東京スカイツリー子連れ完全ガイド ~展望台からソラマチまで家族で楽しむポイント~

東京の新名所「東京スカイツリー」は、高さ634mを誇る世界一高い自立式電波塔です。未就学児~小学生の子どもを連れたファミリーでも安心して訪れることができ、展望台や商業施設「東京ソラマチ」など子連れで楽しめるコンテンツが満載です。本記事では東京スカイツリーの展望台の見どころから、**東京スカイツリータウン(ソラマチ)**でのグルメ・ショッピング、さらには家族に優しい設備や季節イベントまで、幅広い観点から詳しく紹介します。チケット購入や混雑回避のコツ、モデルコースも解説するので、ぜひ訪問計画の参考にしてください。

東京スカイツリーの基本情報と展望台の概要

東京スカイツリーは、墨田区押上に位置する高さ634mの電波塔で、2012年に開業しました。名称の「634(むさし)」は、昔の武蔵国にちなむとともに塔の高さを表しています。主な展望施設として、地上350mに位置する**「天望デッキ」(Floor 340~350)と、さらに高い地上450mの「天望回廊」**(Floor 445~450)があります。天望デッキは3層構造で、フロア340・345・350に展望フロアがあり、それぞれに趣向を凝らした見どころがあります。

天望デッキ (350m)では、東京全域の大パノラマを一望できるのはもちろん、ガラス張りの床から真下を見下ろせるスリル満点の「ガラス床」(Floor 340)も人気スポットです。床が透明になっており、高度340mから地上を見下ろす体験は子どもにも大人にも驚きと楽しさを与えてくれます。また、各所に配置された高精細の固定望遠鏡では遠方の名所までクリアに観察でき、子どもたちもゲーム感覚で景色探しを楽しめます。望遠鏡は無料で利用でき、晴れた日には富士山や東京湾まで見渡せることもあります。

**天望回廊 (450m)は、地上450mから451.2mにかけて建物外周に沿ってスパイラル状の通路が続く空中回廊です。最上部のフロア450には、東京スカイツリーで最も高い地点「ソラカラポイント」**があり、床面の円形プレートでその高さを実感できます。天望回廊へは天望デッキから専用エレベーターで上がる仕組みで、追加料金が必要ですが、まるで空中散歩をしているかのような感覚で東京の景色を堪能できます。子ども連れの場合、歩く速度に合わせてゆっくり螺旋状に上昇していく回廊は、飽きずに歩ける冒険気分のスポットでしょう。

展望台の設備も充実しており、天望デッキのフロア345にはオリジナル商品の揃う**「SKYTREE SHOP」(公式ショップ)が、フロア340と350には景色を眺めながら軽食や飲み物を楽しめる「SKYTREE CAFE」があります。また、展望フロア各所では記念写真を撮影してくれるフォトサービス**も実施しており、専用台紙に入った写真を購入可能です。天望デッキの一角には郵便ポストも設置されており、スカイツリーからハガキを出すユニークな体験もできます。

東京スカイツリーの**ライティング(夜間照明)も見どころの一つです。毎日日没後には「粋(いき)」「雅(みやび)」「幟(のぼり)」**という江戸の伝統文化にちなんだ3色の定常ライトアップが交替で点灯し、スカイツリーが立つ下町の情緒と未来的な都市景観を融合した美しい夜景を創り出します。「粋」は江戸の心意気を表す淡いブルー、「雅」は優雅な江戸紫をテーマにした紫色、「幟」は祭りの賑わいをイメージした橙色で、日ごとに異なる色彩を楽しめます。子どもにも分かりやすい色合いで、「今日はスカイツリーが青だね」「明日は紫かな?」と話題にするのも楽しいでしょう。さらに季節やイベントに応じて特別ライティングも実施されます(詳細は後述)。

ワンポイント:東京スカイツリー展望台は、ベビーカーでもそのままアクセス可能です。展望エレベーターは車椅子・ベビーカー優先エレベーターが設置されており、スタッフに声をかければ案内してもらえます。館内は段差がなくフラットな造りなので、ベビーカー移動や小さな子どもの歩行でも安心です。ただし混雑時は優先エレベーターも待つ場合があるため、時間に余裕を持って利用しましょう。

子どもと一緒に楽しめる展望デッキの魅力スポット

東京スカイツリー展望デッキには、子どもと一緒に楽しみたい体験型スポットが点在しています。先述したガラス床はスリル満点の人気スポットで、高さ340mの足元に広がる都市景観に子どもも大興奮間違いなしです。「雲の上に立ってるみたい!」と家族で写真を撮れば、忘れられない思い出になります。

展望デッキ各所に備え付けられた望遠鏡(高精細ズーム望遠鏡)もぜひ親子でチャレンジしてみましょう。東京タワーや新宿副都心、富士山などを探してみたり、行ったことのある場所を子どもと一緒に見つけたりと、まるで宝探しのような楽しさがあります。晴天時には肉眼でも遠方の景色が見えますが、望遠鏡をのぞけば子どもの目には映りづらい遠景もしっかり観察できます。「あれが○○だよ」と教えてあげることで、子どもの好奇心を刺激するきっかけにもなるでしょう。

また、展望デッキでは公式キャラクターであるソラカラちゃんやその仲間たちのフォトスポットも要チェックです。ソラカラちゃんは星型の髪飾りが特徴のスカイツリー公式マスコットで、館内のあちこちにイラストや人形が飾られています。特に展望デッキではソラカラちゃんと一緒に撮影できるパネルやオブジェが用意されていることがあり、子どもたちに大人気です。家族写真を撮る際はスタッフに声をかければシャッターを押してくれる親切なサービスもあります。

天望回廊へ向かう途中(天望デッキ フロア350)には、記念メダル作りや記念スタンプが押せる体験コーナーも設置されています。硬貨を入れてオリジナルデザインのメダルを作成できるマシンは、子どもにとって工作のような感覚で楽しめるでしょう。スタンプ台では来訪日付入りの東京スカイツリーオリジナルスタンプを無料で押せるため、手帳やノートに押して持ち帰れば良い記念になります。

さらに、天望デッキから天望回廊へ上がる専用エレベーター内では、プロジェクションマッピングや照明演出による演出エレベーターも運行されています。季節ごとやイベントごとに映像テーマが変わり、短い時間ながら子どもたちを飽きさせない工夫が凝らされています。例えば夏には花火をイメージした映像、冬には雪の結晶が舞う映像などが映し出され、エレベーター移動自体がワクワクする仕掛けです。ぜひお子さんと一緒にエレベーター天井や壁面を注目してみてください。

