下鴨神社

下鴨神社
photo by @rie_umehara
世界遺産の一つに登録されている神社。こちらの敷地内には、「光琳の梅」という場所があり尾形光琳が描いた「紅白梅図屏風」のモデルにもなった場所があります。また、国歌にでてくる神霊が宿る石である「さざれ石」もここにあるという見どころ満載な場所です。

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下鴨神社の基本情報


【 住所 】京都府京都市左京区下鴨泉川町59
【アクセス】出町柳駅から歩いて7分
【営業時間】06:30~17:00年中無休
【 料金 】境内自由(大炊殿特別拝観は中学生以上500円、小学生250円)


公式ページ

京都の下鴨神社について

1.下鴨神社の歴史について

下鴨神社は古都京都の文化財の1つとして1994年にユネスコ世界遺産に登録されました。

また、最近の旬であるミシュランガイドにも1つ星として、紹介されています。

下鴨神社の位置は、京都の市内を流れる賀茂川と高野川とが合流し京都の中心地である祇園の街を流れる鴨川となる、ちょうと三角地帯となる場所に位置しています。

ちょうど逆三角形の下の角の部分に位置しているイメージと思っていただくと良いと思います。

下鴨神社が創建された時期はあいにく文献も残っておらず不詳となっていますが、古くからの文献をたどってみると、創建は紀元前90年頃とみられております。

今年は2017年ですので、すでに2000年以上の歴史があります。さらに、京都においても最古の神社の1つであることが言えます。

社殿は平安京遷都以前の676年に建立されました。敷地内には神服殿(しんぷくでん)や舞殿(まいどの)といった社殿が53棟、本殿2棟があります。

また、下鴨神社の境内には、重要文化財の三井神社や、井戸の上に祀られている大変珍しい御手洗社(みたらしのやしろ)というものが水の神様を祀っています。

さらに、御手洗池から湧き出る清水が入っている「水守」は大変有名で、厄や病気を寄せ付けないお守りのようです。

下鴨神社の建立は、大豪族であった賀茂氏といわれており、下鴨神社の正式名称も、豪族の賀茂氏の名前をとった「賀茂御祖神社(かもみおやじんじゃ)」と言います。

ただ、京都の方々は下鴨神社のことを「しもがもさん」、「しもがも」という名前で呼ぶことが多いです。その秘密は後ほど説明したいと思います。

2.下鴨神社の拝観時間について

下鴨神社には、神社の開閉門の時間があります。

開閉門の時間帯は朝6時30分から、夕方の5時までとなっており、朝お参りしてから会社へ通勤という方もいらっしゃいます。

また京都の寺院を拝観する際の、拝観料は不要ですので気軽にお参りができそうです。

下鴨神社のご利益は縁結びの神としても有名です。境内にある相生神社には、2本の木が途中から1本に結ばれている連理の賢木という神木があります。

この神木が人と人との縁を結びつける、さらに相生という言葉の意味である「めでたいこと」を結びつけるということで、縁結びの神となっているようです。

下鴨神社
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3.下鴨神社へのアクセス方法について

ここで、京都市左京区にある下鴨神社へのアクセスについて説明をしたいと思います。

下鴨神社へのアクセスとしては車でも行くことができます。

駐車場が200台分ありますが、京都の観光シーズンや土日と重なる場合は、駐車場も並ぶ可能性があります。

できれば電車やバスといった公共交通機関をご利用されるのが良いかと思います。

例えば、JR京都駅からのアクセスを前提に紹介してみますと、京都駅から京都市営地下鉄を利用し、北大路駅で下車、その後市バス205系統を利用し下鴨神社前で下車するパターンです。

