狸谷山不動院

狸谷山不動院
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厄除けや交通安全、ガン封じに効くとされているこちらの神社。境内の中には宮本武蔵が修行したという滝もあります。また、こちらの神社は名前にあやかって狸の像が至る所にいて、お守りも狸になっていて可愛いですよ。

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狸谷山不動院の基本情報


【スポット】狸谷山不動院
【ふりがな】たぬきだにさんふどういん
【 住所 】京都府京都市左京区一乗寺松原町6
【アクセス】叡山電鉄叡山本線 一乗寺駅 徒歩約20分
【最寄り駅】一乗寺駅
【営業時間】8:00~17:00
【 料金 】無料
【クーポン】なし


公式ページ

タヌキだらけのパワースポット!「狸谷山不動院」

お蕎麦屋さんやうどん屋さん、骨とう品のお店などの前に置かれている「タヌキの置き物」。

愛嬌のあるちょっととぼけた顔が魅力です誰もが一度は見たことがあるはずが、でも、なぜタヌキの置き物がお店の前に置いてあるのでしょう?

「他を抜く」という意味があるともいわれますが、実はタヌキは古来からお金の精であるともいわれています。

それだけでなく、タヌキは思いがけない不幸から身を守ってくれるご利益もあるとか。

そしてそんなタヌキの置き物がたくさん集まってくるお寺が京都にあります。それが「狸谷山不動院」です。

狸谷山不動院へのアクセス

狸谷山不動院があるのは京都市左京区。車でアクセスする場合は、名神高速道路を京都南インターで降りて約40分、京都東インターなら約30分です。

お寺の境内には約150台分の無料駐車場があるので車での訪問も便利です。

公共交通機関を利用する場合には、JR京都駅からなら、市バスの5系統岡崎公園、平安神宮、銀閣寺・岩倉行きに乗車、一条寺下り松町下車で、約50分。

地下鉄の四条烏丸駅、阪急電車の烏丸駅からの場合は、市バスの5系統岡崎公園、平安神宮、銀閣寺・岩倉行きに乗車、一条寺下り松町下車で約40分。

地下鉄の北大路駅からの場合は市バスの北8系統に乗車、修学院松ヶ崎駅行き、一条寺下り松町下車で約15分。

阪急電車の河原町駅からは市バスの5系統岡崎公園、平安神宮、銀閣寺・岩倉行きに乗車、一条寺下り松町下車で約30分。

京阪電車の三条駅からは市バスの5系統岡崎公園、平安神宮、銀閣寺・岩倉行きに乗車、一条寺下り松町下車で約25分です。

狸谷山不動院へは叡山電鉄の一乗寺駅からもアクセスすることができます。こちらは約3キロと少々距離がありますが、周辺は古い京都の風情や郊外の自然が楽しめる街並みとなっています。

またそれほど観光客も多くないので、少し休憩しながらゆっくりと散歩がてらに歩いていくのもよいでしょう。

狸谷山不動院の基本情報

狸谷山不動院の拝観・開館時間は朝の9:00から夕方の16:30です。入山料は600円。

境内をゆっくり見学するには、約60分ほどかかります。

狸谷山不動院を訪れるときの注意点

狸谷山不動院は修行のためのお寺でもあります。そのため、あまり派手な服や露出の多いファッションで訪問することはやめたほうがいいでしょう。

また境内には階段が非常にたくさんあります。お寺の周辺も、ちょっとした坂道や山道になっているので、かかとの高い靴よりは歩きやすいスニーカーや軽めの登山靴などを履いているほうがいいでしょう。

狸谷山不動院の由来

狸谷山不動院は地域の人からは「たぬきだにのお不動さん」として親しまれているお寺です。

このお寺ができたのは1715年といわれています。仏教を通じて社会に貢献していた僧侶であった朋厚房正禅法師という人物が、衆生の場所を探していたところ、一条寺の狸谷と呼ばれていた場所に洞窟を見つけました。

中に入ってみたところ、洞窟の奥深くに仏様の像を見つけます。これは鎌倉時代の1249年に安置されたものだといわれ、それに縁を感じた法師はこの場所を修行の場と決め、狸谷山が開山しました。

