お台場・熱海・高尾山のトリックアート美術館を子連れで満喫する方法【徹底ガイド】
子育て中のファミリーが観光で訪れるのに人気の「トリックアート美術館」が、お台場・熱海・高尾山の3か所にあるのをご存じでしょうか。トリックアート美術館は、平面の絵がまるで立体に見える不思議な仕掛けが満載で、子どもから大人まで一緒に楽しめる体験型の美術館です。写真撮影OKで、ポーズをとって騙し絵の世界に入り込めるため、子連れのお出かけにもピッタリのスポットとなっています。今回はお台場・熱海・高尾山のトリックアート美術館それぞれについて、基本情報から見どころ、子どもと楽しむコツや周辺観光情報まで、年間を通じて楽しめるポイントを徹底ガイドします。「トリックアート美術館 子連れ」でお探しの方必見の内容ですので、ぜひ最後までご覧ください。
各館ごとにテーマや展示の特色が異なり、お台場は江戸の町をテーマにした和風トリックアート、熱海は海の生き物や恐竜などバラエティ豊かな錯覚アート、高尾山は古代エジプト遺跡をモチーフにした異世界空間と、それぞれユニークな魅力があります。小さなお子さんでも楽しめる仕掛けや、ベビーカーでの入館可否、授乳室の有無など子連れ目線の設備情報も押さえつつ、混雑状況や滞在時間の目安、さらには写真映えするフォトスポットの撮り方まで詳しく解説します。さらに各エリアで子どもと一緒に立ち寄りたい周辺の観光スポットや、お土産ショップで手に入るトリックアートならではのグッズ情報も盛り込みました。
それではさっそく、お台場・熱海・高尾山の順に、それぞれのトリックアート美術館の楽しみ方を見ていきましょう。親しみやすく丁寧な口調でご案内しますので、家族旅行の計画づくりにぜひお役立てください!

お台場「東京トリックアート迷宮館」-江戸の街で不思議体験!
東京お台場にある**「東京トリックアート迷宮館」**は、江戸時代の街並みをテーマにした和風テイストのトリックアート美術館です。館内に一歩足を踏み入れると、まるでタイムスリップしたかのように江戸の世界が広がり、忍者やお化けが登場する愉快な錯覚アートや、世界の名画をパロディにしたユニークな作品に出会えます。雨の日でも安心な屋内施設で、ベビーカー入館OK・写真撮影OKなので、子ども連れでも天候を気にせず一日中楽しめるお台場の人気スポットです。まずは基本情報から押さえていきましょう。

◆ 基本情報(所在地・アクセス・営業時間・料金)
- 所在地: 東京都港区台場1-6-1 デックス東京ビーチ アイランドモール4階
- アクセス: ゆりかもめ「お台場海浜公園駅」より徒歩2分/りんかい線「東京テレポート駅」より徒歩5分
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営業時間: 平日 11:00~20:00(最終入館19:00)、土日祝 11:00~21:00(最終入館20:00)
※デックス東京ビーチの営業時間に準じ、不定休で休館日あり(館内カレンダー参照) - 入館料金: 大人 1,200円(高校生以上)、子ども 800円(4歳~中学生)、3歳以下は無料
お台場のデックス東京ビーチ内にあり、駅から雨に濡れずアクセスできる好立地です。駐車場もデックス東京ビーチの有料駐車場(約550台)を利用可能で、平日は1日最大1,500円(30分毎300円)、土日祝は30分毎400円で上限なしとなっています。観光で車利用の際も安心です。館内の最終入館は閉館30分前までですが、じっくり遊ぶ場合は少なくとも1時間前までには入館した方が良いでしょう。
◆ 館内の特徴と展示内容の見どころ
東京トリックアート迷宮館の最大の特徴は、「江戸」をテーマにした和風トリックアートであることです。館内に足を踏み入れると、江戸の街並みが壁や床一面に描かれ、まるで江戸時代に紛れ込んだような不思議な感覚になります。例えば、町屋の軒先からお化けがひょっこり顔を出す絵や、忍者屋敷で忍者と一緒に写真が撮れる仕掛けなど、愉快な忍者とお化けのエリアは家族みんなで笑顔になれるスポットです。また、世界初という**「江戸エリア」**では、着物姿の人々や江戸の街並みを背景に、タイムスリップしたかのような写真を撮ることができます。浮世絵風のトリックアートや、江戸のお祭りを再現した立体的な絵など、日本文化を感じながら錯覚体験ができるのは他にはない魅力です。
さらに、トリックアートの名作を集めたギャラリーコーナーも設置されています。有名なだまし絵や、みんなが一度は見たことのある名画のパロディ作品などが揃っており、大人も「これ知ってる!」と盛り上がること間違いなしです。2025年春のリニューアルでは、新たに動かして遊べるインタラクティブなトリックアートが3作品加わり、最新の錯覚アートも楽しめるようになりました。例えば、額縁の中の絵に手をかざすと模様が変化したり、プロジェクション技術で動き出す作品もあり、子どもたちはまるで魔法のようだと大興奮です。
館内は通路で各エリアが繋がっており、**「江戸エリア」→「忍者・お化けエリア」→「名作ギャラリー」**と順路に沿って進んでいきます。どの作品も見る角度やポーズ次第で写真の出来栋(できばえ)が大きく変わるので、ぜひ立ち止まってじっくりと作品を観察してみてください。壁だけでなく床や天井にもトリックアートがあるので、見逃さないよう親子で「どこに何が隠れているかな?」と探しながら進むと面白さ倍増です。展示作品数は大小合わせて50点近くあり、バラエティ豊かな錯視体験ができるお台場の定番観光スポットとなっています。

◆ 子どもが喜ぶ体験型展示&フォトスポット
東京トリックアート迷宮館には、子どもが特に喜ぶ体験型の仕掛けがたくさんあります。単に絵を見るだけでなく、実際に触ったり一緒に写り込んだりできるので、飽きずに楽しめる工夫が満載です。中でも人気のフォトスポットや体験コーナーをいくつかご紹介します。
- 巨大化・縮小錯覚ルーム( Amesエイムズの部屋 ):館内には自分の体が大きくなったり小さくなったりする不思議な部屋があります。これは遠近法を利用した有名な錯視「エイムズの部屋」で、子どもと大人が部屋の左右に立つと、片方が巨人でもう片方が小人のように見えるフォトスポットです。お子さん同士や親子で入って、大人が小さく子どもが巨大化したユニーク写真を撮れば、みんなびっくり!身長差がある家族ほど面白い写真になりますよ。
- 忍者と記念撮影:忍者が手裏剣を投げる瞬間を描いた壁画の前では、まるで自分に向かって手裏剣が飛んでくるようなスリリングな写真が撮れます。お子さんは忍者になりきってポーズをとったり、「危ない!よけて~!」と演技しながら撮影すれば大盛り上がりです。背景の忍者もコミカルな表情なので、怖がりなお子さんでも笑顔で撮れるでしょう。
- お化け屋敷エリア:江戸のお化け達が集まるちょっぴりドキドキのコーナーです。提灯からお化けが覗いていたり、床下から妖怪が顔を出していたりといった絵と一緒に、「わっ!」と驚く演出写真が撮れます。小さいお子さんは最初少し驚くかもしれませんが、パパママがおどけてポーズをとれば怖さも吹き飛んで笑顔になるはず。「お化けとお友達になっちゃった!」なんてユーモアたっぷりの1枚を狙ってみてください。
- 見えるかな?かくし絵クイズ:館内の随所に、絵の中に動物や文字が隠れている「かくし絵」があります。例えば森の絵の中にこっそり動物たちが隠れていたり、有名絵画の中に別の絵が紛れ込んでいたり…。スタッフさんが「ウサギさん何匹いるかわかる?」など声をかけてくれることもあり、親子で一緒に探してみましょう。見つけたときの「あった!」という達成感は子どもにとってちょっとした宝探し気分です。
- トリック3Dアートの名画コーナー:モナリザや有名な絵画をコミカルにアレンジした作品も見どころです。例えばモナリザがサングラスをかけていたり、あの名画の登場人物と握手できるような仕掛けがあったりと、大人もクスッとしてしまうユニークな作品が並びます。お子さんには少し難しい芸術ネタでも、「この人知ってる?」と話題にしながら一緒に面白写真を撮れば、家族の思い出になるでしょう。
こうした体験型展示では、ぜひカメラ(スマホでもOK)を片手に、自由にポーズをとって撮影してみてください。東京トリックアート迷宮館では写真撮影が全面的に許可されており、スタッフも慣れているので遠慮はいりません。むしろ「どんなポーズで撮るかはアイディア次第!」と公式HPでも呼びかけているほど、写真を撮って遊ぶことが推奨されています。子どもは恥ずかしがらずユニークな表情をしてくれるので、ぜひ大胆に演じさせてあげましょう。撮った写真を見返して、「こんなことしたね」と旅行後にも盛り上がれるはずです。

◆ 子連れ向け館内設備(ベビーカー・トイレ・授乳室など)
お台場の東京トリックアート迷宮館は子連れファミリーに配慮された設備が整っています。以下にポイントをまとめます。
- ベビーカーでの入館: 可能です。 館内は基本的に段差の少ないフラットな構造で、ベビーカーを押したまま鑑賞できます。ただし館内通路は広くはないため、混雑時はベビーカー利用よりも抱っこ紐の方が動きやすい場合もあります。平日や空いている時間帯であればベビーカーでも問題なく回れます。
- 授乳室・おむつ替え設備: 館内にはありません。 授乳やおむつ替えが必要な場合は、同じフロア(デックス東京ビーチ4階)にベビー休憩室が設置されています。デックス東京ビーチの案内表示に従って移動すればすぐで、授乳スペースとおむつ交換台が利用可能です。場所が分からない場合は館内スタッフに声をかければ教えてもらえます。
- トイレ: 館内にトイレはありません。 デックス東京ビーチ内の共用トイレを利用する形になります。入館前に済ませておくか、途中退出して同フロアのトイレに行くことも可能です。小さなお子さんは事前にトイレに行かせてから入ると安心でしょう。
- コインロッカー: 館内にロッカーはありません。 荷物が多い場合は、デックス東京ビーチ内のコインロッカー(有料)が利用できます。ベビーカー置き場も特にはないので、ベビーカーに荷物を載せて動くか、ロッカーに預けて身軽にしてから入館すると良いでしょう。
- 車椅子での入館: 段差が少ない構造で車椅子でも入館可能です。受付で申し出ればスタッフがサポートしてくれます。また、障がい者手帳を提示すれば本人の入館料が半額になるサービスもあります。
- 飲食: 館内での飲食はできません。途中で喉が渇いた場合は館外に一度出て、自販機やカフェで水分補給しましょう(再入館は不可なので注意)。見学後にはデックス内に飲食店がたくさんあるので、そちらでゆっくり休憩できます。
このように、お台場のトリックアート迷宮館はベビー・キッズ連れでも比較的安心して利用できる施設です。館内が混雑しているとベビーカー操作がしにくい場合もありますが、平日昼間など空いている時間を選べばスムーズに回れます。授乳やおむつ替えスポットがすぐ近くにあるのも心強いですね。小さな子ども連れの場合は、できればもう一人大人がいると何かと交代で対応しやすいですが、ワンオペでも上記ポイントを押さえておけば困ることは少ないでしょう。
◆ 混雑状況とおすすめの時間帯・回避のコツ
東京トリックアート迷宮館の混雑状況は、平日と週末で大きく異なります。一般的に空いているのは平日の午前中~昼過ぎで、子連れでもゆったり見て回れます。一方、**土日祝や長期休み期間(夏休み・春休み・GWなど)**は家族連れや観光客が集中し、午後を中心に混雑する傾向があります。特に雨の日は屋内レジャーを求める人が増えるため、土日と重なると入場待ちの列ができることもあります。
混雑を避けて快適に楽しむためのコツをいくつか挙げます。
- 午前中の早い時間に行く: 土日祝でも、開館直後の時間帯(11時~正午頃)は比較的空いています。2025年の春以降、デックス東京ビーチでは土日祝の開館を1時間早めて10:00から開けている期間もありました。公式サイトのお知らせによると「休日は朝が楽しい!」とのことで、朝イチなら混雑していない館内をゆっくり楽しめるチャンスです。子ども連れだと朝の準備が大変かもしれませんが、頑張って早めに到着すると貸切に近い状態で撮影できます。
- 夕方以降を狙う: 平日であれば夕方17時過ぎ、土日でも19時頃になると人波が落ち着いてきます。閉館間際の20~21時にかけては人が少なくなるので、夜景ドライブがてら夕方に訪れるのも穴場です。ただしお子さんが小さい場合、夜遅いと疲れてしまうので、無理のない範囲で。
- チケットを事前購入: 混雑日は当日券購入にも列ができます。公式サイトや旅行予約サイトで前売りチケットを購入しておけば、スムーズに入場できて安心です。デックス東京ビーチの他施設とセットになった割引チケットが販売されることもありますので、事前にチェックしてみましょう。
- 雨の日・連休中日の利用は計画的に: やむを得ず混雑が予想される日に行く場合は、館内が多少混んでいても焦らず、順番に写真撮影の順路を守ることが大切です。人気のフォトスポットでは譲り合い精神で、後ろに待っている人がいれば一組ずつ交代で撮るようにしましょう。スタッフも誘導してくれるので指示に従えばOKです。待ち時間に他の絵を観察したり、どんなポーズを撮るか家族で相談しておくと良いでしょう。
- ベビーカーは混雑時は畳む: 混雑時にベビーカーで回ると、どうしても移動がゆっくりになり後続に気を遣います。館内が手狭に感じる場合は、ベビーカーを畳んで抱っこで回った方がストレスが少ないです。幸い展示エリアはそれほど長距離ではないので、抱っこ紐があると便利です。
なお、公式サイトでは当日の**「混雑状況」を表示**しており、「混雑なし」「少々混雑」「混雑」などのリアルタイム情報が見られます。お台場に向かう前にチェックしてみるのも良いでしょう。平日は「混雑なし」か「少々混雑」という日が多いので、可能であれば平日に訪れるのがベストです。子どもがまだ未就学児であれば平日のお出かけもしやすいと思いますので、のびのび遊ばせてあげられますよ。
◆ 滞在時間の目安とモデルルート(お台場編)
東京トリックアート迷宮館の所要時間は、個人差はありますがおよそ1時間~1時間30分程度が目安です。写真を撮りながら全ての作品を楽しむ場合、1時間では少し駆け足になるかもしれません。子どものペースに合わせ、興味のある作品でじっくり撮影していると1時間半ほどかかることもあります。混雑時は撮影順番待ちなども加わるため、さらに時間をみておくと安心です。逆に子どもが小さく長居できない場合や空いている日は、サクサク回って30~40分で出口に出てしまうこともあります。余裕をもって1時間前後を見込んでおくといいでしょう。
お台場には他にも家族で遊べる施設が多いので、トリックアート美術館を組み込んだモデルコースを考えてみましょう。以下に親子で楽しめる半日プランの一例をご紹介します。

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10:30 デックス東京ビーチ到着・東京トリックアート迷宮館へ
お台場海浜公園駅から徒歩2分、デックス東京ビーチに着いたら4階の東京トリックアート迷宮館へ直行。事前にチケットを用意してスムーズに入館します。ベビーカーは受付で相談すればそのまま入れます。 -
10:30~12:00 トリックアート迷宮館を満喫
江戸の街並みや忍者・お化けのトリックアートを親子で撮影して楽しみます。混雑も少なく、子どものペースでのびのび。最後に気に入った写真をチェックしつつ出口へ。ミュージアムショップも忘れずに覗きましょう。 -
12:00~13:00 同フロアでランチ休憩
デックス東京ビーチ内には飲食店が充実しています。4階「お台場たこ焼きミュージアム」で本場のたこ焼きを食べ比べたり、3階のフードコートで子どもが好きなメニューを選んだりできます。フロア移動もエレベーターがあり楽々です。 -
13:00~15:00 お台場周辺の屋内レジャーを楽しむ
同じデックス東京ビーチ内にある「マダム・タッソー東京」(世界のセレブの等身大フィギュア館)や「レゴランド・ディスカバリー・センター東京」(屋内型レゴテーマパーク)へ移動。トリックアートで撮影にハマった流れで、マダムタッソーでは有名人フィギュアと記念撮影、レゴランドではブロック遊びや4Dシネマを満喫しましょう。どちらも子連れ観光客に人気のスポットです。雨の日でも安心して遊べます。 -
15:00~16:00 ショッピングやおやつタイム
アクアシティお台場やヴィーナスフォート(※2022年閉館、現在は別施設準備中)などでお土産ショッピングをしてもいいですし、デックス東京ビーチに戻ってキャラクターショップを覗いてもOK。途中でカフェに寄り道して、お台場名物の虹色ソフトクリームやパンケーキなど甘いものを楽しむのもおすすめです。 -
16:00~17:30 屋外散策&夕方の絶景鑑賞
夕方はお台場海浜公園や自由の女神像周辺をお散歩しましょう。海辺から眺めるレインボーブリッジや東京タワーの景色は圧巻で、子どもも「大きなお船がいるよ!」と大はしゃぎ。晴れていれば夕焼け空、日没後にはライトアップされた橋や高層ビル群がキラキラ輝き、大人もロマンチックな気分に。ベビーカーでのんびり潮風に当たりながら家族写真を撮るチャンスです。 -
18:00 お台場を出発(または夕食へ)
日帰りならここで帰路についてもいいですし、もう一食お台場で夕食を楽しんでも。家族向けのレストランも多数ありますので、ゆりかもめの夜景を見ながら移動しつつレストランを探すのも良い思い出になります。
このように、お台場観光 子ども連れ向けのモデルルートでは、東京トリックアート迷宮館を中心に、屋内外の遊び場や食事スポットを組み合わせると充実した1日になります。トリックアートで撮った写真は、ぜひスマホで家族にシェアしたりSNSにアップしたりして楽しんでくださいね。
◆ フォトスポット活用術とおすすめ撮影ポイント
トリックアート美術館での写真撮影のコツをマスターすれば、面白さが何倍にも膨らみます。お台場館でぜひ実践したいフォトスポット活用術をまとめました。