JR京都駅から下鴨神社へ行く際、このルートを利用すると25分から30分程度要しますが、一番最速で、かつ便利であるルートであると思います。

私もよくこのルートを利用して、下鴨神社へ行くことがよくありました。

地下鉄は京都市内の渋滞知らずですし、市バスの205系統も頻繁に運行されていますので大変便利です。

さらに、京都の市営地下鉄とバスとが一体となった1日、もしくは2日間のパスもありますおで、下鴨神社問わず、京都市内を散策するには大変便利なフリーパスです。

4.下鴨神社における神事について

下鴨神社では季節ごとにたくさんの神事がありますが、今回は蹴鞠と葵祭、および御手洗祭りについて紹介をしたいと思います。

まずは蹴鞠始めです。蹴鞠は平安時代初期から続く宮中の儀式であり、伝統芸能です。毎年1月4日に行われますが、私は今年になって初めて蹴鞠初めを見学しましたが、美しい衣装を身にまとった方々が鞠を蹴っている姿を見て、平安時代の優雅な世界を肌で感じることができる行事です。

次に葵祭です。5月15日の京都といえば葵祭一色となります。この葵祭は京都の三大祭りの1つで、葵祭は平安時代の貴族の祭りとして行われており、古くから賀茂祭として行われていました。

江戸時代からは牛車や勅使、供奉者の衣冠、および牛馬を葵の葉で飾るようになったことがきかけとなり、葵祭という名称が定着しています。

この葵祭に関係する神事が1つあります。それが流鏑馬です。

この流鏑馬の神事は、葵祭が平穏無事に執り行われることを祈念した、浄めの神事として知られています。

馬に乗った射手が、500メートルの馬場を一気に馬で駆け、さらに3箇所の的にめがけて矢を放つのですが、馬が走る音や、射手の気合の入った掛け声を聞く度に迫力さを感じます。

最後が御手洗祭りについてです。このお祭りは毎年7月の土用の丑の日の前後5日間に開催されるものです。

この御手洗祭りは普段足を入れることができない、御手洗池に足をつけることにより体を浄め、無病息災を願う神事となっていますが、お供えのローソク代だけかかり、あとは特にお金は必要としておりません。

さらに、御手洗祭りの拝観時間は通常よりも相当長くやっています。昨年2016年の拝観時間は5時半から22時までとなっており、始業前や会社帰り、観光の途中にぷらっと立ち寄り、清めることもできます。

下鴨神社
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5.下鴨神社にある「契約のお社」について

下鴨神社には古くから、何かしらの契約を行う場合単位で、下鴨神社へお参りをすると、難しい契約でも無難に締結ができるとう言い伝えがあります。

古くから契約で必要は印章が祀ってありますが、下鴨神社でも印鑑を祀る社があり、商売繁昌を兼ねて、お参りをする会社の経営者といった方々が多いようです。

6.下鴨神社周辺の散策について

下鴨神社は糺ノ森という東京ドーム3個ぶんの巨大敷地内にあります。散策するにはスニーカーを履いて散策をしましょう。

ちょっとした腹ごしらえに2つの飲食店を紹介します。1つ目は下鴨茶寮です。

下鴨茶寮は古くは創業安政三年(1856年)からの歴史と伝統のあるお店です。

この下鴨茶寮では、京都の伝統的な京料理や茶懐石が味わえるお店です。

京都の味もしかり、お料理の飾り付けにも、1つ1つが丁寧に、心こもるものが見えます。

もしお店で食事をされるようでしたら、事前に予約等を行い、空き状況を確認しておくとよいでしょう。

さらにもう1つおすすめは、神社の西側にある、加茂みたらし本舗というお団子屋さんです。下鴨神社の御手洗祭り自体が、みたらし団子の発祥と言われています。

甘辛のタレに浸った団子は絶品です。私もお参りした際にはこのお店へ行きますが、大抵お昼近くは大変な行列となります。

もしみたらし団子をゆっくりと味わいたい場合は、ぜひ朝の早い時間を狙って行くと良いでしょう。

以上、京都の下鴨神社について紹介をしてみました。

下鴨神社は古くからの歴史があり、京都の方々の拠り所となっています。

京都の方々は神社に親しみを込めた言い方として、〇〇さんという言い方をされるようです。

例えば、八坂神社も京都の方は「やさかさん」とも言われています。

下鴨神社も、葵祭のルーツになっている一方で美味しいみたらし団子の発祥の地など、普段からの生活の一部として「しもがもさん」という、親しい名称で呼ばれてるのかもしれませんね。

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