報国寺

報国寺
photo by @y_michaaaan
美しい竹林の庭で有名なお寺。竹林の中には、お茶屋さんがあり竹林を見ながらお茶をいただけます。竹林から覗く光を浴びて、お茶を飲みながら瞑想してみては?さらに、雑念を消したい人は写経体験や座禅体験もできます。

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報国寺の基本情報


【 住所 】神奈川県鎌倉市浄明寺2−7−4
【アクセス】鎌倉駅よりタクシー約7分、京浜急行バス鎌倉霊園正面前太刀洗・金沢八景行き/ハイランド行き約12分乗車後浄明寺バス下車徒歩3分
【営業時間】9:00~16:00 抹茶の受付は15:30まで※ 年末年始 12/29~1/3 は拝観を休止 ※天候等により拝観を休止する場合があります
【 料金 】拝観料:300円、抹茶(干菓子付): 600円

報国寺
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報国寺 公式ページ

鎌倉の竹の寺「報国寺」はさすがミシュラン三ツ星の観光地だった

関東の古都といえば鎌倉。

常に観光客が絶えない人気の観光地です。

美しい庭が楽しめる長谷寺や勇壮な鶴岡八幡宮、大仏で有名な高徳院、臨済宗建長寺派の大本山である建長寺、あじさいで有名な成就院や明月院、そのほか、鎌倉野菜を使用したグルメ、少し足を延ばせば江の島と様々な楽しみが味わえる鎌倉ですが、どうしても外せないお寺といえば「報国寺」。

「竹寺」の通称でしられる美しい竹林が有名なお寺です。

中にはここを目当てに日本に来る外国人観光客がいるほど世界的に有名な場所でもあり、日本で訪れるべき場所を紹介したあの「ミシュラングリーンガイド」でも三ツ星を獲得しています。

これほど評価の高い報国寺、その魅力の秘密とは一体どのようなものなのでしょうか。

その前にまず、報国寺の基本情報から見ていきましょう。

報国寺の基本情報

報国寺があるのは神奈川県鎌倉市。

アクセスは電車の場合はJR鎌倉駅下車。

鎌倉までは東京駅からならJR横須賀線を利用して約60分、新宿駅からならJR湘南新宿ラインで約53分、藤沢駅から江ノ電を利用すると約34分です。

江ノ電はそれ自体が鎌倉を代表する観光スポットで、沿線にも多くの有名な観光地があるため、鎌倉観光の際にはぜひ一度乗車してみることをオススメします。

鎌倉駅から報国寺まではタクシーで約7分、バスを利用する場合には、京浜急行バスの鎌倉霊園正面前太刀洗・金沢八景行・ハイランド行きで約12分、浄明寺バス停下車後徒歩約3分となっています。

ただし、鎌倉は非常に観光客が混雑する場所でもあり、その混雑が嫌だという人には、京浜急行金沢八景駅からバスを利用することもできます。

その場合には鎌倉駅行きに乗車、浄明寺バス停下車となります。

他にもう寄るところがない、空いている場所を通って行きたいなどという場合には、裏技として覚えておくのもよいでしょう。

マイカーを利用する場合は横浜横須賀道路朝比奈インターチェンジより約10分となっていますが、報国寺の駐車場は限られたスペースで、周辺は住宅地で駐車する場所を見付けるのはなかなか難しい場所です。

できるだけ公共交通機関を利用することをおすすめします。

さて、鎌倉駅から報国寺まで、バスを利用するのもいいですが、おすすめのルートは徒歩。

徒歩の場合にはゆっくり歩くと30分以上かかってしまいますが、急がず観光できる方には鎌倉の街の風情を味わうのにはうってつけです。

途中で小町通りや鶴岡八幡宮、鎌倉宮、瑞泉寺などを観光ルートに組み入れることも可能なので、足に自信のある人にはぜひオススメしたいアクセス方法です。

徒歩の場合には、鎌倉駅を下車したあと、小町通りまたは若宮大路を鶴岡八幡宮方面に直進し八幡宮前の交差点を右折、国道204号線を進むと報国寺入口という交差点が見えてきますので、そこを左折してください。

これが一番わかりやすいルートですが、裏道などを通ってみるのも楽しいものなので、自分なりに路地を入って道を探してみるのもいいでしょう。

報国寺の拝観時間は9:00から16:00となっています。

拝観料は200円。抹茶をお願いする場合には干菓子がついて500円です。

ただし抹茶の受付は15:30まで、混雑時には受付休止となることもあるので注意してください。

定休日はありませんが、12月29日から1月3日の年末年始の期間の拝観は休止となっています。

功臣山報国寺

さて報国寺の詳細を見ていきましょう。

報国寺があるのは鎌倉の閑静な住宅街。その中に緑に覆われた一隅が見えてきます。

そこが功臣山報国寺です。一歩山門を入ると、空気が清浄な空気を感じることができるでしょう。

まずは本堂にお参りしましょう。報国寺は1334年に開山された歴史のあるお寺。

足利尊氏の祖父である足利家時が開基といわれています。

そのため、報国寺は足利家とゆかりの深いお寺で、足利幕府は鎌倉では四代にわたって繁栄しましたがやがて没落、永享の乱で戦いに敗れた足利持氏は近くにある瑞泉寺塔頭永安寺で、その子だった義久はこの報国寺で切腹。