- ベストアングルマークを探す: 館内の床には、各作品ごとに「ここから撮影するとベスト!」という立ち位置マークがある場合があります。足形やカメラのアイコンなどで示されていることも多いので、まずはその位置にスマホやカメラを構えてみましょう。適切な距離と角度から撮ることで、平面の絵が最も立体的に見える効果を発揮します。マークが無い場合も、スタッフがおすすめ撮影ポイントを教えてくれることがあります。
- カメラの高さと傾きを調整: 子どもを撮る際、大人が立ったままだと視点が高すぎて絵と合わず不自然になることがあります。しゃがんだり、中腰になってカメラ位置を子どもの目線に合わせてみてください。また、わざとカメラを斜めに傾けて撮ると、重力の感覚がわからなくなり不思議度がアップする写真も撮れます。特に「超重力の部屋」(床が斜めの錯覚部屋)の写真は、カメラを水平に保つと傾きが伝わりやすいのでいろいろ試してみましょう。
- 大胆なポーズで演じきる: 恥ずかしがって中途半端なポーズだと、写真を見返したときに伝わりにくいものです。例えば「サメに食べられる!」という錯覚アートでは、本気で怖がる顔をして両手を挙げてみる、忍者に追いかけられる絵では全力で逃げるふりをする、などオーバーリアクションくらいが丁度いい効果になります。お父さんお母さんも照れずに全力で演じてみせれば、子どもものびのびマネして楽しい一枚になりますよ。
- 人物は絵に近づきすぎない: トリックアートは遠近の錯覚を利用しているため、人が絵にピタッと寄り添ってしまうと立体感が損なわれます。少し離れて絵と人物に間を作ることで、本当に絵の中に人物が入り込んだように見えます。床の線や背景と人物の足元が合うよう配置すると効果的です。これも立ち位置マークがヒントになるので活用しましょう。
- 撮影時は周囲と協力を: 人気フォトスポットでは、他のお客さんに撮影をお願いされることもあります。そんなときはぜひ快く応じてあげましょう。そして自分たち家族写真を撮る際にも、近くのグループに「よかったら撮りましょうか?」と声をかけ合えるとベストです。家族全員で写った写真は貴重ですし、旅行先ではお互い助け合いの精神で。お台場は海外からの観光客も多いので、簡単な英語で頼まれることもありますが笑顔で対応すればOKです。
- 連写&動画も活用: ここぞというシーンではスマホの連写モードでたくさん撮っておきましょう。子どもは動きが予測できずベストショットを逃しがちなので、あとで良いものを選べるように撮影枚数は多めに。また、動きのあるトリック作品では動画撮影も面白いです。鏡に映る自分たちを撮ったり、誰かが巨大化していく様子を動画に収めたりと、写真とは違った楽しみ方もできます。
こうしたテクニックを駆使して撮影した写真は、家族旅行の最高の思い出になるでしょう。とくに親子でのユニーク写真はSNS映えも抜群ですので、旅行記録としてアルバムにまとめたり、おじいちゃんおばあちゃんに送ってあげるのも良いですね。お台場館にはスタッフが常駐しているので、困ったときは遠慮なく相談し、最高の一枚を撮ってもらいましょう。
◆ 季節限定イベントと展示の傾向(春・夏・冬など)
東京トリックアート迷宮館は基本的に通年同じ展示を楽しめますが、季節によって限定イベントやキャンペーンが行われることがあります。過去の例をもとに、その傾向をご紹介します。
- 春(春休み・GW): 春休みからゴールデンウィークにかけては家族連れで賑わう時期。過去には**「トリックアート×謎解きイベント」**が開催され、館内に隠された謎を解いて宝物を探すといった企画が行われました。子どもだけでなく大人も夢中になる謎解きゲームで、追加キット(有料)を購入して挑戦できる内容でした。新学期直前の平日は比較的空いていて、桜が咲くお台場海浜公園の散策と合わせて訪れる家族も多いようです。
- 夏(夏休み): 夏休み期間は一番の書き入れ時。猛暑日や突然の夕立でも屋内なので安心して遊べます。夏限定のスタンプラリーや写真投稿キャンペーンが企画されたこともありました。例えば撮ったトリックアート写真をSNSに投稿すると景品がもらえたり、館内数か所のスタンプを集めると記念品がもらえる等、子どもが喜ぶイベントが催されます。また2025年夏にはお菓子メーカーとのコラボで、館内で対象商品(スナック菓子)をプレゼントするキャンペーンが実施されていました。夏休み中は営業時間を延長することもあるので、公式情報をチェックするとよいでしょう。
- 秋(ハロウィン・紅葉): お台場周辺は紅葉こそありませんが、ハロウィンシーズンにはデックス東京ビーチ全体でハロウィン装飾がなされ、仮装したまま入館する来場者も見られます。トリックアートとハロウィン仮装の組み合わせは写真映え抜群です。館として公式にハロウィンイベントを開催しているわけではありませんが、お化けのトリックアートがあるので雰囲気はぴったり。秋の平日は比較的ゆったり鑑賞できる時期でもあります。
- 冬(クリスマス・年末年始): クリスマスやお正月に特別展示があるわけではありませんが、デックス東京ビーチの屋外にはクリスマスイルミネーションが施され、館内にもツリーが飾られたりします。年末年始も無休で営業しているため、帰省時に立ち寄るファミリーも。冬休みは混雑しますが、寒い日でも快適に過ごせる屋内施設として人気です。過去には「新年お年玉キャンペーン」と称して、年始に子どもへプチお菓子を配布していたこともありました。
このように、季節限定で大がかりな展示替えはないものの、来館者参加型のイベントやサービスが季節ごとに用意されることがあります。基本的な展示内容はいつ訪れても楽しめるものばかりなので、「夏休みだから特別に○○が見られる」といったことはあまりありません。ただ、旅行シーズンに合わせて営業時間延長や混雑緩和の工夫(例えば朝早く開館したり、キャンペーンで分散を図ったり)を行っているので、行く前に公式サイトやお台場の観光情報をチェックして、何かイベントをやっていればぜひ参加してみましょう。季節ごとの周辺観光の魅力(夏の海遊び、冬のイルミネーションなど)も取り入れて、トリックアート+αで充実した旅にしてください。
◆ 子ども向け体験談(年齢別の反応や注意点)
実際に東京トリックアート迷宮館に子連れで訪れた家族の体験談から、年齢別に子どもがどう楽しんだか、どんな点に注意すると良いかをまとめました。
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未就学児(0~6歳くらい):
・0~2歳の乳幼児の場合、トリックアート自体はまだ理解できませんが、カラフルな絵や鏡の部屋など視覚刺激が多いため、抱っこで見せて回るだけでも興味を示す子もいます。暗めの照明やお化けの絵に泣いてしまうケースもあるので、怖がりなお子さんはお化けエリアはさっと通り抜ける、明るい絵のところで休憩するなど調整しましょう。ベビーカー移動は可能ですが、人混みでは大人1人だと大変なので、できればもう一人サポートがいると安心です。 ・3~4歳の幼児になると、だまし絵の面白さはまだ分からなくても、パパママが楽しそうにポーズを決めているのを見て一緒に真似をしてくれることが多いです。「ここに乗ってみて!」などと指示すれば素直にやってみてくれる年齢なので、可愛いポーズ写真がたくさん撮れます。ただし好奇心旺盛で駆け出してしまう子もいるので、走らないよう声かけしつつ安全に見て回りましょう。展示物には触ってOKのものが多いですが、中には繊細なものもあるので「これは触っていい?」と確認してから手を出すよう教えてあげてください。 ・5~6歳の年長児になると、簡単な錯視トリックなら理解できる子もいます。「あれ?床が浮いてる!」「どうしてこう見えるの?」と不思議がる姿は可愛らしく、ぜひ一緒に「なんでだろうね~?」と会話を楽しんでください。クイズ形式の展示では「これわかるかな?」と親が問いかけると真剣に探したり考えたりしてくれます。注意点としては、元気いっぱいに動き回って他のお客さんにぶつからないよう目を離さないこと。また、背丈が低い分見えづらい展示もあるので、抱き上げて見せてあげる配慮をすると良いでしょう。 -
小学生(7~12歳):
小学生になるとトリックアートの原理を理解できる子も増え、展示説明パネルを読んで「なるほど、これはこういう仕掛けか!」と納得したり、自分なりのポーズを工夫したりと積極的に楽しみます。低学年ではまだまだ純粋に「うわー!絵が飛び出してきた!」とリアクションしてくれて可愛い盛り。親子でふざけ合いながら撮影するには一番盛り上がる年代です。クラスで流行っているポーズ(ピースや変顔)を交えて撮ったりすると本人もノリノリになります。高学年になると少し恥ずかしがりも出ますが、友達同士で行くような感覚で親とハシャげる貴重な機会です。「SNSにアップしてもいい?」と聞くと協力的になったりしますので、スマホ世代の子には「いい写真撮ってTikTokにしようか」なんて誘いもアリかもしれません。 注意点としては、小学生は展示物にはしゃいで触りすぎてしまう場合があります。たとえば鏡の迷路などでは走ると危険なので、「ゆっくり進んでね」と声をかけ、万華鏡の展示など壊れやすいものはむやみにいじらないよう伝えましょう。また、小学生くらいになると他のグループとのトラブルも起きやすくなります。他の子の撮影中に横入りしない、お互いに順番を守るといったマナーを事前に説明しておくとスムーズです。 -
中学生以上~大人:
実はトリックアート美術館は大人同士やカップルでも楽しめるスポットです。中高生のお兄ちゃんお姉ちゃんがいる場合、最初は照れつつも弟妹の面倒を見ながら一緒にポーズを決めてくれたりします。中高生ともなると親より友達と来たがるかもしれませんが、家族旅行ではぜひ巻き込んであげましょう。注意点は、大人サイズの人が複数で絵の前に立つと絵が隠れてしまいがちなこと。写真を撮るときはうまく身体をかがめたり横にずれたりして、絵がちゃんと見えるようにポジション取りをすると良いです。
以上のように、子どもの年齢によって楽しみ方や親のサポートの仕方が少しずつ変わりますが、共通して言えるのは**「子どもが主役になって楽しめるよう、大人がしっかり盛り上げてあげる」**ことが大切ということです。親が積極的にふざけたり驚いたりする様子を見て、子どもも安心してのめり込めます。逆に親が「早くして」と急かしたり真顔だと、子どもも萎縮してしまいます。写真撮影に時間がかかっても大らかな気持ちで見守り、良いリアクションは大げさに褒めてあげてください。「すごいね!」「面白い写真撮れたよ!」とその場で見せると、子どもも達成感が湧いて次の作品へ意欲的になります。
最後に安全面ですが、床が鏡張りの箇所や薄暗いエリアもあるので、小さいお子さんは手をつないで歩きましょう。驚いて転ぶことがないよう、「ここはびっくりスポットだよ」など事前に耳打ちしておくのも手です。館内スタッフ曰く「子どもは大人の想像以上に順応して楽しみ方を見つける」そうなので、親は環境を整えてあげつつ一緒に楽しむスタンスでいればOKです。
◆ 周辺で子どもと楽しめる観光スポット(お台場エリア)
お台場の東京トリックアート迷宮館で遊んだ後は、せっかくなら周辺の子連れ向け観光スポットにも立ち寄ってみましょう。お台場エリアは子どもが喜ぶレジャー施設が充実しています。いくつかおすすめスポットをピックアップしてご紹介します。
- マダム・タッソー東京(デックス東京ビーチ内) – 世界の有名人そっくりの等身大フィギュアと写真撮影ができる体験型アトラクションです。ハリウッドスターやスポーツ選手、日本の芸能人など約70体のリアルな人形が並び、子どもも大人も興味津々。「この人知ってる!」「本物みたい!」と盛り上がり、自由に触れてポーズもとれるのでトリックアート同様に撮影を楽しめます。館が隣接しているため、セットで訪れる家族連れが多いスポットです。
- レゴランド・ディスカバリー・センター東京(デックス東京ビーチ内) – レゴブロックの屋内テーマパークです。3歳~10歳くらいの子ども向けで、レゴの遊具や4Dシネマ、ミニチュアシティの展示などがあります。所要2~3時間たっぷり遊べるので、午前中トリックアート→午後レゴランドという組み合わせも人気です。館内にカフェもあり休憩しながら遊べるのも嬉しい点。大人のみの入場はできないため必ず子ども同伴が必要で、ファミリーに特化した施設です。
- 東京ジョイポリス(デックス東京ビーチ内) – 最新の映像ゲームやアトラクションが揃う屋内型遊園地です。中学生以上向けのスリルライドが多いですが、小学生でも楽しめるシューティングライドや3Dアトラクションがあります。ゲーム好きなお子さんなら大興奮間違いなし。ただし絶叫系もあるので、怖がりのお子さんは注意。親も一緒にVR体験などできて盛り上がれます。※小さい子向けではないので、兄姉が大きい場合や夫婦で交代で楽しむ使い方がおすすめ。
- お台場海浜公園・自由の女神像 – お台場といえば人工砂浜が美しい海浜公園です。夏場は水遊びは禁止ですが、砂遊びや貝殻拾いをする子ども連れが多く訪れます。晴れた日にはレインボーブリッジと東京の摩天楼が臨め、絶好の写真スポットです。ニューヨークのレプリカである自由の女神像も記念撮影の定番。トリックアートで室内遊びを満喫したあとは、外の空気を吸ってリフレッシュできるエリアです。広場ではシャボン玉やボール遊びをしている親子も見かけます。
- teamLab ボーダレス跡地/チームラボプラネッツ – 以前お台場にあった大人気のデジタルアート美術館「チームラボボーダレス」は現在閉館していますが、少し離れた豊洲に「チームラボプラネッツ」が2023年末まで期間限定で営業しています(2024年以降は未定)。水に入る作品など独創的な体験ができ、こちらも子連れに大人気です。お台場からゆりかもめで隣駅なので、時間があれば訪れてみるのも良いでしょう。ただし乳幼児には難しい面もあるので、小学生以上向けの番外編スポットとしてご紹介します。
- 大観覧車(パレットタウン予定地) – かつてお台場のシンボルだったパレットタウン大観覧車は2022年に一時営業終了しましたが、今後リニューアルして再開予定との情報があります。もし再開していれば、ぜひ家族で夜景観覧車に乗ってみてください。お台場を360度見渡せる絶景は子どもにも大人にも忘れられない思い出になるでしょう。
- 日本科学未来館 – お台場エリアの有明寄りにある科学館で、宇宙飛行士の毛利さんが館長を務めています。小学生以上向けですが、最新の科学技術展示やプラネタリウム型シアター「ドームシアターガイア」は家族で楽しめます。館内は広いので半日コースになりますが、雨の日の教養スポットとして検討しても良いでしょう。
これら以外にも、**「熱海 観光 子ども」**向けほど自然は多くないですが、お台場にはショッピングセンター、ゲームセンター、温泉テーマパーク(大江戸温泉は閉館しましたが新施設計画中)など多彩な施設があります。滞在時間やお子さんの興味に合わせて、トリックアート美術館+αでプランを練ると充実度がぐっと高まります。お台場は一日では遊びきれないほど見どころ満載ですので、ぜひ有効に活用してみてください。
◆ お土産ショップの見どころ(トリックアートグッズ等)
東京トリックアート迷宮館を訪れたら、最後にぜひチェックしたいのが併設のお土産ショップです。出口付近に小さな売店コーナーがあり、トリックアートならではのグッズや子どもが喜ぶおもちゃ・お菓子が販売されています。
主な商品ラインナップ:
- トリックアートポストカード&クリアファイル: 館内の人気作品がデザインされたポストカードやクリアファイルは定番人気です。写真ではなくイラストで描かれたオリジナルカードは、お友達への旅の便りに送ったり、記念に集めたりできます。目の錯覚を利用した絵柄で、見る角度で絵が変わるよう加工されたカードもあり、大人も思わず唸るクオリティです。クリアファイルは学校や職場でも使える実用土産としておすすめ。
- だまし絵パズル・おもちゃ: お子さん向けには、簡単なからくりパズルや手品グッズが人気です。例として、絵柄が動いて見える不思議な定規や、組み立てると飛び出す絵になるペーパークラフトキット、目の錯覚イラスト集のミニ絵本などがあります。「どうしてこう見えるの?」と家に帰ってからも家族で楽しめる知育的なおもちゃは、お土産として価値大です。
- お菓子(トリックアートパッケージ): 子どもが大好きなお菓子類も取り揃えています。「忍者せんべい」「お化けマシュマロ」など江戸お化けや忍者を模したパッケージのお菓子は、お台場土産にユーモアたっぷり。2025年夏にはコラボ商品としてサッポロポテト(スナック菓子)のトリックアート限定パッケージが登場し話題になりました。また、写真映えするカラフルな金平糖やキャンディも売っており、例えば「レインボーブリッジラムネ」なんてお台場らしい商品も。試食が出ていることもありますので、子どもと選ぶのも楽しい時間です。
- 和風&江戸雑貨: 江戸テーマにちなんで、手裏剣型のマグネットや江戸切子風のプラスチックグラス、和柄ハンカチなども並んでいます。外国人観光客にも人気があるようで、和モチーフにだまし絵デザインを組み合わせたグッズはクールジャパンなお土産になります。たとえば、市松模様に見えるけどよく見ると忍者が隠れている風呂敷など、ユニークな商品もあり要チェックです。
- フォトフレーム・アルバム: 撮影スポットが多い同館らしく、写真を飾るフォトフレームやミニアルバムも販売しています。記念写真をプリントして挟める台紙付きのアルバムは、その場で何枚か写真を現像して旅行記録にしてしまうのもいいですね。「TRICK ART」とロゴの入ったオリジナルフォトフレームもあり、旅の思い出をおしゃれにリビングに飾れます。
このように、お台場トリックアート美術館のショップは派手さはないもののセンスの良い錯覚アートグッズが充実しています。値段も手頃な物が多いので、つい色々買いたくなってしまうかもしれません。子どもには一つだけ選ばせてあげる、と決めておくとダダをこねられずに済むでしょう。なお、売店にはちょっとした仕掛けが隠されていることも…?展示の延長のような遊び心があるかもしれませんので、店内も注意深く見渡してみてください。
購入のワンポイント: デックス東京ビーチ内のお店ということで、PayPayなどキャッシュレス決済が使える場合があります。小銭が足りないときも安心ですね。また、トリックアートグッズはネット通販されていない限定品がほとんどです。その場でしか手に入らないものばかりなので、気に入った物はぜひ購入しておきましょう。後から「あれ買っておけばよかった…」となると再訪はなかなか難しいですからね。
以上、お台場「東京トリックアート迷宮館」を中心に、子連れ目線での楽しみ方をたっぷりご紹介しました。次に、熱海にあるトリックアート迷宮館へと舞台を移してみましょう。海と温泉の街・熱海では、お台場とはまた違った魅力のトリックアート体験が待っています。
熱海「熱海トリックアート迷宮館」-海辺の不思議アートで親子大興奮!
静岡県熱海市にある**「熱海トリックアート迷宮館」は、熱海城のすぐ隣に位置する体験型のトリックアート美術館です。相模湾を望む山の上という絶景ロケーションにあり、熱海観光と合わせて立ち寄る家族連れが非常に多いスポットです。館内には海の生き物や恐竜、猛獣など**子どもが大好きなモチーフのトリックアートが約40点展示されており、触って撮って遊びながら不思議体験ができます。熱海城とセットで楽しめるよう工夫された施設で、屋内なので天気や季節を問わず遊べるのも魅力です。それでは、熱海トリックアート迷宮館の基本情報から詳しく見ていきましょう。