そうして修行を続ける中で、法師は自ら刻んだ本尊を設置します。これは平安時代に鬼門を守護するとして祀られていたタヌキ不動明王と同じ姿と言われ、それを境に村人たちの人気と信仰を集めるようになっていきました。

狸谷山不動院の見どころ

「交通安全自動車祈祷殿」不動院は災難除けとして知られていますが、交通事故から身を守る交通安全のお寺でもあるのがこちらの狸谷山不動院。

そのため、車でお参りできる「交通安全自動車祈祷殿」が設けられています。

ドライブスルーのお寺としても大きな話題になっていますが、ご利益もあるということで、新しく車やバイクを購入した場合の安全を祈願する場所としてとても人気を集めています。

「白龍弁財天」ここでは「白龍弁財天」が祀られ、信仰を集めています。それぞれの願いを祈願するため、とてもたくさんの鳥居が並んでいて、海外から日本を訪れる訪日観光客にも撮影スポットとして知られています。

「お迎え大師」本堂に向かう途中には、いくつも大きな階段がありますが、その途中には弘法大師像が設置されています。

全国で修業の旅をつづけた弘法大師にならって足腰の健康を願う場所になっています。

そのため、弘法大師の足元に「健脚わらじ」を奉納していく人も多く、弘法大師像の足元や着物のすそには、無数のわらじがぶら下がっています。

「弘法大師光明殿」弘法大師が祀られている大師堂です。お堂の周囲には、四国八十八か所霊場の「お砂踏」があります。

こちらは各霊場から集められたと言われる砂が置かれている場所で、それぞれを踏んでいくと八十八か所の霊場を巡ったのと同じ功徳があると言われています。

「ウスサマ明王」強い火で不浄なものを浄化すると言われているのが「ウスサマ明王」。

こちらは不浄なものを清めるということから「トイレの神様」として信仰されています。

全国でも、トイレの神様というのは非常に珍しいため、訪れる人も後を絶ちません。「三社明神堂」三社明神というのは衣食住を司る三柱の神様です。

そのため、ここにお参りすれば暮らしに困ることはないと言われています。また「住」の白玉折木大明神は、「愛」の神様でもあるため、恋愛祈願や家庭運の向上を求めてお参りする人も数多いと言われるパワースポットになっています。

「宮本武蔵修行の滝」狸谷山不動院の中でも一番人気のある場所がこちら、宮本武蔵の修行の滝です。

ここは剣の達人宮本武蔵が吉岡清十郎一門と一条寺下り松で決闘を行う前に修業を行ったという場所。

当時は滝に打たれて修業をし、煩悩に打ち勝つすべを身につけたと言われています。

現在は滝はなく修業は出来ませんが、身体を清めて不動明王の活力が授かる場所として人気を集めています。

「本堂」狸谷山不動院の本尊である不動明王を祀っている本堂です。本堂の中には、触れると活力がみなぎるという「巨大念珠」が設置されています。

さらに建物からは京都市内を一望することができます。「タヌキの置き物」狸谷山不動院は狸の寺だけあって、あちこちにタヌキの置き物がいます。

ちょっとした道の脇など、すき間には必ずタヌキがいると言っても間違いのないほど。タヌキが好きな人はもちろん、タヌキにご利益を求めている人にはおすすめです。

狸谷山不動院のお守り

お寺に行ったときにはお守りやお札を買うという人も多いはずです。

狸谷山不動院での人気があるのは、やはり「狸のお守り」。悪いものを追い返し、金運や商売繁盛にも効果があると言われています。

また災いを封じてくれるお不動様のご利益から、ガン封じ・難病よけのお札といわれる「なで御幣」、身体の悪い部分にあてるとそこを守ってくれるという「腹帯患部守護符」なども人気があるといいます。

イベントにも注目

狸谷山不動院では、節目節目で行事が行われています。特に1月に行われる「初不動祭」は、京都の三大初まいりと呼ばれる行事です。

そのほか、夏に行われる「狸谷山火渡り祭」はお札を焚いた火の上を歩くイベント。子供も挑戦することもあり、多くの人が集まります。

地域の人だけでなく、日本中からご利益を求めて人が集まる「狸谷山不動院」は、新しい人気パワースポットになりそうです。

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