報国寺は関東の足利公方最後の場所ともなっています。

境内には足利家時ほか足利一族の墓や、寺の裏の山側には足利義久がたてこもって最後を迎えたといわれる「やぐら」などを見ることもできます。

報国寺には様々な文化財が多く、本尊である「釈迦牟尼佛」、「開山仏乗禅師坐像」は鎌倉市の指定文化財になっています。

竹林の庭

歴史を感じつつ、本堂で手を合わせたら、いよいよ報国寺の庭を見学しましょう。

報国寺の本堂を左に回ると庭が広がっています。

ここに植えられているのは二千本とも言われる孟宗竹。

見渡す限りの場所が緑に染まっています。

いつ訪れても竹の緑の美しい場所ですが、もし可能なら午前中に訪問することがおすすめです。

というのも、まだ日の高い午前中は高く伸びた竹の先に茂る笹の葉を透かして太陽が降り注ぎ、非常に美しい風景を堪能することができるからです。

さらに報国寺は鎌倉の代表的な観光地から少し距離があるため、早い時間ならほとんど観光客の姿がありません。

竹に囲まれた美しい場所を独り占めにして楽しむことが可能です。

そのため、竹の庭を本当に楽しみたいのなら、できるだけ早い時間の訪問が良いでしょう。

休耕庵

竹の庭を進んでいくと、やがて茶席である「休耕庵」が見えてきます。

入り口で拝観料とともに抹茶券を購入しておくと、ここで抹茶と干菓子が味わえます。

庭園を眺めやすいように湾曲して作られた席からは竹の庭が一望できます。

休耕庵は境内を囲む崖の補強工事のために防災工事が行われ、休耕庵もその一環として補強工事が行われていましたが、以前と同じ姿で復活。

静かにお茶が楽しめるようになりました。

休耕庵で鎌倉彫の盆に載って供される抹茶と干菓子の味はまさに格別。

竹の揺れる音に耳を澄ませばまさに別世界の気分を楽しめることでしょう。

また竹の間からは小さな滝を望むこともでき、ここがミシュランの三ツ星を獲得した理由がわかるような気がしてきます。

枯山水の日本庭園

さらに報国寺といって忘れてはいけないのが枯山水の日本庭園。

砂と石、そして緑だけで日本の山水を表現した庭は見事の一言です。

枯山水の庭といえば京都の龍安寺や銀閣寺などが有名ですが、こちらの庭も非常に有名な場所なので、報国寺を訪れたときにはぜひ竹の庭だけでなくこちらの庭も楽しんでいただきたいと思います。