◆ 基本情報(所在地・アクセス・営業時間・料金)
- 所在地: 静岡県熱海市熱海1993(熱海城の敷地内)
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アクセス:
- 電車+ロープウェイ:JR「熱海駅」から東海バス(熱海港・後楽園行き)約10分「後楽園」下車→熱海ロープウェイで山頂へ(3分)→頂上駅から徒歩3分
- 電車+バス:JR「熱海駅」から湯~遊~バス(観光巡回バス)約15分「熱海城前」下車すぐ
- 車:JR「熱海駅」から車・タクシーで約10分(熱海駅から坂道を登るルート)/東京方面からは国道135号線「錦ヶ浦トンネル」出口すぐ左折し山頂へ
- 営業時間: 9:00~17:00(最終入館16:30) ※年中無休で営業
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入館料金: 大人 1,200円、小・中学生 650円、3歳~6歳 500円(2歳以下無料)
※熱海城との共通券あり:大人 2,000円、小・中学生 1,050円、3歳~6歳 800円 - 駐車場: あり(熱海城駐車場 100台)/料金 1回500円
熱海駅からバスやロープウェイを利用してアクセスするのが一般的です。特にロープウェイは3分ほどの短い空中散歩ですが、子どもにとってはワクワクの体験でしょう。山頂の熱海城とトリックアート館は隣接しているため、セット券を購入すると両方お得に入場できます。共通券なら大人単独で別々に入るより400円引き、子どもも250円引きになるので、時間に余裕があれば断然セット利用がおすすめです。駐車場は山頂まで車で登った所に広めのスペースがあり、1回500円で停められます(熱海城訪問者も共用)。
営業時間は夕方17時までと、お台場や高尾山に比べると早めのクローズです。遅くとも16:30までに入館しないといけないので、熱海観光の際はスケジュールに注意しましょう。朝9時から開いているため、午前中のうちに訪れるプランも立てやすいですね。年中無休なのも嬉しいポイントです(悪天候でロープウェイが止まる場合などは別ですが、基本的に休みなく営業しています)。
◆ 館内の特徴と展示内容の見どころ
熱海トリックアート迷宮館の展示テーマは一言でいうと「バラエティ豊富な錯覚ワールド」です。お台場館が和風、後述の高尾山館がエジプトとテーマ性が強いのに対し、熱海館は特定の1テーマに偏らず子ども受けする様々なシチュエーションのトリックアートが揃っています。熱海城の別館という立場上、「お城×トリックアート」というわけではなく、熱海の観光らしさ(海・自然)とファミリー向けエンタメ性をミックスした内容になっています。
館内に展示されている約40点のアートの中でも、特に見どころとなる代表的な作品や仕掛けをいくつかご紹介しましょう。

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スリル満点!ゴリラ&ジョーズに食べられちゃう!?
入口近くからさっそく度肝を抜かれるのが、巨大ゴリラやサメ(ジョーズ)の大口が描かれたトリックアートです。こちら、写真に写ると本当に**「子どもがゴリラに丸呑み!」**「お父さんがサメの餌食に…!」といったインパクト抜群のショットが撮れる人気作品。大きな口の中に入るようにポーズを取れば、今にも噛み付かれそうなスリルが味わえます。子ども達は「キャー食べられるー!」と悲鳴を上げつつも大興奮で、怖がりながらも繰り返し撮りたがること間違いなし。家族みんなで悲鳴顔の演技をすると思い出深い1枚になりますよ。 -
巨人と小人の不思議写真
熱海館にもおなじみ「大きくなったり小さくなったり」のトリックがあります。特に**「ジャイアントチェア」**と呼ばれる巨大なイスの展示は、子どもが座るとまるで小人になったかのように見えるフォトスポットです。大人が隣に立つと子どもがミニサイズになったように写り、逆に大人が座れば巨人の王様のような威厳ある(?)写真に。家族で入れ替わりながら撮って楽しめます。高さがあるので小さなお子さんは抱き上げて座らせてあげましょう。 -
海中探検ゾーン(「水のない水族館」的な)
熱海は海辺の街ということで、海の生き物をテーマにした作品も多数あります。まるで水槽の中に自分が入ってしまったかのような「水のない水族館」的なトリックアートでは、空中に魚が泳いでいる不思議な写真が撮れます。イルカや熱帯魚に囲まれているように見えるコーナーは爽やかな雰囲気で、怖い系が苦手な小さな子もニコニコ。熱海の海で実際に泳ぐのは難しくても、館内で思いっきり海中気分を味わえるのが面白いですね。 -
恐竜ワールド
子どもが大好きな恐竜も熱海館の目玉。ティラノサウルスに追いかけられる絵や、翼竜に掴まれて宙吊りになる絵など、迫力満点の恐竜トリックアートが待ち構えています。「3…2…1の合図で大ジャンプして!」なんて声をかけて飛び跳ねさせ、その瞬間をカメラに収めれば、まるで恐竜から逃げて飛び上がったようなダイナミック写真に!男の子は特にこういったアクション系に燃えるようで、「もう一回撮って!」とリピート希望になることもしばしばです。 -
かくし絵&だまし絵クイズ
熱海館でも、所々に隠し絵や錯視クイズがちりばめられています。例えばジャングルの絵の中に猛獣が何頭隠れているかな?とか、一見普通の風景画だけどある部分をじっと見ると別の絵に見えてくるとか…。「見て、触って、撮って楽しめる!!」がキャッチコピーの施設なので、ただ視るだけでなく頭をひねって考える要素も用意されています。親子で「どこだどこだ?」と探していると、あっという間に時間が経ってしまいます。全部解けたらぜひスタッフさんに報告してみましょう。にっこり拍手で褒めてくれるかもしれませんよ。 -
鏡の迷路や万華鏡
トリックアート作品のほかに、お楽しみ要素として鏡張りの小部屋や巨大万華鏡もあります。鏡の部屋は入ると自分が何人も映って混乱する不思議空間で、子どもがキャーキャー喜ぶスポットです。万華鏡はカメラを構えると鏡の反射で無限に人が増殖するような写真が撮れます。展示の合間のアクセント的存在ですが、子どもによっては「これが一番面白かった!」となるかもしれません。

これら多彩な展示のおかげで、熱海トリックアート迷宮館は子どもウケ抜群です。特に動物や海、冒険といった分かりやすいテーマの絵が多いので、幼児でも感覚的に楽しみやすいでしょう。一方で大人には「立体的に見える絵の不思議さ」を純粋に体験できる作品が揃っており、専門の画家が描いた精巧なだまし絵の数々に感心させられます。熱海城とのコラボ要素として、江戸衣装の着付けが体験できる写真コーナーや、ボールプール・ゲーム機の無料コーナーなど本館側のサービスも利用でき、家族みんなでワクワク体験できる場所と言えるでしょう。
◆ 子どもが特に喜ぶ展示・仕掛け・参加型アート
熱海トリックアート迷宮館で子どもたちに大人気の展示や仕掛けを、いくつかピックアップしてみましょう。実際に親子連れの口コミでも「子どもがここから動かなかった!」という声が多かったポイントです。

- 「大猿の口」のフォトスポット: 先ほど紹介したゴリラ(大猿)の作品は、売店で**「大猿の口クッキー」**というお菓子になるほどの看板アートです。子どもたちは怖がりつつもやっぱり面白いようで、何度も口の中から顔を出して写真をせがむほど。兄弟で順番に猿に食べられる役をやったり、親がわざと「助けて~!」と大げさに演じてみせると大ウケします。怖さと楽しさが紙一重のスリル系スポットは、一番キャーキャー盛り上がるポイントでした。
- 「トリックアート×迷路」で冒険気分: 館内は「迷宮館」と名乗るだけあって、少し迷路のような構造にもなっています。壁一面の絵に気を取られていると、次の部屋に行く扉を見逃して「あれ、行き止まり?」なんてことも。実は鏡だったとか隠し扉風になっている箇所もあり、子どもは探検気分で先へ先へ進みたがります。「お宝はどこだ?」なんて声をかけて宝探しゲームのように回ると、参加型アートの雰囲気が高まります。公式に謎解きイベントがなくても、親がちょっとしたストーリーを作ってあげると子どもは夢中になりますよ。
- タッチOK!触れるアートの開放感: 熱海館では基本的に展示に触れてもOKとなっています(※壊れやすいもの以外)。これが小さな子には嬉しいポイントで、「触っちゃダメ!」と叱られるストレスがありません。例えば恐竜の歯に触れてみたり、絵の中の動物になでなでしてみたり、体験型美術館ならではの自由さがあります。もちろん展示を汚したり傷つけたりはNGですが、子どもが思い切り手を伸ばせる環境は親としても安心できますね。「さわってごらん、平らなのに出っ張って見えるよ」と促すと、「ホントだ!フシギ~!」と笑顔になる場面がたくさんありました。
- 写真撮影スポットの多さ: 熱海館は比較的こぢんまりしていますが、その分ほぼ全てがフォトスポットと言ってもいいくらい途切れなく撮影ポイントがあります。子どもはカメラを向けられると最初は照れますが、慣れてくると自分から「次あれ撮って!」とリクエストするようになります。「じゃあ次は○○くんが大きくなる番だね」「次はママがワニに食べられちゃおうかな?」なんて会話しながら撮影していく流れが自然にできあがり、子どもが主役でどんどん参画してくれます。自分が撮られるだけでなく、兄弟同士で撮り合ったり親を被写体にしたりも興味を示すので、カメラを子どもに預けてみるのも一興です。低いアングルから撮ってくれて意外に才能を発揮するかもしれません。
- 熱海城とのコラボ体験: 熱海城本館には、忍者衣装やお姫様の着物を無料で着付け体験できるコーナーや、巨大ボールプール、レトロビデオゲームが無料で遊べるゲームセンターなどがあります。トリックアート迷宮館から直接行けるわけではありませんが、共通券で両方入る場合は行き来自由です。特に衣装体験は女の子が喜び、**「お姫様ドレス姿でトリックアート撮影」**なんて贅沢な遊び方も可能!また、城の足湯(無料)で景色を眺めながら休憩した後、もう一度トリックアート館に戻って写真を撮り直すなんて楽しみ方もできます。子どもが飽きずに過ごせる工夫が随所にあるのは、熱海城エリア全体としてファミリー歓迎の姿勢だからでしょう。
以上のような要素があり、熱海トリックアート迷宮館では小さな子から小学生まで幅広い年齢層の子どもが大満足すること請け合いです。特に夏休みなどは子ども向けイベント(猿まわしショー等)が熱海城周辺で開催されている場合もあり、まさに親子で一日中楽しめる観光スポットとなっています。

