニックなスポットがたくさんあります。いくつかおすすめをご紹介します。
- 入口ゲートのパンダ看板前:正面入口のゲート上部には大きなパンダの絵看板が掲げられています。ここは王子動物園に来た記念として定番の撮影スポット。入園前や退園後に家族全員で写真を撮りましょう。スタッフにお願いすれば撮ってもらうこともできます。
- フラミンゴ池と桜(春):春ならではの一枚ですが、フラミンゴ池越しに満開の桜を背景に写真を撮ると、まるで絵葉書のように美しいです。色鮮やかなフラミンゴたちも一緒に写り込み、王子動物園らしさ満点です。
- 蒸気機関車SLの前:動物とこどもの国エリアのSL展示は、実物大の迫力を背景に子どもを立たせて撮るとまるで昭和の鉄道少年のような一枚に。運転席に座らせて運転士気分の写真も撮れます。電車好きの子は嬉しそうにポーズを決めてくれるでしょう。
- 動物との記念写真:園内各所で、動物と一緒に撮れるスポットがあります。柵越しではありますが、キリンやゾウなど後ろに大きく映る位置で家族写真を撮るのもおすすめ。またペンギン前にはフォトフレーム風の看板があったり、パネル型の顔出し看板(コアラやパンダになりきれるもの)があったりします。子どもに顔を出させて記念撮影するとユーモラスな写真になりますよ。
- 遊園地観覧車のゴンドラ内:観覧車に乗ったら、ゴンドラ内で親子の自撮りをしてみましょう。背景に神戸の街並みや青空が広がり、素敵な空中ショットに。安全のため立ち上がらず座ったままで撮影してくださいね。夜間のトワイライトZOO開催時には夜景をバックに撮るのもロマンチックです。
そして忘れてならないのがおみやげ選びです。王子動物園には出口付近の「パンダプラザ」売店と、遊園地エリア内の「こどもプラザ」売店の2ヶ所があります。品揃えはほぼ共通ですが、パンダプラザの方が広めです。人気のお土産をいくつかご紹介します。
- ぬいぐるみ:定番ですが、動物のぬいぐるみは種類豊富です。特にパンダ(タンタン)のぬいぐるみはメモリアルとして人気。コアラ、レッサーパンダ、キリン、ゾウなどお気に入りの動物のふかふか人形を選べば、帰ってからも一緒に遊べます。
- 文房具・おもちゃ:動物イラスト入りの鉛筆や消しゴム、シールブック、パズル、シャボン玉セットなどお子さんが喜ぶグッズも色々あります。入園無料だった分、ここで少し買ってあげる親御さんも多いようです。
- お菓子:お土産用のお菓子では、パンダ柄のクッキーや動物プリントのビスケットなどが人気。家族やお友達へのちょっとしたお土産にぴったりです。缶や箱も可愛いデザインなので食べ終わった後も使えます。
- タンタン記念グッズ:パンダのタンタン関連グッズも多数置かれています。写真集、ポストカード、缶バッジ、キーホルダー、タンタンの足形がプリントされたお菓子など、メモリアルアイテムがたくさん。タンタンはもういませんが、その存在を感じられるグッズは今も大人気です。
- 動物園オリジナルグッズ:王子動物園のオリジナルキャラクターが描かれたTシャツやトートバッグ、マグカップなどもあります。「KOBE OJI ZOO」とロゴが入っているので記念に一ついかがでしょう。さりげなく普段使いもできます。
なお、園内で撮った写真をサービスカウンターでプリントアウトしてグッズにできるコーナーはありません(※現状)。必要なら自分たちでスマホ写真をプリントしましょう。ただ、期間限定で「写真撮影スポットで撮った写真を缶バッジにする」といった企画が行われることもありました。見つけたら参加してみると世界に一つのお土産になりますね。
注意点・持ち物・事前準備のポイント
最後に、王子動物園をより快適に楽しむための注意点や持参すると良い持ち物、事前準備についてまとめます。