フォトサービスも家族連れに嬉しいポイントです。天望デッキおよび回廊では、所定のフォトスポットでプロのカメラマンが記念撮影を行ってくれます。撮影後すぐに合成写真パネル(背景にスカイツリー全景や夜景が合成されたもの)をプレビューでき、気に入れば購入可能です。子どもがまだ小さいうちは家族全員での写真が少ないものですが、ここで撮ればしっかり思い出を形に残せます。バースデービューといった誕生日特典サービスもあり、誕生日月の子どもには記念品が用意されることもあります(詳細は公式サイト要確認)。

なお、展望台にはトイレやベンチも完備されています。おむつ替えシート付きの多機能トイレもあるため、急なトイレにも対応可能です。展望台フロアは基本的に飲食禁止ですが、授乳やミルクが必要な場合はスタッフに相談すると対応してもらえる場合があります(通常は一度デッキを降りて、5F出口フロアの授乳室等を利用)。

東京ソラマチで楽しむグルメとショッピング

東京スカイツリーの足元に広がる大型商業施設が**「東京ソラマチ」です。312もの多彩な店舗が集結し、レストラン・カフェからファッション、雑貨、エンタメショップまで一日中いても飽きない充実ぶりです。子連れファミリーにとってもソラマチは食事や休憩、ショッピング**に理想的な環境で、各所に子ども向けサービスが整っています。それでは、ソラマチ内の主要な楽しみ方を順番に見ていきましょう。

ソラマチのフードコート「タベテラス」とファミリー向けレストラン

小さな子ども連れの食事でおすすめなのが、ソラマチ3階にあるフードコート形式の飲食エリア**「ソラマチ タベテラス」です。ここにはラーメン、うどん、カレー、ハンバーガーなど定番メニュー**のお店が11店舗並んでおり、各自が好きなものを注文して共有のテーブルで一緒に食べられます。フードコート内にはキッズチェアも用意されていて、ベビーカーのまま入れるゆとりある席配置になっています。家族連れに人気のこのエリアでは、子どもの好きなメニューやパフェなどのスイーツまで揃っており、兄弟で別のものを食べたい場合でも対応できる柔軟さが魅力です。例えばラーメンが食べたいお父さんとオムライスが好きなお子さん、それにデザートを楽しみたいお母さんが、それぞれ好みを選んで一緒に食事を楽しむことができます。

フードコート以外にも、ソラマチには各国料理やカフェが充実しています。6階・7階の**「ソラマチダイニング」**(レストランフロア)にはファミリー向けのカジュアルレストランが多く、キッズメニューを用意した店舗もあります。例えば、6階にはお子様ランチが評判の洋食店や、テーブル席が広々としてベビーカーでも入りやすいイタリアンレストランなどがあります。7階にはお寿司や天ぷらといった和食処から、本格的なインドカレー店まで揃っており、フードコートより一歩落ち着いた雰囲気で食事したい場合に適しています。各店とも子ども用の食器や椅子の貸し出しに対応しており、店員さんも子連れ客に慣れているため安心して食事ができます。

もし赤ちゃん連れで授乳や離乳食タイムを挟みたい場合は、ソラマチ内のベビールーム(授乳室)やベンチで休憩しましょう。後述する通り各フロアに設備が整っているので、無理に急いで食事を済ませなくても大丈夫です。

ファミリーに人気のキャラクターショップ巡り

東京ソラマチにはキャラクターグッズ専門店が多数入居しており、子どもはもちろん大人も夢中になれるスポットです。そのラインナップは都内随一の充実ぶりで、ここでしか買えない限定アイテムも多いため、お土産選びにも最適です。代表的なショップをいくつか紹介しましょう。

  • ポケモンセンタースカイツリータウン(4F): ポケットモンスター公式ショップです。広い店内に所狭しとポケモングッズが並び、スカイツリーとコラボした限定デザイン商品もあります。店頭にはピカチュウの大型フィギュアが出迎え、子どもたちは大興奮!休日は身動きが難しいほど混雑する人気店なので、平日や早い時間帯を狙うのがおすすめです。
  • ジブリがいっぱい どんぐり共和国(2F): スタジオジブリ作品の公式グッズショップです。トトロや魔女の宅急便、千と千尋などおなじみのキャラクターグッズが充実し、店内はまるで作品の世界に入り込んだようなディスプレイがされています。子どもから大人まで幅広いファンに人気で、ここでしか買えない限定アイテムも要チェックです。
  • リラックマストア(3F): 人気キャラクター「リラックマ」の公式ショップ。ふわふわ可愛いリラックマやコリラックマのぬいぐるみ、文具、お菓子などが揃い、「Happy life with Rilakkuma(幸せな生活はリラックマと共に)」をテーマにしたグッズ展開です。子ども部屋に飾りたくなるようなアイテムが見つかるでしょう。
  • JUMP SHOP(ジャンプショップ、4F): 週刊少年ジャンプのオフィシャルキャラクターグッズショップ。『ONE PIECE』や『鬼滅の刃』などジャンプ作品のグッズが多数並び、小学生の男の子にも大人気。アニメ・漫画好きのファミリーなら外せないスポットです。
  • NHKキャラクターショップ(4F): NHK番組のキャラクターグッズ専門店。おかあさんといっしょのキャラクターやどーもくん、チコちゃんなど、教育テレビでおなじみのキャラグッズが揃っています。乳幼児から楽しめるラインナップで、知育玩具や絵本も購入できます。
  • トミカ・プラレールショップ(3F): ミニカーのトミカと電車玩具プラレールの公式ショップ。店内の全てがトミカ・プラレール一色で、限定セットやイベント記念商品も扱っています。乗り物好きな子には天国のような場所です。
  • ディズニーストア(3F): ディズニー公式のキャラクターショップもあり、大人向けのおしゃれなグッズから子ども向けのおもちゃまでラインアップされています。ミッキーやプリンセスのグッズは安定した人気で、パークに行かなくてもここで買えるのは嬉しいですね。

この他にも、マーベル作品グッズのMARVEL STORE、ウルトラマンの公式ショップウルトラマンワールドM78、サンリオショップ、ミッフィー専門店のミッフィースタイル、さらには期間限定のポップアップショップが集結するツリービレッジなど、より紹介しきれないほどのキャラクターショップがあります。子どもにとってはソラマチ全体がテーマパークのように感じられるでしょう。各店でちょっとずつお気に入りを買ってあげれば、帰宅後もしばらくスカイツリーの思い出で遊べること間違いなしです。

ワンポイント:キャラクターショップは土日祝に非常に混雑します。ベビーカーで入店しづらい場合もあるため、状況に応じて畳んで抱っこで入るか、平日の比較的空いている時間を狙うと良いでしょう。また、人気商品は夕方までに売り切れることもあります。朝イチでスカイツリーに上った後、昼前後にソラマチのショップを回るプランだと商品が揃っていておすすめです。