◆ 館内設備(ベビーカー可否、授乳室、トイレ等 子連れ向け情報)
熱海トリックアート迷宮館および隣接する熱海城は、小さな子ども連れでも快適に利用できる設備が整っています。具体的なポイントをまとめてみましょう。
- ベビーカーでの移動: 館内はベビーカーで入館可能です。 熱海城自体がエレベーター完備でベビーカーOKの施設であり、トリックアート迷宮館も同様にフラットな動線となっています。入り口に多少段差がありますが、スタッフが持ち上げを手伝ってくれます。館内も広すぎないため、混雑していなければベビーカーでも問題なく見て回れます。むしろお子さんが眠くなった時など乗せておけるので助かるでしょう。
- 授乳室・おむつ替え: 授乳室とおむつ交換台が利用できます。 これは熱海城側の設備になりますが、熱海城天守閣の6階多目的トイレにおむつ替え台、地下1階に授乳スペースが設けられています。スタッフに言えば案内してもらえますので、必要な際は遠慮なく申し出ましょう。トリックアート館からは少し移動が必要ですが、同じ敷地内です。授乳室は清潔で女性スタッフが対応してくれるので安心です。
- トイレ: トリックアート迷宮館館内にトイレはありませんが、熱海城施設内のトイレを自由に使えます。熱海城地下1階や各階にトイレがあり、もちろん子ども連れで入りやすい洋式トイレ・多目的トイレもあります。オムツ替え設備は前述の通り6階にあります。トリックアート館を出てすぐの所にも案内看板がありますので、緊急時も落ち着いて対処できます。
- 館内移動(エレベーター等): 熱海トリックアート迷宮館自体は1フロア(一部中2階的な構造あり)ですが、エレベーターが設置されています。 車椅子やベビーカーでも移動可能です。ただ、順路的には階段を数段上る箇所もあるので、スタッフに声をかけて迂回路を案内してもらえます。熱海城と直結している通路部分にもエレベーターがあり、城の地下~地上6階すべてアクセス可能なので、抱っこ階段がなく楽ちんです。
- 休憩スペース: 館内にカフェなどはありませんが、出入口付近にベンチが設けてあり、そこで座って一息つけます。館外すぐに足湯コーナー(無料)があり、家族で足を浸けながら景色を眺めて休むのもおすすめです。飲み物の自動販売機もありますし、ロープウェイ山頂駅には軽食を売る売店もあります。
- 感染症対策: 2020年以降、館内の手すりやゲーム機の消毒、各所への消毒液配置、スタッフのマスク着用など衛生対策が徹底されています。小さな子が触れるものも安心です。また、館内は換気も適宜行われ、比較的空気がこもりにくい構造になっています。
総合すると、熱海トリックアート迷宮館+熱海城エリアは子連れフレンドリーな観光施設と言えます。実際に親子向け情報サイト「いこーよ」の評価でも、幼児~小学生の満足度が非常に高く、特に「赤ちゃん連れでも安心」「ベビーカーOK」「おむつ替え台有り」といった点が高評価を得ています。これは観光地によってはなかなかないことで、熱海城運営側の配慮が伺えますね。例えば、大きなボールプールや無料ゲームコーナーがあるのも「子どもがしっかり遊べる場を提供したい」という思いからでしょう。
注意点を挙げるとすれば、山頂エリアなので坂道や階段が多い屋外だということです。駐車場から館入口まで少し坂を歩く、ロープウェイ駅から城入口まで階段を上がる、といった場面があります。ベビーカーの場合は迂回路もありますが、抱っこ紐があるとスムーズな部分もあります。また、山の上なので天候によっては風が強かったり肌寒かったりします。夏は日差しが強く帽子必須、冬は防寒をしっかりするなど、麓より気温や気候が変わる点にご注意ください。
◆ 混雑状況とおすすめの時間帯・回避のコツ
熱海トリックアート迷宮館の混雑傾向は、お台場ほど極端ではないものの、やはり土日祝や長期休み期間に賑わいます。特に熱海自体が人気観光地なので、GW・お盆・年末年始などは周辺道路も混み合うほどです。以下に混雑状況と回避のコツをまとめます。
- 平日は比較的空いている: 平日の熱海城・トリックアート館は、観光ツアー客やシニア層がメインで、子連れファミリーは少なめです。そのため館内もゆったり見て回れます。午前中~昼過ぎにかけて特に空いていることが多く、写真撮り放題という声もありました。地元の幼稚園の遠足など団体が入る場合も稀にありますが、規模は知れています。可能なら平日に行くのがベストですね。
- 土日祝は午前中が狙い目: 土日は10時頃から徐々に混み始めますが、それでも午前中はまだ余裕があります。 開館直後の9~10時台は貸切状態なこともあり、一番の穴場タイムです。お子さん連れなら朝の涼しいうちに山登り(もしくはロープウェイ)して、午前中にトリックアート館・熱海城を見学するプランがおすすめです。午後になるにつれてロープウェイ待ちや入館待ちが発生しやすくなります。
- 長期休みはチケット購入場所に注意: 夏休みや大型連休は、ロープウェイ乗り場や熱海城のチケット売り場が混雑します。トリックアート迷宮館単体なら入口で直接購入できますが、共通券を買う場合は熱海城券売所で求めます。その列が伸びることがあるので、湯~遊~バスを利用して熱海城前まで来れば、ロープウェイ待ちを回避できます(バス停降りたらすぐ券売所なので)。また、共通券を買うつもりでも、先にトリックアート館に入って通常券を買い、館内で差額を払って共通券にアップグレードしてもらう裏技もあります。スタッフに相談してみましょう。
- 館内の混雑感: 熱海館はそれほど広くないため、10組程度入ると多少密に感じます。ただ順路が決まっていて順番に進む形式なので、行列になって立ち止まるような混雑ではありません。混雑時でも一箇所に人が集中しにくい工夫がされており、例えば有名なゴリラ絵の前で数組並んでいても、他の展示を先に見てまた戻ってくることができます。「迷宮館」ならではの回遊性でストレスを減らせますので、混んでいるスポットを飛ばして後回しにするなど柔軟に動きましょう。
- スタッフの誘導に従う: 土日などはスタッフが館内に配置され、写真撮影のお手伝いや人の流れの調整をしてくれます。「こちらからどうぞ~」と次のエリアに誘導されたら、それに従う方が結果的に全作品を楽しめます。逆に戻ったり行きつ戻りつすると接触の原因になるので、基本は一筆書きで進むのが安全です。
- 山頂エリアの駐車場事情: 車で行く場合、連休中のお昼頃には山頂駐車場が満車になることがあります。その場合急勾配の道で待つ羽目になるので、できれば朝のうちに到着し駐車してしまいましょう。駐車場が満車なら、麓の市営駐車場等に停めロープウェイ利用に切り替える手もあります(が、子連れで荷物が多いと大変なのでできれば避けたいところ)。
概ね、「午前中に攻めて午後は他の観光地へ」というのが熱海トリックアート迷宮館を快適に楽しむポイントです。幸い熱海は他にもビーチや温泉街、MOA美術館など見どころ豊富なので、午後はそちらに回す計画を組むと混雑ピークを外せます。また、お子さん連れの場合、お昼寝や疲労も考慮して滞在時間を短めに区切るのも手。午前にトリックアート&城、ランチしてから一旦ホテルや宿に戻り休憩、夕方涼しくなってから海辺散策…とメリハリをつけると、子どもも機嫌よく過ごせます。熱海の街自体はコンパクトなので移動も楽ですから、混雑時間帯を避けて上手に回りましょう。
◆ 滞在時間の目安とモデルルート(熱海編)
熱海トリックアート迷宮館の所要時間は、平均して60~90分程度と考えておきましょう。館内だけなら30~40分で一通り見終わるコンパクトさですが、せっかく熱海城エリアにいるのであわせて城内見学や周辺散策をする方が多く、その場合2時間程度はみておくのがおすすめです。実際、子ども連れの口コミでも「城とトリックアートで半日遊べた」「90分~120分くらい楽しめた」との声がありました。
では、熱海観光におけるモデルコースを考えてみましょう。熱海は1泊旅行の方も多いと思いますので、「午前中を熱海城エリアで遊ぶコース」の例を挙げます。
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9:30 熱海駅発→熱海城へ(ロープウェイ)
熱海駅前から「湯~遊~バス」に乗車し、約15分で「熱海城前」バス停に到着。バス車内ではアナウンスで観光案内も流れ、子どもも景色を見ながらワクワク。ロープウェイ組なら熱海港駅までバスで行き、9:40発のロープウェイに乗るのも楽しいでしょう。3分間の空中散歩で山頂駅へ。 -
10:00 熱海城&トリックアート共通券を購入し入場
山頂駅に着いたらすぐ目の前が熱海城です。券売所で共通券を買い、まず熱海城から見学開始。エレベーターで一気に6階天守閣へ上がり、360度の大パノラマを家族で満喫します。「うわぁ、海が光って綺麗!」「船が見えるね」と子どもも大興奮。天守閣で景色を堪能したら、5階以下の展示フロアへ。 -
10:15~10:45 熱海城館内を親子で楽しむ
熱海城内には刀剣や鎧の展示があり、特に男の子は興味津々。試しにほら貝を吹いてみたり、吹き矢体験コーナーで的を狙ったり、江戸衣装を着て写真を撮ったり、無料ゲームコーナーでパパが懐かしのインベーダーゲームに挑戦したりと、見どころいっぱいです。6歳の娘さんがお姫様ドレスを着て写真を撮った、なんて口コミも。親子で江戸体験コーナーは盛り上がります。最後に地下1階の足湯で一息ついても良いですね(足湯からの景色も最高です)。 -
10:45 トリックアート迷宮館に移動
熱海城を堪能したらすぐ隣のトリックアート迷宮館へ。城と直結しているので移動はあっという間です。ベビーカー組はエレベーターで地下から繋がっています。再入場不可なのでトイレなど済ませてから入館します。 -
10:45~11:30 熱海トリックアート迷宮館で遊ぶ
いよいよトリックアートの世界へ!入館してすぐ飛び出す巨大サメにびっくりしつつ、親子で写真撮影開始。子どもが「次は恐竜!今度はぼくが食べられる番ね!」とノリノリで進み、家族全員で大笑いしながら撮影会です。お化け屋敷的な演出は少ないので終始明るい雰囲気で、小さなお子さんも怖がらずに済みます。鏡の迷宮でみんなで迷ったり、隠し絵クイズに夢中になったり、時間を忘れて楽しみます。「全部見たね!」となったら最後にショップでお土産選び。子どもはゴリラクッキーに大興奮、お父さんはトリックアートTシャツに興味津々、ママは可愛い万華鏡キーホルダーを購入…なんてことも。 -
11:30~12:00 ロープウェイで下山&移動
帰りはロープウェイを利用。山頂駅発12:00前後の便に乗って麓へ。下りの景色も爽快です。バス停から再び湯~遊~バスに乗って熱海駅方面に向かいます(バスは15分毎程度運行)。「いっぱい歩いたね、お腹空いたね」と話しながらホテルや街中へ移動。 -
12:30~13:30 熱海市街でランチ
熱海駅前の仲見世商店街や平和通り商店街には飲食店が軒を連ねています。子連れなら海鮮丼などより、ファミレス的な「スパゲッティ屋さん」や手軽な「カフェ&ベーカリー」などが入りやすいでしょう。駅ビルラスカ熱海内にもフードコートがあります。温泉まんじゅうを買い食いするのもお忘れなく。 -
午後~ 熱海市内観光やホテルで休憩
午前中で熱海城&トリックアートを制覇したので、午後はプラン次第で自由行動です。夏ならサンビーチで海水浴や砂遊び、寒い季節ならMOA美術館で芸術鑑賞や、湯~遊~バスで郊外の初島に船で渡るなんて冒険も。宿泊するなら15時チェックイン後に温泉でまったりするのも最高です。夜はサンビーチのライトアップや花火大会(開催日限定)を楽しむのも乙ですね。
このモデルルートは一例ですが、ポイントは熱海城エリアを半日で効率よく回ることと、午前中の早い時間にトリックアートを組み込む点です。お子さんの集中力は午前中が高く、写真撮影にも飽きずに取り組んでくれます。午後はプールや海で発散、夜はぐっすり…といった流れだと家族旅行がうまく回ります。
もちろん、午後から熱海城に行くプランでもOKですが、その場合は暑さ対策や混雑対策をしっかりして下さい。夏場午後の山頂はかなり日差しが強いので、帽子・日焼け止め・飲み物必須です。疲れてしまったら無理せず、トリックアート館だけ見て城は省略する判断もアリです(逆もしかり)。
熱海は**「熱海 観光 子ども」**で検索すると分かるように、ファミリーに優しい観光資源が沢山あります。トリックアート迷宮館+熱海城という組み合わせは、その中でも特に子どもの満足度が高い鉄板コースですので、スケジュールにうまく組み込んでみてくださいね。
◆ フォトスポット活用術とおすすめ撮影ポイント
熱海トリックアート迷宮館でも、写真撮影を存分に楽しむためのテクニックやおすすめ構図があります。お台場館で紹介した内容と重複する部分もありますが、熱海館ならではのポイントも交えてまとめます。
- 家族全員で撮れるよう交代しよう: フォトスポットが豊富なので、ぜひ家族全員が主役になった写真をそれぞれ残しましょう。最初はパパと子どもでゴリラに食べられる写真→次はママと子どもで、最後にパパママ子ども全員で…というように、同じ場所でパターンを変えて撮るとバリエーションが増えます。スタッフに頼めば家族写真も快く撮ってくれますから、「全員揃ってポーズ!」の一枚も忘れずに。熱海城背景に足湯に浸かりながらの家族写真なんかも記念になります。
- 熱海らしさを写真に入れる: 館内は熱海要素が直接描かれているわけではないですが、窓の外にちらっと海が見えたりします。館内から絶景を撮ることは難しいので、足湯テラスや天守閣からの景色と組み合わせた写真も撮ってみましょう。例えば足湯に家族で並んで浸かっているところを背後から撮り、奥に海が見えるショットや、天守閣の展望台で子どもを抱っこして空を背景に撮るなど、熱海旅行の雰囲気が伝わる写真もぜひ残して。トリックアート館で撮ったユニーク写真と、絶景家族写真、両方あるとアルバムのバランスが良くなります。
- 動きのあるシーンを狙う: 恐竜から逃げる、崖から落ちそうになる、ワニに噛まれるなど、アクションシーンは動画や連写で撮るのがおすすめです。子どもがピョンと跳ねる瞬間や、パパが転げ落ちる演技をする連続写真は、後で見返してマンガのコマ割りのように楽しめます。お家に帰ったら連写を繋げてGIFアニメを作っても面白いですね。最近はスマホアプリで簡単にできますので、お子さんと一緒に加工して遊ぶのも良い思い出作りです。
- 隠れトリックに注目: 写真には直接写りませんが、売店内などにひっそり隠されたトリックも見逃さないでください。例えば売店の壁に鏡が仕掛けられていて、自分の顔が別のキャラクターと合体して映るとか、スタッフカウンターにミニだまし絵が飾ってあるとか。そういった細部を撮っておくと、「こんなのもあったね」と後で話題にできます。「これは何かわかる?」とクイズ仕立てで写真に撮っておじいちゃんおばあちゃんに送るのも楽しいですね。
- 熱海城コラボ写真: 共通券で熱海城も見学した場合、トリックアートと絡めたネタ写真も撮れます。例えばお姫様衣装を着たままトリックアート館に入り、江戸の町の絵と一緒に撮るとか(衣装は熱海城内のみなので正規ルートではNGかもしれませんが、写真だけ着た状態で移動ということも…)。また、熱海城地下にある巨大な鎧武者模型とトリックアート写真を合成するとか、少しマニアックですが二重露出アプリなどで遊ぶのもアリです。玄人向けですが、興味ある方は挑戦してみてください。
基本的には、お台場館と同様「角度・距離・ポーズ」の3要素に気をつければ上手く撮れます。熱海館は自然光が入る明るいエリアも一部ありますが、多くは人工照明なので、スマホのナイトモードなどは不要です。逆にフラッシュを焚くと平面の絵であることがばれてしまうので、フラッシュはOFFで撮りましょう。
また、混雑が少ないときほど丁寧に構図を決めて撮る余裕があります。空いている平日などに行ったら、ぜひじっくりこだわってベストショットを狙ってください。左右から何度も撮り直したり、子どもの表情が硬かったら冗談を言って笑わせてから撮ったり、プロカメラマンさながらに挑戦するのも楽しいものです。そうやって撮れた一枚は、きっと家族の宝物になりますよ。
◆ 季節限定イベントの傾向(春・夏・冬など)
熱海トリックアート迷宮館そのものは常設展示がメインで、大幅な展示替えはありません。ただし、季節や時期によって熱海城エリア全体でのイベントが開催されることがあります。トリックアート館もその一環で盛り上がるケースがありますので、季節ごとの傾向を押さえておきましょう。
- 春: 桜の名所である熱海城桜まつり(3月下旬~4月上旬)が有名です。桜シーズンは夜間ライトアップなど城エリアが賑わうため、昼間トリックアートで遊んで夜に桜を見る、というお花見観光とセットが楽しめます。トリックアート館自体に春限定展示はありませんが、春休みは家族連れが増える時期なので多少混雑します。お子さんの春休み自由研究の題材としてトリックアート体験を書くのもユニークかもしれませんね。
- 夏: 熱海といえば夏は花火大会(7~9月に複数回開催)が大目玉です。夜の花火に向けて日中遊ぶスポットとして、トリックアート館も人気となります。冷房が効いて涼しく過ごせるため、日焼けを避けたいファミリーには好評です。熱海城では8月に**猿まわし(猿の曲芸)**ショーが行われたり、子ども向け縁日コーナーが出たりします。そうした時期は普段以上に子どもで賑わい、トリックアート館も笑い声が絶えません。夏限定のお化け屋敷イベントなどは無いので、小さい子も安心です。
- 秋: 熱海城では秋にハロウィンイベントを実施することもあります(仮装で来場すると特典など)。トリックアート館でも、仮装して写真を撮ればいつもと違った楽しさがあります。熱海温泉街は秋は比較的落ち着くので、混雑が和らぎ穴場かもしれません。紅葉は熱海梅園など別スポットになりますが、秋晴れの日に訪れれば空いていてじっくり芸術鑑賞ができます。