また報国寺で美しいのは「苔」。庭のあちこちに点在する美しい苔は、境内ではすべて合わせると数十種類に及ぶそうです。

座禅会

もっと報国寺に興味が出てきたなら、座禅会に参加するというのもいいでしょう。

報国寺では、毎週日曜日の午前7:00から一般の人でも参加できる座禅会を実施しています。

時間は8:00から10:30となっています。

朝の静けさの中で無心になるひと時は、日常とはかけ離れた貴重な時間になるでしょう。

ただ、報国寺の座禅会は観光ではなく修行の場。

ホームページにも「ある程度厳しい座禅会なので、多少の覚悟を持ってお越しください」と記載されていますので、遊び気分で参加するのは遠慮したほうがよさそうです。

また一度参加した場合には、途中退場は原則不可となっているので注意してください。

春先には梅やツバキ、初夏にはオオデマリが白い花を咲かせ、秋には見事な紅葉も楽しめる報国寺。

一度といわず、何度も訪れたくなってしまう、鎌倉の神髄のような場所なので、鎌倉観光の際はぜひ訪問していただきたいと思います。

座禅会の参加費

無料

座禅会の所要時間

約3時間

報国寺

拝観の注意点

拝観休止日は12/29~1/3なので、お立ち寄りの際はお気を付けください。

天候によっても拝観が休止になる時があるそうです。

写真撮影に三脚を使われてないでくださいと公式ホームページに書かれています。

竹に囲まれて風情がある道なので、そんなに広くないためでしょう。

あと、写真撮るのが少し難しいですね。

竹が立派に天高く聳え立っているので、写真を見るだけでは、これを見ながらお抹茶?となってしまってあまり伝わらないかもしれません。

筆者も前に行った時に撮った写真を探して見ましたが、いまいちザ・竹みたいになってしまって魅力が出し切れていません。

つまり、逆を言えば写真ではなく、あの美しさは実際に見て味わうことに価値がある場所だと思います。

服装は鎌倉を歩いて回るなら、歩きやすい恰好が良いです。

山道もありますので、ヒールとかきれい系の靴だと足を痛くしてしまうと思います。

また、季節はいつでも良いところですが、夏場は非常に暑い中を長時間歩くことになるので、必ず水分補給をしましょう。

また、夏場は長時間歩くので、真っ黒く鎌倉散歩や消しますのでこちらも注意です。

いかに自然に囲まれ日陰がおおいといえども、対策はして行きましょう。

歴史ある場所

鎌倉はどこを見ても歴史あるところではありますが、ここには竹林を抜けたところにやぐらがあります。

こちらは鎌倉時代のお墓です。

戦に敗れ、報国寺にて自刃した武将もいます。

報国寺を入ったところにお寺の歴史は書いてあります。

ぜひ拝観した際には読んで、歴史を感じてみましょう。

こういう歴史が書いてある看板は、報国寺に限らずいろんなお寺にありますので、読んで通ることをお勧めいたします。

風情ある竹の庭とお抹茶

境内に竹林があります。

涼しく日陰になっていて、竹を見ながらお抹茶を飲む席があります。

この竹林は古からあるそうです。

竹を見ながらお抹茶、というのも少し変わっていますが、風情があって良いですよ。

行けば納得できる景色だと思います。

竹林に壮大さと奥行き、厳かさを感じます。

お抹茶も渋くて美味しいですし、お菓子も美味しいです。

こういうお寺についているお菓子って美味しいですよね。

感想レポート

細い竹に囲まれた道を歩いていく………日常から切り取られた静けさにどこまでも続くような気がする深々とした竹林は、古くは竹取物語のせかい、あるいは時代劇の一コマのような世界へ、私たちを連れて行ってくれます。

上記でも述べましたが、筆者は夏の暑い時期に向かいました。

報国寺の先にもほかの回る予定のお寺はつづきますし(鎌倉には本当にたくさんのお寺がありますので、一回ですべてを回るのは不可能かと思います)、少々うんざりしていました。

鎌倉に何度も行っていますが、こちらの方は大人になってから行きました。

お子さんの足には少し厳しいと思いますので、バス等を利用した方がいいでしょう。

そこで、目的地の報国寺についたとき、びっくりしました。

本当にお寺の中に竹林、そして竹を見ながらのお抹茶飲みは一際美味しいこと間違いなしです。

驚きつつも腰かければふとやすまるひと時でした。

また行きたいと思いつつも、少し離れているためぶらりとはいけないのが難点でしょうか。

でも、鎌倉の数あるお寺の中で報国寺はすぐに思い浮かぶ、あの、竹、竹、竹!の印象深いお寺です。

なんでこんなに竹を連呼するのかは、きっとそのお寺に足を踏み入れたらわかるでしょう。

鎌倉でおすすめできる名所の一つです。

功臣山 報国寺・お勧めポイントまとめ

歴史ある場所

こちらも鎌倉の歴史がある場所です。

武士の歴史、鎌倉時代から残るお墓があります。

歴史とのつながりを感じられるでしょう。

報国寺に入ったところに書いてある歴史の看板はぜひ読んでください。

風情ある竹の庭とお抹茶

竹を見ながら抹茶というのは少し不思議な感じもしますが、ここに来れば納得です。

混雑時は提供を休止してしまうようですが、もしもやっていましたらここで一休みしていきましょう。

抹茶もお菓子も美味しいです。

思い出に残るお寺になるでしょう。

筆者も知らなかったのですが、なんとミシュラン・三ツ星のスポットだそうです。

先の東京オリンピックに向けて、これからどんどん外国人観光客が増えると思いますので、ぜひ、外国の方を鎌倉に案内できたらいいですね!

あと、意外と抹茶は外人さん受けがいいです。

筆者はイタリアのボローニャというたくさんの移民がいる多国籍な都市に留学していますが、そこでイベントにて抹茶(インスタントですが)を配ったところ、好きな方はマッチャー!と喜ぶのはもちろん、飲んだことない人も恐々と試飲してみたところ、大抵の人は気に入りました。

気に入らない理由は強すぎるとかでしたね。

全部は飲めなくても味は気に入られる方もいました。

ですので、鎌倉には他にも抹茶をのみながら休めるスポットがたくさんありますが、ぜひ、世界から注目されているミシュランの評価されたことですし、歴史を感じ、竹を見ながら風情ある抹茶飲みも鎌倉周りに外せないこと間違いなしです。

もちろん、外国の方だけでなく、日本人も楽しめるスポットです。

日本の歴史と風情を感じられる鎌倉が、どんどん世界中に広まったら嬉しいですね。

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