すみだ水族館やプラネタリウムとの連携施設もチェック

東京スカイツリータウン内には、家族で楽しめる**「すみだ水族館」「コニカミノルタプラネタリウム“天空”**」といった施設も併設されています。スカイツリーと合わせて訪れれば、半日~1日をこのエリアで充実して過ごすことができます。

すみだ水族館(5F・6F)は、国内最大級の屋内型都市型水族館です。ペンギンやオットセイがのびのび泳ぐ大きな開放水槽や、幻想的なクラゲ展示、色とりどりの熱帯魚など見応え抜群です。中でも人気なのが、約350匹ものマゼランペンギンが暮らす日本最大級の屋内開放プール型水槽で、真横からも上からもペンギンたちを観察できます。毎日数回行われるペンギンの餌やりタイムでは、スタッフが魚を投げ入れる様子やペンギンたちの勢いよく泳ぐ姿を見ることができ、子どもたちは歓声を上げています。また、小笠原諸島出身のウミガメやチンアナゴなどユニークな生物も飼育展示されており、生き物好きの子にはたまらないスポットでしょう。

すみだ水族館はスカイツリーとセットチケットを購入することもできます。東京スカイツリーの展望デッキ入場券と水族館入場券がセットになった**「スカイツリーエンジョイパック(水族館入場プラン)」**が販売されており、単独で買うより料金がお得に設定されています。前もってウェブ予約すれば、大人1名あたり最大1400円ほど割引になるプランもあり、家族分だと相当お得です。エンジョイパックを利用すると展望台→水族館とスムーズに回れるので、半日で両方楽しみたい場合におすすめです。

プラネタリウム「天空」(7F)も親子連れに人気のスポットです。本格的な星空ドームシアターで、季節ごとの星空解説やキャラクターとコラボしたプログラムが上映されています。小さな子どもでもリクライニングシートでリラックスしながら鑑賞でき、途中で寝てしまってもOKな優しい雰囲気です。プラネタリウム天空とのセット券も用意されており、スカイツリー展望デッキとの組み合わせプラン(エンジョイパック)を利用すれば最大1150円お得になります。天候に左右されず全天候で楽しめるので、もしスカイツリーの展望が悪天候で視界不良という日でも、プラネタリウムで星空体験に切り替えるのもひとつの手でしょう。

さらに、ソラマチ内やスカイツリー周辺では季節ごとのイベントが頻繁に開催されています。夏休み期間にはソラマチ広場で縁日や盆踊りを楽しめる「夏祭りイベント」、秋にはハロウィンの仮装フォトスポット、冬には壮大なクリスマスイルミネーションやマーケットが登場します。特に**「東京スカイツリータウン®ドリームクリスマス」は毎年大好評で、スカイツリータウン全体で約53万球もの華やかなLEDイルミネーションが輝きます。4階スカイアリーナには巨大クリスマスツリーや光る馬車のモニュメント、ソラカラちゃんたちの4mオブジェも登場し、家族の写真撮影スポットとして賑わいます。また東京スカイツリー自体もクリスマス限定の特別ライティング**が実施され、開業以来初めてデザインを一新した「オーナメントツリー」「エレガントツリー」「サンタクロース」の3種類のライトアップが1分毎に移り変わる演出で楽しませてくれます。子どもたちは赤や緑に彩られたツリーを見て大喜びし、期間中は夜空に浮かぶカラフルなスカイツリーに釘付けになるでしょう。

ハロウィンシーズンにも、期間限定のハロウィン特別ライティングが点灯します。例えば2025年は10月29日~31日の3夜限定で「ムーンライト・ハロウィン」と「スマイルパンプキン」という2種類のハロウィン仕様ライトアップが交互に行われ、魔法にかけられたような不思議な光景を楽しめました。約2分半ごとに色やデザインが変化し、紫や橙の幻想的なライトが塔体を包みます。子どもにとってはスカイツリーが変身したように映り、特別な思い出になります。

春の時期にはこいのぼりフェスティバルも有名です。4月中旬から5月初旬のこどもの日にかけて、ソラマチ広場や近隣の十間橋周辺に約1,000匹もの鯉のぼりが青空を泳ぎます。スカイツリーを背景にカラフルな鯉のぼりが空を舞う光景は圧巻で、「空まで登る鯉」のイメージがスカイツリーとマッチしたイベントです。週末には和太鼓の演奏や子供向けワークショップなども行われ、家族で日本の季節行事を楽しむ良い機会となっています。

このように、東京スカイツリーとその周辺施設は季節イベントやコラボ企画が盛りだくさんです。訪れるタイミングによってさまざまな催しがあり、何度来ても新しい発見があります。事前に公式サイトのイベント情報をチェックしておけば、タイミング良くスペシャルイベントに参加できるかもしれません。

展望台直結の絶景レストラン「Sky Restaurant 634」のランチ体験

東京スカイツリー天望デッキ(Floor 345)には、高級感あふれる展望レストラン**「Sky Restaurant 634(ムサシ)」**があります。地上345mの眺望と共に本格的なフレンチと和の融合した創作コース料理を味わえるとあって、特別な日のランチやディナーに大人気のレストランです。

Sky Restaurant 634のランチは、ディナーに比べリーズナブルに絶景グルメを堪能できるとあっておすすめです。平日は12:00~最終入店14:00(土日祝は11:30~)というランチタイム設定で、コースメニューが提供されます。価格帯はコースによって8,000円前後から16,500円(税込・サービス料込)まであり、季節の食材を取り入れた数品のフルコースとなっています。例えばある日のランチコース「粋(IKI)」(約8,000円)では、キャビア添えのヴィシソワーズアイスクリームに始まり、魚料理と肉料理から選べるメイン、きな粉風味のブランマンジェデザートなど、凝った料理が並びます。料理名にはスカイツリーの定番ライトアップ名である「粋・雅・幟」が冠されており、コースの格によって名前が付けられているのもユニークです。

子連れでSky Restaurant 634を利用する際のポイントとして、同店ではお子様プレート(KID’S PLATE)の用意もあります。事前予約制で提供されるお子様プレート(料金5,000円)は、有頭エビフライ、オムレツ、カレー、カットステーキ、コーンスープ、アイスクリームなど、子どもの好きなメニューを少しずつ盛り合わせた豪華内容です。オレンジジュースも付いており、レストランという非日常空間で子どもも特別メニューを楽しめるよう配慮されています。小学生以下の子どもにはこちらを予約してあげると良いでしょう。ベビーチェアの貸出もありますし、スタッフも子どもの対応に慣れているため、ランチタイムであれば子連れでも気兼ねなく利用できます(ディナータイムは雰囲気的に大人向けになります)。