- 冬: 冬休み・年末年始も無休で営業しています。熱海城では新春イベント(書初め体験や獅子舞など)が開催される年もあり、そのついでにトリックアート館にも多くの人が訪れます。寒い冬も館内は暖かく、雨風もしのげるため、家族でゆっくり楽しめるでしょう。熱海は1月下旬~2月に梅や早咲き桜が咲き始めるので、その頃は観光客が増えます。冬の澄んだ空気のおかげで天守閣から富士山が見えることもあり、合わせて訪れる価値大です。
また、2022年頃に作品の入れ替えが行われ、展示数が49点に増えたとの情報もあります。今後も不定期に新作が登場する可能性がありますので、「前回来たときと違う作品が増えていた」ということも起こりえます。リピーターでも飽きない工夫ですね。
総じて、熱海トリックアート迷宮館自体の季節限定企画は多くありませんが、熱海城や周辺観光とセットで季節行事を楽しむのが定番です。熱海の街は四季折々のイベント(梅まつり、花火大会、糸川桜まつり、海上花火など)が盛んなので、旅程を組む際はそれらに合わせると良いでしょう。例えば、夏の花火大会の日は昼間ここで遊んで、夜ビーチで花火鑑賞。冬の桜が咲く週末に合わせて訪れ、午前中トリックアート午後は梅園散策。そんな風に季節要素を取り入れると、より思い出深い旅行になります。
なお、公式サイトや熱海市観光サイトではイベント情報が随時更新されます。旅行前に「熱海トリックアート迷宮館 お知らせ」などを調べて、期間限定のサービスがないかチェックするのもおすすめです。例えば以前は「公式Instagramフォローでポストカードプレゼント」といったキャンペーンもありました。見逃さないようにしましょう。
◆ 子ども向け体験談(年齢別での反応や注意点)
熱海トリックアート迷宮館に子連れで訪れた家族の生の声から、年齢別の子どもの反応や親御さんが感じた注意点などをまとめます。お台場館の場合と共通する部分もありますが、観光旅行というシチュエーションでのポイントも含めてご紹介します。
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未就学児(乳幼児~幼稚園児):
熱海館は動物モチーフが多いため、2~3歳頃から反応が良いとの声があります。例えば1~2歳だとまだ理解できずポカンとしていたけれど、3歳になって再訪したら「サメ!サメ!」と興奮して指差していたというエピソードも。怖がりのお子さんにはゴリラや恐竜は刺激が強いですが、逆にパパにしがみついて離れなくなり可愛かった、なんて感想も。怖がりすぎる場合は無理せず、「怖いね~でも大丈夫だよ、本物じゃないからね」と寄り添ってあげれば落ち着きます。4~5歳になると仕掛けの面白さがわかり、「なんでこうなるの?」と質問攻めにしてくることも。難しい説明は抜きに「おもしろいね!」と共感しながら進みましょう。 注意点として、熱海城エリア全体で見ると屋外移動があるため、迷子や転倒に気をつけてください。城天守閣の展望台や足湯など、視界が開けて親の目が届きやすい場所でも子どもは嬉しくて走り回りがちです。山頂は柵もしっかりしていますが、興奮して駆け出したりしないよう声掛けを。館内ではおおむね安全ですが、鏡の迷路で顔をぶつける子が稀にいるので、先頭は大人が進むようにすると安心です。 -
小学生:
小学生は概ね大はしゃぎで、低学年から高学年まで楽しめるとの評判です。低学年くらいの子は「本当にここにサメがいると思った!」など純粋に騙されてくれて、親としては連れて行き甲斐があります。兄弟で行った場合、上の子が下の子に「こうやってポーズするんだよ」と教えてあげる微笑ましい姿も見られたそうです。高学年にもなると、ちょっとクールに構える子もいますが、心の中では結構楽しんでいて「思ったより面白かった、また行きたい」と後で言ってくれたりするようです。 小学生連れの親御さんの声で多かったのが、「子ども同士で盛り上がって親は写真係に徹した」というもの。特に仲良し兄弟や従兄弟同士で行くと、自分たちで勝手にポーズを決めて笑い合って、親が口出ししなくても楽しんでくれるようです。その際、親は安全とマナーの見守りに注力しましょう。例えば他のお客さんへの配慮(走らない、大声出しすぎない)、また展示物に過度に触れていないか等。熱海館は自由度が高いゆえ、はしゃぎ過ぎに注意です。幸い壁や床は丈夫にできているので簡単に壊れることはありませんが、万が一絵が剥がれたりしないように、子どもが叩いたりしないよう目を配りましょう。 -
中高生以上:
中学生くらいになると親と一緒に行動するのを照れる年頃ですが、旅行となれば別。最初渋っていた中2の息子さんが、実際行ってみたら「意外と面白かった」と笑顔を見せてくれた、というお話もあります。家族旅行で無口になりがちなティーンエイジャーも、トリックアートで一気に打ち解けたという効果も。スマホでどんどん写真を撮って「インスタに載せよ」と言っていた中学生女子の例もあり、現代っ子にも刺さるコンテンツのようです。高校生くらいだとむしろ芸術的興味から楽しんでくれることもあります。だまし絵の歴史や手法など、展示説明を読み込んで「これはエッシャーの手法だね」なんて感想が出たり、親より詳しくなっていたりして驚かされます。 ただし、年長の子どもは小さい弟妹へのフォロー役を期待される場面も。例えば抱っこしてあげたり、一緒にポーズを取って盛り上げてあげたり。普段は生意気盛りでも、こういう時頼られると嬉しいようで、張り切って協力してくれます。親は上の子に「ありがとう、助かるよ」と声をかけつつ、家族チームワークで楽しみましょう。 -
大人(親世代):
最後に親自身の反応ですが、「予想以上に楽しんでしまった!」という声が多かったです。子どもの付き添いと思っていたら、自分が夢中で写真を撮っていた、気づけば旦那が変顔していた、なんてエピソードも。特にお父さん方は最初照れがあるものの、乗ってくるとお子さん以上にふざけてくれる頼もしさがあります。お母さん達も童心に返ってはしゃいだという感想がよく見られ、やはり家族全員が主役になれる体験は貴重だと感じますね。注意点として親側で気をつけたいのは、「スマホやカメラの電池切れ」。写真を撮りまくるので、事前に充電を満タンに、容量も空けておきましょう。旅行中だと他の観光でも撮影が重なるので、予備バッテリーがあると安心です。
以上、年齢別に見てきましたが、どの年代でも熱海トリックアート迷宮館は家族の絆を深める体験になったという共通点が浮かび上がりました。自然やテーマパークとはまた違う、インドアアクティビティならではの一体感があります。「だまされる快感を家族で共有できる」って素敵ですよね。親も子もフラットな気持ちで笑い合えるのがトリックアートの良いところだと思います。
最後に小さなお子さん連れへの注意として、熱海城は山の上なので体調管理に気をつけてください。夏は暑さ・水分補給、冬は寒さ・乾燥対策をしっかりと。館内で興奮した後、帰りのロープウェイや車で疲れてぐっすり寝てしまうお子さんも多いです。抱っこで移動する場面も想定して、大人も無理なく楽しめるよう計画してくださいね。
◆ 周辺でトリックアート美術館と組み合わせたい子連れ向け観光地(熱海エリア)
熱海トリックアート迷宮館を訪れたら、ぜひ熱海ならではの観光スポットも一緒に楽しみましょう。熱海は海と温泉の街で、子ども向けレジャーも意外と充実しています。ここでは、トリックアート館+αで立ち寄りたい周辺のおすすめスポットをエリア別にご紹介します。
- 熱海城(隣接) – まずは言うまでもなく熱海城本体です。共通券で入れる天守閣からの大パノラマは親子で興奮しますし、館内の無料ゲームセンターやボールプール、江戸衣装体験、忍者道具の展示など、子どもの興味を引くコンテンツが満載です。特に地下1階の「冒険の部屋」では、ボールプールやわなげ、卓球台まであり、トリックアート館の後に遊べば元気有り余る子も大満足。景色良し遊び良しで、熱海城エリアだけで半日遊べます。
- アタミロープウェイ(隣接) – 山麓と山頂を結ぶ可愛らしいロープウェイです。3分間ですが急勾配を登るスリルがあり、ガラス窓から見下ろす景色に子どもが歓声を上げます。ベビーカーは折りたためば乗せられます。乗車時間は短いのであっという間ですが、乗ること自体がイベントになるのでぜひ体験を。頂上駅2階には「秘宝館」(大人向け娯楽館)が併設されていますが、これは子連れには不向きなのでスルーでOKです(入口が分かれているので子どもが間違って入らないよう注意)。
- 熱海サンビーチ・親水公園(山麓エリア) – 熱海港の近く、ロープウェイ乗り場があるあたりから徒歩5分で熱海サンビーチに出られます。人工の砂浜が広がり、夏は海水浴場として賑わいます(子ども連れで海遊びするなら監視員が常駐するこのビーチが安心です)。砂遊び道具を持っていけば幼児でも楽しめます。隣接する親水公園デッキは海に突き出した遊歩道で、ベビーカーで散歩可能。夜はライトアップが美しく、夏は海上花火の打ち上げ場所にもなります。日中トリックアート、夕方ビーチで夕日を見る、夜花火を見る、というコンボは最高の熱海満喫コースでしょう。
- 熱海温泉街(銀座町・咲見町エリア) – 熱海駅から海岸にかけての温泉街はレトロな商店街や足湯スポットが点在しています。家康の湯という無料の足湯が熱海駅前にありますし、少し歩けば小沢の湯という共同浴場も(観光客も利用可ですが子連れはハードル高いかも)。散策しながら温泉まんじゅうやジェラートを食べたり、手湯・足湯でほっとしたりと、歩くだけで楽しめます。子ども向けに射的やスマートボールといった遊技ができる店もあり、縁日気分を味わえますよ。お土産屋巡りでは干物屋さんで試食をもらったり、だるま落としキーホルダーなどの雑貨を見たり、昭和っぽい雰囲気も子どもには新鮮かもしれません。
- 熱海遊覧船サンレモ(熱海港) – 海から熱海の景色を楽しめる遊覧船です。ヨット型のかわいい船に乗って30分のミニクルーズができます。風を切って走る船は子どもが大喜び間違いなし。デッキに出ればカモメが飛んでくることも。トリックアート館からロープウェイで降りた場所が熱海港なので、そのまま船に乗るプランもスムーズです。海上から山頂の熱海城を見上げて「さっきあそこにいたんだね」と振り返るのも楽しいでしょう。1日4便程度運航しています。
- MOA美術館(少し離れた高台) – 少し高度なチョイスですが、芸術に触れさせたいならMOA美術館も視野に。熱海駅からバスで7分ほど、高台にある近代美術館で、広々した館内には子ども歓迎の休憩室や、展示を体験できるキッズワークショップもあります。紅葉シーズンや梅園も敷地内にあり、自然も感じられます。未就学児には難しいですが、小学生なら名画鑑賞に挑戦させてみても。トリックアートで遊んだ後だと、逆に本物の絵画にも興味を示したりするかもしれません。
- 初島アイランドリゾート(船で25分) – 少し冒険したいファミリーには、熱海港から高速船で行ける離島「初島」への日帰り旅もおすすめです。島内にはアスレチック「アドベンチャーアイランド」や自然の中の宝探し「初島アイランド宝探し」など、子ども向けアクティビティが充実。海辺の岩場で磯遊びもできます。往復船代はかかりますが、非日常の島体験は思い出深いものに。トリックアートと全く異なる大自然遊びでバランスも良いでしょう。
- 伊豆山神社・來宮神社 – 歴史好きなご家族なら源頼朝ゆかりの伊豆山神社や、御神木の大楠が有名な來宮(きのみや)神社も見どころです。どちらも境内は階段が多いので、小さなお子さんには大変かもしれませんが、來宮神社にはカフェや足湯もあり観光客で賑わっています。親が参拝している間、子どもは境内で走り回ってエネルギー発散…なんてこともできます。
以上、熱海エリアの家族連れ向け観光スポットを紹介しました。熱海トリックアート迷宮館は山の上で多少アクセスに工夫がいりますが、その分周りに楽しい場所が凝縮しています。夏の海、冬の梅、年中楽しめる温泉街、そしてトリックアート美術館と、お子さんに色々な体験をさせてあげられる贅沢な場所です。
旅行プランを立てる際は、無理に全部詰め込まず、子どもの体調と相談しながら上記スポットを組み合わせてみてください。例えば午前中に山頂で遊び、午後はビーチでのんびりとか、逆に朝ビーチ散歩して午後トリックアートなど、自由度は高いです。熱海は坂が多いのでベビーカー利用の場合はバスも活用し、疲れすぎないよう配慮しましょう。
最後に一つ、「熱海には温泉旅館やホテルにキッズコーナーを設置している宿が増えています」。もし宿泊するならそういった宿を選ぶのも良いですね。館内ゲームコーナーやプールのあるホテルなら、夜も子どもは退屈しませんし、親もゆっくり温泉に浸かれます。熱海トリックアート迷宮館での興奮冷めやらぬ子ども達と、旅の夜も楽しく過ごしてください。
◆ お土産ショップの見どころ(トリックアートグッズ、子どもが喜ぶ小物など)
熱海トリックアート迷宮館の出口付近には、オリジナルグッズを扱うミュージアムショップがあります。ここでは熱海城エリアならではのユニークなお土産が手に入りますので、ぜひ立ち寄ってみましょう。
熱海トリックアート迷宮館&熱海城のお土産コーナーで注目のアイテム:
- オリジナルお菓子(インパクト系): 先ほども少し触れましたが、**「大猿の口クッキー」や「ジョーズグミ」**といった、トリックアートの人気キャラをモチーフにしたお菓子は外せません。大猿の口クッキーは、缶に巨大ゴリラの顔が描かれており、中には一口サイズのクッキーがぎっしり。缶を開けるとゴリラに食べられる感じが再現されていてインパクト大です。ジョーズグミはサメのパッケージに入ったソフトキャンディーで、子どもたちのウケは抜群。「これ食べたら強くなれるかな?」なんて会話も弾みます。
- トリックアートパズルチョコレート: 熱海城別館限定商品で、**「トリックアート・パズルクランチチョコ」**というものがあります。一見普通のチョコ菓子ですが、箱のデザインがだまし絵になっており、箱を組み替えると一つの絵が完成する仕掛け付き。複数購入して絵柄を集めるコレクション要素もあります。チョコレート自体も美味しいので、友達や職場へのお土産にしても喜ばれます。
- 熱海城グッズ(お城×トリックアートのコラボ?): 熱海城の売店と共通のため、お城関連のお土産も並びます。刀型のキーホルダー、忍者グッズ(手裏剣マグネットや吹き矢ペンなど)に加え、トリックアート迷宮館のロゴ入りグッズも。Tシャツや缶バッジ、トートバッグなど実用アイテムにトリックアートのキャラクターがプリントされたものがあります。中には熱海城とトリックアートのコラボデザイン(例えば天守閣から巨大な化け猫が顔を出している絵柄など)もあり、マニア心をくすぐります。子ども向けには、熱海城のゆるキャラ「お城ちゃん」グッズも可愛いですよ。
- 直輸入の不思議グッズ: 熱海館はエジプトテーマではありませんが、トリックアート全般のグッズとして海外の錯覚玩具が置いてあることも。例えば、筒を転がすと坂道を登るように見える玩具や、虹色に光る万華鏡、絵が浮き出る3Dシールブックなどです。日本では珍しいアイテムもあり、「面白科学おもちゃ」として子どもが食いつきます。価格も数百円~と手頃なので、小遣いで買える範囲なのが嬉しいですね。
- ポストカード・絵ハガキ: もちろん熱海トリックアート迷宮館の作品を絵ハガキ化したグッズも揃います。海の生き物シリーズや恐竜シリーズなど、数種類セットで販売されていることも。旅先から友人に送るもよし、アルバムに貼ってコレクションするもよし。熱海城の天空からの眺めを撮影した絵ハガキなんかもありますので、合わせてどうぞ。
- 城内限定グッズ: 熱海城のお土産コーナーは「ちょっと変わった商品や熱海城でしか買えない限定品」がコンセプトだそうです。具体的には、城の形をしたお煎餅や、温泉饅頭ならぬ「温泉たまごプリン」(温泉卵を模したプリン)、さらには熱海秘宝館とコラボしたグッズ(子どもには不向きですが笑)などバラエティに富んでいます。お土産選び自体がアトラクションのようで、大人も思わず長居してしまいます。
- 子ども向け小物: 子どもが自分用に欲しがるものとしては、光るおもちゃの剣、城のガチャガチャ、トリックアート絵柄の文房具(消しゴム、鉛筆など)あたりが人気です。「一つだけ選んでいいよ」と言うと、多くの子がキラキラ光る忍者刀のおもちゃを選ぶとか…。男の子ならそこから離れなくなる可能性があるので、予算と相談してあげてくださいね。
熱海トリックアート迷宮館のショップは、お台場に比べるとやや観光地色が強く、土産ネタ満載な印象です。それだけに「ここでしか買えない」感が強いので、見ているだけでも楽しいですよ。店内にもミニトリックアートが隠されているとの噂もあり、最後の最後まで油断できません(笑)。
お支払いは現金の他、主要クレジットカードや一部電子マネーも利用可能だったとの情報があります(状況は変わるのでご確認を)。レジ袋は有料なので、買ったグッズはマイバッグに入れるか、子どもに持たせてあげるといいですね。お気に入りのお土産を抱えてホテルに帰る姿もまた可愛いものです。
以上、熱海「トリックアート迷宮館」の徹底ガイドをお届けしました。続いては、東京近郊の自然豊かな観光地・高尾山にあるトリックアート美術館について見ていきましょう。お台場とも熱海とも違う、古代エジプトの迷宮をテーマにした不思議空間は、こちらも子連れで楽しめる人気スポットです。さっそくチェックしてみましょう!
高尾山「高尾山トリックアート美術館」-古代エジプトの迷宮で錯覚冒険!
東京の西の玄関口・高尾山のふもとにある**「高尾山トリックアート美術館」は、日本有数の観光地である高尾山口駅前に位置するテーマ型美術館です。館内はなんとエジプトの遺跡**をコンセプトに設計されており、一歩足を踏み入れるとピラミッドの中に迷い込んだかのような異世界体験ができます。展示作品は「まるで本物がそこに存在するかのような」リアル志向のトリックアートが多く、写真を撮れば誰もが驚く不思議な一枚が作れる仕掛けが満載です。ミシュラン三ツ星の高尾山観光と合わせて立ち寄る家族連れも多く、山登りとはまた違った楽しみを提供してくれるスポットです。それでは、高尾山トリックアート美術館の魅力を詳しく見ていきましょう。

