椎茸神社
椎茸神社の基本情報
【スポット】椎茸神社
【ふりがな】しいたけじんじゃ
【 住所 】大分県大分市春日浦843-69
【アクセス】大分駅からバスで約20分、春日浦バス停下車徒歩5分
【最寄り駅】大分駅
【営業時間】年中無休
【 料金 】無料
【クーポン】なし
変わり種神社の椎茸神社とは?椎茸神社の歴史やアクセス方法
椎茸神社について
椎茸神社とは、大分県は大分市にある、他では聞かないちょっと変わった神社です。なぜ椎茸という名前がつくのか、その理由は椎茸組合組長である月本小策さんという人が、椎茸業界を守るためにこの神社を建設したからです。
椎茸神社が建立されたのは、第二次世界大戦中のことでした。戦争のため、国のために椎茸の原木も木炭にするべきだという声が大きくなってきたとき、これではいけないと椎茸業界の代表が立ち上がりました。決して木炭にするべきではない、椎茸とそれに関わる人々を守らなければいけないということから、椎茸の守護神として椎茸神社ができたのです。
椎茸神社は昭和19年の1月に、福岡県は香椎宮から分霊して大分県椎茸農協の構内に建立されました。言い伝えとして「仲哀天皇熊襲征伐の際、農民椎樹に生ぜし菌を「香しき菌よ」と仰せられしより行宮を香椎の宮と称し給う」という言葉が残っています。
こうした経緯があって、椎茸業界は守られました。椎茸の原木を木炭にするという軍からの圧迫も椎茸神社のおかげもあって免れたのです。なかなか不思議な経緯で建立された神社ですが、椎茸業界にとってはとても大切な存在なのでしょう。
椎茸神社のご祭神やご利益
椎茸神社は、筑前の国、つまり今の福岡県から分霊されています。香椎宮は仲哀天皇と神功皇后をご祭神としており、ご利益は安産や武運長久です。
椎茸神社のご祭神は足仲彦尊(たらしなかつひこ)、こちらは香椎宮のご祭神である仲哀天皇の別の名前です。仲哀天皇は第14代天皇であり、そして武の神様でもあります。そのことからもご利益は武運長久であるといえます。
こちらの参拝方法ですが、二拝二拍一拝となります。
椎茸神社の見どころ、フォトスポット
椎茸神社はこじんまりとしている神社で、とくに椎茸の形をしたなにかがある、ということはありません。ごく普通の神社で、そこが椎茸神社だと知らなければ素通りしてしまう人もいるでしょう。椎茸に関わっている人ならば知っている人も多いかと思いますが、他の人はここがどういう経緯のある神社なのかわからないという人が殆どです。
お社はなかなか綺麗で、よく手入れされていると感じました。椎茸神社のすぐ近くには原木栽培が行われていることがわかります。
椎茸神社自体は見どころやフォトスポットはないと言っていいでしょう。しかし新春の1月19日にお祭りがあり、神主さんによる祝詞もあります。しいたけ業界の繁栄を願うお祭りなので、この日に椎茸神社へ行って写真を撮ってみるというのもおすすめです。
因みに椎茸神社は群馬県桐生市にもあります。こちらは原木椎茸栽培に欠かせないとされる種コマを発明した、森喜作さんというきのこ博士が島根県の金刀比羅神社から分霊して建立したのです。群馬の椎茸神社は秋季例祭があるようですから、間違えないようにしましょう。
椎茸神社のお守りや御朱印
椎茸神社のお守りやご朱印はとくにないようでした。というよりもお守りを置いているような社務所も、見かけなかったのです。お守りがほしい、ご朱印がほしいという人は別の神社へ行くことがおすすめです。
椎茸神社のお土産
椎茸神社のお土産というよりも、大分県のお土産として乾椎茸をおすすめします。大分県は、乾椎茸生産量が国内生産量の過半数を占めているほど、全国一の生産量を誇っています。そしてなんと全国乾椎茸品評会では50回もの団体優勝を果たしたほどなのです。
椎茸といえば鍋の添え物というイメージが強いでしょう。メインではないですが、しかし肉厚な椎茸は噛めば噛むほど美味しく感じられる、正に野菜界のステーキです。椎茸神社なのだから椎茸が欲しい、そんなときは大分県椎茸農業協同組合の目の前にある、OSK乾椎茸流通センター前に小さな直売店があります。