予約は利用日の2ヶ月前から開始されます。ネット予約(公式ウェブまたは一休レストラン等)なら2ヶ月前の深夜0時から、電話予約は2ヶ月前の朝10時から受け付けとなっています。人気日の窓側席などはすぐ埋まることもあるため、計画が決まったら早めに予約しましょう。もし直前でも空きがあれば当日受付も可能ですが、確実に利用したければ事前予約がおすすめです。

予約客限定の特典として、レストラン予約をしていれば当日スカイツリー展望台への入場券購入がスムーズになります。Sky Restaurant 634を利用する場合も天望デッキ入場券は別途必要ですが、レストラン専用受付で手配してもらうこともできます。当日予約時間の30分前までに4階西入口の**「Sky Restaurant 634専用受付カウンター」へ行けば、入場券購入と優先エレベーター案内を受けられます。これにより、一般のお客様が並ぶ列に並ばず優先レーンで展望台へ直行**できるため、子連れでも待ち時間なくエレベーターに乗ることができます。実際に「予約していたおかげで長蛇の列を横目にスムーズに展望デッキへ案内された」という口コミもあり、ストレスフリーな導線は大きなメリットです。

レストランからの眺望はまさに圧巻で、晴天時には東京湾まで見渡せ、足元には眼下に広がる東京の街並みが広がります。昼間のランチでは明るい陽光の下、遠くまでクリアに見える景色を堪能でき、時間帯によっては富士山が顔を出すこともあります。子どもが食事に飽きてしまっても、窓の外の景色が最高のエンターテインメントになるでしょう。席は窓側以外にもシティビューが見えるよう配慮されており、もし可能なら予約時に窓側希望を伝えておくとベターです(確約はできませんが、可能な限り配慮してもらえます)。

注意点として、Sky Restaurant 634はドレスコードが「スマートカジュアル」とされています。過度にカジュアルすぎる服装やビーチサンダル等は避けるのが無難です。ただしお子さんに関してはあまり気にしなくてもよく、清潔感のある普段着で問題ありません。また、レストランでの飲食代とは別に天望デッキ入場券の料金が家族全員必要になる点もお忘れなく(未就学児は入場無料)。逆に言えば、展望台チケットを買ってこのレストランで食事をすれば、食後にそのまま展望フロア観光も楽しめて一石二鳥です。

特別な日のランチや、スカイツリー観光のハイライトとしてSky Restaurant 634は思い出深い体験になるでしょう。予約・準備さえしっかりすれば子連れでも快く迎えてくれますので、ぜひ検討してみてください。

ファミリーに優しい施設・サービス(授乳室・ベビーカー対応など)

東京スカイツリータウン全体で見ると、子連れファミリーに配慮した設備やサービスが非常に充実しています。小さな子ども連れでも安心して1日過ごせるポイントを押さえておきましょう。

**授乳室(ベビールーム)**は、東京ソラマチ館内に4箇所設置されています。具体的には1階・3階・4階・6階の計4ヶ所にあり、それぞれおむつ替え台や授乳個室、調乳用のお湯設備などが完備されています。例えば6階の授乳室はスペースが広く、双子用ベビーカーでも入室できるゆとりがあります。各ベビールームには電子レンジも備えられており、離乳食やミルクの温めにも対応可能です。東京都から「赤ちゃん・ふらっと(赤ちゃん歓迎)施設」に認定されているほど設備が充実しているので、授乳やおむつ替えの際は遠慮なく利用しましょう。男性も授乳スペース以外には入室可能となっており、パパが付き添っておむつ替えを手伝うこともできます。

おむつ替えシート付きトイレも多数あります。ソラマチ内の一般トイレには、乳幼児を寝かせておむつ替えできるベビーシートを備えた個室トイレが各階に配置されています。加えて、車椅子やベビーカーごと入れる**「みんなのトイレ」**(多機能トイレ)がB3階と10階以外の全フロアに1ヶ所以上設置されています。みんなのトイレにはオストメイト対応設備(人工肛門の処理設備)も付いていますが、そのうち1階7番地と4階7番地のものを除きベビーカーで入室可能な広さです。実際、スカイツリーの施設内にはベビーカーで入れる広めの個室トイレが複数あり、ベビーカーから子どもを抱っこで降ろさなくても用を足せるので快適との声もあります

ベビーカーでの移動もスカイツリータウンでは問題なく行えます。押上駅からソラマチへの連絡通路や館内エレベーターが充実しており、各フロア間の段差はすべてエレベーターまたはスロープで解消されています。特に押上駅~東京スカイツリー展望台までのルートは全てエレベーターで繋がっており、駅改札から約7分で段差なく展望台入口フロア(4階)まで行くことが可能です。押上駅の「押上方面改札」を出るとすぐソラマチへの入口があり、エレベーターホールが目の前です。ここにはエレベーターが5台稼働しており、ベビーカー・車椅子利用者は左手奥のホールに進めば、地上4階直通の大型エレベーターに乗れます。休日でも5台体制なので待ち時間は少なく、4階まであっという間に上がれます。4階で降りればそこがスカイツリー天望デッキのチケットカウンター階ですから、外に出ることなく移動完了です。このようにベビーカー移動に非常に優しい設計となっているため、小さなお子さん連れでも負担が軽減されます。

ソラマチ館内では、無料で使える乳幼児用ショッピングワゴン(ベビーカート)の貸し出しもあります。生後2ヶ月~3歳まで利用できる座席付きカートで、100円コインを入れて返却時に戻るタイプです。設置場所は1階・2階・3階の計5ヶ所にあり(1Fの3番地と12番地、2Fの2番地と3番地、3Fの5番地)、体重20kgまでの子どもが乗れます。自分のベビーカーを持ってきていない場合や、ちょっと手軽に移動したい時はこちらを利用すると便利でしょう。

インフォメーションカウンター(総合案内所)は1階と3階に有人ブースがあります。迷子の呼び出しや館内設備の案内、落とし物対応など行ってくれるので、何か困ったことがあれば気軽に立ち寄りましょう。迷子になってしまった場合、館内アナウンスで保護者を呼び出してもらうことも可能です。お子さんに念のため迷子シール(名前と連絡先を書いたシール)を貼っておくサービスも受付で相談できます。