◆ 基本情報(所在地・アクセス・営業時間・料金)
- 所在地: 東京都八王子市高尾町1786
- アクセス: 京王線「高尾山口駅」から徒歩1分(駅前ロータリー正面)/中央自動車道「八王子第2IC」経由 国道20号経由で約15分(高尾山口駅周辺に有料駐車場あり)
- 営業時間: 10:00~18:00(最終入館17:30) ※4月~11月は通常18:00閉館、12月~3月も現在は同様(季節により変動あり。コロナ対策で当面18:00閉館に統一)
- 休館日: 木曜日(祝日、春・夏・冬休み期間は開館) ※臨時休館や営業時間変更あり、要公式サイト確認
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入館料金(2025年4月改定): 大人 1,550円、中高生 1,150円、小学生 800円、幼児 600円(4歳以上、未就学児) ※3歳以下無料
団体割引・障がい者割引あり(各種半額程度)
高尾山トリックアート美術館は、高尾山登山の起点高尾山口駅から徒歩わずか1分という抜群の立地です。電車利用が便利ですが、車の場合も駅前や周辺に民間駐車場が点在しており(1日最大800円程度~)、駐車可能です。館専用の駐車場はありませんので、高尾山口駅前駐車場などを利用しましょう。
営業時間は夕方18時までと、お仕事帰りに立ち寄るには少し早めに閉まります。木曜定休ですが、春休み・GW・夏休み・冬休みなど繁忙期は無休で営業してくれるのがありがたいですね。お子さんの学校休みに合わせて行きやすいです。なお、コロナ禍で一時的に閉館時間を早めたり休館日を増やしたりしていたこともあるので、2025年現在は基本上記時間ですが、お出かけ前に公式ホームページの開館カレンダーで最新情報を確認することをおすすめします。
料金は2025年4月に改定されており、おとな1,550円と少々値上がりしています(以前は1,400円でした)。その分、館内のサービス充実や維持管理に努めているとのことで、質の高い作品が楽しめるはずです。子ども料金も年齢区分が細かくなっています。幼児(4歳~未就学児)は600円、小学生800円、中高生1,150円となっており、3歳以下は無料。未就学児であっても4歳以上は料金がかかる点に注意しましょう(これは高尾山館だけの区分で、お台場・熱海では未就学児無料でした)。兄弟姉妹で年齢が離れている場合、学割や幼児料金の対象に漏れがないか確認してから窓口で支払うとスムーズです。
高尾山館には公式クーポンもあります。例えば公式サイトから印刷・提示できる200円引きクーポンがあったり、旅行雑誌やJAF会員優待で少し安くなることも。大人2名以上ならまとまった割引になるので、チェックしておきましょう。
◆ 館内の特徴と展示内容の見どころ
高尾山トリックアート美術館の最大の特徴は、なんと言っても館内全体が**「古代エジプト遺跡の迷宮」**をイメージして作られている点です。他のトリックアート美術館が展示のテーマを区切っているのに対し、高尾山館では一貫してエジプトの雰囲気が漂います。入り口にあるピラミッド風の外観からして一目瞭然で、お子さんは「なにここ、お城?ピラミッド?」と興奮するでしょう。
館内に入ると、壁や天井にはヒエログリフ(古代文字)やファラオのレリーフが施され、一気に冒険ムード満点!照明も少し薄暗く、まるで探検隊の気分です。その中に巧妙にトリックアート作品が溶け込んでおり、「これは本物の彫像?それとも絵?」と惑わされてしまいます。**「あたかもそこに本物が存在するが如く」**というコンセプトで、リアル系の作品が多いのが高尾山館の展示の特色です。