- 歩きやすい靴で行こう:園内は起伏がある地形で坂道や階段も点在します。特に猛獣舎から遊園地に向かう辺りは高低差があります。大人も子どももスニーカーなど歩きやすい靴で行きましょう。ヒールやサンダルだと疲れやすいので避けた方が無難です。
- 季節に応じた服装・持ち物:夏は帽子・日焼け止め・虫よけスプレー、冬は厚手の上着やカイロなど、その日の天候に合わせて対策しましょう。晴れの日でも突然の夕立に備え、小さく畳める雨具があると安心です。
- ベビーカー&抱っこ紐:乳幼児連れの場合、長時間の抱っこは大変なのでベビーカーを上手に活用してください。狭いエリアに入る際は畳んで抱っこ紐に切り替えるなど臨機応変に。貸出ベビーカーを使うなら保証金代わりの300円硬貨(または両替用の千円札)を用意しておくとスムーズです。
- 水筒・軽食:園内に自販機や売店はありますが、お子さんのお気に入りの飲み物やおやつを少し持って行くと安心です。歩き回ると喉も渇くので、水筒にお茶や水を入れて持参すると経済的かつエコです。ベンチで一息入れるときに、ちょっとおやつを食べるだけでも子どもの機嫌がリセットされますよ。
- レジャーシート:地面に直接座って休憩・食事したい時のために、コンパクトなシートが一枚あると便利です。芝生や資料館内ホールでのお弁当タイムに役立ちます。
- カメラ・スマホ充電:写真をたくさん撮ると思いますので、スマホは充電満タンで。可愛い動物や家族の笑顔をぜひいっぱい撮影してください。子どもが撮った写真をあとで振り返るのも楽しいですよ。
- 現金の用意:入園料や売店・レストランではカード類も使えますが、遊園地のりもの券や自販機、コインロッカーなどは現金(100円硬貨)が必要になります。小銭や千円札を多めに持っておくと安心です。園内にも両替機がありますが混雑時は並ぶこともあります。
- 事前情報チェック:行く前に王子動物園の公式ホームページで営業時間やイベント情報、展示中止情報などを確認しましょう。例えば現在パンダはいないとか、一部工事中で見られない動物がいる場合もあります。せっかく行ったのに「あの動物いなかった…」とならないよう、最新情報の収集をおすすめします。
- 子どもと約束事確認:広い園内ではぐれないよう、事前に「迷子になったらここに行くんだよ」など約束を決めておくと良いです。入り口の案内所や観覧車前などわかりやすい目印を決めておきましょう。万が一迷子になっても園内放送で呼び出してもらえますので、慌てずスタッフに伝えることも教えておいてください(迷子シールも活用を)。
- ゴミ・マナーについて:動物園では動物にストレスを与えないよう静かに観覧し、絶対にエサを勝手に与えたりしないでください。園内は全面禁酒・禁煙です。ボール遊びなども禁止されています。他のお客さんや動物たちと気持ちよく過ごせるよう、マナーを守って利用しましょう。
以上、細かなポイントまで挙げましたが、備えあれば憂いなしです。準備万端で行けば、当日は思いきり楽しむだけ!ぜひ親子で素敵な思い出を作ってください。
まとめ:王子動物園は親子で一日中楽しめる魅力が満載のスポットです。**「王子動物園 子連れ 観光モデルコース」**として本記事では動物・遊園地・季節イベント・設備と幅広く紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。実際に訪れる際は、お子さんの興味関心に合わせて見る順番を変えたり休憩を多めに取ったりと、無理のない計画で回ってみてください。無料で入れる子ども料金や充実したファミリー向けサービスも嬉しいポイントです。神戸観光の際はぜひ王子動物園に足を運んで、家族みんなで笑顔になれる体験をしてきてくださいね。
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