その他サービスとして、ソラマチの駐車場・駐輪場も充実しています。立体駐車場(地上)は約250台、地下駐車場は約650台収容と大規模で、ベビーカーごとエレベーターで館内にアクセスできます。ただし週末や連休は駐車場入口が混雑するので、時間に余裕をもって行くか公共交通機関の利用が無難です。また、ソラマチは館内全域で無料Wi-Fiサービスを提供しているほか、1階と3階のインフォメーションでベビーカーの貸し出しも行っています(数に限りがあるので早めに)。忘れ物・落とし物は1階インフォメーションに集約されますので、何か紛失した際も安心です。

総じて、東京スカイツリータウンは**「オムツ替えや授乳の心配をせずに1日過ごせる」**との声が多いほど子連れ設備が整っています。これらを活用しながら、休憩を挟みつつ無理のない計画で楽しんでください。

東京スカイツリーのチケット購入ガイドと混雑回避のコツ

続いて、東京スカイツリー展望台のチケット購入方法や、スムーズに入場するためのポイントを解説します。子連れの場合、長時間の待ち列は避けたいもの。事前準備や時間帯の工夫で快適に入場しましょう。

チケットの種類と購入方法

東京スカイツリー展望台の入場券(天望デッキ入場券)は、当日券日時指定の前売券に大別されます。購入方法は主に次の通りです:

  • 前売券(日時指定券)をWEBで購入: 公式提携サイト「アソビュー!」で日時指定の前売券を購入できます。来場日の30日前から前日まで予約可能で、事前購入すると当日券より最大400円ほど割安になります。クレジットカードで事前決済し、発行されるQRコードを当日提示してスムーズに入場できます。指定日時を過ぎても当日中であれば入場は可能ですが、列の最後尾からの案内となるので大幅遅刻は避けましょう。
  • 前売券をコンビニで購入: セブン-イレブン店頭のマルチコピー機(セブンチケット)でも日時指定前売券を購入できます。現金で支払い可能なので、クレジットカードを使いたくない場合に便利です。こちらも購入は前日までで、アソビューと同様に日時指定券となります。1回で最大8名分まで申し込み可能です。
  • 当日券を現地で購入: 当日直接行って、東京スカイツリー4階チケットカウンターで入場券を購入する方法です。ただし、土日祝や繁忙期(GW、お盆、年末年始など)は非常に混雑し、整理券対応や当日券販売が制限される場合があります。繁忙日は当日券窓口を閉鎖し「当日WEB券(オンライン購入)かセブンチケットのみ受付」となるケースもあるため注意が必要です。当日券は前売券に比べて大人料金で数百円高く設定されています(混雑日の大人当日券は平日料金+300円程度)。また、当日券では入場時間の指定はなく購入順に案内されます。
  • その他の購入方法: 団体(25名以上)の場合は「団体予約センター」での事前予約、旅行会社経由のチケット付きツアー商品、公式ホテル宿泊者向けチケットなどもあります。個人で行く際は主に上記の一般向け方法を利用することになります。

子どもの料金は年齢区分で異なります。小学生(6~11歳)は小人料金、中高生(12~17歳)は中人料金、幼児(4~5歳)は無料ですが、チケット購入時に「未就学児○名」と申告して入場券(無料)をもらいます。3歳以下は入場券不要です。家族全員分の券をまとめて購入する場合、おとなりチケットカウンターで代表者が人数分を買えます。なお、障がい者手帳をお持ちの場合、本人と同数の同伴者まで割引料金(半額程度)が適用されます。この障がい者割引券もWEBやセブンで事前購入可能で、当日手帳提示すればスムーズに利用できます。

混雑状況と待ち時間を減らすポイント

東京スカイツリーは非常に人気のスポットのため、混雑する時間帯を避けるのが子連れには重要です。一般的に、土日祝の13時前後が最も混雑しやすく、チケット購入に長蛇の列+展望デッキ行きエレベーターの待ち列で1~2時間以上かかることもあります。これを避けるためのコツをいくつか挙げます。

  • 平日に行けるなら平日が断然おすすめです。平日であれば休日料金が適用される特定日(GW、お盆、年末年始など)を除き、人出はかなり少なめです。午前中の早い時間帯や夜間は特に空いており、待ち時間ほぼゼロで入場できる場合もあります。
  • 土日しか行けない場合は朝一か夜を狙うと良いでしょう。スカイツリーの営業時間は通常朝10:00~夜22:00ですが、土日祝は開館前から並ぶ人も多いです。それでも**開館直後(10~11時頃)**は比較的空いており、エレベーター待ちも少なめです。ある子連れ家族の体験談では、朝一番8:00台の予約枠で上ったところ「全然混んでいなかった」という声もあります(※現在は10時開館なので8時台は予約枠のみ存在)。一方、夜19時以降も狙い目です。夕飯時~閉館前は団体客も減り、ゆったり夜景を楽しめます。子どもの年齢にもよりますが、夜景を見る体力があれば夜のスカイツリーも素敵な経験です。
  • 事前予約(前売券)を極力利用すること。前売券を持っていればチケットカウンターに並ぶ必要がなく、当日は指定時間になったら直接4階の専用改札に進めます。QRコードをかざすだけで入場券に引き換えできるので、購入待ちの長蛇の列をスキップ可能です。特に土日祝や長期休暇シーズンは事前予約がほぼ必須と考えてください。当日WEB券(当日でも空きがあればスマホから購入可能なチケット)も提供されています。混雑時は窓口販売を中止しWEB券のみとする措置も取られるため、当日思い立って行く場合もまずスマホで購入できないか確認しましょう。
  • 「ファストパス」的なチケットもあります。正式には**「日時指定券(ファストスカイツリー券)」**といった名称で、少し割高ですが指定時間に優先的にエレベーターへ案内してもらえるチケットが設定される場合があります。以前は外国人観光客向けに即時入場可能な高額チケットも販売されていましたが、現在は基本的に日時指定券を持っていれば通常でもスムーズに案内されます。状況によってはエレベーター前に待機列ができることもありますが、スタッフがチケット時間ごとに整理してくれるので指示に従いましょう。
  • 公式サイトの「混雑予想カレンダー」を活用するのも有効です。東京スカイツリー公式ページには日にちごとの混雑度予想(○△×表示)や当日のリアルタイム混雑状況が掲載されています。これを見ると土日でも午前中早めや夕方以降は比較的余裕があることが分かります。計画段階で確認して、少しでも混雑の少ない日時を選ぶとよいでしょう。
  • 待ち時間を工夫することも大切です。どうしても混雑時間帯に当たってしまった場合、例えば片親が列に並びもう一人が子どもを連れて近くのショップで時間を潰すなど分担する方法もあります。ただしチケット購入列は家族全員で進む決まりですので、一緒に並ぶ必要があります。そこで、列待機中に飽きないようおやつや飲み物、暇つぶしグッズ(お気に入りのおもちゃや絵本など)を持参しておくと良いでしょう。列は館内なので天候の心配はありませんが、週末午後は1時間以上並ぶこともあるため、トイレは事前に済ませておきましょう。
  • ベビーカー利用時の留意点: チケット購入フロア(4F)は比較的広いですが、混雑時は人で溢れます。ベビーカーで列に並ぶ際、周囲に配慮しつつ列の最後尾についてください。スタッフが気づけば優先対応してくれるケースもあります。また、チケット購入後のエレベーター待ち列でもベビーカーの方は優先エレベーターへ誘導してもらえます。遠慮なくスタッフに声をかけ、優先エレベーター搭乗券(整理券)をもらいましょう。

