【宝塚ホテル】優雅に楽しむアフタヌーンティー体験レポート

宝塚の静かな街角、緑と花々が彩るホテルの佇まいを抜けて、扉を開けると迎えてくれる「ラウンジ ルネサンス/宝塚ホテル」。日常の喧騒を忘れさせるこの場所で、私が体験したのは《ストロベリーアフタヌーンティーセット》。甘酸っぱく、可愛らしく、そしてしっとりと大人の優雅さを感じさせるひとときでした。

ロケーションと雰囲気:優雅な午後のための空間

宝塚駅から徒歩数分。阪急線、JR線どちらからもアクセスしやすく、歩くうちに徐々に気持ちが落ち着いていくのを感じます。新しく移転開業した宝塚ホテルの1階、「ラウンジ ルネサンス」は、木やファブリックを生かした温かい内装。窓から差し込むやわらかな自然光、静かなBGM、ゆったりと配置されたテーブルとソファ。訪れるだけで、日常をちょっと特別に変えてくれる空気があります。そこにアフタヌーンティーが始まる期待感が加わると、心がふわりとほどけるような気分になります。

メニュー構成とコースの魅力:甘く、季節の彩りを

この《ストロベリーアフタヌーンティーセット》(3月1日~5月31日)は、まさに春の訪れを感じさせるメニュー作り。甘酸っぱい苺やベリーをテーマに、3段に分けた盛り付けで味も見た目も変化があり、時間をかけて楽しめる構成になっていました。

1段目には、バッグチャームを模したショコラや、レモンクリームやメレンゲをあしらったタルト、それにベリーコンフィチュールをアクセントにしたミルクチョコのガナッシュなど、小さくとも存在感のあるスイーツが並びます。ひと口ごとに「これは何だろう?」という探究心が湧くようなラインナップです。

2段目にはよりクラシカルに、ミルフィーユ(ピスタチオクリームとミックスベリーソースが重なり合う美しさ)、ロールケーキ、スコーン(プレーンとクランベリー)という甘味としっとり感のバランスがとても良い組み合わせ。スコーンにはクロテッドクリームやジャムも添えられ、紅茶やフレーバーティーとの相性を考えてあるなと感じました。

最下段、3段目には苺のババロアと、意外性のあるセイボリーとしてスモークサーモンとほうれん草、チーズのデニッシュが。甘さのみのメニューではなく、軽く塩味を感じるものがあることでアクセントになるし、ティータイムが続いても飽きが来ない配慮があるなと思いました。

ドリンクも充実しています。紅茶はクラシックなアールグレイ/ダージリン/セイロン/アッサム/ニルギリに加えてオリジナルティー、フレーバーティー(アップル/キャラメル/ピーチなど)、ハーブティー類(カモミール/ローズヒップ/ハイビスカスなど)。コーヒーも、アイス・カフェインレスなど選択肢があり、甘いスイーツとの相性を自分の気分で調整できます。

このような構成の良さは、「食べ終わるまでの時間の流れ」が計算されているところ。最初の甘さの軽いものから始まり、中ほどでコクとテクスチャーの変化を楽しみ、締めはドリンクと少しのセイボリーという流れで、満足感を最後までキープできる構成です。

写真映えするシーン・撮影のコツ:目と心にも記憶を残す

このアフタヌーンティー、写真に撮りたくなる瞬間が実に多くて、以下のようなシーン・工夫が特に映えると感じました。

  • 最初に三段トレイがテーブルに運ばれてくる瞬間:段ごとに違う色・形・高さがあるので、「全体を見せる」構図で撮るとアフタヌーンティーらしい華やかさが伝わります。少し斜めから光を取り入れて、影と光のコントラストを出すと立体感が出ます。
  • スイーツのアップ:ミルフィーユのパイの層、ベリーの鮮やかな色、クリームの質感などをクローズアップで撮ると、「味わい」が伝わる写真に。特に苺・ベリー類は赤・ピンクの発色が命なので、自然光または光源が柔らかい時を狙うときれいです。
  • スコーン+ジャムやクリームの取り合わせ:スコーン自体の色味、クロテッドクリームの濃さやジャムの艶、器の質感。これらを横から少し低めの角度で撮ると、テクスチャー感や厚みが伝わります。
  • セイボリーパート:スモークサーモンやほうれん草の緑、チーズのクリーム色など、甘いものとは違った色のコントラストがあるので、甘味の合間にこの一品を挟んで撮影するとコース全体のバランスが写真にも生まれます。
  • 飲み物:ティーポット・ティーカップの蒸気、ティースプーン、ティーカップの縁にクリームやジャムが添えられている様子など、静かな「余韻」の感じられるショットが映えます。特に紅茶を淹れる音・香りを感じさせるような構図を意識したい。
  • ラウンジの雰囲気:ホテルラウンジならではの照明、調度品の配置、窓際席からの光。テーブルの向こうに見えるラウンジのインテリアや、自然光との混ざり合いを背景にすることで、写真全体に高級感と落ち着きが生まれます。

料金・時間・予約

このプランは「ストロベリーアフタヌーンティーセット」で、料金はお一人様 3,800円(消費税・サービス料込み)。販売期間は 2023年3月1日~5月31日。季節限定ゆえに、旬の苺・ベリーをふんだんに使った内容です。

ラウンジの営業時間は 10:00〜20:00(フードのラストオーダーは19:00、飲み物は19:30まで)席数は55席と、比較的ゆとりがありますが、週末や特に限定期間中は混雑が予想されるため、予約が望ましいです。予約はネット経由が基本。ポリシーでは当日キャンセル・変更の扱いが厳しいケースもあるので、予定がはっきりしてからの予約をおすすめします。

支払いやアクセス面でも便利さがあります:宝塚ホテルの1階にあるラウンジで、宝塚駅から徒歩7分(JR)・徒歩4分(阪急)。駐車場も完備しており、電子マネー・各種クレジットカード・QR決済と支払い手段は豊富です。全面禁煙で、静かに過ごせる環境です。

心満たされる「少し贅沢な午後」

このアフタヌーンティーは、「ちょっとした贅沢がほしい午後」にぴったり。季節の苺をテーマにしたスイーツの可愛らしさと甘さ、そしてほんのり塩味を加えるセイボリーによって、甘一辺倒にならず、味の波があり、最後まで心地よく楽しめます。

写真を撮るなら三段トレイの全景+スイーツのクローズアップ+飲み物の湯気とティーカップの組み合わせを意識すると、見せたいもののバランスが良くなります。ラウンジの静かな雰囲気も写真に写るように、背景を整理するとさらに上品さが増します。

もし次回訪れるなら、季節が変わるプラン(例:秋の栗や柿など)にも挑戦したくなりますし、二人で静かにシェアするのも楽しいと思います。

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