大分で椎茸以外のお土産を買いたいというときは、ちょっと移動しますがトキハ本店がおすすめです。徒歩だと椎茸神社からは30分以上かかりますから、車かタクシーで行きましょう。トキハ本店はなかなか品ぞろえの良い大型スーパーで、大分のお土産もここなら見つかりやすいでしょう。
椎茸神社へのアクセス方法
椎茸神社へ行くならば電車からの徒歩というアクセスがおすすめです。椎茸神社の最寄り駅はJR日豊本線の西大分駅、ここから椎茸神社までは徒歩約25分ほどになります。車で行っても駐車するところが見当たらなかったので、なかなか歩きますが電車と徒歩でのアクセスが楽です。
椎茸神社は大分県大分市春日浦843-69の大分県椎茸農業協同組合、その敷地内にあります。まずは大分県椎茸農業協同組合を目指すと良いでしょう。大分県椎茸農業協同組合は大きな道路沿いにあるので、ナビアプリなどで探しながら行けば迷いません。
ちなみに西大分駅とは大分駅の1つ先の駅になります。大分駅で泊まるとすると、やはり電車と徒歩での観光がおすすめでしょう。
レンタサイクルでの観光もおすすめ
JR大分駅になりますが、そこから徒歩約3分ほどのところにレンタサイクルがあります。借りる際には身分証などを提出する必要があるものの、大分市レンタサイクルで自転車を借りて椎茸神社へアクセスするのもいいでしょう。徒歩よりは向かいやすいこと、椎茸神社の後に色んな場所へ行きやすいことから、歩くのが面倒な人はレンタサイクルも視野に入れてください。
椎茸神社での注意点
椎茸神社は椎茸の形をしたオブジェがあるわけでもなく、本当に普通のこじんまりとした神社です。ですからインスタ映えする写真を撮ろうと思って行くと肩透かしを食らうでしょう。
しかし椎茸神社の近くには色んな観光スポットがあるので、他の場所も周りがてら椎茸神社へ行くことがおすすめです。「椎茸神社に行ってきたんだけど、思ったより普通の神社だった」なんて写真をアップするのも逆にいいかもしれません。
また、椎茸神社は大分県椎茸農業協同組合の敷地内にあります。あまり騒がしくすると大分県椎茸農業協同組合に迷惑がかかってしまうので、静かに参拝して下さい。
椎茸神社周辺観光スポット
椎茸神社の近くでおすすめな観光スポットは、例えば神宮寺浦公園なんてどうでしょうか。大友宗麟の銅像が立っている、なかなか見応えのある公園です。
神宮寺浦公園のすぐ近くにはもう1つ、春日公園があります。こちらは結構広い公園で、緑も豊富なので天気の良い日はここで休憩するのも良いでしょう。春日公園内には春日神社もあり、平安時代から続く歴史深い神社です。
春日神社のご祭神は武甕槌命(たけみかづちのみこと)や経津主命(ふつぬしのみこと)です。ご利益は勝運や産業繁栄、交通安全、国家鎮護に諸産業繁栄、智育守護などで、元旦や春などにお祭りもしています。最も大きなお祭りは4月13日の例祭、この日は由布市庄内神楽が奉納されます。
海を見たいならばマリーナ大分のあたりがおすすめです。そこから少し距離がありますが、天海の湯という温泉もいいでしょう。おんせん県である大分県に来たのだから温泉に入って帰りたいという人は、是非天海の湯へ行ってみてください。
天海の湯は天然温泉かけ流しで、効能は筋肉痛や神経痛、関節痛に五十肩、運動まひや関節のこわばりなどです。他にもくじきや打ち身、慢性的な消化器疾患、疲労回復、冷え症、健康増進、そして病後の回復期にもおすすめです。大浴場の他には家族湯もありますし、何よりあまり人がいないのでゆっくりできます。
大分全体の観光スポット
大分県のあちこちに観光スポットがあります。温泉巡りをしたいのであれば別府地獄めぐりがおすすめです。
自然を体感したいのなら、由布岳なんていかがでしょうか。なかなか山の方へと行くことになりますが、臼杵石仏という岩に彫った仏さまもおすすめです。とにかく大分県には沢山の観光スポットがあるので、自分の行きたいコースを探してみるといいでしょう。
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