以上の点を踏まえて計画すれば、子連れでも最小限の待ち時間で展望台へ上がれるはずです。「子連れに優しいしっかり整った施設で、朝一なら全然混んでいなかった」との声もある通り、事前の準備と時間選びで快適さが大きく変わります。ぜひ上手にチケット購入&入場をクリアして、展望台での絶景体験に臨んでください。

子どもと楽しむモデルプラン ~時間帯別のおすすめコース~

最後に、子連れファミリー向けのモデルコースをいくつか提案します。所要時間や訪問時間帯に応じて、無理なく東京スカイツリータウンを楽しめるプランを組んでみましょう。半日コースと1日満喫コース、それぞれ「午前発」「午後発」のパターンで紹介します。

午前発・半日コース(午前中から昼過ぎまで)

9:30 押上駅着 → 10:00 展望台へ
朝の比較的空いている時間にスカイツリーへ上ります。前売券を予約し、開館の10時に合わせて到着するイメージです。押上駅からベビーカーで直通エレベーターを使い4階のチケットカウンターへ。スムーズに展望デッキへ上がり、東京の朝景色を家族で満喫しましょう。ガラス床を覗いたり望遠鏡を使ったり、午前の澄んだ空気の中では遠くまで見渡せる可能性が高いです。滞在時間は1時間程度を見込みます(子どもの様子で柔軟に)。

11:30 ソラマチで昼食
展望台を降りたらちょうどお昼時。【ソラマチ タベテラス】のフードコート(3F)に直行し、家族それぞれ好みのメニューを注文しましょう。子どもにはうどんやカレーなど食べやすいもの、大人はラーメンや丼物など短時間で提供されるメニューが良いでしょう。フードコートなら周りも子連れが多く、少々子どもが騒いでもお互い様の雰囲気で安心です。ここでゆっくり腰を下ろして休憩します。ランチ後、同じ3階のベビールームで授乳やおむつ替えを済ませておくと安心です。

12:30 キャラクターショップ巡り(4F)
昼食後は4階へ移動してキャラクターグッズショップを覗いてみましょう。ポケモンセンターやジャンプショップ、サンリオ、ウルトラマンなど4階東側に集まっているので、まとめて回ることができます。子どもが好きなキャラのお店では記念に小物を一つ買ってあげるのも良いですね。ベビーカーで動く場合、人混みでの衝突に気をつけながらゆっくり見て回りましょう。買い物袋が増えたらコインロッカー(各階にあり)に預けることも検討してください。

13:30 解散・帰宅
半日コースの場合、このあたりで切り上げると午後の昼寝時間に間に合います。最後に1階のソラマチ商店街を少し冷やかしつつ、押上駅から電車に乗って帰路につきましょう。時間に余裕があれば、1階広場(ソラマチひろば)でソラカラちゃん像と写真を撮るのもおすすめです。

午後発・半日コース(昼から夕方まで)

13:00 押上駅着 → 13:30 水族館へ
午後から出発する場合、まずすみだ水族館を先に訪れるプランです。昼過ぎに押上に着き、ソラマチ5階の水族館入口へ。この時間は水族館が比較的空いているタイミングです。ペンギンの餌やりタイム(13:30~)に合わせて入館すれば、さっそく元気に泳ぐペンギンたちに会えますsumida-aquarium.com。その後館内をゆっくり巡り、イルカはいませんが可愛いチンアナゴやクラゲに子どもは興味津々でしょう。水族館所要は1時間~1時間半程度。

15:00 ソラマチでおやつ休憩
水族館出口は6階ソラマチです。ここでカフェに立ち寄って休憩を。6階・7階にはスイーツのお店も充実していますし、3階フードコートでデザートを買ってもOKです。人気は3階の「東京ソラマチ限定のスカイツリーパフェ」などですが、季節限定品もあるので探してみましょう。疲れが出る時間帯なので、糖分補給してベビーカーで子どもを一休みさせます。

16:00 展望台入場(夕景~夜景)
事前に予約した日時指定券で16時台に東京スカイツリー展望台へ上がります。ちょうど夕方にかけて上ることで、日中から夕暮れ、夜景への移り変わりを一度に楽しむ作戦です。夕暮れ時は絶景ですが混雑も増す時間帯なので、WEB予約の上、余裕を持って4階に集合しましょう。エレベーターで展望デッキに着く頃には外はオレンジ色に染まり始め、家族で「きれいだね!」と感動できる時間です。写真もこの時間はドラマチックに撮れるので、フォトサービスで記念写真を撮っておくのもおすすめです。

17:30 夜景とイルミネーション鑑賞
日没後の夜景をひとしきり眺めたら展望台を降ります。4階スカイアリーナ(屋外)に出て、今度は下から見上げるライトアップされたスカイツリーを鑑賞しましょう。季節によっては特別イルミネーションが点灯しており、例えば冬なら中庭に巨大ツリーやプロジェクションマッピングが楽しめますi。子どもがまだ元気なら、浅草方面の夜景スポット(隅田川沿い)まで少し散歩しても良いでしょう。ただし疲れているようなら無理せず、写真を撮ったら駅に向かいます。

18:00 押上駅発
夕飯は自宅で…という場合、18時頃には押上駅から帰途につくイメージです。子どもの就寝時間を考えて早めに解散しましょう。もし夕飯も済ませて帰りたいなら、駅ナカや浅草線沿線のファミリーレストランを利用するのも手です。

1日満喫コース(朝から夜までフルに)

9:30 押上集合 → 10:00 展望台
朝一番で東京スカイツリー展望台へ(前売券予約済み)。午前中の爽やかな眺望を楽しみ、子どもが怖がらなければガラス床にもチャレンジ。天望回廊まで上り、全ての高さを制覇します。11時頃まで展望台に滞在。

11:30 ランチ(Sky Restaurant 634)
1日プランのハイライトとしてSky Restaurant 634で贅沢ランチはいかがでしょう。11:30に予約を入れておけば、展望台から直接レストラン受付に向かえます。子どもには事前予約のお子様プレート(5,000円)を用意してもらい、大人は8,000円台のランチコースを堪能。地上345mの席で家族揃って優雅に昼食を楽しみます。1時間半~2時間ほどかけてゆっくり過ごし、13:30頃レストランを後に。

