旦過市場

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北九州小倉北区にある旦過市場（たんがいちば）は北九州の台所と呼ばれ、高級料亭から庶民の台所まで人々の胃袋を一手に引き受けています。

旦過市場に足を入れるとその熱気に圧倒されますが、そこは人情味あふれる人々でいっぱいの昔ながらの日本を味わえる所です。

グルメの発信地、旦過市場を紹介します。

新日鉄住金に代表される鉄鋼業が盛んな北九州工業地帯の人々は、豪快で気さくな人が多く、独特の方言で口は悪く聞こえますが、情け深く人懐っこくて温かみのある性格の人が多いです。

そのためこの旦過市場の雰囲気もとても活気的。熱狂的で豪快で人情味あふれる人々でごった返しており、北九州市を代表する市場になっています。

主婦だけではなく、料亭や料理店の料理人もここへ買い付けに訪れます。

旦過市場は小文字通りをはさんで魚町銀天街に接続するアーケードになっており、北側の入り口には日本初の24時間営業スーパー丸和があります。

どの店も昭和さながらのレトロな建物ばかりで、古き良き時代の日本を垣間見ることができますよ。

鮮魚、精肉、鯨肉、青果、総菜、お茶から薬局、郷土料理の食堂まであり何でも揃います。

何といってもおススメはほとんどが近海から運ばれて来る魚介類で、フグ、ヒラメ、タイ、アンコウといった高級魚から、アジ、イワシなどの大衆魚まで市場に溢れています。

所在地：北九州市小倉北区魚町4丁目1-26
営業時間：9：00～18：00　休みは日曜と祝日のみ。　

JR小倉駅より、北九州モノレール小倉線に乗り旦過駅で下車（料金は100円）、徒歩すぐ。　　　　　　　　　　　　

車なら九州自動車道南小倉ICで降りて市内方面へ進み、モノレールの旦過駅付近の有料駐車場に止めます。

旦過市場の提携駐車場はありません。または小倉駅から車で6分です。

大學堂は旦過市場の中にあるカジュアルな食堂で、学生が接客をしています。

名物の大學丼は旦過市場を丸ごと食べれられる豪華丼です。

どんぶりにご飯を盛り、市場のお店を回って旬のおかずを買いお好みの丼を自分で作ります。

ご飯は200円。それとも、日替わりで勤める大學堂の一日店長がその日の特別メニューを用意しています。

また、学生による起業の場でもあり「わたしのおみせ」には、手作り人形や素材にこだわった食品など他では手に入らない掘り出し物がたくさんあります。

例えば「トリコテ」では手作りの実用的な編み物や手芸作品を販売しています。

「南洋商店」には「おうごんトウガラシたねフレーク」という、激辛の黄色いトウガラシ種からできたトウガラシを販売しています。

「ミンミンチョップ」では鹿児島坊主黒潮農場産のミネラル豊富な天然塩を販売しています。

大學堂は文化の発信拠点でもあり、数々のイベントも開催しています。旦過市場では一押しスポットです。

場所は魚町4丁目4-20　営業時間は10：00～17：00です。

海の幸を味わいたいならここ。海鮮丼がとても美味しい小さいけれど感じのいい食堂です。

旦過特上海鮮丼1500円、まかない海鮮丼1000円、開きさんま塩焼き定食800円、高級魚日替わり定食1200円など。

すごいボリュームで味付けは上品な薄味で、美味しくていくらでも入りますよ。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

