東京ジャーミイ

東京ジャーミイ
by snaplace_insta
トルコ政府が運営する日本最大のモスク。外観・内観ともに白とコバルトブルーを基調にした装飾が大変美しく、息を飲むこと間違いなしです。見学は自由でかつトルコ文化センターも併設なので、気軽にイスラム文化に触れるのはいかがでしょうか?(スカーフ・ロングスカートの貸し出し有)

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東京ジャーミイの基本情報


【スポット】東京ジャーミイ
【ふりがな】とうきょうじゃーみい
【 住所 】東京都渋谷区大山町1-19
【アクセス】小田急線 代々木上原駅 徒歩約5分
【最寄り駅】代々木上原駅
【営業時間】毎日 10:00 - 18:00
【 料金 】無料
【クーポン】なし

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東京ジャーミイ 公式ページ

東京の中のトルコ?東京ジャーミイの魅力を東京人が探る

東京ジャーミイは、東京の渋谷区の住宅地に突如現れるイスラム教の礼拝堂です。

代々木上原や下北沢といった観光やグルメで人気の活気のある街から近いにもかかわらず、東京ジャーミイの周辺は落ち着いた雰囲気なので、嫌でも目を奪われるような存在感を放っています。

今日は東京で生まれ育ち、何度も訪れたことがある私がこの東京ジャーミイについて紹介します。

そもそも東京ジャーミイって何をするところ?

東京ジャーミイはイスラム教の礼拝堂(モスク)ということで、宗教施設です。

日本のお寺や神社、あるいはキリスト教の教会のような存在ですね。

イスラム教徒にとっては神様に祈りを捧げる大切な場所なわけです。

イスラム教では毎日決められた時間に5回祈りを捧げることが義務付けられています。

そのためその時間に礼拝場を訪れる際は、信者のジャマにならないよう静かに見学するようにし、写真撮影は控えましょう。

しかしそんな神聖な宗教施設という役割と同時に、東京ジャーミイは「トルコ文化センター」という顔も持っています。

この文化センターではイスラム教やモスク、トルコに関しての知識を深めるための無料ツアーを行なっています。

また、トルコのお土産が買えるコーナーや小さな図書室もあり、誰でも気軽に利用することができます。

日本人にとって決して身近な存在とは言えないイスラム教について学んだり体験したりすることができる、貴重な場と言えるでしょう。

行く時の注意点とかはある?

前述のとおり東京ジャーミイはイスラム教徒以外でも誰でも訪れることができます。

しかし礼拝場に入る際、服装には決まりがあります。

女性は髪全体を覆えるぐらいのスカーフやストール、そして肌が露出しないような長袖長ズボンまたはスカートを着用するようにしましょう。

ただし礼拝場で貸し出しもしているようなので、よほど混雑でもしていなければ準備をしていかなくても問題はないでしょう。

また、男性は頭を覆う必要はありませんが、同様に大きく肌が見えるようなタンクトップやハーフパンツなどは避けましょう。

男女共、靴は入り口で脱いで上がるので特に決まりはありません。

また、礼拝場内の写真撮影は可能ですが、礼拝中の撮影や信者の方に直接カメラを向けるような行為は控えましょう。

うっとりするほど美しい礼拝堂ですが、信者に対する敬意や配慮は忘れないようにすることが大事ですね。

東京ジャーミイへのアクセス

東京ジャーミイの最寄り駅は小田急線・東京メトロ千代田線代々木上原駅です。

いずれの改札口からでも、「井の頭通り」という案内を目指して進みましょう。

その井の頭通り沿いを西方面に進み、坂を上っていくとにょきっと空に突き出すミナレット(尖塔)が見えてくるので、すぐに分かるでしょう。時間にして5分程度です。

車で訪れる際は、近辺の公共駐車場を利用できます。井の頭通り沿いや代々木上原駅近辺には公共駐車場が多いので、問題なく空いている駐車場が見つけられるでしょう。

なお、小田急線・京王井の頭線下北沢駅からでも徒歩20分ぐらいなので、私は下北沢に遊びに行く際に立ち寄ることが多かったです。

小田急線、東京メトロ千代田線に加えて井の頭線も加えれば新宿、原宿、渋谷、吉祥寺などから1本でアクセスできるので、非常に便利な場所と言えますね。

東京ジャーミイの魅力をもっと詳しく!