13:45 すみだ水族館へ
同じく展望台にいたので移動はスムーズ。5階の水族館に入館し、午後の時間帯を海の生き物たちと過ごします。昼下がりの水族館は照明もやや落ち着き、子どももベビーカーで回ればリラックスして見て回れるでしょう。ペンギンやクラゲを観賞し、14:30頃には出口へ。

15:00 ソラマチでショッピング&カフェ休憩
午後はソラマチ内を散策。4階・3階のキャラクターショップをじっくり巡り、お土産や記念品を購入します。例えばポケモンセンターで限定ぬいぐるみ、どんぐり共和国でトトログッズ、リラックマストアで文具セットなど、家族それぞれお気に入りを見つけましょう。歩き疲れたら3階のカフェでお茶休憩。ソラマチには話題のスイーツ店も多いので、「東京ばな奈ツリーショコラブラウニー」が食べられるカフェや、アイスクリームショップでひと息つきます。

17:00 夕暮れの押上散策
外が暗くなる前に一度屋外へ。スカイツリー真下の4階スカイアリーナや地上のソラマチひろばを散歩します。季節イベント開催中なら、そのままイルミネーション点灯を待っても良いでしょう。夏場なら噴水が出る仕掛けもあり、子どもが喜びます。17時半頃にはライトアップが始まるので、下から見上げるスカイツリーの写真を家族で撮り収めます。

18:00 夕食(ソラマチ6F)
夕食はソラマチ6階のレストラン街で。子どもが疲れてぐずりそうならフードコートに戻る手もありますが、1日頑張ったご褒美に座って食事のできる店へ。6階にはお子様セットのある洋食レストランや、ソファ席のあるイタリアンなどがあります。和食好きなら7階の天ぷら屋で天丼や、寿司屋で握りをつまむのも良いですね。19時近くなると店も空いてくるので、比較的ゆったりと食事できるでしょう。

19:30 解散(押上駅へ)
食事を終えたらそろそろお開きです。押上駅改札へ向かう途中、子どもが寝てしまってもエレベーター移動なので安心です。「駅直結ビル内での移動」のありがたさを感じながら改札へ。電車に乗ったら、今日一日の写真を見返しつつ家路につきましょう。

以上がモデルプランの一例です。お子さんの年齢や興味に合わせて、水族館と展望台の順序を入れ替えたり、休憩を多めに取ったり調整してください。午前中にスカイツリー、午後に周辺施設という流れが比較的スムーズですが、夕方以降の夜景も見たい場合は午後遅めに展望台を持ってくるプランも効果的です。半日でも主要スポットは楽しめますし、1日あればゆったり満喫できます。無理のない範囲でプランニングして、家族みんなが笑顔で過ごせる一日にしましょう。

アクセス方法と駅構内のバリアフリー情報

東京スカイツリーへのアクセスは電車が便利で、最寄り駅は2つあります。

  1. 押上〈スカイツリー前〉駅(おしあげ〈スカイツリーまえ〉えき) – 東武スカイツリーライン・東京メトロ半蔵門線・都営浅草線・京成押上線が乗り入れるターミナル駅です。東京メトロ半蔵門線なら渋谷から直通約30分、都営浅草線なら日本橋から約10分、京成線利用なら成田空港方面からのアクセスも可能です。駅番号は半蔵門線がZ14、浅草線がA20など。押上駅からはスカイツリータウンへ地下通路で直結しており、改札を出て20mほどでソラマチ入口に至ります。エレベーター・エスカレーター完備でベビーカー移動もスムーズです。改札は「押上方面改札」(B3出口方面)がスカイツリーに近く、看板に従えば迷うことはありません。地下通路を通りソラマチ館内に入ったら、あとは前述のようにエレベーターで各フロアへアクセスできます。バリアフリールートとしては、改札→エレベーター→4階が段差ゼロで結ばれている1ルート対応となっています。
  2. とうきょうスカイツリー駅 – 東武スカイツリーライン(東武伊勢崎線)の地上駅です。旧業平橋駅が改称された駅で、浅草駅から東武線各駅停車で1駅(2分)と近接しています。こちらの駅からはスカイツリー入口まで徒歩約5分です。駅前からスカイツリー敷地までは一度地上を歩く必要がありますが、歩道は広くベビーカーでも移動しやすいでしょう。駅構内にはエレベーター・エスカレーターが整備されており、ホームから地上改札まで段差なく移動できます。浅草観光と組み合わせる場合、この駅を利用して浅草から行き、帰りは押上駅の地下鉄に乗るといったプランも可能です。

駅構内のバリアフリー導線は押上駅が特に優秀です。東京メトロ・都営地下鉄の押上駅ではエレベーターによるホーム~改札~地上の1ルートが確保されており、案内表示も分かりやすくなっています。改札を出てすぐのソラマチ入口にはエスカレーター2基とエレベーターがありますが、ベビーカー・車椅子の場合はファミリーマート横のエレベーターホールへ進んでください。休日でも5台のエレベーターが稼働し混雑をさばいているため、大きなストレスなく移動できます。「スカイツリータウン東連絡通路ルート」方面改札を出て左に曲がれば入口という表記があるので、それに従えばOKです。

ベビーカー利用時の動線について少し具体的に補足します。押上駅で半蔵門線・浅草線をご利用の場合、電車を降りたらエレベーターで改札階へ上がります。改札を出たら目の前のソラマチ連絡口から建物内に入り、左奥のエレベーターに乗って4階へ向かいます。途中2階・3階に止まらない直通エレベーターを使うと最短です。4階で降りたら、そのまま案内板に従ってチケットカウンターやスカイツリー入口まで進みます。このルート上には段差や階段が一切なく、雨の日も傘要らずなので、子連れには本当にありがたい導線です。「駅から7分全て直結」という言葉どおりで、初めてでも比較的迷わず行けるでしょう。

車をご利用の場合、首都高速6号線向島出入口から約5分でスカイツリーの駐車場にアクセスできます。駐車場は先述のように900台規模ありますが、週末は満車になることも多いです。駐車料金は30分ごとに350円(平日上限3,500円、休日上限なし)なので、長時間滞在では電車の方が割安でしょう。また、スカイツリーシャトルバスという直行バスも運行されています。上野・浅草線や東京駅・羽田空港からの路線があり、本数も1時間に数本程度あります。ベビーカーは畳んで持ち込む必要がありますが、ドアtoドアで行けるので荷物が多い時などに便利です。