具体的な見どころ作品を挙げると:
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超重力の部屋
高尾山館の名物中の名物が、**「超重力の部屋」**と呼ばれるコーナーです。一見普通の部屋なのに、そこに立つ人はなぜか斜めに傾いてしまう…という有名なトリックですね。傾斜した床と壁の錯覚で、まっすぐ立っているつもりが写真に撮ると45度くらい傾いて見えるのです。家族で入ってみんなで「斜めポーズ」を決めれば、おもしろ度満点の集合写真ができます。子どもは最初「わぁ!なんか変な感じ」とバランスを取るのに苦労するかもしれませんが、それも含めて楽しい経験です。ここではぜひ動画も撮って、みんながよろける様子を記録すると笑えますよ。 -
水のない水族館(宙に浮く魚たち)
高尾山館にも水族館をテーマにした作品があります。それが**「水のない水族館」**です。ガラスも水もない空間に、熱帯魚やサメがぷかぷか浮いて見えるという不思議な展示。鏡と透明スクリーンを使った錯覚で、本当に空中を魚が泳いでいるように見えるんです。子どもたちは「どうして?水がないのにお魚いるよ!」と目を輝かせます。写真を撮ると、本物の魚が宙を舞っているかのような幻想的な一枚に。夏に見れば涼しげで、親も癒やされるスポットです。 -
スフィンクスとの遭遇
古代エジプトといえばスフィンクス像。高尾山館には巨大スフィンクスのトリックアートがあり、その存在感に圧倒されます。うまく撮れば、子どもがスフィンクスの手のひらに乗っているような写真や、スフィンクスに睨まれて固まる家族の写真などが撮れます。背景のピラミッドもあいまって、ここが日本であることを忘れるかも?高尾山の緑とのギャップも面白く、記憶に残る展示でしょう。 -
ファラオの間
館内にはいくつか部屋がありますが、その一つが**「ファラオ(王妃)の間」**というコーナー。玉座に座るエジプト王妃と面会しているかのような体験ができます。壁一面が奥行きのある宮殿のように描かれ、左右から見ると印象が変わる仕掛けも。王冠を被った子どもの写真を撮ると、まるで小さなファラオ誕生!?女の子には「クレオパトラみたいだね」と言ってポーズをとらせるとノリノリになります。 -
鏡の迷宮
高尾山館には**「不思議の迷宮」**という副題がついており、鏡を多用した迷路も作られています。鏡張りの通路は方向感覚が狂ってちょっとドキドキしますが、子どもは大喜びで進んで行きます。親御さんは頭をぶつけないようゆっくり後を追ってくださいね。これはトリックアート作品というよりアトラクション的要素ですが、「迷宮館」を名乗るだけあってお子さんは探検気分を味わえます。鏡に映る家族を面白おかしく撮影することもできて、「どれが本物のママでしょう~?」なんてクイズ写真も作れますよ。 -
隠し絵・だまし絵クイズ
高尾山館でも、絵の中に隠れた動物や顔を探すクイズがいくつかあります。例えばエジプト壁画風の模様の中に別の絵が隠されているものや、一つの絵が上下逆さにすると違うものに見える両義図形(アンビグラム)の作品など。親は「お、これは面白いぞ」と思わず真剣に見入り、子どもと一緒に発見の喜びを分かち合えます。遊びながら脳トレにもなり、知的好奇心を刺激されるポイントです。

全体的に、高尾山トリックアート美術館は「エジプト探検×錯覚アート」という世界観が徹底されているため、まるでテーマパークのアトラクションを体験しているような感覚になります。展示数は約50点とかなり多く、飽きる暇がありません。作品も定期的に入れ替えや新設があるようで、開館から25年以上経つ老舗ながら常にアップデートされている印象です。
他館に比べてフォトジェニックな大仕掛けが多いのも特徴。例えば「魔法のランプから巨大な魔人が現れる」シーンや、「床が割れて溶岩が!?」みたいなダイナミックな作品もあり、子どものリアクションがいちいち大きいです。その分小さい子は怖がる場面もあるかもしれませんが、そばに親がいれば大丈夫。「これは絵だよ~ほんとは何もないよ~」と見せてあげればすぐに理解します。
また、この館のユニークなところは、入館者全員にドリンクサービスのコインをくれることです(通常営業時)。外の自販機で温かいコーンポタージュや冷たいジュースと引き換えられるコインで、見学後にテラスで飲み物をいただきながらホッと一息つけます。これには親も感激、「歩き回って疲れた子どもにありがたい」と評判です。
◆ 子どもが特に喜ぶ展示・仕掛け・参加型アート
高尾山トリックアート美術館には、子どものテンションが特に上がる仕掛けや参加型の演出が盛り込まれています。以下に、その中でもおすすめのものをいくつかご紹介します。

- 「ファラオの呪い」のドッキリ演出: 館内のどこかに、**「近づくと何かが起こる」**仕掛けがあると噂されています。これはネタバレになるので詳細は控えますが、お子さんと一緒に進んでいて「あっ!」と驚く瞬間が訪れるかもしれません。びっくり系が好きな子にはたまらないサプライズで、「今動いたよね!?」「気のせいじゃない!?」と家族でワイワイ検証したくなります。怖がりの子の場合、親が「大丈夫だよ、きっとトリックだよ」と優しくフォローしましょう。こうした遊び心たっぷりの演出が、迷宮に迷い込んだ感じを盛り上げてくれます。
- 「万華鏡ルーム」での不思議体験: 子ども、とりわけ女の子は万華鏡が大好きです。高尾山館では、美しい万華鏡模様が映し出される小部屋があり、自分たちの姿が万華鏡の中に入り込んだような写真が撮れます。カラフルでキラキラした空間に子どもたちはうっとり。「わぁお星さまみたい!」と目を輝かせている姿に、親もほっこりします。ここでは静かにその幻想的雰囲気を味わう子が多いので、記念写真は素敵な笑顔で一枚どうぞ。
- トリック迷路スタンプラリー(開催時期限定): 不定期ですが、子ども向けにスタンプラリーを実施することがあります。館内の所定ポイントにスタンプを置き、台紙に全て押すと記念品がもらえる企画です。子どもはスタンプ集めに夢中になり、隅々まで展示を見るようになるので親としても助かる仕掛けでした(現在常設かは未確認ですが、入口で台紙配布があれば参加しましょう)。全部集めた達成感は子どもにとって大きく、「全部押せたね!やったね!」といっぱい褒めてあげてください。
- 「映え写真」ポイントの用意: 高尾山館のスタッフは写真映えにも理解があり、フォトスポットには足形マークや「ここで撮ろう」のサインを置いてくれています。さらに、インスタ用に小道具を借りられる場面も(たとえばエジプトの被り物など)。子どもがファラオのカツラをつけてニッコリ、なんて可愛い写真が撮れれば、ママ友にも自慢できちゃいます。子ども自身も変身願望が叶って大喜び。こういう参加型サービスはありがたいですね。
- 出口で謎解き回答合わせ: 2024年頃までは、館内に隠された謎を解く「トリックアートなぞなぞ」のような企画も行われていました(現在も継続中か要確認)。出口で正解発表があり、見事に解いた子には拍手やシールのプレゼントがあったことも。知恵を絞って挑んだ子どもは、結果に関わらず「楽しかった!」と満足顔になります。親子で協力して謎を追った経験が、家族の良い思い出になるでしょう。
- お土産コインプレゼント: 先ほど触れたドリンクコインの他に、タイミングによっては**「トリックアートオリジナル缶バッジ」**などの小さなプレゼントをもらえる場合があります。例えば来館○○万人達成記念やSNSキャンペーン達成記念などで、先着何名に配布といったことがあります。子どもは何かもらえると素直に喜ぶので、そのバッジを帽子につけて帰ったりしてご機嫌に。参加型アートとは少し違いますが、こうしたサービス精神旺盛なところも子連れに嬉しいポイントです。
こうした仕掛けの数々により、高尾山トリックアート美術館は単に絵を見るだけでなく体験参加型のエンターテインメントとして楽しめます。子どもが迷宮探検家、親はそのサポーター兼カメラマンとなって、一緒に謎を解き冒険し写真を撮る…家族で協力し合えるのも良いですよね。
特に小学生くらいになると、親の言うことより自分の感じたことを優先し始めますが、ここでは「ねえ見て!これ不思議じゃない?」と子どもから声をかけてくれるでしょう。その時、親はぜひ大げさに共感してあげてください。「ほんとだー!すごい!なんでだろうね?」と一緒に驚けば、子どもは満足気ににっこりします。トリックアートは子どもの「驚き・発見・共有したい」という気持ちを引き出す最高のツールかもしれません。
◆ 館内設備(ベビーカー可否、授乳室、トイレ等 子連れ向け情報)
高尾山トリックアート美術館は古い施設ではありますが、子連れ対応にもできる限り配慮されています。以下、館内外の設備情報をまとめます。
- ベビーカーでの入館: 可能ですが、館内は段差や傾斜が多いため注意が必要です。 入り口には階段がありますが、スタッフが手伝ってくれるか、スロープが設置されることもあります。館内は2階建て+斜めの部屋など構造が複雑で、エレベーターやエスカレーターはありません。そのため、ベビーカーは受付で預けるか、畳んで抱えて移動する方が無難です。タグ付きで入り口に置かせてもらえることもあるので、声をかけてみてください。館内は狭い通路もあり、人が多いとベビーカー操作は難しいので、混雑時は抱っこ紐がおすすめです。なお、館のタグに「ベビーカーOK」と公式にも書かれているので、利用自体は拒否されませんが、安全のため臨機応変に判断しましょう。
- 授乳室・おむつ替え: 館内に専用の授乳室はありません。 しかし、公式情報によると授乳希望の際はスタッフに相談すれば個室スペースを貸してくれるとのこと。また、おむつ替えシートは館内トイレに簡易なものがあります(多目的トイレではないのでスペースは狭いですが、ベビーマットを持参すれば対応可)。高尾山口駅自体には綺麗な多目的トイレがありおむつ替え台付きなので、可能なら入館前後にそちらを使った方が快適でしょう。駅から近い利点で、困ったらすぐ駅に戻れる気軽さがあります。
- トイレ: 館内に男女別のトイレがあります。数は多くないですが、高尾山観光客全体からするとここでトイレを借りていく人もいるくらいなので、大抵空いています。お子さんがトイレに行きたがったらスタッフに言って案内してもらいましょう。館内トイレには補助便座等はありませんので、小さい子は親が支えてあげてください。
- 休憩スペース・ドリンク: 館内に飲食設備はありませんが、出口に出たところに無料ドリンクコーナーがあります(前述のコインで引き換える自販機)。また、館の目の前が小さな広場になっており、ベンチが置いてあります。晴れていればそこでジュースを飲んだり、お菓子をつまんだりできます。高尾山口駅前にもカフェやそば屋さん、ファストフード店(マクドナルド)があり、休憩には事欠きません。子連れなら隣の「極楽湯(温泉施設)」内の休憩所やキッズスペースを利用する手もあります(入館料必要ですが温泉&昼寝もできるので検討価値あり)。
- 感染症対策・衛生: 館内は定期的に清掃・消毒が行われており、鏡の手垢や床の汚れも概ね綺麗に保たれています。アルコール消毒液も受付等に置かれていますので、子どもが触りまくった後は手指消毒させると良いでしょう。換気は構造上やや難しいようですが、空気清浄機などで対応しているようです。
- スタッフ対応: 子ども連れにとても優しいです。例えばベビーカーを運ぶのを手伝ってくれたり、子どもが怖がって泣いてしまったらシールをあげて慰めてくれたりと、評判が良いです。高尾山という観光地柄、外国人観光客も来ますが、言葉が通じなくても笑顔で接客している姿が印象的です。困った時や要望があれば、気軽にスタッフに声をかけましょう。
- その他: 館内にロッカーはありませんが、駅前にコインロッカーがあり荷物を預けられます。ベビーカーを畳んで荷物置きにしたい場合もあると思いますので、必要に応じて利用してください。また、ペット同伴は基本NGですが、キャリーバッグに入る小型犬なら入館OKという情報も。事前に問い合わせれば柔軟に対応してくれるようです(子どもにアレルギーがある場合は逆に注意)。
総じて、高尾山トリックアート美術館は設備面で最新ではありませんが、その分スタッフの気遣いと駅近という利便性でカバーしている印象です。特に、高尾山登山帰りに立ち寄る場合、子どもは疲れてぐずったりしがちですが、駅前なのでさっと入ってサクッと遊べてすぐ帰れるという点でとても利用しやすいです。
注意点を挙げるとすれば、館内の構造上、急な斜面や階段で子どもが転倒しないよう注意することです。超重力の部屋では感覚が狂うので、大人が手をつないであげてください。また、鏡迷路でもぶつかりやすいので先導を。靴もサンダルやヒールだと滑る可能性があるので、運動靴など歩きやすい履物がベターです(登山後なら皆さんスニーカーでしょうが)。
このようにポイントを押さえれば、高尾山館も子ども連れで十分安心して楽しめる施設です。お台場・熱海と比べて多少バリアフリー度は劣りますが、その分子どもには一番「冒険」らしさを味わわせてあげられるかもしれません。
◆ 混雑状況とおすすめの時間帯・回避のコツ
高尾山トリックアート美術館の混雑は、高尾山観光自体の繁閑にかなり左右されます。以下に混雑するケースと、その対策をご紹介します。
- 平日はかなり空いている: 平日の高尾山は登山客も少なめで、トリックアート美術館も来館者はまばらです。特に午前中早めはガラガラなことが多く、貸切状態を味わえることも。「平日に行ったらスタッフさんに付きっきりで案内してもらった」というラッキーな報告もあるほど。時間が許すなら平日訪問が間違いなく快適です。
- 土日祝は午前中 or 夕方が狙い目: 高尾山は都内からの日帰りハイキング客で土日は賑わいますが、多くの方は朝から登山を始め、お昼~15時頃下山します。そのため14~16時台にかけて高尾山口駅周辺に人があふれ、トリックアート館にも流れてくる傾向があります。特に雨天で登山を諦めた人々が流入するケースも。ですので、混雑を避けるなら開館直後の10~11時台に訪れるか、逆に17時頃の閉館間際が狙い目です。17時近くになると登山帰りの人も帰路につきはじめ、館内はかなり空きます。ただし閉館時間があるので急ぎ足にはなりますが、スタッフも空いていれば融通をきかせて写真をいっぱい撮らせてくれたりします。
- 紅葉シーズン・秋の連休は要注意: 高尾山が最も混雑するのは11月中旬~12月初旬の紅葉シーズンです。この時期の土日は、ケーブルカー待ちが1時間以上になるほどの人出になります。トリックアート美術館も例外ではなく、午後は入場制限になることも考えられます。ベビーカー連れで紅葉シーズンに行くのは正直おすすめしませんが、もし行くなら午前中早めに回ってしまうこと。紅葉目的の方々は朝イチから山に向かうので、その間にサッと見学してしまうのがコツです。逆に紅葉帰りの夕方は相当混み合うので避けましょう。
- 夏休み・GWの混雑: 夏の高尾山は登山客は減りますが、トリックアート館は室内涼しいため一定数訪れます。家族連れも増えますが、酷暑の日は山登りせず館だけ利用する人も。ただ夏休み平日は親子連れで賑わうとはいえ、お台場・熱海ほどではありません。お盆期間中は帰省客などで都内は空いてることが多いので、それほど心配はいらないでしょう。GWは新緑登山でやや混みますが、紅葉ほどではありません。
- 混雑時の館内回遊: 高尾山館は狭いため、混むと写真待ちの列ができる可能性があります。特に超重力の部屋など目玉コーナーで順番待ちが発生したら、無理にぎゅうぎゅう入らず、少し待ってから入る方がいい写真が撮れます。時間制限はないので、あせらずマナーよく譲り合いましょう。ベビーカーは混雑時は畳んで隅に寄せ、抱っこ移動に切り替えると周囲も自分たちも楽になります。
- チケット購入と割引: 混雑時にはチケット売り場にも列ができます。前述の公式クーポン等は窓口で提示する必要があるので、あらかじめ手元に出しておきスムーズに買いましょう。大勢が一度に来るとどうしても時間がかかるので、あまりに列が長ければ時差をつけて他の場所で時間を潰し、少し空いてから再度並ぶのも手です。駅前に足湯カフェなどもあるので、一旦外して休憩する余裕を持つと良いですね。
- 雨の日の傾向: 雨の高尾山は登山客が激減しますが、代わりにトリックアート館など屋内施設に人が集まりがちです。ただ、高尾山周辺には屋内娯楽があまりないので、お台場ほど雨だからといって激混みにはならないでしょう。むしろ雨の日は観光客自体少ないため、穴場といえます。山を諦めた方がふらりと立ち寄る程度なので、ゆっくり見学できます。
まとめると、高尾山トリックアート美術館は基本的に大混雑にはなりにくいが、紅葉時期と週末午後は多少並ぶ可能性があるという感じです。混雑を避けるには「午前中に行く」「平日に行く」「紅葉ど真ん中は避ける」などが有効です。子連れの場合、子どもが疲れてぐずる夕方前(16時頃)を見計らって切り上げてしまうのも手でしょう。16時には出て隣の極楽湯(温泉)に浸かって夜はスヤスヤ…なんてプランも家族旅行としてはばっちりですね。
◆ 滞在時間の目安とモデルルート(高尾山編)
高尾山トリックアート美術館の滞在時間は、およそ1時間前後が目安です。展示が多いのでじっくり撮影すると1時間半くらいかかることもありますが、子どもの集中力や混雑具合次第で変動します。1歳児連れのご家庭だと30分ほどで切り上げた例もありますし、小学生兄弟なら2時間近く夢中になったなんてケースも。平均するとだいたい60~75分くらいで出口に出る方が多いようです。