場所は魚町4丁目4-8　営業時間は11：45～14：00まで、日曜日が定休日になっています。

とても静かで落ち着いた雰囲気での心地よい寿司屋です。

玄界灘の旬の魚介類でこだわりの握りを演出してくれます。

値段はちょっと高めですが、予約が取りにくいほどの有名な店で、大将も雰囲気もとても素敵で一押しです。

場所は魚町2丁目5-17　インクスポットビル２F、モノレール平和通駅に近いです。

営業時間は11：30～15：00と16：30～21：00、定休日は水曜日になっています。

旦過市場からも近く、JR小倉駅からも徒歩20分の小倉城（小倉北区城内2-1）は、1602年に細川忠興公が築上した小倉のシンボルです。

外観構造「唐造り」の名城として知られています。

本丸を中心に、松丸、北の丸、二の丸、三の丸、外郭が配された梯郭式平城でしたが、現在は一部の石垣・堀が残り、天守、櫓、庭園と大名屋敷が再建されています。

小倉城の境内にある桜やツツジはとても綺麗で、春を呼ぶ風物詩になっています。

特にライトアップされた夜桜とお城はとても幻想的で美しいですよ。

秋には月見の会や菊花展があるなど、季節の美しい催しが開かれています。

アクセス
JR小倉駅から徒歩20分、車なら北九州都市高速勝山出口より約5分、大手町出口より約8分です。

営業時間
4月から10月9：00～18：00、11月から3月9：00～17：00、休みなし

入場料
大人350円、中高生200円、小学生100円となっています。

小倉城のすぐ横にある小倉城庭園（小倉北区城内1-2）は４つのゾーンに分かれています。　

①庭園ゾーン
池を巡りながらさまざまな景観を楽しむ「池泉回遊式」庭園です。池の面が周囲よりかなり低くて「のぞき池」になっているのが特徴です。「浮見の庭」とも呼ばれ、書院の広縁から庭全体を見渡すことができ、四季折々の美しい表情を楽しむことができます。

②書院ゾーン
日本の伝統的な建築様式である本格的木造建築物の書院造りの建物です。「上段の間」「一の間」「二の間」「取次の間」などがあり、それぞれ見事な襖と欄間で仕切られた座敷になっています。広縁の一部は池に張り出している「懸造り」で、外に広がる庭の眺めは壮観です。

③体験ゾーン
炉のある和室で茶会などの催しがあります。また立礼席もあり抹茶を楽しむことができます。

④展示ゾーン
企画展示室では伝統文化に関するいろいろな企画展が開催されており、伝統的な礼法の歴史を知ることができます。

営業時間：9：00～17：00、4月から10月は18：00まで、休みなし。
入場料：大人300円、中高生150円、小学生100円です。

平尾台はカルスト地形で有名な自然景観が素晴らしい北九州観光スポットの一つです。

羊の群れのように見えるピナクル（岩の柱）でできた羊群原や、ドリーネと呼ばれるすり鉢状の窪地や、200以上もある鍾乳洞があちこちに点在しています。

平尾台ふゆはなび、野焼き、しいたけ体験、ドローン体験、ジオ体験、きたぽっぽの運行やケイビング体験（洞窟探検）など色々な催しが開かれています。

平尾台自然の郷や平尾台自然観察センターは、入場無料の学習場になっています。

その他、ハイキングやピクニックにや登山にも適しており、家族や同僚、友人と一日楽しめる観光地になっています。

アクセス
車なら九州自動車道小倉南ICより約20分です。乗り合いタクシーならJR石原町駅から15分、西鉄バス中谷営業所から約25分で、運賃は大人500円～600円、子ども300円。

平尾台自然の郷開園時間
3月から11月9：00～17：00、12月から2月10：00～16：00、GWや夏休み中の休日は18：00まで。

休園日
毎週火曜日ですが、祝日や振り替え休日の場合は翌日です。年末年始も休園です。

入園料
無料。駐車料金は普通車300円、大型車1000円、約1100台収容できます。

いかがでしたか？旦過市場は北九州の市民の台所として息づいています。

市場内のレトロな電球や看板を見たり、にぎやかな接客の声を聞きながら歩くだけでも、心がウキウキするほど楽しい市場ですよ。

ここを覗きに来たら、その強烈な雰囲気に圧倒されること請け合いです！

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