いずれにしても、東京スカイツリーは公共交通でのアクセス利便性が高く、駅・館内ともにバリアフリー設備が整ったお出かけしやすい観光地と言えます。子連れでの電車デビューや遠出にも適していますので、安心して計画してください。

東京スカイツリーならではのお土産とキャラクターグッズ

旅の締めくくりには、ここでしか買えないお土産もチェックしましょう。東京スカイツリーおよびソラマチには限定スイーツやグッズが数多く揃っており、訪問記念や贈答用に人気です。

スカイツリー限定スイーツ&定番土産

まずはお菓子系のお土産です。スカイツリー限定パッケージやフレーバーの商品が色々あります。

  • 東京ばな奈 ツリーショコラブラウニー: 東京スカイツリー限定デザインの東京ばな奈シリーズで、バナナ風味のブラウニーにチョコを染み込ませたスイーツです。スカイツリーのイラストが描かれたパッケージで、お土産人気No.1といっても過言ではありません。「ここでしか買えない特別なお土産」として真っ先に名前が挙がる定番商品です。
  • 東京スカイツリーキャラメルワッフル: 老舗洋菓子店「銀座ブールミッシュ」が手掛けるスカイツリー土産で、キャラメルクリームをサンドしたワッフルクッキーの詰め合わせです。24枚入りでコスパも良く、大勢に配る用にも重宝します。スカイツリーの写真がパッケージにデザインされており、お土産にもらった人に東京らしさが伝わると評判です。
  • 東京スカイツリーアソートショコラ(モロゾフ): スカイツリーの形をかたどった可愛いチョコレート菓子です。サクサクのシリアルにホワイトチョコをコーティングし、クランベリー・ラズベリー・レモン風味の3色に仕上げています。1/6600スケールのミニ・スカイツリーとも称され、見た目のインパクトも抜群なお菓子です。個包装で日持ちもするので配り土産にも◎との口コミがあります。
  • 東京スカイツリーメルヴェイユ(コロンバン): こちらも人気洋菓子で、スカイツリーの描かれたスタイリッシュな缶に入ったラングドシャクッキーです。ホワイトチョコ・スイートチョコ・コーヒーチョコの3種クリームをサンドしており、150日ほど日持ちするのが特徴。個包装でばらまき用にもぴったり、パッケージデザインも東京の爽やかな景色が描かれていておしゃれです。
  • 東京スカイツリーピーナッツバターサンド: 濃厚なピーナッツバタークリームを挟んだ焼き菓子。やや甘さ控えめで香ばしい味が人気です。こちらもスカイツリー限定販売で、Press Butter Sandなど有名菓子店が関与した商品となっています。包装が高級感あるため、目上の方へのお土産にも良いでしょう。
  • その他: 浅草の老舗飴細工アメシンが作ったスカイツリーを模した飴「星ノ舟」や、紅茶専門店ルピシアのスカイツリー限定ブレンドティー「オーバー・ザ・スカイ」など、スイーツ以外でもここ限定の商品が見つかります。の情報によると、プレスバターサンドではスカイツリータウン限定フレーバーも販売されているとのことです。ぜひソラマチ2階の土産コーナー「ジャパンスーベニア」エリアで探してみてください。

思い出に残るキャラクターグッズ&限定アイテム

既にショップ紹介で触れたキャラクターグッズですが、ぜひ手に入れたい限定アイテムも整理しておきます。

  • ポケモンセンター限定グッズ: スカイツリーにちなみ、雷門や東京名所とポケモンのコラボグッズが人気です。スカイツリーを背にピカチュウが描かれたTシャツやクリアファイル、浅草人力車に乗ったイーブイのキーホルダーなど、**「スカイツリータウンでしか買えない」**ポケモングッズが多数あります。休日はレジも長蛇の列になるほど盛況なので、購入希望のものがあれば早めに確保しましょう。
  • ソラカラちゃんグッズ: スカイツリー公式キャラクターのソラカラちゃん関連商品は、天望デッキのSKYTREE SHOPや5F出口フロアのショップで入手できます。ふわふわのソラカラちゃんぬいぐるみやストラップ、文具セットなど子ども向けのお土産にぴったりです。特にソラカラちゃんの星型ヘアアクセサリーは女の子に人気。家に帰ってもスカイツリーごっこができますね。
  • 江戸切子や和雑貨: 5Fのスカイツリー公式ショップ「THE SKYTREE SHOP」では、お菓子以外にも江戸切子のグラスや手ぬぐい、招き猫など東京土産を扱っています。スカイツリー柄の江戸切子グラスは高価ですが記念品として人気があります。また浅草今半の牛肉佃煮や人形焼など下町名物食品も揃うので、大人向け土産もここで一通り探せます。
  • カプセルトイ/ガチャガチャ: ソラマチには至る所にガチャガチャのコーナーがあり、限定デザインのカプセルトイも潜んでいます。ソラマチ限定カプセルフィギュア(スカイツリーのミニチュアなど)やキャラクターガチャが充実しているので、最後に子どもに1回やらせてあげるのも良いでしょう。300円~500円程度で手軽なお土産になります。
  • 写真のお土産: 公式フォトサービスの写真もある意味お土産です。展望台で撮った記念写真を購入した場合、台紙にスカイツリーの歴史や豆知識が記載されており、それ自体が資料として面白いです。家に帰ってから見返して、その日の出来事を家族で語り合うのも思い出深いでしょう。

最後に、ソラマチ1階の食品フロア「スカイツリー商店街」では、老舗和菓子や全国の名産品も買えます。「各地の名産、手土産にぴったりのアイテムが揃っています」とあるように、東京ばな奈以外にもごまたまごや人形焼きなど東京土産定番菓子も購入可能です。遠方から来た方はここで東京土産をまとめ買いできるので便利ですね。

まとめると、東京スカイツリーには限定土産やキャラクターグッズが大集合しており、選ぶ楽しさもひとしおです。お子さんと「どれにしようか?」と話しながら選んだお土産は、きっと家に帰ってからも旅行の楽しい記憶を蘇らせてくれるでしょう。ぜひお気に入りの一点を見つけてくださいね。


以上、東京スカイツリーの楽しみ方を子連れファミリー向けに詳しくご紹介しました。展望台からソラマチ、水族館や季節イベントまで網羅しましたが、何よりも大切なのは安全と無理のない計画で家族全員が楽しむことです。幸いスカイツリーは【「子連れに優しいしっかり整った施設」】ですので、ぜひ本記事の情報を活用しつつ、素敵な家族旅行を実現してください。東京スカイツリーでの体験が、ご家族にとって忘れられない思い出になりますように!

SNS映えマップから探す