靖国神社

靖国神社
photo by @sat_0217
第二次世界大戦の戦死者を祀る神社。政治的に度々取り上げられるものの、神社自体は美しく、特に桜の季節や夏のみたままつりには多数の人が訪れます。

周辺の類似スポットを地図で見る

靖国神社の基本情報


【スポット】靖国神社
【ふりがな】やすくにじんじゃ
【 住所 】東京都千代田区九段北3丁目1−1
【アクセス】JR中央線・総武線 飯田橋駅 徒歩約10分
【最寄り駅】飯田橋駅
【営業時間】6:00~18:00(季節により変動あり)
【 料金 】無料
【クーポン】なし


公式ページ

高さ25メートルの大鳥居は必見!限定のレア御朱印も!東京都心にある靖国神社の歴史、みどころ、アクセス、料金、イベントまとめ

平成31年に創立150年を迎える靖国神社

東京都千代田区にあり、はとバスツアーなどでも人気の名所、靖国神社は平成31年に創立150年を迎える歴史ある神社です。「靖国神社」と聞くと、毎年8月15日の終戦記念日に総理大臣が参拝に訪れる事への賛否が世論で話題になる事を思い浮かべる方も多いかもしれません。

なぜ、総理大臣は毎年靖国神社を訪れるのか、なぜその行為に賛否の声が上がるのか、靖国神社はどのような歴史を辿ってきたのか、解説します。また、実際に靖国神社を見学する際の基本情報や見どころもご紹介します。

靖国神社の由緒と歴史

靖国神社は、明治2年に明治天皇の思し召しにより建てられた招魂社が始まりです。国家のために命を捧げた者たちの魂を慰め偲ぶために建てられ、その後明治12年には「靖国神社」と名前を改め別格官幣社に列せられました。「靖国」の意味は「国を安(靖)んずる」というもので、平和な国家を建設する事、祖国を平安にする事を表しています。

このように、国のために命を捧げた者たちの魂を慰める役割をもつ靖国神社は、第二次世界大戦の戦死者たちの魂も慰め偲んでいます。それゆえ、総理大臣は毎年の終戦記念日に、靖国神社を訪れて、戦死者たちに黙祷を捧げているのです。

ただし、ここで問題になるのが、いわゆる戦争裁判で有罪となったA級戦犯たちの魂も、この参拝の対象となっている事なのです。これに猛反発しているのが中国、韓国で、自分たちの国を苦しめた者への哀悼を捧げる行為は自分たちの心を傷つける、と主張しています。

こういった複雑な歴史が、この靖国神社を取り巻いていますが、普段は日本人観光客、外国人観光客に人気の観光スポットとして賑わっています。

靖国神社へのアクセス

電車
JR中央線・総武線各駅停車「飯田橋駅」から徒歩約10分
地下鉄東西線・半蔵門線・都営新宿線「九段下駅(出口1)」から徒歩約5分
地下鉄有楽町線・南北線・都営新宿線「市ヶ谷駅(A4出口)」から徒歩約10分
地下鉄東西線・有楽町線・南北線「飯田橋駅(A2出口、A5出口)」から徒歩約10分

バス
九段下~高田馬場系統「九段上停留所」から徒歩1分

車/駐車場
正式参拝者は無料で駐車場を利用できます(普通車用の駐車場は70台)。通常は30分300円の駐車料金がかかります。(2017年現在)

参拝料・正式参拝について

靖国神社を参拝するのに、特に参拝料はかかりませんが、正式参拝する場合は、きちんと申し込みをし、玉串料を収めて、所定の手順で参拝しなければなりません。

正式参拝は、3月~10月は8:00~16:30、11月~2月は8:00~16:00の時間帯に、参集殿正面玄関から入って申し込みをします。遺族・崇敬者の参拝の他に、厄除けや家内安全などの祈祷参拝、七五三などの人生儀礼の参拝もできます。祈祷参拝、人生儀礼の参拝の玉串量は5,000円からです。所要時間は40分程度です。混雑状況によっては、待機時間がかかる場合もあるので時間には余裕を持って申し込みましょう。

靖国神社のみどころ

靖国神社を訪れた際にチェックするべき見どころをご紹介します。

ものすごい迫力の大鳥居
靖国神社には「空をつくよな大鳥居」と歌われたと言われる、巨大な鳥居があります。その高さはなんと25メートル!鳥居というと朱色の門が想像されますが、この大鳥居はヒノキの木のが朱色に塗られず、そのままの状態で使われています。もともとは青銅製だったのですが、風化による老朽化によって新たに作られました。