高尾山観光と組み合わせるモデルルートを考えてみましょう。高尾山は都心から日帰り可能なスポットですので、半日登山+半日トリックアート+温泉など、1日で盛り込むプランも人気です。以下に例を挙げます。
-
8:30 新宿発→京王線で高尾山口へ
朝は余裕を持って出発。京王線特急で約50分、高尾山口駅に到着します。子どもは電車旅も新鮮なので、窓から景色を楽しませましょう。駅に着いたらまずトイレなどを済ませておきます(駅トイレは綺麗です)。 -
9:30 ケーブルカーまたはリフトで中腹へ
子連れ登山は無理せずケーブルカーかリフトを活用します。ケーブルカー乗り場で並びますが、朝なら10~15分待ちほど。傾斜日本一のケーブルカーに、子ども達は「ジェットコースターみたい!」と大喜び。6分で高尾山中腹の「高尾山駅」に到着です。紅葉時期はここで絶景を堪能。リフトなら乗ってる間ずっと天空散歩気分で、それも子どもには刺激的ですね。 -
10:00~11:30 高尾山山頂を目指してハイキング
中腹から山頂までは徒歩で40~60分。幼児連れならもう少しかかるかもですが、マイペースで歩きます。途中「サル園」でお猿さんを見たり、「たこ杉」で大きな杉に触れたり、薬王院でお参りしたりと、子どもが飽きない工夫が随所にあります。小学生なら道中の自然解説看板も興味津々で読んだりしますよ。頑張って599m山頂に到着したら、みんなで写真!視界が良ければ富士山も見えます。山頂で持参のおにぎりやパンを食べて腹ごしらえしても良いですね(ベンチ多数あり)。 -
12:00 下山開始→12:40 ケーブルカーで麓へ
下りは足に負担がかかるので、ケーブルカー高尾山駅まで戻り、再び乗車して麓へ降ります。下りの景色は登りよりも迫力満点で、子どもたちはワクワク顔。高尾山口駅に戻ったら、駅横のベーカリーで焼き立てパンを買ったり、お茶をしたり一息つきます。夏なら駅前でかき氷やソフトクリームも人気です。 -
13:30 高尾山トリックアート美術館に入館
ちょうどお昼過ぎの少し人が増える時間帯ですが、駅から徒歩1分ですぐ着くのが嬉しい。汗もかいたので受付で冷房の涼しさにホッとしつつ、入館します。ベビーカーは預け、カメラを構えて冒険開始! -
13:30~14:30 トリックアート迷宮館を満喫
古代エジプトの迷宮に家族で突入!子どもたちはテンションマックスで、いろんな絵に触ったりポーズを取ったり忙しい忙しい。お父さんお母さんは順番にカメラマン役を交代し、家族写真もばっちり撮ります。途中スタッフさんに全員集合写真をお願いして、ピラミッド背景にハイチーズ。1時間あっという間に過ぎ、最後の鏡の部屋で大笑いしたらゴールです。出口でコインをもらい、「楽しかったね~」と話しながら皆でジュースを飲んでクールダウン。 -
14:45 極楽湯で温泉&休憩
トリックアート美術館のお隣にある日帰り温泉**「京王高尾山温泉 極楽湯」**へ。モデルルートの締めはやっぱり温泉!子ども達も登山と歩きで程よく疲れているので、一緒に大きなお風呂に浸かってリラックス。露天風呂から高尾山を眺めつつ、今日の冒険話に花が咲きます。上がったら畳の休憩処で横になり、子どもはしばしお昼寝タイム…親も交代で仮眠を取ります。 -
16:30 お土産買って高尾山口駅出発
極楽湯の売店や駅の土産店で、高尾名物の「天狗焼き」(黒豆餡のおやき)やまんじゅうを購入。子ども達にはトリックアート館で買ったグッズを持たせて、電車に乗り込みます。「疲れたけど楽しかったね~」と会話も弾み、新宿まで皆爆睡…18時頃無事帰宅。
このモデルプランでは高尾山登山+トリックアート+温泉を一日でぎゅっと詰め込みましたが、高尾山口駅周辺ですべて完結するため、移動ストレスが少なく、子どもにも意外と好評な組み合わせです。「高尾山って登山だけじゃなくこんな遊びもあるんだ」と新鮮な発見になるでしょう。
もちろん、登山せずにトリックアート館+温泉+高尾山麓散策だけでも十分楽しめます。例えばベビーカー世帯や時間がない場合、午前中に館を見て、お昼は駅そば、午後温泉というリラックスコースもアリですね。
また、高尾山口駅から少し電車に乗れば、トリックアート繋がりで「立川まんがぱーく」や「サンリオピューロランド(多摩センター)」など別の室内レジャーにもアクセスできますが、家族旅行なら高尾山エリアで完結する方がゆっくりできます。
大事なのは子どもの体力と興味に合わせてスケジュールにゆとりを持たせること。山登りで疲れ切った後にトリックアートではぐずるかも…という心配があれば、逆に朝イチで館を楽しんでからケーブルカーでのんびり山頂ピクニックするプランでもOKです。高尾山は自由度が高いので、無理せずアレンジしましょう。
◆ フォトスポット活用術とおすすめ撮影ポイント
高尾山トリックアート美術館で素敵な写真を撮るためのテクニックやおすすめポイントをまとめます。エジプトならではの撮影アイデアもありますので、ご参考にしてください。
- エジプト衣装でノリノリ撮影: 先述の通り、小物を貸してくれる場合がありますが、なくてもエジプトっぽいポーズを自分達で工夫してみましょう。例えば腕を胸の前でクロスしてミイラみたいなポーズをするとか、「ファラオ感」を出すために偉そうにあごを上げて仁王立ちするとか。子どもにも「ツタンカーメンみたいにポーズして!」と言えば、図鑑やテレビで見たイメージで真似してくれるかもしれません。写真を見る人が「あ、エジプトだ!」と一目で分かるような仕草を意識すると、テーマが際立って面白いです。
- 遠近法を駆使して巨人と小人: お台場・熱海同様、遠近トリックを活かした写真は鉄板です。高尾山館では、巨大ツタンカーメンの壁画前で子どもを手前、大人を遠くに立たせてサイズ差を演出したり、スフィンクスの絵ではパパが小さく見える位置に立って子どもに「捕まえた!」と手を伸ばさせたり。要は被写体同士の距離を変えてユーモラスに撮ることです。スマホの広角レンズを使うと誇張されて面白さアップします。試行錯誤しながら撮る過程も楽しいですよ。
- 動画で「動くトリック」を記録: 館内の一部では、見る角度で絵が変わる作品があります(左右に移動すると表情が変わる肖像画など)。これは動画撮影にぴったりです。子どもにカメラを持たせて動いてもらい、「ほら、笑った!」「わあ顔が変わった!」という様子をそのまま撮影しましょう。後で家族で鑑賞会すると、「ここ怖がってるね~」などとわいわい振り返れて二度おいしいです。静止画では伝わらないギミックも、動画ならしっかり伝えられます。
- 照明とフラッシュ: 館内はところどころ薄暗いので、スマホの場合夜景モードやHDRを活用すると明るく鮮明に撮れます。大抵の最新スマホは自動で調整してくれますが、ぶれやすいので撮影時はしっかりスマホをホールドしましょう。フラッシュは不自然な影が映り込むので基本OFFが良いです。むしろその暗さを逆手に取り、シルエット写真にしてみたり(ファラオ像の前で親子が黒い影になっている写真も雰囲気出ます)、ライトに照らされた子どもの横顔アップを撮ったりと、アートな撮影にも挑戦できます。余裕があれば色々試してみてください。
- フォトコンテスト応募も視野に: トリックアート美術館では不定期にフォトコンテストを開催することがあります。過去には「お台場×トリックアートフォトコンテスト」などがありました。高尾山館単独では分かりませんが、もし全館共通企画があれば、家族の最高傑作を応募してみるのも面白いです。結果発表をドキドキしながら待つ楽しみもできますし、子どもに「我が家が賞をとったよ!」と知らせてあげられたら素敵ですよね。
- 家族写真は最後にもう一度: 館内を一通り回ったら、出口付近でもう一度お気に入りの背景で家族写真を撮る時間を作ると良いです。最初は勝手がわからずうまく撮れなかったものも、最後にはコツを掴んでいるため、より完成度の高い写真が期待できます。子どももリラックスして自然な笑顔になっているはず。スタッフにお願いして、リベンジショットを撮ってもらいましょう。満足いくまで撮影したら、心置きなく退館できます。
写真の話ではありませんが、高尾山ならではのおまけとして、館を出た後高尾山口駅前の「1号路登山道入口」にある天狗像でも記念撮影をお忘れなく。大きな天狗の顔と一緒に撮れば「高尾山来たぞ!」という感じが出ます。トリックアート館とは直接関係ありませんが、ぜひ旅の1ページに加えてください。
◆ 季節限定イベントや展示の傾向
高尾山トリックアート美術館も、基本的には常設展をメインとしていますが、季節に応じてイベントやキャンペーンが行われることがあります。また、高尾山自体の四季の魅力とも絡めてご紹介します。
- 春: 春は高尾山は新緑と山桜が楽しめる時期。トリックアート館では特に春限定展示はありませんが、暖かくなって客足が戻る頃にリニューアルや新作追加が行われるケースがあります(実際2025年4月には料金改定とともに一部展示入替がありました)。春休みやゴールデンウィークは、子ども向けにスタンプラリーや簡単なクイズイベントを企画することも。春の陽気な行楽シーズン、登山客で賑わうので館も活気づきます。館内は空調で快適ですが、登山後は汗をかいているので風邪をひかないよう調節着を一枚持参するといいですね。
- 夏: 夏休みは遠出する人が多く高尾山は比較的空いていますが、雨や猛暑の日にはトリックアート館が人気になります。夏限定イベントとして、以前「謎解きゲーム第二弾」が好評だったとのアナウンスもありました。これは通年続けているかもしれませんが、特に夏休み期間は子どもが時間をかけて挑戦できるよう、難易度高めの謎解きイベントが継続されることも。親子で頭をひねりながら涼しい館内で過ごすのは、夏の自由研究にも役立つかも?また、高尾山口駅前では夏祭り的イベント(日程限定)やビアガーデンなどがあり、夜も賑わいます。トリックアートの後、夕方から高尾山の森で開催される**「森のランタンナイト」**みたいなイベントを見るのも素敵です(2024年夏に実施実績あり)。
- 秋: 秋は何と言っても紅葉。高尾山の紅葉は関東随一の美しさで、トリックアート館を訪れる人も増えます。この時期、館自体の展示に秋要素が加わることは特にありませんが、10月下旬~11月にはハロウィンキャンペーンとして子どもにお菓子を配ったり、ハロウィン仮装で来た子には割引という企画が他館であったりしました。高尾山館もそれに準じたサービスがあるかもしれません。また、11月には「七五三deトリックアート」というイベントを行った年もありました。七五三参りの子どもが着物姿で来館すると記念品をもらえたり撮影特典があったようです。秋は七五三写真館帰りに立ち寄るのも良いかもしれませんね。紅葉シーズンの混雑は上記の通りなので、イベントに目移りしすぎず計画的に。
- 冬: 冬は空気が澄み、登山者は減りますが地元の家族連れや学生が訪れます。年末年始は高尾山薬王院への初詣で賑わい、トリックアート館も正月三が日は開けています。以前、お正月企画として来館者に干支のだまし絵ポストカードを配布したり、お年玉抽選を行ったりしたこともあるそうです。冬休み期間は営業時間も長めにしている場合があり(要確認)、室内で温まれるスポットとして重宝されます。高尾山は2月に「氷の祭典」で氷彫刻が展示されたり、麓で梅まつり(2月~3月)が開催されたりと冬~早春もイベントがあります。トリックアートと合わせ、そうした催しに足を伸ばすのもおすすめです。
さらに高尾山館独自の企画として、過去のニュースに**「縁結び大学(婚活サイト)との取材記事」や「スピコミ(スピリチュアル雑誌)とのタイアップ」**などがあり、一般客向けではないですが話題作りに積極的でした。つまり、色々な分野とコラボして発信する意欲がある館なので、今後も季節ごとに面白いキャンペーンがあるかもしれません。
公式サイトやSNS(TwitterやInstagram)をフォローしておけば、そうした限定情報もキャッチできます。例えば「8月○日~○日は小学生無料デー」なんて夢のような企画も過去に別施設であったので、見逃さないようにしたいですね。
◆ 子ども向け体験談(年齢別の反応や注意点)
最後に、高尾山トリックアート美術館における子どもの年齢別の楽しみ方や注意点について、親御さんたちの体験談を交えてまとめます。
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未就学児(乳幼児~6歳):
高尾山館は暗いエリアや迫力ある絵も多いため、3歳以下の小さい子は少し怖がる場面があるようです。例えば1~2歳のお子さんだと、ゴリラやピラミッドの巨大な絵に目を丸くしたり、突然絵が動いたように見えて泣き出してしまうことも。ただ、怖がってもパパママに抱っこされれば安心するケースがほとんど。「暗かったけど抱っこで回ったら終始ご機嫌でした」という報告もあります。ベビーカーではなく抱っこでゆっくり見せてあげると、むしろ不思議な模様の壁など興味津々に手を伸ばしたりします。 3~4歳になると、お化け屋敷感覚でドキドキしながらも楽しめる子が増えます。「ちょっと怖かったけど面白かった!」とニコニコ出てくる感じですね。注意点としては、はしゃぎすぎて走ったりしないよう目を離さないことです。鏡迷路ではお友達と追いかけっこしそうになった子もいたとか。保護者がしっかり付き添って安全確保しましょう。あと、未就学児には難しいトリックは説明しても分からないので、「すごいね~」「不思議だね~」とひとことリアクションで十分です。理解はできなくてもその雰囲気を感じるだけでOK。記憶には残らなくても、写真に残して後から見せてあげれば「あ、行ったね!」と思い出すかもしれません。 -
小学生(6~12歳):
この年齢層が一番楽しめるとの意見が多いです。特に8~10歳前後の子は、目の錯覚の仕組みにも興味津々で、「なんでこうなるの?」と質問攻めにしたり、「これ知ってる!学校で習った!」なんて声も。親が分かる範囲で答えてあげると、「また調べてみよう」と知的好奇心を刺激されるようです。 低学年の子は、素直に騙されて「うそー!すごーい!」と大興奮。走り回って全部の絵を見たがる場合もあるので、「順番に見るからね」「はい次こっちだよ」とペースを誘導してあげると◎。兄弟がいるなら、「じゃあ次はお兄ちゃん撮って、次妹ちゃんね」と交代で主役にすることで喧嘩も防げます。争奪戦になりそうなフォトスポットは、何度か撮り直して平等に参加させると安心です。 高学年になると、最初はクールでもだんだんスイッチが入って楽しみ出す傾向あり。「カメラマンやるよ」と自主的に妹弟の写真を撮り始めたり、「お母さんそこ立って」と演出側に回ったりする子も。大人びてきた子には、多少難しいクイズや豆知識を与えると良いでしょう。「この絵、エッシャーって人の作品を真似てるんだって」とか「人間の目はこういう錯覚を起こす習性があるんだよ」と話すと、素直に「へー」っと聞いてくれます。高尾山館は学習教材にもなりそうなだまし絵が多いので、後で図書館で関連本を借りたりして復習しても面白いでしょう。 注意点は、狭い館ゆえに小学生グループ同士でふざけすぎないよう見守ることです。特に男の子複数だとテンションが上がりすぎて走ったり、大声を出したりする場合があります。他のお客さんもいますから、「順番守ろうね」「静かに見るとこもあるよ」と適宜声かけを。あと館内傾斜で滑って尻もちついたなんて声もありました。怪我なく楽しめるよう親が後ろからそっと支えるなどしてあげましょう。 -
中高生:
中高生だけで来ているグループもいましたが、家族で来た場合、弟妹に合わせてノってくれる優しいお兄さんお姉さんもいれば、ちょっと恥ずかしがって距離を置く子もいます。無理強いせず、任せられるところは任せるのが吉。例えばカメラマンは中高生にお任せすると、上手に撮ってくれたりしますし、隠し絵クイズは頭の回転が速いので真っ先に解いてドヤ顔したりしてくれます。そういう時は「さすがお兄ちゃん!」と褒めてあげましょう。 また、高校生くらいだと友達へのお土産選びにも熱心です。「○○ちゃんにあげよ」とショップで悩んでいたり。親としては少し距離を感じる瞬間かもしれませんが、一緒に悩んであげたり、自分も会社へのお土産を見たりして同じ目線に立つと、コミュニケーションがとれます。トリックアート体験自体は高校生にも新鮮で、SNS映えする写真が撮れたことに満足している声が多かったので、距離感はあるようで実は楽しんでくれているはずですよ。 -
親世代・祖父母世代:
おまけですが、祖父母を連れて三世代で訪れた例もあり、「孫より自分たちが驚いてしまった」とのこと。高尾山はお年寄りも多い観光地なので、エレベーター無しでも頑張って見ていたご高齢の方もいたとか。もし三世代旅行なら、祖父母には無理のない範囲で付き添ってもらい、休めるところでは休んでもらいましょう。おじいちゃんが孫と一緒に騙し絵クイズに挑戦している姿は微笑ましいものです。 親世代(30~40代)は、「高尾山登山で疲れたけど、トリックアートで元気復活した」という意見も。家族でワイワイすることで疲労を忘れたそうです。ただし、疲れは後からどっと来るので、最後温泉でケアしたり、帰宅後は無理せず早めに休むようにしましょう。親がダウンすると元も子もないので、自己管理も大切です。
以上、年齢ごとのエピソードを踏まえましたが、共通する注意点として**「安全第一」と「写真の撮りすぎ注意」**を挙げておきます。安全面は再三述べた通りですが、写真はつい何百枚も撮ってしまいがち。後で整理するのが大変になり、せっかくの旅行中にスマホ容量不足!なんて事態も。撮ったら要らない失敗作はその場で消すか、夜ホテルで見返して厳選しましょう。
どの年代の子どもも、トリックアート美術館ではいつもとは違う表情を見せてくれます。それを引き出すのはやはり家族の存在あってこそ。親が一緒に驚き、喜び、演じてみせることで、子どもは安心して自分を出せます。ぜひ子育ての延長として、全力で遊んでみてください。そうすれば、この上なく楽しい思い出になるはずです。
◆ 周辺で子連れと一緒に行きたい観光スポット(高尾山エリア)
高尾山トリックアート美術館のある高尾山口駅周辺や、高尾山エリアで、子ども連れにおすすめのスポットを最後にご紹介します。自然と文化の宝庫・高尾山ならではの場所をピックアップします。
- 高尾山(登山・自然体験) – これはもう言うまでもなく、高尾山トリックアート美術館とセットで行きたいNo.1スポットです。標高599mの山頂まで、ケーブルカーやリフトを使えば幼児から登れます。道中にはサル山(野生動物園)や高尾山薬王院というお寺、天狗伝説など子どもを惹きつける要素がいっぱい。春は草花、夏はキャンプや川遊び(ふもとに遊べる川あり)、秋は紅葉、冬は澄んだ空気と季節ごとの魅力があふれています。ハイキングを通して自然に親しむ体験は、子どもの成長にも貴重です。「観光 子連れ」で高尾山が人気なのも納得ですよね。
- 京王高尾山温泉 極楽湯 – 駅併設の日帰り温泉で、登山やトリックアートで疲れた体を癒せます。広々とした露天風呂や替わり湯、サウナ、食事処や休憩所も完備。子ども用浅湯はありませんが、親と一緒なら問題なく利用できます。湯上がりに飲むフルーツ牛乳や、広間で食べる高尾山名物「とろろそば」も格別です。夕方~夜は帰宅前の観光客でやや混むので、午後早めに入るとゆったりできますよ。
- むささび橋・森林自然園 – ケーブルカー高尾山駅のすぐそばにある吊り橋「むささび橋」は、短いですがスリル満点のスポット。子どもは揺れる橋にキャーキャーはしゃぎます。そのまま隣の高尾山自然森林園の散策コースを歩けば、都心近くとは思えない深い森の空気を味わえます。季節によってはホタルが見られたり、小川で生き物観察ができたりします。プチアドベンチャーが楽しめるので、元気な子はぜひチャレンジ。トリックアートだけでなく、本物の自然体験も組み合わせることで、心も体もリフレッシュできます。
- 多摩森林科学園(高尾梅郷) – 高尾山口駅から一駅の高尾駅近くにある森林公園です。3月には梅林が一面に咲く梅まつりが有名で、約10種の梅が次々に開花し甘い香りに包まれます。広い敷地をのんびり散策でき、子どもは芝生で走り回ったり、どんぐり拾いをしたりと自然満喫。トリックアートで頭を使った後は、こうしたのびのび空間でリラックスするのも良いバランスですね。
- トリックアート以外の八王子エリア施設 – もし時間に余裕があれば、電車で数駅の八王子駅周辺まで足を伸ばすと、子ども向け施設がいろいろあります。例として八王子こども科学館(サイエンスドーム)は宇宙や科学の展示とプラネタリウムが楽しめますし、富士森公園はアスレチック遊具や動物園(ミニ)もある大きな公園です。また、アウトドア好きなら高尾山口駅隣接のキャンプ場でBBQやテント泊する強者ファミリーも。非日常体験で絆が深まりそうです。
- グルメスポット – 周辺でぜひ味わいたいものを少し。高尾山登山といえば**「天狗焼き」(黒豆入り今川焼き)が人気で、子どももぱくぱく食べます。駅前では「高尾山スミカ」という商業施設にスイーツやパンの美味しいお店が入っているので、カフェ休憩に◎。さらに高尾駅寄りの「Trick Art Cafe」**なる面白いカフェも発見…と言いたいところですが、そのような店は無い模様(トリックアート館に併設カフェも無し)。しかし高尾山口駅前の蕎麦屋などにだまし絵が飾ってあったりもするので、探してみると面白いかもしれません。
- その他周辺 – ちょっと車移動になりますが、サマーランドや多摩動物公園、相模湖プレジャーフォレストなど子どもが喜ぶ大型施設も1時間圏内にあります。旅行日程に余裕があれば、2日目以降にそちらへ足を伸ばして遊び倒すのも良いでしょう。高尾山で自然・芸術を味わい、翌日は遊園地やプールで発散!というのも家族旅行ならではの贅沢プランです。
これらを組み合わせると、「高尾山 観光 子連れ」にぴったりのオリジナルツアーができます。例えば1日目:トリックアート&登山&温泉、2日目:多摩動物公園&サマーランドなど、盛り沢山な思い出になるでしょう。ただし詰め込みすぎは禁物。子どもの年齢や体調に合わせ、無理のない範囲でプランを調整してくださいね。
結局、トリックアート美術館自体は1~2時間で完結するスポットなので、その前後に何をするかで旅の満足度が決まります。お台場・熱海・高尾山ともに周辺に魅力的な観光地が多いので、ぜひ今回紹介したスポットも参考に、家族みんなが笑顔になれる旅程を作っていただければと思います。
◆ 各館のお土産ショップの見どころ(トリックアートグッズ、子どもが喜ぶ小物など)
最後にもう一度、3館それぞれのお土産ショップについてまとめてみましょう。お台場・熱海・高尾山、どのショップも特徴があり、ファミリーで訪れた記念にぴったりのグッズが揃っています。
- お台場館ショップ: 江戸テーマにちなんだ和風グッズや、トリックアートの定番グッズが中心。写真映えするお菓子やだまし絵ポストカードが豊富です。子どもには忍者グッズやお化けキャラクターのおもちゃ、パパママには実用的な文具・雑貨が人気でした。都会的で洗練されたデザインのものも多く、お土産に困ったらここで買えばハズレなし。オリジナルクリアファイルやステッカーは手頃でおすすめ。
- 熱海館ショップ: 熱海城と共通の売店で、ユーモア満載のお土産がたくさん!ゴリラやサメなどインパクト勝負のお菓子、トリックアート×お城のコラボグッズ、熱海の温泉情緒あふれるおもちゃまでバラエティに富みます。子どもが喜ぶのは、パズルチョコや金平糖など可愛いお菓子系や、光る剣・手裏剣のおもちゃでしょう。親はここでしか買えない限定品(熱海城の模型入りスノードーム等)がついつい欲しくなるかも。予算オーバーに注意しつつ、熱海旅行の思い出に一家でお揃いキーホルダーを買うのも良いですね。
- 高尾山館ショップ: エジプト大使館協賛というユニークな背景から、エジプト直輸入のお土産が充実。他では手に入らないピラミッド雑貨やスカラベ(甲虫)のアクセサリーなど、大人も興奮するラインナップです。子ども向けには、カラフルな万華鏡キットやだまし絵シールブック、ファラオのイラスト入りTシャツ等が人気。せっかくなのでエジプトっぽい置物(プチサイズのツタンカーメン像とか)を買って、家に飾って旅談義するのも楽しそう。ミュージアムショップ自体が学びの場みたいで、子どもと「これ何だろうね」と話しながら選ぶのも思い出になります。
3館共通して言えるのは、**「ここでしか買えない限定感」**が強いことです。一般的な観光地土産とも違い、トリックアート美術館ならではの遊び心がある商品ばかり。どれを買ってもきっとお家で話題になりますし、家族や友達にも「これ実はトリックアートの美術館でね…」と土産話に花が咲きます。
子どもがねだるまま全部買う訳にはいきませんが、1アイテムくらいは好きなものを選ばせてあげると良い記念になるでしょう。もし兄弟がいたら、予め「お一人様○○円までね」と伝えておくと揉めずに済みます(笑)。お菓子は旅の帰り道に配る用に購入するのもおすすめです。車中や電車でつまめるよう、個包装のお菓子を買っておけば、疲れた帰り道もご機嫌でいられます。
また、家に帰った後もお土産グッズでぜひ**「旅の振り返り」**をしてみてください。例えば買ったポストカードに子ども自身に旅行の感想を書かせて、祖父母に送るとか、お土産のTシャツを着て家族写真を撮り直してみるとか。それも立派な思い出づくりです。
以上、大ボリュームとなりましたが、お台場・熱海・高尾山の3つのトリックアート美術館を子連れ視点で余すところなくご紹介しました!
それぞれの施設には異なる魅力があり、年中いつでもファミリーで楽しめる工夫がいっぱいです。お台場では和風の不思議世界で写真を撮りまくり、熱海では海と温泉とだまし絵で大はしゃぎし、高尾山では自然とエジプト迷宮を冒険する…どの体験もお子さんの心に残ること間違いありません。
ぜひご家族の旅行プランに、この3館のトリックアート美術館を組み込んでみてください。「トリックアート美術館 子連れ」で検索してこのページに辿り着いたあなたも、きっと旅行後には「行って良かった!」と感じていただけるでしょう。
最後に一言。トリックアート美術館で得られるのは単なる視覚の錯覚体験だけではありません。そこにいる家族みんなの笑顔とコミュニケーションこそが最大の宝物です。普段忙しくてゆっくり遊べないパパママも、この日ばかりは子ども心に戻って一緒に驚き、笑い、写真に写ってください。その姿を見たお子さんは、きっと一生忘れられない思い出として心に刻むことでしょう。
それでは、楽しい旅になりますように!家族みんなで不思議なトリックアートの世界を思いっきり楽しんできてくださいね。お台場・熱海・高尾山で、皆さんの笑顔がたくさん生まれますように。行ってらっしゃい!🎉
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