東京ジャーミイの礼拝堂の美しさは、自分の目で直接見て確かめるのに越したことはありません。

ドーム型の天井から壁一面、窓のステンドグラス、床の絨毯まで360度、その繊細で色彩豊かなデザインや装飾は、まさに完成された芸術作品のようです。

この東京ジャーミイは「アジアで一番美しい」とさえ評されるモスクです。

私はこの東京ジャーミイを日本で何度も見た後に、マレーシアやトルコなどのイスラム圏の国々で壮大なモスクを幾多と見学しました。

それぞれの国の歴史あるモスクはどれも言葉にならないほど美しく、どれが一番というのは難しいというのが正直な気持ちです。

しかし東京ジャーミイは元々1938年に建設されたのちに2000年に建て直されたという新しいモスクであることから、まばゆいばかりの白や青の装飾は確かにアジア一と言われても充分納得のいく美しさだと思います。

また、礼拝堂の圧倒的な美しさもさることながら、個人的に気に入っているのが図書室です。

この図書室には日本語やアラビア語で書かれたあらゆる本が置いてあり、コンパクトなスペースながらなかなか充実した内容となっています。

私はアラビア語はさっぱり分からないのですが、あの独特な字体にもエキゾチックな美しさを感じてしまいます。

このアラビア語は礼拝堂の壁にも描かれていて、イスラム教の聖典コーランが書かれた言語のため、イスラム教徒にとっては切っても切れない関係です。

コーランは他の言語にも翻訳されているものの、原語のアラビア語で書かれたコーランのみが「真のコーラン」とされています。

そのためイスラム教徒にとっては、アラビア語という言語そのものも神聖な存在と言っても良いのではないでしょうか。

初めて行くなら土日のツアーを狙おう

日曜から月曜まで毎日見学可能な東京ジャーミイですが、初めて行くなら土日の14:30から行なわれている、1時間半ほどの無料のガイドツアーに参加するのがオススメです。

こちらのツアーは日本語の解説付きで、予約も不要というお手軽さです。

毎週行われているので、都合が付く時に直接行けば参加ができます。

何の知識や情報もなしに見学するだけでも充分素晴らしい礼拝場ですが、詳しい解説があればさらに楽しめるのは言うまでもありません。

せっかくなら東京ジャーミイやイスラム教の背景、歴史、エピソードをガイドに聞いて、その魅力を100%感じるようにしましょう。

そこでますます興味を持ったら、ぜひ先程紹介した図書室に足を運んでみて下さいね。

遠い存在のイスラム教を近くに感じられる場所

ここまで紹介してきたことをまとめると、東京ジャーミイには2つの大きなメリットがあると言えます。

1つは建築物としての素晴らしさ、もう一つはイスラム教の知識を深められる場ということです。

仏教の寺院、神道の神社、キリスト教の教会…どれも宗教の力が生んだ賜物と言える価値ある建築物ですが、イスラム教のモスクもまた同様です。

歴史こそ世界のモスクには及ばないかもしれませんが、その圧倒的で荘厳な東京ジャーミイの装飾や色彩は、充分見るに値するものです。

また、イスラム教になじみが薄い私たち日本人にとって、東京の真ん中でイスラム教を知ることができるのも大きなポイントです。

イスラム教徒の人口は年々増加し続けており、2020年・東京オリンピックの年には世界全体の人口の4分の1に達すると予想されています。

現在でも日本へのイスラム教徒の観光客は増えていますが、今後も間違いなく増加傾向は続くでしょう。

日本ではイスラム教というとどうしても一部の過激な集団のマイナスなイメージが強いですが、この東京ジャーミイを通じて正しい知識を学ぶことは非常に重要です。

誤った知識や見方を持ったまま「おもてなし」なんてできないですからね。

現代ではインターネットさえあれば何でも調べられる時代ですが、せっかくなら実際に信者が信仰の場として祈りを捧げている東京ジャーミイに足を運んで、その雰囲気を全身で感じて欲しいと思います。

そうすればきっと今まで知らなかったイスラム教の違った一面が発見できるはずです。

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