ちょっとコミカルな狛犬
靖国神社の狛犬は、少しコロっとしたような体型と、なんとも言えない表情がコミカルな、かわいらしい風貌です。沖縄のシーサーを彷彿とさせるようなイメージで、観光客からも人気を集めています。少し前に、有名な動画配信者がこの狛犬によじ登り、物議をかもしていましたが、写真を撮る際にはマナーを守って撮影するようにしましょう。

みたままつり
毎年7月におこなわれるお祭りです。神輿振りや、江戸芸かっぽれ、ねぶたなどの奉納行事や、盆踊りなどがおこなわれ、大変盛り上がるお祭りです。特に、内苑に飾られる約2万個の小型提灯は必見で、金色の光に包まれる靖国神社が幻想的に輝きます。

靖国神社のご利益・お守り・御朱印

ご利益
靖国神社は本来、戦死者たちの魂を慰める神社であるため、ご利益については有名なものはありません。ただし、「靖国」という名前からも、平和や平安を願う想いが込められているため、平和、家内安全などを祈祷しに訪れる人が多いです。

また、英霊者の中には東大出身者が多かったことから、学業成就の効果がある神社としても有名で、絵馬には「東大合格」や「テストの点数アップ」などを祈願したものが目立ちます。

そして、靖国神社のおみくじには必ず病気の回復についての助言が書かれている事から、「健康」や「病気回復」を祈願する神社としても人気です。

お守り
靖国神社のお守りは、金色、銀色、赤、青のシンプルなものが人気です。特に「恋愛成就」や「合格祈願」などの文言が入っていないものなので、全般にわたり効力が期待できます。

靖国神社は恋愛成就を謳っている神社ではありませんので、恋愛成就のお守りは置いてありません。

交通安全、厄除け、病気平癒守、安産などはそれぞれ販売されています。もちろん学業成就、合格祈願のお守りもありますので、それぞれ自分に必要なものを選びましょう。

御朱印
靖国神社では8時から17時の間に、拝殿向かって右側の参集殿にて御朱印をいただく事ができます。7月のみたままつりの時期には、みたままつり限定の御朱印がもらえるという事で、御朱印集めがお好きな方は是非この時期に訪れてみてください。

遊就館の紹介と拝観料

靖国神社には遊就館という建物があり、展示室を見学する事ができます。拝観料は大人1,000円、学生500円、中高生300円、小学生以下は無料です。

戦死者たちの歴史や、戦争の資料、靖国神社に関する歴史的な資料などが展示されています。

社会科見学や、自由研究などで訪れた際にはぜひ立ち寄ってみてください。2回建てで、かなりボリュームのある展示室です。

お土産屋さんや、レストランも入っているため、休憩スポットとして利用する事もできます。

まとめ・靖国神社は歴史ある「平和、平安を願う」神社で、みたままつりは必見

東京都心にある靖国神社は明治時代から150年続く歴史ある神社で、「国を安(靖)んずる」神社として、平和・平安を祈り、国家のために命を落とした英霊たちの魂を慰めています。終戦記念日の総理大臣参拝には賛否が上がり話題になりますが、普段は多くの観光客や参拝客で賑わっています。東京観光で人気のはとバスツアーのツアーコースにも含まれており、連日多くの人が訪れます。

大きな鳥居や、愛嬌のある狛犬、歴史を知る事のできる遊就館など、みどころは沢山ありますが、イチオシなのは、7月に開催される「みたままつり」です。みたままつりでは、様々な儀式やイベントがおこなわれ、約2万個の小型提灯に灯った鎮魂の灯が、靖国神社を黄金色に染め上げて幻想的な雰囲気を作り上げます。みたままつりの時しかもらえない限定の御朱印もありますので、ぜひ一度、この時期に訪れてみてはいかがでしょうか。

[wdi_feed id=”155″]

東京のスポットを
ジャンルから探す

おすすめ記事




写真から探すその他の観光スポット




もっと写真を見る


SNS映えマップに戻る

Let's Apply!スポット情報拡充申請

スポット情報拡充の申請を行う機能を公開しました。システムによって問題ない情報と判断された情報は登録され、公開されます。

スポット情報拡充申請
日本最大級のSNS映え観光情報サービス。SNSの様々なデータを分析し、インスタ映え、ツイッター映え、定番スポットを地図上に表示。大手旅行会社である日本旅行やH.I.S.とも協業し、フォトジェニックスポットマップも提供。観光ガイドでは紹介されない、知る人ぞ知るニッチなスポットもカンタンに探せ、各スポットの特徴が3秒で分かる。